JP2009045664A - 冷却床 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リンクプレート2bにトッププレート2aが設けられ、該トッププレート2aが材料Wを連続的に積載可能な積載面を構成する第1のチェーン2と、チェーンの長手方向に所定の間隔pをおいて、前記積載面よりも上方に突出するトップロ−ラ3を設けたリンクプレート1bを有する第2のチェーン1とが、搬送方向に平行に配置され、チェーンの駆動機構は、第1のチェーン2と第2のチェーン1とを同期した駆動であり、該同期した運転状態と、前記第1のチェーン2のみ駆動した運転状態とに切替え可能な切替え手段を有する。
【選択図】図1
Description
ウォーキングビーム方式の搬送装置は、固定スキッドと移動ビームからなり、移動ビームの昇降・走行により材料を固定スキッド上で移動させるようになっている。昇降・走行させるための機構としては、油圧シリンダとリンク機構及び電動偏心カムなどが用いられ、移動ビームの下面に設置されるのが普通である。この搬送設備は、搬送機械が大掛かりとなり、設備費が高い。また、丸形状の鋼管や棒鋼を回転冷却すると、ピッチずれ及び搬送キズの恐れがあるため、曲がりが生じやすい水冷材には、不向きであるといわれている。
前者の1種のチェーンを用いた搬送装置は、レール上を走行するように構成したトップローラ付きチェーンが代表的なものであり、これのみを具備する冷却床には次の欠点がある。
特許文献1に開示のチェーン方式の搬送装置を図7、8に示した。図7は、従来の冷却床に具備した搬送用チェーンの構造を示す側面図、図8は図7の正面断面図である。
特許文献1に開示のチェーン方式の搬送装置は、材料W1、W2を交互に載せた状態で搬送方向Fに走行する搬送用チェーン21と、送方向Rに走行する逆送用チェーン20を交互に並設してなる。
つまり、高さが高い方のトッププレートに丸形状の丸鋼を載せて搬送用チェーンで搬送しつつ冷却した場合、丸鋼が転がってしまうため、ピッチずれ及び搬送キズが生じる恐れがあり、またピッチずれが生じると均一冷却することができない。また、搬送用チェーンと逆送用チェーンとはチェーンの進行方向が逆となっているため、搬送機械、すなわち、チェーンの駆動系の機械も複雑となる。
1.丸棒あるいは円筒状の材料の長手方向に複数のチェーンが並設されてなるチェーン方式の搬送装置を具備した冷却床において、リンクプレートにトッププレートが設けられ、該トッププレートが前記材料を連続的に積載可能な積載面を構成する第1のチェーンと、チェーンの長手方向に所定の間隔を置いて、前記積載面よりも上方に突出するトップローラを設けたリンクプレートを有する第2のチェーンとが、搬送方向に配置されてなり、チェーンの駆動機構は、前記第1のチェーンと前記第2のチェーンとを同期して駆動可能であるとともに、該同期した運転状態と、前記第2のチェーンを停止状態とし前記第1のチェーンを駆動状態とした運転状態とに切替え可能な、切替え手段を有することを特徴とする冷却床。
2.前記駆動機構は、第1のチェーンと第2のチェーンとの両側端部にそれぞれ合致するスプロケットと、第1のチェーンの少なくとも片側端部に合致したスプロケットと第2のチェーンの少なくとも片側端部に合致したスプロケットとを駆動軸を介して駆動する駆動モータと、前記切替え手段として前記第2のチェーンの駆動側スプロケットへの駆動モータからの駆動力の伝達・非伝達を切替えるクラッチとを有することを特徴とする請求項1に記載の冷却床。
3.前記第1のチェーンおよび前記第2のチェーンは、搬送方向下流側に向けて前記積載面および前記トップローラの位置が高くなるよう、傾斜して配置されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の冷却床。
その結果、以下のことが達成できる。
(1)空冷材は、任意の速度で回転冷却することができ、強制空冷しても曲がりが生じない。(2)水冷材は、多少の曲がりがあっても確実に搬送しつつ、効率的に均一冷却することができる。(3)ウォーキングビーム方式の搬送装置に比べ、搬送機械が簡易で設備費が安い。
図1は、冷却床に具備するチェーン方式の搬送装置を示す側面図で、図2は図1のY−Y断面図である。また、図3は、冷却床10に具備して好適なチェーン駆動機構を示す平面図である。
本発明にかかる冷却床10は、図3に示したように、2種のチェーン1,2が交互に管長手方向に複数並設されてなるのが好適である。
この第1のチェーン2は、トッププレート2aが各リンクプレート2bにそれぞれ固定され、このトッププレート2aに材料Wを連続的に積載可能なチェーンとされている。第1のチェーン2のトッププレート2aは、各リンクプレート2bにそれぞれ固定され、丸棒あるいは円筒状の材料Wと接触するプレート外面を形成しており、このプレート外面が積載面となる。
この第2のチェーン1のトップローラ3は、第1のチェーン2のプレート外面よりも上方に突出するよう、各リンクプレート1bに軸受け部材1aを介して回転自在に取り付けられており、また、第2のチェーン自体(リンクプレート1b)は、搬送方向各位置においてトッププレート2a外面よりも下方に位置するよう配置してある。
(1)第1パターンの運転:材料Wを搬送せず、1ピッチ内で保持したまま、回転冷却するとき
第1パターンの運転は、後述するクラッチ機構によりトップローラ付きの第2のチェーン1へ、駆動モータからの回転を伝えないようにし、駆動モータからの回転を第1のチェーン2にのみ伝え、第1のチェーン2だけ搬送方向Fへ向かって走行させる。
なお、第1のチェーン2の走行速度が大きいほど、それに応じて材料Wの周速度も増大するから、第1パターンの運転により前記した作用効果に加え、材料Wの回転速度調整も行える。
(2)第2パターンの運転:材料Wを回転せず、1ピッチ内で保持したまま、搬送するとき
第2パターンの運転は、クラッチ機構によりトップローラ付きの第2のチェーン1へ、駆動モータからの回転を伝え、これでもって2種のチェーン1,2を搬送方向Fへ向かって同じ走行速度で走行させる。この第2パターンの運転を2種のチェーン1,2の同期運転ともいう。
このため、円盤状ローラ3と接触して受け止められている材料Wの底部には搬送方向Fに移送する力が作用し、反搬送側の円盤状ローラ3からも材料Wを搬送方向Fへ押す外力が作用する。
上記作用効果は、材料の冷却条件に応じて組み合せて用いる。
(1)空冷材(強制空冷:ファンなどで材料を空冷するとき、自然放冷:回転冷却のみで材料を空冷するとき)に対しては、第1、2パターンの運転を組み合せて用いる。その際、第1パターンの運転を所定時間行うとき、材料Wの回転速度調整も同時に行う。また、第2パターンの運転をサイクルタイム毎に行う。
なお、図4に示したように、第1のチェーンおよび第2のチェーンは、搬送方向Fの下流側へ向けて、積載面(プレート外面)およびトップロ一ラの位置が高くなるように傾斜して配置されることが好ましい。図4中、θは水平面に対するプレート外面の傾き角を示す。
前記した2種のチェーン1,2に合致するスプロケットを駆動モータ4により回転させるチェーン駆動機構は、次のとおりである。駆動モータ4に連結された駆動軸5が駆動側スプロケット6、7の中心を貫通して配置されているとともに(図3、図5参照)、前記した第1のチェーン2の駆動側スプロケット7はキーにより駆動軸5に固定され、トップローラ付きの第2のチェーン1の駆動側スプロケット6は駆動モータからの回転がクラッチ12を介して伝えられるよう、駆動軸5に取り付けられている。
駆動側スプロケット6は、ベアリング11を介して回転自在に駆動軸5には取り付けされている。その駆動側スプロケット6にクラッチ部材12aが固定され、このクラッチ部材12aへ駆動モータ4からの回転を伝えるクラッチ部材12bは、クラッチ固定部12cにより駆動軸5に固定されている。
t 肉厚
p 1ピッチ
θ 水平面に対するプレート外面の傾き角
1 トップローラ付きチェーン(第2のチェーン)
2 第1のチェーン
1b、2b リンクプレート
1a 軸受け部材
2a トッププレート
3 トップローラ
3a 回転中心
4 駆動モータ
5 駆動軸
6、7 駆動側スプロケット
8、9 従動側スプロケット
10 冷却床
11 ベアリング
12 クラッチ(切替え手段)
12a、12b クラッチ部材
12c クラッチ固定部
20 逆送用チェーン
20a リング上面
21 搬送用チェーン
22 リング
23 リング
22a、23a トッププレート
24 転がりローラ
25 アイドラローラ
26 支持ビーム
F 搬送方向
R 逆送方向
W1、W2 材料(それぞれ丸鋼、角鋼)
Claims (3)
- 丸棒あるいは円筒状の材料の長手方向に複数のチェーンが並設されてなるチェーン方式の搬送装置を具備した冷却床において、
リンクプレートにトッププレートが設けられ、該トッププレートが前記材料を連続的に積載可能な積載面を構成する第1のチェーンと、
チェーンの長手方向に所定の間隔を置いて、前記積載面よりも上方に突出するトップローラを設けたリンクプレートを有する第2のチェーンとが、
搬送方向に配置されてなり、
チェーンの駆動機構は、前記第1のチェーンと前記第2のチェーンとを同期して駆動可能であるとともに、該同期した運転状態と、前記第2のチェーンを停止状態とし前記第1のチェーンを駆動状態とした運転状態とに切替え可能な、切替え手段を有することを特徴とする冷却床。 - 前記駆動機構は、第1のチェーンと第2のチェーンとの両側端部にそれぞれ合致するスプロケットと、第1のチェーンの少なくとも片側端部に合致したスプロケットと第2のチェーンの少なくとも片側端部に合致したスプロケットとを駆動軸を介して駆動する駆動モータと、前記切替え手段として前記第2のチェーンの駆動側スプロケットへの駆動モータからの駆動力の伝達・非伝達を切替えるクラッチとを有することを特徴とする請求項1に記載の冷却床。
- 前記第1のチェーンおよび前記第2のチェーンは、搬送方向下流側に向けて前記積載面および前記トップローラの位置が高くなるよう、傾斜して配置されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の冷却床。
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