JP2009046637A - コークス炉の燃焼状態監視方法 - Google Patents

コークス炉の燃焼状態監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】黒煙を引き起こす不完全燃焼の発生を簡単な構成で早期に特定し対処することが可能なコークス炉の燃焼状態監視方法を提供する。
【解決手段】コークス炉は、炭化室2と燃焼室1と蓄熱室3から構成される窯が複数並列に配置され、互いに合流して煙突につながる一対の煙道4、5を備えて成り、各煙道4、5には燃焼切替えに従って蓄熱室3から排ガスが交互に排出される。各煙道4、5の合流前の経路中にそれぞれ第1煤煙濃度計11、第2煤煙濃度計12を設けており、第1煤煙濃度計11による測定値と第2煤煙濃度計12による測定値に基づいて、燃焼室での不完全燃焼の有無を判定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、コークス炉の燃焼室での不完全燃焼を早期に特定して対処を行うためのコークス炉の燃焼状態監視方法に関する。
コークス炉は、炭化室と燃焼室とを水平方向に交互に配置し、これらの下方に蓄熱室を配置して成り、炭化室と、その両隣の燃焼室と、これらの各燃焼室にそれぞれ連通した蓄熱室とを一組として一窯を構成し、窯を複数並列に配置した炉団を形成する。コークス炉の各窯においては、炭化室に装入された石炭を、炉団方向に沿う両隣の燃焼室から燃料ガスの燃焼で生じた熱が供給されることによって乾留し、コークスを製造する。その際、炭化室内では、装入された粉状の石炭が熱分解反応により軟化溶融し、ガスやタール等の副産物が発生して離脱し、一方残留分は熱縮合等により塊状になり、コークスが生成する。
炭化室内に生成されたコークスは、炉長方向の一端の窯口に設置された押出機により他端の窯口から押し出されて排出され、その他端の窯口に設置されたコークガイド車により消火車に導かれて積み込まれる。この操作を窯出しという。窯出しの際、押出機およびコークガイド車は、それぞれ、コークス炉において、押出機が設置される側(以下、「P/S」という)およびコークガイド車及び消火車が設置される側(以下、「C/S」という)に炉団方向に沿って敷設された軌条上を移動し、窯出しの対象となる炭化室の窯口に一致させられる。
空の炭化室内には、炭化室の上方に設置された石炭装入車から、炭化室の天井部に設けられた装入口を通じて、石炭が投下され装入される。この操作を装炭という。
ここで、コークスを窯出しした後に新たに石炭を装炭するにあたり、隣接する窯の炭化室に石炭を装入すると、装入前の石炭の温度は常温程度と低いことから、炭化室の温度が急激に低下し、炭化室と燃焼室とを仕切る炉壁煉瓦に亀裂が発生しさらに拡大する。
このような亀裂の発生や拡大を防止するために、実操業では、コークス炉の各窯に端から順に1、2、3、・・・と番号を付し、装炭の際は、例えば、窯番号1、6、11、・・・、2、7、12、・・・、3、8、13、・・・の順に窯に石炭を装入するといったように、窯を4つずつあけて順に石炭の装炭を行う。そして、窯出しの際は、例えば、窯番号3、5、2、4、1、8、10、7、9、6、13、・・・の順に窯からコークスを排出するといったように、隣接する5つの窯を順に一群としてまとめ、一窯群ずつその中で窯を少なくとも1つあけて順にコークスの窯出しを行う。このように窯をあけて装炭および窯出しを行えば、コークス炉全体の温度を均一に保持することができるため、炭化室の急激な温度低下が抑えられ、亀裂の発生や拡大を防止することができる。
また、石炭を乾留するには多大な熱量が必要であり、その熱は、燃焼室内で燃料ガスと空気を混合して燃焼させたときの燃焼熱が用いられる。その際、燃料ガスおよび空気(以下、「燃焼用ガス」ともいう)は、蓄熱室を通じて予熱された後に燃焼室に導入され、燃焼することによって燃焼効率を向上させている。燃焼後の排ガスは、隣の列の蓄熱室を経て排出され、その蓄熱室で排熱が回収される。このようなガス(燃焼用ガスおよび排ガス)の流れは、15〜30分程度の一定期間が経過する度に切り替えられ、これにより、蓄熱室では、排ガスから排熱を回収する機能と、先に回収した排熱で燃焼用ガスを予熱する機能とが順次切り替わる。このガス流れの切替え(以下、「燃焼切替え」ともいう)は、蓄熱室での熱交換効率を向上させるために行われる。
図1は、燃焼切替えを説明するための従来一般のコークス炉の全体構成を模式的に示す斜視図であって、同図(a)と同図(b)とは燃焼切替えによって互いにガス流れが相反する状態を示している。図2は、燃焼切替えを説明するための従来一般のコークス炉の構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、コークス炉は、燃焼室1が炉団方向に複数並列に配置され、隣接する燃焼室1同士の間にそれぞれ炭化室2が配置されており、これらの下方に蓄熱室3が炉団方向に複数並列に配置されている。燃焼室1は、炭化室に沿って、一般に20から40個に区画別けされており、各区画はフリューと呼ばれている。フリューは上部が互いに連絡し燃焼側と排気側となる2フリューを一組として炉長方向に区画され、蓄熱室3は、燃焼室1の各フリューに対応するように区画されている。燃焼室1の各フリューは、それぞれ区画された蓄熱室3に連通している。こうして、コークス炉は、炭化室2と、その両隣の燃焼室1と、これらの各燃焼室1にそれぞれ連通した蓄熱室3とを一組とした窯が、炉団方向に複数並列に配置された状態になっている。
また、コークス炉は、その炉長方向の両端となるP/SおよびC/Sに、炉団方向に沿った一対の煙道4、5を備えている。P/Sの煙道4には、各燃焼室1の2フリューのうちの一方のフリューに連通した蓄熱室3から図示しない排気管が接続され、C/Sの煙道5には、他方のフリューに連通した蓄熱室3から図示しない排気管が接続されている。P/Sの煙道4とC/Sの煙道5には、燃焼切替えに従って、蓄熱室3から排ガスが交互に排出される。P/Sの煙道4とC/Sの煙道5は、互いに合流して煙突6につながっており、P/Sの煙道4とC/Sの煙道5それぞれに排出された排ガスは、煙突6から外部へ放出される。
図1(a)に示すガス流れの場合、図1(a)中の実線矢印で示す方向に、燃焼用ガスおよび排ガスが流れる。このときのガス流れは、図2中の実線矢印で示すようになり、燃焼用ガスが図示しない供給用配管を通じて蓄熱室3Aに供給される。このとき、蓄熱室3Aは、当該ガス流れに切り替わる前段階で排ガスの排熱(顕熱)を回収して蓄えており、この蓄熱室3Aに供給された燃焼用ガスは、ここで予熱される。
予熱された燃焼用ガスは、燃焼室1の一方のフリューに導入され、燃焼して上昇する。この排ガスは、上部で連絡している隣のフリューを下降し、さらに隣の蓄熱室3Bに引き落とされた後、P/Sの煙道4に排出される。このとき、蓄熱室3Bは、排ガスの排熱を回収して蓄える。P/Sの煙道4に排出された排ガスは、煙突6を通じて外部へ放出される。
この状態からガス流れが切り替えられると、図1(b)中の破線矢印で示す方向に、燃焼用ガスおよび排ガスが流れる。このときのガス流れは、図2中の破線矢印で示すようになり、蓄熱室3A、3B、および燃焼室1では、上記とは逆方向に、燃焼用ガスおよび排ガスが流れる。このとき、上記とは逆に、蓄熱室3Aは、排ガスから排熱を回収し、一方蓄熱室3Bは、先に回収した排熱で燃焼用ガスを予熱する。排ガスは、C/Sの煙道5に排出され、煙突6を通じて外部へ放出される。
このようなガス流れにおいて、燃焼室1への燃焼用ガスの導入、ならびにP/Sの煙道4およびC/Sの煙道5への排ガスの排出は、煙突6のドラフト力により行われる。
ところで、燃焼室で不完全燃焼が起こった場合、煤が発生し煙突より黒煙として外部に放出されることから、環境問題が生じる。また、不完全燃焼が起こると、石炭の乾留に要する熱量が低下するため、石炭の乾留が不十分となってコークスの品質が悪化し、乾留熱量原単位も悪化する。さらに、未処理のガスやタール等が窯出し時に系外へ排出され、環境が汚染される。そのため、燃焼室での燃焼状態は重要な管理項目の一つとされている。
特に、燃焼室下部に設けられている燃焼用ガスの取入口の弁は、開度が慎重に調整される。通常、煙突のドラフト等によるガス吸引力、および燃焼用ガスの取入口の弁開度は一定であり、燃焼室での燃焼状態は不完全燃焼とはならず、煙突から黒煙も発生しない。しかし、下記の図3、図4に示す状況のとき不完全燃焼が起こる。
図3は、炉壁煉瓦の損傷に起因して不完全燃焼が起こる状況を示す図である。同図に示すように、炭化室2と燃焼室1とを仕切る炉壁煉瓦2aに、亀裂、目地切れ、貫通等の損傷が生じており、この場合、炭化室2内の未燃ガスや粉炭が燃焼室1側に漏れ込み、これにより、燃焼室1で不完全燃焼が起こる。
図4は、燃焼切替えに伴う設備障害に起因して不完全燃焼が起こる状況を示す図である。同図に示すように、ガス流れが切り替わる度に、燃焼用ガス取入口の弁は開閉するが、引掛り等の設備障害で適正な開度とならない場合に、燃焼室1で不完全燃焼が起こる。
不完全燃焼を抑え煙突からの黒煙の発生を抑制するために、炉壁煉瓦に亀裂、目地切れ、貫通等の損傷が生じた場合は、補修により損傷箇所に補修材を溶射し、場合によっては煉瓦を積み替え、一方、燃焼切替えに伴う設備障害が発生した場合は、その是正を行う必要がある。特に近年の高い環境意識から、早期の原因究明と対処が求められる。
そこで、前記図1および図2に示すように、P/Sの煙道4とC/Sの煙道5が合流した後の経路中、一般には煙突6の下部に、煤煙濃度計10が設置されている。この煤煙濃度計10は、ダスト濃度計または煤塵濃度計とも称され、投光器と受光器を用いて光の透過度を測定することにより、排ガス中の煤煙量を連続的に把握できるものであり、不完全燃焼による黒煙(煤や漏れ込み石炭)の発生を監視している。
また、特許文献1には、燃焼室毎に炉壁煉瓦を撮影しその画像から亀裂の大きさを検出する亀裂の測定方法が記載されている。しかし、一般的なコークス炉ではフリューが1000箇所以上、燃料ガスおよび空気の取入口が数十箇所以上あるため、前記特許文献1に記載の方法は、不完全燃焼の発生原因および発生箇所が特定されていないときに、早期の対処が困難である。
また、特許文献2には、煙突の下部に設けた煤塵濃度計により排ガス中のCO濃度を測定し、そのCO濃度が所定値以上になったときの窯番号を記憶しておき、当該窯による乾留の開始に際し、燃焼室への燃料ガスの供給を一時停止させることにより黒煙の発生を防止する方法が記載されている。特許文献3には、不完全燃焼の起こる窯の燃焼室に空気を吹き込むことにより黒煙の発生を防止する方法が記載されている。しかし、前記特許文献2および3に記載の方法は、一時的に黒煙の発生を防止するに過ぎず、さらに、乾留に要する熱量が低下するため、コークスの品質悪化を招く。
また、特許文献4には、装炭後に、煙突下部に設置の煤塵濃度計により排ガス中の煤煙濃度を測定し、その煤煙濃度に応じて決定された時間、燃料ガスの供給および排ガスの排出を一時停止させることにより黒煙の発生を防止する方法が記載されている。特許文献5には、煙突下部に設けた煤煙濃度計により排ガス中の煤煙濃度を測定し、その煤煙濃度を、装炭水分、排ガス量、および濃度測定位置から各窯までの距離に基づいて補正した指標を用いて、各窯の炉壁煉瓦の状態を評価する方法が記載されている。
しかし、不完全燃焼の起こっている窯からの排ガスは、正常に燃焼している他の窯からの排ガスおよび余剰酸素により希釈されて煙突に至ることから、前記特許文献2、4および5に記載の方法のような煙突での煤煙濃度の測定では、不完全燃焼の起こっていることを見逃すおそれがある。
さらに、前記特許文献1〜5に記載の方法では、下記の図5に示すような状況のときに、黒煙の発生を引き起こす不完全燃焼が、燃焼室の炉壁煉瓦の損傷によって発生したものか、それとも燃焼切替えに伴う設備障害によって発生したものかを判定することが困難である。
図5は、煙突下部に設置した煤煙濃度計による測定での指示値の一例を示すタイムチャートである。同図に示す煤煙濃度計の指示値は、煤煙濃度計による測定値であって、不完全燃焼の度合い表す。同図に示す18:00から20:30の期間中、30分毎に燃焼切替えを行っているが、煤煙濃度計の指示値は不定期で不規則となっており、これだけでは、不完全燃焼の発生が、炉壁煉瓦の損傷を要因とするものか、それとも燃焼切替えに伴う設備障害を要因とするものかを判定できない。
また、特許文献6には、各窯の蓄熱室から煙道への排ガス経路にそれぞれ煤煙濃度計を設置し、煤煙濃度が上昇したり、煤煙濃度の上昇が予測されるときに、別途集塵機を有する迂回経路に排ガスを導く方法が記載されている。しかし、前記特許文献6に記載の方法は、100程度ある窯の蓄熱室からの排ガス経路すべてに、煤煙濃度計および迂回経路を設ける必要があり、莫大なコスト負担を強いられる。さらに、煙道をコークス炉の両端に備える場合、煤煙濃度計および迂回経路の設置が倍増することから、コスト負担が一層増大する。しかも、迂回経路を設置するスペースの問題もあり、正規の排ガス経路と迂回経路とに切り替える複雑な制御システムが必要となる問題もある。
特開昭62−288503号公報 特開平5−239464号公報 特開平10−168459号公報 特開平6−256764号公報 特開2004−203966号公報 特開平6−63334号公報
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、黒煙を引き起こす不完全燃焼の発生を簡単な構成で早期に特定し対処することが可能なコークス炉の燃焼状態監視方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によるコークス炉の燃焼状態監視方法は、炭化室と燃焼室と蓄熱室から構成される窯が複数並列に配置され、互いに合流して煙突につながる一対の煙道を備えて成り、各煙道には燃焼切替えに従って蓄熱室から排ガスが交互に排出されるコークス炉において、各煙道の合流前の経路中にそれぞれ第1煤煙濃度計、第2煤煙濃度計を設けており、第1煤煙濃度計による測定値と第2煤煙濃度計による測定値に基づいて、燃焼室での不完全燃焼の有無を判定する。
ここで、一定期間の経過に応じて燃焼切替えが行われる度に、その期間の第1煤煙濃度計による測定値の平均値と、第2煤煙濃度計による測定値の平均値とをそれぞれ算出し、隣り合う期間における第1煤煙濃度計の測定平均値と、第2煤煙濃度計の測定平均値とを比較して、両者の差が所定の閾値を超えた場合、燃焼切替えに伴う設備障害に起因して燃焼室で不完全燃焼が発生したと判定することが好ましい。
また、各煙道の経路中、互いに隣接する複数の窯を一群とした窯群同士の間に、それぞれ第1煤煙濃度計、第2煤煙濃度計を設けており、一定期間の経過に応じて燃焼切替えが行われる度に、その期間の各第1煤煙濃度計による測定値の平均値と、各第2煤煙濃度計による測定値の平均値とをそれぞれ算出し、互いに上下流で隣接する第1煤煙濃度計同士の測定平均値の差、または互いに上下流で隣接する第2煤煙濃度計同士の測定平均値の差が、所定の閾値を超えた場合、その下流側の窯群のうちの燃焼室で不完全燃焼が発生したと判定することが好ましい。
本発明のコークス炉の燃焼状態監視方法によれば、各煙道にそれぞれ第1煤煙濃度計、第2煤煙濃度計を設置するという簡単な構成によって、両煤煙濃度計の測定値より、黒煙を引き起こす不完全燃焼の発生を早期に特定することができ、早期に対処することが可能になる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳述する。
図6は、本発明のコークス炉の燃焼状態監視方法を説明するためのコークス炉の全体構成の一例を模式的に示す斜視図である。同図では、実線矢印で示すように、燃焼切替えによって排ガスがP/Sの煙道4に排出される場合のガス流れの状態を示している。同図において、前記図1での構成と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図6に示すように、本発明におけるコークス炉は、P/Sの煙道4とC/Sの煙道5の合流前の経路中に、それぞれ第1煤煙濃度計11と第2煤煙濃度計12を設置している。その第1煤煙濃度計11と第2煤煙濃度計12は、各煙道4、5の最下流に配置された窯と合流地点との間に、P/SとC/Sで対になるように設置されている。
第1煤煙濃度計11、第2煤煙濃度計12としては、投光器と受光器を用いて光の透過度を測定する光透過式のものを採用することができる。第1煤煙濃度計11と第2煤煙濃度計12は、それぞれP/Sの煙道4とC/Sの煙道5を流れる排ガス中の煤煙量を連続的に把握できるものであり、燃焼室1で起こった不完全燃焼による黒煙(煤や漏れ込み石炭)の発生を監視する。もっとも、第1煤煙濃度計11、第2煤煙濃度計12としては、燃焼室1で起こった不完全燃焼を排ガス中の酸素濃度から検知できる酸素濃度計を採用することも可能である。
また、本発明におけるコークス炉は、従来のコークス炉と同様に、P/Sの煙道4とC/Sの煙道5が合流した後の経路中である煙突6の下部に、煤煙濃度計10を設置している。この煙突下部の煤煙濃度計10は、特に設置しなくてもよいが、第1煤煙濃度計11による測定値、および第2煤煙濃度計12による測定値の検証に用いることができる。
このような構成のコークス炉においては、燃焼切替えに従って、燃焼室1から蓄熱室3を経てP/Sの煙道4とC/Sの煙道5に交互に排ガスが排出され、P/Sの煙道4とC/Sの煙道5に交互に排ガスが流れるため、第1煤煙濃度計11と第2煤煙濃度計12では、交互に煤煙が検出される。
このとき、燃焼切替えに伴う設備障害、例えば、燃焼用ガス取入口の弁の引掛りや蓄熱室3から煙道4、5への排気弁の詰まり等を要因として、燃焼室1で不完全燃焼が起こった場合、燃焼切替えに従って、不完全燃焼の発生と正常燃焼への復元とが繰り返されるため、発生した煤煙は、第1煤煙濃度計11および第2煤煙濃度計12の一方のみで検出される。
また、炉壁煉瓦の損傷、例えば、亀裂や目地切れや貫通等を要因として、炭化室2から燃焼室1に未燃ガスや粉炭が漏れ込み、燃焼室1で不完全燃焼が起こった場合、排ガス中の煤煙はガス流れの方向に関係なく発生するため、発生した煤煙は、第1煤煙濃度計11と第2煤煙濃度計12の両方で検出され、仮に煤煙発生中に燃焼切替えが行われても、第1煤煙濃度計11と第2煤煙濃度計12で継続して検出される。
コークス炉の燃焼状態の監視は、以下のように行う。
図7は、煤煙濃度計による測定での指示値の一例を示すタイムチャートであって、同図(a)は煙突下部に設置した煤煙濃度計による指示値を、同図(b)はC/Sの煙道に設置した第2煤煙濃度計による指示値を、同図(c)はP/Sの煙道に設置した第1煤煙濃度計による指示値をそれぞれ示している。同図に示す各煤煙濃度計の指示値は、煤煙濃度計による測定値であって、不完全燃焼の度合い表す。同図中、装炭タイミングと燃焼切替えタイミングをそれぞれ矢印で示している。
図7に示すように、燃焼切替えは一定期間#1、#2、#3、#4、#5が経過する度に行われ、図7(a)のみでは、前記図5に示す状況と同じく、煤煙濃度計10の指示値は不定期で不規則となっている。
ただし、期間#1、#3、#5の間は、P/Sの煙道4に排ガスが流れて第1煤煙濃度計11で煤煙が検出され(図7(c)参照)、一方C/Sの煙道5には排ガスが流れず第2煤煙濃度計12で煤煙は検出されない(図7(b))。期間#2、#4の間は、C/Sの煙道5に排ガスが流れて第2煤煙濃度計12で煤煙が検出され(図7(b)参照)、一方P/Sの煙道4には排ガスが流れず第1煤煙濃度計11で煤煙は検出されない(図7(c))。
各期間#1〜#5の第1煤煙濃度計11および第2煤煙濃度計12による測定の指示値から、各期間#1〜#5での指示値の平均値C1#1、C2#2、C1#3、C2#4、C1#5をそれぞれ算出する。図7中に破線で示すように、期間#1では第1煤煙濃度計11により測定平均値C1#1が「11」、期間#2では第2煤煙濃度計12により測定平均値C2#2が「9」、期間#3では第1煤煙濃度計11により測定平均値C1#3が「21」、期間#4では第2煤煙濃度計12により測定平均値C2#4が「1」、期間#5では第1煤煙濃度計11により測定平均値C1#5が「7」となっている。
次に、隣り合う期間同士の測定平均値、すなわち、期間#1での測定平均値C1#1と期間#2での測定平均値C2#2、期間#2での測定平均値C2#2と期間#3での測定平均値C1#3、・・・、期間#4での測定平均値C2#4と期間#5での測定平均値C1#5をそれぞれ順次比較し、それぞれの期間同士の測定平均値の差を算出する。このとき、予め閾値を設定しておき、各期間同士の測定平均値の差がその閾値を超えているか否かを判定する。その閾値については、煙道4、5に設置した煤煙濃度計の種類、燃焼用ガスの性質等によって異なるため、コークス炉毎に適正に設定する必要がある。
ここでは、閾値を「10」と設定する。期間#2と#3同士の測定平均値C2#2とC1#3の差、および期間#3と#4同士の測定平均値C1#3とC2#4の差は、閾値を超えており、この場合、燃焼切替えに従って煤煙の発生量に大きな差が生じているため、燃焼切替えに伴う設備障害に起因して燃焼室で不完全燃焼が発生したと判定することができる。したがって、この場合は、黒煙を引き起こす不完全燃焼の要因を早期に特定することができ、さらに燃焼用ガス取入口の弁や蓄熱室から煙道への排気弁の点検を行い、早期に対処することが可能になる。
一方、炉壁煉瓦の損傷に起因して燃焼室で不完全燃焼が発生した場合、装炭直後に煤煙が発生するわけであるが、燃焼切替えに伴う設備障害の要因も重なったとき、この要因による影響を除外する必要がある。そこで、装炭タイミング毎に、炭化室へ石炭を装炭した直後において、第1煤煙濃度計11、第2煤煙濃度計12それぞれによる測定の指示値のピーク値を求め、この測定ピーク値から、これが属する燃焼切替え期間中の上記測定平均値を減算する。このとき、上記の各期間同士の測定平均値の差の判定に用いた閾値とは別に、予め閾値を設定しておき、装炭直後の測定ピーク値の減算値がその閾値を超えているか否かを判定する。
装炭直後の測定ピーク値の減算値が閾値を超えている場合、装炭直後に多量の煤煙が発生しているため、その装炭タイミングの窯の炉壁煉瓦の損傷に起因して燃焼室で不完全燃焼が発生したと判定することができる。したがって、この場合は、黒煙を引き起こす不完全燃焼の要因を早期に特定することができ、さらに損傷窯の補修を行い、早期に対処することが可能になる。
このように、本発明のコークス炉の燃焼状態監視方法は、炭化室と燃焼室と蓄熱室から構成される窯が複数並列に配置され、互いに合流して煙突につながる一対の煙道を備えて成り、各煙道には燃焼切替えに従って蓄熱室から排ガスが交互に排出されるコークス炉において、各煙道の合流前の経路中にそれぞれ第1煤煙濃度計、第2煤煙濃度計を設けており、第1煤煙濃度計による測定値と第2煤煙濃度計による測定値に基づいて、燃焼室での不完全燃焼の有無を判定するようになっている。これにより、各煙道にそれぞれ第1煤煙濃度計、第2煤煙濃度計を設置するという簡単な構成によって、黒煙を引き起こす不完全燃焼の発生を早期に特定することができ、早期に対処することが可能になる。
特に、一定期間の経過に応じて燃焼切替えが行われる度に、その期間の第1煤煙濃度計による測定値の平均値と、第2煤煙濃度計による測定値の平均値とをそれぞれ算出し、隣り合う期間における第1煤煙濃度計の測定平均値と、第2煤煙濃度計の測定平均値とを比較して、両者の差が所定の閾値を超えた場合、燃焼切替えに伴う設備障害に起因して燃焼室で不完全燃焼が発生したと判定するようにすれば、燃焼用ガス取入口の弁や蓄熱室から煙道への排気弁の点検を行って、燃焼室での燃焼状態を正常な燃焼状態に復帰させることが可能になる。
また、本発明のコークス炉の燃焼状態監視方法は、以下のように変形することも可能である。
図8は、本発明のコークス炉の燃焼状態監視方法を説明するためのコークス炉の全体構成の他の一例を模式的に示す斜視図である。同図に示すように、P/Sの煙道4とC/Sの煙道5の合流前の経路中に、それぞれ設置する第1煤煙濃度計11と第2煤煙濃度計12を増設することも可能である。
具体的には、図8に示すコークス炉は、互いに隣接する5つの窯を端から順に一群としてまとめ、一窯群ずつ順に窯出しを行うものである。第1煤煙濃度計11は、P/Sの煙道4の経路中、窯出しで区分される窯群同士の間に設置されている。同様に、第2煤煙濃度計12は、C/Sの煙道5の経路中、第1煤煙濃度計11と対になるように、窯群同士の間に設置されている。
このような構成のコークス炉においては、上記の燃焼状態監視方法に加え、以下に示す燃焼状態の監視を行うことができる。すなわち、一定期間の経過に応じて燃焼切替えが行われる度に、その期間の各第1煤煙濃度計11による測定値の平均値と、各第2煤煙濃度計12による測定値の平均値とをそれぞれ算出する。次に、互いに上下流で隣接する第1煤煙濃度計11同士の測定平均値の差を求める。同様に、互いに上下流で隣接する第2煤煙濃度計12同士の測定平均値の差を求める。
このとき、上記の各期間同士の測定平均値の差の判定に用いた閾値、および装炭直後の測定ピーク値の減算値の判定に用いた閾値とは別に、予め閾値を設定しておき、各上下流の第1煤煙濃度計11同士の測定平均値の差、または各上下流の第2煤煙濃度計12同士の測定平均値の差がその閾値を超えているか否かを判定する。
各上下流の第1煤煙濃度計11同士の測定平均値の差、または各上下流の第2煤煙濃度計12同士の測定平均値の差が閾値を超えている場合、下流側の窯群で煤煙が発生している状況であるため、その下流側の窯群のうちの燃焼室で不完全燃焼が発生したと判定することができる。したがって、この場合は、黒煙を引き起こす不完全燃焼の要因とその発生箇所を早期に特定することができ、一層早期に対処することが可能なる。
本発明のコークス炉の燃焼状態監視方法によれば、各煙道にそれぞれ第1煤煙濃度計、第2煤煙濃度計を設置するという簡単な構成によって、黒煙を引き起こす不完全燃焼の発生を早期に特定し対処することが可能になる。
燃焼切替えを説明するための従来一般のコークス炉の全体構成を模式的に示す斜視図であって、同図(a)と同図(b)とは燃焼切替えによって互いにガス流れが相反する状態を示している。 燃焼切替えを説明するための従来一般のコークス炉の構成を模式的に示す図である。 炉壁煉瓦の損傷に起因して不完全燃焼が起こる状況を示す図である。 燃焼切替えに伴う設備障害に起因して不完全燃焼が起こる状況を示す図である。 煙突下部に設置した煤煙濃度計による測定での指示値の一例を示すタイムチャートである。 本発明のコークス炉の燃焼状態監視方法を説明するためのコークス炉の全体構成の一例を模式的に示す斜視図である。 煤煙濃度計による測定での指示値の一例を示すタイムチャートであって、同図(a)は煙突下部に設置した煤煙濃度計による指示値を、同図(b)は第2煤煙濃度計による指示値を、同図(c)は第1煤煙濃度計による指示値をそれぞれ示している。 本発明のコークス炉の燃焼状態監視方法を説明するためのコークス炉の全体構成の他の一例を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
1 燃焼室
2 炭化室
3 蓄熱室
4 煙道
5 煙道
6 煙突
10 煙突に設置の煤煙濃度計
11 第1煤煙濃度計
12 第2煤煙濃度計

Claims (3)

  1. 炭化室と燃焼室と蓄熱室から構成される窯が複数並列に配置され、互いに合流して煙突につながる一対の煙道を備えて成り、各煙道には燃焼切替えに従って蓄熱室から排ガスが交互に排出されるコークス炉において、
    各煙道の合流前の経路中にそれぞれ第1煤煙濃度計、第2煤煙濃度計を設けており、第1煤煙濃度計による測定値と第2煤煙濃度計による測定値に基づいて、燃焼室での不完全燃焼の有無を判定することを特徴とするコークス炉の燃焼状態監視方法。
  2. 一定期間の経過に応じて燃焼切替えが行われる度に、その期間の第1煤煙濃度計による測定値の平均値と、第2煤煙濃度計による測定値の平均値とをそれぞれ算出し、隣り合う期間における第1煤煙濃度計の測定平均値と、第2煤煙濃度計の測定平均値とを比較して、両者の差が所定の閾値を超えた場合、燃焼切替えに伴う設備障害に起因して燃焼室で不完全燃焼が発生したと判定することを特徴とする請求項1に記載のコークス炉の燃焼状態監視方法。
  3. 各煙道の経路中、互いに隣接する複数の窯を一群とした窯群同士の間に、それぞれ第1煤煙濃度計、第2煤煙濃度計を設けており、
    一定期間の経過に応じて燃焼切替えが行われる度に、その期間の各第1煤煙濃度計による測定値の平均値と、各第2煤煙濃度計による測定値の平均値とをそれぞれ算出し、互いに上下流で隣接する第1煤煙濃度計同士の測定平均値の差、または互いに上下流で隣接する第2煤煙濃度計同士の測定平均値の差が、所定の閾値を超えた場合、その下流側の窯群のうちの燃焼室で不完全燃焼が発生したと判定することを特徴とする請求項1または2に記載のコークス炉の燃焼状態監視方法。
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