JP2009053429A - レンズ交換式デジタルカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】高速かつ高精度にオートフォーカスできるようにすること。
【解決手段】カメラ本体10に着脱可能な交換レンズユニット20は、カメラ本体10側と通信可能で、焦点調節用レンズ22と、該焦点調節用レンズ22を光軸方向に移動するモータ23及びレンズ駆動回路24と、上記焦点調節用レンズ22の位置を検出し、所定量の位置変化が発生する毎にレンズ位置変化信号をカメラ本体10側に送信するレンズマイコン21及びエンコーダ25と、を有し、上記カメラ本体10は、上記交換レンズユニット20側と通信可能で、上記レンズ位置変化信号を受信し、上記レンズ位置変化信号の受信時間タイミングと合焦評価値を繰り返し記録するメモリ11Bを備え、それら記録情報を照合するカメラマイコン11を有し、上記カメラマイコン11による照合の結果として得られた合焦評価値のピークを示す位置に、上記焦点調節用レンズ22の駆動を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】カメラ本体10に着脱可能な交換レンズユニット20は、カメラ本体10側と通信可能で、焦点調節用レンズ22と、該焦点調節用レンズ22を光軸方向に移動するモータ23及びレンズ駆動回路24と、上記焦点調節用レンズ22の位置を検出し、所定量の位置変化が発生する毎にレンズ位置変化信号をカメラ本体10側に送信するレンズマイコン21及びエンコーダ25と、を有し、上記カメラ本体10は、上記交換レンズユニット20側と通信可能で、上記レンズ位置変化信号を受信し、上記レンズ位置変化信号の受信時間タイミングと合焦評価値を繰り返し記録するメモリ11Bを備え、それら記録情報を照合するカメラマイコン11を有し、上記カメラマイコン11による照合の結果として得られた合焦評価値のピークを示す位置に、上記焦点調節用レンズ22の駆動を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、レンズ交換式のデジタルカメラシステムに関する。
従来、一般的にレンズ交換式の一眼レフレックスタイプ(一眼レフ)のスチルカメラのオートフォーカス(AF)機構としては、TTL位相差AFが用いられている。このAF機構はカメラ本体に焦点位置のズレを検出するための専用の機構が設けられ、その機構により検出された焦点ズレ量により、交換レンズユニット内の焦点調節用レンズの移動位置を決定している。
一方、コンパクトデジタルカメラやビデオカメラ等では、撮像素子の信号の高周波成分によりコントラスト検知を行う、いわゆるイメージャAFが多く用いられる。イメージャAFは、レンズユニットのフォーカスレンズを光軸方向に移動させながら、合焦評価値、例えばコントラストを繰り返し検出し、そのコントラストが最大になるフォーカスレンズ位置を決定する。
TTL位相差AFとイメージャAFは、例えばTTL位相差AFはより高速に合焦し、イメージャAFはより高精度に合焦するといったように、それぞれ特徴があり、用途に応じて使い分けられている。
レンズ交換式デジタル一眼レフカメラでも、光学ファインダや位相差AFセンサへ光を導くミラーを退避させ、撮像素子で連続的に画像を取り込んでカメラ背面の液晶モニタにリアルタイムに画像を表示させて、コンパクトデジタルカメラのように液晶モニタを見ながらフレーミングを行うことが可能であるが、この状態では位相差AFができないため、マニュアルフォーカスとなり使い勝手が悪く、コンパクトカメラのようなイメージャAFが期待されている。
しかし、レンズ交換式のカメラでは、カメラ本体と交換レンズユニットにそれぞれマイコンが組み込まれ、カメラ本体で測距して検出したAF情報を、マイコン間の通信により交換レンズユニットに伝え、焦点調節用レンズを合焦位置に動かす構成が一般的であり、一回の測距で焦点ずれ量が検出できるTTL位相差AFでは高速な合焦動作が可能であるが、焦点調節用レンズを移動させながら合焦位置を探すイメージャAFでは、合焦動作時間が長くなってしまうという問題があった。また、コンパクトカメラよりも、大型で多様な交換レンズユニットに対応する必要があり、コンパクトカメラで一般的なステッピングモータではなく、DCモータや超音波モータなどが使用されるため、焦点調節用レンズの位置を正確に制御するには、レンズ位置を検出してフィードバック制御する必要があり、このこともイメージャAFを難しくする要因であった。
レンズ交換式カメラでのイメージャAFの先行例としては、特許文献1がある。これは、撮像画像の信号から制御情報を演算し、その演算結果を、演算終了の次の垂直同期信号に同期させてレンズ駆動手段に送信し、焦点調節用レンズを制御するというものである。
特許第2756339号公報
上記特許文献1では、垂直同期信号に同期して、毎回レンズ位置情報や演算結果の情報をカメラ本体と交換レンズユニットの間で通信しているが、高速にAF動作を行おうとした場合、レンズ駆動の高速化と同時に垂直同期信号の周期を短くする必要があり、交換レンズユニットとカメラ本体間での通信時間が制約となり限界がある。
また、上記特許文献1では、垂直同期信号に同期させて交換レンズユニットに演算結果を送信し、その後、レンズの位置情報を得ているが、焦点調節用レンズを連続的に移動させながらこれらの動作を行う場合には、交換レンズユニット内の処理タイミングが通信タイミングに対して必ずしも同期が取れているわけではないので、レンズの位置情報の得られるタイミングが垂直同期信号に対して時間的に変動してしまうという問題がある。そのため、合焦とするレンズ位置を求める際に誤差が発生してしまう。
これに対して、焦点調節用レンズを毎回停止してから演算結果の情報を得るようにした場合には、焦点調節用レンズが停止した状態でレンズの位置情報を取ることができるので、合焦とするレンズ位置を正確に求めることができる。しかながら、焦点調節用レンズの起動と停止を頻繁に繰り返すため、焦点調節用レンズを連続的に移動した場合に比べてAF動作に時間がかかることとなる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、高速かつ高精度にAF可能なレンズ交換式デジタルカメラシステムを提供することを目的とする。
本発明のレンズ交換式デジタルカメラシステムの一態様は、カメラ本体とカメラ本体に着脱可能なレンズユニットからなるレンズ交換式デジタルカメラシステムであって、
カメラ本体側と通信可能で、
焦点調節用レンズと、
該焦点調節用レンズを光軸方向に移動するレンズ駆動手段と、
前記焦点調節用レンズの位置を検出し、所定量の位置変化が発生する毎にレンズ位置変化信号をカメラ本体側に送信するレンズユニット側通信手段と、
を有するレンズユニットと、
前記レンズユニット側と通信可能で、
前記レンズ位置変化信号を受信するカメラ本体側通信手段と、
上記レンズ位置変化信号の受信時間タイミングを記録する第1の記録手段と、
合焦評価値を繰り返し記録する第2の記録手段と、
前記第1の記録手段の記録情報と、前記第2の記録手段に記録された情報を照合する照合手段と、
を有するカメラ本体と、
を具備し、
前記照合手段による照合の結果として得られた合焦評価値のピークを示す位置に、前記焦点調節用レンズの駆動を行うことを特徴とする。
カメラ本体側と通信可能で、
焦点調節用レンズと、
該焦点調節用レンズを光軸方向に移動するレンズ駆動手段と、
前記焦点調節用レンズの位置を検出し、所定量の位置変化が発生する毎にレンズ位置変化信号をカメラ本体側に送信するレンズユニット側通信手段と、
を有するレンズユニットと、
前記レンズユニット側と通信可能で、
前記レンズ位置変化信号を受信するカメラ本体側通信手段と、
上記レンズ位置変化信号の受信時間タイミングを記録する第1の記録手段と、
合焦評価値を繰り返し記録する第2の記録手段と、
前記第1の記録手段の記録情報と、前記第2の記録手段に記録された情報を照合する照合手段と、
を有するカメラ本体と、
を具備し、
前記照合手段による照合の結果として得られた合焦評価値のピークを示す位置に、前記焦点調節用レンズの駆動を行うことを特徴とする。
本発明によれば、高速かつ高精度にAF可能なレンズ交換式デジタルカメラシステムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るレンズ交換式デジタルカメラシステムの構成を示す図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るレンズ交換式デジタルカメラシステムの構成を示す図である。
本実施形態に係るレンズ交換式デジタルカメラシステムは、カメラ本体10と、該カメラ本体10に対して着脱可能でカメラ本体10側と通信可能な交換レンズユニット20とからなる。カメラ本体10と交換レンズユニット20とは、通信路30を介して通信を行う。
ここで、上記交換レンズユニット20は、レンズマイコン21、焦点調節用レンズ22、モータ23、レンズ駆動回路24、及びエンコーダ25を有している。
レンズマイコン21は、上記カメラ本体10で測距して検出した合焦位置情報を上記通信路30を介して受信し、上記レンズ駆動回路24により上記モータ23を駆動して、上記焦点調節用レンズ22を光軸方向に移動させて合焦位置に動かす機能を有する。即ち、上記モータ23と上記レンズ駆動回路24により、上記焦点調節用レンズ22を光軸方向に移動するレンズ駆動手段が構成される。
また、上記エンコーダ25は、上記焦点調節用レンズ22の位置を検出して出力する機能を持ち、レンズマイコン21はその焦点調節用レンズ22の位置検出結果により、所定量の位置変化が発生する毎に、レンズ位置変化信号としてのレンズ移動信号を上記通信路30を介して上記カメラ本体10側に送信する。即ち、上記レンズマイコン21とエンコーダ25によりレンズユニット側通信手段が構成される。
一方、上記カメラ本体10は、カメラマイコン11、カメラ操作SW12、タイミングジェネレータ13、撮像素子14、信号処理回路15、画像表示部16、AF用信号処理回路17及び記録媒体18を有し、カメラマイコン11はタイマ11A及びメモリ11Bを有している。
カメラマイコン11は、電源スイッチ、レリーズボタンをはじめとする各種ボタン及びスイッチを含むカメラ操作SW12のユーザ操作に応じて、当該カメラ本体10内の各部を制御するものである。例えば、2段押しのボタンとなっているレリーズボタンの1段階目の操作、所謂1STレリーズ操作に応じてAF動作を行い、2段階目の操作、所謂2NDレリーズ操作に応じて実際の撮影動作を行う。
即ち、AF動作においては、タイミングジェネレータ13により所定のフレームレートで、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子14で上記焦点調節用レンズ22を通して入ってきた被写体像をアナログ映像信号に変換し、信号処理回路15で該アナログ映像信号のデジタル画像信号への変換を含む所定の信号処理を行う。この信号処理回路15からの画像信号は、カメラ本体10の背面に配された液晶モニタ等の画像表示部16に表示される。
また、上記画像信号は、AF用信号処理回路17にも送られ、そこで合焦評価値が求められる。この合焦評価値としては、画像のコントラストや高周波成分の和が用いられ、値が大きいほどフォーカスが合っていることを示している。カメラマイコン11は、このAF用信号処理回路17で求めた合焦評価値に基づいて合焦位置を算出して、合焦位置情報を通信路30を介して上記レンズマイコン21へ送信し、焦点調節用レンズ22を合焦位置に移動させる。
即ち、カメラマイコン11は、タイマ11Aによって、上記交換レンズユニット20から上記レンズ移動信号が変化したときの時間タイミングを計時し、その計時したレンズ移動信号変化時間を第1の記録手段として機能するメモリ11Bに記録する。また、上記タイマ11Aによって、上記AF用信号処理回路17から上記合焦評価値を取得したときの取得時間タイミングを計時し、その計時した合焦評価値取得時間を上記取得した合焦評価値と共に第2の記録手段としても機能する上記メモリ11Bに記録する。そして、それらメモリ11Bに記録した上記レンズ移動信号変化時間と、上記合焦評価値及びその取得時間とを照合し、その照合の結果として得られた合焦評価値のピークを示す位置を合焦位置として算出する。即ち、カメラマイコン11は照合手段として機能する。
そして、このAF動作による合焦状態を画像表示部16に表示された画像によって確認したユーザの2NDレリーズ操作がなされると、実際の撮影動作が行われ、撮像素子14で撮像され信号処理回路15で所定の信号処理が施された画像信号が、内蔵若しくは着脱自在なメモリ等の記録媒体18に記録される。勿論この場合、記録前に画像表示部16に表示してユーザに当該画像を記録するか確認するようにしても構わない。
図2(A)は、このような構成のレンズ交換式デジタルカメラシステムにおけるカメラマイコン11によるAF動作の具体的な動作フローチャートを示す図である。
まず、現在のレンズ位置に対して無限側と至近側のどちらに合焦評価値ピークがあるかを判別する方向判別処理を行う(ステップS1)。即ち、本実施形態では、図2(B)に示すような山登りAFを行うもので、AF用信号処理回路17においてハイパスフィルタ等により、信号処理回路15からの画像信号より所定の高周波成分を抽出して積算することにより合焦評価値を作成する。画像信号の高周波成分のレベルである合焦評価値は、撮像素子14上に形成された像が鮮鋭度が増すほど、即ち焦点調節用レンズ22が合焦に近づくほど急激に上昇し、撮像素子14上の像が合焦しているときにピークに到達する。従って、焦点調節用レンズ22を移動しながら合焦評価値を参照し、上昇しているときは、焦点調節用レンズ22が合焦に近づく方向に移動しているものと判定し、また逆に、選択した周波数成分のレベルが下降しているときは、焦点調節用レンズ22が合焦から遠ざかる方向に移動しているものと判定することができる。カメラマイコン11は、合焦に近づく方向に焦点調節用レンズ22を移動させるよう、通信路30を介してレンズマイコン21に指示する。
そしてその後に、合焦評価値ピーク位置を検出する合焦評価値ピーク位置検出処理を行う(ステップS2)。即ち、合焦評価値の変化量により山の頂上の判断を行う。つまり、画像はピントが合うほど、その画像中に細かなディーテールが現れ、これは、画像のピントが合うほど画像の高周波成分が多いことを示す。山登り制御は、これを利用して、画像の高周波成分を抽出して積算した値を評価することにより、合焦の評価をするというものである。
最後に、レンズマイコン21に指示して、上記検出した合焦評価値ピーク位置へ焦点調節用レンズ22を移動させるピーク位置へ移動処理を行う(ステップS3)。
図3A及び図3Bは、上記ステップS2におけるカメラマイコン11での合焦評価値ピーク位置検出処理とそれに対応するレンズマイコン21の処理との詳細を説明するためのフローチャートを示す図である。また、図4は、通信路30を介してカメラマイコン11とレンズマイコン21との間でやり取りされる信号のタイミングチャートを示す図である。なお、図4において、カメラ状態信号はカメラマイコン11からレンズマイコン21に送信される信号、レンズ状態信号はレンズマイコン21からカメラマイコン11に送信される信号、クロック信号はカメラマイコン11からレンズマイコン21に送信される信号である。また、データ信号は、カメラマイコン11からレンズマイコン21に又はレンズマイコン21からカメラマイコン11に送信される信号である。即ち、データ信号を通信する信号線は双方向であり、切り替え使用される。
本実施形態は、実行フラグ制御型のレンズ交換式デジタルカメラシステムであり、データ信号によるレンズ移動信号の伝送を行うようになっている。
まず、カメラマイコン11は、カメラ状態信号によりレンズマイコン21に対してレンズスキャン開始というコマンドを送信し(ステップS101)、レンズマイコン21は、そのコマンドを受信する(ステップ201)。
このコマンド通信は、具体的には、図4に示すように、カメラマイコン11がまずカメラ状態信号をハイレベルにすることから始まる。このカメラ状態信号がハイになると、レンズマイコン21は、レンズ状態信号をハイレベルにする。カメラマイコン11は、このレンズ状態信号がハイになったならば、クロック信号とデータ信号をレンズマイコン21に送信する。図4の例では、これが4回連続して行われている。この4回分のデータ信号によりコマンド内容を表す情報が送信される。そして、その情報の送信が終了したならば、カメラマイコン11はカメラ状態信号をローレベルにする。その後、レンズマイコン21がレンズ状態信号をハイレベルにすると、それを受けたカメラマイコン11はカメラ状態信号をハイレベルにし、カメラマイコン11からクロック信号をレンズマイコン21に供給し、レンズマイコン21はそのクロック信号に合わせてデータ信号により当該コマンドを受信したことを示すためのレスポンスを返す。
レンズマイコン21においては、このコマンド通信によってどのようなコマンドを受信したかによって処理が変わる。そこで、コマンドを受信したならば、そのコマンドがレンズスキャン開始のコマンドであったか否かを判別し(ステップS202)、そうでなければ他のコマンド処理へ進む。これは、本発明の特徴とは関係のない処理なので、その説明は省略する。
上記レンズスキャン開始のコマンドを受信したと判別した場合には、レンズマイコン21は、カメラマイコン11からの実行許可通知を待つ(ステップS203)。
カメラマイコン11は、上記レンズスキャン開始のコマンドを送信後、実際に動作を開始して良いタイミングで、実行許可の実行フラグを配布する(ステップS102)。これは、カメラ状態信号をハイレベルにすることによって行われる。そしてその後、レンズマイコン21からの動作開始通知を待つ(ステップS103)
上記実行許可を受けると、レンズマイコン21は、図4に示すように、レンズ移動信号の初期化として、データ信号をハイレベルとした後(ステップS204)、レンズ状態信号をハイレベルとすることにより動作開始通知を行う(ステップS205)。
上記実行許可を受けると、レンズマイコン21は、図4に示すように、レンズ移動信号の初期化として、データ信号をハイレベルとした後(ステップS204)、レンズ状態信号をハイレベルとすることにより動作開始通知を行う(ステップS205)。
カメラマイコン11では、この動作開始通知に応じて、レンズ移動信号即ちデータ信号による割り込みを許可する(ステップS104)。そして、その後は、AF用信号処理回路17からの合焦評価値の取得待ちとなる(ステップS105)。
一方、レンズマイコン21は、上記動作開始通知を行った後、現在のレンズ位置P1(絶対値)を取得して、当該レンズマイコン21内の図示しないレジスタ等に格納して(ステップS206)、レンズスキャンを開始する(ステップS207)。そして、カメラマイコン11から実行中止要求が送信されてきたか否かを判別する(ステップS208)。ここで、未だ実行中止要求が送られてきていなければ、レンズ位置P2を取得して、当該レンズマイコン21内の図示しないレジスタ等に格納する(ステップS209)。そして、上記取得したレンズ位置P1とP2の差が位置変化の所定値ΔP以上であるか否かを判別し(ステップS210)、そうでなければ上記ステップS208に戻る。このように焦点調節用レンズ22を移動しながらレンズ位置の差を見ていき、その差が上記所定値ΔP以上になったならば、レンズ移動信号を反転する(ステップS211)。即ち、本実施形態ではデータ信号を使用するので、図4に示すようにデータ信号を反転する。そして、図示しないレジスタ等に保持しているP1に、上記ステップS209で取得したP2を代入することで更新した後(ステップS212)、上記ステップS208に戻る。従って、図4に示すように、焦点調節用レンズ22の加速中はレンズ移動信号(データ信号)の変化の周期が長く、焦点調節用レンズ22の移動が速いスピードになると段々短くなっていく。
なお、このように、レンズ位置P1とP2の差が所定値ΔP以上となる毎にレンズ移動信号を反転する代わりに、図5に示すように、エンコーダ25の出力であるエンコーダパルスが所定数となる毎にレンズ移動信号を反転するようにしても良い。この場合、レンズマイコン21は、図1に示すようにカウンタ21Aを備える。そして、上記エンコーダ25は、上記焦点調節用レンズ22の位置を検出して出力する機能を持つと共に、上記焦点調節用レンズ22が一定距離移動する毎に反転するレンズエンコーダパルスを出力し、レンズマイコン21はそのレンズエンコーダパルスを上記カウンタ21Aによりカウントして、所定数のパルス数をカウントしたときに、所定量の位置変化が発生したとしてレンズ移動信号を反転する。図5の例では、レンズエンコーダパルスに4周期分の変化があるとレンズ移動信号を反転するようにしている。この4周期分が上記位置変化の所定値ΔPに対応する移動量である。
一方、カメラマイコン11では上記ステップS104において割り込みが許可されているので、上記ステップS211でレンズ移動信号が反転される毎に、データ信号のエッジ割り込みがかかり、図5に示すように、それらの割り込み発生時間(TL1,TL2,...)を第1の記録手段としてのメモリ11Bに順々に記録する(ステップS121)。この発生時間は、例えばフリーランタイマであるタイマ11Aによって計時した時間である。
また、レンズマイコン21が上記ステップS208乃至ステップS212のループの動作を繰り返している間、カメラマイコン11では、上述したようにAF用信号処理回路17からの合焦評価値の取得待ちとなっており、合焦評価値を取得すると、タイマ11Aの計時時間に基づく取得時間と共にその取得した合焦評価値を第2の記録手段としての上記メモリ11Bに記録する(ステップS106)。そして、上記取得した合焦評価値がピークを越えたか否かを判別して(ステップS107)、未だ越えていなければ上記ステップS105に戻る。即ち、撮像素子14によってあるフレームレートで繰り返し撮像することで、図5に示すように、AF用信号処理回路17から合焦評価値C1,C2,...が取得され、それら合焦評価値C1,C2,...がその合焦評価値取得時間TB1,TB2,...と共にメモリ11Bに記録されていく。なお、図5では、合焦評価値更新タイミングは等間隔としているが、例えば明るさが変化した等の理由でフレームレートが変れば、等間隔とはならない。
そして、上記ステップS107においてピークを越えたという判断がなされたならば、カメラマイコン11では、図4に示すように、カメラ状態信号をローレベルとすることで、レンズスキャンを強制的に終了させるための実行中止要求を通知する(ステップS108)。その後、レンズマイコン21からの動作終了通知の通知待ちとなる(ステップS109)。
レンズマイコン21では、上記実行中止要求を受けると、上記ステップS208乃至ステップS212のループを抜け、データ信号によるレンズ移動信号の出力を終了して、レンズスキャン停止処理を開始する(ステップS213)。そして、レンズ状態信号をハイレベルとすることで、カメラマイコン11に動作終了通知を行う(ステップS214)。この場合、動作終了通知は、完全に焦点調節用レンズ22が停止するのを待っても良いし、待たなくても良い。停止を待たない方が早く処理が終了する。そして、図4に示すように、実行結果データをカメラマイコン11に送信した後(ステップS215)、上記ステップS201に戻る。ここで、実行結果データとは、レンズ移動信号を最後に反転させたときの焦点調節用レンズ22の更新された位置P1である(図5参照)。この実行結果データは、レスポンス通信として、データ信号によりレンズマイコン21からカメラマイコン11に送信される。即ち、レンズマイコン21がレンズ状態信号をハイレベルにすると、それを受けたカメラマイコン11はカメラ状態信号をハイレベルにし、カメラマイコン11からクロック信号をレンズマイコン21に供給し、レンズマイコン21はそのクロック信号に合わせてデータ信号により実行結果データを返す。
カメラマイコン11では、上記動作終了通知を受けると、データ信号でのレスポンス通信を開始しなければならないので、レンズ移動信号(データ信号)の割り込みを禁止して(ステップS110)、上記実行結果データを受信する(ステップS111)。
以上のように、従来のような垂直同期信号とは無関係に、既存の通信路30をそのまま使用して通信を行うことができる。
カメラマイコン11では、メモリ11Bに記録された合焦評価値C1,C2,...と、合焦評価値取得時間TB1,TB2,...とから、後述するようにして合焦評価値のピーク時間を算出する(ステップS112)。そして、この算出したピーク時間と、上記実行結果データとして取得した最後の変化時の位置P1と、メモリ11Bに記録された割り込み発生時間TL1,TL2,...と、上記位置変化の所定値ΔPとから、後述するようにしてピーク時間時のレンズ位置を算出する(ステップS113)。
後は、上記ステップS3において、該算出したピーク時間時のレンズ位置を上記検出した合焦評価値ピーク位置としてデータ信号によりレンズマイコン21に送信して、その位置へ焦点調節用レンズ22を移動させれば良い。
次に、上記ステップS112及びステップS113でのピーク時間の算出及びピーク時間時のレンズ位置の算出の手法を説明する。
縦軸に合焦評価値、横軸に合焦評価値取得時間を取ると、メモリ11Bに記録された合焦評価値C1,C2,...と、合焦評価値取得時間TB1,TB2,...とより、図6(A)に白丸で示すような点がプロットされる。ここで、ピークを越えた例えば3点のデータから2次の近似曲線を引き、その2次近似曲線のピークの位置の座標を求める。この座標の時間が上記ピーク時間T_PEAKになる。
一方、縦軸にレンズ位置、横軸に割り込み発生時間を取ると、レンズマイコン21から実行結果データとして取得した位置P1と、メモリ11Bに記録された最後の割り込み発生時間(図5の例ではTL10)とより、図6(B)に示すように、レンズ位置P1に対応する点がプロットできる。割り込み発生時間TL1,TL2,...はメモリ11Bに記録されているが、その時のレンズ位置は記録していないので、各点をこのグラフ上にそのままプロットすることは出来ない。しかしながら、上記割り込みが発生するのは上記所定値ΔP毎であるので、メモリ11Bに記録された割り込み発生時間TL9,TL8,...は、最後の割り込み発生時間に対応するレンズ位置P1よりΔPずつ等間隔にプロットしていけば良い。即ち、最後のレンズ位置P1以外のレンズ位置は、レンズマイコン21から取得した最後のレンズ位置P1と既知の所定値ΔPとにより求めることができる。これにより、図6(B)に示すように各点がプロットできる。そして、上記算出したピーク時間T_PEAKの周辺のデータを使用して近似曲線引き、その近似曲線上のT_PEAKという時間に対応するレンズ位置を求める。このレンズ位置が算出するべきピーク時間時のレンズ位置P_PEAKである。
なお、上記位置変化の所定値ΔPは、交換レンズユニット20による固有値でレンズ情報の取得によりカメラマイコン11が知っても良いし、レンズマイコン21に設定可能なパラメータでスキャン動作前にカメラマイコン11からレンズマイコン21に設定しても良い。
あるいは、上記位置変化の所定値ΔPは、交換レンズユニット20のF値に応じて値を決定しても良い。F値が小さい場合は焦点深度が浅くなるので所定値ΔPを小さくし、F値が大きい場合は焦点深度が深くなるので所定値ΔPを大きくすることで、レンズ移動信号の変化時間を記録するデータ数を丁度良く保てるとともに、合焦評価値がピークとなるレンズ位置を求める際の精度を一定に保つことができる。
図7(A)及び(B)に第1及び第2の記録手段の構造の一例を示す。
第1の記録手段では、レンズ移動信号の変化時間(割り込み発生時間TL1,TL2,...)を記録していき、また、第2の記録手段では、合焦評価値が得られるたびに合焦評価値C1,C2,...と合焦評価値取得時間TB1,TB2,...を記録していく。しかしながら、上述したように、ピーク時間の算出及びそのピーク時間時のレンズ位置の算出では、その全てを使用する必要はなく、合焦評価値のピーク前後のデータが得られれば良いので、メモリ11Bとしてその全てを記録するような大容量のメモリを使用するのは無駄である。
第1の記録手段では、レンズ移動信号の変化時間(割り込み発生時間TL1,TL2,...)を記録していき、また、第2の記録手段では、合焦評価値が得られるたびに合焦評価値C1,C2,...と合焦評価値取得時間TB1,TB2,...を記録していく。しかしながら、上述したように、ピーク時間の算出及びそのピーク時間時のレンズ位置の算出では、その全てを使用する必要はなく、合焦評価値のピーク前後のデータが得られれば良いので、メモリ11Bとしてその全てを記録するような大容量のメモリを使用するのは無駄である。
そこで、第1の記録手段は、図7(A)に示すように、メモリ11Bに所定のメモリ領域を確保し、先頭アドレスにオフセット値を加えた領域に変化時間を記録し、記録が終わるとオフセット値をインクリメントし、オフセット値が所定のメモリ領域の最後に達したら、オフセットを「0」として再び先頭のアドレスに記録していく。
第2の記録手段についても同様に、図7(B)に示すように、メモリ11Bに所定のメモリ領域を確保し、先頭アドレスにオフセット値を加えた領域に合焦評価値取得時間と合焦評価値を記録し、記録が終わるとオフセット値をインクリメントし、オフセット値が所定のメモリ領域の最後に達したら、オフセットを「0」として再び先頭のアドレスに記録していくようにすれば良い。
このように、所謂リングバッファ構造の記録手段を用いれば、カメラマイコン11のメモリ11Bのメモリ領域を小さくすることができる。
また、上記説明では、合焦評価値とともに合焦評価値の取得時間タイミングを毎回記録するようにしたが、AF動作中のフレームレートが固定の場合には、合焦評価値の取得時間を毎回記録する必要は無く、例えば最後の取得時間のみを記録しておき、それ以外の時間は最後の取得時間とフレームレートにより決まる周期から求めることもできる。
合焦評価値の取得タイミングと撮像素子14の露光タイミングとのずれは、合焦評価値のピークとなる時間(ピーク時間T_PEAK)に対して、ずれ分の時間を補正してからレンズ位置を求めることで解消でき、より正確なレンズ位置を求めることができる。
また、AF動作時のレンズスキャン速度は、AF動作時のフレームレートによって変えても良い。フレームレートが高い場合はレンズスキャン速度を早くし、低い場合は遅くする。明るい被写体の場合やF値の小さい明るいレンズの場合、シャッタ速が短くなる分、フレームレートを早くすることができ、高速のAFが実現できる。
以上のように、本第1実施形態によれば、評価値がピークを越えるまで焦点調節用レンズ22を連続的に移動させながら、既存の通信路30をそのまま使用してレンズ移動信号を通信し、レンズ移動信号の変化時間(割り込み発生時間TL1,TL2,...)を記録していく共に、合焦評価値が得られるたびに合焦評価値C1,C2,...(及び必要により合焦評価値取得時間TB1,TB2,...)を記録していき、評価値がピークを越えたならばそれら記録された情報を照合することで合焦評価値のピークを示す位置に焦点調節用レンズ22を駆動することができる。
よって、焦点調節用レンズ22を連続的に移動させるのでAF動作を高速に行うことができる。
また、レンズの位置情報の得られるタイミングが垂直同期信号に対して時間的に変動しても、本実施形態では、記録された情報を照合することで合焦評価値のピークを示す位置を算出するので、誤差が発生しない。即ち、従来は、カメラ本体側から交換レンズユニット側に毎回演算結果を通信するようにしていたため、フレームレートを上げることができず、焦点調節用レンズ22を連続的に移動させると、サンプリングできるポイントが粗くなってしまうので、正確な合焦評価値のピークを捕らえることができず、合焦とするレンズ位置を求める際に誤差が発生してしまう。これに対して、本実施形態では、従来のような毎回の演算結果の通信は行わず、レンズ移動信号という最低限(1ビット)の情報だけレンズマイコン21からカメラマイコン11に送信するだけで良いので、通信時間を考慮せずにフレームレートを早くでき、多くのサンプリングポイントで合焦評価値を求められ、高精度に合焦とするレンズ位置を演算できる。
従って、高速かつ高精度にAF可能なレンズ交換式デジタルカメラシステムを提供することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図8A及び図8Bは、本実施形態におけるカメラマイコン11での合焦評価値ピーク位置検出処理とそれに対応するレンズマイコン21の処理との詳細を説明するためのフローチャートを示す図である。なお、上記第1実施形態と同様の処理には、同じ参照符号を付してある。また、図9は、通信路30を介してカメラマイコン11とレンズマイコン21との間でやり取りされる信号のタイミングチャートを示す図である。
本実施形態は、コマンド制御型のレンズ交換式デジタルカメラシステムであり、レンズ状態信号によってレンズ移動信号の伝送を行うようになっている。即ち、上記第1実施形態のような実行フラグはなく、カメラマイコン11からコマンドを送ることによってレンズスキャン動作を開始して、またコマンドを送ることによってレンズスキャンを停止する例である。
まず、カメラマイコン11は、上記第1実施形態と同様に、カメラ状態信号によりレンズマイコン21に対してレンズスキャン開始のコマンドを送信し(ステップS101)、レンズマイコン21は、そのコマンドを受信する(ステップ201)。
レンズマイコン21においては、このコマンド通信によってどのようなコマンドを受信したかによって処理が変わる。そこで、コマンドを受信したならば、そのコマンドがレンズスキャン開始のコマンドであったか否かを判別し(ステップS202)、そうであれば、コマンド受信を一旦禁止する(ステップS221)。これは、レンズ状態信号を使ってレンズ移動信号を送信するため、その間はコマンドは受けられないからである。そして、カメラマイコン11からのレンズ移動許可通知を待つ(ステップS222)。
カメラマイコン11は、上記レンズスキャン開始のコマンドを送信後、実際に動作を開始して良いタイミングで、図9に示すように、カメラ状態信号をハイレベルにすることによってレンズ移動許可を送信する(ステップS131)。そして、レンズ移動信号即ちレンズ状態信号による割り込みを許可した後(ステップS132)、AF用信号処理回路17からの合焦評価値の取得待ちとなる(ステップS105)。
一方、レンズマイコン21は、上記レンズ移動許可を受けると、現在のレンズ位置P1(絶対値)を取得して、当該レンズマイコン21内の図示しないレジスタ等に格納して(ステップS206)、レンズスキャンを開始する(ステップS207)。そして、カメラマイコン11からコマンド送信要求が送信されてきたか否かを判別する(ステップS223)。ここで、未だコマンド送信要求が送られてきていなければ、レンズ位置P2を取得して、当該レンズマイコン21内の図示しないレジスタ等に格納する(ステップS209)。そして、上記取得したレンズ位置P1とP2の差が位置変化の所定値ΔP以上であるか否かを判別し(ステップS210)、そうでなければ上記ステップS208に戻る。このように焦点調節用レンズ22を移動しながらレンズ位置の差を見ていき、その差が上記所定値ΔP以上になったならば、レンズ移動信号を反転する(ステップS224)。即ち、本実施形態ではレンズ状態信号を使用するので、図9に示すようにレンズ状態信号を反転する。そして、図示しないレジスタ等に保持しているP1に、上記ステップS209で取得したP2を代入することで更新した後(ステップS212)、上記ステップS223に戻る。従って、図9に示すように、焦点調節用レンズ22の加速中はレンズ移動信号(レンズ状態信号)の変化の周期が長く、焦点調節用レンズ22の移動が速いスピードになると段々短くなっていく。
勿論、本実施形態においても、レンズ位置P1とP2の差が所定値ΔP以上となる毎にレンズ移動信号を反転する代わりに、エンコーダパルスが所定数となる毎にレンズ移動信号を反転するようにしても良い。
一方、カメラマイコン11では上記ステップS132において割り込みが許可されているので、上記ステップS224でレンズ移動信号が反転される毎に、レンズ状態信号のエッジ割り込みがかかり、タイマ11Aの計時時間に基づいてそれらの割り込み発生時間(TL1,TL2,...)を第1の記録手段としてのメモリ11Bに順々に記録する(ステップS141)。
また、レンズマイコン21が上記ステップS223,S209,S210,S224,S212のループの動作を繰り返している間、カメラマイコン11では、上述したようにAF用信号処理回路17からの合焦評価値の取得待ちとなっており、合焦評価値を取得すると、タイマ11Aの計時時間に基づく取得時間と共にその取得した合焦評価値を第2の記録手段としての上記メモリ11Bに記録する(ステップS106)。そして、上記取得した合焦評価値がピークを越えたか否かを判別して(ステップS107)、未だ越えていなければ上記ステップS105に戻る。こうして、合焦評価値C1,C2,...とその合焦評価値取得時間TB1,TB2,...がメモリ11Bに記録されていく。
そして、上記ステップS107においてピークを越えたという判断がなされたならば、カメラマイコン11では、図9に示すように、カメラ状態信号をローレベルとすることで、コマンド送信要求を通知する(ステップS133)。即ち、レンズ状態信号を使われていると、通常のコマンドによる通信ができないので、カメラマイコン11は、カメラ状態信号をハイレベルとした上記レンズ移動許可を取り下げるコマンド送信要求としてカメラ状態信号をローレベルにする。その後、レンズ移動信号即ちレンズ状態信号による割り込みを禁止した後(ステップS134)、所定時間待ちとなる(ステップS135)。即ち、レンズマイコン21がコマンド通信可能な状態になるまでの時間を持つ。
レンズマイコン21では、上記実行中止要求を受けると、上記ステップS223,S209,S210,S224,S212のループを抜け、上記カメラマイコン11での割り込み禁止処理のための所定時間を持った後(ステップS225)、図9に示すように、レンズ移動信号を初期化、即ち、レンズ状態信号をローにする(ステップS226)。そして、コマンド受信を許可する状態にして(ステップS227)、上記ステップS201に戻る。カメラマイコン11での上記ステップS135での所定時間待ちは、このコマンド受信が許可されるまでのタイミングを持つものである。
そして、カメラマイコン11は、上記所定時間待ちが経過したならば、図9に示すように、レンズスキャン停止のコマンドを送信する(ステップS136)。
レンズマイコン21は、このレンズスキャン停止のコマンドを上記ステップS201で受信する。そして、上記ステップS202において、その受信したコマンドはレンズスキャン開始のコマンドではないと判別される。そのような場合、更に、当該コマンドがレンズスキャン停止のコマンドであったか否かを判別し(ステップS228)、そうでなければ他のコマンド処理へ進む。
上記レンズスキャン停止始のコマンドを受信したと判別した場合には、レンズマイコン21は、レンズスキャン停止処理を開始する(ステップS213)。そして、図9に示すように、実行結果データをカメラマイコン11に送信した後(ステップS215)、コマンド受信を許可する状態にして(ステップS229)、上記ステップS201に戻る。本実施形態においても、実行結果データとは、レンズ移動信号を最後に反転させたときの焦点調節用レンズ22の更新された位置P1である。この実行結果データは、レスポンス通信として、データ信号によりレンズマイコン21からカメラマイコン11に送信される。即ち、レンズマイコン21がレンズ状態信号をハイレベルにすると、それを受けたカメラマイコン11はカメラ状態信号をハイレベルにし、カメラマイコン11からクロック信号をレンズマイコン21に供給し、レンズマイコン21はそのクロック信号に合わせてデータ信号により実行結果データを返す。
カメラマイコン11では、上記第1実施形態と同様に、上記実行結果データを受信して(ステップS111)、メモリ11Bに記録された合焦評価値C1,C2,...と、合焦評価値取得時間TB1,TB2,...とから、合焦評価値のピーク時間を算出し(ステップS112)、また、この算出したピーク時間と、上記実行結果データとして取得した最後の変化時の位置P1と、メモリ11Bに記録された割り込み発生時間TL1,TL2,...と、上記位置変化の所定値ΔPとから、ピーク時間時のレンズ位置を算出する(ステップS113)。
以上のように、本第2実施形態でも、従来のような垂直同期信号とは無関係に、既存の通信路30をそのまま使用して通信を行う。
従って、本第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記第1実施形態と同様に、各種変形が可能である。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図10は、本実施形態における通信路30を介してカメラマイコン11とレンズマイコン21との間でやり取りされる信号のタイミングチャートを示す図である。
本実施形態は、コマンド制御型のレンズ交換式デジタルカメラシステムであり、データ信号によってレンズ移動信号の伝送を行うようになっている。
即ち、レンズ移動信号を上記第2実施形態におけるレンズ状態信号の代わりにデータ信号を使用して送信することが上記第2実施形態と異なるだけである。
従って、図8A及び図8BにおけるステップS132,S134,S224,S226の「レンズ状態信号」を「データ信号」と読み替えれば良いので、その詳細説明は省略する。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態を説明する。
次に、本発明の第4実施形態を説明する。
図11A及び図11Bは、本実施形態におけるカメラマイコン11での合焦評価値ピーク位置検出処理とそれに対応するレンズマイコン21の処理との詳細を説明するためのフローチャートを示す図である。なお、上記第2実施形態と同様の処理には、同じ参照符号を付してある。また、図12は、通信路30を介してカメラマイコン11とレンズマイコン21との間でやり取りされる信号のタイミングチャートを示す図である。
上記第1乃至第3実施形態は、従来の通信路30を使って実現できたが、本実施形態は更に1本、レンズマイコン21からカメラマイコン11への信号線であるレンズ移動信号線を備える。即ち、本実施形態は、コマンド制御型のレンズ交換式デジタルカメラシステムであり、レンズ移動信号用の追加信号線によってレンズ移動信号の伝送を行うようになっている。
まず、カメラマイコン11は、カメラ状態信号によりレンズマイコン21に対してレンズスキャン開始のコマンドを送信する(ステップS101)。
レンズマイコン21は、カメラ本体10の電源投入に応じたメインルーチンにおいて、コマンドの受信待ちとなっており、何らかのコマンドを受信すると(ステップ201)、その受信したコマンドの内容によって処理が変わる。そこで、コマンドを受信したならば、まず、そのコマンドがレンズスキャン開始のコマンドであったか否かを判別し(ステップS202)、そうであれば、実行フラグをセットして(ステップS231)、上記ステップS201に戻る。また、レンズスキャン開始のコマンドでなかった場合には、更に、レンズスキャン停止のコマンドであったか否かを判別し(ステップS232)、そうであれば、実行フラグをクリアして(ステップS223)、上記ステップS201に戻る。また、レンズスキャン停止のコマンドでもなければ、他のコマンド別処理を実行して(ステップS224)、上記ステップS201に戻る。ここで、他のコマンド別処理とは、例えばカメラマイコン11がレンズマイコン21より絞り状態を取得したりする処理である。
カメラマイコン11は、上記レンズスキャン開始のコマンドを送信後、本実施形態ではレンズ移動許可等を送信することなく直ちに、専用の信号線でレンズマイコン21から送られてくるレンズ移動信号による割り込みを許可した後(ステップS151)、AF用信号処理回路17からの合焦評価値の取得待ちとなる(ステップS105)。
一方、レンズマイコン21は、上記メインルーチンとは別に、レンズスキャン実行処理のルーチンを実行しており、該ルーチンでは、実行フラグのセット待ちとなっている(ステップS241)。そして、実行フラグがセットされると、現在のレンズ位置P1(絶対値)を取得して、当該レンズマイコン21内の図示しないレジスタ等に格納して(ステップS206)、レンズスキャンを開始する(ステップS207)。そして、まだ実行フラグがセットされているか否かを判別する(ステップS242)。ここで、実行フラグがセットされたままであれば、レンズ位置P2を取得して、当該レンズマイコン21内の図示しないレジスタ等に格納する(ステップS209)。そして、上記取得したレンズ位置P1とP2の差が位置変化の所定値ΔP以上であるか否かを判別し(ステップS210)、そうでなければ上記ステップS242に戻る。このように焦点調節用レンズ22を移動しながらレンズ位置の差を見ていき、その差が上記所定値ΔP以上になったならば、図12に示すように、レンズ移動信号を反転する(ステップS243)。そして、図示しないレジスタ等に保持しているP1に、上記ステップS209で取得したP2を代入することで更新した後(ステップS212)、上記ステップS242に戻る。従って、図12に示すように、焦点調節用レンズ22の加速中はレンズ移動信号の変化の周期が長く、焦点調節用レンズ22の移動が速いスピードになると段々短くなっていく。
勿論、本実施形態においても、レンズ位置P1とP2の差が所定値ΔP以上となる毎にレンズ移動信号を反転する代わりに、エンコーダパルスが所定数となる毎にレンズ移動信号を反転するようにしても良い。
一方、カメラマイコン11では上記ステップS151において割り込みが許可されているので、上記ステップS243でレンズ移動信号が反転される毎に、レンズ移動信号のエッジ割り込みがかかり、タイマ11Aの計時時間に基づいてそれらの割り込み発生時間(TL1,TL2,...)を第1の記録手段としてのメモリ11Bに順々に記録する(ステップS161)。
また、レンズマイコン21が上記ステップS242,S209,S210,S243,S212のループの動作を繰り返している間、カメラマイコン11では、上述したようにAF用信号処理回路17からの合焦評価値の取得待ちとなっており、合焦評価値を取得すると、タイマ11Aの計時時間に基づく取得時間と共にその取得した合焦評価値を第2の記録手段としての上記メモリ11Bに記録する(ステップS106)。そして、上記取得した合焦評価値がピークを越えたか否かを判別して(ステップS107)、未だ越えていなければ上記ステップS105に戻る。こうして、合焦評価値C1,C2,...とその合焦評価値取得時間TB1,TB2,...がメモリ11Bに記録されていく。
そして、上記ステップS107においてピークを越えたという判断がなされたならば、カメラマイコン11では、もうレンズ移動信号の割り込みを受ける必要がないので、レンズ移動信号の割り込みを禁止する(ステップS152)。そして、図12に示すように、カメラ状態信号によりレンズマイコン21に対してレンズスキャン停止のコマンドを送信する(ステップS133)。このレンズスキャン停止のコマンド通信を行っている間も、図12に示すように、レンズマイコン21からレンズ移動信号が出力されるが、上記ステップS152でその割り込みを禁止しているので、カメラマイコン11には何ら影響を及ぼさない。
また、このレンズスキャン開始のコマンドを送信後、レンズスキャン停止のコマンドを送信するまでの間、図12に示すように、カメラマイコン11とレンズマイコン21の間では、カメラ状態信号、レンズ状態信号、クロック信号、及びデータ信号の従来の通信路30を使用してコマンド通信が可能となっており、上記ステップS234における他のコマンド別処理によって様々な処理が実行できる。
レンズマイコン21では、メインルーチンの上記ステップS201において上記レンズスキャン停止のコマンドを受信すると、上記ステップS233において実行フラグをクリアする。これにより、レンズスキャン実行処理のルーチンにおける上記ステップS242,S209,S210,S243,S212のループを抜け、レンズスキャン停止処理を開始する(ステップS244)。そして、図12に示すように、実行結果データをカメラマイコン11に送信した後(ステップS245)、上記ステップS241に戻る。本実施形態においても、実行結果データとは、レンズ移動信号を最後に反転させたときの焦点調節用レンズ22の更新された位置P1である。この実行結果データは、レスポンス通信として、データ信号によりレンズマイコン21からカメラマイコン11に送信される。即ち、レンズマイコン21がレンズ状態信号をハイレベルにすると、それを受けたカメラマイコン11はカメラ状態信号をハイレベルにし、カメラマイコン11からクロック信号をレンズマイコン21に供給し、レンズマイコン21はそのクロック信号に合わせてデータ信号により実行結果データを返す。
カメラマイコン11では、上記実行結果データを受信して(ステップS111)、メモリ11Bに記録された合焦評価値C1,C2,...と、合焦評価値取得時間TB1,TB2,...とから、合焦評価値のピーク時間を算出し(ステップS112)、また、この算出したピーク時間と、上記実行結果データとして取得した最後の変化時の位置P1と、メモリ11Bに記録された割り込み発生時間TL1,TL2,...と、上記位置変化の所定値ΔPとから、ピーク時間時のレンズ位置を算出する(ステップS113)。
以上のように、本第4実施形態によれば、上記第1実施形態と同様に高速かつ高精度にAF可能なレンズ交換式デジタルカメラシステムを提供することができる。
更に、専用の信号線によりレンズ移動信号を通信するので、レンズ移動信号を通信している間にも、コマンド通信やレスポンス通信を行うことができ、他の制御を行うことが可能となる。
なお、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に各種変形が可能である。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
10…カメラ本体、 11…カメラマイコン、 11A…タイマ、 11B…メモリ、 12…カメラ操作SW、 13…タイミングジェネレータ、 14…撮像素子、 15…信号処理回路、 16…画像表示部、 17…AF用信号処理回路、 18…記録媒体、 20…交換レンズユニット、 21…レンズマイコン、 21A…カウンタ、 22…焦点調節用レンズ、 23…モータ、 24…レンズ駆動回路、 25…エンコーダ、 30…通信路。
Claims (6)
- カメラ本体とカメラ本体に着脱可能なレンズユニットからなるレンズ交換式デジタルカメラシステムであって、
カメラ本体側と通信可能で、
焦点調節用レンズと、
該焦点調節用レンズを光軸方向に移動するレンズ駆動手段と、
前記焦点調節用レンズの位置を検出し、所定量の位置変化が発生する毎にレンズ位置変化信号をカメラ本体側に送信するレンズユニット側通信手段と、
を有するレンズユニットと、
前記レンズユニット側と通信可能で、
前記レンズ位置変化信号を受信するカメラ本体側通信手段と、
上記レンズ位置変化信号の受信時間タイミングを記録する第1の記録手段と、
合焦評価値を繰り返し記録する第2の記録手段と、
前記第1の記録手段の記録情報と、前記第2の記録手段に記録された情報を照合する照合手段と、
を有するカメラ本体と、
を具備し、
前記照合手段による照合の結果として得られた合焦評価値のピークを示す位置に、前記焦点調節用レンズの駆動を行うことを特徴とするレンズ交換式デジタルカメラシステム。 - 前記第2の記録手段は、前記合焦評価値と前記合焦評価値を取得した時間を記録することを特徴とする請求項1に記載のレンズ交換式デジタルカメラシステム。
- 前記レンズユニット側通信手段と前記カメラ本体側通信手段は、前記レンズユニット側と前記カメラ本体側との間で命令情報を通信する信号線を有し、前記信号線に前記レンズ位置変化信号を重畳して前記レンズユニット側から前記カメラ本体側に送信することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ交換式デジタルカメラシステム。
- 前記レンズユニット側通信手段と前記カメラ本体側通信手段は、前記レンズユニット側と前記カメラ本体側との間で命令情報を通信する信号線を有し、前記信号線とは異なる信号線により、前記レンズ位置変化信号を前記レンズユニット側から前記カメラ本体側に送信することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ交換式デジタルカメラシステム。
- 前記所定量は、前記カメラ本体側から前記レンズユニット側に対して設定可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ交換式デジタルカメラシステム。
- 前記レンズユニット側通信手段は、当該レンズユニットのF値を前記カメラ本体側へ送信可能であって、
前記所定量は前記F値に応じて設定されることを特徴とする請求項5に記載のレンズ交換式デジタルカメラシステム。
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