JP2009053677A - 定着装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 定着装置は、ウォームアップを開始する時、第一の温度検知部が検知する温度が第一の目標温度に到達するように第一のヒータへの通電を制御し、第二の温度検知部が検知する温度が第二の目標温度に到達するように第二のヒータへの通電を制御する制御回路を有し、ウォームアップを開始する時の定着ローラの初期温度が所定温度より低い場合、第一の目標温度を定着ローラの初期温度が所定温度以上の時に設定する第一の目標温度より高く設定し、第二の目標温度を定着ローラの初期温度が所定温度以上の時に設定する第二の目標温度より低く設定する。
【選択図】 図5
Description
未定着トナー像を担持する記録材と接触する回転部材と、前記回転部材の内部に配置されており、単位長さあたりの発熱量が長手方向両端領域より長手方向中央領域のほうが大きい第一のヒータと、前記回転部材の内部に配置されており、単位長さあたりの発熱量が長手方向中央領域より長手方向両端領域のほうが大きい第二のヒータと、前記回転部材と共に記録材を挟持搬送するニップ部を形成す加圧部材と、前記回転部材の長手方向中央領域の温度を検知する第一の温度検知部と、所定の最大幅の記録材を通紙した時の非通紙領域に相当する前記回転部材の温度を検知する第二の温度検知部と、前記第一のヒータと前記第二のヒータへの通電を制御する制御回路と、を有し、記録材に担持された未定着トナー像を前記ニップ部で加熱定着する定着装置において、
前記制御回路は、前記装置のウォームアップを開始する時、前記第一の温度検知部が検知する温度が第一の目標温度に到達するように前記第一のヒータへの通電を制御し、前記第二の温度検知部が検知する温度が第二の目標温度に到達するように前記第二のヒータへの通電を制御し、前記ウォームアップを開始する時の前記回転部材の初期温度が所定温度より低い場合、前記第一の目標温度を前記初期温度が前記所定温度以上の時に設定する前記第一の目標温度より高く設定し、前記第二の目標温度を前記初期温度が前記所定温度以上の時に設定する前記第二の目標温度より低く設定すること
を特徴とする。
(1)画像形成装置(図1)
図1は画像形成装置の一例を示す概略構成断面図である。本実施例の画像形成装置は、インライン電子写真フルカラープリンターであり、A3サイズのフルカラー画像を毎分20枚形成することができる。
感光ドラム11aは図1に示す矢印方向に回転し、一次帯電器12aにより一様に帯電される。そして、ホストコンピュータより送られた画像データを画像データ処理によりレーザー発光強度や時間に変換し、スキャナー13aからのレーザー光で感光ドラム11a上に静電潜像を作成する。レーザー光の強度及び照射スポット径は画像形成装置の解像度及び所望の画像濃度によって適正に設定されている。感光ドラム11a上の静電潜像はレーザー光が照射された部分は明部電位VL(約−100V)に、そうでない部分は一次帯電器12aで帯電された暗部電位VD(約−700V)に保持されることによって形成する。静電潜像は感光ドラム11aの回転により、現像器14aとの対向部に達し、同一極性(本実施例ではマイナス極性)に帯電されたトナーが供給されて顕像化される。フルカラー画像形成においては各色に対応した感光ドラム11a〜11dについて同様にトナー像が形成され、各転写ニップにおいて転写ベルト20とともに搬送される記録材P上に順次転写されトナー像を合成する。転写ベルト20と感光ドラム11a〜11dのなす各転写ニップでは、転写ローラ15a〜15dに印加されたトナーと逆極性の電圧(+500〜+4000V)によって転写ニップ域に形成された電界によりトナー像は転写される。記録材Pが感光ドラム11dとの転写ニップを通過した段階でフルカラー画像が記録材P上に担持され、転写工程は完了する。
図2は定着装置10の一部切り欠き側面模型図である。
なお、Pは記録材、Mは定着ローラ1を駆動する駆動モータ(駆動手段)、tはトナー、Nは定着ニップ部である。
本実施例では熱容量の大きなローラを用いて定着装置を構成しており、画像形成開始前にウォームアップをする必要がある。即ち、記録材を必要十分に加熱するために定着ローラ1を昇温させて、具体的には、定着ローラ1の温度を目標温度に到達するまで昇温させた後に、定着動作を実行している。
本実施例では定着ローラ1の主要部の初期温度T0に応じて、異なる領域の温度を検知している温度検知部に対する画像形成可能温度を前述のように変更し、且つそれぞれの温度検知部の検知温度に基づいて個別に駆動できるヒータを有している。
本実施例の装置は実施例1の装置との対比において、図10に示す定着装置10を用いている点、及び、図10の定着装置10に対応する画像形成可能温度(目標温度)の設定を行っている点を除いて同じである。このため、これまで説明に使用した符号を用いて説明する。
1は回転部材であるところの定着ローラ1で、中空構造の厚み1.5mmの鉄芯金1dに、厚さ2.1mmのシリコーンゴム(熱伝導率0.6W/m・K)で被覆して弾性層1eを形成した。さらに表層1fに50μmのPFA樹脂からなるチューブを設けた直径50mmのものとした。3はもう一つの回転体であるところの加圧ローラ3で、定着ローラ1に対して約700Nで加圧されて定着ニップ部Nを形成する。加圧ローラ3は直径50mmの中空の鉄芯金3aに厚み2.1mmのシリコーンゴム(熱伝導率0.6W/m・K)で被覆して弾性層3bを設け、その表層3cを50μmの厚みのPFAチューブで形成している。
本実施例でも実施例1での説明と同様に、画像形成準備を行った後にスタンバイ温調を行う。スタンバイ温調では、メインヒータ2cにより定着ローラ1はほぼ均一な温度に保たれるのに対し、画像形成準備における予熱動作では、サブヒータ2dを動作させることで、予熱動作時間の短縮と端部の定着不良防止を図っている。
本実施例の装置は実施例1の装置との対比において、図2に示す定着装置10の定着ローラ1の弾性層1eに高熱伝導率シリコーンゴム(熱伝導率0.8W/m・K)を用いている点を除いて同じである。このため、実施例2と同じ符号を使用できるものについては、同じ符号を用いて説明する。
2a ヒータ(加熱源)
2c メインヒータ
2d サブヒータ
3 加圧ローラ
5c サーモパイル(第一の温度検知部)
5d サーミスタ(第二の温度検知部)
10 定着装置(定着手段)
100 制御回路(制御手段)
Claims (6)
- 未定着トナー像を担持する記録材と接触する回転部材と、前記回転部材の内部に配置されており、単位長さあたりの発熱量が長手方向両端領域より長手方向中央領域のほうが大きい第一のヒータと、前記回転部材の内部に配置されており、単位長さあたりの発熱量が長手方向中央領域より長手方向両端領域のほうが大きい第二のヒータと、前記回転部材と共に記録材を挟持搬送するニップ部を形成する加圧部材と、前記回転部材の長手方向中央領域の温度を検知する第一の温度検知部と、所定の最大幅の記録材を通紙した時の非通紙領域に相当する前記回転部材の温度を検知する第二の温度検知部と、前記第一のヒータと前記第二のヒータへの通電を制御する制御回路と、を有し、記録材に担持された未定着トナー像を前記ニップ部で加熱定着する定着装置において、
前記制御回路は、前記装置のウォームアップを開始する時、前記第一の温度検知部が検知する温度が第一の目標温度に到達するように前記第一のヒータへの通電を制御し、前記第二の温度検知部が検知する温度が第二の目標温度に到達するように前記第二のヒータへの通電を制御し、前記ウォームアップを開始する時の前記回転部材の初期温度が所定温度より低い場合、前記第一の目標温度を前記初期温度が前記所定温度以上の時に設定する前記第一の目標温度より高く設定し、前記第二の目標温度を前記初期温度が前記所定温度以上の時に設定する前記第二の目標温度より低く設定することを特徴とする定着装置。 - 前記第二のヒータの長手方向両端領域は、前記所定の最大幅の記録材を通紙した時の前記回転部材の非通紙領域を加熱することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記初期温度は、前記第一の温度検知部によって検知される温度であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
- 前記制御回路は、前記第一の温度検知部が検知する温度が前記第一の目標温度に到達し、かつ、前記第二の温度検知部が検知する温度が前記第二の目標温度に到達した時に、前記ウォームアップを終了することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の定着装置。
- 前記第二の温度検知部は、前記所定の最大幅の記録材を通紙した時の前記回転部材の非通紙領域に複数配置されており、前記制御回路は、前記第一の温度検知部が検知する温度が前記第一の目標温度に到達し、かつ、全ての前記第二の温度検知部が検知する温度が前記第二の目標温度に到達した時に、前記ウォームアップを終了することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の定着装置。
- 前記回転部材は弾性層を有し、前記弾性層の厚みをL、前記弾性層の熱伝導率をλとした時、L・λ≧4×10−4(W/K)であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の定着装置。
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