JP2009051054A - 太陽電池の製造方法およびスクリーン印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】貫通孔を有するワークにペースト材料をスクリーン印刷する工程を少なくとも含む太陽電池の製造方法であって、前記スクリーン印刷する工程は、前記貫通孔を有するワークを吸引固定するための吸引孔と、前記ワークの貫通孔に対応するペースト受け孔とを有する印刷ステージを用いてスクリーン印刷する太陽電池の製造方法。
【選択図】図1
Description
本発明の太陽電池の製造方法に用いるスクリーン印刷装置は、貫通孔を有するワークを固定する印刷ステージと、ワークにペースト材料からなるパターンを印刷するためのスクリーンと、上記導電性ペーストをスクリーンを介して上記ワーク上に塗布するためのスキージとを少なくとも備える。
本発明におけるワークは、太陽電池を製造する場合は、太陽電池素子として用いられるシリコンウエハを含むものであり、1以上の貫通孔を有する。ワークが1以上の貫通孔を有することにより、ウエハにおけるn型電極の接続を太陽電池の裏面にとることができ、その結果全ての配線を裏面とできるので(バックコンタクト)、高出力、高効率の太陽電池を製造することができる。ワークとしては、好ましくはたとえば該シリコンウエハのいずれか一方の表面に反射防止膜を設けたものがあげられる。ワークの形状は特に限定されず、太陽電池素子として用いられる種々のワークを適用することができる。上記ワークの貫通孔(ワーク貫通孔)の孔径は特に限定されるものではなく、一般に太陽電池の基板に設けられる貫通孔の大きさを広く採用することができる。たとえば、上記ワーク貫通孔はその孔径が50μm〜500μmであることが好ましいが、貫通孔を設けるための手段や装置の性能などにより適宜変更される。なお、本発明においてワーク貫通孔はスクリーンにおけるバスバー電極に対応する部分に形成された複数の不連続な貫通孔である。
本発明において上記ワークの形状等は目的や必要に応じて適宜選択し得るものである。
印刷ステージは、上記貫通孔を有するワークを固定するものであり、ワークを吸引固定するための吸引孔と、ワーク貫通孔に対応する貫通しないペースト受け孔とを有する。本発明において印刷ステージの厚みは特に限定されず、スクリーン印刷において通常用いられる厚みのものを適用することができる。上記吸引孔は貫通した孔であり、吸引孔をとおしてワークを吸引し印刷ステージ上に固定するために設けられる。この吸引孔の孔径は、後述の吸引装置の出力とにより調整すればよく、ワークを印刷ステージ上に強固に固定しておくために、たとえば1mm〜5mmとすることができる。
吸引装置は、印刷ステージ上のワークを吸引固定するために設けられ、ワーク全体にわたり均一な力で固定しておくように配置される。また、上記吸引装置としては、特に限定されず、真空ポンプを備えた吸引装置を適用すればよい。
スクリーンは、ワークに所定の電極パターンを印刷するために用いられる。スクリーンとしては、SUS304などのステンレスからなるスクリーンなどがあげられ、電極パターン等の形状にあわせて選択することができる。
スキージは、導電性ペーストなどのペースト材料を、スクリーンを介してワーク上に塗布するために設けられる。このとき、上記スキージをスクリーンに押圧しながら所定の方向に走査させることにより、ワーク上に導電性ペーストを塗布することができる。本発明においてスキージの形状は、スクリーンや印刷パターンにあわせて選択して用いればよい。
上記ペースト材料としては、太陽電池を製造する際は、たとえば、ガラス粉末、導体となるAl、Agなどの金属粉、印刷性を付与するための樹脂および溶剤を主成分として、これらを混合し、分散させたものであり、通常導電性を付与するために調整し使用される導電性ペーストを適宜選択して用いることができる。
本発明の太陽電池の製造方法は、貫通孔を有するワークにペースト材料をスクリーン印刷する工程を少なくとも含む。
シリコンウエハの片面全体に反射防止膜を設けたワーク貫通孔101aを有するワーク101を、このワークの貫通孔に対応する貫通しないペースト受け孔102bと、ワークを固定するための吸引孔102aを有する印刷ステージ102上に、反射防止膜を設けていない面が上面となるようにセットした。印刷ステージ102の下方に設けられた真空ポンプを備えた吸引装置106を作動させて、印刷ステージ102の吸引孔102aをとおしてワーク101を吸引固定させた。つぎに、スクリーン103の左端にペースト材料104として、Agペーストをのせ、スキージ105を押圧しながら図1の矢印Aの方向に走査させた。スキージの押圧走査により、スクリーン103から押し出されたAgペーストがワーク貫通孔101aに刷り込まれた。印刷後の印刷ステージ102の表面にはAgペーストの垂れは全く観測されなかった。また、ワーク貫通孔101aを観測すると、図2および3に示すように、ワーク貫通孔101aが全てAgペーストにより塞がれている状態のものと、またはワーク貫通孔101aの内周面にAgペーストが付着した状態のものとが確認された。その後、700℃〜800℃で焼成することにより太陽電池の裏面Ag電極109(n型電極)を形成した。
次に、Agペーストを印刷した面と同一の面を上面としてワーク101を印刷ステージ102にセットした。この印刷ステージ102は、上記第2工程と同一のものとした。先のAgペーストのスクリーン印刷と同様に、Alペーストをスクリーン上にセットし、スキージ105を押圧走査して、ワーク101にAlペーストをスクリーン印刷した。このAlペーストは、太陽電池の裏面電極(p型電極)として設けられるものであり、図5の110に示すような形状となる電極パターンを有するスクリーンを用いて印刷をおこなった。その後、ワーク101を印刷ステージ102からはなし、150℃〜200℃に熱した炉内にワーク101を入れ、Alペーストを乾燥させた。乾燥後ワークのAlペーストを印刷した部分で、先の裏面Ag電極109が起点となる割れは全く観測されなかった。また、Alペーストのスクリーン印刷後においても、印刷ステージ102の表面には、導電性ペーストの付着は観測されなかった。
その後、ワーク101の反射防止膜を設けた面を上面として、上記第1工程および第2工程で用いたものと同一の印刷ステージ102にセットした。上述のスクリーン印刷と同様に、先に用いたAgペーストと同一のAgペーストをスクリーン103の左端にセットし、スキージ5を押圧走査させて、ワーク101の反射防止膜を設けた面上にAgペーストを印刷し、その後150℃〜200℃の炉内でAgペーストを乾燥させた。このAgペーストの印刷パターンは図4の111で示されるものである。第3のスクリーン印刷におていも、印刷ステージ102の表面には、導電性ペーストの付着はなかった。
Claims (3)
- 貫通孔を有するワークにペースト材料をスクリーン印刷する工程を少なくとも含む太陽電池の製造方法であって、
前記スクリーン印刷する工程は、前記貫通孔を有するワークを吸引固定するための吸引孔と、前記ワークの貫通孔に対応するペースト受け孔とを有する印刷ステージを用いてスクリーン印刷する太陽電池の製造方法。 - 前記スクリーン印刷する工程は、ワーク裏面側にAgペーストをスクリーン印刷する第1工程と、ワーク裏面側にAlペーストをスクリーン印刷する第2工程と、ワーク表面側にAgペーストをスクリーン印刷する第3工程とを含み、前記第1、第2および第3工程において同一の前記印刷ステージを用いる請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
- 貫通孔を有するワークを固定する印刷ステージと、ワークにペースト材料からなるパターンを印刷するためのスクリーンと、前記ペースト材料をスクリーンを介して前記ワーク上に塗布するためのスキージとを少なくとも備えたスクリーン印刷装置であって、
前記印刷ステージは、前記貫通孔を有するワークを固定吸引するための吸引孔と、前記ワークの貫通孔に対応するペースト受け孔とを有する印刷ステージであるスクリーン印刷装置。
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