JP2021138859A - コークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法 - Google Patents
コークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021138859A JP2021138859A JP2020038408A JP2020038408A JP2021138859A JP 2021138859 A JP2021138859 A JP 2021138859A JP 2020038408 A JP2020038408 A JP 2020038408A JP 2020038408 A JP2020038408 A JP 2020038408A JP 2021138859 A JP2021138859 A JP 2021138859A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat storage
- wall
- storage chamber
- pillar
- coke oven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000571 coke Substances 0.000 title claims abstract description 67
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 23
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 title abstract 6
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 title abstract 6
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims abstract description 81
- 239000011449 brick Substances 0.000 claims abstract description 62
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims abstract description 39
- 230000008439 repair process Effects 0.000 claims abstract description 27
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 claims description 107
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 239000000378 calcium silicate Substances 0.000 claims description 5
- 229910052918 calcium silicate Inorganic materials 0.000 claims description 5
- OYACROKNLOSFPA-UHFFFAOYSA-N calcium;dioxido(oxo)silane Chemical compound [Ca+2].[O-][Si]([O-])=O OYACROKNLOSFPA-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 claims description 4
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 abstract 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 32
- 238000003763 carbonization Methods 0.000 description 21
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 239000003245 coal Substances 0.000 description 4
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 3
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 3
- 239000003034 coal gas Substances 0.000 description 2
- 238000004939 coking Methods 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 description 2
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000003546 flue gas Substances 0.000 description 1
- 239000012634 fragment Substances 0.000 description 1
- 239000002737 fuel gas Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000000197 pyrolysis Methods 0.000 description 1
- 239000002436 steel type Substances 0.000 description 1
- -1 that is Substances 0.000 description 1
- 239000002918 waste heat Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
Description
このような方法として、例えば、特許文献1においては、コークス炉の蓄熱室の煉瓦構造を工夫することにより、コークス炉の老朽化に伴い、蓄熱室内の煉瓦交換をする際に、煉瓦が構築された状態で仕切壁を築造することができ、かつガス流通防止のためのシールを行えるコークス炉蓄熱室の煉瓦構造が検討されている。
また、特許文献2においては、コークス炉蓄熱室の煉瓦の交換量を最小限にすることにより、コスト及び工期を削減できることが検討されている。
従って、これまで燃焼室(n番)を燃焼させながら蓄熱室(n番)ピラーウォールを補修することはこれまで出来なかった。
即ち、本発明は以下を要旨とする。
[2]前記間仕切り壁は、前記ピラーウォールを解体しても蓄熱室のガスが漏れない構造である[1]に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
[3]前記間仕切り壁は、前記蓄熱室の上部天井煉瓦から下部にわたって垂直に形成された垂直壁部、前記垂直壁部の下部に、この垂直壁部と前記補修対象のピラーウォールとの間を閉塞するために配される下部壁部、及び前記垂直壁部側面であって、前記下部壁部が配された側に、前記垂直壁部と前記補修対象のピラーウォールとの間を閉塞するために配される側壁部から構成される[2]に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
[4]前記間仕切り壁の上端は、前記蓄熱室の上部天井煉瓦の目地を覆う位置に設置する[1]〜[3]のいずれか1項に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
[5]前記垂直壁部の壁面であって、前記下部壁部が配された側と反対側の壁面の下部に、蓄熱煉瓦を設置する[3]又は[4]に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
[6]前記間仕切り壁の厚みが30〜80mmである[1]〜[5]のいずれか1項に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
[7]前記側壁部とピラーウォールの隙間は5mm以下である[3]〜[6]のいずれか1項に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
[8]前記間仕切り壁の材質は、けい酸カルシウム、アルミナファイバー、シリカファイバー、及び断熱煉瓦からなる群より選ばれる少なくとも1種である[1]〜[7]のいずれか1項に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
この発明は、コークス炉の蓄熱室と隣接する蓄熱室とを仕切るピラーウォールを補修する方法にかかる発明である。
なお、図1(a)(b)に示すように、炭化室12aの長さ方向を炉長方向、炭化室12aと燃焼室13とを交互に複数配列する方向、すなわち炉長方向と直角の方向を炉団方向という。
なお、下部壁部18bの下部には、蓄熱煉瓦(図示せず)が配される。
まず、補修対象のピラーウォール17aを構成する煉瓦と、このピラーウォール17aの上方に配される燃焼室13aの側壁15aを構成する煉瓦を解体した。
補修対象のピラーウォール17aの両側の蓄熱室14a、14bのうち、側壁15aの煉瓦の解体が行われる燃焼室13aと連通した蓄熱室14aと反対側の蓄熱室14bの内部に予め間仕切り壁18を、珪酸カルシウムボードを用いて設けた。
その際、間仕切り壁18は、ピラーウォール17aを解体しても蓄熱室14bのガスが漏れない構造とした。すなわち、間仕切り壁18は、蓄熱室14bの上部天井煉瓦から下部にわたって垂直に形成された垂直壁部18a、及び垂直壁部18aの下部に、この垂直壁部18aと補修対象のピラーウォール17aとの間を閉塞するために配される下部壁部18b、並びに、垂直壁部18aの一方の壁面であって、下部壁部18bが配された側に、垂直壁部18aとピラーウォール17aとの間を閉塞するために配される側壁部18cから構成した。さらに、間仕切り壁18の上端は、蓄熱室14bの上部天井煉瓦の目地を覆う位置に設置した。さらにまた、側壁部18cとピラーウォール17aの目地隙間を5mmとし、その間をシリカファイバーバルクからなる目地材で封じた。
なお、垂直壁部18aの壁面であって、下部壁部18bが配された側と反対側の壁面の下部に、蓄熱煉瓦20を設置した。また、間仕切り壁18の厚みを50mmとした。
なお、前記間仕切り壁18の材質は、珪酸カルシウムボードとした。
この間仕切り壁18を設置した後、補修対象の燃焼室13a以外の燃焼室を稼働させると共に、解体された部位に煉瓦を積み直す補修作業を行った。
このとき、補修対象の燃焼室13a以外の燃焼室を稼働させても、燃焼室13bに割損が生じなかった。このため、コークス炉の補修範囲を最小化することができ、コークスの生産性低下を抑制し、コークス炉を補修できることがわかった。
これにより、コークス炉の補修中において、補修対象の燃焼室以外の燃焼室を稼働させることにより、燃焼室に割損が生じるのを抑制し、コークス炉の補修範囲を最小化することでコークスの生産性低下を抑制し、コークス炉を補修できることがわかった。
2a、2(n−1)、2(n)、2(n+1)炭化室
2b 装入口
3、3a、3b、3(n−1)、3(n)、3(n+1) 燃焼室
4、4a、4b、4(n−1)、4(n)、4(n+1) 蓄熱室
5、5a 側壁
6、6a、6b ガス流路
7、7(n−1)、7(n)、7(n+1) ピラーウォール
7a 補修対象のピラーウォール
11 コークス炉
12a 炭化室
12b 装入口
13、13a、13b 燃焼室
14、14a、14b 蓄熱室
15、15a側壁
16、16a、16b ガス流路
17 ピラーウォール
17a 補修対象のピラーウォール
18 間仕切り壁
18a 垂直壁部
18b 下部壁部
18c 側壁部
19、19a 目地
20 蓄熱煉瓦
Claims (8)
- コークス炉の蓄熱室と隣接する蓄熱室とを仕切るピラーウォールを補修する方法であって、
補修対象の前記ピラーウォールを構成する煉瓦の少なくとも一部と、このピラーウォールの上方に配される燃焼室を構成する煉瓦を解体し、次いで、解体された部位に煉瓦を積み直すことにより、前記の補修が行われ、
解体される前記ピラーウォールを介して、煉瓦の解体が行われる前記燃焼室と連通した蓄熱室に隣接する蓄熱室の内部に予め間仕切り壁が設けられるコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。 - 前記間仕切り壁は、前記ピラーウォールを解体しても蓄熱室のガスが漏れない構造である請求項1に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
- 前記間仕切り壁は、前記蓄熱室の上部天井煉瓦から下部にわたって垂直に形成された垂直壁部、前記垂直壁部の下部に、この垂直壁部と前記補修対象のピラーウォールとの間を閉塞するために配される下部壁部、及び前記垂直壁部側面であって、前記下部壁部が配された側に、前記垂直壁部と前記補修対象のピラーウォールとの間を閉塞するために配される側壁部から構成される請求項2に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
- 前記間仕切り壁の上端は、前記蓄熱室の上部天井煉瓦の目地を覆う位置に設置する請求項1〜3のいずれか1項に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
- 前記垂直壁部の壁面であって、前記下部壁部が配された側と反対側の壁面の下部に、蓄熱煉瓦を設置する請求項3又は4に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
- 前記間仕切り壁の厚みが30〜80mmである請求項1〜5のいずれか1項に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
- 前記側壁部とピラーウォールの隙間は5mm以下である請求項3〜6のいずれか1項に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
- 前記間仕切り壁の材質は、けい酸カルシウム、アルミナファイバー、シリカファイバー、及び断熱煉瓦からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1〜7のいずれか1項に記載のコークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020038408A JP7363592B2 (ja) | 2020-03-06 | 2020-03-06 | コークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020038408A JP7363592B2 (ja) | 2020-03-06 | 2020-03-06 | コークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021138859A true JP2021138859A (ja) | 2021-09-16 |
JP7363592B2 JP7363592B2 (ja) | 2023-10-18 |
Family
ID=77669446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020038408A Active JP7363592B2 (ja) | 2020-03-06 | 2020-03-06 | コークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7363592B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008163164A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Nippon Steel Corp | コークス炉蓄熱室の煉瓦構造 |
JP2019035024A (ja) * | 2017-08-16 | 2019-03-07 | 株式会社メガテック | コークス炉の燃焼室を補修するための一体成形煉瓦、およびそれを用いた補修方法 |
JP2019178245A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | Jfeスチール株式会社 | 室炉式コークス炉の蓄熱室補修方法 |
-
2020
- 2020-03-06 JP JP2020038408A patent/JP7363592B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008163164A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Nippon Steel Corp | コークス炉蓄熱室の煉瓦構造 |
JP2019035024A (ja) * | 2017-08-16 | 2019-03-07 | 株式会社メガテック | コークス炉の燃焼室を補修するための一体成形煉瓦、およびそれを用いた補修方法 |
JP2019178245A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | Jfeスチール株式会社 | 室炉式コークス炉の蓄熱室補修方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7363592B2 (ja) | 2023-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106661456A (zh) | 具有整体式冠的水平热回收焦炉 | |
JP6753338B2 (ja) | コークス炉の熱間煉瓦積替え補修方法 | |
JP2005154597A (ja) | コークス炉の熱間補修方法 | |
US8517725B2 (en) | Ceramic burner | |
JP2017137447A (ja) | コークス炉の燃焼室の補修方法 | |
JP5206079B2 (ja) | コークス炉の乾燥栓 | |
JP2021138859A (ja) | コークス炉蓄熱室ピラーウォールの補修方法 | |
KR101385416B1 (ko) | 코크스로의 보수 방법 | |
RU2145695C1 (ru) | Кольцевая секционная печь | |
JP2007045871A (ja) | コークス炉内の煤塵燃焼方法 | |
JP2017160315A (ja) | コークス炉の炉体設備における火入れ時の炉体乾燥方法 | |
JP7011966B2 (ja) | 室炉式コークス炉の蓄熱室補修方法 | |
JP6760325B2 (ja) | 室炉式コークス炉の蓄熱室補修方法 | |
JP3589287B2 (ja) | コークス炉炉壁煉瓦熱間積替え時の非積替え煉瓦の拘束方法 | |
JPS6154350B2 (ja) | ||
JPS6152194B2 (ja) | ||
TWI457426B (zh) | Coke oven repair method | |
JP2019038887A (ja) | コークス炉の天井の補修方法 | |
RU1807072C (ru) | Коксова печь | |
KR101051366B1 (ko) | 건류가스를 이용한 보일러 시스템 | |
JP3557819B2 (ja) | コークス炉煙突からの黒煙発生防止方法 | |
JP5464075B2 (ja) | コークス炉炭化室の天井煉瓦熱間積替え時の断熱板設置方法 | |
SU796636A1 (ru) | Нагревательный элемент обжиговойпЕчи | |
JP2021031581A (ja) | コークス炉の補修方法 | |
JP2001026781A (ja) | コークス炉レンガ補修時の炉内断熱方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220909 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230918 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7363592 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |