JP2009044924A - 扁平型電磁アクチュエータ - Google Patents

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【課題】軸方向作動型電磁アクチュエータであって、アクチュエータ本体部の径方向に対する軸方向の長さを短縮して薄型化を達成することにある。
【解決手段】シャフト16を中心として、第2平軸受け20b、突出支持部38、可動コア36の環状突起部36b、円筒状ヨーク42、コイルボビン30、コイル32(コイル積層体33)及びハウジング14がそれぞれ半径外方向に沿って順に同一平面(シャフト16の変位方向と直交する横断面)上に配置され、これらの構成要素は、それぞれ径方向に沿って連設して構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエータ本体部の径方向の寸法に対して軸方向の長さを短縮した薄肉の扁平型電磁アクチュエータに関する。
従来から、ソレノイドコイルの励磁作用下に発生する電磁力によって可動鉄心を固定鉄心に吸引することにより、弁体を変位させる電磁弁が用いられている。
この種の電磁弁として、本出願人は、例えば、特許文献1に示されるように、可動コアの環状突起部の外周面とハウジングの底部壁面とが部分的に重なり合う位置関係に設定されることにより、可動コアに対する吸引力を向上させつつ、小型化することが可能なリニアソレノイドバルブを提案している。
特開2005−317939号公報(段落0005〜0009、図3)
ところで、本出願人の提案に係る前記リニアソレノイドバルブや従来から公知の電磁アクチュエータでは、アクチュエータ本体部及びコイル巻線部が径方向に対して軸方向に長い円筒形状からなる軸方向作動型電磁アクチュエータで構成されているのが、一般的である。これは、電磁アクチュエータを構成するソレノイド部におけるコイルの巻線数が、径方向に増大させた場合と比較して軸方向に増大させた方が巻回量を多くすることができて、磁気吸引力を向上させることができるためである。
しかしながら、近年、例えば、高さ方向(電磁アクチュエータの移動子の変位方向)が制限された環境で好適に使用することができると共に、レイアウトの自由度を向上させるために、軸方向作動型電磁アクチュエータにおいてアクチュエータ本体部及びコイル巻線部が軸方向に短縮された薄型で扁平の電磁アクチュエータが希求されている。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、軸方向作動型電磁アクチュエータであって、従来と同等の磁気吸引力を得ることができ、しかも、アクチュエータ本体部の径方向に対する軸方向の長さを短縮して薄型化を達成することが可能な扁平型電磁アクチュエータを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、アクチュエータ本体部と、前記アクチュエータ本体部内に配設され、コイルボビンに巻回されたコイルが積層されて構成されるコイル積層体と、前記コイルに対する通電作用下に、吸引テーパ部側に向かって吸引される可動コアと、前記可動コアに設けられ、該可動コアと一体的に変位する移動子と、前記移動子を該移動子の軸方向に変位可能に軸支する軸受け部材と、前記可動コアの凹部に臨み、前記軸受け部材を保持する突出支持部と、前記可動コアに形成された環状突起部を囲繞する円筒状ヨークと、を備え、前記移動子、前記軸受け部材、前記突出支持部、前記可動コアの環状突起部、前記円筒状ヨーク及び前記コイル積層体は、それぞれ同一平面上に位置するように設けられると共に、前記移動子を中心としてそれぞれ半径外方向に向かって順に連設されることを特徴とする。
この場合、前記同一平面は、前記移動子の変位方向と直交する横断面からなることが好ましい。
本発明によれば、移動子を中心として、軸受け部材、突出支持部、可動コアの環状突起部、円筒状ヨーク及びコイル積層体がそれぞれ半径外方向に沿って順に同一平面(移動子の変位方向と直交する横断面)上に配置され、これらの構成要素は、それぞれ径方向に沿って連設される。
従って、本発明では、径方向に沿ったこのような配置構成を採用することにより、各構成要素が軸方向に沿って延在することが極力抑制され、軸方向の長さが短縮された薄肉の扁平型電磁アクチュエータを得ることができる。この結果、本発明では、例えば、障害物等との関係で高さ方向のスペースが制限された設置環境であっても好適に使用することができ、レイアウトの自由度を向上させることができる。
また、本発明によれば、可動コアの環状突起部に、例えば、縦断面テーパ状の凹部を設けることによって磁束密度が高まり強い磁気吸引力を得ることができるため、軸方向が短縮された扁平型のコイル積層体を形成した場合であっても、従来と同等の磁気吸引力を得ることができる。
本発明では、径方向に沿った上記の配置構成を採用することにより、軸方向作動型電磁アクチュエータであって、従来と同等の磁気吸引力を得ることができ、しかも、径方向に対する軸方向の長さを短縮して薄型化を達成することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る扁平型電磁アクチュエータの縦断面図、図2は、前記扁平型電磁アクチュエータを構成する可動コアが図1の状態から上方に変位した状態を示す縦断面図、図3は、図1のIII−III線に沿った横断面図である。
図1に示すように、扁平型電磁アクチュエータ10は、内部にソレノイド部12が設けられ、軸方向の寸法に対して径方向の寸法が大なる扁平で上端部が閉塞された円筒形状からなるハウジング14を含む。前記ハウジング14は、アクチュエータ本体部として機能するものであり、例えば、SUYB(JIS規格)等の磁性材料によって形成されるとよい。
前記ハウジング14の中心部には、後記するシャフト(移動子)16を挿通させる孔部18が形成され、前記孔部18には、前記シャフト16の上部側外周面を摺動可能に支持する第1平軸受け20aが装着される。前記第1平軸受け20aは、例えば、合金で形成された一層構造の反割りタイプが用いられ、その外周面には、軸方向に沿って延在する複数の連通溝が形成される。なお、前記第1平軸受け20aとして、図示しない二層構造又は多層構造のものを用いてもよい。
また、前記ハウジング14の内壁には、下方側に向かって所定長だけ突出する環状の吸引テーパ部22が膨出形成される。この吸引テーパ部22は、内周側の縦断面が略鉛直面からなり、外周側の縦断面が下方側に向かって徐々に縮径する傾斜面によって構成される。
この場合、前記ハウジング14の内壁であって吸引テーパ部22の外周側に連続する水平方向に沿った天井面24と、前記吸引テーパ部22の内周側に連続する水平方向に沿った凹部内壁26との間で、鉛直方向に沿った寸法差がΔDからなる段差部が形成される(図4参照)。従って、前記吸引テーパ部22の内側に形成された凹部内壁26は、外側に形成された前記天井面24よりもΔDだけ鉛直上方向に位置するように設けられる。
前記ソレノイド部12は、前記ハウジング14の開口する下端部に圧入嵌合される略円盤状の固定コア28と、中心部に貫通孔が形成され半径方向の縦断面が略U字状に形成されたコイルボビン30と、前記コイルボビン30に巻回されたコイル32が積層されて構成される扁平なコイル積層体33(図7(b)参照)と、下方側に向かって徐々に拡径する断面テーパ状の凹部34が形成された可動コア36と、前記可動コア36の中心部に形成された孔部内に固定され該可動コア36と一体的に変位するシャフト(移動子)16とを含む。
なお、前記ハウジング14に対して前記固定コア28を圧入嵌合する際、嵌合部位に接着剤を付着しておくとよい。また、前記可動コア36とシャフト16とは、例えば、かしめ等によって一体的に結合されるとよい。前記シャフト16は、例えば、SUS303(JIS規格)等の非磁性材料によって形成されるとよい。
前記固定コア28の中心部近傍には、上方に向かって所定長だけ突出する環状の突出支持部38が膨出形成され、前記突出支持部38によって形成された縦断面略U字状の窪み部40内には、シャフト16の下部側の外周面を摺動可能に支持する第2平軸受け20bが装着される。前記第2平軸受け20bは、軸受け部材として機能するものであり、前記第1平軸受け20aと同一に構成される。
また、前記突出支持部38から半径外方向に向かって隣接する部位には、前記突出支持部38よりも厚肉に形成され、且つ上方への高さ寸法が前記突出支持部38よりも大なる円筒状ヨーク42が略鉛直上方向に向かって膨出形成される。なお、前記突出支持部38及び円筒状ヨーク42を含む固定コア28は、例えば、SUYB(JIS規格)等の磁性材料によって形成されるとよい。
前記コイルボビン30は、例えば、樹脂製材料によって形成され、中心部に円筒状ヨーク42が挿入される貫通孔を有する円筒部30aと、前記円筒部30aの上端及び下端からそれぞれ半径外方向に略水平方向に向かって所定長だけ略平行に突出する環状フランジ部30bとを有する。この場合、前記コイルボビン30は、前記円筒部30a及び前記環状フランジ部30bが一体的に形成されると共に、円筒部30aの軸方向の長さに対して、環状フランジ部30bの外径寸法が大なる扁平状に設けられる。
前記コイルボビン30に巻回されるコイル32は、好ましくは、断面正方形に形成された真四角導線又は断面長方形に形成された平角導線によって形成されるとよい。前記コイル32を真四角導線又は平角導線によって構成することにより、コイルボビン30に巻回されたコイル32同士の接触が面接触となるため、前記コイル32が所定の位置に安定且つ整列した状態で配置される。なお、前記コイル32は、断面円形に形成された丸導線によって形成されても勿論構わない。また、前記コイル32の終端部は、ハウジング14の外部に設けられたターミナルの端子部44を介してリード線46と電気的に接続される。その際、前記ターミナルに代替して図示しないカプラを用いてリード線46とコイル32とを電気的に接続するようにしてもよい。
前記コイルボビン30の環状フランジ部30bの上面及び下面には、環状溝を介して一組のOリング48a、48bがそれぞれ装着され、前記一組のOリング48a、48bは、ハウジング14の天井面24及び固定コア28の平坦面にそれぞれ接触することでシール機能が営まれる。
また、固定コア28と円筒状ヨーク42との結合部位である外周側の裾野部50は、縦断面が円弧状のR部によって形成されている。その際、前記R部と対向するコイルボビン30の円筒部の内壁には、その逃げとして機能するテーパ部52が形成される。
可動コア36は、上面が平坦面に形成された平板部36aと、その内部に固定コア28の突出支持部38と所定のクリアランスを介して対向する縦断面略台形状の凹部34が形成された環状突起部36bとから構成され、前記平板部36aと前記環状突起部36bとは一体的に形成される。なお、前記可動コア36は、例えば、SUYB(JIS規格)等の磁性材料によって形成されるとよい。
この場合、可動コア36の内部に形成された縦断面テーパ状の凹部34によって固定コア28側に向かって所定長だけ突出する環状突起部36bが設けられ、前記可動コア36の環状突起部36bが突出支持部38と円筒状ヨーク42との間に形成された環状空間部53に臨むように構成されることにより、励磁されたときの磁気吸引力を増大させることができる。
前記可動コア36の平板部36aの上面に近接するシャフト16の外周面には、平ワッシャからなるリング体54が装着される。前記リング体54は、例えば、SUS310(JIS規格)等の非磁性材料によって形成され、ソレノイド部12における残留磁気を防止するためのスペーサとして機能するものである。
シャフト16の上端部は、ハウジング14の孔部18から外部に露呈するように設けられ、前記シャフト16は、その上部側及び下部側が第1平軸受け20a及び第2平軸受け20bにより軸方向に沿って摺動可能に軸支される。この結果、前記シャフト16が一対の第1平軸受け20a及び第2平軸受け20bによって両端支持構造とされることにより、磁気ギャップを小さくして磁気吸引力の向上に寄与することができる。
本実施形態に係る扁平型電磁アクチュエータ10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
なお、ソレノイド部12のコイル32が通電されていないオフ状態では、図1に示されるように、可動コア36が円筒状ヨーク42の空間部内に着座して下方側に位置する初期状態にあるものとする。また、扁平型電磁アクチュエータ10は、中心の孔部18からシャフト16の一端部が露呈するハウジング14を上面とし、固定コア28の底面を下面として図示しない部材上に設置されているものとする。
この場合、シャフト16が変位する上下方向(シャフト16の軸方向)を高さ方向とし、前記シャフト16の軸心を中心とする横方向を径方向として以下説明する。
そこで、図示しない電源を付勢してコイル32に通電することによりソレノイド部12が励磁されてオン状態となり、図示しない磁気回路が発生する。この磁気回路は、ハウジング14、吸引テーパ部22、可動コア36及び固定コア28を順次経由してハウジング14に復帰する磁束を有する。
前記磁気回路によって発生する電磁力により、可動コア36は、上方側に設けられた吸引テーパ部22に吸引される。そして、可動コア36と一体的に連結されたシャフト16が第1平軸受け20a及び第2平軸受け20bによるガイド作用下に上方に向かって直線状に変位し、前記可動コア36が吸引テーパ部22の凹部内壁26に臨む状態となる(図2参照)。この場合、シャフト16の外周面に係着されたリング体54が吸引テーパ部22の凹部内壁26に当接することにより、前記可動コア36の高さ方向における変位が規制される。
なお、ソレノイド部12のコイル32に対する通電を停止することにより前記電磁力が消滅する。その際、可動コア36及びシャフト16は、シャフト16の先端部に連結される図示しない相手側部材に設けられたリターン機構(例えば、図示しないスプール弁に係着された復帰スプリング等)の押圧力によって下方側に変位して初期状態に復帰する。
本実施形態では、図3に示されるように、シャフト16を中心として、第2平軸受け20b、突出支持部38、可動コア36の環状突起部36b、円筒状ヨーク42、コイルボビン30、コイル32(コイル積層体33)及びハウジング14がそれぞれ半径外方向に沿って順に同一平面(シャフト16の変位方向と直交する横断面)上に配置され、これらの構成要素は、それぞれ径方向に沿って連設して構成されている。
従って、本実施形態では、上記のような径方向の配置構成を採用することにより、各構成要素が軸方向に沿って延在することが極力抑制され、軸方向の長さが短縮された薄肉の扁平型電磁アクチュエータ10を得ることができる。この結果、本実施形態では、例えば、障害物等との関係で高さ方向のスペースが制限された設置環境であっても好適に使用することができ、レイアウトの自由度を向上させることが可能な扁平型電磁アクチュエータ10を得ることができる。
扁平型電磁アクチュエータ10をこのように構成することにより、駆動源としての選択の自由度が向上する。例えば、図示しない扁平モータに代替して本実施形態に係る扁平型電磁アクチュエータ10を使用した場合、前記扁平型電磁アクチュエータ10では、扁平モータと比較して、回転運動を直線運動に変換する回転−直線変換機構を備えていないため、部品点数を削減してコストの低減化を達成することができると共に、回転運動−直線運動の変換に伴う作動遅延を防止して応答性を向上させることができる。
また、本実施形態では、可動コア36の内部に形成された縦断面テーパ状の凹部34によって固定コア28側に向かって所定長だけ突出する環状突起部36bが設けられ、前記可動コア36の環状突起部36bが突出支持部38と円筒状ヨーク42との間に形成された環状空間部53に臨むように構成されることにより、励磁されたときの磁気吸引力を増大させて、従来と同等の磁気吸引力を得ることができる。
さらに、本実施形態では、ハウジング14の天井面24に隣接する部位に、下方側に向かって突出する吸引テーパ部22を前記天井面24から連続して形成しているため、例えば、図5(a)の比較例に示されるように、従来から設けられていたハウジングの下面に連続し且つ軸方向に沿って延在する円柱部分を削除して、高さ方向の寸法が短縮された扁平な吸引テーパ部22とすることができる(図5(b)参照)。
同様に、本実施形態では、可動コア36の平板部36aを薄肉にすると共に、環状突起部36bの内部に縦断面テーパ状の凹部34を形成することにより、図6(a)の比較例に示されるように、従来から設けられていた軸方向の円柱部分を削除して、高さ方向の寸法が短縮された扁平な可動コア36とすることができる(図6(b)参照)。
同様に、図7(a)及び図8(a)に示される比較例と対比して、本実施形態では、扁平なコイル積層体33(図7(b)参照)及び扁平なハウジング14(図8(b)参照)とすることができる。なお、扁平なコイル積層体33とすることにより、縦断面が軸方向に長尺な比較例に係るコイル積層体と比較して磁気吸引力が低下するおそれがあるが、本実施形態では、前述したように、可動コア36の環状突起部36bに縦断面テーパ状の凹部34を設けることによって、磁束密度が高まり強い磁気吸引力を得ることができる。
さらにまた、本実施形態では、図4に示されるように、ハウジング14の内壁であって吸引テーパ部22の外周側に連続する水平方向に沿った天井面24と、前記吸引テーパ部22の内周側に連続する水平方向に沿った凹部内壁26との間で、鉛直方向に沿った寸法差がΔDからなる段差部が形成されることにより、可動コア36の作動ストローク(変位量)をΔDだけ伸長させることができる。従って、本実施形態では、扁平型電磁アクチュエータ10であっても、ストローク量が大なる軸方向作動型電磁アクチュエータを得ることができる。
以上から、本実施形態では、電磁吸引力が従来と同様に強く、直進性が良好でヒステリシス特性が良く、しかも作動ストロークを大きく設定することが可能な扁平電磁アクチュエータ10を得ることができる。
なお、本実施形態では、電磁装置として構成される電磁アクチュエータに基づいて説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、図示しない弁機構部を連結してシャフト16の変位動作によって前記弁機構部に配設された図示しない弁体(例えば、スプール弁、ポペット弁等)を駆動させるようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る扁平型電磁アクチュエータの縦断面図である。 図1に示す扁平型電磁アクチュエータの可動コアが上方に変位した状態の縦断面図である。 図1のIII−III線に沿った横断面図である。 図1に示す扁平型電磁アクチュエータの部分拡大縦断面図である。 (a)は、比較例に係る吸引テーパ部の縦断面図であり、(b)は、本実施形態に係る吸引テーパ部の縦断面図である。 (a)は、比較例に係る可動コアの縦断面図であり、(b)は、本実施形態に係る可動コアの縦断面図である。 (a)は、比較例に係るコイル積層体の縦断面図であり、(b)は、本実施形態に係るコイル積層体の縦断面図である。 (a)は、比較例に係るハウジングの縦断面図であり、(b)は、本実施形態に係るハウジングの縦断面図である。
符号の説明
10 扁平型電磁アクチュエータ
12 ソレノイド部
14 ハウジング
16 シャフト
20a、20b 平軸受け
22 吸引テーパ部
24 天井面
26 凹部内壁
28 固定コア
32 コイル
33 コイル積層体
36 可動コア
36b 環状突起部
38 突出支持部
42 円筒状ヨーク

Claims (2)

  1. アクチュエータ本体部と、
    前記アクチュエータ本体部内に配設され、コイルボビンに巻回されたコイルが積層されて構成されるコイル積層体と、
    前記コイルに対する通電作用下に、吸引テーパ部側に向かって吸引される可動コアと、
    前記可動コアに設けられ、該可動コアと一体的に変位する移動子と、
    前記移動子を該移動子の軸方向に変位可能に軸支する軸受け部材と、
    前記可動コアの凹部に臨み、前記軸受け部材を保持する突出支持部と、
    前記可動コアに形成された環状突起部を囲繞する円筒状ヨークと、
    を備え、
    前記移動子、前記軸受け部材、前記突出支持部、前記可動コアの環状突起部、前記円筒状ヨーク及び前記コイル積層体は、それぞれ同一平面上に位置するように設けられると共に、前記移動子を中心としてそれぞれ半径外方向に向かって順に連設されることを特徴とする扁平型電磁アクチュエータ。
  2. 請求項1記載の扁平型電磁アクチュエータにおいて、
    前記同一平面は、前記移動子の変位方向と直交する横断面からなることを特徴とする扁平型電磁アクチュエータ。
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