JP2009050608A - ストラップのパッド構造、ストラップ用パッド、ストラップ - Google Patents

ストラップのパッド構造、ストラップ用パッド、ストラップ Download PDF

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Abstract

【課題】使い勝手が向上したストラップのパッド構造等を提供する。
【解決手段】ストラップのパッド構造(50)を、ストラップ(10)使用時に使用者の身体に対向して配置される基部(20a)と、前記基部に対して第1の方向(B)に延びて形成された複数の毛状部材(62)を含む第1の植毛部(60)と、前記基部に対して前記第1の方向とは異なる第2の方向(A)に延びた複数の毛状部材(72)を含む第2の植毛部(70)とを備える構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ストラップのパッド構造、ストラップ用パッド及びストラップに関するものである。
従来、ストラップとしては、肩当て部材(パッド)に弾力性を有しかつエッジが設けられた滑り止め材を設けたものが知られており、このストラップをカメラに用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
WO98/16131号公報
上記従来のストラップを用いて、例えば、カメラを肩から吊り下げた場合、撮影に備えてカメラを移動する際にも滑り止め機能が発揮されてしまい、使い勝手が悪い。
本発明の課題は、使い勝手が向上したストラップのパッド構造、ストラップ用パッド及びストラップを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、ストラップ(10)使用時に使用者(2)の身体に対向して配置される基部(20a)と、前記基部に対して第1の方向(B)に延びて形成された複数の毛状部材(62)を含む第1の植毛部(60)と、前記基部に対して前記第1の方向とは異なる第2の方向(A)に延びた複数の毛状部材(72)を含む第2の植毛部(70)とを備えるストラップのパッド構造(50)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のストラップのパッド構造において、前記第1の方向(B)及び前記第2の方向(A)は、それぞれ前記ストラップ(10)の幅方向に略平行な方向であることを特徴とするストラップのパッド構造(50)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のストラップのパッド構造において、前記第1の植毛部(60)の面積と前記第2の植毛部(70)の面積とが略同じであることを特徴とするストラップのパッド構造(50)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造において、前記第1の植毛部(60)と前記第2の植毛部(70)とが略同じ形状あることを特徴とするストラップのパッド構造(50)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造において、前記第1の植毛部(60)及び前記第2の植毛部(70)は、それぞれストラップ(10)の長手方向に平行な帯状に形成され、前記ストラップの幅方向中心(CL)からみて前記ストラップの幅方向の一方側の領域に第1の植毛部が配置され、他方側の領域に第2の植毛部が配置されることを特徴とするストラップのパッド構造(50)である。
請求項6の発明は、請求項5に記載のストラップのパッド構造において、前記第1の方向(B)及び前記第2の方向(A)は、それぞれ前記ストラップ(10)の幅方向中心を向いていることを特徴とするストラップのパッド構造(50)である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造において、前記第1の植毛部(160a〜160c)と前記第2の植毛部(170a〜170c)とが、前記ストラップ(110)の長手方向に沿って配置されたことを特徴とするストラップのパッド構造(150)である。
請求項8の発明は、請求項7に記載のストラップのパッド構造において、前記第1の植毛部(160a〜160c)と前記第2の植毛部(170a〜170c)との少なくとも一方は、複数が設けられ、前記第1の植毛部及び前記第2の植毛部は、前記ストラップ(110)の長手方向に沿って交互に配置されることを特徴とするストラップのパッド構造(150)である。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造において、前記基部(220a)は、前記ストラップ(220)に設けられ、前記第1の植毛部(260a〜260c)及び前記第2の植毛部(270a〜270c)は、前記基部に対して着脱可能に設けられたことを特徴とするストラップのパッド構造(250)である。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造において、前記ストラップ(310)は、帯状に形成された本体部(320)を備え、前記第1の植毛部(360a、360b)及び前記第2の植毛部(370a、370b)は、前記基部(351)に支持され、前記基部は、前記本体部に対して着脱可能に設けられたことを特徴とするストラップのパッド構造(350)である。
請求項11の発明は、ストラップ(210)使用時に使用者(2)の身体に対向して配置される基部(220a)と、所定の方向に延びて形成された複数の毛状部材を備えた植毛部とを含むストラップのパッド構造であって、前記植毛部は、複数が用意されるとともに、その一部(260a、260b)の前記毛状部材の延びる向きを第1の方向(B)に向け、かつ、その他部(270a、270b)の前記毛状部材の延びる向きを前記第1の方向とは異なる第2の方向(A)に向けた状態で前記基部に対して着脱可能なことを特徴とするストラップのパッド構造(250)である。
請求項12の発明は、請求項11に記載のストラップにおいて、前記第1の方向(B)及び前記第2の方向(A)は、それぞれ前記ストラップ(210)の幅方向に略平行な方向であることを特徴とするストラップのパッド構造(250)である。
請求項13の発明は、ストラップ(310)の長手方向中間部分に設けられるストラップ用パッドであって、請求項1から請求項12までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造を備えることを特徴とするストラップ用パッド(350)である。
請求項14の発明は、請求項1から請求項12までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造(50)を備えることを特徴とするストラップ(10)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、使い勝手が向上したストラップのパッド構造、ストラップ用パッド及びストラップを提供することができる。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明を適用したストラップのパッド構造及びこのストラップのパッド構造を備えたストラップの実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、ストラップとしてカメラ用ストラップを例にとって説明する。
図1は、第1実施形態のストラップの使用例の一例を示す図であり、ストラップを使用してカメラを使用者の右肩から吊り下げた状態を示している。
図1に示すように、ストラップ10は、全体的な形状が帯状とされ、その一端部がカメラ1の一方の側面に接続されるとともに、他方の端部がカメラ1の他方の側面に接続されている。
カメラ1は、前面部から突き出したレンズ鏡筒1aを備えている。図1において、カメラ1は、背面部が使用者2の身体に対向するように使用者2の右肩から吊り下げられている。以下、この図1に示す状態を、レンズ鏡筒1aを外側に向けた状態と称する。
ここで、図1において、ストラップ10の幅方向の一方方向に矢印A、矢印Aとは反対の方向に矢印Bを付すとともに、ストラップ10の長手方向の一方方向に矢印Cを、矢印Cとは反対の方向に矢印Dをそれぞれ付して説明する。以下、本明細書において、A方向〜D方向といった場合には、上記矢印A〜D方向をそれぞれさすものとする。
図1に示す状態、すなわち、レンズ鏡筒1aを外側に向けた状態でカメラ1を使用者2の右肩から吊り下げた場合において、A方向は、使用者2から見て肩から腕に向かう方向であり、B方向は、使用者2から見て肩から首に向かう方向である。また、C方向は、使用者2から見て肩から身体の正面側に向かう方向であり、D方向は、使用者2から見て肩から背中側に向かう方向である。
ストラップ10は、使用者2の身体(例えば、首や肩等)に巻き掛けられる領域である巻掛部20と、巻掛部20の一方の端部とカメラ1との間に設けられた領域である第1接続部30と、巻掛部20の他方の端部とカメラ1との間に設けられた領域である第2接続部40とを備えている。
巻掛部20の幅方向寸法は、第1接続部30及び第2接続部40の幅方向寸法よりも大きく(広幅に)形成されている。巻掛部20が第1接続部30及び第2接続部40よりも広幅なのは、使用者2に当接する面積を増やして圧力を分散し、使用感を向上させるためである。
ここで、ストラップ10において、ストラップ10が捻れていない状態で使用されたときに使用者2の身体に対向する面部(当接面)を裏面部と、その反対側の面部を表面部と称して説明する。
巻掛部20において、使用者2の身体に対向する面部(以下、裏面部20aと称する)は、パッドとして機能する。パッドとは、当接対象物に対する当て物として機能するものを意味し、本実施形態のようにカメラ1を使用者2の肩や首から吊り下げる場合には、それぞれ肩当て、首当てとして機能するものを意味する。したがって、本実施形態のように、巻掛部20とは別部材のパッドを備えないようなストラップであっても、使用時に使用者の身体に当接する部分(巻掛部20の裏面部20a)は、パッドとして機能する。
また、本明細書において、ストラップのパッド構造といった場合には、ストラップのパッド自体の構造、又は、ストラップにおいてパッドと機能する部分の構造を意味する。
以下、本実施形態のストラップのパッド構造50について説明する。
図2は、図1に示すストラップを裏面側からみた平面図であり、第1実施形態のストラップのパッド構造を示している。
また、図3は、図2に示すストラップのパッド構造に備えられた第1の植毛部及び第2の植毛部を示す図である。この図3において、(a)はストラップを表面側から見た平面図、(b)は(a)のb−b矢視断面図、(c)はストラップを裏面側から見た平面図、(d)は(a)のd−d矢視断面図である。
ストラップのパッド構造50は、それぞれが巻掛部20の裏面部20aに支持された第1の植毛部60、及び、第2の植毛部70を含んでいる。
第1の植毛部60及び第2の植毛部70は、複数の毛状部材62、72(図3参照)を含む植毛加工生地によって形成されている。この植毛加工生地に備えられた毛状部材62、72は、人工的に形成されたものであっても天然のものであってもよい。図2、及び、後述する図4〜6において示されている矢印Hは、毛状部材62、72の起毛の方向を示している。
第1の植毛部60及び第2の植毛部70を形成する植毛加工生地は、それぞれ巻掛部20の幅方向寸法の半分よりも狭い幅方向寸法を有する帯状に形成されている。第1の植毛部60は、ストラップ10の幅方向中央(センターラインCL)から見て幅方向の一方の領域(矢印A側)に、第2の植毛部70は他方の領域(矢印B側)に、それぞれストラップ10の長手方向に略平行に配置されている。
これらの第1の植毛部60、第2の植毛部70は、配置が異なる以外、略同じ形状、略同じ面積を有する部材であるので、ここでは第1の植毛部60について説明する。
第1の植毛部60は、図3に示すように、ベース生地61と、このベース生地61に対して所定の方向に延びて設けられた複数の毛状部材62とを備えている。複数の毛状部材62の延びる方向は、概ね一定となっている。
第1の植毛部60は、ベース生地61が巻掛部20の裏面部20aに対して、例えば、接着剤によって固定されている。巻掛部20の裏面部20aは、基部として機能する。
以下、第1の植毛部60及び第2の植毛部70に含まれる毛状部材の延びる方向(起毛方向)について説明する。
第1の植毛部60及び第2の植毛部70に備えられた複数の毛状部材62、72は、図3(d)に示すように、ベース生地61、71に対してそれぞれ略一定の角度で傾斜しており、所定の方向性を有している。
そして、図2及び図3に示すように、本第1実施形態のストラップ10において、第1の植毛部60に含まれる毛状部材62の起毛の方向は、矢印B方向であり、第2の植毛部70に含まれる毛状部材72が延びる方向は、矢印A方向となっている。すなわち、第1の植毛部60及び第2の植毛部70に備えられた毛状部材62、72は、それぞれストラップ10のセンターラインCLを向いて延びている。
次に、第1実施形態のストラップ10の使用時における動作を説明する。
図1に示すように、ストラップ10を使用してカメラ1を右肩から吊り下げた場合、通常カメラ1は自重によって矢印A方向、すなわち、使用者2の肩から滑り落ちる方向に移動しようとする。
ここで、本実施形態のストラップ10は、第2の植毛部70の毛状部材72が基部20aから矢印A方向に起毛して設けられており、ストラップ10が使用者2に対してA方向に移動しようとすると、これらの毛状部材72の先端部が使用者2の衣類の表面に形成された微細な凹凸(例えば、衣類を形成する糸と糸との間)に引っ掛かる。本実施形態のストラップ10は、これによって、カメラ1が使用者2の肩から滑り落ちることを抑制する。
なお、第1の植毛部60及び第2の植毛部70に備えられた毛状部材62、72の長さは、それぞれ特に限定されないが、極端に長い場合には毛状部材62、72が寝てしまい、上記滑り止め機能を発揮できない可能性があるので、非使用時には毛状部材62、72が起毛した状態となる程度の長さに形成することが望ましい。また、毛状部材62、72の密度も特に限定されないが、例えば、獣毛等と同程度とするとよい。なお、図3(c)は、理解を容易にするために毛状部材62、72の密度を粗にして示しているが、実際には、平面視でベース生地61、71が視認できない程度に密であることが好ましい。
次に、図1に示す吊り下げ状態(非使用状態)からカメラ1を構えた撮影状態(図示省略)に移行する際の動作を説明する。
カメラ1は、ファインダを用いて撮影を行う場合には使用者2(撮影者)の顔の前に配置され、背面表示部に表示されるスルー画像を参照しながら撮影する場合であっても、通常、使用者2の身体の正面に配置される。したがって、図1に示す場合から撮影状態に移行する際、ストラップ10は、使用者2の肩に対して矢印D方向に摺動する。
ここで、図2及び図3に示すように、第1の植毛部60及び第2の植毛部70に備えられた毛状部材62、72は、それぞれ起毛の方向がストラップ10の幅方向となっているので、ストラップ10がその長手方向に使用者2に対して摺動する場合には、上述のように、毛状部材62、72の先端部が使用者2の衣類に引っ掛かるといったことがない。
以上説明した第1実施形態のストラップ10によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)第1実施形態のストラップ10は、図1に示すようにカメラ1を肩から吊り下げた状態では、第2の植毛部70の毛状部材72が使用者2の衣類に引っ掛かるので、カメラ1が肩から滑り落ちることが抑制され、使い勝手がよい。また、図1に示す吊り下げ状態から撮影状態への移行時は、毛状部材62、72が衣類に引っ掛かることがないので、撮影をスムーズに行うことができ、使い勝手がよい。
(2)第2の植毛部70の毛状部材72とは反対方向(B方向)に起毛した毛状部材62を備える第1の植毛部60を設けたので、図1とは反対に、レンズ鏡筒1aを身体の内側に向けてカメラ1を右肩から吊り下げた状態(図示省略)でも、カメラ1が使用者2の肩から滑り落ちることを抑制できる。また、レンズ鏡筒1aを外側に向けて左肩から吊り下げた場合、及び、レンズ鏡筒1aを内側に向けて左肩から吊り下げた場合であっても、それぞれ同様にカメラ1が使用者2の肩から滑り落ちることを抑制できる。
(3)第1の植毛部60及び第2の植毛部70を、略同じ面積を有し、略同じ形状を有する部材としたので、カメラ1の向き(鏡筒外向き、鏡筒内向き)に関わらず、同程度の滑り止め効果を発揮することができる。
(4)ストラップ10を使用して図1に示すようにカメラ1を肩から吊り下げる場合、使用者2の肩は、体型にもよるが水平になるとは限らず、通常は、腕に近い領域よりも首に近い領域の方が位置が高い傾斜面となる。このような傾斜面にストラップ10を巻き掛けた場合、ストラップ10は、センターラインCLよりも首に近い領域(矢印B側)では使用者2の身体に密着するが、腕に近い領域(矢印A側)では密着度が低下する可能性がある。
これに対し、本第1実施形態のストラップ10は、毛状部材62、72がそれぞれストラップ10のセンターラインCLを向くように設けたので、センターラインCLよりも使用者2の首に近い側の領域に設けられた毛状部材72が、カメラ1が滑り落ちようとする方向(A方向)を向いて起毛している。したがって、カメラ1が使用者2の肩から滑り落ちることを確実に抑制できる。
[第2実施形態]
次に、本発明を適用したストラップ等の第2実施形態について説明する。この第2実施形態及び後述するその他の実施形態において、上述した第1実施形態と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略するものとする。
図4は、第2実施形態のストラップの裏面部を示す平面図である。
第2実施形態のストラップ110は、毛状部材162a〜162cが基部120aからB方向に延びる第1の植毛部160a〜160cと、毛状部材172a〜172cが基部120aからA方向に延びる第2の植毛部170a〜170cとを備えている(毛状部材162a〜162c及び毛状部材172a〜172cは、図示を省略する)。
第1の植毛部160a〜160c及び第2の植毛部170a〜170cは、その平面形がそれぞれ正方形である点を除き、第1実施形態の第1の植毛部60を形成する植毛加工生地と同じ生地によって形成されている。
第1の植毛部160a〜160c、第2の植毛部170a〜170cは、それぞれストラップ110の長手方向に沿って矢印C方向に第2の植毛部170a、第1の植毛部160a、第2の植毛部170b、第1の植毛部160b、第2の植毛部170c、第1の植毛部160cの順番、すなわち、毛状部材162、172の起毛方向が、ストラップ110の長手方向に沿って交互となるように配置されている。
以上説明した第2実施形態のストラップは、第1実施形態のストラップ10の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
第2実施形態のストラップ110は、B方向、A方向にそれぞれ延びる毛状部材162、172が、ストラップ110の長手方向に交互に配置されているので、仮にストラップ110がセンターラインCLからみて一方の領域しか使用者に当接していない場合であっても、カメラ1が使用者2の肩から滑り落ちることを抑制できる。
[第3実施形態]
次に本発明を適用したストラップ等の第3実施形態について説明する。
図5は、第3実施形態のストラップを裏面部側からみた斜視図である。
第3実施形態のストラップ210は、第2実施形態のストラップの変形形態であって、第1の植毛部260a〜260c、第2の植毛部270a〜270cが巻掛部220の裏面部220aに対して着脱可能になっている。
第1の植毛部260a〜260c、第2の植毛部270a〜270cを形成する植毛加工生地のベース生地261、271(図示省略)は、巻掛部220の裏面部220aに対して、平面ファスナによって着脱可能に設けられている(平面ファスナは、図示を省略する)。
第3実施形態のストラップ210は、第1の植毛部260a〜260c、第2の植毛部270a〜270cに備えられた各毛状部材(図示省略)を任意の方向に向けることができるので、滑り止めの効き具合を任意に調整できる。
例えば、図5において、第1の植毛部260a〜260cの毛状部材はB方向、第2の植毛部270a〜270cに備えられた毛状部材はA方向にそれぞれ起毛しているが(矢印H参照)、例えば、第2の植毛部270bの装着方向を変更して毛状部材の起毛方向をB方向とすれば、A方向への滑り止め効果を弱めることができる一方で、B方向への滑り止め効果を強くすることができる。このとき、第1植毛部260a〜c、第2植毛部270a〜cをそれぞれ複数(本実施形態では、例えば、合計6つ)設けたので、滑り止め効果の微調整を容易に行うことができる。また、例えば、全ての毛状部材の起毛方向をA方向に向けて、B方向への滑り止め機能を抑制することもできる。
さらに、毛状部材の起毛方向をC方向又はD方向に向けることもできるので、ストラップ210の長手方向に滑り止め機能を発揮させることもできる。また、全ての植毛部をストラップ210から取り外すこともできるので、何れの方向にも滑り止め機能を発揮させないこともできる。
[第4実施形態]
次に本発明を適用したストラップ用パッドの実施形態について説明する。
図6は、第4実施形態のストラップ用パッド及びストラップを裏面部側からみた分解斜視図である。
第4実施形態のストラップ用パッド350(以下、単にパッド350という)は、ストラップ310の巻掛部320に対して着脱可能に装着されるものである。
パッド350は、ベース部351、及び、第1の植毛部360a、360b、及び、第2の植毛部370a、370bを備えている。
ベース部351は、例えば、ゴム等の弾性変形可能な材料で形成された成型品である。ベース部351は、矩形の板状に形成され、巻掛部320の裏面部320aに対向して配置される対向部351aと、対向部351aの幅方向両端部のそれぞれがストラップ310の厚さ方向に屈曲して形成された一対の垂直突出部351b、351cと、これらの垂直突出部351b、351cの先端部がそれぞれストラップ310の幅方向内側に屈曲して形成された一対の平行突出部351d、351eとを備えている。
ベース部351は、対向部351aと平行突出部351d、351eとの間に巻掛部320を挟み込むことによって、巻掛部320に着脱可能に装着される。
第1の植毛部360a、360b、及び、第2の植毛部370a、370bは、第1実施形態と同様の植毛加工生地によって形成され、毛状部材(図示省略)の設けられていない面部がベース部351に対して、例えば、接着剤によって固定されている。
第1の植毛部360a、360b、及び、第2の植毛部370a、370bのうち、第1の植毛部360a、360bに備えられた毛状部材の延びる方向は、B方向であり、第2の植毛部370a、370bに備えられた毛状部材の延びる方向は、A方向である。第1の植毛部360a、360b、第2の植毛部370a、370bは、ストラップ310の長手方向に沿ってC方向に第2の植毛部370a、第1の植毛部360a、第2の植毛部370b、第1の植毛部360bの順番で配置されている。
この第4実施形態のパッド350は、巻掛部320に対して着脱可能となっているので、既存のストラップにも装着することができ、この既存のストラップに容易に滑り止め機能を備えさせることができる。
[変形形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内に含まれる。
(1)本発明を適用したストラップのパッド構造、ストラップ用パッド及びストラップの構成は、実施形態に記載したものに限らず適宜変更が可能である。例えば、第1の植毛部及び第2の植毛部の数は、実施形態に記載したものに限られない。例えば、第2実施形態では、第1の植毛部と第2の植毛部とがそれぞれ3つずつ設けられたが、これらは、例えば、3つ未満であっても4つ以上であってもよい。また、第1の植毛部と第2の植毛部との数が同じでなくてもよい。
(2)実施形態の第1の植毛部及び第2の植毛部は、その形状、面積がそれぞれ略同じであったが、これに限らず、一方の植毛部の面積を他方の植毛部よりも広くして、滑り止め効果の効きに差が出るようにしてもよい。また、植毛部の形状や、毛状部材の素材、密度等によって、滑り止め効果の効きに差を付けてもよい。
(3)第3実施形態は、巻掛部の裏面部(基部)に対して着脱可能である点を除き、第2実施形態のストラップと同様の植毛部を備えていたが、これに限らず、第1実施形態と同様に帯状に形成された2つの植毛部(第1の植毛部、第2の植毛部)を巻掛部の裏面部に対して着脱可能にしてもよい。
(4)第4実施形態は、正方形状の植毛部がストラップの長手方向に交互に配置される構成であったが、植毛部の形状、配置はこれに限らず、例えば、第1実施形態の植毛部と同様の形状、配置であってもよい。
(5)第4実施形態は、第1植毛部及び第2植毛部がベース部に固定されていたが、これに限らず、例えば、第3実施形態と同様に、第1植毛部及び第2植毛部をベース部に対して着脱可能にしてもよい。
(6)第1実施形態のような帯状の植毛加工生地を、例えば、3枚以上設け、これらを毛状部材の起毛の向きが交互となるように、ストラップの幅方向に沿って配置してもよい。
(7)実施形態のストラップは、カメラに装着されたが、ストラップが装着される装着対象物は、これに限られない。例えば、装着対象物は、双眼鏡等の他の光学機器であってもよいし、鞄や楽器等の光学機器以外の物であってもよい。
第1実施形態のストラップの使用例の一例を示す図である。 図1に示すストラップのパッド構造を示す平面図である。 図2に示すストラップのパッド構造に備えられた第1の植毛部及び第2の植毛部を示す図である。 第2実施形態のストラップの裏面部を示す平面図である。 第3実施形態のストラップを裏面部側からみた斜視図である。 第4実施形態のストラップ及びパッドを裏面部側からみた斜視図である。
符号の説明
10 ストラップ : 20 巻掛部 : 20a 裏面部 : 50 ストラップのパッド構造 : 60 第1の植毛部 : 62 毛状部材 : 70 第2の植毛部
: 72 毛状部材

Claims (14)

  1. ストラップ使用時に使用者の身体に対向して配置される基部と、
    前記基部に対して第1の方向に延びて形成された複数の毛状部材を含む第1の植毛部と、
    前記基部に対して前記第1の方向とは異なる第2の方向に延びた複数の毛状部材を含む第2の植毛部と
    を備えるストラップのパッド構造。
  2. 請求項1に記載のストラップのパッド構造において、
    前記第1の方向及び前記第2の方向は、それぞれ前記ストラップの幅方向に略平行な方向であること
    を特徴とするストラップのパッド構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のストラップのパッド構造において、
    前記第1の植毛部の面積と前記第2の植毛部の面積とが略同じであること
    を特徴とするストラップのパッド構造。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造において、
    前記第1の植毛部と前記第2の植毛部とが略同じ形状あること
    を特徴とするストラップのパッド構造。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造において、
    前記第1の植毛部及び前記第2の植毛部は、それぞれストラップの長手方向に平行な帯状に形成され、前記ストラップの幅方向中心からみて前記ストラップの幅方向の一方側の領域に第1の植毛部が配置され、他方側の領域に第2の植毛部が配置されること
    を特徴とするストラップのパッド構造。
  6. 請求項5に記載のストラップのパッド構造において、
    前記第1の方向及び前記第2の方向は、それぞれ前記ストラップの幅方向中心を向いていること
    を特徴とするストラップのパッド構造。
  7. 請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造において、
    前記第1の植毛部と前記第2の植毛部とが、前記ストラップの長手方向に沿って配置されたこと
    を特徴とするストラップのパッド構造。
  8. 請求項7に記載のストラップのパッド構造において、
    前記第1の植毛部と前記第2の植毛部との少なくとも一方は、複数が設けられ、
    前記第1の植毛部及び前記第2の植毛部は、前記ストラップの長手方向に沿って交互に配置されること
    を特徴とするストラップのパッド構造。
  9. 請求項1から請求項8までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造において、
    前記基部は、前記ストラップに設けられ、
    前記第1の植毛部及び前記第2の植毛部は、前記基部に対して着脱可能に設けられたこと
    を特徴とするストラップのパッド構造。
  10. 請求項1から請求項9までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造において、
    前記ストラップは、帯状に形成された本体部を備え、
    前記第1の植毛部及び前記第2の植毛部は、前記基部に支持され、
    前記基部は、前記本体部に対して着脱可能に設けられたこと
    を特徴とするストラップのパッド構造。
  11. ストラップ使用時に使用者の身体に対向して配置される基部と、
    所定の方向に延びて形成された複数の毛状部材を備えた植毛部と
    を含むストラップのパッド構造であって、
    前記植毛部は、複数が用意されるとともに、その一部の前記毛状部材の延びる向きを第1の方向に向け、かつ、その他部の前記毛状部材の延びる向きを前記第1の方向とは異なる第2の方向に向けた状態で前記基部に対して着脱可能なこと
    を特徴とするストラップのパッド構造。
  12. 請求項11に記載のストラップにおいて、
    前記第1の方向及び前記第2の方向は、それぞれ前記ストラップの幅方向に略平行な方向であること
    を特徴とするストラップのパッド構造。
  13. ストラップの長手方向中間部分に設けられるストラップ用パッドであって、
    請求項1から請求項12までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造を備えること
    を特徴とするストラップ用パッド。
  14. 請求項1から請求項12までの何れか1項に記載のストラップのパッド構造を備えること
    を特徴とするストラップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010246603A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Super Planning:Kk 携帯用鞄肩掛具
KR200493349Y1 (ko) * 2020-01-13 2021-03-15 박종원 미끄럼 방지수단이 마련된 에코백

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