JP2009053943A - 多言語表示対応メニュー画面作成支援システム、および多言語表示対応メニュー作成支援プログラム - Google Patents

多言語表示対応メニュー画面作成支援システム、および多言語表示対応メニュー作成支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メニュー画面を構成する部品に複数言語の文字を適切に収め、部品をメニュー画面に適切に収める。
【解決手段】メニュー画面を構成する部品に表示するための文字列を複数の言語毎に対応付けた多言語文字列データベース155を備え、部品に設定された文字列に対応付けられた複数言語の文字列の表示に必要な領域のうち、最大の表示領域である最大文字列領域を取得し、部品の描画領域より大きい場合に、最大文字列領域が部品の描画領域に収まるように部品のサイズを変更する。サイズ変更後の部品がメニュー画面の領域外にはみ出る場合には、サイズ変更後の部品がメニュー画面の領域内に収まるようにサイズ変更後の部品の位置を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に組み込むメニュー画面の設計支援に係り、特に、多言語表示に対応した多言語表示対応メニュー画面作成支援システム、および多言語表示対応メニュー作成支援プログラムに関する。
近年、情報家電等の電子機器の多くは、液晶表示装置等の表示画面を備え、ユーザからの操作をメニュー形式で受け付けるグラフィカル・ユーザ・インタフェース(以下「GUI」)を採用している。メニュー形式のGUIでは、メニュー画面内に、いわゆるボタンと呼ばれる矩形等の図形が複数配置され、各ボタンに、そのボタンの機能を示す文字列が表示される。
このため、電子機器の開発に際しては、電子機器の制御用プログラムに加え、メニュー画面の設計を行なう必要がある。従来、メニュー画面の設計は、電子機器の制御用プログラムの開発に含めて行なわれていたため、メニュー画面を修正する場合には、制御用プログラム本体を修正する必要があり、煩雑な作業を強いられていた。
この不便さを解消するため、特許文献1には、メニュー画面の作成を制御用プログラムの作成と独立させ、メニュー画面を編集するためのユーザインタフェースを提供し、編集されたメニュー画面の画面データと遷移制御プログラムを自動作成するシステムが開示されている。
また、特許文献2には、メニュー画面に表示される文字列リソースを実行ファイルと分離させ、多言語表示に対応させるとともに、メニューを表示する際に、文字列リソースから取得した文字列の長さに応じて、文字列を表示させる表示領域を自動設定することが開示されている。
特開2004−240644号公報 特開2003−186790号公報
従来の技術を用いて、多言語表示対応のメニュー画面を自動生成しようとすると、文字列が収まるように文字列の長さに応じて表示領域が自動調整されてしまう。このため、メニュー画面のレイアウトが設計者の意図どおりにならなかったり、自動調整の結果表示領域が大きくなり、メニュー画面からはみ出してしまうおそれがある。特に、小型の液晶表示装置が備えられ、メニュー画面の表示領域に制限のある家電等の電子機器では、メニュー画面内に適切に部品を収めることが重要である。
本発明は、メニュー画面を構成する部品に複数言語の文字を適切に収め、部品をメニュー画面に適切に収めることができる多言語表示対応メニュー画面作成支援システム、および多言語表示対応メニュー作成支援プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る多言語表示対応メニュー画面作成支援システムは、メニュー画面を構成する部品に表示するための文字列を複数の言語毎に対応付けた多言語データベースと、設計対象のメニュー画面上に部品の配置を受け付け、文字列の設定を受け付ける入力受付手段と、前記受け付けた文字列に対して、前記多言語データベースにおいて対応付けられている複数言語の文字列の表示に必要な領域のうち、最大の表示領域である最大文字列領域を取得する最大文字列領域取得手段と、前記取得した最大文字列領域と前記配置された部品の描画領域とを比較する比較手段と、前記最大文字列領域が前記部品の描画領域より大きい場合には、前記最大文字列領域が前記部品の描画領域に収まるように前記部品のサイズを変更し、サイズ変更後の前記部品が前記メニュー画面の領域外にはみ出る場合には、サイズ変更後の前記部品が前記メニュー画面の領域内に収まるようにサイズ変更後の前記部品の位置を変更する部品情報変更手段と、を備えることを特徴とする。
これにより、メニュー画面を構成する部品に複数言語の文字を適切に収め、部品をメニュー画面に適切に収めることができるようになる。
ここで、前記比較手段は、前記最大文字列領域が前記部品の描画領域より大きい場合に、前記部品のサイズを変更するか否かの指示の入力を促し、サイズを変更しない指示を受け付けた場合に、前記部品のサイズ変更に代えて、前記最大文字列領域に対応する文字列が前記部品の描画領域に収まるように、文字列の表示サイズを小さくする文字列情報変更手段をさらに備えるようにしてもよい。
これにより、設計者の意図に反して部品のサイズや位置が変更されることを防ぐことができる。
上記課題を解決するため、本発明に係る多言語表示対応メニュー画面作成支援プログラムは、コンピュータを、コンピュータを、メニュー画面を構成する部品に表示するための文字列を複数の言語毎に対応付けた多言語データベースと、設計対象のメニュー画面上に部品の配置を受け付け、文字列の設定を受け付ける入力受付手段と、前記受け付けた文字列に対して、前記多言語データベースにおいて対応付けられている複数言語の文字列の表示に必要な領域のうち、最大の表示領域である最大文字列領域を取得する最大文字列領域取得手段と、前記取得した最大文字列領域と前記配置された部品の描画領域とを比較する比較手段と、前記最大文字列領域が前記部品の描画領域より大きい場合には、前記最大文字列領域が前記部品の描画領域に収まるように前記部品のサイズを変更し、サイズ変更後の前記部品が前記メニュー画面の領域外にはみ出る場合には、サイズ変更後の前記部品が前記メニュー画面の領域内に収まるようにサイズ変更後の前記部品の位置を変更する部品情報変更手段として機能させる。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態である多言語表示対応メニュー画面作成支援システム100の構成を示すブロック図である。本図に示すように、多言語表示対応メニュー画面作成支援システム100は、入力部110、メニュー画面設計部120、組込みコード生成部130、画面設計情報データベース140、多言語処理部150を備えている。なお、多言語表示対応メニュー画面作成支援システム100は、上記の各機能部としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム(多言語表示対応メニュー画面作成支援プログラム)をインストールした汎用のコンピュータを用いて構成することができる。
入力部110は、マウス、キーボード等の入力装置を介して設計者からの操作指示を受け付ける。メニュー画面設計部120は、GUIを提供する機能部であり、入力部110が受け付けた操作指示に基づいて、ボタン等の部品や文字列などを画面上に配置し、メニュー画面の作成支援を行なう。メニュー画面を構成する部品等の情報は、メニュー画面情報として画面設計情報データベース140に記録される。組込みコード生成部130は、メニュー画面設計部120で作成されたメニュー画面情報に基づいて組込みコードを生成する。組込みコードは、例えば、C言語、C++言語、XML等で記述され、従来の技術を用いて生成することができる。
多言語処理部150は、メニュー画面設計部120が、配置された部品に対して文字列の設定を受け付けた場合に、多言語表示を可能とするとともに、多言語表示を行なった場合に、部品から文字列がはみ出さないように部品の大きさあるいは文字列のフォントサイズを調整したり、大きさを調整された部品がメニュー画面からはみ出さないように部品の再配置を行なう。
このため、多言語処理部150は、文字列検索部151、描画範囲比較部152、部品情報変更部153、文字列情報変更部154、多言語文字列データベース155を備えている。
多言語文字列データベース155は、図示するように、メニュー画面に配置される部品に設定される文字列を複数の言語に対応付けたデータベースである。つまり、複数言語の同義文字列を対応付けている。複数の言語155aには識別子として言語IDが付され、本例では、言語ID「L01」は日本語を示し、言語ID「L02」は英語を示し、言語ID「L03」はフランス語を示している。もちろん、取り扱う言語はこれらに限られない。
また、文字列には文字列ID155bが付され、本例では、日本語で「画質」を示す文字列は、文字列ID「W001」に対応し、英語では「Quality」、フランス語では「Qualite」であることが示されている。各文字列は、メニュー画面の設計に先立ち、あらかじめ登録しておく。また、メニュー画面設計中に設計者が登録することもできる。
さらに、本実施形態では、文字列ID155b毎に、最大文字列範囲情報として最大幅155cと最大高さ155dとが対応付けられている。これは、所定の基準サイズのフォントを用いて各言語の文字列を表示した際に、最も表示幅の大きい文字列の幅と、最も表示高さの大きい文字列の高さを示す情報である。すなわち、最大幅155cと最大高さ155dの最大文字列範囲を有する表示領域であれば、どの言語の文字列を表示しても、文字列が表示領域からはみ出ることはない。
なお、最大幅155cと最大高さ155dは、設計者が多言語文字列データベース155に文字列を登録した際に、フォント情報を用いて自動的に算出して記録するようにしてもよいし、文字列の登録時には記録せずに、後述する文字列の検索時に算出するようにしてもよい。この場合、多言語文字列データベース155に最大幅155cと最大高さ155dの項目は必ずしも設ける必要はない。
多言語処理部150の文字列検索部151は、メニュー画面設計時に、設計者がボタン等の部品に文字列を設定すると、多言語文字列データベース155を参照して、その文字列に対応する文字列ID155bと、最大幅155cおよび最大高さ155dで定まる最大文字列範囲とを取得する。設計者が設定する文字列は、どの言語であってもよい。設計者が設定した文字列が多言語文字列データベース155に登録されていない場合には、その旨を設計者に通知し、新規登録を促すことが望ましい。
なお、多言語文字列データベース155に最大幅155cと最大高さ155dの項目が設けられていない場合には、文字列検索部151が各文字列の幅と高さを算出して、最大幅と最大高さで定まる最大文字列範囲を取得する。
描画範囲比較部152は、文字列が設定された部品の表示領域の幅および高さに応じて定まる文字列描画範囲と、設定された文字列の最大文字列範囲とを比較し、比較結果に応じて、設定された文字列が部品の表示領域に収まり、また、部品がメニュー画面内に収まるための処理を行なう。具体的な処理内容については後述する。
部品情報変更部153は、部品に設定された文字列の最大文字列範囲が、部品の表示領域である文字列描画範囲に収まるように、部品の幅および高さを変更する。なお、部品の文字列描画範囲は、部品の大きさに応じて定められる範囲で、例えば、ボタンの外枠で囲まれる領域とすることができる。文字列描画範囲は、幅と高さとで示される。本例では、部品の左上座標を固定して部品の幅および高さを変更するものとする。もちろん、他の座標を固定してもよい。さらに、部品情報変更部153は、部品の幅および高さを変更した結果、部品がメニュー画面からはみ出した場合に、部品がメニュー画面に収まるように部品の位置を変更する。
文字列情報変更部154は、最大文字列範囲の文字列が部品の表示領域である文字列描画範囲に収まるように、文字列のフォントサイズを変更する。文字列のフォントサイズの変更は、最大文字列範囲が部品の文字列描画範囲に収まらない場合に、設計者が、メニュー画面デザイン上の制約や、使用勝手等を考慮して、部品のサイズ、配置を変更したくないときに行なう。
画面設計情報データベース140に記録される部品の情報には、部品の識別子、部品のサイズと位置を特定するための左上座標と右下座標、部品に設定された文字列の文字列ID、表示する文字列のフォントサイズ情報、部品がクリックされた場合の動作情報等が含まれる。
次に、多言語表示対応メニュー画面作成支援システム100を用いたメニュー画面作成処理の概要について図2のフローチャートを併せ参照して説明する。
メニュー画面作成処理では、まず、作成するメニュー画面に関する設定を行なう(S101)。メニュー画面に関する設定では、組込みコードの対象となる電子機器の表示画面のサイズの設定が行なわれる。表示画面のサイズの設定は、例えば、表示領域の左上を原点として、右下の座標を設定することで行なうことができる。また、設計時における表示用の言語の設定を行なう。設計時における表示用の言語は、設計者の便宜のためであり、ユーザの使用時における表示言語とは別である。
表示画面のサイズが設定されると、メニュー画面設計部120はそのサイズに対応した領域を作成対象のメニュー画面として表示して、GUIを利用して設計者に部品の配置を促す。
設計者が、メニュー画面にボタン等の部品を配置すると、その部品に関する情報を画面設計情報データベース140に保存する(S102)。部品の配置の際には、部品のサイズを任意に設定することができる。設計者は、配置した部品に対して、文字列を設定することができる。設定された文字列は部品内に表示言語として設定された言語で表示されるため、その部品の機能を示す文字列を設定するようにする。
配置された部品に対して文字列が設定されると(S103:Yes)、多言語文字列データベース155を参照して、設定された文字列に対応する最大文字列範囲を取得する(S104)。最大文字列範囲は、最大幅と最大高さとで示される。
そして、取得した最大文字列範囲と、配置された部品の文字列描画範囲とに基づいて、部品あるいは文字列の調整を行なう(S105)。この処理の具体的な内容については後述する。
以上の処理を全部品の配置を終了するまで繰り返し(S106)、全部品の配置が終了すると、作成されたメニュー画面に基づいて組込みコードを生成する(S107)。この組込みコードは、電子機器に格納され、ユーザにメニュー形式のユーザインタフェースを提供する。電子機器では、ユーザが表示言語を設定することができ、設定された表示言語で、メニュー表示が行なわれる。なお、全部品の配置を完了させる前に、作成途中のメニュー画面に基づいて組込みコードを生成させるようにしてもよい。このようにすることで、メニュー画面の設計途中段階でも、電子機器上で画面の見栄えを確認することができる。
つぎに、上述の部品・文字列の調整処理(S105)の具体的な内容について図3のフローチャートを併せ参照して説明する。
部品・文字列の調整処理では、部品の文字列描画範囲と最大文字列範囲とを比較して、最大文字列範囲が文字列描画範囲に収まるかどうかを判断する(S1051)。なお、最大文字列範囲と文字列描画範囲との比較は、幅(X軸方向)と、高さ(Y軸方向)とを独立に判断し、独立に調整を行なう。
その結果、最大文字列範囲が文字列描画範囲に収まる場合(S1051:Yes)は、その部品に対しては、部品・文字列の調整は行なわず、設計時における表示用の言語として設定された言語で、設定された文字列を部品内に表示する(S1058)。また、設定された文字列の文字列IDを画面設計情報データベース140に保存する(S1059)。つまり、組込みコード中では、部品に設定された文字列は文字列IDで表現される。
一方、最大文字列範囲が文字列描画範囲に収まらない場合(S1051:No)は、設定された文字列が、表示言語によっては部品からはみ出ることを設計者に通知し、文字列が部品に収まるように部品のサイズを大きくするかどうかを問い合わせる(S1052)。設計者は、画面デザイン上の制約や、使用勝手等を考慮して、部品のサイズを大きくしてもよいかを判断する。
その結果、設計者が部品のサイズ変更を了承した場合(S1053:Yes)には、最大文字列範囲が文字列描画範囲に収まるように、部品サイズを変更する(S1054)。ここで、部品サイズの変更について、図4を参照して説明する。本図では、幅(X軸方向)のサイズ変更を例に説明するが、高さ(Y軸方向)のサイズ変更についても同様に行なうようにする。上述のように、幅のサイズ変更と高さのサイズ変更とは独立に行ない、いずれか一方、あるいは両方を変更することができる。ただし、幅のサイズ変更と高さのサイズ変更とを独立に行なわず、縦横比を保ったままサイズ変更を行なうようにしてもよい。
図4(a)に示すように、配置された部品200は、左上座標(x1,y1)と右下座標(x2,y2)でその位置とサイズを特定することができる。ここでは幅が「50」であったとする。
図4(b)に示すように、設計者がこの部品200に対して「画質」という文字列を設定したとする。文字列検索部151は、多言語文字列データベース155を参照して、「画質」という文字列の最大文字列範囲として幅「70」、高さ「10」を取得する。ここでは、英語の「Quality」が最大幅70を有する文字列であるとする。
そこで、描画範囲比較部152は、最大文字列範囲が文字列描画範囲に収まらないことを設計者に通知する。設計者が部品200のサイズ変更を了承したとすると、部品情報変更部153が部品200のサイズ変更を行なう。ここでは、図4(d)に示すように、部品200の左上座標(x1,y1)を固定して、文字列描画範囲の幅が、最大文字列範囲の幅「70」になるように広げ、右下座標を(x3,y2)に変更する。これにより、どの言語表示を行なっても、部品内に文字列が収まることになる。
部品のサイズを変更すると、変更後の部品がメニュー画面内に収まるかどうかを判断する(S1055)。なぜならば、部品サイズの変更は、部品の右下座標を右方向(幅を広げた場合)あるいは下方向(高さを広げた場合)に広げるため、変更後の部品の一部がメニュー画面からはみ出る場合が起こり得るからである。特に、メニュー画面の表示領域に制限のある家電等の電子機器ではこのような状況が起きやすい。なお、この判断は、変更後の部品の右下座標と、メニュー画面の表示領域の右下座標とを比較することで行なうことができる。
その結果、変更後の部品がメニュー画面内に収まる場合(S1055:Yes)には、設計時における表示用の言語として設定された言語で、設定された文字列を部品内に表示する(S1058)。また、設定された文字列の文字列IDおよびサイズ変更後の部品情報を画面設計情報データベース140に保存する(S1059)。
一方、変更後の部品がメニュー画面内に収まらない場合(S1055:No)には、部品の位置調整を行なう(S1056)。ここで、部品の位置調整について、図5を参照して説明する。本図では、横(X軸方向)の位置調整を例に説明するが、縦(Y軸方向)の位置調整についても同様に行なうようにする。なお、横の位置調整と縦の位置調整とは独立に行ない、いずれか一方、あるいは両方を調整することができる。
図5(a)に示すように、サイズ変更後の部品200の右下座標(x3,y2)のx座標値が、メニュー画面220の右下座標(Xmax,Ymax)のx座標値より大きく、右方向にはみ出しているとする。
この場合、図5(b)に示すように、部品200の右下座標がメニュー画面220内に収まるように部品200の位置を調整する。例えば、部品200の右下のx座標値がXmaxとなるように、左方向に移動する。このとき、部品200のサイズは保持する。もちろん、部品の右辺をメニュー画面の右辺と一致させずに、さらに内側に来るように移動させてもよい。なお、メニュー画面220に所定間隔のグリッドを定めておいて、グリッドを基準にサイズ調整、位置調整を行なうようにしてもよい。
このような調整をおこなうことで、どの言語表示を行なっても、部品内に文字列が収まるのに加え、部品をメニュー画面内に収めることができるようになる。
部品位置調整(S1056)を終えると、設計時における表示用の言語として設定された言語で、設定された文字列を部品内に表示する(S1058)。また、設定された文字列の文字列ID、サイズ変更および位置調整後の部品情報を画面設計情報データベース140に保存する(S1059)。
また、設計者が部品のサイズ変更を了承しない場合(S1053:No)には、部品のサイズを変更せずに、フォントサイズの調整を行なう(S1057)。ここで、フォントサイズの調整について図6を参照して説明する。
図6(a)に示すように、設計者が幅「50」の部品200に対して「画質」という文字列を設定したとする。文字列検索部151は、多言語文字列データベース155を参照して、「画質」という文字列の最大文字列範囲として幅「70」、高さ「10」を取得する。ここでは、英語の「Quality」が最大幅70を有する文字列であるとする。
そこで、描画範囲比較部152は、最大文字列範囲が文字列描画範囲に収まらないとして設計者に通知を行なう。設計者が部品200のサイズ変更を了承しないすると、文字列情報変更部154がフォントサイズ調整を行なう。
フォントサイズ調整では、図6(b)に示すように、最大文字列範囲の文字列が文字列描画範囲に収まるように、フォントサイズを小さく調整する。このとき、文字列描画範囲に収まる範囲でなるべくフォントサイズは大きい方が望ましい。なお、より小さい表示を行なえる他のフォントに変更するようにしてもよい。
そして、図6(c)に示すように、設計時における表示用の言語として設定された言語で、設定された文字列を、調整後のフォントサイズで部品200内に表示する(S1058)。このとき、部品200のサイズおよび位置は変更しない。また、設定された文字列の文字列IDおよび調整後のフォントサイズ情報を画面設計情報データベース140に保存する(S1059)。
以上示したように、本実施形態によれば、メニュー画面を構成する部品に複数言語の文字を適切に収め、部品をメニュー画面に適切に収めることができる。
本発明の実施形態の多言語表示対応メニュー画面作成支援システム100の構成を示すブロック図である。 メニュー画面作成処理の概要を説明するためのフローチャートである。 部品・文字列の調整処理を説明するためのフローチャートである。 部品のサイズ調整を説明するための図である。 部品の位置調整を説明するための図である。 フォントサイズ調整を説明するための図である。
符号の説明
100…多言語表示対応メニュー画面作成支援システム、110…入力部、120…メニュー画面設計部、130…組込みコード生成部、140…画面設計情報データベース、150…多言語処理部、151…文字列検索部、152…描画範囲比較部、153…部品情報変更部、154…文字列情報変更部、155…多言語文字列データベース

Claims (3)

  1. メニュー画面を構成する部品に表示するための文字列を複数の言語毎に対応付けた多言語データベースと、
    設計対象のメニュー画面上に部品の配置を受け付け、文字列の設定を受け付ける入力受付手段と、
    前記受け付けた文字列に対して、前記多言語データベースにおいて対応付けられている複数言語の文字列の表示に必要な領域のうち、最大の表示領域である最大文字列領域を取得する最大文字列領域取得手段と、
    前記取得した最大文字列領域と前記配置された部品の描画領域とを比較する比較手段と、
    前記最大文字列領域が前記部品の描画領域より大きい場合には、前記最大文字列領域が前記部品の描画領域に収まるように前記部品のサイズを変更し、サイズ変更後の前記部品が前記メニュー画面の領域外にはみ出る場合には、サイズ変更後の前記部品が前記メニュー画面の領域内に収まるようにサイズ変更後の前記部品の位置を変更する部品情報変更手段と、
    を備えることを特徴とする多言語表示対応メニュー画面作成支援システム。
  2. 請求項1に記載の多言語表示対応メニュー画面作成支援システムであって、
    前記比較手段は、前記最大文字列領域が前記部品の描画領域より大きい場合に、前記部品のサイズを変更するか否かの指示の入力を促し、
    サイズを変更しない指示を受け付けた場合に、前記部品のサイズ変更に代えて、前記最大文字列領域に対応する文字列が前記部品の描画領域に収まるように、文字列の表示サイズを小さくする文字列情報変更手段をさらに備えることを特徴とする多言語表示対応メニュー画面作成支援システム。
  3. コンピュータを、
    メニュー画面を構成する部品に表示するための文字列を複数の言語毎に対応付けた多言語データベースと、
    設計対象のメニュー画面上に部品の配置を受け付け、文字列の設定を受け付ける入力受付手段と、
    前記受け付けた文字列に対して、前記多言語データベースにおいて対応付けられている複数言語の文字列の表示に必要な領域のうち、最大の表示領域である最大文字列領域を取得する最大文字列領域取得手段と、
    前記取得した最大文字列領域と前記配置された部品の描画領域とを比較する比較手段と、
    前記最大文字列領域が前記部品の描画領域より大きい場合には、前記最大文字列領域が前記部品の描画領域に収まるように前記部品のサイズを変更し、サイズ変更後の前記部品が前記メニュー画面の領域外にはみ出る場合には、サイズ変更後の前記部品が前記メニュー画面の領域内に収まるようにサイズ変更後の前記部品の位置を変更する部品情報変更手段として機能させるための多言語表示対応メニュー画面作成支援プログラム。
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