JP2009044749A - 情報処理システム、記録装置、及び通信装置 - Google Patents

情報処理システム、記録装置、及び通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】記録装置が有する情報を有効に利用する。
【解決手段】記録装置であるDVR12において、番組と、EPGデータとが受信される一方、EPGデータと、番組の記録の予約状況に関する予約リストとが記憶される。また、予約リストにしたがって番組を録画する予約録画処理が行われる。さらに、DVR12では、携帯電話機31からの要求に応じて、EPGデータまたは予約リストが送信される。一方、携帯電話機31において、ユーザの操作に応じて、EPGデータまたは予約リストの要求が送信されるとともに、その要求に応じて、DVR12から送信されてくるEPGデータまたは予約リストが受信される。そして、携帯電話機31において、そのEPGデータまたは予約リストがユーザAに提示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、記録装置、及び通信装置に関し、特に、例えば、ハードディスクレコーダなどの記録装置が有するEPG(Electronic Program Guide)データその他の情報を有効に利用することにより、利便性の高い記録装置を提供することができるようにする情報処理システム、記録装置、及び通信装置に関する。
近年、ハードディスクレコーダや、ハードディスクとDVD(Digital Versatile Disc)とのハイブリッドレコーダなどのDVR(Digital Video Recorder)が、急速に普及している。
さらに、インターネット上では、iEPGと呼ばれるEPGのwebページを提供するサーバであるEPGサーバが普及しつつある。かかるEPGサーバには、EPGの閲覧のためのwebページの提供だけでなく、番組の録画予約を制御するサービスを提供するものもある(例えば、特許文献1参照)。
即ち、番組の録画予約を制御するサービスを提供するEPGサーバでは、例えば、ユーザが、外出先から、携帯電話機によってアクセスすると、EPGのwebページが、ユーザの携帯電話機に提供される。ユーザが、EPGのwebページを見て、所望の番組の録画予約をするように、携帯電話機を操作すると、EPGサーバにおいて、その録画予約の対象となった番組のチャンネル(の番号、あるいは放送局名など)や、放送日、放送開始時刻、放送終了時刻、タイトル、番組の内容の説明などといった、その番組に関係する番組情報が、例えば、携帯電話機の所有者であるユーザを特定するユーザ情報に対応付けて記憶される。
一方、例えば、ユーザの家(ユーザ宅)に設置してあるDVRは、EPGサーバに対してポーリングをかけており、EPGサーバは、携帯電話機のユーザのユーザ情報に対応付けられた番組情報を記憶している場合には、その番組情報を、DVRからのポーリングに応じて、DVRに送信する。
DVRは、EPGサーバからの番組情報を受信し、その番組情報における放送開始時刻が表す時刻となると、その番組情報におけるチャンネルの番組の録画を開始する。
特開2001-309285号公報。
以上のように、従来においては、ユーザは、例えば、外出先からEPGを閲覧するには、携帯電話機によって、EPGサーバにアクセスし、そのEPGサーバから、EPGのwebページの提供を受ける必要があった。
従って、そのようなEPGサーバを設置し、さらに、例えば、EPGサーバに対するアクセスの数が増加した場合には、EPGサーバの増強を図る必要があった。
また、EPGサーバでは、webページとして提供するEPGを適宜更新する必要があるが、その更新が遅い場合には、ユーザは、最新のEPGを閲覧することができないことなる。
さらに、例えば、ユーザが録画予約をしようとする番組と同一の番組の録画予約が、ユーザ宅に設置してあるDVRを家族が直接操作して、既に行われている場合、ユーザは、その録画予約を行う必要がない。しかしながら、外出しているユーザは、その録画予約が既に行われていることが分からないため、携帯電話機を操作して、いわば無駄な録画予約をしてしまうおそれがある。
一方、地上波アナログ放送では、EPGのデータ(EPGデータ)が、放送波に重畳されて送信されており、そのEPGデータを受信、記憶して表示するDVRが製造、販売されている。ここで、EPGデータには、例えば、各番組の番組情報(チャンネルや、放送日、放送開始時刻、放送終了時刻、タイトル、番組の内容の説明)が含まれる。
また、地上波ディジタル放送でも、EPGデータが放送されており、ディジタル放送対応のDVRとして、ディジタル放送によるEPGデータを扱うことができるDVRが登場しつつある。
そして、ディジタル放送では、アナログ放送に比べて、より迅速に、EPGデータを送信することができるため、DVRでは、最新のEPGデータを、迅速に取得することが可能となる。この場合、DVRでは、最新のEPGデータが記憶されているが、EPGサーバでは、EPGのwebページの更新作業中で、最新のEPGを提供することができないといった事態が起こりうる。
従って、上述のように、DVRにおいて、EPGデータを、迅速に取得することが可能となった場合には、携帯電話機において、EPGサーバからEPGの提供を受けるよりも、自身の家に設置されているDVRからEPGの提供を受けた方が、ユーザは、最新のEPGを閲覧することができる。
さらに、DVRは、既に行われている録画予約の情報を記憶しており、携帯電話機において、DVRから、録画予約の情報を取得して確認することができれば、ユーザは、上述したような無駄な録画予約をせずに済む。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、DVRなどの記録装置が有する情報を有効に利用することにより、利便性の高い記録装置を提供することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の情報処理システムは、番組を受信して記録する記録装置と、前記記録装置と通信する通信装置とからなる情報処理システムにおいて、前記記録装置は、番組と、EPG(Electronic Program Guide)データとを受信する受信手段と、前記EPGデータと、番組の記録の予約状況に関する予約状況情報とを記憶する記憶手段と、前記予約状況情報にしたがって番組を記録する予約記録処理を行う予約記録処理手段と、前記通信装置と通信し、前記通信装置からの要求に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報を送信する第1の通信手段とを備え、前記通信装置は、前記記録装置と通信し、ユーザの操作に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報の要求を送信するとともに、その要求に応じて、前記記録装置から送信されてくる前記EPGデータまたは予約状況情報を受信する第2の通信手段と、前記第2の通信手段が受信した前記EPGデータまたは予約状況情報を提示する提示手段とを備え、前記通信装置における前記第2の通信手段は、ユーザの操作に応じて、前記予約状況情報の編集を要求する編集要求を、さらに送信し、前記記録装置は、前記第1の通信手段が、前記編集要求の受信も行い、前記編集要求に応じて、前記予約状況情報を編集する編集手段をさらに備える。
本発明の第2の側面の記録装置は、番組を受信して記録する記録装置において、番組と、EPG(Electronic Program Guide)データとを受信する受信手段と、前記EPGデータと、番組の記録の予約状況に関する予約状況情報とを記憶する記憶手段と、前記予約状況情報にしたがって番組を記録する予約記録処理を行う予約記録処理手段と、外部の通信装置と通信し、前記通信装置からの要求に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報を送信する通信手段とを備え、前記通信装置が、ユーザの操作に応じて、前記予約状況情報の編集を要求する編集要求を送信する場合において、前記通信手段は、前記編集要求の受信も行い、前記編集要求に応じて、前記予約状況情報を編集する編集手段をさらに備える。
本発明の第3の側面の通信装置は、番組を受信して記録する記録装置と通信する通信装置において、前記記録装置が、番組と、EPG(Electronic Program Guide)データとを受信し、前記EPGデータと、番組の記録の予約状況に関する予約状況情報とを記憶し、前記予約状況情報にしたがって番組を記録する予約記録処理を行い、前記通信装置と通信し、前記通信装置からの要求に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報を送信する場合において、前記記録装置と通信し、ユーザの操作に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報の要求を送信するとともに、その要求に応じて、前記記録装置から送信されてくる前記EPGデータまたは予約状況情報を受信する通信手段と、前記通信手段が受信した前記EPGデータまたは予約状況情報を提示する提示手段とを備え、前記通信手段は、ユーザの操作に応じて、前記予約状況情報の編集を要求する編集要求を、さらに送信し、前記記録装置は、さらに、前記編集要求に応じて、前記予約状況情報を編集する。
本発明の第1の側面においては、前記記録装置で、番組と、EPG(Electronic Program Guide)データとが受信され、前記EPGデータと、番組の記録の予約状況に関する予約状況情報とが記憶手段に記憶され、前記予約状況情報にしたがって番組を記録する予約記録処理が行われ、前記通信装置と通信し、前記通信装置からの要求に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報が送信され、前記通信装置で、前記記録装置と通信し、ユーザの操作に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報の要求が送信されるとともに、その要求に応じて、前記記録装置から送信されてくる前記EPGデータまたは予約状況情報が受信され、受信された前記EPGデータまたは予約状況情報が提示され、前記通信装置で、ユーザの操作に応じて、前記予約状況情報の編集を要求する編集要求が、さらに送信され、前記記録装置で、前記編集要求の受信も行われ、前記編集要求に応じて、前記予約状況情報が編集される。
本発明の第2の側面においては、番組と、EPG(Electronic Program Guide)データとが受信され、前記EPGデータと、番組の記録の予約状況に関する予約状況情報とが記憶手段に記憶され、前記予約状況情報にしたがって番組を記録する予約記録処理が行われ、外部の通信装置と通信し、前記通信装置からの要求に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報が送信され、前記通信装置で、ユーザの操作に応じて、前記予約状況情報の編集を要求する編集要求を送信する場合において、前記編集要求の受信も行われ、前記編集要求に応じて、前記予約状況情報が編集される。
本発明の第3の側面においては、前記記録装置が、番組と、EPG(Electronic Program Guide)データとを受信し、前記EPGデータと、番組の記録の予約状況に関する予約状況情報とを記憶し、前記予約状況情報にしたがって番組を記録する予約記録処理を行い、前記通信装置と通信し、前記通信装置からの要求に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報を送信する場合において、前記記録装置と通信し、ユーザの操作に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報の要求が送信されるとともに、その要求に応じて、前記記録装置から送信されてくる前記EPGデータまたは予約状況情報が受信され、受信された前記EPGデータまたは予約状況情報が提示され、ユーザの操作に応じて、前記予約状況情報の編集を要求する編集要求が、さらに送信され、前記記録装置は、さらに、前記編集要求に応じて、前記予約状況情報を編集する。
本発明によれば、記録装置が有する情報を有効に利用することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した録画予約システムの一実施の形態の構成例を示している。
図1の録画予約システムにおいて、放送局1は、例えば、テレビジョン放送を行う放送局で、番組としてのビデオデータおよびオーディオデータや、EPGデータを、例えば、ディジタル放送波により放送している。なお、図1では、放送局1は、無線による放送を行うが、放送局1は、有線による放送を行うものであってもよい。
ユーザAの家であるユーザA宅には、アンテナ11,DVR12,TV(Television)受像機13、およびルータ14が設置されている。
アンテナ11は、放送局1からのディジタル放送波を受信し、番組データ(番組のビデオデータおよびオーディオデータ)やEPGデータなどの放送信号を、DVR12に供給する。DVR12は、アンテナ11から供給される放送信号を受信し、その放送信号に含まれる番組データやEPGデータを記録(録画)(記憶)する。
さらに、DVR12は、録画した番組データを再生し、TV受像機13に供給する。即ち、DVR12は、TV受像機13に接続されており、DVR12において再生された番組データは、TV受像機13に供給される。TV受像機13は、DVR12から供給される番組データとしてのビデオデータに対応する画像を表示するとともに、オーディオデータに対応する音声を出力する。
また、DVR12は、ルータ14を介してネットワーク21と接続されており、ルータ14およびネットワーク21を介した通信を行う。
ルータ14は、DVR12、さらには、ユーザA宅の図示せぬ電子機器と接続されている。さらに、ルータ14は、ネットワーク21と接続されており、ユーザA宅内のDVR12をはじめとする電子機器によって構成されるネットワーク(いわゆるホームネットワーク)と、ネットワーク21とについてルーティングの制御等を行う。
ここで、ネットワーク21は、例えば、インターネットであり、ルータ14の、ネットワーク21が接続されている側(いわゆるWAN(Wide Area Network)側)には、グローバルなIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられている。また、ルータ14の、DVR12等のユーザA宅内の電子機器が接続されている側(いわゆるLAN(Local Area Network)側)には、プライベートなIPアドレスが割り当てられている。さらに、ルータ14に接続されているDVR12をはじめとするユーザA宅内の電子機器にも、プライベートなIPアドレスが割り当てられている。
従って、DVR12が、ルータ14を介して、インターネットであるネットワーク21と通信するためには、NAT(Network Address Translation)、さらには、必要に応じて、IPマスカレードと呼ばれる技術が必要となるが、ルータ14は、NATの機能、さらには、必要に応じて、IPマスカレードの機能を有しているものとする。
ネットワーク21には、携帯電話のいわゆるキャリアの会社が管理、運営する基地局22が接続されている。基地局22は、自身(基地局22)と通信可能な範囲であるセル(ゾーン)内にある携帯電話機との通信を制御し、これにより、そのセル内にある携帯電話機と、他の携帯電話機との通信(通話)を可能にする。さらに、基地局22は、そのセル内にある携帯電話機とネットワーク21との間での通信を可能にする。
携帯電話機31は、各種の情報が表示されるディスプレイ32と、電話番号を入力するとき等に操作されるキーその他で構成される操作部33などを有し、通話のための通信その他の処理を行う。る。
ここで、図1においては、ユーザA宅から外出しているユーザAが、基地局22のセル内に位置している。さらに、ユーザAは、基地局22を管理、運営するキャリアの会社の携帯電話機31を所持している。従って、ユーザAが所持する携帯電話機31は、基地局22を介して、図示せぬ他の携帯電話機と通信することができる。また、携帯電話機31は、基地局22を介して、インターネットであるネットワーク21上のサーバと通信することができる。さらに、携帯電話機31は、ネットワーク21に接続されているユーザA宅のルータ14を介して、DVR12と通信することができるようになっている。
なお、携帯電話機31が、ルータ14を介して、DVR12と通信するためには、いわゆるNAT越えをする必要がある。ここでは、説明を簡単にするために、携帯電話機31は、ルータ14のNAT越えの方法を認識しているものとする。即ち、例えば、ルータ14は、ネットワーク21からの、ルータ14宛のIPパケット(ルータ14のWAN側に割り当てられたIPアドレス宛のIPパケット)のうちの、特定のポート宛のパケット(IPパケット)を、DVR12宛のパケットとして、DVR12に送信するように設定されており、携帯電話機31は、その特定のポートと、ルータ14に割り当てられているグローバルなIPアドレスを認識しているものとする。
以上のように構成される録画予約システムでは、アンテナ11において、放送局1からのディジタル放送波が受信され、その結果得られる放送信号が、DVR12に供給される。DVR12では、アンテナ11から供給される放送信号が受信され、その放送信号に含まれるEPGデータが記憶(記録)される。
DVR12に記憶されたEPGデータは、図2に示すように、ユーザA宅内のTV受像機13において閲覧すること(見ること)もできるし、外出先のユーザAが所持する携帯電話機31において取得して閲覧することもできる。
即ち、ユーザA宅内にいるユーザAが、EPGを表示するように、DVR12の図示せぬリモコン(リモートコマンダ)を操作すると、DVR12は、既に自身が記憶しているEPGデータから、例えば、図2に示すようなEPG画面41を作成し、TV受信機13に供給して表示させる。
また、外出先のユーザAが、EPGを表示するように、携帯電話機31の操作部33を操作すると、携帯電話機31は、基地局22、ネットワーク21、およびルータ14を介して、DVR12と通信することにより、DVR12に、EPGを要求する。DVR12は、その要求に応じて、既に自身が記憶しているEPGデータから、例えば、図2に示すような、EPGのwebページである番組表一覧画面51を作成し、ルータ14、ネットワーク21、および基地局22を介して、携帯電話機31に送信する。携帯電話機31は、DVR12からの番組表一覧画面51を受信し、ディスプレイ32に表示する。
ここで、図2において、TV受像機13で表示されるEPG画面41と、携帯電話機31のディスプレイ32に表示される番組表一覧画面51とは、同一のEPGデータから作成されるものであるから、その内容(情報量)は同一とすることができる。なお、EPG画面41と番組表一覧画面51のそれぞれの構成(レイアウト)は、同一であっても、異なっていても良い。
但し、携帯電話機31のディスプレイ32で表示される番組表一覧画面51を、EPG画面41と同一構成の画面(画像)とすると、携帯電話機31のディスプレイ32のサイズは、一般に、TV受像機13の表示画面のサイズよりも小さいため、携帯電話機31における番組表一覧画面51の表示が見にくくなるおそれがある。そこで、携帯電話機31のディスプレイ32で表示される番組表一覧画面51は、ディスプレイ32のようなサイズの小さいディスプレイでも見にくくならないような構成とするのが望ましい。
次に、図3および図4は、携帯電話機31のディスプレイ32に表示される画面の表示例を示している。
例えば、DVR12は、webサーバの機能を有し、携帯電話機31は、webブラウザの機能を有しており、ユーザAが、携帯電話機31の操作部33を操作して、DVR12に対して、EPGを要求すると、DVR12は、既に自身で記憶しているEPGデータから、webページである番組表一覧画面51を作成し、携帯電話機31に送信する。
携帯電話機31は、DVR12からの番組表一覧画面51を受信して表示する。即ち、携帯電話機31では、そのディスプレイ32に、図3の左から1番目に示すような番組表一覧画面51が表示される。
図3の番組表一覧画面51においては、チャンネル「NHK総合」で放送される番組の情報が表示されている。図3では、番組情報として、チャンネル(名)、番組の放送日、放送開始時刻、放送終了時刻、およびタイトルなどが表示されている。
なお、番組表一覧画面51は、水平方向のスクロールが可能になっており、例えば、水平方向のスクロールを行うように、携帯電話機31の操作部33が操作されると、番組表一覧画面51は、その操作に応じて、水平方向にスクロールし、これにより、ディスプレイ32には、他のチャンネルで放送される番組の情報が表示される。また、番組表一覧画面51は、垂直方向のスクロールが可能になっており、例えば、垂直方向のスクロールを行うように、携帯電話機31の操作部33が操作されると、番組表一覧画面51は、その操作に応じて、垂直方向にスクロールし、これにより、ディスプレイ32には、同一のチャンネルで他の時間帯に放送される番組の情報が表示される。
番組表一覧画面51に表示される番組の情報のうちの、例えば、番組のタイトル(の表示)は、その番組の内容の説明等が記述されたwebページである番組詳細画面52にリンクされている。ユーザAが携帯電話機31の操作部33を操作して、番組表一覧画面51に表示された所望のタイトルを選択(クリック)すると、そのタイトルに対応する番組詳細画面52の要求が、DVR12に送信される。
DVR12は、携帯電話機31からの番組詳細画面52の要求に応じて、既に自身が記憶しているEPGデータから、番組詳細画面52を作成し、携帯電話機31に送信する。携帯電話機31は、DVR12からの番組詳細画面52が受信して表示する。即ち、携帯電話機31では、そのディスプレイ32に、図3の左から2番目に示すような番組詳細画面52が表示される。
図3の番組詳細画面52においては、番組のチャンネル、放送日、番組の出演者、番組の内容の説明の概要が表示されている。
ユーザAが、例えば、番組詳細画面52を見て、その番組詳細画面52で紹介されている番組の録画予約を希望する場合、その番組の録画予約を指示するように、携帯電話機31の操作部33を操作する。
携帯電話機31は、録画予約の指示に応じて、予約録画に必要な情報である番組録画情報を設定するための予約画面53を、ディスプレイ32に表示する。
即ち、図3の左から3番目(一番右)は、予約画面53の例を示している。
予約画面53には、「日付」欄、「時刻」欄、「チャンネル」欄、「録画モード」欄、「延長」欄、および「プロテクト」欄が設けられている。
「日付」欄には、録画予約の対象である番組(以下、適宜、予約対象番組という)の放送日が、「時刻」欄には、予約対象番組の放送開始時刻と放送終了時刻が、「チャンネル」欄には、予約対象番組が放送されるチャンネルが、それぞれ表示される。なお、予約対象番組は、録画予約の指示があったときにディスプレイ32に表示されていた番組詳細画面52で紹介されている番組であり、その予約対象番組について、「日付」欄、「時刻」欄、および「チャンネル」欄に表示されるデータは、例えば、番組表一覧画面51を表示するために用いられた情報(EPGデータ)から取得しても良いし、DVR12から改めて取得しても良い。
「録画モード」欄には、予約対象番組を録画するときの録画モードが表示される。図3では、標準の画質(音質)での録画の録画モードを表す「SP」が表示されている。録画モードには、その他、例えば、低画質や高音質での録画のモードがある。
「延長」欄には、予約対象番組が、例えば、野球中継などの番組の後の番組であり、野球中継が延長される場合に備えて、予約対象番組の録画時間を延長するかどうかを表す延長情報が表示される。図3では、録画時間を延長しないことを表す「なし」が表示されている。
「プロテクト」欄には、予約対象番組を録画した後に、その番組(のビデオデータおよびオーディオデータ)の消去を防止するプロテクトを付すかどうかを表すプロテクト情報が表示される。図3では、プロテクトを付さない旨を表す「なし」が表示されている。
ここで、図3において、「録画モード」欄に表示されている録画モードの「SP」、「延長」欄に表示されている延長情報の「なし」、および「プロテクト」欄に表示されているプロテクト情報の「なし」は、例えば、デフォルトの設定であり、これらの設定は、ユーザが、携帯電話機31の操作部33を操作することにより変更することができる。なお、予約画面53においては、「日付」欄、「時刻」欄、および「チャンネル」欄の設定も、ユーザが、携帯電話機31の操作部33を操作することにより変更することができる。
ユーザAは、予約画面53に表示されている内容での予約対象番組の録画予約を希望する場合、その録画予約を確定するように、携帯電話機31の操作部33を操作する。この場合、携帯電話機31は、予約画面53に設定(表示)されている情報を、予約対象番組の予約録画に必要な番組録画情報として、録画予約の要求(予約要求)とともに、DVR12に送信する。
DVR12では、携帯電話機31からの予約要求に応じて、その予約要求とともに送信されてくる番組録画情報を用いて、予約対象番組の録画を予約する(録画予約する)録画予約処理を行う。
なお、携帯電話機31においては、上述のように、DVR12から、そこに既に記憶されているEPGデータ(から作成された番組表一覧画面51など)を取得して表示する他、従来と同様に、インターネットであるネットワーク21上のEPGサーバ(図示せず)にアクセスし、EPGを取得して表示することも可能である。
即ち、例えば、図4に示すように、携帯電話機31では、DVR12からEPGデータを取得して表示することもできるし、EPGサーバからEPGを取得して表示することもできる。
また、携帯電話機31では、DVR12からEPGデータ以外の情報、即ち、例えば、録画予約の状況を表す情報(予約状況情報)なども取得して表示することが可能である。この場合、ユーザは、外出先から、DVR12における録画予約の状況を見て、これから行おうとしている番組の録画予約が、既に行われているかどうかや、あるいは、その番組の録画予約が、他の番組の録画予約と重複するかどうかなどを確認することができる。
次に、図5は、図1のDVR12の構成例を示している。
図5のDVR12においては、チューナ部101、デマルチプレクサ102、ビデオデコーダ103、通信I/F(Interface)107,CPU(Central Processing Unit)108、ROM(Read Only Memory)111,RAM(Random Access Memory)112,EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)113、ディスクドライブ114、HD(Hard Disk)ドライブ116、およびエンコーダ118が、バスを介して相互に接続されている。
そして、チューナ部101には、アンテナ11から放送信号が供給されるようになっている。チューナ部101は、CPU108からのバスを介しての制御にしたがい、アンテナ11からの放送信号を受信、復調し、所定のチャンネルのパケット(周波数帯域で送信されてきたパケット)を、デマルチプレクサ102に供給する。
デマルチプレクサ102は、CPU108からのバスを介しての制御にしたがい、チューナ部101から供給されるパケットから、所定の番組のパケットを選択し、その番組のパケットのうちの、ビデオデータのパケットを、ビデオデコーダ103に供給し、オーディオデータのパケットを、オーディオデコーダ104に供給する。
また、デマルチプレクサ102は、後述するHD117に記録(録画)された番組のパケットの再生が、ユーザから要求された場合に、そのHD117(を内蔵するHDドライブ116)からバスを介して供給される番組のパケットも、ビデオデコーダ103とオーディオデコーダ104に供給する。
さらに、デマルチプレクサ102は、チューナ部101から供給されるパケットから、EPGデータのパケットを選択し、バス上に出力する。デマルチプレクサ102からバス上に出力されたEPGデータは、HD117に供給されて記録(記憶)される。
また、デマルチプレクサ102は、チューナ部101から供給されるパケットから選択した番組のパケットを、必要に応じてバス上に出力する。デマルチプレクサ102からバス上に出力された番組のパケットは、HD117に供給されて記録(録画)される。
ビデオデコーダ103は、デマルチプレクサ102からのビデオデータのパケットをデコードし、その結果得られるビデオデータを、ビデオ出力端子105から出力する。ビデオ出力端子105は、例えば、TV受像機13(図1)に接続されており、従って、TV受像機13では、ビデオデコーダ103で得られたビデオデータに対応する画像が表示される。
なお、ビデオデコーダ103は、OSD(On Screen Display)部103Aを内蔵している。ビデオデコーダ103は、OSD部103Aにおいて、バスを介してCPU108等から供給されるOSD表示すべき情報を、パケットのデコード結果に重畳し、その重畳の結果得られるビデオデータを出力する。ここで、OSD表示すべき情報としては、例えば、チャンネル(を表す番号)や、音量(を表す情報)、EPG(EPG画面41(図2))、後述する予約リストおよび録画済リストなどがある。
オーディオエンコーダ104は、デマルチプレクサ102からのオーディオデータのパケットをデコードし、その結果得られるオーディオデータを、オーディオ出力端子106から出力する。オーディオ出力端子106は、例えば、TV受像機13に接続されており、従って、TV受像機13では、オーディオデコーダ104で得られたオーディオデータに対応する音声が出力される。
通信I/F107は、例えば、NIC(Network Interface Card)などで構成される。通信I/F107は、ルータ14(図1)に接続されており、ルータ14との通信を制御する。なお、通信I/F107は、例えば、無線と有線のいずれによっても通信を行うことができる。
CPU108は、ROM111に記憶されたプログラムや、HD117に記録されRAM112にロードされたプログラム、EEPROM113に記憶されたプログラムを実行し、これにより、DVR12を構成する各ブロックの制御その他の各種の処理を行う。また、CPU108には、操作パネル109や受光部110から、ユーザの操作に応じた操作信号が供給されるようになっており、その操作信号に応じた処理も行う。
操作パネル109は、DVR12の筐体に設けられた各種のボタン等で構成される。そして、操作パネル109は、ユーザによって操作されると、その操作に対応した操作信号を、CPU108に供給する。
受光部110は、DVR12の図示せぬリモコンからの無線信号(例えば、赤外線)を受信(受光)し、CPU108に供給する。即ち、リモコンが操作されると、リモコンは、その操作に対応した操作信号を、無線によって送信し、受光部110は、そのリモコンが送信する操作信号を受信して、CPU108に供給する。
ROM111は、例えば、DVR12の電源がオン状態とされたときに最初に実行すべきプログラム等を記憶している。RAM112には、CPU108が実行すべきプログラムが、HD117からバスを介してロードされる。また、RAM112は、その他、CPU108の動作上必要なデータを記憶する。EEPROM113は、DVR12の電源がオフ状態とされた後でも保持しておくべき情報を記憶する。EEPROM113が記憶する情報としては、例えば、DVR12の電源がオフ状態とされる直前に選局(選択)されていたチャンネル等がある。DVR12の電源が、次にオン状態とされると、EEPROM113に記憶された情報に基づき、DVR12の電源がオフ状態とされる直前に選局されていたチャンネルが、再び選局される。
ディスクドライブ114は、そこに着脱可能な記録媒体としてのディスク115を駆動し、これにより、バスを介して供給されるデータを、ディスク115に記録し、また、ディスク115に記録されたデータ(プログラムを含む)を読み出して、バス上に出力する。ここで、ディスク115としては、例えば、DVDやブルーレイディスク等を採用することができる。
HDドライブ116は、HD117を内蔵しており、そのHD117を駆動する。これにより、HDドライブ116は、バスを介して供給されるデータを、HD117に記録し、また、HD117に記録されたデータを読み出して、バス上に出力する。
ここで、HD117には、DVR12が後述する動作を行うための各種のアプリケーションプログラムがインストールされている。図5では、そのようなアプリケーションプログラムの1つとして、webサーバのプログラム(webサーバプログラム)が図示されている。CPU108が、webサーバプログラムを実行することにより、DVR12は、webサーバとして機能する。なお、図示していないが、HD117には、アプリケーションプログラムの他、OS(Operating System)のプログラムもインストールされている。
また、HD117には、デマルチプレクサ102からバスを介して供給されるEPGデータ、さらには、後述する予約リストや録画済リストなども記録される。
さらに、HD117では、番組の録画、即ち、番組のパケットの記録も行われる。
エンコーダ118は、例えば、図示せぬ外部入力端子から入力されるビデオデータやオーディオデータをエンコードし、そのエンコード結果をバス上に出力する。エンコーダ118がバス上に出力したビデオデータやオーディオデータのエンコード結果は、例えば、HDドライブ116に供給され、その内蔵するHD117に記録される。
なお、上述の場合には、番組のパケット等を、HD117に記録(録画)するようにしたが、番組のパケット等は、ディスクドライブ114によって、ディスク115に記録することも可能である。さらに、ディスク115またはHD117のうちの一方に記録された番組のパケット等は、他方に、コピーまたはムーブすることが可能である。
ここで、CPU108が実行するプログラムは、DVR12に内蔵されている記録媒体としてのROM111や、EEPROM113、HD117に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、リムーバブルな記録媒体であるディスク115や図示せぬ半導体メモリに、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなディスク115や半導体メモリは、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
さらに、プログラムは、ディスク115などからDVR12にインストールする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、DVR12に無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワーク21を介して、DVR12に有線で転送し、DVRでは、そのようにして転送されてくるプログラムを、通信I/F107で受信し、内蔵するHD117にインストールすることができる。
次に、図6は、図1の携帯電話機31の構成例を示している。
携帯電話機31は、それを構成する各部を統括的に制御する主制御部250に対して、電源回路部251、操作入力制御部252、画像エンコーダ253、カメラインターフェース部254、ディスプレイ制御部255、画像デコーダ256、多重分離部257、記録再生部224、変復調回路部258及び音声コーデック259がバスを介して互いに接続されて構成されている。
主制御部250は、CPU201,ROM202,RAM203、およびEEPROM204などで構成され、CPU201が、ROM202に記憶されたプログラムや、RAM203にロードされたプログラム、EEPROM204に記憶されたプログラムを実行することにより、バスを介して、各部の制御その他の処理を行う。
ここで、CPU201が実行するプログラムは、ROM202やEEPROM204に、あらかじめインストールしておくことができる。また、プログラムは、基地局22を介した通信によって、携帯電話機31にダウンロードして、EEPROM204にインストールすることもできる。さらに、プログラムは、メモリスティック(商標)223に記録しておき、記録再生部224によって読み出して、EEPROM204にインストールすることもできる。
電源回路部251は、ユーザの操作により、操作部33における図示せぬ終話及び電源キーがオン状態にされると、図示せぬバッテリパックから各部に対して電力を供給することにより、携帯電話機31を動作可能な状態に起動する。
携帯電話機31は、主制御部250の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン221で集音した音声信号を音声コーデック259によってディジタル音声データに変換し、これを変復調回路部258でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部262でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ214を介して送信する。
また、携帯電話機31は、音声通話モード時にアンテナ214で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部258でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック259によってアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ217を介して出力する。
さらに、携帯電話機31は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、操作部33を構成する操作キー219及びジョグダイヤル222の操作によって入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部252を介して主制御部250に送出する。
主制御部250は、テキストデータを変復調回路部258でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部262でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ214を介して基地局22(図1)へ送信する。
これに対して、携帯電話機31は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合、アンテナ214を介して基地局22から受信した受信信号を変復調回路部258でスペクトラム逆拡散処理して元のテキストデータを復元した後、ディスプレイ制御部255を介してディスプレイ32に電子メールとして表示する。
この後携帯電話機31は、ユーザの操作に応じて受信した電子メールを記録再生部224を介してメモリスティック(商標)223に記録することも可能である。
一方、携帯電話機31は、データ通信モード時に画像データを送信する場合、CCD(Charge Coupled Device)カメラ216で撮像された画像データをカメラインターフェース部254を介して画像エンコーダ253に供給する。なお、CCDカメラ216で撮像した画像データはカメラインターフェース部254及びディスプレイ制御部255を介してディスプレイ32に直接表示することも可能である。
画像エンコーダ253は、CCDカメラ216から供給された画像データを、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group )2やMPEG4等の所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像データに変換し、これを多重分離部257に送出する。
このとき同時に携帯電話機31は、CCDカメラ216で撮像中にマイクロフォン221で集音した音声を音声コーデック259を介してディジタルの音声データとして多重分離部257に送出する。
多重分離部257は、画像エンコーダ253から供給された符号化画像データと音声コーデック259から供給された音声データとを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化データを変復調回路部258でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部262でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ214を介して送信する。
なお、携帯電話機31では、データ通信モード時において、電子メールや、画像データ、音声データの他のデータを送信することができる。即ち、携帯電話機31では、例えば、操作部33を構成する操作キー219やジョグダイヤル222が操作されると、その操作に応じたデータが、操作入力制御部252を介して主制御部250に供給される。
主制御部250は、操作入力制御部252からのデータを変復調回路部258でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部262でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ214を介して基地局22(図1)へ送信する。
さらに、携帯電話機31では、データ通信モード時に、webページその他のデータを受信することができる。
即ち、携帯電話機31において、データ通信モードに、例えば、webページを要求するデータを、上述したようにして送信すると、その要求に応じて、webページのデータが基地局22(図1)を介して送信されてくるので、そのwebページのデータが、アンテナ214を介して、送受信回路部262および変復調回路部258で受信される。送受信回路部262および変復調回路部258は、受信したWebページのデータを、上述したように処理し、主制御部250に送出する。
主制御部250は、webページのデータを解釈し、その解釈に基づく画面(画像)を作成する。この画面は、主制御部250からディスプレイ制御部255を介してディスプレイ32に供給されて表示される。
即ち、主制御部250では、そのEEPROM204に、webブラウザのプログラムが少なくともインストールされており、CPU201は、そのプログラムを実行することで、webブラウザとして機能し、webページのデータの解釈等を行う。
また、携帯電話機31では、データ通信モード時に例えばwebページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信することができる。この場合、アンテナ214を介して基地局22から受信した受信信号が変復調回路部258でスペクトラム逆拡散処理され、その結果得られる多重化データが多重分離部257に送出される。
多重分離部257は、多重化データを分離することにより符号化画像データと音声データとに分け、バスを介して当該符号化画像データを画像デコーダ256に供給すると共に当該音声データを音声コーデック259に供給する。
画像デコーダ256は、符号化画像データをMPEG2やMPEG4等の所定の符号化方式に対応した復号方式でデコードすることにより再生動画像データを生成し、これをディスプレイ制御部255を介してディスプレイ32に供給し、これにより、例えば、webページからリンクされた動画像ファイルに含まれる動画データが表示される。
このとき同時に音声コーデック259は、音声データをアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ217に供給し、これにより、例えば、webページからリンクされた動画像ファイルに含まる音声データが再生される。
この場合も電子メールの場合と同様に携帯電話機31は、webページ等からリンクされたデータをユーザの操作により記録再生部224を介してメモリスティック223に記録することが可能である。
次に、図7乃至図10のフローチャートを参照して、図5のDVR12の動作について説明する。
まず、図7のフローチャートを参照して、DVR12がEPGデータを取得するEPG取得処理について説明する。
チューナ部101は、ステップS1において、アンテナ11(図1)からの放送信号を受信し、CPU108の制御にしたがい、所定のチャンネル(周波数帯域)のパケットを、デマルチプレクサ102に供給して、ステップS2に進む。
ステップS2では、デマルチプレクサ102が、CPU108の制御にしたがい、チューナ部101から供給されるパケットから、EPGデータが配置されているパケットを選択し、バスを介して、CPU108に供給して、ステップS3に進む。
ステップS3では、CPU108は、デマルチプレクサ108からのパケットからEPGデータを抽出し、HDドライブ116に供給する。HDドライブ116は、CPU108からのEPGデータを、HD117に記録する(記憶させる)。
以上のようにして、HD117には、EPGデータが記録されていく。なお、HD117に記録されたEPGデータのうちの古いデータ、即ち、例えば、前日の番組のEPGデータは、CPU108がHDドライブ116を制御することによって、適宜削除されるようになっている。
HD117にEPGデータが記録されている場合において、例えば、操作パネル109またはリモコン(以下、適宜、操作パネル109等という)が、EPGを表示するように操作されると、CPU108は、HDドライブ116を制御することにより、HD117から、操作パネル109等の操作に応じた時間帯またはチャンネルについてのEPGデータを読み出し、そのEPGデータを用いて、所定のフォーマットのEPG画面41(図2)を作成する。さらに、CPU108は、EPG画面41を、バスを介して、ビデオデコーダ103が内蔵するOSD部103Aに供給する。OSD部103Aは、CPU108からのEPG画面41を、必要に応じて、ビデオデコーダ103のデコード結果に重畳して、ビデオ出力端子105から出力する。これにより、ビデオ出力端子105に接続されたTV受像機13(図1)において、図2に示したように、EPG画面41が表示される。
例えば、ユーザA宅に在宅中のユーザAは、EPG画面41を見ながら、所望の番組の録画予約を行うことができる。即ち、ユーザAが、EPG画面41において、所望の番組を指定して、その録画予約を行うように、操作パネル109等を操作すると、CPU108は、HDドライブ116を制御することにより、HD117に記録されたEPGデータから、予約対象番組の番組情報(チャンネルや、放送日、放送開始時刻、放送終了時刻、タイトル、番組の内容の説明)を読み出し、その番組情報を用いて、予約対象番組の予約録画に必要な番組録画情報を設定するための設定画面を作成する。
そして、CPU108は、設定画面を、バス、OSD部103A、およびビデオ出力端子105を介して、TV受信機103に供給し、これにより、TV受信機103では、設定画面が表示される。
ここで、設定画面は、例えば、図3で説明した予約画面53と同様に構成される。従って、設定画面は、「日付」欄、「時刻」欄、「チャンネル」欄、「録画モード」欄、「延長」欄、および「プロテクト」欄を有し、また、「日付」欄、「時刻」欄、「チャンネル」欄、「録画モード」欄、「延長」欄、および「プロテクト」欄には、予約画面53で説明したデフォルトの情報が設定される。
ユーザAは、設定画面に表示されている内容での予約対象番組の録画予約を希望する場合、その録画予約を確定するように、操作パネル109等を操作する。操作パネル109等が、録画予約を確定するように操作されると、DVR12では、そのとき設定画面に設定(表示)されている情報を、予約対象番組の予約録画に必要な番組録画情報として、予約処理が行われる。
図8は、DVR12が行う予約処理を説明するフローチャートである。
CPU108は、ステップS11において、予約対象番組が、他の番組の録画と重複しないかどうかの判定を、予約対象番組の番組録画情報と、HD117に記憶(記録)された予約リストに登録されている番組録画情報とを参照して行う。
即ち、予約リストは、録画の予約が確定された番組の一覧で、その番組の番組録画情報が登録されるリストであり、ステップS11では、予約対象番組の放送時間帯が、予約リストに番組録画情報が既に登録されている番組の放送時間帯と重複しないかどうかが判定される。
ステップS11において、予約対象番組の放送時間帯が、予約リストに番組録画情報が既に登録されている番組の放送時間帯と重複すると判定された場合、放送時間帯が一部でも重なる2つの番組を同時に録画することができないため、ステップS12に進み、CPU108は、OSD部103Aを制御することにより、放送時間帯が重複する旨の重複メッセージを、TV受信機13に表示させ、予約処理を終了する。従って、この場合、予約対象番組の録画予約は行われない。
一方、ステップS11において、予約対象番組の放送時間帯が、予約リストに番組録画情報が既に登録されている番組の放送時間帯と重複しないと判定された場合、ステップS13に進み、CPU108は、HD117に記録されている予約リストに、予約対象番組の番組録画情報を(追加)登録する録画予約処理(記録予約処理)を行い、これにより、予約対象番組の録画予約を完了して、予約処理を終了する。
以上のように、予約リストには、予約録画を行う番組の番組録画情報が登録される。従って、予約リストは、番組の録画の予約状況に関する予約状況情報ということができる。
ここで、図5の実施の形態では、DVR12が1つのチューナ部101だけを有するものとしたため、放送時間帯が重なる2つの番組を同時に録画することができないが、DVR12が複数のチューナ部を有する場合には、そのチューナ部の数の番組を、同時に録画することが可能である。
また、図8の予約処理では、予約対象番組の放送時間帯が、予約リストに番組録画情報が既に登録されている番組の放送時間帯と重複する場合には、予約対象番組の録画予約を行わないようにしたが、その他、例えば、予約リストに番組録画情報が既に登録されている番組のうちの、予約対象番組と放送時間帯が重複する番組(以下、適宜、重複番組という)の録画予約をキャンセルし、予約対象番組の録画予約を行うこと、即ち、予約リストにおいて、重複番組の番組録画情報を削除し、予約対象番組の番組録画情報を追加登録することが可能である。なお、重複番組の録画予約をキャンセルして、予約対象番組の録画予約を行うかどうかは、例えば、ユーザに確認を求めた上で行うのが望ましい。
次に、DVR12のCPU108は、現在時刻(日時)を監視しており、現在日時が、HD117の予約リストに番組録画情報が登録されている番組の放送開始時刻(の直前)となると、DVR12では、その番組を予約録画する予約録画処理(予約記録処理)が行われる。
即ち、図9は、DVR12が行う予約録画処理を説明するフローチャートである。
DVR12では、現在時刻が、予約リストに登録されている番組録画情報における放送開始時刻となると、ステップS21において、その番組録画情報によって特定される番組を、録画対象番組として、その録画が行われる。
即ち、ステップS21において、CPU108は、予約リストに登録されている録画対象番組の番組録画情報におけるチャンネル等を参照して、その録画対象番組のパケットが得られるように、チューナ部101およびデマルチプレクサ102を制御し、これにより、デマルチプレクサ102は、録画対象番組のパケットを、バス上に出力する。バス上に出力された録画対象番組のパケットは、HDドライブ116に供給され、その内蔵するHD117に記録される。以上のようにして、録画対象番組の録画が行われる。
そして、CPU108は、現在時刻が、録画対象番組の番組録画情報における放送終了時刻となると、チューナ部101、デマルチプレクサ102、およびHDドライブ116を制御することにより、録画のための処理を終了させ、ステップS21からS22に進む。
なお、ここでは、録画対象番組の放送開始時刻から放送終了時刻までの録画を行うようにしたが、録画対象番組については、その放送開始時刻より第1の時間だけ前の時刻から録画を開始し、その放送終了時刻よりも第2の時間だけ後の時刻で、録画を終了するようにすることが可能である。第1と第2の時間は、デフォルトの固定の時間とすることもできるし、ユーザにより設定可能な時間とすることもできる。
ステップS22では、CPU108は、録画対象番組の番組録画情報を、HD117に記憶(記録)されている録画済リストに登録する。
即ち、録画済リストは、録画が終了し、HD117にデータ(パケット)が記録されている番組(録画済の番組)の一覧で、その番組の番組録画情報が登録されるリストであり、ステップS22では、録画が終了した録画対象番組(録画対象番組であった番組(録画済の番組))の番組録画情報が、録画済リストに登録される。
その後、ステップS22からS23に進み、CPU108は、HD117に記憶されている予約リストから、録画が終了した録画対象番組の番組録画情報を削除して、予約録画処理を終了する。
なお、DVR12において、HD117に記憶されている予約リストおよび録画済リストは、例えば、操作パネル109等の操作に対応して、OSD部103Aおよびビデオ出力端子105を介してTV受像機13に出力して表示させることができる。
ユーザAは、TV受像機13に表示された予約リストや録画済リストを参照して、録画予約の取り消しや、録画した番組(のデータ)の消去等を行うことができる。
即ち、ユーザAが、TV受像機13に表示された予約リストにおいて、録画予約を取り消そうとする番組の番組録画情報を選択し、録画予約を取り消すように、操作パネル109等を操作すると、CPU108は、HD117に記憶されている予約リストから、対応する番組録画情報を削除する。さらに、ユーザAが、TV受像機13に表示された予約リストにおいて、内容を変更しようとする番組録画情報を選択し、内容を変更するように、操作パネル109等を操作すると、CPU108は、その操作に応じて、HD117に記憶されている予約リストにおける番組録画情報を変更する。具体的には、番組録画情報におけるチャンネルや、放送開始時刻、放送終了時刻、録画モード、プロテクト情報などが変更される。
また、ユーザAが、TV受像機13に表示された録画済リストにおいて、削除しようとする番組(録画済の番組)の番組録画情報を選択し、その番組を削除するように、操作パネル109等を操作すると、CPU108は、HD117に記憶されている録画済リストから、対応する番組録画情報を削除するとともに、HD117から、対応する番組(のデータ)も削除する。
以上のように、予約リストや録画済リストは、ユーザAが操作パネル109等を操作することによって編集することができる。
次に、DVR12のHD117には、webサーバプログラムがインストールされており、CPU108が、そのwebサーバプログラムを実行することにより、DVR12は、webサーバとして機能する。
図10は、DVR12がwebサーバとして行うwebサーバ処理を説明するフローチャートである。
例えば、外出先のユーザAが、DVR12にアクセスするように、携帯電話機31を操作すると、携帯電話機31は、webページである所定のメニュー画面の要求を、基地局22(図1)、ネットワーク21、およびルータ14を介して、DVR12に送信する。DVR12では、通信I/F107が、携帯電話機31からのメニュー画面の要求を受信し、CPU108に供給する。
CPU108は、通信I/F107からメニュー画面の要求が供給されると、ステップS31において、webページである所定のメニュー画面を、通信I/F107に送信させる。これにより、メニュー画面は、通信I/F107から、ルータ14(図1)、ネットワーク21、および基地局22を介して、携帯電話機31に送信される。携帯電話機31では、メニュー画面が受信され、ディスプレイ32に表示される。
ここで、メニュー画面には、例えば、EPGを要求するボタンや、予約リストを要求するボタン、録画済リストを要求するボタン(あるいは、アイコン、ハイパーリンクの表示など)などが設けられている。
CPU108は、ステップS31で通信I/F107にメニュー画面を送信させた後、ステップS32に進み、携帯電話機31から何らかの情報の要求があったかどうかを判定する。
ステップS32において、携帯電話機31から何らかの情報の要求があったと判定された場合、即ち、ユーザAが、何らかの情報を要求するように、携帯電話機31を操作し(例えば、EPGや、予約リスト、録画済リストへのハイパーリンクをクリックし)、携帯電話機31から、その情報の要求が送信され、通信I/F107で受信された場合、ステップS33に進み、CPU107は、その要求があった情報を、通信I/F107に送信させ、ステップS32に戻る。
即ち、携帯電話機31からの情報の要求が、図3で説明した番組表一覧画面51や番組詳細画面52を要求するものである場合、CPU108は、HD117に記録されているEPGデータから、webページである番組表一覧画面51や番組詳細画面52を作成し、通信I/F107から、携帯電話機31に送信させる。携帯電話機31では、通信I/F107から送信されてくる番組表一覧画面51や番組詳細画面52が受信され、ディスプレイ32に表示される。
また、携帯電話機31からの情報の要求が、予約リストまたは録画済リストを要求するものである場合、CPU108は、HD117に記憶されている予約リストまたは録画済リストから、その予約リストまたは録画済リストのwebページである予約リスト画面または録画済リスト画面を作成し、通信I/F107から、携帯電話機31に送信させる。携帯電話機31では、通信I/F107から送信されてくる予約リスト画面または録画済リスト画面が受信され、ディスプレイ32に表示される。
さらに、携帯電話機31からの情報の要求が、メニュー画面を要求するものである場合、CPU108は、ステップS31における場合と同様に、メニュー画面を、通信I/F107に送信させる。メニュー画面は、携帯電話機31において受信され、ディスプレイ32に表示される。
ここで、携帯電話機31において、予約リスト画面または録画済リスト画面が、ディスプレイ32に表示されている場合、ユーザAは、その予約リスト画面または録画済リスト画面を編集するように、携帯電話機31の操作部33を操作することで、DVR12のHD117に記憶された予約リストまたは録画済リストを、DVR12の操作パネル109等を操作した場合と同様に編集することができる。携帯電話機31の操作部33を操作することによる、予約リストや録画済リストの編集については、後述する。
一方、ステップS32において、携帯電話機31から情報の要求がなかったと判定された場合、ステップS34に進み、CPU108は、携帯電話機31から、番組の録画予約を要求する予約要求があったかどうかを判定する。
即ち、図3で説明したように、携帯電話機31において、予約画面53がディスプレイ32に表示されている場合に、ユーザAが、その予約画面53の内容での予約対象番組の録画予約を希望して、その録画予約を確定するように、携帯電話機31の操作部33を操作すると、携帯電話機31は、予約画面53に設定(表示)されている情報を、予約対象番組の予約録画に必要な番組録画情報として、録画予約の要求である予約要求とともに、DVR12に送信する。ステップS34では、このような予約要求があったかどうかが判定される。
ステップS34において、携帯電話機31からの予約要求があったと判定された場合、即ち、携帯電話機31から予約要求と番組録画情報が送信され、通信I/F107で受信され、さらに、その予約要求と番組録画情報が、CPU108に供給された場合、ステップS35に進む。
ステップS35では、CPU108は、携帯電話機31からの予約要求によって録画予約が要求されている番組(これも、以下、適宜、予約対象番組という)が、他の番組の録画と重複するかどうかを、図8のステップS11における場合と同様にして判定する。
即ち、ステップS35では、CPU108は、携帯電話機31から予約要求とともに送信されてきた番組録画情報に基づき、予約対象番組の放送時間帯(録画開始時刻から録画終了時刻まで)(日付を含む)を認識し、その予約対象番組の放送時間帯が、HD117に記憶されている予約リストに番組録画情報が既に登録されている番組の放送時間帯と重複するかどうかを判定する。
ステップS35において、予約対象番組の放送時間帯が、予約リストに番組録画情報が既に登録されている番組の放送時間帯と重複すると判定された場合、放送時間帯が一部でも重なる2つの番組を同時に録画することができないため、ステップS36に進み、CPU108は、通信I/F107から携帯電話機31に対して、放送時間帯が重複する旨のメッセージである重複情報を送信させ、ステップS32に戻る。
通信I/F107から送信された重複情報は、携帯電話機31において受信され、ディスプレイ32に表示される。これにより、携帯電話機31を所持しているユーザAは、予約対象番組の録画を断念しなければならないか、または、予約リストから、予約対象番組と放送時間帯が重複する番組の番組録画情報を削除しないと(その番組の録画予約をキャンセルしないと)、予約対象番組の録画予約を行うことができないことを認識することができる。
また、ステップS35において、予約対象番組の放送時間帯が、予約リストに番組録画情報が既に登録されている番組の放送時間帯と重複しないと判定された場合、ステップS37に進み、CPU108は、予約対象番組を対象に、録画予約処理を行う。即ち、ステップS37では、図8のステップS13における場合と同様に、CPU108は、HD117に記憶されている予約リストに、予約対象番組の番組録画情報を登録し、ステップS38に進む。
ステップS38では、CPU108は、通信I/F107から携帯電話機31に対して、予約対象番組の録画予約が完了した旨のメッセージである予約完了情報を送信させ、ステップS32に戻る。
通信I/F107から送信された予約完了情報は、携帯電話機31において受信され、ディスプレイ32に表示される。これにより、携帯電話機31を所持しているユーザAは、予約対象番組の録画予約が完了したことを認識することができる。
一方、ステップS34において、携帯電話機31からの予約要求がなかったと判定された場合、ステップS39に進み、CPU108は、携帯電話機31から、予約リストの編集を行うことを要求する編集要求があったかどうかを判定する。
即ち、携帯電話機31において、予約リスト画面が、ディスプレイ32に表示されている場合に、ユーザAが、その予約リスト画面を編集するように、携帯電話機31の操作部33を操作すると、携帯電話機31は、その操作に応じて、予約リストの編集を要求する編集要求を、DVR12に送信する。ステップS39では、このような編集要求があったかどうかが判定される。
ステップS39において、携帯電話機31からの編集要求があったと判定された場合、即ち、携帯電話機31から編集要求が送信され、通信I/F107で受信され、さらに、CPU108に供給された場合、ステップS40に進む。
ステップS40では、CPU108は、携帯電話機31からの編集要求に応じて、HD117に記憶された予約リストを編集し、ステップS41に進む。ステップS41では、CPU108は、編集後の予約リストから、その予約リストのwebページである予約リスト画面を作成し、通信I/F107から、携帯電話機31に送信させて、ステップS32に戻る。携帯電話機31では、通信I/F107から送信されてくる予約リスト画面が受信され、これにより、ディスプレイ32では、編集後の予約リストに対応した予約リスト画面が表示される。
なお、ここでは、予約リストの編集を行う場合について説明したが、録画済リストの編集も行うことが可能である。
即ち、携帯電話機31において、録画済リスト画面が、ディスプレイ32に表示されている場合に、ユーザAが、その録画済リスト画面を編集するように、携帯電話機31の操作部33を操作すると、携帯電話機31は、その操作に応じて録画済リストの編集を要求する編集要求を、DVR12に送信する。
DVR12においては、携帯電話機31からの録画済リストの編集要求が、通信I/F107で受信される。この場合、CPU108は、携帯電話機31からの編集要求に応じて、HD117に記憶された録画済リストを編集し、編集後の録画済リストから、その録画済リストのwebページである録画済リスト画面を作成して、通信I/F107から、携帯電話機31に送信させる。携帯電話機31では、通信I/F107から送信されてくる録画済リスト画面が受信され、これにより、ディスプレイ32では、編集後の録画済リストに対応した録画済リスト画面が表示される。なお、録画済リストの編集要求が、番組を削除する要求である場合には、CPU108は、録画済リストから、その番組に対応する番組録画情報を削除する他、HD117から、対応する番組(のデータ)も削除する。
一方、ステップS39において、編集要求がなかったと判定された場合、ステップS42に進み、CPU108は、携帯電話機31から、通信の終了を要求する終了要求があったかどうかを判定する。
即ち、携帯電話機31において、ユーザAが、DVR12との通信を終了するように、携帯電話機31の操作部33を操作すると、携帯電話機31は、その操作に応じて、終了要求を、DVR12に送信する。ステップS42では、このような終了要求があったかどうかが判定される。
ステップS42において、携帯電話機31からの終了要求がなかったと判定された場合、ステップS32に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS42において、携帯電話機31からの終了要求があったと判定された場合、即ち、携帯電話機31から終了要求が送信され、その終了要求が、通信I/F107で受信され、CPU108に供給された場合、DVR12(のCPU108)は、webサーバ処理を終了する。
次に、携帯電話機31(図6)のEEPROM204には、webブラウザ(クライアント)のプログラムがインストールされており、CPU201が、そのwebブラウザのプログラムを実行することにより、携帯電話機31は、webブラウザとして機能する。
図11は、携帯電話機31がwebブラウザとして行うwebブラウザ処理を説明するフローチャートである。
例えば、外出先のユーザAが、DVR12にアクセスするように、携帯電話機31の操作部33を操作すると、CPU201は、webブラウザのプログラムの実行を開始し、まず、変復調回路部258から、送受信回路部262、アンテナ214、基地局22(図1)、ネットワーク21、およびルータ14を介して、DVR12に対して、メニュー画面の要求を送信させる。
DVR12は、携帯電話機31からのメニュー画面の要求を受信すると、図10のステップS31で説明したように、メニュー画面を、携帯電話機31に送信してくるので、携帯電話機31の送受信回路部262および変復調回路部258は、ステップS61において、そのメニューが画面を、アンテナ214を介して受信し、CPU201に供給して、ステップS62に進む。ステップS62では、CPU201は、DVR12からのメニュー画面を、ディスプレイ制御部255に供給し、これにより、ディスプレイ32にメニュー画面を表示させ、ステップS63に進む。
ここで、図10で説明したように、メニュー画面には、例えば、EPGや、予約リスト、録画済リストへのハイパーリンクなどが設けられている。
ステップS63では、CPU201は、ユーザAが、何らかの情報を要求するように、操作部33を操作したかどうかを判定する。
ステップS63において、情報を要求するように、操作部33が操作されたと判定された場合、即ち、例えば、ユーザAが、操作部33を操作することにより、EPGや、予約リスト、録画済リストへのハイパーリンクをクリックした場合、ステップS64に進み、CPU201は、変復調回路部258および送受信部262に、操作部33の操作に対応した情報の要求を送信させる。ここで、操作部33の操作に対応した情報の要求には、例えば、その情報を特定するURL(Uniform Resource Locator)などが含まれる。
DVR12は、携帯電話機31から情報の要求を受信すると、図10のステップS33で説明したように、その情報の要求に応じた情報、即ち、番組表一覧画面51や、番組詳細画面52、予約リスト画面、録画済リスト画面、メニュー画面などのwebページを送信してくるので、携帯電話機31の送受信回路部262および変復調回路258は、ステップS65において、DVR12からの情報を受信し、CPU201に供給して、ステップS66に進む。ステップS66では、CPU201は、DVR12からの情報を、ディスプレイ制御部255を介して、ディスプレイ32に供給し、ステップS63に戻る。これにより、ディスプレイ32では、いままでの画面に代えて、番組表一覧画面51、番組詳細画面52、予約リスト画面、録画済リスト画面、またはメニュー画面が表示される。
また、ステップS63において、情報を要求するように、操作部33が操作されていないと判定された場合、ステップS67に進み、CPU201は、ユーザAが、番組の録画予約を要求するように、操作部33を操作したかどうかを判定する。
即ち、ステップS67では、図3で説明したように、携帯電話機31において、図3の予約画面53がディスプレイ32に表示されている場合に、ユーザAが、その予約画面43の内容での予約対象番組の録画予約を希望して、その録画予約を確定するように、携帯電話機31の操作部33を操作したかどうかが判定される。
ステップS67において、番組の録画予約を要求するように、操作部33が操作されたと判定された場合、即ち、予約画面43の内容での予約対象番組の録画予約を確定するように、操作部33が操作された場合、CPU201は、予約画面53に設定(表示)されている情報を、予約対象番組の予約録画に必要な番組録画情報として、予約要求とともに、変復調回路部258を介して、送受信回路部262に供給して、ステップS68に進む。ステップS68では、送受信回路部262が、CPU201からの予約要求と番組録画情報を、アンテナ214を介して、DVR12に送信する。
DVR12は、携帯電話機31から予約要求を受信した場合、図10のステップS36とS38で説明したように、メッセージとしての重複情報または予約完了情報を送信してくるので、送受信回路部262は、DVR12から重複情報または予約完了情報が送信されてくるのを待って、ステップS68からS69に進み、アンテナ214を介して、DVR12からの重複情報または予約完了情報を受信して、変復調回路部258を介して、CPU201に供給し、ステップS70に進む。
CPU201は、ステップS70において、DVR12からの重複情報または予約完了情報を、ディスプレイ制御部255を介して、ディスプレイ32に供給し、これにより、ディスプレイ32に、重複情報または予約完了情報を表示させ、ステップS63に戻る。
以上のように、ディスプレイ32には、重複情報や予約完了情報が表示されるので、ユーザAは、予約対象番組と放送時間帯が重複する番組が存在することや、予約対象番組の録画予約が完了したことを認識することができる。
一方、ステップS67において、番組の録画予約を要求するように、操作部33が操作されていないと判定された場合、ステップS71に進み、CPU201は、ユーザAが、予約リストの編集を要求するように、操作部33を操作したかどうかを判定する。
即ち、ステップS71では、携帯電話機31において、予約リスト画面がディスプレイ32に表示されている場合に、ユーザAが、その予約リスト画面を編集するように、携帯電話機31の操作部33を操作したかどうかが判定される。
ステップS71において、予約リスト画面を編集するように、操作部33が操作されたと判定された場合、ステップS72に進み、CPU201は、その操作に応じた予約リストの編集を要求する編集要求を、変復調回路部268を介して、送受信回路部262に供給し、これにより、編集要求を、アンテナ214を介して、DVR12に送信させる。
DVR12は、携帯電話機31から予約リストの編集を要求する編集要求を受信した場合、図10のステップS40およびS41で説明したように、その編集要求に応じて、HD117に記憶されている予約リストを編集し、その編集後の予約リストから、予約リスト画面を作成して送信してくるので、送受信回路部262は、DVR12から編集後の予約リスト画面が送信されてくるのを待って、ステップS72からS73に進み、アンテナ214を介して、DVR12からの編集後の予約リスト画面を受信して、変復調回路部258を介して、CPU201に供給し、ステップS74に進む。
CPU201は、ステップS74において、DVR12からの編集後の予約リスト画面を、ディスプレイ制御部255を介して、ディスプレイ32に供給し、これにより、ディスプレイ32に、編集後の予約リスト画面を表示させ、ステップS63に戻る。
なお、携帯電話機31からは、DVR12の予約リストの編集の他、録画済リストの編集も行うことが可能である。
即ち、携帯電話機31において、録画済リスト画面が、ディスプレイ32に表示されている場合に、ユーザAが、その録画済リスト画面を編集するように、携帯電話機31の操作部33を操作すると、携帯電話機31は、その操作に応じて録画済リストの編集を要求する編集要求を、DVR12に送信する。
DVR12は、携帯電話機31からの録画済リストの編集要求を受信した場合、図10で説明したように、その編集要求に応じて、HD117に記憶された録画済リストを編集し、編集後の録画済リストから、録画済リスト画面を作成して、携帯電話機31に送信する。携帯電話機31では、DVR12からの編集後の録画済リスト画面が受信され、ディスプレイ32に表示される。
一方、ステップS71において、予約リスト画面を編集するように、操作部33が操作されていないと判定された場合、ステップS75に進み、CPU201は、ユーザAが、DVR12との通信を終了するように、操作部33を操作したかどうかを判定する。
ステップS75において、DVR12との通信を終了するように、操作部33が操作されていないと判定された場合、ステップS63に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS75において、DVR12との通信を終了するように、操作部33が操作されたと判定された場合、即ち、例えば、ユーザが、webブラウザを終了するように、操作部33を操作した場合、ステップS76に進み、CPU201は、通信の終了を要求する終了要求を、変復調回路部268を介して、送受信回路部262に供給し、これにより、終了要求を、アンテナ214を介して、DVR12に送信させ、webブラウザ処理を終了する。
以上のように、DVR12では、EPGデータ、番組の記録の予約状況に関する予約状況情報としての予約リスト、さらには、録画済の番組に関する録画済リストを記憶し、携帯電話機31と通信することにより、携帯電話機31からの要求に応じて、EPGデータから作成された番組表一覧画面51(図3)や、予約リストから作成された予約リスト画面、録画済リストから作成された録画済リスト画面を送信する一方、携帯電話機31では、DVR12と通信することにより、ユーザの操作に応じて、番組表一覧画面51や、予約リスト画面、録画済リスト画面の要求を送信するとともに、その要求に応じて、DVR12から送信されてくる番組表一覧画面51や、予約リスト画面、録画済リスト画面を受信して提示するようにしたので、DVR12が有する情報を有効に利用することができ、これにより、利便性の高いDVR12の提供等が可能となる。
即ち、携帯電話機31は、DVR12と通信することにより、そのDVR12に記録されているEPGデータから作成された番組表一覧画面51を、ユーザAに提示するので、DVR12に記録されているEPGデータによる最新のEPGとしての番組表一覧画面51を閲覧することができる。さらに、ユーザAは、外出先からEPGを閲覧するために、EPGサーバにアクセスする必要はなく、従って、EPGサーバを設置する必要もない。
また、ユーザAは、外出先から、DVR12の状態(presence)としての予約リスト画面や録画済リスト画面を閲覧することができるので、例えば、既に録画予約されている番組について、再度、録画予約を行うような無駄な録画予約を行うことを防止することが可能となる。
さらに、携帯電話機31では、ユーザAの操作に応じて、番組の録画予約を要求する予約要求や、予約リスト等の編集を要求する編集要求を送信し、DVR12では、携帯電話機31からの予約要求や編集要求を受信して、その予約要求や編集要求に応じて、録画予約処理や、予約リスト等の編集を行うので、ユーザAは、外出先から、いわば直接的に、DVR12を操作することができ、DVR12の利便性を向上させることができる。
次に、上述の場合には、説明を簡単にするため、携帯電話機31が、ルータ14のNAT越えの方法をあらかじめ認識しているものとしたが、携帯電話機31が、ルータ14のNAT越えの方法をあらかじめ認識しているとするのは、セキュリティの観点から好ましいとは言えない。また、ルータ14のWAN側のIPアドレス(グローバルなIPアドレス)は、固定でなく可変の場合がある。
そこで、図12は、本発明を適用した録画予約システムの他の一実施の形態の構成例を示している。なお、図中、図1における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。即ち、図12の録画予約システムは、ネットワーク21に、マッチングサーバ301が新たに接続されている他は、図1における場合と同様に構成されている。
マッチングサーバ301は、プロキシサーバ302とXMPP(eXtensible Messaging and Presence Protocol)サーバ303とから構成されている。
プロキシサーバ302は、ネットワーク21を介してのXMPPサーバ303へのアクセス制御等を行う。XMPPサーバ303は、携帯電話機31とDVR12とが、インターネットであるネットワーク21を介して、いわば直接的にメッセージ(データ)交換を行うことができるようにするためのサービスを、XMPPにより提供する。
次に、図13を参照して、図12のDVR12、ルータ14、携帯電話機31、およびマッチングサーバ301の動作について説明する。
例えば、ユーザAは、DVR12の購入後、その操作パネル109(図5)等を操作して、マッチングサーバ301に、ID(Identification)とパスワードを登録する。即ち、例えば、DVR12には、IDとパスワードが記載された会員証が同梱されており、ユーザAは、操作パネル109等を操作することにより、会員証に記載されたIDとパスワードを、DVR12に入力する。
DVR12は、ユーザAが操作パネル109等を操作することにより入力されたIDとパスワードを、例えば、EEPROM113(あるいはHD117)に記憶(記録)し、さらに、ステップS101において、通信I/F107から、ルータ14およびネットワーク21を介して、マッチングサーバ301に送信する。マッチングサーバ301では、ステップS121において、XMPPサーバ303が、DVR12から送信されてくるIDとパスワードを受信して記憶し、これにより、DVR12のIDとパスワードが登録される。
その後、DVR12は、ステップS102において、EEPROM113に記憶されたIDとパスワードを、ログイン要求とともに、通信I/F107から、ルータ14およびネットワーク21を介して、マッチングサーバ301に送信することによりログイン(ログオン)し、さらに、ルータ14のWAN側に割り当てられているIPアドレス(グローバルIPアドレス)を、マッチングサーバ301に送信することにより通知する。
マッチングサーバ301のXMPPサーバ303は、ステップS122において、DVR12からのログイン要求、およびIDとパスワードを受信し、そのIDとパスワードとが、ステップS121で登録されたDVR12のIDとパスワードに一致する場合(XMPPサーバ303に登録されているIDとパスワードのいずれかに一致する場合)、DVR12のログインを許可する。さらに、ステップS122では、マッチングサーバ301のXMPPサーバ303は、ログインの許可後にDVR12から送信されてくるルータ14のIPアドレスを受信し、DVR12のIDとパスワードに対応付けて記憶する。
なお、DVR12は、例えば、DVR12やルータ14の状態が変化すると、マッチングサーバ301からログオフし、その後、再度ログインし、ルータ14のIPアドレスを通知する。ここで、DVR12の状態が変化した場合としては、例えば、DVR12がゲーム機としての機能を有するときに、ゲーム機としての使用が終了された場合がある。さらに、DVR12の状態が変化した場合としては、例えば、DVR12がディスク115としてのDVDを再生することができるときに、DVDの再生が終了された場合がある。また、ルータ14の状態が変化した場合としては、例えば、ルータ14に割り当てられているIPアドレスが変化した場合がある。
その後、携帯電話機31を所持しているユーザAが、外出先等から、DVR12にアクセスしようとする場合、ユーザAは、携帯電話機31の操作部33を操作することにより、基地局22およびネットワーク21を介して、マッチングサーバ301にアクセスし、さらに、IDとパスワードを入力してログインする。
即ち、ユーザAは、携帯電話機31の操作部33を操作することにより、ステップS101でマッチングサーバ301に登録したのと同一のIDとパスワードを、携帯電話機31に入力する。この場合、携帯電話機31は、ステップS131において、ユーザAが操作部33を操作することにより入力されたIDとパスワードを、ログイン要求とともに、基地局22およびネットワーク21を介して、マッチングサーバ301に送信することによりログインする。
マッチングサーバ301のXMPPサーバ303は、ステップS123において、携帯電話機31からのログイン要求、およびIDとパスワードを受信し、そのIDとパスワードとが、ステップS121で登録されたIDとパスワードに一致する場合(XMPPサーバ303に登録されているIDとパスワードのいずれかに一致する場合)、携帯電話機31のログインを許可する。
その後、マッチングサーバ301のXMPPサーバ303は、ステップS123でログインを許可した携帯電話機31からのIDとパスワードに対応付けて記憶しているIPアドレス宛、即ち、ルータ14宛に、携帯電話機13との通信に利用するポートの確認を要求するポート確認メッセージを送信する。
ルータ14は、ステップS111において、XMPPサーバ303からのポート確認メッセージを受信し、DVR12に送信する。DVR12は、ステップS103において、ルータ14からのポート確認メッセージを受信する。
DVR12は、ポート確認メッセージを受信すると、ステップS104において、ルータ14との間で、必要な情報をやりとりし、UPnP(Universal Plug and Play)により、携帯電話機13との通信に利用するポートを動的にあけ、ステップS105に進む。ステップS105では、DVR12は、ステップS104であけたポートを特定するポート番号や、IPアドレスなどの、DVR12(のメニュー画面)にアクセスするためのソケットを表すソケット情報を、マッチングサーバ301のXMPPサーバ303に送信することにより通知する。
マッチングサーバ301のXMPPサーバ303は、ステップS125において、DVR12からのソケット情報を受信して、ステップS126に進み、そのソケット情報を、携帯電話機31に送信することにより通知する。
携帯電話機31は、ステップS132において、XMPPサーバ303からのソケット情報を受信して、ステップS133に進み、ステップS132で受信したソケット情報に基づき、ルータ14を介して、DVR12にアクセスする。即ち、携帯電話機31は、ソケット情報によって、マッチングサーバ301のような、携帯電話機31とDVR12との通信を中継するサーバなしで、いわば直接的に、DVR12との間で通信(Direct Access)を行うことができる。
例えば、携帯電話機31は、ステップS133において、DVR12に対し、メニュー画面の要求を送信し、DVR12は、ステップS106において、その要求に応じて、携帯電話機31に対し、メニュー画面を送信する。
その他、携帯電話機31とDVR12との間では、図10および図11で説明したように、EPGとしての番組表一覧画面51(図3)や、予約要求、予約番組情報、予約完了情報などがやりとりされる。
以上のように、携帯電話機31において、XMPPサーバ303を経由して、DVR12のソケット情報を取得し、そのソケット情報に基づいて、携帯電話機31からDVR12にアクセスすることにより、携帯電話機31とDVR12との間の通信のセキュリティを確保することができ、また、ルータ14のWAN側のIPアドレスが可変の場合であっても、携帯電話機31からDVR12にアクセスすることができる。
ここで、マッチングサーバ301(のXMPPサーバ303)は、上述のように、携帯電話機31がソケット情報を取得(受信)するための中継を行うサービスを提供するが、このサービスの提供に対しては、課金を行うことができる。この課金は、マッチングサーバ301において行っても良いし、ユーザAが所持する携帯電話機31のキャリアの会社において、通話料の課金とともに行うようにしても良い。
なお、本実施の形態では、番組として、ビデオデータとオーディオデータからなる番組を採用することとしたが、番組は、オーディオデータだけの番組や、コンピュータプログラムその他のデータの番組(データ放送の番組)などであっても良い。
また、本実施の形態では、携帯電話機31において、DVR12からEPGデータ(番組表一覧画面51)を取得(受信)するようにしたが、携帯電話機31では、放送局1が放送しているディジタル放送波を直接受信することにより、そのディジタル放送波に含まれるEPGデータを取得するようにすることが可能である。
さらに、本実施の形態では、ユーザA宅の外に位置する携帯電話機31から、基地局22、ネットワーク21、およびルータ21を介して、DVR12にアクセスするようにしたが、ユーザAが、ユーザA宅に在宅している場合には、例えば、いわゆる無線LANによって、携帯電話機31から、ルータ14を介して、DVR12にアクセスすることが可能である。
また、DVR12と通信する通信装置は、携帯電話機31に限定されるものではなく、その他、例えば、通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)や、携帯型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノートパソコンなど)、外出先に設置されているデスクトップ型のパーソナルコンピュータなどであっても良い。
さらに、DVR12では、ディジタル放送波を受信、録画するようにしたが、DVR12は、アナログ放送波を受信、録画するものであっても良い。
また、DVR12では、番組を、HD117またはディスク115に録画するようにしたが、番組を録画する記録媒体は、その他、例えば、半導体メモリや、テープ状の記録媒体であっても良い。
さらに、本実施の形態では、予約リストや録画済リストを、EPGの画面であるEPG画面41(図2)や番組表一覧画面51(図3)とは、別に表示するようにしたが、予約リストや録画済リストの情報は、EPG画面41や、番組表一覧画面51に重畳(合成)して表示することができる。即ち、EPG画面41や、番組表一覧画面51には、例えば、録画予約されている番組を表すマークや、録画済みの番組を表すマークを表示することができる。この場合、ユーザは、EPG画面41や番組表一覧画面51を見るだけで、録画予約されている番組や、録画済の番組を認識することができる。
さらに、本明細書において、コンピュータ(プロセッサ)に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。
さらに、CPU108や201がプログラムを実行することにより行う処理は、専用のハードウェアによって行うことも可能である。
本発明を適用した録画予約システムの一実施の形態の構成例を示す図である。 DVR12に記憶されたEPGデータを、携帯電話機31において閲覧することができることを説明する図である。 ディスプレイ32に表示される画面の表示例を示す図である。 ディスプレイ32に表示される画面の表示例を示す図である。 DVR12の構成例を示すブロック図である。 携帯電話機31の構成例を示すブロック図である。 EPG取得処理を説明するフローチャートである。 予約処理を説明するフローチャートである。 予約録画処理を説明するフローチャートである。 webサーバ処理を説明するフローチャートである。 webブラウザ処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用した録画予約システムの他の一実施の形態の構成例を示す図である。 DVR12、ルータ14、携帯電話機31、およびマッチングサーバ301の動作(処理)を説明するための図である。
符号の説明
1 放送局, 11 アンテナ, 12 DVR, 13 TV受像機, 14 ルータ, 21 ネットワーク, 22 基地局, 31 携帯電話機, 32 ディスプレイ, 33 操作部, 41 EPG画面, 51 番組表一覧画面, 52 番組詳細画面, 53 予約画面, 101 チューナ部, 102 デマルチプレクサ, 103 ビデオデコーダ, 103A OSD部, 104 オーディオデコーダ, 105 ビデオ出力端子, 106 オーディオ出力端子, 107 通信I/F, 108 CPU, 109 操作パネル, 110 受光部, 111 ROM, 112 RAM, 113 EEPROM, 114 ディスクドライブ, 115 ディスク, 116 HDドライブ, 117 HD, 118 エンコーダ, 201 CPU, 202 ROM, 203 RAM, 204 EEPROM, 214 アンテナ, 216 CCDカメラ, 217 スピーカ, 219 操作キー, 221 マイク(マイクロフォン), 222 ジョグダイヤル, 223 メモリスティック, 224 記録再生部, 250 主制御部, 251 電源回路部, 252 操作入力制御部, 253 画像エンコーダ, 254 カメラI/F部, 255 ディスプレイ制御部, 256 画像デコーダ, 257 多重分離部, 258 変復調回路部, 259 音声コーディック, 262 送受信回路部, 301 マッチングサーバ, 302 プロキシサーバ, 303 XMPPサーバ

Claims (3)

  1. 番組を受信して記録する記録装置と、前記記録装置と通信する通信装置とからなる情報処理システムにおいて、
    前記記録装置は、
    番組と、EPG(Electronic Program Guide)データとを受信する受信手段と、
    前記EPGデータと、番組の記録の予約状況に関する予約状況情報とを記憶する記憶手段と、
    前記予約状況情報にしたがって番組を記録する予約記録処理を行う予約記録処理手段と、
    前記通信装置と通信し、前記通信装置からの要求に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報を送信し、前記通信装置からの前記予約状況情報を編集する編集要求を受信する第1の通信手段と、
    前記編集要求に応じて、前記予約状況情報を編集する編集手段と
    を備え、
    前記通信装置は、
    前記記録装置と通信し、ユーザの操作に応じて、前記EPGデータ、または予約状況情報の要求を送信するとともに、その要求に応じて、前記記録装置から送信されてくる前記EPGデータまたは予約状況情報を受信し、ユーザの操作に応じて、前記予約状況情報の編集を要求する編集要求を送信する第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段が受信した前記EPGデータまたは予約状況情報を提示する提示手段と
    を備える
    情報処理システム。
  2. 番組を受信して記録する記録装置において、
    番組と、EPGデータとを受信する受信手段と、
    前記EPGデータと、番組の記録の予約状況に関する予約状況情報とを記憶する記憶手段と、
    前記予約状況情報にしたがって番組を記録する予約記録処理を行う予約記録処理手段と、
    外部の通信装置と通信し、前記通信装置からの要求に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報を送信し、前記通信装置からの前記予約状況情報を編集する編集要求を受信する通信手段と、
    前記編集要求に応じて、前記予約状況情報を編集する編集手段と
    を備える記録装置。
  3. 番組を受信して記録する記録装置と通信する通信装置において、
    前記記録装置が、
    番組と、EPGデータとを受信し、
    前記EPGデータと、番組の記録の予約状況に関する予約状況情報とを記憶し、
    前記予約状況情報にしたがって番組を記録する予約記録処理を行い、
    前記通信装置と通信し、前記通信装置からの要求に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報を送信し、前記通信装置からの前記予約状況情報を編集する編集要求を受信し、前記編集要求に応じて、前記予約状況情報を編集する場合において、
    前記記録装置と通信し、ユーザの操作に応じて、前記EPGデータまたは予約状況情報の要求を送信するとともに、その要求に応じて、前記記録装置から送信されてくる前記EPGデータまたは予約状況情報を受信し、ユーザの操作に応じて、前記予約状況情報の編集を要求する編集要求を送信する通信手段と、
    前記通信手段が受信した前記EPGデータまたは予約状況情報を提示する提示手段と
    を備える通信装置。
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