JP2009045456A - 電気処置システム及びその処置方法 - Google Patents

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Takashi Irisawa
隆志 入澤
Tamaki Shirai
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Abstract

【課題】処置対象となる血管は、例えば、その太さにより組成が異なり、水分含有量も異なっているため、予め設定した固定時間及びインピーダンスの検出結果のみで判断すると、脱水処置に過不足が発生して脱水プロセスが適正に実施されていない事態も想定される。
【解決手段】この電気処置システムは、生体組織に高周波電力を用いて癒合のための焼灼プロセスによる第1の処置と、その癒合箇所の脱水を行う乾燥プロセスによる第2の処置を行う処置具と、出力された高周波電力から位相差信号を検出する検出部2と、全体を制御する制御部を備え、制御部は、位相差信号が検出した時に第1の処置から第2の処置への換えを行い、さらに、第2の処置の処置中に検出された位相差信号が予め設定された判定基準の位相差信号を越えたときに、高周波電力の出力を停止し、第2の処置を終了する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高周波電力を用いて生体組織の凝固又は止血ための血管の封止等の外科処置を行う電気処置システム及びその処置方法に関する。
一般に、電気メスを代表として、生体組織に対して切開、凝固又は止血等の外科的処置を行うための高周波電力を用いる電気手術装置が知られている。電気手術装置には、生体組織に対して処置を行う処置具の構成と高周波電力の印加方式の違いから、モノポーラタイプとバイポーラタイプがある。バイポーラタイプの処置具は、先端部分が互いには絶縁性を有する鉗子形状を成し、血管や維管束を密閉し溶着する。生体組織の体腔の一部部分や血管等を封止し溶着する処置を行う際に、生体組織のインピーダンスをモニタしてフィードバック制御により、生体組織の乾燥の加減即ち、脱水状態を制御している。特に、血管等の封止力を強化させるためには、中内膜の変性と外側の脱水が重要である。脱水処理時には、生体組織に加える熱に考慮しなくてはならないため、例えば、特許文献1には、印加する高周波電力に対して、検出されたインピーダンスに応じて、間欠的に高周波電力に切り換えて印加する技術が提案されている。
特開平10−225462号公報
処置対象となる血管は、例えば、その太さにより組成が異なり、水分含有量も異なっている。このため、予め設定した固定時間及び、インピーダンスの検出結果のみで判断すると、対象血管によっては、過不足が発生して、必ずしも脱水プロセスが適正に実施されていない事態も想定され、補足的な処置も必要となっている。
そこで本発明は、印加する高周波電力に発生する位相差に基づき、高周波電力の印加形態や切り換え及び終了を判断し、処置対象の生体組織の組成及び水分含有量の違いに因らず、適正な生体組織の焼灼及び乾燥を実現する電気処置システム及びその処置方法を提供することを目的とする。
本発明に係る実施形態は、生体組織に、高周波電力を用いて癒合のための焼灼プロセスによる第1の処置と、その癒合箇所の脱水を行う乾燥プロセスによる第2の処置を行う処置具と、前記処置具に高周波電力を伝搬するケーブルと、前記高周波電力を連続出力して前記第1の処置を行う第1の出力制御モードと、予め定めた出力停止時間を空けて間欠的に前記高周波電力を供給する前記第2の処置を行う第2の出力制御モードとを備え、いずれかの前記第1の出力制御モード又は第2の出力制御モードによる前記高周波電力を選択的に出力する出力部と、前記処置具及び前記ケーブルの結合容量によって、前記出力部から出力された前記高周波電圧・電流間に発生する位相差を位相差信号として検出する位相差検出部と、装置全体の制御を行うと共に、前記位相差検出部から前記位相差信号が検出した時に、前記第1の処置から前記第2の処置の移行タイミングとして、前記第1の出力制御モードから前記第2の出力制御モードへの切り換えを行い、前記第2の出力制御モード時に検出された前記位相差信号が予め設定された判定基準の位相差信号を越えたときに、前記高周波電力の出力を停止する制御部とで構成される電気処置システムを提供する。
本発明に係る実施形態は、処置具により把持される生体の対象組織に連続出力される高周波電力を印加する癒合のための焼灼プロセスによる第1の処置と、前記把持される生体の対象組織に予め定めた出力停止時間を空けて間欠的に高周波電力を印加し、前記癒合の箇所の脱水を行う乾燥プロセスによる第2の処置と、前記対象組織に印加される前記高周波電力における電流成分と電圧成分からなる位相差量が検出された際に前記第1の処置から前記第2の処置に切り換える電気処置システムを用いた処置方法を提供する。前記処置方法において、前記対象組織に印加される前記高周波電力における電流成分と電圧成分からなる前記位相差量が予め定めた判断基準の位相差量を越えたときに、前記高周波電力の出力を停止する。
本発明によれば、印加する高周波電力に発生する位相差に基づき、高周波電力の印加形態や切り換え及び終了を判断し、処置対象の生体組織の組成及び水分含有量の違いに因らず、適正な生体組織の焼灼及び乾燥を実現する電気処置システム及びその処置方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、本発明の電気処置システムの概念について説明する。
電気処置システムは、バイポーラタイプの処置具(鉗子等)に、高周波電流を通電することによって処置対象となる生体組織(以下、対象組織と称する)10の切開、及び凝固(焼灼及び乾燥)を行うものである。その発明の要旨として、処置状態の切り換え及び処置終了の判断に位相制御を用いている。この位相制御は、出力された高周波電力における電流と電圧間の位相差(具体的には、純抵抗成分とリアクタンス成分の位相差)を判断基準に用いて、対象組織10、例えば、血管の中内膜層を十分に変性させる焼灼プロセスから、乾燥(脱水)プロセスへの切り換えるタイミングを見極める。また脱水状態を検出して、好適な乾燥プロセスの終了タイミングを見極めて終了する。
図1には、第1の実施形態に係る電気処置システムとなる高周波焼灼電源装置及びバイポーラタイプの処置具(把持鉗子)の一構成例を示して、詳細に説明する。
この電気処置システムは、大別して、高周波電力を発生させる高周波電力発生部1と、出力された高周波電力から電流信号(電流成分)、電圧信号(電圧成分)及び位相差信号を検出する検出部2と、検出された電流、電圧及び位相差信号をデジタル化するA/D変換部3と、後述するパラメータ演算処理及び装置全体の制御を行う制御部5と、高周波電力を印加して対象組織10に処置を行うための処置具6と、処置具6と高周波電力発生部1とを電気的に接続し高周波電力を伝搬するケーブル7と、入力された指示や装置状態及び処置(プロセス)状況を表示する表示部8又は、ブザー音(チャイム音含む)又は音声により操作者に告知する音源部9とで構成される。
高周波電力発生部1は、後述する設定値情報に基づいた直流電圧を供給する可変直流電源回路11、駆動波形を生成する波形生成部12と、直流電圧と駆動波形により高周波電力を生成して出力する出力回路13と、で構成される。
検出部2は、高周波電力発生部1から出力される出力電圧を検出する電圧検出部14と、高周波電力発生部1から出力される出力電流を検出する電流検出部15と、高周波電力発生部1から出力される出力電圧と出力電流との間の時間差(位相差)を検出する位相差検出部4と、で構成される。
制御部5は、A/D変換部3から出力された電圧信号、電流信号から高周波電力に関わるインピーダンス値及び出力電力値を出力パラメータとして算出する。さらに、制御部5は、電圧信号より出力電圧値、電流信号より出力電流値及び、位相差信号より位相差量の出力パラメータをそれぞれ算出する。制御部5は、これらの出力パラメータを予め設定された設定値を比較し、比較結果に基づき、高周波電力の出力を制御する。尚、本実施形態においては、電流値は、回路等のハードウエアにより制限される。電流値以外は制御部5により比較・制御が行われる。
高周波電力発生部1は、対象組織10に対して、連続的に高周波出力を供給する焼灼プロセスに好適する第1の出力制御モード(定電力印加モード)と、予め定めた出力停止時間を空けて間欠的に高周波電力を供給する乾燥プロセスに好適する第2の出力制御モード(間欠電力印加モード)と、の少なくとも2つのモードを備えている。定電力印加モードは、通常一定の電圧値の高周波出力を印加するモードである。勿論、これらのモードは、制御部5に指示することで、高周波電力における電圧値や電流値を所望する値に適宜、設定することができる。同様に、間欠電力印加モードにおける出力停止時間も所望する時間に設定もできる。さらに、高周波電力が印加される合計時間においても、対象組織10を保護するための印加限界時間(リミット時間)として、設定することができる。尚、印加限界時間を越えた場合には、処置状態に拘わらず、エラーと判断して高周波電力の供給が直ちに停止する。
図6には、本実施形態に用いられる処置具6の把持構造を示す。
この処置具6は、シース21には、直線的に且つ一体的に延出するジョー21aが設けられる。ジョー21a上には、対象組織10を把持しやすい形状、この例では平板形状の第1の電極22が設けられている。このジョー21aに一端(軸支端部)23aが回動可能に軸支されるようにジョー23が取り付けられている。ジョー23は直線的なバー形状を成し、閉じた際に、ジョー21aよりも先端部23bがやや短くなっている。ジョー23の先端側で第1の電極22と対向する側には、スイング可能に軸24aで軸支される支持部24が設けられる。この支持部24は、第1の電極22と対向するように、同じ形状(同じ対向面を持つ平板)の第2の電極25を支持する。第1,2の電極22,25は、面積形状において、例えば、矩形であり、長方形又は正方形を成している。また第1,2の電極22,25は、使用箇所によっては、真円、楕円又はトラック形状であってもよい。また、本実施形態では、2つの平行平板の電極対により対象生体を把持する構成であるが、特異な形状の対象生体であれば、その対象生体の形状に合わせた又は、処置後の凝固形状(所望する乾燥後の形状)に合わせた対向面を有する電極対であってもよい。
この構造の処置具6は、例えば血管等の円形(断面)の対象組織10を把持した場合には、平板の第2の電極25が対向する第1の電極22と平行となり、対象組織10を平均的に押しつぶすことができる。従って、対象組織10に対する焼灼処置や乾燥処置を均一に進行させることができる。
この電気処置システムにおける位相制御について説明する。
生体に処置を行うバイポーラタイプの処置具6は、装置本体(高周波焼灼電源装置)とは、ケーブル7により接続されている。このケーブル7は、実際の使用状況を加味すると、例えば3m程度の長さを有している。バイポーラ方式の場合、少なくとも2芯のケーブル線が用いられ、高周波電流の往路と復路のリードが結合されている構成が多い。この様に、高周波電流の経路が長く、且つ往復路が近接している構成においては、それぞれが絶縁被覆されているケーブル線間に結合容量が存在する。特に、高周波電力を印加する場合、対象組織10のインピーダンスが上昇すると、ケーブル間の結合容量を経由して、高周波電流の一部が処置具に印加されずに、電源側に戻り、漏れ電流として損失する。本実施形態では、処置具と装置本体(高周波出力回路)までのケーブルの結合容量成分の影響を低減する。
図2は、ケーブル間のキャパシタンス成分も加味して、電源側から見た出カインピーダンスベクトルを示している。処置具から見ると、対象組織10の抵抗と、ケーブル間の結合容量は、並列に接続されているため、図2では、横軸は純抵抗の逆数、縦軸はリアクタンスの逆数で示している。
対象組織10の焼灼が進行する前は、組織中に十分な水分が存在するため、抵抗値は非常に低い状態にある。従って、図2中の横軸(抵抗値の逆数)成分は大きな値を示している。この時、結合容量によるリアクタンスの逆数値(固有値)は、相対的に純抵抗成分に比べて十分に高い値を示し、その逆数の値は小さい。つまり、純抵抗の逆数とリアクタンスの逆数の合成ベクトルと横軸とで形成される角度、即ち位相差は非常に小さくなっている。
その後、対象組織10の焼灼が進み、組織脱水が促されて抵抗が上昇すると、純抵抗の逆数は徐々に小さくなる。結合容量によるリアクタンスの逆数値は、前述した通り、固有値である。従って、焼灼プロセスが進み、組織の脱水が進んで行くと、純抵抗の逆数とリアクタンスの逆数との合成インピーダンスベクトルは、図2に示す様に徐々に縦軸に近づくように移動する。換言すれば、合成インピーダンスと横軸とで形成される角度、位相差は、徐々に90度に移る。組織と電極が完全に非接触となった場合、上記位相差は理論上完全に90度となり、この時点ではもはや対象組織10に高周波エネルギーは供給されない。尚、実際には、この位相差まで、高周波電力を印加することはない。
このように、リアクタンス成分は元々焼灼前のインピーダンスに比べて十分に高い状態を示しており、組織の焼灼状態が進んだことを示す1つの指標となり得る。
対象組織10の焼灼及び脱水を過度に行わないこと及び、印加する高周波電力におけるエネルギー損失を軽減させるという観点から見て、本実施形態では、脱水プロセスを完了させるタイミングのひとつの目安として、位相差量が略45度の時点で出力を停止させることを提案する。図2において、位相差量が45度とは、純抵抗成分とリアクタンス成分が同一の値を示した状態である。即ち、位相差量が45度となった時点において、実際に組織に供給されるエネルギーは、理論上半分(電源から出力される総エネルギーの半分は組織に伝達されて、残りの半分はケーブル間の結合容量を介して高周波電源に帰還される)となり、経験的に、対象組織10に対する高周波電力の印加の影響は減少する。本来であれば、処置した対象組織10の焼灼状態や脱水状態を実測すればよいが、処置対象が人体における血管の中内膜層であれば、それらの確認を行うことはできない。また血管の中内膜層により個体差があるため、定量的な基準を定めることは困難である。従って、本実施形態では、シミュレーション又は経験的に得た位相差の判断基準として、位相差を45°と設定している。
この設定により高周波電力は、対象生体の乾燥プロセス(脱水処置)時に、位相差検出部により検出された後述する位相差信号が予め定めた値(設定した例えば、45°の位相差に基づく信号値)を超えた時に、乾燥処置が完了したものと判断し、間欠電力印加モードで印加される高周波電力の供給を終了する。
次に、図3に示すフローチャート及び図4,図5に示す高周波電力の波形図を参照して、本実施形態の電気処置システムにおける処置プロセスについて説明する。図4は、焼灼プロセスから乾燥プロセスに移行する判断について説明するための図であり、図5は、乾燥プロセスを終了させるための判断について説明するための図である。ここでは、対象組織である血管の中内膜層に対する封止処置を例とし、位相差45°を乾燥プロセスの終了基準として設定している。
まず、図6に示した処置具6で対象組織10を把持する(ステップS1)。処置具6に定電力印加モードにより連続的に高周波出力を印加して、把持する対象組織10に対して焼灼プロセスを実施する(ステップS2)。この時、図4に示す焼灼プロセスの区間においては、当所、対象組織10に水分が残っているため、前述した様に抵抗値は非常に低い状態にある。従って、位相差は非常に小さい状態を維持する。その後、対象組織10の焼灼が進み、組織脱水が促されて抵抗値が上昇すると、純抵抗の逆数とリアクタンスの逆数との合成インピーダンスベクトルが、図2に示す様に縦軸に近づく。即ち、図4の矢印で示す位相差信号Aが発生する。この位相差信号Aが発生したか否かを判断する(ステップS3)。この判断においては、例えば、高周波出力の電圧値の10%以上の変化をプロセス切り換え時の判断基準として予め設定してもよい。位相差信号Aが発生した場合(YES)、そのタイミングで焼灼プロセスから乾燥プロセスに移行する(ステップS4)。尚、プロセス切り換え時の判断基準である、定電力印加モードの高周波出力の電圧値の10%は、絶対的な数値ではなく、一つの指標とするものである。通常、処置者(医師)は、表示部に表示されている数値情報や対象生体の画像を視認して、経験的に判断を行っているため、対象生体の違いや処置具固有の特性を考慮して、適宜設定してもよい。
次に、立ち下がった時の位相差信号Aを出力遮断時の位相差量Pendとして取得して、制御部5内に設けられたメモリに記憶する(ステップS5)。このメモリには、予め出力遮断時の位相差量Pendを記憶するためのテーブルを設けておき、新しい信号を取得する毎に、更新するように設定してもよい。
次に、位相差信号Aが立ち下がると共に、対象組織10への高周波電力の出力(印加)を停止する。印加停止と共に、制御部5内に設けられた出力停止タイマのカウントを開始する(ステップS6)。この出力停止タイマは、予め設定された設定時間Tsetに達するまでカウントを行う。この設定時間Tset即ち、出力停止を継続する時間Toffは、加熱している対象組織10の温度が下がらない範囲内で適宜、設定することができる。この出力停止中に対象組織10の温度が下がることは、乾燥(脱水)が非効率となり、時間が余分に掛かることとなるため、設定する時間には留意する。
次に、出力停止タイマは、カウントアップを行い(ステップS7)、停止時間Toffが設定時間Tsetに達したか否かを判断する(ステップS8)。この判断で、停止時間Toffが設定時間Tsetに達するまでは(NO)、カウントアップを継続する。一方、停止時間Toffが設定時間Tsetに達した場合には(YES)、制御部5に指示し、再度、対象組織10への高周波電力の出力を開始する(ステップS9)。
次に、図4に示す様に、高周波電力の出力中に、現在の位相差量Pr(例えば、P3)が直前の位相差量Pend(例えば、P2)に対して、大きくなったか否か(Pr>Pend+α)判断する(ステップS10)。ここで、αは、係数であり、鉗子の形状や把持面積、対象組織10の違い(例えば、対象組織10によって異なる処理前の水分量の違い等)により予め設定される。この判断で、位相差量PrがPend+αよりも大きくなったならば(YES)、その位相差量Prを最新の位相差量Pendとする。そのPendを予め設定した位相差45°と比較して、大小を判断する(ステップS11)。この判断において、最新の位相差量Pendが位相差45°を越えていないならば(NO)、再度、ステップS5に戻り、次の出力停止時間を経た後、高周波電力を印加する。一方、最新の位相差量Pendが位相差45°による値に達したならば(YES)、図5に示すように高周波電力の印加を停止して、乾燥プロセスを終了させて、処置者(医師)にその処置完了を聴覚又は視覚により知らせる(ステップS12)。
以上説明したように、本実施形態によれば、位相検出部により位相差量(位相差(°))が検出された時に、焼灼プロセスが完了したものと判断し、高周波電力の印加形態を定電力印加モードの焼灼プロセスから間欠電力印加モードの乾燥プロセスに切り換えることができる。また、対象組織10に対する乾燥プロセスの完了は、位相差検出部により検出された位相差量(又は、位相差量の単位時間当たりの変化率)が予め定めた値(設定した例えば、45°の位相差に基づく値)を超えた時に、完了と判断することができる。
さらに、本実施形態では、位相差量を処置プロセスの切り換えと処置プロセスの完了を判断しているため、インピーダンス制御よりも処置具に接続されるケーブルに発生する寄生容量による切り換えタイミングへの影響を排除でき、且つ高周波電力の損失を考慮した供給を行うことができる。
図7には、本実施形態に用いるバイポーラタイプの処置具の第1の例を示し、図8には、第1の例の処置具により発生する位相差の特性を示す。
この処置具31は、それぞれに電極となる2つのジョー32a,32bの一端がシース33に開閉可能に連結された構成である。この構成においては、シース33とジョー32bとが直線的に一体となり、ジョー32aの一端が開閉可能に取り付けられている。
これらのジョー32a,32bの内側には、それぞれに電極34,35が設けられている。これらの電極34,35間で対象組織10例えば、血管を挟んだ場合には、図6に示すように、ジョーの根本側(連結側)の方が大きくつぶれ、扇形形状で把持されている。このような把持状態で、高周波電力をそれぞれの電極34,35に印加すると、対象組織10におけるジョーの根本側に高周波電流が集中して流れる。このため、この根本部分から焼灼による癒合が進み、根本と反対側の先端側に向かって電流が徐々に増加していく。従って、先に根本側から焼灼処置が完了し始める。その時点で位相差P1が発生し、本実施形態では、焼灼プロセスの定電力印加モードから、乾燥プロセスの間欠電力印加モードに切り換えられる。
このように処置具の把持構造によらず、位相制御により確実な対象組織10の焼灼(癒合)、乾燥(脱水)を実施することができる。
図9には、本実施形態に用いるバイポーラタイプの処置具の第2の例を示し、図10には、第2の例の処置具により発生する位相差の特性を示す。
この処置具41は、前述した図6に示した処置具6の構造で第1の電極42及び第2の電極43を大きくして、対向する面積を広くした構成である。尚、電極の対向面積を大きくした構造であるため、ジョー44を途中で曲げた形状に構成している。その他の構成部位で、同じ構成部位には同じ参照符号を付して、その説明は省略する。
処置具41は、例えば血管等の円形(断面)の対象組織10を把持した場合には、第2の電極43が対向する第1の電極42と平行で平均的に押しつぶすことができる。従って、対象組織10に対して、焼灼処置や乾燥処置を均一に進行させることができる。
この処置具41は、図6に示した処置具6に比べて、2つの電極が大型化しているため、大きい対象生体でも把持しやすくなるが、図10に示すように焼灼プロセスに要する時間Taは長くなる。しかし、乾燥プロセスの際の間欠電力印加モードにおいて、得られる位相差Pの変化が上がり勾配を有しているため、変化率を確認しやすい。そのため、乾燥プロセスが完了する位相差を例えば、45°に設定していた場合には、位相差の上がり勾配と設定した値がクロスするため、プロセス完了の判断が容易になる。このように処置具の把持構造によらず、位相制御により確実な対象組織10の焼灼(癒合)、乾燥(脱水)を実施することができる。
次に第2の実施形態の電気処置システムについて説明する。
図11には、第2の実施形態に係る電気処置システムの一構成例を示して、詳細に説明する。本実施形態は、焼灼プロラスから乾燥プロセスへの切り換わりに対して、位相差が発生する直前に発生する位相方向の変化をプロセス切り換えの判断に用いるシステムである。
本実施形態は、装置全体の制御を行うCPU51と、CPU51からの指示に従い、設定されたモードの波形を生成する波形生成部52と、波形生成部52からの波形を増幅するための増幅回路(AMP)53と、増幅回路53からの出力電圧が供給され、波形生成回路52にて生成された波形信号によりドライブされる出力回路54と、出力回路54から人体に供給される電圧を検出する電圧検出部55と、出力回路54から人体に供給される電流を検出する電流検出部56と、電圧検出部55及び電流検出部56からの検出信号を各々位相信号に変換するゼロクロス部57と、ゼロクロス部57からの電圧位相信号及び電流位相信号の差分を検出する位相差検出部58と、位相差の方向を検出する位相差方向検出部59と、位相検出部59からの出力信号(アナログ信号)をデジタル化し、CPU51へ伝達するA/D変換部60と、インピーダンス算出部3と、出力回路54にケーブル7で電気的に接続された処置具6とで構成される。位相差検出部58は、電流Iを基準とする電圧Vの位相差を検出する位相差検出部58aと、電圧Vを基準とする電流Iの位相差を検出する位相差検出部58bとで構成される。また、ケーブル7による処置具6への接続系は、コネクタを用いた接続構成でもよい。
本実施形態では、判断基準に前述した位相差量の変化率に加えて、位相差の方向を検出して用いる。ここで、位相差の方向について説明する。
位相差の方向は、出力回路54の総インピーダンスにおいて、何が支配因子になるかで決定される。つまり、位相差の方向を検出するためには、この総インピーダンスを決定する支配因子が何であるかを検出することが重要である。具体的には、以下の検出が可能となる。
位相方向(1)バイポーラケーブルの結合容量に因る因子→電流が電圧に対して進む。
位相方向(2)バイポーラケーブルの誘導性による因子→電圧が電流に対して進む。
位相方向(1)は、前述した通り、主に焼灼状態が進む過程において無視できなくなる因子である。つまり、位相方向(1)は、組織の焼灼プロセスを見る上で重要なファクタとなる。また、同様に、組織と処置具6が完全に接触していない(オープン状態)では、電圧に対して電流の位相が進む(90°)ことから、組織と電極の接触状態を判別することができる。
また位相方向(2)は、主にケーブルの誘導成分が支配的な因子となる状況である。これは、電極と組織の接触状態による抵抗が極めて低い状態で起こり得る。そのため、例えば、電極のサイズが極めて大きなものである場合等の状態判別ができる。併せて、電極の短絡状態も識別することができる。
即ち、(1)結合容量状態から(2)誘導性に位相の方向が変化した際、即ち、図5に示す位相信号B部分のように、一旦、位相差が0から負側(誘導性状態)に振れた後、0を越えて正側(結合容量状態)に変化する。この変化が発生したタイミングで、焼灼プロセスから乾燥プロセスに切り換えると判断して、定電力印加モードから間欠電力印加モードに移行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、位相差の方向が誘導性状態から結合容量状態に変化することを判断基準として、高周波電力の印加形態を定電力印加モードの焼灼プロセスから間欠電力印加モードの乾燥プロセスに切り換えることができる。また、位相差の最小値を検出し、そこから規定分の位相差が上昇したところで乾燥プロセスに切り換えると判断してもよい。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、位相差を用いて処置プロセスの切り換えを判断しているため、インピーダンス制御よりも処置具に接続されるケーブルに発生する誘導性状態による切り換えタイミングへの影響を排除でき、且つ高周波電力の損失を考慮した供給を行うことができる。
次に、第3の実施形態の電気処置システムについて説明する。
図12には、第3の実施形態に係る電気処置システムの一構成例を示して、詳細に説明する。尚、本実施形態の構成部位で前述した図1に示した第1の実施形態の構成部位と同等にものには、同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態は、処置具6を出力回路に接続するケーブル7に着脱自在なコネクタ部61を設け、そのコネクタ部のケース内に、処置具に関する情報が記録された半導体メモリ装置を内蔵する構成である。
本実施形態は、前述した第1の実施形態のシステム構成に加えて、複数の接続端子を有し、ケーブル7の接続用に設けられたコネクタ部61と、処置具6に関する情報等が記録された半導体メモリ装置(以下、メモリと称する)62と、メモリ62に記憶されている情報を読み出し、ID照合を行う情報読み取り部63と、コネクタ部61と着脱可能に嵌合するコネクタ受け部(接続端子)64とを備えている。メモリ62には、例えば、ROM、PROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ又は、記憶保持動作が不要で書き換え可能なメモリを用いる。
処置具に関する情報等は、前述した乾燥プロセスを完了したことを示唆する値の位相差信号Pend、対象組織や鉗子毎に固有な係数(α)又は駆動条件、及び処置具を特定するためのID情報である。
係数(α)は、処置を行う対象組織(血管、小腸等)による違い、例えば、対象組織の部位の大きさ、組成、水分含有量等、又は鉗子の形状や電極の把持面積や加熱特性などの固有の特徴を数値で表し、予め定めた標準的な操作(例えば、処置時間)となるように補正するための係数である。尚、ID情報は、識別のために管理下にある処置具が接続されているか否かを判別するものであり、必ずしも必要ではない。
本実施形態においては、コネクタ部61が装置本体側のコネクタ受け部64に嵌合され、電気的に接続した際に、メモリ62からID情報を読み出して照合し、処置具6を判別する。この判別の際に、処置具6に関する情報が利用できるか否かも判断する。情報読み取り部63は、照合による許可により、メモリ62から処置具に関する情報を読み出して、制御部5に送出する。制御部5は、その情報を予め設けたテーブル(記憶領域)に設定する。ID情報の照合処理がない場合には、接続されると共に処置具6に関する情報が読み出される。よって、処置者(医師等)が何も入力操作を行わなくても、処置具を取り付けるだけで、その処置具に最適な駆動条件や判断基準が設定される。
この電気処理システムを駆動させて処置具6による処置を実施する場合には、処置具に関する情報により設定された係数等が加味されて判断が行われ、前述した第1、第2の実施形態で説明したように、焼灼プロセス及び乾燥プロセスにおける高周波電力の出力形態の切り換えや印加停止を実行する。本実施形態による情報設定は、勿論、前述した第1,2の実施形態にも容易に適用することができ、本実施形態と同等の効果を得ることができる。
次に、第3の実施形態の変形例について説明する。
図13には、この変形例の概念的な構成を示す。前述した第3の実施形態では、コネクタ部内に半導体メモリを設けて、コネクタ部(処置具)側に処置具に関する情報を持たせたが、本変形例では、コネクタ部61内にインデックスとなる部材を持たせて、処置具に関する情報(係数αを含む)は、制御部5内のメモリ装置側に持たせた構成例である。尚、本変形例の構成部位において、前述した第3の実施形態(図12)の構成部材と同等のものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
本変形例では、インデックスとなる部材として、抵抗器を利用する。コネクタ部61内には、処置具を識別するための識別用抵抗71が設けられ、装置本体側には、識別用抵抗器71の抵抗値を読み取るための抵抗読み取り部72が設けられている。抵抗読み取り部72により、読み取られた抵抗値は、A/D変換部73を設けてデジタル信号化した後、制御部5に入力する。
制御部5は、識別用抵抗器71の抵抗値の違いによって予め登録されているテーブルからそれぞれの設定値を読み出して用いる。例えば、図14は、制御部5のメモリ装置に設けた識別テーブルの一例である。
この識別テーブルには、識別用抵抗器Rの抵抗値がkΩのオーダーで振り分けられている。さらにその抵抗値毎の各テーブルにおいて、その処置具(例えば、鉗子)におけるHP種類、位相差信号Pend[°]及び係数α[°]の各項目を有している。図14に示す例では、例えば、識別抵抗1kΩのテーブルには、HP(ハンドピース)種類として[血管用(ラパ)]、位相差Pend[10°]、係数α[5°]がそれぞれ制御部5の判断処理のための演算式の各項に設定される。尚、抵抗器は、金属被膜抵抗器やセラミックス抵抗器等が適用できる。
この変形例によれば、処置具のコネクタ部を接続するだけで、予め選択して取り付けられた識別用抵抗器の抵抗値を読み出し、この抵抗値により指定された判断に用いられる項目(例えば、位相差Pend等)が制御部5の演算処理部に設定される。よって、使用者(術者等)が何ら入力操作を行わなくても、処置具を取り付けるだけで、その処置具に最適な駆動条件や判断基準が設定できる。また、第3の実施形態におけるメモリに比べて安価に実施することができる。
またインデックスは、抵抗器に限定されるものではなく、コネクタに多ピンコネクタを使用した場合には、それらのうちの数ピンを用いて、ピン番の組み合わせにより、識別抵抗値と同様に、識別テーブルを設定することができる。ピン番の組み合わせは、例えば、短絡された2つのピンとして、1番ピン−2番ピン、1番ピン−3番ピン…等である。勿論、ピンの有無とその位置により識別することも可能である。
以上説明したように、本発明による電気処置システムの各実施形態によれば、対象組織の状態、例えば、組織の組成、大きさ、形状及び水分含有量が異なっている組織に対して、確実に且つ十分な焼灼及び乾燥を実施できる。また、本実施形態における位相差制御を用いることで、固定時間による制御又はインピーダンス制御に比べて、ケーブルにおける容量結合による影響を排除して、適正に対象組織の状態を把握でき、正確なプロセスの切り換え及び処置の終了を判断することができる。
図1は、第1の実施形態に係る電気処置システムの構成例を示す図である。 図2は、高周波電源側から見た出カインピーダンスベクトルを示す図である。 図3は、第1の実施形態の電気処置システムにおける処置プロセスについて説明するためのフローチャートである。 図4は、焼灼プロセスから乾燥プロセスに移行する判断について説明するための高周波電力の波形図である。 図5は、乾燥プロセスを終了させるための判断について説明するための高周波電力の波形図である。 図6は、第1の実施形態に用いられる処置具の把持構造例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に用いるバイポーラタイプの処置具の第1の例の把持構造例を示す図である。 図8は、第1の例の処置具により発生する位相差の特性を示す図である。 図9は、第1の実施形態に用いるバイポーラタイプの処置具の第2の例の把持構造例を示す図である。 図10は、第2の例の処置具により発生する位相差の特性を示す図である。 図11は、第2の実施形態に係る電気処置システムの構成例を示す図である。 図12は、第3の実施形態に係る電気処置システムの構成例を示す図である。 図13は、第3の実施形態の変形例の概念的な構成を示す図である。 図14は、第3の実施形態の変形例に用いられる識別テーブルの一例である。
符号の説明
1…高周波電力発生部、2…検出部、3…A/D変換部、4…位相差検出部、5…制御部、6…処置具、7…ケーブル、8…表示部、9…音源部、10…対象組織、11…可変直流電源回路、12…波形生成部、13…出力回路、14…電圧検出部、15…電流検出部、16…、17…、18…、19…、20…、21…シース、21a,23…ジョー、22…第1の電極、23a…、一端(軸支端部)24…支持部、25…第2の電極。

Claims (15)

  1. 生体の対象組織を把持部で把持し処置を行う処置具と、
    前記処置具の前記把持部に高周波電力を伝搬するケーブルと、
    前記高周波電力を連続出力して前記処置を行う第1の出力制御モードと、予め定めた出力停止時間を空けて間欠的に前記高周波電力を供給して前記処置を行う第2の出力制御モードとを備え、いずれかの前記第1の出力制御モード又は第2の出力制御モードによる前記高周波電力を選択的に出力する出力部と、
    前記処置具及び前記ケーブルの結合容量によって、前記出力部から出力された高周波電圧と高周波電流の間に発生する位相差を位相差信号として検出する位相差検出部と、
    装置全体の制御を行うと共に、前記出力部に対して、前記処置具による処置中に前記位相差検出部から前記位相差信号が検出された時には、前記第1の出力制御モードから前記第2の出力制御モードへの切り換えを行う制御部と、
    を具備することを特徴とする電気処置システム。
  2. 前記電気処置システムにおいて、
    前記制御部は、前記処置具により、前記生体組織に対して、前記第1の出力制御モードの高周波電力を用いて癒合のための焼灼プロセスによる第1の処置と、前記第2の出力制御モードにより前記癒合された箇所の脱水を行う乾燥プロセスによる第2の処置と、を行い、
    前記位相差検出部から前記位相差量が検出された時に、前記第1の処置から前記第2の処置の移行タイミングとして、前記第1の出力制御モードから前記第2の出力制御モードへの切り換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の電気処置システム。
  3. 前記電気処置システムにおいて、
    前記制御部は、前記処置具により、前記生体組織に対して、前記第1の出力制御モードの高周波電力を用いて癒合のための焼灼プロセスによる第1の処置と、前記第2の出力制御モードにより前記癒合された箇所の脱水を行う乾燥プロセスによる第2の処置とを行い、 前記第2の出力制御モード時に検出された前記位相差量が予め設定された判定基準の位相差量を越えたときに、前記高周波電力の出力を停止することを特徴とする請求項1に記載の電気処置システム。
  4. 前記電気処置システムにおいて、
    前記制御部は、最新の位相差量が予め設定した45度を示唆する値を越えていたならば、前記第2の処置を終了することと判断して前記告知部による告知と同時に、高周波出力を遮断させることを特徴とする請求項3に記載の電気処置システム。
  5. 前記電気処置システムにおいて、
    前記制御部の前記判定基準には、前記位相差量に、さらに前記対象組織の部位の大きさ、組成、水分含有量及び処置具の把持部形状や電極の把持面積や加熱特性の固有の特徴を数値で表した係数を加えることを特徴とする請求項3に記載の電気処置システム。
  6. 前記電気処置システムにおいて、
    前記ケーブルと前記出力部とを着脱自在で電気的に接続するコネクタ部と、
    前記コネクタ部内に設けられ、前記係数が予め記憶されるメモリ装置と、
    前記メモリ装置から前記係数を読出し、前記A/D部変換部を介して前記制御部に送出する情報読み取り部と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の電気処置システム。
  7. 前記電気処置システムにおいて、
    前記係数を前記処置具毎に識別テーブルに分けて格納する前記制御部と、
    前記ケーブルと前記出力部とを着脱自在で電気的に接続するコネクタ部と、
    前記コネクタ部内に設けられ、前記識別テーブルに関連づけられた値を有するインデックス部材と、
    前記インデックス部材の値を読み出す情報読み取り部と、を備え、
    前記制御部は、読み出された前記インデックス部材の値に基づき、前記識別テーブルから該当する前記係数を読み出し、前記判定基準に設定することを特徴とする請求項3に記載の電気処置システム。
  8. 前記電気処置システムにおいて、
    前記インデックス部材が抵抗器により構成されることを特徴とする請求項3に記載の電気処置システム。
  9. 前記電気処置システムにおいて、
    外部に音及び/又は表示により告知する告知部を有し、
    少なくとも前記第1の出力制御モードから前記第2の出力制御モードへの切り換え時又は、前記第2の出力制御モードの終了時に告知動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の電気処置システム。
  10. 前記電気処置システムにおいて、
    前記処置具は、互いの一端が回動可能に軸支される第1のジョー及び第2のジョーと、
    前記ジョーのそれぞれの対向面に設けられた平板形状の第1の電極及び第2の電極と、
    を有し、これらの前記第1の電極及び第2の電極間に高周波電流を通電することによって、前記電極間で把持する前記生体組織の切開及び凝固(焼灼及び乾燥を含む)を行うバイポーラタイプであることを特徴とする請求項1に記載の電気処置システム。
  11. 前記電気処置システムにおいて、
    前記処置具の前記第2のジョーの先端側には、回動可能に軸支される支持部材を備え、
    前記支持部材に前記第2の電極が設けられ、第1の電極に対して、前記2の電極がスイング可能に形成されることを特徴とする請求項5に記載の電気処置システム。
  12. 装置全体の制御を行う制御部と、
    前記制御部からの指示に従い、設定された複数の処置モードの高周波波形を生成する波形生成部と、
    前記波形生成部からの波形を増幅するための増幅部と、
    前記増幅部からの出力電圧が供給され、波形生成部にて生成された波形信号により、ドライブされる出力部と、
    前記出力部から供給される処置用の高周波電力の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記出力部から供給される前記処置用の高周波電力の電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部及び前記電流検出部からの検出信号をゼロクロス回路により、各々位相信号に変換するゼロクロス部と、
    前記ゼロクロス部からの電圧位相信号及び電流位相信号の差分による位相差信号を検出する位相差検出部と、
    前記位相差検出部により得られた前記位相差信号における位相差の方向を検出する位相差方向検出部と、
    前記位相検出部からの出力信号をデジタル化し、制御部へ伝達するA/D変換部と、
    で構成され、
    前記被検体に対して処置中に得られる前記位相差の方向に基づき、処置前の位相差の方向から変更が発生した時に、前記処置モードの切り換えを行うことを特徴とする請求項5に記載の電気処置システム。
  13. 処置具により把持される生体の対象組織に連続出力される高周波電力を印加する癒合のための焼灼プロセスによる第1の処置と、
    前記把持される生体の対象組織に予め定めた出力停止時間を空けて間欠的に高周波電力を印加し、前記癒合の箇所の脱水を行う乾燥プロセスによる第2の処置と、
    前記対象組織に印加される前記高周波電力における電流成分と電圧成分からなる位相差量が検出された際に前記第1の処置から前記第2の処置に切り換えることを特徴とする電気処置システムを用いた処置方法。
  14. 前記処置方法において、
    前記対象組織に印加される前記高周波電力における電流成分と電圧成分からなる前記位相差量が予め定めた判断基準の位相差量を越えたときに、前記高周波電力の出力を停止することを特徴とすることを特徴とする請求項13に記載の電気処置システムを用いた処置方法。
  15. 前記処置方法において、
    前記対象組織に印加される前記高周波電力における電流成分と電圧成分からなる前記位相差量の方向が処置前の位相差方向から変化した際に、前記第1の処置から前記第2の処置への換えを行うことを特徴とする請求項13に記載の電気処置システムを用いた処置方法。
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