JP2009046760A - 熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材及びその製造方法 - Google Patents

熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】強度の高い生体用Co基合金を得ることができる熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】(1) Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなると共に、結晶粒径の平均値が50〜1000μmであることを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材、(2) 上記と同様組成のCo基合金の鋳塊を、1000〜1250℃に加熱することを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法、(3) 上記と同様組成のCo基合金の鋳塊を、1000〜1250℃に加熱し、熱間加工して熱間型鍛造用の形状にすることを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法等。
【選択図】なし

Description

本発明は、熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材及びその製造方法に関する技術分野に属するものである。
ASTMF799には鍛造で作られる人工骨用材の満たすべき特性として、その大まかな組成範囲と機械的性質の規定、及び、大まかな製造方法の規定はあっても、具体的な製造方法については、特に規定がない。
特開2002―363675号公報には、水冷銅鋳型を用いて鋳造し熱間鍛造することで、結晶粒径を50μm以下の組織を持つ材料を得る方法とその材料について記載されている。これは、水冷銅板を使って鋳込むという特殊な方法を採用し、微細粒をつくるための製造方法であり、大幅なコスト増を伴うものである。
また、最終製品としては、結晶粒径が微細な材料が必要となるために、3〜10μm程度の微細な結晶粒径の素材を用いて、型鍛造用の素材としている例もある。
しかしながら、これらは、最終の製品の製造方法であるかどうか、熱間での型鍛造に用いられる素材については微細な結晶粒径である必要性がどの程度あるのかなどは、明らかとはされていない。
特開2002―363675号公報
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、強度の高い生体用Co基合金を得ることができる熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材及びその製造方法を提供しようとするものである。
本発明者らは、上記目的を達成するため、鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。本発明によれば上記目的を達成することができる。
このようにして完成され上記目的を達成することができた本発明は、熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材及びその製造方法に係わり、請求項1〜3記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材(第1〜3発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材)、請求項4〜8記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法(第4〜8発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法)であり、それは次のような構成としたものである。
即ち、請求項1記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材は、熱間での型鍛造に供される生体用Co基合金素材であって、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなると共に、結晶粒径の平均値が50〜1000μmであることを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材である〔第1発明〕。
請求項2記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材は、O:100質量ppm以下(0質量ppmを含まず)である請求項1記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材である〔第2発明〕。請求項3記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材は、Si:0.5〜1.0質量%、Mn:0.5〜1.0質量%である請求項1または2記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材である〔第3発明〕。
請求項4記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法は、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなるCo基合金の鋳塊を得、これを1000〜1250℃に加熱することを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法である〔第4発明〕。
請求項5記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法は、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなるCo基合金の鋳塊を得、これを1000〜1250℃に加熱し、熱間加工して熱間型鍛造用の形状にすることを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法である〔第5発明〕。
請求項6記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法は、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなるCo基合金の鋳塊を得、これを1000〜1250℃に加熱し、熱間加工して熱間型鍛造用の形状にした後、1000〜1250℃に加熱することを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法である〔第6発明〕。
請求項7記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法は、前記Co基合金がO:100質量ppm以下(0質量ppmを含まず)である請求項4〜6のいずれかに記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法である〔第7発明〕。請求項8記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法は、前記Co基合金がSi:0.5〜1.0質量%、Mn:0.5〜1.0質量%である請求項4〜7のいずれかに記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法である〔第8発明〕。
本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材によれば、強度の高い生体用Co基合金を得ることができる。また、熱間型鍛造前に切断作業を行うときに切断しやすい。
本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法によれば、このように優れた効果を奏する本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材を製造する(得る)ことができる。
本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材は、前述のように、熱間での型鍛造に供される生体用Co基合金素材であって、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.35%質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなると共に、結晶粒径の平均値が50〜1000μmであることを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材である〔第1発明〕。
この熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材について数値限定理由等を以下説明する。
Crの含有量が26質量%(質量%を、以下、%ともいう)未満であると、耐食性が劣化し、30%を超えると加工性が劣化する。従って、Cr:26〜30%としている。
Moの含有量が5%未満であると耐食性が劣化し、8%を超えると加工性が劣化する。従って、Mo:5〜8%としている。なお、Moは耐摩耗性向上の効果もある。
Cは耐摩耗性の必要性や必要具合によって添加されるべき元素であるが、Cの含有量が0.20%を超えた場合には熱間型鍛造用素材の結晶粒径が粗大化すること、また、形成される炭化物によって延性が低下すること、さらには、融点の低下によって、鍛造時の加熱で1250℃付近に昇温したときに、一部が溶融し鍛造ができなくなる場合があるため、0.20%をC含有量の上限とする。好ましくは0.10%以下である。
Nは、Cと同様に侵入型元素であるが、FCC相を安定させる効果がある。熱間での型鍛造後の特性上必要な元素である。FCC相安定のためにはNi添加がよく知られているが、生体用材料としてはNiが使えない。そこで、Niフリーとした上で、FCCを安定化するためには、Nの添加が効果的である。しかしながら、Nの添加量(含有量)が0.05%未満では、そのN添加効果(FCC相安定化効果)が顕著でなく、0.25%を超えると、窒化物形成などの延性を低下させる現象が懸念される。従って、N:0.05〜0.25%としている。FCC相安定化の点からはN含有量を0.10%以上とすることが望ましく、0.15%以上とすることは更に望ましい。なお、FCC相とは、面心立方格子の結晶構造を有する相(フェィズ)のことである。FCC相は延性に富む相であり、延性を向上させる作用効果がある。
結晶粒径の平均値(以下、平均粒径ともいう)が50μmを下回ると、熱間型鍛造前に切断作業を行うときに、強度が高くて切断しにくくなる。平均粒径が1000μmを超えると、熱間型鍛造工程で、再結晶が完了する歪みが大きくなり、熱間型鍛造で与えられる歪みでは再結晶が完了せず、混粒となる可能性が高い。従って、平均粒径:50〜1000μmとしている。熱間型鍛造前の切断性の点からは平均粒径は100μm以上とすることが望ましく、更に200μm以上とすることが望ましく、300μm以上とすることは更に望ましい。再結晶性の点からは平均粒径は900μm以下とすることが望ましく、更に800μm以下とすることが望ましく、700μm以下とすることは更に望ましい。
本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材によれば、その組成(化学成分)および組織(平均粒径)に起因して、強度の高い生体用Co基合金を得ることができる。また、熱間型鍛造前に切断作業を行うときに切断しやすい。
本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法には、第4発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法と、第5発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法と、第6発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法がある。第4発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法は、前述の如く、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなるCo基合金の鋳塊を得、これを1000〜1250℃に加熱することを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法である〔第4発明〕。第5発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法は、前述の如く、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなるCo基合金の鋳塊を得、これを1000〜1250℃に加熱し、熱間加工して熱間型鍛造用の形状にすることを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法である〔第5発明〕。第6発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法は、前述の如く、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなるCo基合金の鋳塊を得、これを1000〜1250℃に加熱し、熱間加工して熱間型鍛造用の形状にした後、1000〜1250℃に加熱することを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法である〔第6発明〕。
第4発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法においては、Co基合金の鋳塊に含まれる偏析を低減させ、結晶粒径を50〜1000μmに制御するために、1000〜1250℃に加熱する。このときの加熱時間は、結晶粒径が1000μmを超えない範囲で長くすることが望ましい。加熱温度が1000℃未満であると、偏析低減や結晶粒成長に必要な拡散を起こすのに長時間が必要であり、1250℃を超えると、C濃度によっては一部溶融の可能性がある。こうした点から、加熱温度は1000〜1250℃としている。結晶粒径の点からは、加熱温度は1100℃以上とすることが望ましい。なお、Co基合金の鋳塊の組成を、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなるものとしているのは、本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材を得るために、そうする必要があるからである。各成分の含有量の限定理由は、前述の本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材での各成分の含有量の限定理由と同様である。第4発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法によれば、本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材を製造する(得る)ことができる。
第5発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法においては、上記組成のCo基合金の鋳塊を、1000〜1250℃に加熱し、熱間加工して熱間型鍛造用の形状にする。これにより、平均粒径:50〜1000μmの熱間型鍛造用素材が得られる。このとき、熱間加工としては、その種類は特には限定されず、熱間鍛造、熱間押し出し、熱間圧延などの熱間加工を用いることができる。熱間加工の回数は1回あるいは複数回とする。鋳塊が大きな場合には複数回に分けて熱間加工するとよい。Co基合金の鋳塊の加熱温度を1000℃未満にすると、加工性の劣るHCP相が多くなって主体となり、1250℃超にすると、組成によっては一部溶融する。1000〜1250℃にすると、加工性のよいFCC相が主体となる。第5発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法によれば、本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材であって熱間型鍛造用の形状のものを得ることができる。なお、HCP相とは、稠密立方格子の結晶構造を有する相(フェィズ)のことである。HCP相はε相ともいわれる。
第6発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法においては、上記組成のCo基合金の鋳塊を、1000〜1250℃に加熱し、熱間加工して熱間型鍛造用の形状にした後、1000〜1250℃に加熱する。このように熱間加工後に1000〜1250℃に加熱すると、結晶粒径を大きくして軟質化させることができ、このため、熱間型鍛造をしやすくなる。この製造方法は、熱間型鍛造用素材を軟質化させる必要がある場合に特に効果的である。この熱間加工後の加熱の際の時間(加熱時間)は、結晶粒径が1000μmを超えない範囲で長くすることが望ましい。加熱時間を長くすると、結晶粒径が大きくなって熱間型鍛造性が向上する。第6発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法によれば、本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材であって熱間型鍛造用の形状を有すると共に熱間型鍛造性がより優れたものを得ることができる。
本発明において、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなるCo基合金とは、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部がCo及び不可避的不純物からなるCo基合金のことである。この不可避的不純物には、Ni、Fe、Si、Mn、V、W、O等がある。これらの含有量が、それぞれ1%未満の場合、いずれの元素も不可避的不純物元素としてあつかう。
O(酸素)は、100ppmを超えて含む場合には、伸びや絞りを低下させる影響がある。このため、O量を100ppm以下に制御することによって、同様の強度であっても伸びや絞りを向上させることができる。従って、O:100ppm以下とすることが望ましい〔第2発明、第7発明〕。本発明に係るCo基合金において、O量を100ppm以下とするには、この合金の溶製を真空溶製により行えばよい。酸素濃度を特に制御する必要がない場合には、溶製方法として大気溶製方法を採用することができる。
SiおよびMnは生体用Co基合金を固溶強化し、強度を上げるととともに、熱間加工時およびその直後の空冷において、粒成長を幾分抑制する効果がある。その効果は0.5%未満では顕著ではなく、1.0%を超えるとF799合金の規格外となってしまう。従って、Si:0.5〜1.0%、Mn:0.5〜1.0%とすることが望ましい〔第3発明、第8発明〕。
熱間型鍛造は型鍛造に属するものである。型鍛造には、熱間で行われるもの、温間で行われるもの、冷間で行われるものがある。熱間型鍛造は、熱間で行われるものである。
本発明の実施例および比較例を以下説明する。なお、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
表1に示す組成のCo基合金(合金1〜4)を溶製(溶解・鋳造)してCo基合金の鋳塊を得た。このとき、合金1、2、4は真空溶製で溶製し、合金3は大気溶製で溶製した。そして、下記(1)〜(2)の形状寸法に鋳造した。即ち、下記(1)〜(2)の形状寸法の鋳塊を作った。なお、上記Co基合金(合金1〜4)は、Ni、Fe、Si、Mn、Oを含有するが、これらはいずれも不可避的不純物である。上記Co基合金(合金1〜4)の中、合金1〜3は、本発明に係るCo基合金の組成を満たすものである。合金4は、C量が0.20%よりも高く、この点において本発明に係るCo基合金の組成を満たしていない。
(1)φ36mmx190mmの鋳塊
(2)φ80mmの鋳塊
上記(1)の鋳塊については、これをφ35mmに切削した後、これを熱間型鍛造用素材として下記(A)の熱間型鍛造に供した。
(A)上記熱間型鍛造用素材を表2のNo.1に示す熱間型鍛造条件で熱間型鍛造する。即ち、上記熱間型鍛造用素材(鋳造まま)を1200℃にて高周波加熱し、次いで熱間型鍛造仕上げ(打ち上がり)温度:1000℃、付与する鍛造歪み:60%の条件で、熱間型鍛造する。この型鍛造の後、水冷する。
上記(2)の鋳塊については、これを1200℃で1時間加熱した後、一旦Φ26mmに熱間鍛造し、長さ190mmに切りそろえ、しかる後、これを熱間型鍛造用素材として下記(B)の熱間型鍛造に供した。
(B)上記熱間型鍛造用素材を表2のNo.4およびNo.5に示す熱間型鍛造条件で熱間型鍛造する。即ち、上記熱間型鍛造用素材(鋳造後熱間鍛造)を、No.4については1150℃にて、No.5については1200℃にて、高周波加熱し、次いで熱間型鍛造仕上げ(打ち上がり)温度:No.4については875℃、No.5については950℃、付与する鍛造歪み:No.4については60%、No.5については65%の条件で、熱間型鍛造する。この型鍛造の後、水冷する。なお、同様の熱間型鍛造用素材を表2のNo.6に示すように1250℃にて高周波加熱したが、このサンプルについては一部が溶融したため、鍛造が行えなかった。
また、上記(2)の鋳塊については、これを1200℃で1時間加熱した後、φ36mmに熱間圧延し、長さ190mmに切りそろえ、φ26mmまで切削し、しかる後、これを熱間型鍛造用素材として下記(C)の熱間型鍛造に供した。
(C)上記熱間型鍛造用素材を表2のNo.3に示す熱間型鍛造条件で熱間型鍛造する。即ち、上記熱間型鍛造用素材(鋳造後熱間圧延)を1150℃にて高周波加熱し、次いで熱間型鍛造仕上げ(打ち上がり)温度:950℃、付与する鍛造歪み:75%の条件で、熱間型鍛造する。この型鍛造の後、水冷する。
また、上記(2)の鋳塊を1200℃で1時間加熱した後、一旦Φ26mmに熱間鍛造し、長さ190mmに切りそろえ、この後、熱処理(1120℃で60分加熱した後、水冷)し、しかる後、これを熱間型鍛造用素材として下記(D)の熱間型鍛造に供した。
(D)上記熱間型鍛造用素材を表2のNo.2に示す熱間型鍛造条件で熱間型鍛造する。即ち、上記熱間型鍛造用素材(鋳造後熱間鍛造さらに熱処理)を1200℃にて高周波加熱し、次いで熱間型鍛造仕上げ(打ち上がり)温度:1000℃、付与する鍛造歪み:75%の条件で、熱間型鍛造する。この型鍛造の後、水冷する。
上記熱間型鍛造材(水冷後のもの、即ち、熱間型鍛造の後、水冷したもの)について、試験片を採取し、下記方法により、結晶粒径の測定、および、引っ張り試験を行った。また、前記熱間型鍛造用素材についても試験片を採取し結晶粒径の測定を行った。
<結晶粒径の測定方法>
試験片を切断研磨した後、沸騰塩酸にてエッチングし、光学顕微鏡にて25倍もしくは100倍もしくは400倍の倍率で観察し写真撮影を行い、5カ所について切片法で粒径を測定し、その平均値(平均粒径)を測定した。
<引っ張り試験方法>
φ6.5mmx25mmの平行部を有する引っ張り試験片を製作し、これを用いて引っ張り試験を行って、YS:降伏応力(0.2%耐力)、TS:抗張力(引っ張り強度)、EL:伸び、RA:絞りを測定した。このとき、0.2%耐力までは0.5%/minの引っ張り速度、0.2%耐力から以降破断するまでは10%/minの引っ張り速度とした。引っ張り試験機としては、島津200KN油圧式万能試験機を用いた。
上記結晶粒径の測定の結果および引っ張り試験の結果を表2に示す。
No.1(比較例)の場合、熱間型鍛造用素材(鋳造まま、即ち、前記(1)の鋳塊をφ35mmに切削したもの)の平均粒径が1500μmであって極めて粗大であり、熱間型鍛造工程では再結晶が完了しなかったために熱間型鍛造材(前記水冷後のもの)での粒径は測定できず、また、熱間型鍛造材でのYS(0.2%耐力)、TS(引っ張り強度)、EL(伸び)、RA(絞り)のいずれも低くて不十分である。
No.2(本発明例)の場合、熱間型鍛造用素材(鋳造後熱間鍛造さらに熱処理、即ち、前記(2)の鋳塊を加熱、熱間鍛造した後、熱処理したもの)の平均粒径が80μmであって50〜1500μmを満たしており、熱間型鍛造材(前記水冷後のもの)での粒径は12μmであり、また、熱間型鍛造材でのYS(0.2%耐力)、TS(引っ張り強度)、EL(伸び)、および、RA(絞り)が高くて良好である。
No.3 (本発明例)の場合、熱間型鍛造用素材(鋳造後熱間圧延、即ち、前記(2)の鋳塊を加熱、熱間圧延したもの)の酸素濃度が40ppmと低く、かつ、結晶粒径が70μmと小さかったため、出来上がった熱間型鍛造材(前記水冷後のもの)も延性が高いものとなっている。
No.4 の場合、本発明例であるが、熱間型鍛造用素材(鋳造後熱間鍛造、即ち、前記(2)の鋳塊を加熱、熱間鍛造したもの)の酸素濃度がやや高いために、熱間型鍛造材(前記水冷後のもの)でのEL(伸び)とRA(絞り)が No.3 に比べてやや低い値にとどまっている。
No.5(比較例)の場合、熱間型鍛造用素材の平均粒径が1500μmであって極めて粗大であり、 No.1の場合と同様に、熱間型鍛造材の粒径は測定できず、また、熱間型鍛造材のYS、TS、EL、RAのいずれも No.2〜4に比して低くて不十分である。
Figure 2009046760
Figure 2009046760
本発明に係る熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材によれば、強度の高い生体用Co基合金を得ることができ、また、熱間型鍛造前に切断作業を行うときに切断しやすいので、このCo基合金素材は熱間型鍛造により生体用Co基合金をつくる際の熱間型鍛造用素材として好適に用いることができて有用である。

Claims (8)

  1. 熱間での型鍛造に供される生体用Co基合金素材であって、Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなると共に、結晶粒径の平均値が50〜1000μmであることを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材。
  2. O:100質量ppm以下(0質量ppmを含まず)である請求項1記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材。
  3. Si:0.5〜1.0質量%、Mn:0.5〜1.0質量%である請求項1または2記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材。
  4. Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなるCo基合金の鋳塊を得、これを1000〜1250℃に加熱することを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法。
  5. Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなるCo基合金の鋳塊を得、これを1000〜1250℃に加熱し、熱間加工して熱間型鍛造用の形状にすることを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法。
  6. Cr:26〜30質量%、Mo:5〜8質量%、C:0.20質量%以下(0質量%を含まず)、N:0.05〜0.25質量%を含有し、残部が実質的にCoからなるCo基合金の鋳塊を得、これを1000〜1250℃に加熱し、熱間加工して熱間型鍛造用の形状にした後、1000〜1250℃に加熱することを特徴とする熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法。
  7. 前記Co基合金がO:100質量ppm以下(0質量ppmを含まず)である請求項4〜6のいずれかに記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法。
  8. 前記Co基合金がSi:0.5〜1.0質量%、Mn:0.5〜1.0質量%である請求項4〜7のいずれかに記載の熱間型鍛造用の生体用Co基合金素材の製造方法。
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