JP2009045519A - 流路接続用継手、流路接続用継手を備えた塗装装置 - Google Patents

流路接続用継手、流路接続用継手を備えた塗装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】接続部分相互の干渉が起きないようにし、ホース交換時の作業性を向上させる。
【解決手段】接続される複数の被接続部のうちの2以上を含む第1被接続部314b,314aのそれぞれを互いに接続する第1接続部材310と、第1被接続部314b,314a以外の第2被接続部324b,324aのそれぞれを互いに接続する第2接続部材320とを有し、第1接続部材310は互いに接続される第1被接続部314a,314bの間に介在し、その一方開口部側と他方開口部側とから挿入された各第1被接続部314a,314bを互いに接続させる第1接続流路312を備え、第2接続部材320は、互いに接続される第2被接続部の間に介在し、その一方開口部側と他方開口部側とから挿入された各第2被接続部324a,324bを互いに接続させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数の流路を接続する流路接続用継手に関する。特に、所定面積に複数のホース(流路)を接続した場合であっても、ホース接続及びホース取り外し等のメンテナンスの作業性が高い流路接続用継手、及びこの流路接続用継手を備えた塗装装置に関するものである。
ロボットや自動塗装装置に取り付けられる塗装ガンにあっては、霧化、パターン形成用のエアやパイロットエアのホース、塗料供給系のホース、シンナー供給系のホースなど多数の流路(ホース)が接続される。さらに、塗装ガンのホース取り付け部はその機能、操作容易性、その他の制約により通常小さく設計される。このため、多数のホース接続用の継手が小さな所定面積に配置される場合が多い。
この種の塗装ガンに関し、複数のホースをガン本体に接続する場合、接続部分が一の板部材に配置されているものが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、接続するホースが多くなると、継手間の距離が短くなり、継手やホースが互いに干渉して工具が入りにくくなるという問題があった。また、工具が入ったとしても工具を自由に動かすことができず、他のホースや継手を外してからでないと作業ができないという問題があった。このため、ホース接続及びホース取り外し等のメンテナンスの作業性が悪く、作業に時間がかかるという問題があった。
実開平2−147252号公報
本発明が解決しようとする課題は、所定面積に複数の流路を接続した場合であっても、ホース接続及びホース取り外し等のメンテナンスの作業性が高い流路接続用継手、及びこの流路接続用継手を備えた塗装装置を提供することである。
本発明は、それぞれが流路を有する複数の被接続部を互いに接続させる流路接続用継手に関するものである。
そして、接続させる被接続部のうちの2以上を含む第1被接続部のそれぞれを互いに接続させる第1接続部材と、第1被接続部以外の被接続部のうちの2以上を含む第2被接続部のそれぞれを互いに接続させる第2接続部材とを有する。
本発明は、被接続部のうち第1被接続部を第1接続部材により接続し、第1接続部以外の第2被接続部を第2接続部材により接続するため、メンテナンスにおける作業性が良好な接続用継手を提供することができる。特に、所定面積に多数の継手が配置された場合であっても、被接続部を容易に操作することができ、ホース接続及びホース取り外し等のメンテナンス作業の効率を向上させることができる。
図1〜3に基づいて本実施形態の概要を説明する。図1は流路接続用継手を備える塗装装置の構成の概要を説明するための図、図2は図1に示した塗装ガンのII−II断面図、図3は図2に示した塗装ガンの流路接続用継手を説明するための図である。
本実施形態の流路接続用継手3は塗装ガン100に取り付けられ、塗料、シンナー、エアー等を搬送する流路同士を接続する。塗装ガン100は塗装ラインに設けられた塗装ロボットのアームに取り付けられる。
図1に示すように、塗装装置1000は、塗装ガン100と、塗料供給装置7と、エアー供給装置8と、シンナー供給装置9と、電源装置10と、制御手段6とを有する。塗料供給装置7は塗料ホース71a〜74aを介して複数種類の塗料A(71)〜塗料D(74)を塗装ガン100に供給する。エアー供給装置8はエアーホース8Aを介してエアー(パターン形成用のエアー、パイロットエア、洗浄用エアーなど)を塗装ガン100に供給する。シンナー供給装置9はシンナーホース9Aを介して洗浄用シンナーを塗装ガン100に供給する。電源装置10は電源線10Aを介して塗装装置1000に電力を供給する。制御手段6は、塗料、エアー、洗浄用シンナー、電力の供給を制御する。制御手段6は、塗装ブース全体を管理する生産管理システム60から制御に必要な各種情報を取得し、取得した各種情報に基づいて塗料等の供給量、供給タイミングを制御する。
本実施形態の塗装ガン100は、塗装ガン100をロボットのアームに取り付けるためのロボットアーム取付部1と、ロボットアーム取付部1にガン本体4を取り付けるためのガン取付部2と、ガン取付部2により取り付けられたガン本体4の先端側にノズル50を取り付けるノズル取付部5とを有する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のガン本体4は、カラーチェンジバルブユニット41が内蔵されたエアー霧化式塗装ガンである。カラーチェンジバルブユニット41の所定の各バルブ441〜448には、塗料ホース71a〜74aを介して各塗料が供給され、エアーホース8Aを介してエアーが供給され、シンナーホース9Aを介して洗浄用シンナーが供給される。
カラーチェンジバルブ441〜448から吐出された塗料等は、マニホールド42を介してノズル50のフィードチューブ51へ供給され、エアキャップ52に囲まれた噴出口53から噴出される。なお、ノズル50の形態は特に限定されず、回転霧化式(ベル式)であってもよいし、エアー霧化式であってもよい。
図2に示すように、ガン取付部2の内部には、流路を接続する流路接続用継手3が設けられている。流路接続用継手3は、塗料ホース71a〜74a、エアーホース8A、シンナーホース9Aに連なり、ロボットアーム取付部1の端部から塗装ガン100の内部に挿入される流路316b、326bと、カラーチェンジバルブユニット41の各バルブ441〜448へ塗料、エアー、シンナーを供給する流路316a、326aとを接続する。
図3に、図2に示す流路接続用継手3の構造を拡大して示した。流路接続用継手3は、流路326a,326b,316a,316bに連なり、その端部を形成する複数の被接続部324a,324b,314a,314bを互いに接続する。流路326a,326b,316a,316bと被接続部324a,324b,314a,314bとの間にはoリング350を配設することが好ましい。
本実施形態の流路接続用継手3は、第1接続部材310と第2接続部材320とを有する。第1接続部材310は、接続される複数の被接続部314a,314b,324a,324b等のうちの2以上を含む第1被接続部314a,314b等のそれぞれを互いに接続する。第2接続部材320は、第1被接続部314a,314b等以外の被接続部のうちの2以上を含む第2被接続部324a,324b等のそれぞれを互いに接続する。
このように、本実施形態では、複数の被接続部をグループ化し、各グループ(一群の被接続部)を別個の第1接続部材310又は第2接続部材320により接続する。複数の被接続部が別個の第1接続部材310と第2接続部材320とによって接続されるため、第1接続部材310により接続される被接続部の位置と、第2接続部材320により接続される被接続部の位置をずらすことができ、継手同士の干渉やホースの干渉を軽減乃至解消させることができる。また、必要に応じて目的の流路(ホース)を接続する接続部材を操作すればよいため、作業性が向上する。
以下、図4に示す塗装ガン100の構成を説明する。図4に示す塗装ガン100の基本的な構成は、図1〜図3に示す塗装ガン100と共通する。図4(A)は流路接続用継手3が装着された塗装ガン100の破断面、図4(B)は図4(A)に示した塗装ガン100をロボットアーム取付部1側から見た正面図、図5は第1接続部材310と第2接続部材320を示す正面図である。
図4及び図5に示すように、被接続部を接続する第1接続部材310と第2接続部材320とは別個の部材である。第1接続部材310は、互いに接続される第1被接続部(314a,314b)の間に介在し、その一方開口部側と他方開口部側とから挿入された各第1被接続部(314a,314b)を互いに接続させる第1接続流路312a〜312fを備える(図5参照)。また、第2接続部材320は、互いに接続される第2被接続部(324a,324b)の間に介在し、その一方開口部側と他方開口部側とから挿入された各被接続部(324a,324b)を互いに接続させる第2接続流路322a〜322lを備える。各第1接続流路312a〜312fと第2接続流路322a〜322lには、それぞれ各被接続部を締結する管継手を設けることが好ましい。第1、第2接続流路に設ける管継手の態様は特に限定されない。
図4及び図5に示すように、一群の第1被接続部314b1〜314b6と一群の第2被接続部324b1〜324b12はそれぞれ同心円上に配置する。同じく、第1接続流路312a〜312fと第2接続流路322a〜322lはそれぞれ同心円上に配置する。なお、本実施形態の第1接続部材310及び第2接続部材320は円形の平板状部材としたが、外形は特に限定されず、矩形、多角形などガン取付部2の形状に応じて形状を決定すればよい。この場合、第1、第2被接続部、第1、第2接続流路は、中心から等距離となる位置に配置することが好ましい。
本実施形態の流路接続継手3は、別個の第1接続部材310と第2接続部材320とにより各被接続部を接続するため、第1接続部材310による接続の位置と、第2接続部材320による接続の位置とは異なる。具体的に、第1接続部材310は複数の第1被接続部314a,314bを第1の平面P(図4参照)上で接続するとともに、第2接続部材320は複数の第2被接続部324a,324bを第1の平面Pとは異なる第2の平面Q上で接続する。平面Pと平面Qは塗装ガン100内の塗料等の供給方向に沿って所定距離だけ離隔している。なお、この接続面が異なるとは、第1接続部材310により接続された第1被接続部の接続位置が属する面の位置と、第2接続部材320により接続された第2被接続部の接続位置が属する面の位置とが完全に一致しないという意味であり、これらの位置にずれがあればよい。第1接続部材310による接続位置が属する面と第2接続部材320により接続位置が属する面とを異なる面とすることにより、第1接続部材310により接続される第1被接続部314a、314bの位置と、第2接続部材320により接続される第2被接続部324a、324bの位置をずらすことができ、継手同士の干渉やホースの干渉を軽減乃至解消させることができる。
本実施形態では、第1接続部材310は、接続させる被接続部のうち相対的に中心側に位置する一群の第1被接続部(314b1〜314b6,これらと接続される314a1〜314a6)をそれぞれ互いに接続する。また、第2接続部材320は、第1被接続部(314b1〜314b6,これらと接続される314a1〜314a6)を囲む外周側に位置する他の一群の第2被接続部(324b1〜324b12,これらと接続される324a1〜324a12)をそれぞれ互いに接続する。これにより、中心側の被接続部の接続位置が属する面と、外周側の被接続部の接続位置が属する面とを異なる位置とすることができ、ホースの干渉、各接続位置に設けられた継手の干渉を防止することができる。特に、従来の継手ではアプローチしにくい中心付近で接続されるホースについてもその作業性を向上させることができる。また、必要に応じて、外周側にある一群の第2被接続部(324b1〜324b12,これらと接続される324a1〜324a12)だけ、又は中心側にある一群の第1被接続部(314b1〜314b6,これらと接続される314a1〜314a6)だけについてホースの取り付け又は取り外しを行うことができる。
特に限定されないが、中心側に配置される第1接続部材310は、第1被接続部(314b1〜314b6,これらと接続される314a1〜314a6)のそれぞれを互いに接続させた状態で、流路接続用継手3を収容する本体、具体的にはガン本体4と、一の第1ボルト311で装着されることが好ましい。装着に際し、第1ボルト311は第1接続部材10の中心に挿入して、第1接続部材310とガン本体4とを螺着することが好ましい。第1接続部材310の中心部分を1本の第1ボルト311で締着することにより接近位置にある被接続部、被接続部に設けられた継手の操作が容易になる。従来のように、継手やボルトが接近し、通常の工具が入らない又は入れた工具が動かしにくい場合には特殊工具を用いる必要があったが、本実施形態の構造とすることにより、通常の工具で容易にホースの取り付け及び取り外し作業を行うことができる。なお、第2接続部材320は第2ボルト325によりガン本体4に固定される。なお、第1接続部材310の接続を強化するため、接続部材310の周囲に螺合する第1リテーナリング313を設けてもよい。
また、本実施形態では、第1接続部材310又は第2接続部材320の一方に液体を搬送する流路を接続させ、他方に気体その他の液体以外の流体を搬送する流路を接続させる。具体的には、第1接続部材310が気体その他の液体以外の流体を搬送する流路を有する第1被接続部314a,314bを互いに接続する場合は、第2接続部材320が液体を搬送する流路を有する第2被接続部324a,324bを互いに接続する。又は第1接続部材310が液体を搬送する流路を有する第1被接続部314a,314bを互いに接続する場合は、第2接続部材320が気体その他の液体以外の流体を搬送する流路を有する第2被接続部324a,324bを互いに接続する。このように、液体を搬送する流路と、気体その他の液体以外の流体を搬送する流路とを分けて、別の接続部材、第1接続部材310又は第2接続部材320により接続することにより、液体系流路の被接続部と気体系流路の被接続部とを容易に判断することができる。例えば、液体系流路の被接続部を取り付け又は取り外す場合は、気体系流路の被接続部及び被接続部に設けられた継手を予め液体がかからない位置に退避させることができる。このため、液体の侵入による被接続部又は継手の緩み、固着を防止、さらには固着等によりメンテナンス後の二次不具合の防止、メンテナンス後の清掃作業の軽減を図ることができる。また、メンテナンスの対象となるホースにより、第1接続部材310又は第2接続部材320のいずれを取り外すべきかがわかるため、それに応じて液体系の供給源を停止すべきか気体系の供給源を停止すべきかを容易に判断することができる。
次に、図4に示した塗装ガン100の使用手法について図6〜図9に基づいて説明する。図6は図4に示す塗装ガン100において、塗装ガン100を取り外した状態を説明するための図、図7は図4に示す塗装装置において、塗装ガン100並びに第1接続部材310及び第2接続部材320を取り外した状態を説明するための図、図8は図4に示す塗装ガン100において、第2接続部材320を取り外した状態を説明するための図、図9は図4に示す塗装ガン100において、第1接続部材310を取り外した状態を説明するための図である。
図6はガン本体4を塗料等の供給系及びガン取付部2から取り外した状態を示す図である。図6に示すように、まず、ガン本体4とガン取付部2とを接続するリテーナリング340を解放し、ガン本体4を流路接続用継手3から取り外す。このようにガン本体4をガン取付部2から容易に取り外すことができる。
図7はホース(流路)交換する場合において、塗装ガン100並びに第1接続部材310及び第2接続部材320をセットで取り外した状態を示す図である。リテーナリング340を解放し、ガン本体4を取り外す。必要であれば図示しないロボットアーム側の第1被接続部314b、第2被接続部324bを取り外す。次に、ガン取付部2、第1接続部材310及び第2接続部材320とロボットアーム取付部1とを接続する第2リテーナリング323を解放する。さらに、第2リテーナリング323と螺合するブラケット360を取り外す。これにより第1接続部材310及び第2接続部材320を含む流路接続用継手3一体としてを取り外すことができ、メンテナンスを行うことができる。
図8は外周側の第2接続部材320のみを取り外した状態を示す図である。まず、第2リテーナリング323を解放する。次に第2接続部材320を固定する第2ボルト325を外す。必要であればロボットアーム側の第2被接続部324bを取り外す。そうすると、第1接続部材310はガン本体4に固定された状態で、第2接続部材320のみを取り出すことができる。中心部分の第1接続部材310と離隔させることができるので、第2接続部材320により接続された第2被接続部324bについての作業性は良好であり、第2被接続部324b、第2流路326bの取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。また、第2接続部材320を取り外したことにより、中心部分にある第1接続部材310の第1被接続部314bから離隔させることができるので、第1接続部材310により接続された第1被接続部314bについての作業性を良好とすることができる。
図9は中心部の第1接続部材310のみを取り外した状態を示す図である。まず、2リテーナリング323を解放する。次に第1接続部材310を固定する第1ボルト311を外す。必要であれば図示しないロボットアーム側の第1被接続部314bを取り外す。そうすると、第2接続部材320はガン本体4に固定された状態で、第1接続部材310のみを取り出すことができる。外周側にある第2接続部材320の第2被接続部324bと離隔させることができるので、第1接続部材310により接続された第1被接続部314bについての作業性は良好であり、第1被接続部314b、流路316bの取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。また、第1接続部材310を取り外したことにより、外周部分にある第2接続部材320の第2被接続部324bから離隔させることができるので、第2接続部材320により接続された第2被接続部324bについての作業性を良好とすることができる。
以上のように、構成され作用する本実施形態の流路接続用継手3は以下の効果を奏する。
複数の被接続部を、それぞれ別個の第1接続部材310と第2接続320とで接続することにより、第1接続部材310による接続位置と第2接続部材320による接続位置とをずらすことができるため、継手相互の干渉やホースの干渉を軽減させることができ、作業性を向上させることができる。例えば、第1接続部材310によって接続される第1被接続部314bが位置する面Pと、第2接続部材320によって接続される第2被接続部324bが位置する面Qとを異なる面とすることができ、従来のように被接続部のすべてを同一面上で接続することなく、接続位置が密集していてもホースの取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。
第1接続部材310と第2接続部材320を別個の平板状部材とすることにより、第1接続部材310によって接続される第1被接続部314bが位置する面Pと、第2接続部材320によって接続される第2被接続部324bが位置する面Qとを異なる面とすることができる。つまり、第1接続部材310が複数の第1被接続部314bを第1の平面P上で接続し、第2接続部材320が複数の第2被接続部324bを第1の平面とは異なる第2の平面Q上で接続することができる。これにより、継手相互の干渉やホースの干渉を軽減させることができる。
第1接続部材310が、接続させる被接続部のうち相対的に中心側に位置する一群の第1被接続部314a,314bを互いに接続することにより、他の第2被接続部324a,324bとは別にホース等の取り付け及び取り外しを行うことができる。また、第1接続部材310が、第1被接続部314a,314bのそれぞれを互いに接続させた状態で、ガン本体4と一の第1ボルト311で螺着されることにより、複数のボルトが存在することにより各被接続部に工具が入りにくい等の不具合を改善することができる。特に第1接続部材310の中心部を第1ボルト311で螺着すれば、第1接続部材310が安定して装着されるとともに、各第1被接続部314a,314bに対する操作が容易となる。
また、第2接続部材320が、第1被接続部314a,314bを囲む外周側に位置する他の一群の第2被接続部324a,324bを互いに接続することにより、他の第1被接続部314a,314bとは別にホース等の取り付け及び取り外しを行うことができる。
第1接続部材310が相対的に中心側に位置する第1被接続部314a,314bを接続させ、第2接続部材320が第1被接続部314a,314bを囲む外周側に位置する他の一群の第2被接続部324a,324bを互いに接続することにより、第1接続部材310によって接続される第1被接続部314bが位置する面Pと、第2接続部材320によって接続される第2被接続部324bが位置する面Qとを異なる面とすることができ、従来のように被接続部のすべてを同一面上で接続することなく、接続位置が密集していてもホースの取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。特に、外周側からアプローチしにくい中心部分に位置する第1被接続部314bのそれぞれについて操作がしやすくなり、作業性を向上させることができる。
本実施形態では、第1接続部材310が気体等を搬送する流路を有する第1被接続部を互いに接続する場合は、第2接続部材320が液体を搬送する流路を有する第2被接続部を互いに接続し、第1接続部材310が液体を搬送する流路を有する第1被接続部を互いに接続する場合は、第2接続部材320が気体等を搬送する流路を有する第2被接続部を互いに接続することができる。これにより、塗料やシンナー等の液体用の流路を接続する位置と、エアー等の液体以外の流体用の流路を接続する位置とをずらすことができる。
エアーと塗料又はシンナー等の液体とが同時にガン本体4に供給される本実施形態の塗装ガン100において、塗料供給用のホースを取り替える際にはホース内の塗料がこぼれ出てしまう。こぼれた塗料はエアー用のホースの継手に入り込んだり、固化して後の塗装不具合の原因となったりする。本実施形態のように、エアー供給用流路の接続部材と、液体供給用流路の接続部材とを別個の部材とすることにより、先にエアー供給用流路の接続を外して退避させるなどのメンテナンスが可能となる。
本実施形態の流路接続用継手3を塗装装置1000に設けた場合、故障時、メンテナンス時において目的の流路を接続する第1接続部材310又は第2接続部材320の被接続部について作業をすることができる。特に、エアーと液体とを同時にガン本体4に供給する塗装装置1000においては、第1接続部材310と第2接続部材320とが別々に被接続部を接続するため、メンテナンス対象となる流路にエアー又は液体を供給する供給装置7〜9を特定し、停止等の対応を迅速にすることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
流路接続用継手を備える塗装装置の概要を説明するための図である。 図1に示した塗装ガンのII−II断面図である。 図2に示した塗装ガンの流路接続用継手を説明するための図である。 図4(A)は流路接続用継手3が装着された塗装ガン100の破断面、図4(B)は図4(A)に示した塗装ガン100をロボットアーム取付部1側から見た正面図である。 第1接続部材と第2接続部材とを示す正面図である。 図4に示す塗装ガンにおいて、塗装ガンを取り外した状態を説明するための図である。 図4に示す塗装ガンにおいて、塗装ガン並びに第1接続部材及び第2接続部材を取り外した状態を説明するための図である。 図4に示す塗装装ガンにおいて、第2接続部材を取り外した状態を説明するための図である。 図4に示す塗装ガンにおいて、第1接続部材を取り外した状態を説明するための図である。
符号の説明
1000…塗装装置
100…塗装ガン
1…ロボットアーム取付部
2…ガン取付部
3…継手
310…第1接続部材
311…第1ボルト
312a〜312f…第1接続流路
313…第1リテーナリング
314,314a,314b…第1被接続部
316,316a,316b…第1被接続部に連なる流路
320…第2接続部材
322a〜322l…第2接続流路
323…第2リテーナリング
324,324a,324b…第2被接続部
325…第2ボルト
326,326a,326b…第2被接続部に連なる流路
340…リテーナリング
350…oリング
360…ブラケット
4…ガン本体
41…カラーチェンジバルブユニット
42…マニホールド
43…フィードチューブ
44,441〜448…バルブ
5…ノズル取付部
50…ノズル
51…フィードチューブ
52…エアキャップ
53…噴出口
6…制御手段
7,71〜74…塗料供給装置
8…エア供給装置
9…シンナー供給装置
10…電源装置

Claims (9)

  1. それぞれが流路を有する複数の被接続部を互いに接続する流路接続用継手であって、
    前記接続される複数の被接続部のうちの2以上を含む第1被接続部のそれぞれを互いに接続する第1接続部材と、
    前記第1被接続部以外の被接続部のうちの2以上を含む第2被接続部のそれぞれを互いに接続する第2接続部材と、を有する流路接続用継手。
  2. 前記第1接続部材は平板状部材であるとともに、前記第2接続部材は前記第1接続部材とは別個の平板状部材である請求項1に記載の流路接続用継手。
  3. 前記第1接続部材は前記第1被接続部を第1の平面上で接続するとともに、前記第2接続部材は前記第2被接続部を前記第1の平面とは異なる第2の平面上で接続する請求項1に記載の流路接続用継手。
  4. 前記第1接続部材は、前記接続させる被接続部のうち相対的に中心側に位置する一群の第1被接続部を互いに接続する請求項1〜3の何れかに記載の流路接続用継手。
  5. 前記第1接続部材は、前記第1被接続部のそれぞれを互いに接続させた状態で、前記流路接続用継手を収容する本体に一のボルトで装着される請求項4に記載の流路接続用継手。
  6. 前記第2接続部材は、前記一群の第1被接続部を囲む外周側に位置する他の一群の第2被接続部を互いに接続する請求項4又は5に記載の流路接続用継手。
  7. 前記第1接続部材が気体その他の液体以外の流体を搬送する流路を有する第1被接続部を互いに接続する場合は、前記第2接続部材が液体を搬送する流路を有する第2被接続部を互いに接続し、前記第1接続部材が液体を搬送する流路を有する第1被接続部を互いに接続する場合は、前記第2接続部材が気体その他の液体以外の流体を搬送する流路を有する第2被接続部を互いに接続する請求項1〜6の何れかに記載の流路接続用継手。
  8. 前記第1接続部材は、前記互いに接続される前記第1被接続部の間に介在し、その一方開口部側と他方開口部側とから挿入された前記第1被接続部のそれぞれを互いに接続させる第1接続流路を備え、前記第2接続部材は、前記互いに接続される前記第2被接続部の間に介在し、その一方開口部側と他方開口部側とから挿入された前記第2被接続部のそれぞれを互いに接続させる第2接続流路を有する請求項1〜7の何れかに記載の流路接続用継手。
  9. 前記請求項1〜8の何れかに記載された流路接続用継手を備える塗装装置。
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