JP2009050641A - リンク機構、姿勢保持装置、機器の姿勢保持装置 - Google Patents

リンク機構、姿勢保持装置、機器の姿勢保持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】人体以外の動力源を用いることなく、筋力をそれほど使わなくとも一定の姿勢を保持可能で、広範囲での作業が可能、且つ、安価なリンク機構、当該リンク機構を用いた姿勢保持装置を提供する。
【解決手段】一対のリンク105,109が関節機構によって連結されているリンク機構であって、関節機構は、受動体及び回転体が対向配置され所定トルクより大きいときに相対的回転を許容し小さいときに相対的回転を阻止する摩擦制動機構107と、可動部と可動部に対して一方向への回転を許容し他方向への回転を阻止する基部からなる一方向回転機構104と、回転体と基部を同一軸心上に配置して固定する固定部と、受動体及び回転体を軸心方向に沿って所定の締付力で挟持する締付機構を備えて構成され、第一リンクの一端部が受動体と連結され、第二リンクの一端部が可動部と連結されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、一対のリンクが関節機構によって連結されているリンク機構に関し、特に、当該リンク機構を介して人体を所定の姿勢に保持する姿勢保持装置に関する。
特許文献1には、小型で軽く、装着が容易で目立たず、且つ必要十分な駆動力を有している超音波モータを用いた関節補助器として、超音波モータを応用した強力な駆動手段と、この駆動手段の動力を人間の関節の動きに同調させる制御手段を有すると共に、上記駆動手段を人間のひざに代表される関節に配し、任意の動きを行う際にその動きの補助を行い、上記駆動手段を、進行波型超音波モータを組み合わせ、且つ人間の関節の動きを感知するセンサーで構成した関節補助器が提案されている。
また特許文献2には、駆動力の伝達効率を向上させることができ、動作量及び駆動力を大きくすることができる着用形関節駆動装置として、複数の被着用体と、これらの被着用体間を回動可能に連結する少なくとも1つの関節部とを有する被駆動体に着用させ、上記関節部を駆動する着用形関節駆動装置であって、上記被着用体の外面に接触するように上記被着用体に装着される所定の剛性を有した複数のフレーム体、流体が供給・排出されることにより膨張・収縮する膨張収縮体と、上記膨張収縮体の外周を覆う網状の被覆体とを有し、且つ上記フレーム体間に取り付けられ、上記膨張収縮体が膨張することにより長さが縮小して駆動力を発生する少なくとも1つの流体圧式アクチュエータ、及び上記流体圧式アクチュエータへの流体の給排を制御する制御ユニットを備えている着用形関節駆動装置が提案されている。
特開2000−107213号公報 WO2004/087033号公報
上述した従来技術は、何れも人体の動きを補助するための関節機構に電動モータや流体機器を用いるものであり、モータを駆動するための電源装置や、流体機器に駆動用の流体を給排するための動力装置、さらには制御装置が必要となり、装置が大掛かりになるばかりかコストが嵩むという問題があった。
また、動力源を外部に設置する場合には、着用形関節駆動装置を装着した人間の行動範囲がその動力源の近傍に制限されるという問題があり、制御装置が誤動作すると、意に反した異常な動きを示すという問題もあった。
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、人体以外の動力源を用いることなく、筋力をそれほど使わなくとも一定の姿勢を保持可能で、広範囲での作業が可能、且つ、安価なリンク機構、当該リンク機構を用いた姿勢保持装置、及び重量物である照明器具の姿勢を容易に変更でき且つ変更した姿勢を保持できる照明器具の姿勢保持装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明によるリンク機構の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、一対のリンクが関節機構によって連結されているリンク機構であって、前記関節機構は、受動体及び回転体が対向配置され所定トルクより大きいときに相対的回転を許容し小さいときに相対的回転を阻止する摩擦制動機構と、可動部と前記可動部に対して一方向への回転を許容し他方向への回転を阻止する基部からなる一方向回転機構と、前記回転体と前記基部を同一軸心上に配置して固定する固定部と、前記受動体及び回転体を前記軸心方向に沿って所定の締付力で挟持する締付機構を備えて構成され、第一リンクの一端部が前記受動体と連結され、第二リンクの一端部が前記可動部と連結されている点にある。
上述の構成によれば、可動部と連結された第二リンクを一方向回転機構によって許容される回転方向へ容易に回転させることができ、逆に、摩擦制動機構による制動力に抗して力を付与することにより、当該第二リンクを逆方向へ回転させることができる。つまり、一方向にはそれほどのトルクを加えずに所定の角度姿勢になるようにリンク機構を回転させると、摩擦制動機構による制動力でその状態を容易に保持することができるのである。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記摩擦制動機構は、前記軸心周りに回転する回転体と、転動軸心が前記回転体の径方向対して所定の角度で傾斜した姿勢で前記回転体の回転軌道に沿って配列された複数のローラと、各ローラを所定間隔で転動自在に保持する保持体と、前記ローラを挟み前記回転体と対向配置された受動体を備えて構成されている点にある。
回転体を軸方向の荷重を加えた状態で回転させると、各ローラが回転体及び受動体に接しながら転動する。その際、各ローラは回転体の回転軌道に対して所定角度だけ傾斜した方向に転動しようとするのを保持体で規制されながら回転体の回転軌道に沿って移動するため、各ローラと回転体及び受動体との間に軸方向の荷重に応じた摩擦力が発生する。その際、各ローラは、転動しながら滑り摩擦を発生させるので、静摩擦は発生せずに常に動摩擦による安定した制動力が得られるのである。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二特徴構成に加えて、前記締付機構による前記受動体及び回転体に対する締付力を調整する調圧機構を備えている点にあり、調圧機構により締付力を調整することにより摩擦制動機構による制動力を可変に調整することができるようになる。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記第二リンクの可動範囲を制限するストッパ機構を備えている点にあり、第二リンクを一方向回転機構によって許容される回転方向へ容易に回転させる際に、ストッパ機構により必要以上の角度まで回転することを回避し、容易に所定の角度に維持することができる。
本発明による姿勢保持装置の第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、人体の肩部から胸部骨格に沿うように延出形成された受圧部と、前記受圧部の上部から側方に突設された支持部と、上述した第一から第四の何れかの特徴構成を備えたリンク機構を備え、前記支持部に前記第一リンクまたは第二リンクの何れか一方のリンクの他端部が連結されている点にある。
同第六の特徴構成は、同請求項6に記載した通り、上述の第五特徴構成に加えて、前記リンク機構は、前記一方向回転機構により許容される回転方向と、人体の肩関節周りに前方から上方への上腕の回転方向が一致するように前記支持部に取り付けられ、前記第一または第二リンクの何れかに上腕への固定具を設けている点にある。
上述の構成によれば、受圧部を装着した人体の肩の関節部位に関節機構が位置し、第一リンクまたは第二リンクの何れか一方のリンクを固定具を介して上腕に固定すれば、人体の肩関節周りに前方から上方への上腕の回転方向への回転運動が労せずに許容され、摩擦制動機構による制動力によって多大な筋力を使わずとも人体の肩の関節の姿勢を所定の姿勢に維持することができる。このとき、摩擦制動機構による制動力以上の力を付与することにより反対方向への回転運動も可能となる。
同第七の特徴構成は、同請求項7に記載した通り、上述の第五または第六特徴構成に加えて、前記リンク機構の自由端と第三リンクが前記関節機構を介して連結された第二リンク機構を備えている点にある。
同第八の特徴構成は、同請求項8に記載した通り、上述の第七特徴構成に加えて、前記第二リンク機構は、前記一方向回転機構により許容される回転方向と、人体の腕関節周りに前方から上方への前腕の回転方向が一致するように取り付けられ、前記第三リンクに前腕への固定具を設けている点にあり、このような構成によれば、人体の肩関節、腕関節の双方を所定の姿勢で保持することができるようになる。
本発明による機器の姿勢保持装置の特徴構成は、同請求項9に記載した通り、上述の第一から第四の何れかの特徴構成を備えたリンク機構を備え、支持部に前記第一リンクまたは第二リンクの何れか一方のリンクの他端部が支持され、他方のリンクの他端部に機器が設けられている点にある。
以上説明したように、本発明によれば、人体以外の動力源を用いることなく、筋力をそれほど使わなくとも一定の姿勢を保持可能で、広範囲での作業が可能、且つ、安価なリンク機構、当該リンク機構を用いた姿勢保持装置、及び重量物である機器の姿勢を容易に変更でき且つ変更した姿勢を保持できる機器の姿勢保持装置を提供することができるようになった。
以下に本発明によるリンク機構及びリンク機構を用いた姿勢保持装置の実施の形態を説明する。
図1に示すように、リンク機構100は、一対のリンク104,108と、当該リンク104,108を連結する関節機構Aを備えて構成されている。
関節機構Aは、軸心CL方向に沿って摩擦制動機構106と一方向回転機構103が配置され、第一リンク108が連結された摩擦制動機構106が皿ばね109、スラストベアリング110を介してナット105にボルト111で締め付け固定され、第二リンク104が連結された一方向回転機構103がワッシャ102を介して摩擦制動機構106の一端面に溶着された固定部としてのナット105にボルト101で抜け止め固定されている。
一方向回転機構103は、軸心中央部に六角ナット105を相対回転不能に嵌合させるべく内周が多角形状に形成された開孔を備え、外周部に複数の爪が配列された爪車で構成される基部103aと、基部103aに外嵌され、基部103aの外周に形成された爪に向けてバネで押圧付勢された可動噛合爪が内装された可動部103bを備えて構成され、可動部103bに第二リンク104が延出固定されている。
爪車と可動噛合爪とでラチェット機構が構成され、基部103aの外周部に配列された爪に対して可動部103bに内装された可動噛合爪がバネによる付勢力に抗して外周方向に逃げることによって一方向への回転が許容され、基部103aの外周部に配列された爪に対して可動部103bに内装された可動噛合爪が係合することにより他方向への回転が阻止される。
摩擦制動機構106は、回転体106a及び受動体106fが対向配置され、軸心CL周りに回転する回転体106aと、転動軸心bが回転体106aの径方向aに対して所定の角度θで傾斜した姿勢で、回転体106aの回転軌道に沿って配列された複数のローラ106bと、各ローラ106bを所定間隔で転動自在に保持する保持体106eと、ローラ106bを挟み回転体106aと対向配置された受動体106fを備えて構成されている。
摩擦制動機構106は、ナット105に対するボルト111の締付力で調整される所定トルクより大きいときに相対的回転が許容され、小さいときに相対的回転が阻止される。つまり、ボルト111とナット105により、受動体106f及び回転体106aを軸心CL方向に沿って所定の締付力で挟持する締付機構が構成されている。
詳述すると、回転体106aは環状に形成され、受動体106fとの対向面は平面状に形成されている。各ローラ106bは転動軸心bの方向に一様に延びる円柱形状をなし回転体106aの周方向に等間隔で配列されている。また、各ローラ106bの両端面は保持体106eとの摩擦を少なくするために凸球面状に形成されている。受動体106fも回転体106aとの対向面が環状の平面状に形成されている。
保持体106eも同様に環状に形成され、その軸心CL方向の厚さはローラ106bの外径よりも小さく形成され、軸心CL部はローラ106bの外径より厚さの小さいワッシャ106cを嵌合できる大きさの開孔が形成されている。保持体106eには各ローラ106bを保持する多数の孔106dが設けられ、各孔106dには各ローラ106bが転動自在に収容されている。また、各孔106dは、各ローラ106bの転動軸心bが回転体106aの径方向aに対して所定の角度θだけ傾斜するように形成されている。
従って、回転体106aを軸心CL方向に締付力を加えた状態で回転させると、各ローラ106bが回転体106a及び受動体106fに接しながら転動し、これに追従して保持体106eも回転する。このとき、各ローラ106bは、回転体106aの回転軌道に対して角度θだけ傾斜した方向に転動しようとするのを保持体106eで規制されながら回転体106aの回転軌道に沿って移動するため、各ローラ106bと回転体106a及び受動体106fとの間に、ナット105とボルト111による軸心CL方向の締付力に比例した摩擦力が発生する。
その際、各ローラ106bは転動しながら滑り摩擦を発生させるので、静摩擦は発生せずに常に動摩擦による安定した制動力が得られ、仮に初期の段階で静摩擦が発生したとしてもローラ106bの転動によって瞬時に動摩擦に移行する。
このように、上述の摩擦制動機構106によれば、締付機構としてのボルト111及びナット105による締付力によって、回転体106aの回転運動に軸心CL方向の荷重に比例した任意の制動力を付与することができ、しかも締付力を調整することにより、回転体106aと受動体106fの相対的回転に対する制動力を極めて容易に制御することができる。その際、滑り摩擦は各106bの転動を伴うので、スティック・スリップの原因となる静摩擦を発生させることがなく、常に安定した制動力を得ることができるのである。
ナット105の一端面は、回転体106aの一端面とその軸心を同一に溶着されており、一方向回転機構103の基部103bが、回転体106aに固着されたナット105と嵌合することにより、基部103aと回転体106aが夫々独立して回転しないように構成されている。尚、ナット105と回転体106aが接触面の摩擦力により摺動回転しない場合には、必ずしもナット105を溶着する必要は無い。
図5に示すように、環状の回転部材406a及び受動部材406f、複数のローラ106b、保持体106e、ワッシャ106c、ワッシャ109、スラストベアリング110を、締付機構としてのボルト111及びナット105で締め付けることで、基本的な摩擦制動機構406が構成され、リンクまたは他の部材は回転部材406aまたは受動部材406fに固定される。
図1に戻り、第一リンク108の一端部及び受動体106fには、夫々複数の螺旋孔が形成され、ビス107(1本のみ図示)により互いに連結されている。
上述の構成により、可動部103bと連結された第二リンク104を一方向回転機構103によって許容される回転方向へ容易に回転させることができ、逆に、摩擦制動機構106による制動力に抗して力を付与することにより、当該第二リンク104を逆方向へ回転させることができる。つまり、一方向にはそれほどのトルクを加えずに所定の角度姿勢になるようにリンク機構100を回転させると、摩擦制動機構106による制動力でその状態を容易に保持することができるのである。
図1に示す実施形態では、図4(a),(b)に示すように、ボルト101とワッシャ102とナット105で一方向回転機構103を抜け止め固定し、ボルト111とナット105で摩擦制動機構106の制動力を調整する締付機構が構成されるものを説明したが、締付機構はこのような構成に限らず、図2に示すように、リンク機構200は、一方向回転機構203及び摩擦制動機構206を両端からボルト201とナット211で締め付け固定するように構成してもよい。この場合、回転体206aに溶着されたナット205の内径は、ボルト201の螺旋山の外径より大きい径に形成され、内周面に螺条が形成される必要が無い。
また、図3,図4(c)及び(d)に示すように、ナット105に替えてスペーサ305を設け、ボルト301、ワッシャ302、一方向回転機構303、リンク304、スペーサ305、摩擦制動機構306、リンク308、皿ばね309、スラストベアリング310、ナット311でリンク機構300を構成してもよい。この場合、一方向回転機構303の基部303aはボルト301の螺旋山の外径より大きい径の円形の開孔に形成し、ボルト301とナット311で、基部303aとスペーサ305と摩擦制動機構306の回転体306aを挟持し、その締付力により基部303bと回転体306aが独立して回転しないように構成し、或は、基部303aとスペーサ305と回転体306aを溶着してもよい。
尚、摩擦制動機構306を構成するローラ306bの個数や大きさは任意であり、用途に応じてローラ306bの個数、ローラを保持する位置、転動軸心b方向の長さ、角度θの傾き等を適宜選択すればよい。
何れの実施形態でも、第二リンク104,204,304が一方向回転機構103,203,303の回転部103b,203b,303bに連結され、第一リンク108,208,308が摩擦制動機構106,206,306の受動体106f,206f,306fに連結されるため、第二リンク104,204,304と第一リンク108,208,308の延出方向が、一方向回転機構と摩擦制動機構の肉厚だけ軸心CL方向にずれるため、例えば、図3及び図4(d)に示すように、第二リンク304を第一リンク308方向に屈折させる屈折部を形成することにより、第一リンク304と第二リンク308の回転軌道を平面上に一致させてもよい。この場合、後述するストッパ機構118を備えなくても、リンク304のリンク308に対する相対的回転の可動範囲は、第一リンク304と第二リンク308の接当位置で制限されるようになる。
図1に示す実施形態では、ボルト111及びナット105による締付機構により摩擦制動機構に対する締付力が調整される場合を説明したが、締付機構で設定された締付力をさらに微調整する調圧機構を設けることも可能である。
図6(a),(b)に示すように、調圧機構117は、寸切りボルト117aと、寸切りボルト117aの一端部に鋲117cで回転可能に軸着された調圧レバー117bで構成されている。
調圧レバー117bは、鋲117cから調圧レバー117bの一面または他面と寸切りボルト117aの一端との垂直な距離がΔCLだけ異なるように軸着されている。
図6(c)に示すように、調圧レバー117bの一面を、スラストベアリング110に当接した場合の当接面からナット105に螺合した寸切りボルト117aの一端までの軸心CL方向の長さCLと、図6(d)に示すように、レバー117bの他面を、スラストベアリング110に当接した場合の当接面からナット105に螺合した寸切りボルト117aの一端までの軸心CL方向の長さCLがΔCL異なる。
上述の調圧機構117により、寸切りボルト117aを締緩しなくとも、軸心CL方向の長さ、つまり摩擦制動機構107の軸心CL方向の幅を可変して、回転体106aと受動体106eの軸心CLまわりの相対的回転に対する制動力を調整できるようになる。また、鋲117cから調圧レバー117bのスラストベアリング110との当接面までの垂直な距離の異なる面を増やすことで、軸心CL方向の長さの可変段階を増やすことも可能になる。
次に、第二リンク104の第一リンク108に対する相対的回転の可動範囲を制限するストッパ機構118について説明する。
図7(a),(b)に示すように、第一リンク108には、一方向回転機構103に連結された第二リンク104の回転を許容する方向への回転を所定位置で阻止するストッパ機構118としての柱状体が、リンク104の回転軌道の成す面と垂直な方向へ延出配置されており、一方向回転機構103の回転が所定の位置で阻止されるように構成されている。
尚、ストッパ機構118の具体構成は上述の構成に限定されるものではなく、ストッパ機構118を摩擦制動機構106の回転体106aに設け、前記リンク104または一方向回転機構103の可動部103bに当接することで第二リンク104の第一リンク108に対する相対的回転を阻止する構成や、ストッパ機構118を2個設ける構成であってもよく、その具体的構成は適宜変更することができる。
以下、本発明によるリンク機構を用いた姿勢保持装置について説明する。
図8は右腕用の姿勢保持装置500を示す。姿勢保持装置500は、人体の肩部から胸部骨格に沿うように延出形成された受圧部501と、受圧部の上部から側方に突設された支持部としての肩部502と、上述のリンク機構100を備え、肩部502に第二リンク104または第一リンク108の何れか一方のリンクの他端部が連結されている。
つまり、人体の肩部から胸部骨格に沿うように延出形成された受圧部501と、受圧部501の上部から側方に突設した肩部502と、摩擦制動機構406、支持部512、リンク機構100α、リンク機構100βを備え、支持部512に、一方向回転機構103αにより許容される回転方向と、人体の肩関節周りに前方から上方への上腕の回転方向が一致するように第一リンク108αの摩擦制動機構106αに連結されていない一端が連結されている。
肩部502と支持部512の間に備えた摩擦制動機構406により、腕の人体前方から側方へ所定の制動力を保ちながらの回転が可能となる。これにより姿勢保持装置500の装脱着が容易となり、装着時の腕の自由度も増える。尚、図では摩擦制動機構406を肩部502と支持部512の間に垂直軸心周りに回転するように備えた構成を示したが、摩擦制動機構406は人体の胸部から背部にいたる水平軸心周りに回転するように備えてもよい。この場合も装脱着が容易となり、腕の人体下方から側方への回転が可能となる。また、肩部502と支持部512の間に摩擦制動機構406を水平方向の回転用に一つ、垂直方向の回転用に一つ備えると、リンク機構100αに備えた摩擦制動機構と合わせて3自由度となり、肩関節の任意の動作が可能となる。
リンク機構100αの第二リンク104αの一方向回転機構103αに連結されていない一端には上腕の固定具503が連結され、固定具503は上腕を固定する複数のベルト504を備えている。
また、固定具503には、第二のリンク機構100βが一方向回転機構103βにより許容される回転方向と、人体の肘関節周りに前方から上方への前腕の回転方向が一致するように第一リンク108βの摩擦制動機構106βに連結されていない一端が連結されている。
リンク機構100βの第二リンク104βの一方向回転機構103βに連結されていない一端には前腕の固定具505が連結され、前記固定具505は前腕を固定する複数のベルト506を備えている。
図9(a),(b)に示すように、右腕用の姿勢保持装置500及び右腕用の姿勢保持装置500と鏡像対称の構成である左腕用の姿勢保持装置600を体に装着した場合について説明する。
図9(a)に示すように、実線で示す矢印の方向への回転は、リンク機構100α,100βの夫々の一方向回転機構103α,103βが回転を許容するので、上腕及び前腕を、容易に上げることができる。しかし破線で示す矢印の方向へは、前記一方向回転機構103α,103βが回転を阻止するので、夫々の摩擦制動機構106α,106βの制動力を少なくとも上腕及び前腕を保持し得る強さにすることで、上腕及び前腕を上げた姿勢が保持されることとなる。
即ち、上述の姿勢保持装置によれば、上腕及び前腕を人体前方から上方に上げる姿勢で高所の作業をする場合であっても極めて容易に姿勢保持することができる。例えば、建築物の天井部位に塗りつけられた石綿の除去作業などに活用できる。
上述の姿勢保持装置500において、肩関節部分に備えたリンク機構100αの摩擦制動機構106αの回転に対する制動力を、肘関節部分に備えたリンク機構100βの摩擦制動機構106βの回転に対する制動力より大に調整した場合は、上腕の姿勢保持をしたまま前腕を下ろす動作、また前方より上方に上げた腕全体を下ろす動作が容易となる。
逆に、肩関節部分に備えたリンク機構100αの摩擦制動機構106αの回転に対する制動力を、肘関節部分に備えたリンク機構100βの摩擦制動機構106βの回転に対する制動力より小に調整した場合は、肘関節部分の姿勢保持をしたまま上腕を下ろす動作が容易となるため、例えば手に抱えた重量物を下ろす作業に有用である。このように各摩擦制動機構は用途にあわせ制動力を調整するのが望ましい。
摩擦制動機構106αと摩擦制動機構106βが同一である場合はボルトの締付力を調整することで前記制動力を調整できる。摩擦制動機構106αと摩擦制動機構106βの各構成が夫々異なることにより制動力を調整できるようにしてもよい。例えばローラの転動軸心bの回転体の径方向aに対する傾きを異ならせたり、ローラの保持される位置を異ならせると、制動力が異なることとなる。
また上述のボルト111、または調圧機構117により締付力を調整するだけで摩擦制動機構106の制動力は用途に応じ適宜変更することができる。尚、重量物を抱え上げる作業をする際には、装着した者が該重量を認識できるので、非常に安全性が高く、また構成部材が動力源やアクチュエータを用いたものよりシンプルで故障の発生余地も少なく、安価に製造できるため経済性に富んだものとなる。
つまり、受圧部を装着した人体の肩の関節部位に関節機構が位置し、第一リンクまたは第二リンクの何れか一方のリンクを固定具を介して上腕に固定すれば、人体の肩関節周りに前方から上方への上腕の回転方向への回転運動が労せずに許容され、摩擦制動機構による制動力によって多大な筋力を使わずとも人体の肩の関節の姿勢を所定の姿勢に維持することができる。このとき、摩擦制動機構による制動力以上の力を付与することにより反対方向への回転運動も可能となる。
上述の姿勢保持装置は例示に過ぎず、本発明によるリンク機構を用いて人体の上肢、下肢、腰部の姿勢を保持する姿勢保持具にも適用することができ、介助用の補助具を構成することもできる。
以下、上述のリンク機構を用いた機器の姿勢保持装置の一例として、照明器具の姿勢保持装置について説明する。
姿勢保持装置は、支持部に上述したリンク機構の第一リンクまたは第二リンクの何れか一方のリンクの他端部が支持され、他方のリンクの他端部に機器が設けられている。
詳述すると、図10示すように、姿勢保持装置700は、机704に取着自在の支持部701と、支持部701に回転部材406aの一端が固設された摩擦制動機構406と、摩擦制動機構406の受動部材406fにリンク機構100γのリンク108γの一端が連結され、リンク104γの一端にリンク機構100δのリンク108δの一端が連結され、リンク104δの一端に光源部703が取り付けられている。
このようなリンク機構100γ,100δにより、実線で示す矢印方向への回転は、夫々の一方向回転機構103により回転が許容されるので、光源部703を上方へ揺動させる場合には容易に操作することができる。反対に、破線で示す方向への回転は、夫々の一方向回転機構103により回転が阻止されるので、夫々の摩擦制動機構106γ,106δによる制動力が作用し、自重で下方へ揺動することが回避される。
ここで夫々のリンク機構100γ,100δのボルト111、または調圧機構117により締付力を調整し、夫々の摩擦制動機構106γ,106δの制動力を、少なくとも光源部及び構成部材等を保持し得る強さにすることで、光源部703の姿勢保持が容易に可能となる。尚、支持部701に摩擦制動機構406を備えているので水平方向に所定の制動力を保ちながらの回転が可能となる。
以下に本発明によるリンク機構及びリンク機構を用いた姿勢保持装置の他の実施の形態を説明する。
上述の実施形態では、摩擦制動機構106は、転動軸心bが回転体106aの径方向対して所定の傾斜角度θで転動自在に且つ回転体106aの回転軌道に沿って保持体106eに保持されたローラ106b群を、回転体106aと受動体106fの対向面間に所定の締付力で挟持された摩擦制動機構で構成されているものを説明したが、転動軸心bが回転体106aの径方向aとのなす角度θは特に限定するものではなく適宜設定すればよい。
また上述の実施形態では、摩擦制動機構は環状の平板で回転体及び受動体の間にローラを挟持する構成について説明したが、摩擦制動機構はこれに限られず、図11に示すように、軸心CLを中心に回転する回転体801と、回転体801の回転軌道に沿って配列された複数のローラ802と、ローラ802を間にして回転体801径方向の内側から対向する受動体805と、ローラ802を互いに所定の間隔をおいて回転軸心bに対し転動自在に保持する保持体804とから構成される摩擦制動機構800であってもよい。
このような構成を採用すると、回転体が一方に回転するときにはローラの摩擦力が大きくなり、他方に回転するときにはローラの摩擦力が小さくなる。従って、回転体801及び受動体805にリンクを連結することで、一方向回転機構を用いなくとも姿勢保持装置のリンク機構として有効に機能する。
具体的には、回転体801は環状に形成され、受動体805との対向面がいわゆる単葉双曲線をなす面に形成されている。ローラ802は円柱形に形成され、回転体801の周方向に等間隔で配列されている。受動体805は環状に形成され、回転体との対向面も単葉双曲線をなす面に形成されている。保持体804は環状に形成されその厚みはローラ802の外径より小さく形成され、保持体804にはローラ802を所定の間隔で保持し得るように開孔803が形成されている。開孔803はローラの転動軸心bが回転体801の回転軸を含む断面に対し角度θ傾斜するように形成されている。
このような、回転方向により制動力が変わる摩擦制動機構は、特開08―135661号公報に基づいて適宜構成することができる。
上述の実施形態では、摩擦制動機構106として、転動軸心bが回転体106aの径方向aに対して所定の傾斜角度θで転動自在に且つ回転体106aの回転軌道に沿って保持体106eに保持された複数のローラ106bを、回転体106aと受動体106fの対向面間に挟持するように構成されたものを用いたが、摩擦制動機構106はこれに限るものではなく、公知のトルクリミッタで構成することも可能である。
上述の実施形態において、一方向回転機構103を構成する基部103aである爪車の爪の数について詳述していないが、仮に爪を等間隔で10個備えている爪車であれば、リンク機構100が回転を許容する方向の回転において36°毎に噛合爪と噛合することとなり、また、爪を等間隔で36個備えている場合であれば、リンク機構100が回転を許容する方向の回転において10°毎に噛合爪と噛合することとなる。このように爪車の爪の数は、リンク機構100の用途により適宜選択されるものである。
上述の実施形態において、一方向回転機構103がラチェット機構で構成されるものを説明したが、ワンウェイクラッチ、フリーホイール等の一方向の回転のみ許容する構成であってもよい。
上述の実施形態では、調圧機構117としてレバー117bを用いる構成について説明したが、調圧機構はこれに限られず、カム機構やばねを用いることで摩擦制動機構106を構成する回転体106aと受動体106fの軸心CL方向の面間の距離を可変にして締付力が調整できる構成であればよい。カム機構により締付力を調整する場合には、回転方向により締付力が異なるようにカム面を形成することにより、一方向回転機構103を設けずにリンク機構を構成することも可能となる。
上述の実施形態では、リンク機構を用いた姿勢保持装置として、左右の両方の上腕、前腕を保持する姿勢保持装置ついて説明したが、姿勢保持装置はこれに限られず、右腕のみ肩関節、肘関節部分の姿勢保持のために装着したり、左腕の肩関節部分のみ姿勢保持のために装着したりする場合であってもよい。また、上腕の固定具503及び前腕の固定具505を設けずに、リンク104α及びリンク104βに直接上腕及び前腕を固定する構成であってもよい。これらは姿勢保持装置の用途によって適宜選択されるものである。
上述の実施形態では、照明器具の姿勢保持装置700として、机704に取着自在の支持部701を設けた場合について説明したが、照明器具の姿勢保持装置はこれに限られず、壁や天井に支持部を設け、前記支持部に第一のリンクまたは第二のリンクの何れか一方のリンクの他端が支持される構成であってもよい。
上述の実施形態では、照明器具の姿勢保持装置700として、机704に取着自在の支持部701と、支持部701にリンク406aの一端が固設された摩擦制動機構406と、前記摩擦制動機構406のリンク406fにリンク機構100γのリンク108γの一端が連結され、リンク104γの一端にリンク機構100δのリンク108δの一端が連結され、リンク104δの一端に光源部703が備えられ構成された場合について説明したが、照明器具の姿勢保持装置はこれに限られず、摩擦制動機構406を備えずに支持部に701に第一のリンク機構の何れか一方のリンクを直接支持部701に連結し、他方のリンクが、第二のリンク機構の一方のリンクを兼ねる構成であってもよい。
上述の実施形態では、姿勢保持装置として光源部の姿勢を調整可能な姿勢保持装置を例示したが、姿勢保持する対象は照明器具に限られず、家庭用または業務用の送風機、テレビ台、スピーカ等の任意の重量のある機器の姿勢を人力で容易に調整可能な姿勢保持装置として実現できる。
上述の実施形態では、リンク機構を構成するリンク部材についてその材質について詳述していないが、材質は用途に応じて、金属、樹脂等から適宜選択して構成すればよく、特に硬質樹脂を用いてリンク部材等を構成すれば、より軽量化を図ることができる。
上述の実施形態は何れも本発明の一実施例に過ぎず、当該記載により本発明の範囲が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明による作用効果を奏する範囲において適宜変更することができることは言うまでもない。
本発明によるリンク機構100の分解斜視図 本発明によるリンク機構200の分解斜視図 本発明によるリンク機構300の分解斜視図 (a)はリンク機構100の組立て正面図、(b)はリンク機構100の断面図、(c)はリンク300機構の組立て正面図、(d)はリンク機構300の断面図 (a)は摩擦制動機構406の分解斜視図、(b)は摩擦制動機構406の断面図 (a)は調圧機構117の正面図、(b)は調圧機構117の側面図、(c)は調圧機構117を備えたリンク機構の断面図、(d)は調圧機構117を備えたリンク機構の断面図 (a)はストッパ機構118を備えたリンク機構の正面図、(b)はストッパ機構118を備えたリンク機構の断面図 (a)は、右腕用の姿勢保持装置500の腕部分の平面図、(b)は右腕用の姿勢保持装置500の背面図、(c)は右腕用の姿勢保持装置500の側面図 (a)は右腕用の姿勢保持装置500を装着した側面図、(b)は右腕用の姿勢保持装置500及び左腕用の姿勢保持装置600を装着した正面図 本発明による照明器具の姿勢保持装置700の概略図 本発明の別実施形態におけるリンク機構を構成する摩擦制動機構の概略図
符号の説明
A:関節機構
100:リンク機構
101:ボルト
103:一方向回転機構
103a:基部
103b:可動部
104:リンク
104α:リンク
104β:リンク
105:ナット
106:摩擦制動機構
106a:回転体
106b:ローラ
106c:ワッシャ
106e:保持体
106f:受動体
108:リンク
108α:リンク
109:皿ばね
110:スラストベアリング
111:ボルト
117:調圧機構
118:ストッパ機構
200:リンク機構
300:リンク機構
406:摩擦制動機構
500:右腕用の姿勢保持装置
501:受圧部
502:支持部
503:上腕への固定具
505:前腕への固定具
600:左腕用の姿勢保持装置
700:照明器具の姿勢保持装置
703:光源部

Claims (9)

  1. 一対のリンクが関節機構によって連結されているリンク機構であって、
    前記関節機構は、受動体及び回転体が対向配置され所定トルクより大きいときに相対的回転を許容し小さいときに相対的回転を阻止する摩擦制動機構と、可動部と前記可動部に対して一方向への回転を許容し他方向への回転を阻止する基部からなる一方向回転機構と、前記回転体と前記基部を同一軸心上に配置して固定する固定部と、前記受動体及び回転体を前記軸心方向に沿って所定の締付力で挟持する締付機構を備えて構成され、
    第一リンクの一端部が前記受動体と連結され、第二リンクの一端部が前記可動部と連結されているリンク機構。
  2. 前記摩擦制動機構は、前記軸心周りに回転する回転体と、転動軸心が前記回転体の径方向対して所定の角度で傾斜した姿勢で前記回転体の回転軌道に沿って配列された複数のローラと、各ローラを所定間隔で転動自在に保持する保持体と、前記ローラを挟み前記回転体と対向配置された受動体を備えて構成されている請求項1記載のリンク機構。
  3. 前記締付機構による前記受動体及び回転体に対する締付力を調整する調圧機構を備えている請求項1または2記載のリンク機構。
  4. 前記第二リンクの可動範囲を制限するストッパ機構を備えている請求項1から3の何れかに記載のリンク機構。
  5. 人体の肩部から胸部骨格に沿うように延出形成された受圧部と、前記受圧部の上部から側方に突設された支持部と、請求項1から4の何れかに記載のリンク機構を備え、前記支持部に前記第一リンクまたは第二リンクの何れか一方のリンクの他端部が連結されている姿勢保持装置。
  6. 前記リンク機構は、前記一方向回転機構により許容される回転方向と、人体の肩関節周りに前方から上方への上腕の回転方向が一致するように前記支持部に取り付けられ、前記第一または第二リンクの何れかに上腕への固定具を設けている請求項5記載の姿勢保持装置。
  7. 前記リンク機構の自由端と第三リンクが前記関節機構を介して連結された第二リンク機構を備えている請求項5または6記載の姿勢保持装置。
  8. 前記第二リンク機構は、前記一方向回転機構により許容される回転方向と、人体の腕関節周りに前方から上方への前腕の回転方向が一致するように取り付けられ、前記第三リンクに前腕への固定具を設けている請求項7記載の姿勢保持装置。
  9. 請求項1から4の何れかに記載のリンク機構を備え、支持部に前記第一リンクまたは第二リンクの何れか一方のリンクの他端部が支持され、他方のリンクの他端部に機器が設けられている機器の姿勢保持装置。
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