JP2009042924A - マッサージの練習実績管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マッサージの練習実績の記録について、利用者による事後の記録作業、記録し忘れ、記録の間違いを無くす。
【解決手段】利用者が通信ネットワークを介して練習スペースの予約登録を行う際に、利用者IDと利用する予定の時刻と利用目的からなる予約申し込みデータをサーバーが受け付けて、記憶手段に予約データとして記憶する。利用当日に利用者が店舗で利用者IDを入力してチェックインを行うと、コンピューターにインストールされた練習スペース割り当てプログラムが、入力が実行された時刻、利用者による利用時刻の入力、利用者による予約IDの入力のうち少なくとも一つと、入力した利用者IDに基づいて、サーバーの記憶手段から予約データを検索する。検索された予約データに基づいて練習スペースの割り当てを行い、その結果をディスプレイに表示して利用者に知らせる共に、予約データに登録されている利用目的を練習実績として記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マッサージスクールにおけるマッサージの練習実績の管理方法に関する。
マッサージに限らず一般的に講義や実習の出欠管理や実績記録は広く行われている。その方法としてコンピューターを使う方法が普及している。例えば、教室の入り口にインターネットを介してサーバーに接続されたICカードリーダーを設置し、利用者が出席した際に利用者を識別するICカードをICカードリーダーに読み取らせてサーバーに記憶することによりその講義を受講したことを記録する方法がある。
特開2006−244254号公報
従来技術で行われているような、ICカードの認証による出欠管理をマッサージの練習実績の記録に適用した場合には次のような問題が発生する。大学の講義の場合は、出席者全員が同じ授業を受講しているため、当該教室で、当該時間に出席者が何を履修したかは一意的に定まる。しかし、各マットレスで利用者各自が異なる練習を行うようなマッサージスクールでは、利用者が何をしたのかが一意的に決まらない。つまり、利用者がレッスンを受講したのか、練習をしたのか、練習をしたならばどの練習項目を練習したのか、という練習実績が利用者毎に異なるために、出席を記録するだけでは練習実績の詳細が何であったのかを確認することができず、履修管理ができない。
この問題を解消するための方法としては、利用者または教師が事後に、練習実績をコンピューター端末を使って入力してサーバーに記録する方法が一般的だが、次のような課題(課題1)がある。また、コンピューターを使用して効率よくマッサージスクールを運営、管理しようとすると、課題1以外にも、下記のような課題が発生する。
(課題1)利用者または教師が練習実績をコンピューター端末を使って入力してサーバーに記録する方法を用いると、次のような課題が発生する。第一に、事後に記録するためには店舗にコンピューター端末を設置することが必要だがその台数が人数に対して不足していると入力するための待ち時間が発生する。この待ち時間を解消すること。第二に、人的に行うために記録することを忘れることがある。この記録し忘れを解消すること。第三に、人的に記録を行うと記録内容を間違えて、実態と記録に不整合が発生することがある。また、待ち時間を発生させない目的で事前に練習実績を記録する方法にすると、実際には欠席しても練習実績の記録が残るため、実態と記録に不整合が発生する。これらの不整合を発生させないこと。
(課題2)利用者が練習の予約をする際に、すべてのレッスン番号から練習項目を選択すると、まだ受講していないレッスン番号を選んでしまう可能性があり、その場合は、レッスンを受講していないので練習をすることができない。また、記憶を頼りに既にレッスンを受講したつもりのレッスン番号を選択しても、記憶間違いでそれがまだ受講していないレッスン番号ということがある。この問題を解決すること。
(課題3)練習時にマッサージのビデオを再生するのは有効であるが、利用者がビデオを再生する際に、すべてのレッスン番号から練習項目を選択すると、まだ受講していないレッスン番号を選んでしまう可能性があり、その場合は、レッスンを受講していないので練習をすることができない。また、記憶を頼りに既にレッスンを受講したつもりのレッスン番号を選択しても、記憶間違いでそれがまだ受講していないレッスン番号ということがある。この問題を解決すること。
(課題4)ビデオ再生時に練習項目等を決定したり、変更するのとは別に、利用目的を練習実績として登録する必要がある。別途登録しなければならないので、登録し忘れ、登録間違いが発生する。この問題を解決すること。
(課題5)予約、チェックイン、ビデオ再生に関わらず、利用者が練習項目を選択して入力するのに手間がかかる。また、複数の候補がある場合、練習回数が少ないレッスン番号がどれであったか、覚えていないと選択することができない。この問題を解決すること。
(課題6)ビデオ再生端末が練習項目を過去の履歴から決定して再生したのにも関わらず、利用者は、練習項目を練習実績として別途登録しなければならないので、登録し忘れ、登録間違いが発生する。この問題を解決すること。
(課題7)予約をして、練習スペースを割り当てられても、利用を開始する時刻に、利用者が自分がどの練習スペースを利用すべきかわからない。この問題を解決すること。
(課題8)利用者の希望に応じた最適な練習スペースの割り当て、例えば、同姓を練習パートナーにするということができなかった。また、練習効率を上げるために、過去に練習パートナーになっていない人を練習パートナーにしたり、経験者と初心者を練習パートナーにしたりすることができなかった。この問題を解決すること。
(課題9)被施術者に対してすべきでない手技もビデオで再生されるために、危険な手技を被施術者に対して施術してしまう可能性があった。この問題を解決すること。
(課題10)練習パートナーに対する評価を入力する際に、パートナーのIDがわからないために、サーバーに対してどの相手の評価を行うのかを伝えることができなかった。そのため、練習パートナーの練習実績データに対して「評価」と「コメント」の値を登録することが出来なかった。この問題を解決すること。
(課題11)被施術者はマッサージの評価を施術者に伝える際に、声を出したり身振りで示す必要があり、マッサージの快適さが損なわれていた。施術者は、評価を記録するのに手元に置いたノートに筆記していたが、どの施術だったか、また、どう悪かったかが間違って記録されたり、記録し忘れるという問題があった。また、筆記のために施術が中断するために、施術される側が待たされてしまうという問題もあった。この問題を解決すること。
(手段1−1)店舗におけるマッサージの練習実績を記録する練習実績記録方法において、
受信手段が、通信ネットワークを介して利用者から送信される、利用者IDと利用する予定の時刻と利用目的からなる予約申し込みデータを受信するステップ、記憶手段が、受信した予約申し込みデータを予約として記憶するステップ、店舗に設置された入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習スペース割り当て手段が、入力が実行された時刻、利用者による利用時刻の入力、利用者による予約IDの入力のうち少なくとも一つと、入力した利用者IDに基づいて記憶手段から予約を検索し、検索された予約に基づいて練習スペースを利用者に割り当ててその結果を表示手段に表示すると共に、予約に含まれる利用目的を練習実績として記憶手段に記憶するステップから構成される練習実績記録方法を提供する。
(手段1−2)店舗におけるマッサージの練習実績を記録する練習実績記録方法において、
受信手段が、通信ネットワークを介して利用者から送信される、利用者IDと利用する予定の時刻からなる予約申し込みデータを受信するステップ、記憶手段が、受信した予約申し込みデータを予約として記憶するステップ、店舗に設置された入力手段が、利用者IDと利用目的を入力するステップ、練習スペース割り当て手段が、入力が実行された時刻、利用者による利用時刻の入力、利用者による予約IDの入力のうち少なくとも一つと、入力した利用者IDに基づいて記憶手段から予約を検索し、検索された予約および入力した利用目的に基づいて練習スペースを利用者に割り当ててその結果を表示手段に表示すると共に、入力した利用目的を練習実績として記憶手段に記憶するステップから構成される練習実績記録方法を提供する。
(手段2)店舗の練習スペースを予約する練習予約受付方法において、
記憶手段が、利用者が受講したレッスン番号を利用者IDと関連付けて記憶するステップ、受信手段が、通信ネットワークを介して利用者から送信される利用者IDを受信するステップ、練習項目選択手段が、記憶手段から利用者IDに対応して記憶されている利用者が受講したレッスン番号を読み出し、読み出したレッスン番号に基づいて練習項目リストを生成するステップ、送信手段が、生成した練習項目リストを通信ネットワークを介して利用者に送信するステップ、受信手段が、通信ネットワークを介して、利用者が選択して送信した練習項目を受信するステップ、記憶手段が、受信した練習項目を利用者IDと関連付けて記憶手段に記憶するステップから構成される練習予約受付方法を提供する。
(手段3)店舗でマッサージの手技のビデオを表示するビデオ再生方法において、
記憶手段が、利用者が受講したレッスン番号を利用者IDと関連付けて記憶するステップ、入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習項目選択手段が、記憶手段から利用者IDに対応して記憶されている利用者が受講したレッスン番号を読み出し、読み出したレッスン番号に基づいて練習項目リストを生成するステップ、表示手段が、生成した利用者向け練習項目リストを利用者に表示するステップ、入力手段が利用者が選択した練習項目を入力するステップ、ビデオ再生手段が、利用者が選択した練習項目に対応するビデオを記憶手段から読み出して表示手段に表示するステップから構成されるビデオ再生方法を提供する。
(手段4)店舗におけるマッサージの練習実績を記録する練習実績記録方法において、
入力手段が、利用者のIDおよび練習項目を入力するステップ、ビデオ再生手段が、入力した練習項目に対応するビデオを記憶手段から読み出して表示手段に表示すると共に練習項目を練習実績として利用者IDと関連付けて記憶手段に記憶するステップから構成される練習実績記録方法を提供する。
(手段5)店舗でマッサージの手技のビデオを表示するビデオ再生方法において、
記憶手段が、利用者が受講したレッスン番号を利用者IDと関連付けて記憶するステップ、入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習項目選択手段が、記憶手段から利用者IDに対応して記憶されている利用者が受講したレッスン番号を読み出し、読み出したレッスン番号に基づいて練習項目を決定し、決定した練習項目に対応するビデオを記憶手段から読み出して表示手段に表示するステップから構成されるビデオ再生方法を提供する。
(手段6)店舗におけるマッサージの練習実績を記録する練習実績記録方法において、
記憶手段が、利用者が受講したレッスン番号を利用者IDと関連付けて記憶するステップ、入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習項目選択手段が、記憶手段から利用者IDに対応して記憶されている利用者が受講したレッスン番号を読み出し、読み出したレッスン番号に基づいて練習項目を決定し、決定した練習項目に対応するビデオを記憶手段から読み出して表示手段に表示すると共に決定した練習項目を練習実績として利用者IDと関連付けて記憶手段に記憶するステップから構成される練習実績記録方法を提供する。
(手段7)店舗で利用者に練習スペースの割り当てを行う練習スペース割り当て方法において、
店舗に設置された入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習スペース割り当て手段が、空いている練習スペースを、入力した利用者IDに割り当てるステップ、練習スペースに設置された表示手段が、練習スペースの割り当て結果を通信ネットワークを介して取得し、割り当てられた利用者向けの画面を表示するステップから構成される練習スペース割り当て方法を提供する。
(手段8)店舗で利用者に練習スペースの割り当てを行う練習スペース割り当て方法において、
練習スペース割り当て手段が予め、利用者に関する情報に基づいて練習スペースを割り当てる練習スペース割り当て規則を記憶手段に記憶するステップ、店舗に設置された入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習スペース割り当て手段が、記憶手段から練習スペース割り当て規則を読み出すステップ、練習スペース割り当て手段が、記憶手段から入力した利用者IDに対応して記憶されている、利用目的、利用者固有の情報、利用者の練習実績の少なくとも一つの情報を読み出すステップ、練習スペース割り当て手段が、読み出した情報を練習スペース割り当て規則に適用して練習スペースを利用者に割り当てるステップから構成される練習スペース割り当て方法を提供する。
(手段9)マッサージの手技のビデオを表示するビデオ再生方法において、
ビデオ再生手段が予め、事前登録情報に基づいてビデオファイルのチャプターを選択するチャプター選択規則を記憶手段に記憶するステップ、入力手段が、利用者1のIDおよび利用者2のIDを入力するステップ、ビデオ再生手段が、利用者1のIDと関連付けられたビデオファイルを記憶手段から読み出すステップ、ビデオ再生手段が、利用者2のIDに対応して記憶されている事前登録情報を読み出すステップ、ビデオ再生手段が、記憶手段からチャプター選択規則を読み出すステップ、ビデオ再生手段が、読み出した事前登録情報をチャプター選択規則に適用して、読み出したビデオファイルのチャプターを選択するステップ、ビデオ再生手段が、選択したチャプターを再生し、表示手段に表示するステップから構成されるビデオ再生方法を提供する。
(手段10)店舗におけるマッサージの練習実績を通知する練習実績通知方法において、
店舗に設置された入力手段が、利用者1のIDおよび利用者2のIDを入力するステップ、記憶手段が、入力した利用者1のIDおよび利用者2のIDを記憶するステップ、練習スペース割り当て手段が、練習スペースを利用者に割り当てるステップ、記憶手段が、練習スペースを割り当てられた利用者2のIDを、同じ練習スペースに割り当てられた利用者1のIDに関連付けて練習実績として記憶するステップ、受信手段が、通信ネットワークを介して利用者1から利用者IDを受信するステップ、送信手段が、受信した利用者IDに関連付けられた練習実績のリストを通信ネットワークを介して利用者1へ送信するステップから構成される練習実績通知方法を提供する。
(手段11)マッサージの評価を登録する評価登録方法において、
入力手段が、施術者のIDを入力するステップ、ビデオ再生手段が、ビデオを記憶手段から読み出して表示手段に表示するステップ、入力手段が、被施術者による施術者のマッサージの評価を被施術者から入力するステップ、表示手段が、入力した評価を表示するステップ、記憶手段が、入力した評価と、評価を入力した時のビデオ再生位置に対応する手技名を、施術者のIDに関連付けて記憶するステップから構成される評価登録方法を提供する。
(効果1)本発明の練習実績記録方法を用いると、練習スペースの予約と、当日のチェックインによる練習スペースの確定という必須の作業に付随して練習実績の記録が自動的に行われるので、練習実績の登録という作業を別途発生させることなく練習実績を正確に記録することが可能になる。この特長により、本発明の練習実績記録方法を用いると、練習実績の登録という作業を利用者に別途発生させないため、登録のための待ち時間は発生しない。また、必ず行う予約とチェックインという作業に付随しているために、登録し忘れることがない。また、当日欠席した場合には練習実績として登録されないので、記録と実態に不整合が生ずることがない。
(効果2)利用者が既に受講したレッスン番号のみで予約のための練習項目候補が作成されるため、利用者はまだ受講していないレッスン番号を間違って選んでしまうことがない。
(効果3)利用者が既に受講したレッスン番号のみでビデオ再生のための練習項目候補が作成されるため、利用者はまだ受講していないレッスン番号を間違って選んでしまうことがない。
(効果4)ビデオ再生と連動して練習実績の利用目的が更新されるので、利用者が別途練習実績を登録する必要がない。またビデオ再生と連動して練習実績が登録されるので、登録の間違いが発生しない。
(効果5)ビデオ再生端末が過去のレッスン受講履歴に基づいて練習項目を自動的に決定して、ビデオを再生するため、利用者は練習項目の選択操作を行う必要がない。
(効果6)過去のレッスン受講履歴に基づいて自動的に決定された、ビデオ再生のための練習項目が再利用されて、練習実績の練習項目が更新されるので、利用者が別途、練習実績を登録する必要がない。またビデオ再生と連動して練習実績が登録されるので、登録の間違いが発生しない。
(効果7)利用を開始する時刻に、利用者は、一目で自分が利用すべき練習スペースがどこかを知ることができる。
(効果8)利用者の希望に沿った練習パートナー、練習スペースの割り当てが可能になる。また、練習効率を高めるような、種々の割り当て規則を適用した割り当ても可能になる。
(効果9)施術者は被施術者から事前に注意を受けなくても、無意識に危険な手技を被施術者に対して施術することがなくなり、マッサージの安全性が高まる。
(効果10)練習実績データにパートナーIDを記録しておくことにより、利用者は練習パートナーの練習実績データに対して「評価」と「コメント」の値を簡単に登録することができる。
(効果11)被施術者がクリックした履歴は、手技と関連付けてデータベースに記憶されるため、施術者は評価を記録する必要がない。また、施術中に、記録される評価が画面に表示されるために、どの手技でその評価がされたかを明確に意識、記憶することができ、評価をされた時に自分がどのような施術をしたのかを思い出し易い。被施術者は、声を出したり身振りで評価を伝える必要がないため、マッサージをされる姿勢を完全に保ったまま、声を出す必要もなく、何の苦もなく施術者に評価を伝えることができる。
マッサージスクールにおける練習実績の登録を正確かつ簡便に行うという目的を、通信ネットワークに接続されたサーバーと、店舗に設置したチェックイン端末それぞれにインストールしたプログラムを用いて実現した。
(1)マッサージの受講についての前提事項の説明
本発明はマッサージスクール、即ち、マッサージの技術を教授するサービスを提供する店舗における受講履歴を管理するために、練習実績記録方法を提供するものであるので、まず、マッサージの学習についての前提事項の説明を行う。
マッサージは人体の全身に対して行う。マッサージの手技には、指圧、掌圧、ストレッチ、等がある。マッサージを行う場所には、足、脚、腰、背中、腕、首、肩、等がある。マッサージを行う際の被施術者の姿勢には、仰向け、うつ伏せ、横向き、座位、等がある。マッサージの個々の技術はこれら手技、場所、姿勢の組合せで決まる。即ち、仰向けで、腕を、指圧する、等々である。そして、マッサージを行う際の例えば指圧の最適な角度や強さはマッサージの場所によって異なる。このため、マッサージの技術を習得するためにはすべての組み合わせについて教授を受け、何度も練習する必要がある。
本実施例では、治療を目的としないリラクゼーション目的のマッサージを習得するために必要な時間として、教師から受講する時間を12時間、必要な練習時間を24時間とする。教師から受講する時間であるレッスンは1時間を1単位とし12単位からなる。各単位ではマッサージを行う場所、姿勢の組合せが異なる。例えば、レッスン1は仰向けの脚と仰向けの腕、レッスン2は横向きでのすべての場所、レッスン3はうつ伏せの腰と背中、という風にレッスン毎に教える内容を変え、レッスン1からレッスン12で、習得するすべてのマッサージの技術を網羅する。各レッスンは1時間で完結し、レッスンは12種類あるので、すべてのレッスンを合計12時間かけて教師から習うことを必修とする。さらにそれぞれのレッスンについて、2時間の練習を必修とする。練習は教師を必ずしも必要とせず、利用者2人がペアになって行う。レッスンは12あるので、練習時間の合計は24時間になる。
以上、レッスンと練習を合わせた合計36時間を修了すれば基本的なカリキュラムは修了となる。カリキュラムを修了した利用者は、それ以後の練習でセッションを選択することができる。セッションとは、特定のレッスン番号の練習ではなく、複数のレッスン番号を組み合わせて通しで施術する練習である。サーブというのは施術することを意味し、レシーブというのは施術されることを意味する。セッションのサーブを予約した利用者と、セッションのレシーブを予約した利用者がペアになり練習を行う。セッションでは、後述する練習のように30分で施術を交代する必要はない。このセッションを繰り返し施術し、あるいは施術されることにより、一連の手技を通して行うことを学ぶ。
一般的なマッサージスクールでは、カリキュラムが固定的で、例えば月曜日から土曜日まで、毎日6時間通学することが要求される。この場合は、全員が同じ時間に同じレッスンを受講し、練習の時間帯も同じ練習を行うので、出欠管理だけを行えば、カリキュラムの修了を認定することができる。
しかし、カリキュラムが固定的だと利用者は時間が拘束されるので、例えば不定期に就業している人や、毎日は通学できない人にとっては著しく不便である。本実施例のマッサージスクールはこの問題を解決するため、カリキュラムを固定せず、都合のいい時間に受講できる方式としている。
具体的に言うと、レッスンは図8に示すような時間割で繰り返し実施されるため、利用者は自分の都合のいい時間帯のレッスンを選択して受講することができる。例えばレッスン7は6月16日10時に実施されるが、その時間が利用者に都合が悪ければ、6月21日19時に実施されるレッスン7を受講すればよい。レッスンはこのように繰り返し行われるため、まとまった時間が取れない利用者でも、数ヶ月かけて少しずつ受講すればレッスン受講をすべて修了することが可能である。
練習は、店舗の営業時間であればいつでも行うことができる。練習で何を練習するかも固定的でなく、各利用者が自分のレッスンの受講履歴に応じてレッスン番号を選択して、練習を行う。レッスンのようにレッスン番号によって実施される時間が決まっていないため、極めて自由度高く、カリキュラムで定められた練習をこなすことができる。
このように、本実施例のマッサージスクールでは、同じ時間帯でも利用者毎に異なる練習をすることが前提となっており、また、利用者によって修了に要する期間も異なるため、カリキュラムの修了を認定するためには、利用者毎に修了状況を管理する必要がある。
レッスンは教師による技術の教授であるが、練習は利用者である利用者が二人でペアを作って自習の形で行う。例えば1時間のレッスン1の練習を二人の利用者がペアになって行うとすると、最初の30分は一方の利用者が他方の利用者に対してレッスン1で習った手技を施術し、施術される利用者は手技が的確かどうか施術者に伝える。そして残りの30分は施術、被施術を入れ替わり、同様に練習する。二人が練習するレッスン番号は異なっていてもよく、例えば、一方が最初の30分にレッスン1の手技の練習を行い、他方が次の30分にレッスン3の練習を行うことも可である。
しかしながら、教師不在での練習では手技を忘れたり手技の順番を間違えたりする問題が生ずる。これを解決するため、店舗では二人ペアで練習する練習スペースそれぞれにビデオ再生端末を設置する。ビデオ再生端末で、レッスン毎の手技のビデオを表示することにより、利用者は教師不在でも手技や手順を間違えずに練習することができる。
練習後に、利用者は練習パートナーの評価を互いに行う。評価は、1から5の五段階評価とコメントによって行わる。評価結果は記録され、その評価を見ることにより利用者は自分の手技がどの程度的確であったか、相手はどう感じたのかを学ぶことができる。
レッスンの受講は、必ずしもレッスン1から順に受講する必要はないが、利用者同士の練習を行うためには、教師によるレッスンの受講を終えている必要がある。なぜなら、いくらビデオを参考にすることができるといっても、初めて行う手技は教師から手取り足取り直接指導を受けないとよく理解できないからである。したがって、本実施例では、基本的に、利用者同士が練習を行う場合、施術する利用者は練習しようとする練習項目、すなわちレッスン番号について既に教師からのレッスンを受講していなければならない。
教師によるレッスンでどのレッスン番号を行うかは教師が予め決めることなので利用者が任意に決めることはできない。練習でどの練習項目を行うかは利用者自身が決めることができるが、そのレッスン番号は既に教師によるレッスンを受講済みであることが条件になる。
マッサージのレッスンを受けたり、練習を行うには練習スペースが必要であるので、施術する人と施術される人がペアになって施術し合うスペースとして幅1m、長さ2mのマットレスを店舗に設置する。このマットレスが練習スペース割り当ての単位になる。マットレスを4枚設置すると、各マットレスで二人が練習またはレッスンを受けられるので、練習スペースの数は4であり、同時に8人の利用者が練習スペースを利用することができる。
店舗に4枚のマットレスしか設置していなければ同時に8人しか利用できないので、一度に8人以上の利用者が来店した場合には練習スペースを得られない利用者が発生してしまう。この事態を回避するため、事前に練習スペースを予約するという規則を設けている。予約は一時間単位で行う。利用者は事前にインターネットまたは電話で予約を行う。予約受付数はマットレスの数の二倍を上限とする。この予約により当日の特定の時間に練習スペースを確保する利用者が決定する。
しかしながら、予約をしているのに当日来店しない利用者もいて、その場合、練習スペースを無駄に空けてしまうという問題が発生する。この問題を解決するためチェックインとキャンセル待ちという規則を設けている。この規則は飛行機の座席の予約とチェックインと同様の規則であり、予約できなくても練習スペースを利用したい利用者は、当該時間に対してキャンセル待ちする旨事前に申請しておく。定められた時間までに予約していた利用者が現れて、チェックインという、現れたことを告げる処理を行わなかった場合にその予約を取り消し、キャンセル待ちをしている利用者に練習スペースを割り当てる。
レッスンについては、時間ごとに教師がどのレッスンを教授するかを事前に決めておく。例えば、6月12日の10時から11時はレッスン1、11時から12時からはレッスン2という風に決める。その時間に教師によるレッスンが設定されていればレッスンを受けることができる。しかしレッスンが設定されているからといって、すべての練習スペースをレッスンに割り当てるわけではなく、予約状況に応じて、一部は練習、一部はレッスンに使用する。このため、その時間に練習スペースを使用したからといって、その利用者がレッスンを受けたのか練習をしたのか、また、練習をしたならば12種類の練習のうちどれを行ったかが一意的には定まらない。
従って、その時間に利用者が何をしたのかは、利用者毎に別途記録する必要がある。なぜなら、回数管理だけではなく、教師から習うレッスン12時間と利用者同士で練習する24時間の練習すべてを修了したことを証明しないと受講終了できないからである。従来は、その都度教師が出欠と練習内容、練習項目を記録したり、利用者が自分で記録したりしていた。その方法としては紙に記入するだけでなく、パソコンの記憶装置等に電子的に記録する方法があったが、どちらにしても記録忘れや記録の間違いが発生する可能性があるという欠点を有していた。そもそも、その時間にレッスンを受けたのか練習をしたのかすら間違えることがあった。
(言葉の定義)
「レッスン」は教師によるマッサージの教授である。「練習」は利用者二人による練習であり、必ずしも教師を必要としない。「練習内容」は「レッスン」と「練習」の区別を意味する情報である。「練習項目」は、何の「練習」なのかを示す情報で、レッスン番号、セッション(サーブ)、セッション(レシーブ)のいずれかである。二人の利用者がペアになってレッスンや練習を行うとき、マッサージの施術を行う利用者が「施術者」であり、マッサージを受ける利用者が「被施術者」である。
「利用目的」は少なくとも「練習内容」を含む情報である。練習内容が練習の場合は、更に、「練習項目」を情報として含むことがある。例えば、予約時には利用目的として練習をすることだけを登録しておき、実際に練習を開始する際に、練習項目を登録することもある。その場合は、予約をする際の利用目的に練習項目は含まれていない。しかし予約時に利用目的として練習項目まで指定すれば、予約をする際の利用目的に練習項目が含まれることになる。
「練習スペース」は、レッスンまたは練習に使用する場所で、マットレスが練習スペースの単位になる。「練習実績」は、レッスンまたは練習を行った実績である。「練習可能人数」は一つの店舗で同時にレッスンまたは練習が可能な利用者の上限数である。「練習パートナー」は同じ練習スペースでレッスンまたは練習を行ったパートナーである。
(2)システムの全体構成の説明
本発明の方法を実施するのに必要なハードウエア構成について説明する。図2はシステムの全体構成である。マッサージを習う生徒である利用者は自宅に設置された利用者端末で練習スペースの予約を行う。利用者端末にはパソコンまたはインターネット接続可能な携帯電話を用いる。その他、インターネットに接続された端末であれば、外出先での携帯電話、あるいは、外出先に設置されたパソコンも利用者端末として使用することは可能である。
店舗にはルーターが設置されている。ルーターはインターネット側と店舗内のLAN側とに接続されている。ルーターにはハブが内蔵されており、ハブによりLAN、すなわちイントラネットが形成されている。店舗にはサーバー、チェックイン端末、複数のビデオ再生端末が設置されており、それぞれイントラネットに接続されている。
サーバーはデータベースとインターネットサーバー機能を持ち、利用者の予約や練習実績等のデータを管理し記憶する。本実施例ではサーバーを店舗内に設置したが、サーバーの設置場所は任意であり、データセンターのような場所に設置してもよい。その場合は店舗の外に設置し、店舗とは異なるルーター経由でインターネットに接続することになる。
チェックイン端末は生徒である利用者が来店したときにチェックインを行う端末である。チェックイン端末は、利用者のIDを入力してインターネット経由でサーバーに伝える。利用者のIDの入力方法としては、キーボードを使う方法や利用者が保有するICカードをICカードリーダーに読み取らせる方法がある。その他、利用者のIDの入力方法としては生態認証を用いる方法を使うこともできる。
ビデオ再生端末は利用者がマッサージを行うときに参考にするビデオを再生するのに用いる。また、定刻に利用者に練習スペースの割り当て結果を知らせるための表示手段としても用いる。
ネットワークに接続されたそれぞれの機器は、お互いにコマンドを発行することで情報の授受を行うことができる。通信プロトコルとして主に使用するのはHTTPである。表示手段を備えた端末が情報を他の端末に要求するような場合は、HTTPでデータの要求を行い、要求を受けた端末はHTML形式でデータを返信する。受信した端末は、データをWEBブラウザを用いて表示する。また、データの要求にはWEBサービスという技術を用いることもできる。これはリモート・プロシージャー・コールとして広く知られた方法で、この方法を使用すれば、ネットワーク上に処理を行うハードウエアが分散していても、仮想的な一台のハードウエアであるかのように動作する。ハードウエアを制御するプログラムも一台のコンピューターで処理を行うのと同様に簡潔に記述することが可能である。本実施例で、「端末がサーバーから情報を取得する」というような通信方法を具体的に示さないような書き方をしている場合は、以上に述べた、HTTPかWEBサービスの技術を用いて、その機能を実現している。
また、本実施例ではチェックイン端末とサーバーを別々のハードウエアで構成しているが、それぞれが備えるハードウエアは共通であるので、一台のハードウエアで二つの機能を兼ね備えることもできる。逆に、機能を分散的に複数のハードウエアにインストールすることも可能であり、本発明の方法の実施は、本実施例で説明するシステム構成に限定されるものではない。
(3)店舗におけるシステムの配置の説明
次に前述したシステムの店舗での配置と使われ方について説明する。図3はルーター、サーバー、チェックイン端末、ビデオ再生端末の店舗における配置である。ルーターはインターネット回線を引き入れた位置に設置されインターネット回線と接続される。ルーターはまた、店舗内に設置されたサーバー、チェックイン端末、ビデオ再生端末と接続される。それらの機器は、ルーターがハブを内蔵している種類のであるときはルーターに直接接続してもよいが、ルーターにハブを接続し、ハブ経由で接続するのが一般的である。サーバーは店舗の奥に置かれ、設置時の設定が終わると日常的に人がキーボードのような入力装置で直接操作することはない。日常的にはネットワーク経由でのみデータの入出力が行われる。チェックイン端末は店の入り口付近に設置され、来店した利用者がICカードを用いてチェックインを行う。利用者は自分が予約した時刻より前に来店し、チェックイン後は、店舗の待機スペースで、予約した時刻まで待機する。
店舗は待機スペースと練習スペースで構成される。待機スペースは前述したように待機、または利用後の休憩に利用される。練習スペースにはマットレスが4枚設置されており、ここで教師がレッスンを教授したり、利用者が練習する。4枚のマットレスはすべて教師からのレッスンに使用してもよい。その場合は、利用者全員が同じレッスンを受講することになる。あるいは、4枚のマットレスはすべて教師を必要としない利用者同士の練習に使用してもよい。その場合は、偶然同じレッスン内容にならない限り、各自が異なるレッスン番号を練習することになる。4枚のマットレスのうち、例えば2枚は教師によるレッスン、残りの2枚は教師を必要としない利用者同士の練習というようにレッスンと練習を混在させる場合もある。その場合は教師によるレッスンをしやすくするために、レッスンに使用するマットレスは隣り合っているものを選択する方がよい。
各マットレスにはビデオ再生端末が設置されている。マットレスの位置に応じてそれらをビデオ再生端末1から4とする。ビデオ再生端末はディスプレイを備えていて、定刻になるとそのマットレスを予約している利用者の名前が表示される。それを合図に練習スペースを使用していたペアは使用を終了し、待機していた利用者はそれを見て自分の名前が表示されているマットレスでの練習スペースの利用を開始する。練習中は、教師によるレッスン、利用者同士の練習に関わらず、ビデオ再生端末を操作して、練習する手技のビデオを再生することができる。
(4)システムを構成する各ハードウエアの説明
次に、システムを構成する各ハードウエアについて説明する。図4はサーバーの構成である。サーバーは一般的なパーソナルコンピューターであり、ハードウエアとしては、処理を実行するCPU、処理を行う際に一時的な記憶領域として使用するRAM、データを記憶するハードディスクがマザーボードに装着され、さらに、ネットワーク接続してネットワークとのデータ入出力を行うネットワークカードが接続されている。これらのハードウエアがデータを入出力する方法については広く知られているので、図4はその入出力の接続形態を模式的な線で表している。矢印は主要なデータが流れる方向を示している。サーバーはハードウエアにOSをインストールし、さらにデータベース等のアプリケーションソフトをインストールして、それを実行することで動作する。本発明の方法は、このようなアプリケーションソフトが実行するプログラムを用いて実施する。
本実施例ではリレーショナル・データベースを使用して、情報を記憶する。リレーショナル・データベースは、種々の情報をテーブルという単位で記憶し、各テーブルはフィールドと呼ばれるデータ名を持つ。例えば、表1に示す利用者情報のデータ名がフィールドとして記憶される。本実施例では、説明をわかりやすくするため、例えば、表3の予約データと、表5の練習実績データは別のテーブルとして記憶されるような表現をしているが、この二つのテーブルは予約IDで関連付けられているので、一つのテーブルにまとめることも可能である。また、ハードウエアの使い方としては、データベースをサーバー1台ではなく、ネットワーク上に存在する複数のコンピュータにインストールして、データを分散的に持たせることもできる。つまり、データベースでのテーブル定義は正規化のレベルにより、様々に設計することが可能だが、データをアクセス可能な状態で記憶するという点において、本質的には同じであり、テーブル定義やデータの記憶場所は設計事項である。
本実施例では、表現の仕方として、「そのデータに基づいて、一覧を生成する。」というような表現をすることがあるがこれは、データベースからフィールドの値が一致するデータを検索し、検索結果を配列のような一覧性のあるデータに加工するという意味である。このように、サーバーの記憶装置からデータを読み出すには、データベースの一般的な機能を使用する。
なお、本実施例では記憶手段としてハードディスクを用いるが、データを記憶するならば他の手段、例えば、フラッシュROM、メモリーカード等を用いても差し支えない。
図5は利用者端末の構成である。利用者端末は一般的なパーソナルコンピューターであり基本的なハードウエア構成はサーバーと同じである。サーバーの構成に加えて、日常的にデータの入力を行うために、キーボードとマウスが接続されている。さらに、処理した結果やインターネットから取得した情報を表示するためのディスプレイが接続されている。
図6はチェックイン端末の構成である。チェックイン端末は一般的なパーソナルコンピューターであり基本的なハードウエア構成はサーバーと同じである。さらに、利用者から利用者IDを受け取るためのICカードリーダーが、例えばUSBのようなインターフェイスを介して接続されている。さらに、利用者へ情報を表示し、また利用者からの入力を迅速に行うためのタッチパネルディスプレイが接続されている。タッチパネルディスプレイはビデオカードを介して映像信号を受け取り、タッチパネルからの入力はUSB等のインターフェイスを介してCPUに送られる。タッチパネルを用いれば、ディスプレイ上に表示されたボタンを直接タッチするだけで入力が完了するため短時間での入力が可能である。このように、ICカードリーダーとタッチパネルディスプレイを用いれば、キーボードやマウスを使う構成に比べてチェックインの処理を極めて短時間で完了することができるので、一人の利用者がチェックインをしているときに別の利用者が来店したときにも、その利用者がチェックインのために待つ時間を発生させない、あるいは短時間にすることができる。
図7はビデオ再生端末の構成である。ビデオ再生端末は一般的なパーソナルコンピューターであり基本的なハードウエア構成はサーバーと同じである。さらに、チェックイン端末と同様の目的でタッチパネルディスプレイが接続されている。さらにマウスとディスプレイが接続されているが、これらはタッチパネルでは入力しにくい文字を入力するような場合に使用される。タッチパネルディスプレイはビデオを再生して表示するのにも使用される。ビデオはデジタルデータとしてハードディスクに記憶されており、利用者からの要求に応じて読み出され、CPUとビデオカードによってデジタルデータから映像に変換されタッチパネルディスプレイに表示される。
ビデオは、練習項目毎に一つの映像ファイルとしてハードディスクに記憶されている。各ファイルは複数の手技の映像を含んでおり、各手技の先頭位置にはチャプターが付けられている。しかし、ビデオの記憶はこの方法に限定されるものではなく、一つのファイルにすべての練習項目を収録してもよいし、逆に個々の手技をそれぞれ一つのファイルにして記憶してもよい。つまり、練習項目や手技に対応してビデオの頭出し再生ができるように映像を記憶すればよい。
また、ビデオのデータはビデオ再生端末ではなく、サーバーが記憶してもよい。その都度、ビデオ再生端末がファイルをサーバーから取得してもよいし、ストリーミング再生技術を使用して、サーバーから取得しながら再生してもよい。
(5)システムを制御する方法の説明
本実施例では、プログラムによるシステムの制御により方法を実施するので、プログラムによるシステムの制御する一般的な方法についてまず説明する。方法とは複数の処理を行うステップであるので、処理フロー、またはアルゴリズムと言い換えることができる。プログラムを用いてハードウエアを制御する処理フローを実施することができる。例えば、図4のサーバーでプログラムを実行する場合、プログラムを記憶装置であるハードディスクに記憶させておき、必要に応じてCPUがプログラムをRAMに読み出し、プログラムに記述されている計算処理やハードウエアの制御、通信ネットワークへのデータの入出力、等を行う。プログラムの実行結果としてデータが生成され、それを記憶する必要があるときには記憶装置に記憶される。
以上は、プログラムが単一のサーバーで独立に実行される場合の説明であるが、一つの方法を実施するために複数のハードウエア、複数のプログラムを使用することもできる。例えば、図2において、チェックイン端末がプログラムを実行して生成したデータをイントラネットを介してサーバーに送信する。サーバーは受信したデータに基づいてサーバーが記憶しているプログラムを読み出して実行し、その結果をチェックイン端末に送信する。チェックイン端末は受信した結果を表示する。この場合は、複数のプログラムと複数のハードウエアを使用して全体として一つの方法を実施していると言える。
利用者端末とサーバーが協調して行う、例えば予約の方法の場合は、予約を登録する方法として見れば、利用者端末とサーバーという二つのハードウエアをそれぞれが実行するプログラムで制御する方法として定義することができる。しかし、予約を登録する方法を、予約を送信する方法と、予約を受け付ける方法に分離すれば、予約を送信する方法は、利用者端末をプログラムで制御する方法、予約を受け付ける方法は、サーバーをプログラムで制御する方法と、別々に定義することができる。
また、図2において、利用者端末とサーバーが協調して行う方法の場合、利用者端末のハードウエアを利用していても、処理フローの実質的な部分はサーバー側のプログラムが処理する。このような場合は、利用者端末にはHTMLで記述されたデータのみが送信され、利用者端末からはサーバーが実行するプログラムが使用するための入力データのみが送信される。このような場合は、方法はサーバー側のみで実施されていると言える。
また、図2において、利用者端末とサーバーが協調して行う方法の場合、利用者端末が実行するプログラムをその都度、サーバーが記憶装置から読み出して利用者端末に送るという方法を取ることもできる。この方法を用いれば、利用者端末に予めプログラムをインストールしておく必要がなく、またサーバー側のプログラムで処理する場合と比べてサーバーの処理負担を減らすことができるという利点が得られる。しかし本質的には、事業者が特定の方法を実施するためにプログラムを利用者端末で実行しているということであり、利用者が主体的に特定の方法を実施しているわけではない。したがって、この場合は、全体として方法は事業者によって実施されていると言える。
本実施例で説明する方法は以上に説明したような、利用者が実施する方法を含まない、事業者が実施する方法である。また、本実施例では、サーバーやチェックイン端末のようなCPUを備えるハードウエアが、特定の処理を行うという記述の仕方をしているが、これは、ハードウエアに処理を行うプログラムをインストールして実行させているという意味である。
(6)処理フローの全体の説明
(段落の説明:練習実績記録方法について説明する)
図1は、利用者が自宅で予約を行う、利用者が店舗でチェックインを行う、サーバーが練習スペースの割り当てを行う、利用者がビデオを見ながら練習を行う、というサービスの一連の流れを実現するためのハードウエアの制御方法の概略である。図1は複数のプログラムが実行する処理の進行の関係及び順序を示したものであり、一つのプログラムが実行する厳密な意味でのフローチャートではない。以下、図1に示す処理それぞれを実施する方法を、個別に説明する。
(7)利用者から予約を受け付ける方法の説明
図13のフローチャートを使用して利用者から店舗の練習スペースの予約を受け付ける方法の説明を行う。図13のフローチャートはプログラムとしてサーバーにより実行される。ステップ1でサーバーは利用者IDの受信を行う。より具体的に説明すると、サーバーの記憶手段であるハードディスクにはインターネットで利用者が閲覧するWEBサイトが記憶されている。各WEBサイトにはアドレスが割り振られており、利用者からの参照要求があれば指定されたアドレスのWEBサイトを利用者に送信する。ステップ1では利用者から予約の要求に応えて、ログインを行うWEBサイトを利用者へ送信する。利用者はWEBサイトを閲覧し、利用者に割り振られたログイン名を画面上で入力しサーバーへ送信する。このとき、同時にパスワードを入力して送信すればセキュリティが高まるが本実施例では省略する。サーバーは予めデータベースのデータとして、利用者毎に利用者情報を記憶している。サーバーはログイン名からその利用者の利用者情報を特定し、利用者IDを得る。つまり、利用者IDの受信を行うといっても、直接利用者IDを受け取るわけではなく、ログイン名から間接的に受け取っている
表1に利用者情報の一例を示す。利用者情報は、利用者情報の識別子である利用者ID、利用者の名前、利用者の性別、利用者がインターネットのWEBサイト等からサービスへアクセスする際に認証するために使用するログイン名、利用者が店舗で利用者の識別、認証を行うために使用するICカードが持つ固有のID、利用者が主に利用する時間帯を示す会員種別、利用者が申告した疾患、レッスン毎の受講回数、レッスン毎の練習回数から成る。会員種別には平日10時から18時の利用を示す平日昼、平日18時から22時までの利用を示す平日夜、土曜、日曜、祝日の利用を示す土日祝の3種類があり、利用者はいずれかの属性を持つ。
レッスン毎の受講回数、レッスン毎の練習回数は、本実施例では利用者情報として記憶しているが、必ずしもそうする必要はなく、後述する表5に示す練習実績データを検索することでも得られる。例えば、個々の練習実績データにはその練習内容がレッスンか練習のどちらであったか、そして練習項目がどのレッスン番号だったかが記録されているので、例えば利用者IDが1の利用者の、レッスン1の練習回数を求めるには、利用者IDが1で、練習内容が練習で、練習項目が1の練習実績データの数を数えればいい。この方法を用いれば、利用者情報に回数データを持たせる必要がないため、冗長性が減る。データベースは一般的に正規化により冗長性を減らす設計にすることが多いが、本実施例では説明をわかりやすくするため、冗長性を持たせたテーブルの定義にしている。
サーバーは利用者のログイン名を受信すると、ハードディスクに記憶しているデータベースからログイン名に対応する利用者情報を読み出し、利用者IDを得る。このように、利用者IDを直接入力しなくても、間接的な情報から利用者IDを得ることができるので、間接的な手段でも直接的な手段でも利用者IDを入力するという意味において本質的な違いはない。サーバーはログイン名を送信してログインした利用者の、利用者IDを利用者端末との通信セッションで利用する。通信におけるセッションとは、一連の処理を行う方法であり、インターネットの通信として広く知られている。セッション管理を行うことにより、ログイン後に引き続き利用者から送られるデータがどの利用者からのものなのか識別することが可能になる。
ステップ2でサーバーは利用者に予約画面を送信する。予約画面はHTMLという記述言語で記述されており、利用者端末にインストールされたWEBブラウザを使用して利用者端末のディスプレイに表示することができる。サーバーのデータベースには予め、有効な時刻枠データが記憶されている。時刻枠データの一例を表2に示す。時刻枠とは、例えば営業時間が10:00から22:00の場合は、10:00から22:00の12時間を12個の1時間の枠と見なし、それぞれを一つのデータとして記憶している。時刻枠データは、時刻枠データの通し番号である時刻ID、日時、教師によるレッスンのレッスン番号(レッスンがない場合は0をセットする)、店舗名、最大練習可能人数で一つのデータである。サーバーはこの時刻枠データを検索して、時刻枠データの存在に応じて予約画面のマトリックスの各セルのボタンを生成する。定休日や営業時間外は時刻枠データが登録されていないので、該当するセルにはボタンが生成されない。
予約画面の一例を図8に示す。予約を入力する方法としては利用者が直接日時と内容をキーボードで入力してもよいが、図8のように、日付と時刻のマトリックスを作り、そこに練習内容を示すボタンを配置すれば、利用者はマウスを使ってクリックするだけで日時と練習内容を入力することができ利便性が高まる。例えば図8の予約画面のマトリックスの6月16日、10:00のセルには二つのボタンが表示され、それぞれ「レッスン7」、「練習」の文字が表示されている。これはマウスを使って簡単に入力を行うグラフィック・ユーザーインターフェースの技術を用いたボタンであり、このボタンをクリックしたら日時と練習内容のデータをサーバーに送信するように予約画面のHTMLデータに記述されている。予約画面は通常WEBブラウザで表示しているので、WEBブラウザはHTMLの指定に従ってデータをサーバーに送信する。「レッスン7」、「練習」の二つのボタンはそれぞれ「レッスン7」、「練習」という異なる練習内容が関連付けられており、例えばこの「レッスン7」ボタンをクリックすることにより、6月16日、10:00のレッスン7という予約申し込みデータがサーバーに送信される。「レッスン7」は教師によるレッスン7のレッスンを受講する予約であり、「練習」は利用者同士で練習する予約を意味する。時刻により、教師によるレッスンが行われない場合は、レッスンのボタンは表示されない。
図8の予約画面についてさらに説明する。マトリックス内に表示されている数字はその時間の空席数を示す。この予約画面が受け付けている店舗のマットレス数は10なので、各マットレスには二人の利用者の割り当てが可能で最大20人が一度に利用可能となる。したがってその時間に全く予約を受け付けていなければ空席数は20となる。予約を受け付ける毎にこの数字は減る。例えば、6月15日の21:00は19になっているが、これは予約者が一人いて、空席が19あることを示している。空席数はサーバーが予約画面を送信する際に、データベースに記憶している予約データを検索してその時刻枠を予約している合計数を算出し、最大練習可能人数である20から減算して獲得し、その数値を予約画面に合成する。
また、この数字の色は青で表示しているが、青いのは、この文字をハイパーリンクにしているからである。この青い19という文字をクリックすると、サーバーへこの時間を予約している人の一覧要求を送信される。サーバーは、一覧要求を受信すると、一覧をデータベースから生成して利用者端末に送信し、利用者端末に表示する。空席数や予約者一覧が簡単に得られるため、利用者が予約をする判断の参考にすることができて利便性が高まる。
また、サーバーは、利用者がその時間を予約しているかどうかを示すために、予約画面を送信する前に、データベースに記憶している予約データを検索して、予約があればその時刻枠の、該当する練習内容のボタンに表示する文字を赤にして予約画面を合成する。色を変えることにより、利用者は予約画面で自分がどの時間のどの内容を予約しているかを一目で把握することができ、利便性が高まる。利用者が赤い文字のボタンをクリックした場合は、その時間が既に予約済みである旨を利用者端末に表示する。
また、現在時刻より前の時刻のセルにはボタンを表示しない。既に完了している時間であり、予約をする意味がないからである。例えば、図8の予約画面をサーバーが生成した時刻は、6月15日の20:30である。それ以前のセル、例えば、6月15日の10:00には文字でその時間にレッスン5と練習のボタンがあったことを示しているが、ボタンではない。過去のセルにボタンを表示しないことにより、利用者は無意味な操作をすることがなくなり利便性が高まる。
上部には「先週」、「来週」というボタンがあり、これをクリックすることで表示する日付を一週間前後に移動することができる。「先週」ボタンをクリックして日をさかのぼる場合は過去の時刻なので予約ボタンは表示されないが、セルの数字には予約者一覧を得るハイパーリンクは付与されてるので、これをクリックすることで一覧を得ることができる。ただし、既に終了した時刻なので、その意味は予約者一覧ではなく、練習スペースを実際に使用した利用者の一覧に変わる。サーバーは後述するチェックインの処理により、実際に来店した利用者の練習実績データをデータベースに記憶し、そのデータに基づいて、練習スペース使用者一覧を生成する。この処理により、既に終了した時刻のハイパーリンクのクリックで予約はしていたが来店しなかった利用者が一覧に載ってしまうことはなくなる。利用者は一覧を見て、過去及び未来の利用状況を確認することができるので、自分が予約をする際の参考にすることができるという利点がある。
ステップ3でサーバーは、前述した予約画面のボタンの、利用者によるクリックにより、利用者から予約日時と利用目的からなる予約申し込みデータを受信する。
なお、図13のフローチャートでは省略しているが、利用者一人当たりの予約数を制限しないと、特定の利用者が多くの予約をして他の利用者が予約できないという弊害が生まれるので、ここで利用者制限をすることは有効である。その方法について説明すると、サーバーは予約申し込みデータを受信したときに、データベースを検索し、当該利用者から受け付けた予約の数を数える。ここで言う予約の数とは、すでにレッスンや練習を終了した過去の予約ではなく、まだ終了していない予約の数である。また同時に、利用者情報の一つである会員種別を取得する。これらの情報から予約を制限する。サーバーには予め二つのルールが記憶されていて、プログラムが予約数に対してそれらのルールを適用することで予約制限を行う。まず、第一のルールとして利用者一人当たりの予約数上限を例えば8と決める。サーバーは利用者の予約の総数が8に達していれば予約を受け付けず、利用者に対して、予約数上限を超えるため予約を受け付けられない旨返信する。第二のルールとして、会員種別外の時間帯の予約数上限を例えば2と決める。サーバーは利用者の予約数が8に達していない場合に、予約申し込みデータの時間帯が会員種別外の時間帯であれば、会員種別外の時間帯の予約の数を数える。その数が2に達していれば、予約を受け付けず、利用者に対して、会員種別外の予約数上限を超えるため予約を受け付けられない旨返信する。
このように、会員種別で時間帯別に予約できる数の上限を決めることにより、次のような利点が生まれる。店舗は、時間帯別の予約の混雑度合いを比較し、混雑の少ない時間帯の会員種別で利用者を募集する。その会員種別で入会した利用者は混雑している時間帯の予約数が制限されるので、利用者を増やしても混雑している時間帯の混雑は抑えられ、混雑の少ない時間帯に対してのみ利用者の増加を図ることができる。もし、会員種別を設けないで利用者の募集を行ったならば、昼間は空いているのに夜の混雑が激しくなるために新規の利用者を募集できないという問題が発生するが、会員種別を設け、予約申し込みのときに前述したチェックのしくみを入れるだけでこの問題が解決され、利用者を増やすことができるので、事業者にとっては非常に大きな利点となる。また、利用者にとっては、混雑が適正化されるだけでなく、会員種別外の時間帯が完全に利用できなくなるわけではないので、主には会員種別内の時間で利用するが、たまには会員種別外の時間にも利用したいといった希望もかなえられる利点がある。
このような会員種別毎に利用回数を管理する方法による利点は、予約した数だけでなく、その月に利用した回数を管理することでも同様に得られる。すなわち、予約数の代わりに、予約申し込みデータの日付の月の、月間の利用回数を数える。利用回数総数、または会員種別外の時間帯での利用回数が、それぞれの規定回数を超えていれば予約を受け付けないようにすればよい。
この方法は特に、予約を必要としない施設で有効である。例えば、時間帯別の混雑度を調整する方法として、フィットネスクラブのような施設でも有効である。フィットネスクラブにおいても会員種別を設けているのが一般的だが、通常その適用は厳密であり、休日会員は休日以外の時間帯は全く利用することができない。しかし、この方法を用いれば、休日以外の時間帯も少しは利用できることになり、利用者にとっての利便性が向上する。
ステップ4でサーバーは、データベースを検索してその時間の予約合計数を算出し、他の利用者による予約で空席がなくなっていなければ予約申し込みデータを受け付け、予約データとしてハードディスクに記憶する。
このときサーバーが練習内容として、「練習」を受け付けた場合は、サーバーは次に説明する処理により練習項目を自動的に決定し、ハードディスクに記憶する。サーバーはまず、当該利用者の利用者情報をハードディスクから読み出す。利用者情報には利用者がレッスンを受講した履歴と練習した履歴が保存されている。前述したように、利用者同士の練習を行うためには、教師によるレッスンの受講を終えている必要があるので、サーバーは利用者情報を参照して、既に受講したレッスン番号のリストを作成する。このレッスン番号リストからランダムにレッスン番号を選択して練習項目としてもよいが、サーバーは次に述べる方法でより利用者にとって適切なレッスン番号を選択する。
サーバーは、作成したリストのレッスンそれぞれについて、利用者が何回練習を行ったかを練習した履歴から参照する。これにより、受講したレッスンとそれに対応する練習数の表が作成される。マッサージの習得をするために必要な練習時間は各レッスンについて2時間であるから、作成した表で既に2時間修了したレッスンの練習をやるよりも、まだ0時間か1時間の練習しかしていないレッスンの練習を選択した方が利用者にとって都合がいいことは自明である。したがって、サーバーは作成した表の中から、最も練習時間が少ないレッスン番号を選択し、練習項目として選択して記憶する。
ステップ5で、予約受け付けを完了したこと伝える画面を利用者に送信する。予約受け付けができなかった場合はその旨を伝える画面を利用者に送信する。このとき、サーバーは、画面の実態であるHTMLデータに予約の時刻と、練習内容、練習項目を合成するだけではなく、練習項目変更のボタンも合成する。
ステップ6で、練習項目変更のボタンが利用者によってクリックされたことをサーバーが受信しなければ終了する。受信されればステップ7に進む。
(段落の説明:利用者情報に基づいて練習項目候補を生成する練習予約受付方法の説明)
ステップ7でサーバーは、ハードディスクから利用者情報を読み出す。利用者が選択できる練習項目は既に受講したレッスンのレッスン番号でなければならないので、利用者が受講したレッスン番号のリストを取得するためである。
ステップ8でサーバーは、読み出した利用者情報から利用者が教師から受講したレッスンのレッスン番号リストを生成する。これが練習項目候補であるので、練習項目候補の一つをラジオボタンで選択できるようにしたHTMLデータを生成する。すべてのレッスンの受講を修了し、各レッスンについて2時間の練習を修了している利用者については、さらに、セッションのサーブとレシーブも練習項目候補であるので、これらも併せたHTMLデータを生成する。
ステップ9でサーバーは、練習項目候補を記述したHTMLデータを利用者に送信する。サーバーが作成して送信するHTMLデータは利用者端末で図9のように表示される。変更する練習項目の候補はサーバーにより、既にレッスンを受講したものだけが表示される。このように、利用者情報に基づいて練習項目候補を生成する練習予約受付方法を用いることにより、次の課題が解決される。
(課題)利用者が練習の予約をする際に、すべてのレッスン番号から練習項目を選択すると、まだ受講していないレッスン番号を選んでしまう可能性があり、その場合は、レッスンを受講していないので練習をすることができない。また、記憶を頼りに既にレッスンを受講したつもりのレッスン番号を選択しても、記憶間違いでそれがまだ受講していないレッスン番号ということがある。この問題を解決すること。
(効果)利用者が既に受講したレッスン番号のみで練習項目候補が作成されるため、利用者はまだ受講していないレッスン番号を間違って選んでしまうことがない。
図9の画面では同時に、利用者が予約している予約の一覧と、利用者のレッスンと練習の履歴が表示される。これらの情報は、サーバーがデータベースから検索し、HTMLデータに合成したものである。予約一覧に表示されている人数の欄は、予約受け付け可能数に対する予約数を示しており、この場合は、予約受け付け可能数20に対して予約数が1であること示している。この数字の色も青にしているが、それはハイパーリンクになっているためで、この文字のクリックにより、予約者一覧をサーバーから取得することができる。
図9の予約一覧の内容の欄には「セッション(レシーブ)」と表示されているが、これが現在サーバーが記憶している予約の練習項目である。このうち「レシーブ」の文字の色も青にして、ここにもハイパーリンクを付与している。この括弧内の「レシーブ」は予約されている練習項目であるが、ここをクリックすることにより、いつでも図9に示す、練習項目の変更画面の要求をサーバーに送信することができる。この機能により、利用者が過去に行った予約のうち、任意の予約の練習項目を利用者がいつでも変更できるという利便性を提供する。
図9において、利用者のレッスン受講と練習の履歴である修了状況の欄は、修了した回数だけでなく、必修を完了したレッスンの場合は、修了の欄に絵柄が表示されて修了したことがわかるようにしている。このしくみは、所定の回数に達したかどうかを判断するプログラムをサーバーが実行することで実現している。この画面を見ながら利用者は練習項目を選択し、「変更する」ボタンを押してサーバーに、選択した練習項目を送信する。
ステップ10でサーバーは練習項目を受信する。
ステップ11でサーバーは記憶している予約データの練習項目を、受信した練習項目に更新して、ハードディスクに記憶する。
サーバーが利用者から受け付け、ハードディスクのデータベースに記憶した予約データの一例を表3に示す。データの識別子である予約ID、店舗の名称、予約をした利用者のID、時刻枠ID、練習内容、練習項目、履歴からなる。履歴は、予約の時刻より前であれば0、チェックイン後は1、予約の時刻を過ぎてもチェックインがされなかった場合は2、と更新され、その予約の状況を表す。
以上、図13を用いて、利用者から予約の受け付けと、練習項目の変更の処理について説明したが、本フローチャート以外の方法でも予約を受け付けることができる。図14を用いて、練習項目の選択を自動化せず、利用者が選択することを必須のステップとするフローチャートを使用する方法について説明する。
ステップ3までは図13と同様である。ステップ4でサーバーは、ハードディスクから利用者情報を読み出す。利用者が選択できる練習項目は既に受講したレッスンのレッスン番号でなければならないので、利用者が受講したレッスンのリストを取得するためである。
ステップ5でサーバーは、読み出した利用者情報から利用者が教師から受講したレッスンのレッスン番号リストを生成する。さらに、セッションのサーブとレシーブという選択肢も併せて、練習項目候補を記述したHTMLデータを生成する。
ステップ6でサーバーは、練習項目候補を記述したHTMLデータを利用者に送信する。利用者端末には練習項目候補が表示され、利用者は練習項目を選択してサーバーへ送信する。ステップ7でサーバーが練習項目を受信し、ステップ8で練習日時と練習内容と併せてハードディスクに記憶する。ステップ9で予約結果を利用者に送信する。
なお、利用目的は必ずしも予約のときに確定する必要はない。予約では利用目的を確定せず、練習スペースの予約だけを行い、チェックイン、またはビデオ再生の際に、利用目的や練習項目を利用者が入力したり、サーバーがレッスンの受講履歴に基づいて自動的に選択するという方法でも良い。つまり、予約、チェックイン、ビデオ再生という必須の作業のいずれかで、利用目的を決定しなければならないようにプログラムしておいて、その値を練習実績データに流用すれば、別途、練習実績の登録を行う必要がなく、また、正確かつ確実に練習実績の登録が行われるという利点が得られる。
利用目的をチェックインの際に入力する方法は、チェックイン端末が図10のような選択画面を利用者に提示し、利用者からの選択操作を入力すればよい。図10に示すように、各ボタンには時刻だけではなく利用目的が割り当てられており、これらのボタンのいずれかを選択すれば、時刻だけでなく利用目的の入力もなされる。このように、利用目的をチェックインの際に登録する方法でも、利用目的を予約の際に登録する場合と同様な効果が得られるだけでなく、次の課題を解決することもができる。
(8)チェックインを受け付ける方法の説明
図15のフローチャートを使用して来店した利用者からチェックインを受け付ける方法の説明を行う。チェックインとは、利用者が来店したことをシステムに登録することである。すべての利用者が予約の通りに来店すればチェックインは必要ないが、予約をしているのに来店しない利用者も想定されるため、チェックインにより来店の有無を確認する。予約をした時刻に来店していなければ予約があったとしても練習スペースの割り当ては行わない。
ステップ1では、利用者IDを入力する。利用者IDは直接、利用者から入力するのではなく、まずチェックイン端末が備えるICカードリーダーが利用者のICカードからICカード固有のIDを入力する。チェックイン端末は通信ネットワークを介してサーバーのデータベースにアクセスし、利用者情報からICカードのIDが一致するものを検索し、利用者IDを得る。このように通信ネットワークを介してサーバーのプログラムを動作させて処理結果を得る方法はWEBサービスとして広く知られた方法を用いる。
ステップ2で、チェックイン端末は、サーバーのデータベースに記憶している予約データから、利用者IDと日付が、チェックインした利用者の利用者IDとチェックインした日付に一致しているものを検索して、利用者の当日の予約データを取得する。
ステップ3では、予約データに登録されている時刻が、現在時刻から一時間以内であれば、ステップ8のチェックイン処理を実行する。現在時刻から一時間以内でなければ、図10に示す選択画面をタッチパネルディスプレイに表示する。これは、通常、利用者は、自分が予約した時刻に間に合うように数分から数十分前に来店してチェックインを行うためで、この場合はもし選択画面を表示しても、予約している時刻枠のボタンを選択することが自明であり、選択画面を表示して選択を入力するというステップが余計なものになるからである。この不要なステップを現在時刻と予約時刻の差に応じた判断により省略することで、利用者の手間が省け、利便性が高まる。
ステップ3の判断の結果がNであればステップ4で、選択画面を表示する。この選択画面について図10を使用して説明する。
ステップ4ではチェックイン端末はまず、サーバーに対して当日有効な時刻枠データのリストを要求する。サーバーは、要求を受けたときに現在時刻を確認し、現在時刻以降の時刻を持つ時刻枠データ、すなわち当日まだ終了していない時刻枠データをデータベースから検索し、それをリストにしてチェックイン端末に送信する。チェックイン端末は取得したリストの値をグラフィック・ユーザーインターフェースのボタンに関連付けて選択画面を合成し、タッチパネルディスプレイに表示する。
図10はそのようにして合成され表示された画面である。この画面は利用者が9:50にチェックインをした際の画面である。10:00から一時間毎に時刻枠が検索され、教師によるレッスンは、10:00にレッスン7、13:00にレッスン9が時刻枠に登録されているので、練習ボタンとは別にレッスンボタンを作り表示している。練習内容毎に時刻枠を別のボタンとして表示することにより、利用者はタッチパネルへの一度のタッチだけで、時刻と練習内容を入力することができる。画面の大きさに限りがあるので時刻枠の最初の5つのみを表示している。この利用者は11:00からの練習の予約をしているので、予約をしている時刻枠のボタンは緑色で表示されている。予約されていない時刻枠のボタンの色はグレーである。この色分けは、チェックイン端末がサーバーから取得した利用者の予約データに基づいて行い、予約があればボタンを緑色で描画するという処理を行うことで実現する。
ステップ5で、利用者がタッチパネルを使用して選択したボタンの選択を入力する。練習スペースは基本的には予約制だが、予約をしないで当日来店してもレッスンまたは練習できるように、予約がなくてもチェックインの受け付けは行う。
選択された時刻枠に利用者が予約を登録しているかどうか既にサーバーのデータベースから取得しているので、ステップ6で、それに基づいてY、Nの判断を行う。例えば、図10の緑のボタンである「11:00の練習のチェックイン(予約あり)」が選択された場合は予約があるので、ステップ8のチェックイン処理へ進む。予約がないその他のボタンが押された場合はステップ7に進む。
ステップ7で、選択された時刻枠、練習内容で、サーバーのデータベースに予約データを作成する。この処理により、利用者には、予約したという意識はないが、自宅で予約したのと同様に予約データが登録される。サーバーのデータベースに予約データを作成されると、サーバーから作成したというレスポンスが返信されるが、既に他の利用者の予約で満席になっている場合はサーバーから作成できなかったというレスポンスが返信される。その場合には、予約データは作成せず、チェックイン処理のみを行いキャンセル待ちの状態にする。そして、定刻に練習スペース割り当て処理をする際に、予約をしているのにチェックインしていない利用者がいた場合に、キャンセル待ちをしている利用者に予約データを作成し、練習スペースの割り当てを行う。
ステップ8でチェックイン処理を行う。チェックイン処理では、チェックイン端末が表4に示すチェックインデータをサーバーのデータベースに登録する。チェックインデータは通し番号であるチェックインID、チェックインの対象の時刻枠ID、利用者が指定した練習内容、利用者ID、予約IDからなる。キャンセル待ちのため予約データがまだ生成されていない場合は、予約IDに0をセットする。この予約IDが0かどうかでキャンセル待ちかどうかの判断がなされる。
ステップ9でチェックイン端末は、チェックインを受け付けたことをタッチパネルディスプレイに表示する。キャンセル待ちになった場合はその旨表示する。
なお、本実施例では、ステップ3で一時間以内に予約があるかどうかの判断を行い、その結果に従ってチェックイン対象にする予約を自動的に選択するか、利用者に選択肢を提示するかを分岐させる方法について説明したが、それに限るものではない。ステップ3の判断をすることなく必ずステップ4へ進んで利用者に選択肢を表示させてもよい。または、ステップ3の判断をすることなく必ずステップ8に進んで、当日の予約を検索しそれらについてチェックイン処理を行うという方法でもよい。
また、本実施例では、図10に示したように、時刻枠を選択肢として表示したが、それに限るものではない。例えば、単純に時刻を選択肢として表示したり、時刻を入力するような画面にして、時刻だけを入力してもよい。この場合、その時刻から利用者の予約を検索し、予約があればチェックイン処理を行い、予約がなければキャンセル待ちの対象にする。また、予約時に予約IDを発行し、その予約IDを入力する方法でもよい。この場合はチェックインの対象を直接入力することになる。予約IDの入力方法としては、キーボードをチェックイン端末に接続して、キーボード入力をする方法の他、利用者IDからサーバーに記憶されている予約データを検索し、予約データに含まれる予約IDを図10に示したような選択ボタンとして表示し、利用者に選択させてもよい。
このように、ステップ3の判断を行わず、利用者が明示的にチェックインの対象を指定する方法は、自分がどの予約に対してチェックインを行ったのかを明確に意識できるので安心感があるという利点がある。
なお、チェックインの際にチェックイン端末がサーバーから利用者に関連付けられた情報を取得すると、この他にも種々のサービスを実現できる。例えば、予め利用者の情報として、生年月日をサーバーが記憶しておく。利用者が、チェックインする際に、チェックイン端末が利用者の生年月日をサーバーから取得し、当日の日付と比較する。当日の日付と同じであれば、誕生日にまつわる音楽を記憶手段から読み出し、内蔵するサウンドカードで音楽を再生し、接続したスピーカーで出力する。音楽が再生されると、受付従業員は他の仕事をしていても、その利用者が当日に誕生日であることに気が付くので、プレゼントを進呈する等の誕生日を祝うサービスを即座に提供することができる。
なお、利用者は誕生日当日に来店するとは限らない。その事態に備えるには、その年度に音楽を再生したかどうかの0か1のフラグをサーバーが記憶しておけばよい。利用者がチェックインするたびにそのフラグを取得し、誕生日過ぎにフラグが0であれば音楽を再生する。音楽を再生したらフラグを1にする。誕生日当日になったら再びフラグを0にセットする。こうすれば、誕生日当日に来店しなかった利用者に対しても誕生日サービスを漏らさず提供することができるので、利用者間の格差がなくなるという利点が得られる。
誕生日と同様に、クリスマスや正月等のイベントで、プレゼントを利用者に贈呈するような場合もこの方法は有効である。例えば、クリスマスのプレゼントを渡す日を12月24日と決め、サーバーに記憶させる。そして誕生日と同様に、チェックインする際にこの日付をチェックイン端末がサーバーから取得し、当日の日付との比較とフラグに基づき、音楽を再生する。この方法を使えば、全員に漏れなくプレゼントを贈呈することが可能で、特定の利用者に二重に贈呈したり、贈呈漏れが発生することがないという利点が得られる。
これら誕生日やイベントに合わせてチェックイン時に音楽を再生する方法は、前述の処理ロジックをプログラムにしてチェックイン端末にインストールし、チェックイン端末がこれを実行することで簡単に実現することができる。この方法を用いることにより、次の課題が解決される。
(課題)誕生日等のイベントで、プレゼントを利用者にプレゼントする際に、当該利用者が来店したのを見落としてプレゼントを渡すのを忘れてしまうことがある。この問題を解決すること。
(効果)当該利用者が来店したときに音楽が流れるので、来店したことに確実に気が付き、渡し忘れを防ぐことができる。また、イベント当日に来店しなくても、後日に確実にプレゼントを渡すことができるので、利用者間で、プレゼントを渡していない人が発生するという格差を無くすことができる。
(9)練習スペースを割り当てる方法および練習実績の記録の説明
練習スペースの割り当ては、表6に示すように、各練習スペースに利用者二人ずつを割り当てる処理である。マットレスが4枚だと練習スペースが4ということであり、マットレスの番号が練習スペース番号となる。表6には8つの利用者枠があり、8人の利用者の割り当てを行うことができる。割り当てはチェックインデータに基づいて行う。
割り当て処理は、各時刻枠毎に、その開始時刻に、サーバーにインストールされたプログラムが行う。例えば、2007年6月16日11:00の時刻枠に対する練習スペースの割り当て処理は2007年6月16日11:00に行う。予約していてもこの時刻までにチェックインをしなければ、キャンセル待ちの人に練習スペースの使用権は移る。
ところで、予約していてもこの時刻までにチェックインをしない人がいて、キャンセル待ちをしている人がいないと、練習スペースが空いてしまう。これはスペースの有効利用されないという問題だけでなく、練習スペースを利用しようとする人の練習パートナーがいないという問題になる。このようなことが頻発することは店舗にとっても、利用者にとっても望ましくないので、この問題を解決する必要がある。
この問題を解決するために、ペナルティ制度を設ける。、ペナルティ制度を実現するために本実施例では、予約したのにチェックインをしなかった場合は、表3の予約データの履歴に2を登録して履歴を残す。履歴に2が登録された予約データの数と、その時期に基づいて、当該利用者が予約できる数を減らす。通常の利用者が最大8個の予約を行うことができるとすると、1ヶ月以内に3回以上チェックインをしなかった利用者が予約できる最大数を例えば5個にする。これは、予約データのうち、履歴の値が3のものを集計して、それに基づいて最大予約数を変更することで可能である。現在当該利用者が予約している数は、データベースの予約データの履歴の値が0のものを集計することで得られるので、その数がここで決めた最大予約数を超えているかどうかの判断を行って、超えていれば、利用者が予約しようとしたときに、予約できないというメッセージを含む画面を利用者端末に表示して知らせる。
その他、ペナルティとしては、予約ができる期間を制限するという方法でも良い。例えば、一般の利用者は2ヶ月先までの予約が可能だが、ペナルティ対象の利用者は、一ヶ月先までしか予約を許さないようにプログラムすればよい。
図16のフローチャートを使用し、練習スペースの割り当ての方法の説明を行う。ステップ1で、サーバーは当該時刻の時刻枠IDを取得し、その時刻枠IDが登録されたチェックインデータをハードディスクから読み出す。
ステップ2で、チェックインデータから、予約がないチェックインデータの数、すなわちキャンセル待ちをしている人の数を取得する。更に、予約があるチェックインデータの数も取得する。キャンセル待ちをしている人がいる場合には、予約があるチェックインデータ数と、練習可能人数を比較し、空席があればステップ3に進みキャンセル待ち処理を行う。表6を例に説明すると、練習可能人数は8なので、予約があるチェックインデータ数が8に満たないとき、即ち予約をしたのにチェックインをしなかった利用者がいるときにキャンセル待ち処理を行う。
ステップ3でキャンセル待ち処理を行う。キャンセル待ち処理は、まず、チェックインデータから予約がないデータ、すなわち予約IDが0のものを抽出する。キャンセル待ちをした時刻、即ちチェックインをした時刻が早いほどチェックインIDが小さいので、チェックインIDでソートして先頭から、練習可能人数に到達するまで、予約データを作成し、練習スペースの割り当て対象にする。こうして、予約があるチェックインデータと併せて、練習スペースの割り当て対象が決まる。
ステップ4で練習スペースの割り当てを行う。サーバーは表6に示す二次元配列を作成し、チェックインデータの利用者IDで表6の利用者枠を埋める。ステップ4ではまず、練習内容が「練習」の利用者の割り当てを行う。「練習」とは教師を必要としない利用者同士の練習である。表6の練習スペース番号1の利用者1の枠、練習スペース番号1の利用者2の枠、練習スペース番号2の利用者1の枠、練習スペース番号2の利用者2の枠という順に、練習スペースの数字が小さい順に利用者IDを割り当てる。
ステップ5では、練習内容が「レッスン」の利用者の割り当てを行う。「レッスン」は教師による特定のレッスンの教授である。表6の練習スペース4の利用者1の枠、練習スペース番号4の利用者2の枠、練習スペース番号3の利用者1の枠、練習スペース番号3の利用者2の枠という順に、練習スペースの数字が大きい順に利用者IDを割り当てる。
このように「練習」と「レッスン」の割り当てを逆方向から別々に行うことで、練習をする利用者と、レッスンをする利用者を分離することができる。図3の練習スペースの配置で説明すると、レッスンは練習スペース4から割り当てられ、練習は練習スペース1から割り当てられるので、両者が混ざることがない。レッスンの利用者ばかりでまとまるので、教師は教授がやりやすいという利点が生まれる。
ステップ6で、サーバーは割り当てた結果をハードディスクに登録する。この処理を行っている時刻にはまだレッスンまたは練習を開始していないが、確実に修了することが見込まれているので、割り当てた結果は練習実績の登録として行う。つまり、割り当てた結果を登録するだけでなく、同時に、どの練習内容、練習項目を行ったかということも実績として登録し、それらを一つの練習実績データとして作成して、この時点で登録を行う。
表5に練習実績データの一例を示す。練習実績データは通し番号である実績ID、利用者ID、時刻枠ID、チェックインデータに関連付けられていた予約ID、練習内容、練習項目、割り当てた練習スペースID、同じ練習スペースに割り当てられたパートナーID、評価、コメントからなる。この時点では評価とコメントには値は登録されない。
さらにサーバーは、表1に示す利用者情報データの練習回数の値を更新する。例えば、レッスン1の練習を行ったならば、利用者情報のレッスン1の練習の値を1加算する。過去にレッスン1の練習というフィールド(データ名)が作られていなければ、新たに「レッスン1の練習回数」というフィールドを作成し、その値を1に設定する。レッスンの受講回数についても同様に値を更新する。後述するように、ビデオ再生時に練習内容や練習項目を利用者が変更したような場合も、練習実績データの値を更新するだけでなく、それに連動して、利用者情報データの該当するフィールドの値を更新する。
本実施例では、サーバーが、練習内容と練習項目の登録を練習スペース利用開始前に、割り当て結果と併せて行う方法を取っているが、それらはもちろん事後に登録することもできる。例えば、ビデオの再生が完了したときに登録をするというプログラムにすることもできる。利用者が来店したことを確認して実績登録をするということを基準に考えるならば、登録する時間がいつであろうと本質的には同じことである。例えば、利用前でも利用後でも利用中でもよい。その違いはプログラムの設計事項である。
練習項目と練習内容は予約データから値を参照してそのまま登録する。本実施例ではこのように練習実績データに練習項目と練習内容を登録しているが、練習実績データには元となった予約IDが登録されているので予約IDに対応する予約データをデータベースから参照すれば練習項目と練習内容の値は得ることは可能である。つまりデータに冗長性がある。したがって、予約IDを練習実績データに登録して記憶することは、練習項目と練習内容を登録して記憶することと同じことなので、練習項目と練習内容は練習実績データから省略してもよい。
また、本実施例では練習実績データを予約データとは別のデータとして記憶しているが、予約一つに対して練習実績データは必ず一つしか存在しないので両者を一つのデータとしてまとめて記憶してもよい。
以上説明したように、本実施例の方法を用いれば、利用者は練習内容と練習実績を店舗で入力する操作を自分で行う必要はなく、自動的に登録されるので、店舗で登録のために行列ができたりすることがなく、また入力し忘れも発生しないという利点が生まれる。
なお、本実施例では割り当て結果の表示は後述するビデオ再生端末のタッチパネルディスプレイが行っているが、割り当て処理後に他の表示装置で表示されるようにしてもよい。例えば、サーバーにディスプレイを接続し、割り当て結果として、練習スペースと利用者の対応を一覧表にして表示してもよい。こうすれば、一覧性が高まるので、利用者はすべてのビデオ再生端末のタッチパネルディスプレイを確認する必要がなく、一つの決まったディスプレイを確認するだけで自分に割り当てられた練習スペースがどこであるか確認できるので、練習スペースの数が多い店舗では特に有効である。
また、割り当て結果をサーバーが記憶し、利用者の携帯電話からの要求に応じて割り当て結果を返信するように構成すれば、利用者は自分の携帯電話のインターネット機能を用いて割り当て結果を参照することができる。利用者の携帯電話の電子メールアドレスを予めサーバーに記憶させておき、割り当て処理後に利用者の携帯電話に割り当て結果をメール送信するという方法でもよい。このように利用者の携帯電話に結果を表示させる方法には、利用者が結果を見るために移動する必要がないという利点がある。もちろん、これらの方法を併用してもよい。
(段落の説明:利用者に関する情報を参照して練習スペースの割り当てを行う練習スペース割り当て方法の説明)
ところで、利用者によっては、「練習パートナーは同姓がいい」という希望を持つ場合がある。また、マッサージの習得はできるだけ多くの人に対して練習した方が理解が深まるため、「練習パートナーは毎回異なる方がいい」ということが一般的に言える。このような希望を適えるには、予め希望を割り当て規則として記憶手段に記憶しておき、割り当て処理を行う時に、利用者の利用者情報や練習実績を割り当て規則に適用して割り当てを行えばよい。利用者情報を参照する例と、利用実績を参照する例についてそれぞれ説明する。
まず、「練習パートナーは同姓を優先する」という割り当て規則を例に、利用者情報に基づく割り当て方法について図17を用いて説明する。サーバーが実行する割り当て処理プログラムはまず、ステップ1で、割り当て処理の対象にするチェックインデータを記憶手段から読み出す。ステップ2で、予め登録されている割り当て規則を記憶手段から読み出す。割り当て規則は、「練習パートナーは同姓を優先する」というもので、すべての利用者に適用する。
ステップ3でチェックインデータから未割り当ての利用者を選択し、利用者の利用者情報をデータベースから読み出して参照する。参照するデータは性別である。ステップ4で表6に示す二次元配列を先頭から検索し、空いている利用者枠を選択する。選択した利用者枠が最後の一つで、それ以上の空き利用者枠がない場合は、選択の余地がないのでステップ9に進み、選択した利用者枠への利用者の割り当てを行う。
空き利用者枠が最後の一つでない場合は、ステップ5に進む。ステップ5で、選択した利用者枠の練習スペースのもう一つの利用者枠に利用者が割り当てられているかを確認する。割り当てられていない場合は、ステップ9に進み、選択した利用者枠への利用者の割り当てを行う。割り当てられている場合はステップ6に進む。
ステップ6で、既に割り当てられている利用者の利用者情報を参照し、性別を取得する。ステップ7で割り当て規則を適用する。割り当てを行おうとする利用者の性別と既に割り当てられている利用者の性別を比較し、ステップ8へ進む。性別が同じであれば、割り当て可能であるので、ステップ9へ進み割り当てを行う。性別が同じでなければ、割り当てがすべきでないので、ステップ4へ戻り、二次元配列の次の空き利用者枠を選択する。
ステップ9で割り当てをしたら、ステップ10でまだ未割り当ての利用者がいるかどうか確認し、いればステップ3に戻り、割り当て処理を続ける。このようにして、チェックインしている利用者を順に二次元配列に割り当てていき、全員に対して練習スペースの割り当てを行う。
この方法を使えば、チェックインしている利用者は、男女同数とは限らないので、全員が割り当て規則に合致するとは限らないが、同姓を優先して割り当てるということは可能であり、同姓が練習パートナーになる確率は確実に上がるという利点が得られる。
また、この例では、割り当て規則をすべての利用者に対して適用したが、個別に適用することもできる。個別に適用する場合は、予め、利用者毎に割り当て規則を記憶しておき、利用者IDから適用すべき割り当て規則の有無を確認して、適用するかどうかを決めればよい。適用しない場合は、ステップ4からステップ8へ進んで割り当て処理を行う。
次に、「練習パートナーは毎回異なる方がいい」という割り当て規則を例に、練習実績に基づく割り当て方法について図17を用いて説明する。基本的な処理の流れは「練習パートナーは同姓を優先する」の場合と同じであるが、ステップ3で利用者情報ではなく、利用者の練習実績データをデータベースから読み出し、過去の練習パートナーリストを作成する。
ステップ7の割り当て規則の適用では、同じ練習スペースに既に割り当てられている利用者の利用者IDを練習パートナーリストのIDと比較し、過去に練習パートナーとなったことがあるかどうかを確認する。練習パートナーリストに利用者IDがあれば、ステップ8の判断で、割り当てすべきでないことになり、ステップ4に戻る。練習パートナーリストに利用者IDがなければ、割り当てを行う。
このように、練習実績として記録された過去の練習パートナーの履歴を参照することによって、過去にパートナーになった人がまた練習パートナーになる確率を減らすことができる。人間の体型には個人差があるので、マッサージの学習は同じ人ばかりでやるよりも、多くの人を相手にした方が習得の効率は高く、この方法を使えば、より多くの人を相手に施術をできるという利点が生まれる。
このように利用者の情報を参照して、特定の条件に合致するように割り当てる練習スペースを決定すると、利用者の希望をより反映した割り当てを行うことができる。利用者情報だけでなく、練習実績データを参照して、練習回数が少ない初心者は練習回数が多い経験者がパートナーになるようにする等の規則を予め設定しておいて、それに基づいて連取スペースの割り当てを行うことも可能である。その他、練習実績データの「評価」の値を参照し、評価の値が低い場合には、評価をした利用者と再びパートナーにならないように割り当てを行うというようなことも可能で、値の使い方と組合せには多くのバリエーションが考えられる。
この方法を言い換えれば、1)利用目的、2)利用者情報、3)利用者の練習実績(練習内容、練習項目、練習パートナー等の情報)の3つの情報について、それらの値に基づく練習スペースの割り当て規則を予め定義して記憶手段に記憶しておき、練習スペースの割り当て処理を行うときに、利用者それぞれについて記憶手段から前記3つの情報のいずれかを読み出し、記憶している割り当て規則に適用して割り当て処理を行うということである。割り当て規則は、すべての利用者に適用するようにも、利用者毎に適用するようにもすることができる。利用者毎に適用する場合は、利用者ID毎に割り当て規則を登録しておくか、割り当て規則ごとに利用者IDを登録しておけばよい。
このように、利用者に関する情報を参照して練習スペースの割り当てを行う練習スペース割り当て方法によって次の課題が解決される。
(課題)利用者の希望に応じた最適な練習スペースの割り当て、例えば、同姓を練習パートナーにするということができなかった。また、練習効率を上げるために、過去に練習パートナーになっていない人を練習パートナーにしたり、経験者と初心者を練習パートナーにしたりすることができなかった。この問題を解決すること。
(効果)利用者の希望に沿った練習パートナー、練習スペースの割り当てが可能になる。また、練習効率を高めるような、種々の割り当て規則を適用した割り当ても可能になる。
(10)ビデオ再生の方法の説明
図18のフローチャートを使用し、ビデオ再生端末がビデオ再生のメニューを表示する方法を説明する。各ビデオ再生端末には予め、そのビデオ再生端末が設置されている練習スペースの練習スペースIDが登録してある。
ステップ1で、ビデオ再生端末は時刻枠データを取得する。ビデオ再生端末にはプログラムがインストールされていて、プログラムは毎時0分にその時刻に対応する時刻枠データの要求をサーバーに送信する。サーバーはデータベースから時刻枠を検索し、ビデオ再生端末に時刻枠データを返信する。時刻枠データがない場合は、ないという情報を返信する。
ステップ2で、時刻枠データの有無の判断を行い、データがあればステップ3に進む。なければ終了する。
ステップ3で、ビデオ再生端末は、練習実績データを取得する。練習実績データには練習スペースの割り当て結果が含まれていて、どの練習スペースにどの利用者が割り当てられたかが記述してある。取得の方法は次のように行う。
(段落の説明:練習スペースの割り当て結果を取得して利用者向けの画面を表示する練習スペース割り当て方法の説明)
ビデオ再生端末のプログラムにはそのビデオ再生端末が設置されている練習スペースの練習スペースIDが登録されている。ステップ2で時刻枠データがあると判断されると、チェックイン端末は返信された時刻枠データの時刻枠IDと自身の練習スペースIDが登録された練習実績データの要求をサーバーに送信する。サーバーは該当するデータをデータベースから検索して返信する。一つの練習スペースには最大二人の利用者の割り当てしか行わないので、返信されるデータの数は、0か1か2である。
ところで、前述した練習スペースの割り当てを行う時刻と、練習実績データを取得する時刻は基本的には同じであるから、コンピューターの時刻設定が正確ならば、練習実績データをサーバーに要求しても、まだ生成されていない可能性がある。その場合は、サーバーからまだ生成されていないという情報が返信される。ビデオ再生端末は、練習実績データが生成されるまで繰り返しサーバーに要求を送る。こうすれば、いずれサーバーは練習実績データを生成するので、生成後に要求が送られれば、練習実績データの取得は完了する。
なお、通常「実績」という言葉は何かをした結果を示すが、ここで使っている練習実績データという言葉は、練習をする前にも使われている。その理由は、そのデータは練習の前か後かに関わらず、一意に存在しているからである。「実績」という言葉の使い方からすれば、練習後に初めて練習実績データという言い方をされるべきであるが、練習前後で一つのデータの呼び方が変わると異なる二つのデータであるかのような誤解を招くため練習前でも練習実績データという言葉を使用した。
なお、練習スペースの割り当て結果をビデオ再生端末が取得する方法として本実施例では、ビデオ再生端末が能動的に、サーバーに記憶された、練習スペースの割り当て結果を取得する方法について説明したが、その方法に限定するものではない。例えば、サーバーが練習スペースの割り当て処理を行った後、記憶手段に記憶することなく、その結果をビデオ再生端末に通信ネットワークを介して送信してもよい。その場合はビデオ再生端末が受動的に練習スペースの割り当て結果を取得することになる。
また、練習スペースの割り当て結果をビデオ再生端末がどこから取得するかということも限定するものではない。本実施例ではサーバーから取得したが、サーバーが別の装置に割り当て結果を転送し、ビデオ再生端末はそこから割り当て結果を取得してもよい。
ステップ4で、データの数が1以上かどうか判断し、1以上の場合はステップ5に進む。0であれば終了する。終了した場合は、画面には利用者の名前は表示されない。
ステップ5で、ビデオ再生端末は、取得した練習実績データの利用者IDから利用者情報をサーバーから取得し、利用者の名前を得る。さらに、練習実績データの練習内容と練習項目、練習内容変更のためのボタン、ビデオ再生開始ボタンを合成したメニュー画面を生成してタッチパネルディスプレイに表示する。図11に表示されたメニュー画面の例を示す。
図11に示すように、メニュー画面には利用者の名前が表示されているため、利用者は自分がどの練習スペースに割り当てられたのか一目で確認することができる。また、それまでその練習スペースを利用していた利用者はその表示が出ることにより、自分の練習時間が終わったことを知る。このしくみにより、時刻枠の変わり目に利用者はスムーズに交代することができる。このように、ビデオ再生端末に利用者向けの画面を表示することにより、次の課題が解決される。
(課題)予約をして、練習スペースを割り当てられても、利用を開始する時刻に、利用者が自分がどの練習スペースを利用すべきかわからない。この問題を解決すること。
(効果)利用を開始する時刻に、利用者は、一目で自分が利用すべき練習スペースがどこかを知ることができる。
なお、ビデオ再生端末が定刻に表示する利用者向けの画面に利用者の名前は必須ではない。例えば、店舗に設置された別のディスプレイに練習スペースへの利用者の割り当て結果と各練習スペースでの利用者の練習の順番を表示するようにすれば、利用者は自分がどの練習スペースでいつ練習を始めればいいのか理解できるので、メニュー画面すら必要がない。すなわち、ビデオ再生端末は開始時刻に、利用者が練習する順番に、利用者向けのビデオを自動的に選択して再生すればよい。ただし、この場合もビデオ再生端末は利用者に応じたビデオを再生しなければならないので、利用者IDを取得する必要はある。この場合は、利用者に応じて選択して再生するビデオ再生画面が、利用者向けの画面ということになる。
図11に示すメニュー画面には練習項目変更ボタンが表示されている。このグラフィック・ユーザーインターフェイスのボタンをタッチすると図12に示す練習項目変更画面が表示されるようにプログラムされている。例えば利用者は自宅で予約をする際に練習項目をレッスン3で登録していたが、当日気が変わって違う練習項目に変更しようという場合にこのボタンをタッチして、練習項目の変更を行う。
(段落の説明:利用者情報に基づいて練習項目候補を生成するビデオ再生方法の説明)
図12に練習項目変更画面を示す。練習項目変更画面では、練習項目や練習内容がボタンで表示されていて、これらのどれかを利用者が選択することで、サーバーに記憶されている練習実績データの値が、選択した練習内容、練習項目の値に更新されるようにプログラムされている。ここで表示される練習項目や練習内容は、(7)利用者から予約を受け付ける方法の説明の、ステップ7とステップ8で説明したのと同様の方法で、利用者情報を参照して表示される項目が選択される。この方法により利用者は、例えば過去にレッスンを受講していないといった、不適切な練習項目を選択することを防止するという利点が得られる。
(課題)利用者がビデオを再生する際に、すべてのレッスン番号から練習項目を選択すると、まだ受講していないレッスン番号を選んでしまう可能性があり、その場合は、レッスンを受講していないので練習をすることができない。また、記憶を頼りに既にレッスンを受講したつもりのレッスン番号を選択しても、記憶間違いでそれがまだ受講していないレッスン番号ということがある。この問題を解決すること。
(効果)利用者が既に受講したレッスン番号のみでビデオ再生のための練習項目候補が作成されるため、利用者はまだ受講していないレッスン番号を間違って選んでしまうことがない。
(段落の説明:ビデオ再生のために選択した練習項目を練習実績として記録する練習実績記録方法の説明)
図12の練習項目変更画面で利用者がボタンをタッチして練習項目や練習内容を変更すると、ビデオ再生端末は再生するビデオを変更するだけでなく、サーバーに記憶されている利用者の練習実績データの練習項目や練習内容の値も更新する。この方法を用いることにより、次の課題が解決される。
(課題)ビデオ再生時に練習項目等を決定したり、変更するのとは別に、利用目的を練習実績として登録する必要がある。別途登録しなければならないので、登録し忘れ、登録間違いが発生する。この問題を解決すること。
(効果)ビデオ再生と連動して練習実績の利用目的が更新されるので、利用者が別途、練習実績を登録する必要がない。またビデオ再生と連動して練習実績が登録されるので、登録の間違いが発生しない。
図11に示すメニュー画面で、ビデオ再生開始ボタンをタッチすると、練習実績データに登録されている練習項目のビデオがビデオ再生端末のハードディスクから読み出されて再生される。サーバーに記憶されている利用者の練習実績データの練習項目や練習内容の値の更新は、このタイミングで行ってもよい。
このように利用者が所望の練習項目を再生しようとビデオ再生端末を操作すると、それに連動して練習実績データが更新されるので、練習実績データに記憶する練習項目が、実際に練習した練習項目と違うという不整合が起きない利点が生まれる。また、ビデオ再生のために選択した練習項目がそのまま練習実績として登録されるので、練習実績の登録を別途行う必要がないという利点がある。
なお、データベースの特定のデータの値の更新は、そのデータを読み出して、変更して、記憶しなおすというステップを踏まなくても、SQLのUPDATEコマンドを使用すれば、特定のデータを読み出すことなく検索して、そのデータの特定の値を更新するということは可能である。このようにデータベースの値の操作は、一般的なフローチャートのように処理を一つずつ行うのではなく、一つのコマンドで複数の処理を行うことが多い。本実施例では説明をわかりやすくするためステップで処理を説明することが多いが、実際のプログラムの実装ではこのように処理を同時に行うことは多々あり、その違いは、単に設計上の違いに過ぎない。
(段落の説明:利用者情報に基づいて練習項目を決定する行うビデオ再生方法の説明)
なお、(7)利用者から予約を受け付ける方法の説明のステップ4で説明した、練習項目を自動的に決定する方法を用いれば、利用者が練習項目を全く入力しないでビデオを適切に再生することができるのでその方法について説明する。
ビデオ再生端末は、練習スペース割り当て結果として利用者IDを取得するので、利用者IDの利用者情報をデータベースから取得し、そのデータに基づき、過去にレッスンを受講していているレッスン番号のうちいずれかを練習項目として選択する。この方法により、練習項目の選択肢を利用者に表示することなく適切なビデオを決定、再生することができる。また、レッスン番号が複数ある場合は、練習回数が少ないレッスン番号を練習項目として選択すれば、練習回数に偏りがなくなるという利点が更に得られる。
この方法は、予約やチェックインを必要としない店舗においても有効である。例えば、利用者が予約もチェックインもしないで、ビデオ再生端末に利用者IDだけを入力したとしても、ビデオ再生端末は前述した方法で、利用者IDに応じて適切な練習項目を選択し、再生し、練習実績として記録することが可能である。この方法により次の課題が解決される。
(課題)予約、チェックイン、ビデオ再生に関わらず、利用者が練習項目を選択して入力する手間がかかる。また、複数の候補がある場合、練習回数が少ないレッスン番号がどれであったか、覚えていないと選択することができない。この問題を解決すること。
(効果)ビデオ再生端末が過去のレッスン受講履歴に基づいて練習項目を自動的に決定して、ビデオを再生するため、利用者は練習項目の選択操作を行う必要がない。
(段落の説明:利用者情報に基づいて決定した練習項目を練習実績として記録する練習実績記録方法の説明)
前述の利用者情報に基づいて練習項目を決定する行うビデオ再生方法においても、決定した練習項目を再利用して、サーバーに記憶されている利用者の練習実績データの練習項目を更新すれば、利用者は別途、練習実績を登録する必要がないという利点が得られる。この方法を用いることにより、次の課題が解決される。
(課題)ビデオ再生端末が練習項目を過去の履歴から決定して再生したのにも関わらず、利用者は、練習項目を練習実績として別途登録しなければならないので、登録し忘れ、登録間違いが発生する。この問題を解決すること。
(効果)過去のレッスン受講履歴に基づいて自動的に決定された、ビデオ再生のための練習項目が再利用されて、練習実績の練習項目が更新されるので、利用者が別途、練習実績を登録する必要がない。またビデオ再生と連動して練習実績が登録されるので、登録の間違いが発生しない。
ところで、ビデオはビデオ再生端末のハードディスクにデジタルデータとして記憶されている。ビデオは練習項目毎に一つのファイルとして記憶されており、各ファイルには複数の手技が収録されている。各手技にはチャプターが付けられており、ビデオ再生端末のビデオ再生プログラムは任意のチャプターを再生できる。チャプター再生を利用すれば被施術者の疾患に対する禁忌手技のビデオは再生しないということが可能になる。
(段落の説明:被施術者の事前登録情報に基づいたビデオ再生方法の説明)
図19のフローチャートを用いて、被施術者の疾患に対する禁忌手技のビデオは再生しないビデオ再生方法について説明する。チャプターを利用すれば、被施術者の疾患に応じて禁忌手技を避けるといった特殊なビデオ再生が可能になる。例えば予め、表1に示されているように利用者情報に利用者の疾患を登録しておく。さらに、予めサーバーのデータベースに、各疾患に対応する、禁忌手技のリストを登録しておく。さらに、予めサーバーのデータベースに、禁忌手技に対応するビデオファイル名とチャプター名を登録しておく。
利用者1が施術者で、利用者2が被施術者であるとする。図11に示すメニュー画面で利用者1のビデオ再生開始ボタンがタッチされると処理を開始する。ステップ1で、ビデオ再生端末は利用者2の利用者情報をサーバーから取得し、疾患情報を得る。ステップ2で、ビデオ再生端末は利用者2の疾患に対応する禁忌手技のリストをデータベースから取得する。ステップ3で、ビデオ再生端末は、禁忌手技に対応するビデオファイル名とチャプター名をサーバーから取得する。練習において施術をしようとする利用者1の練習項目はすでに登録されているので、ステップ4で、ビデオ再生端末は利用者1の練習項目をサーバーから取得し、対応するビデオファイルを選択する。
ビデオファイルは複数のチャプターで構成されており、ステップ5でビデオ再生端末は、再生しようとするチャプター名を、禁忌手技のチャプター名と比較し、合致しているものを除外して、再生するチャプターのリストを作成する。ステップ6で作成したチャプターリストに従ってビデオを再生する。この方法により、次の課題が解決される。
(課題)被施術者に対してすべきでない手技もビデオで再生されるために、危険な手技を被施術者に対して施術してしまう可能性があった。この問題を解決すること。
(効果)施術者は被施術者から事前に注意を受けなくても、無意識に危険な手技を被施術者に対して施術することがなくなり、マッサージの安全性が高まる。
なお、本実施例では利用者の疾患を利用者情報に登録しているが、禁忌手技を直接登録しても同じ効果が得られる。すなわち、利用者に施術してはならない手技を利用者情報に登録しておく。この方法には、各疾患に対応する、禁忌手技のリストを参照するというステップが省略されるので処理速度が速くなるという利点がある。
また逆に、利用者が好きな手技を登録しておけば、ビデオ再生時に登録されている手技を優先的に再生することができ、被施術者は好きな手技を選択的に受けることができる。これは特にセッションを行う際に有効である。セッションを行う場合は多くの手技のビデオを通しで再生するが、すべての手技を再生すると練習時間である1時間を超過する場合があるので、再生する手技のビデオを取捨選択しなければならないからである。
好きな手技を優先的に選択したチャプターリストを作るには、予め、手技毎の優先度を利用者情報として登録しておき、ビデオ再生端末が再生しようとするビデオのチャプターの中から、優先度が高い手技に対応するチャプターを選択する。そして、選択したチャプターの再生時間を合計再生時間に加算する。優先度が高い手技からこれを繰り返し、合計再生時間が1時間を越えたところで繰り返し処理を停止し、最後に選択したチャプターを取り除いたチャプターリストを作成する。
このままでは、チャプターの順序が優先度が高い順になってしまっているので、チャプターをビデオファイル内での再生順にソートして、再生するチャプターリストとする。そのチャプターリストを再生すれば、ビデオ再生時間は1時間に収まり、なおかつ被施術者が好きな手技は必ず含まれるという利点が得られる。
図11に示すメニュー画面の更新ボタンをタッチすると、練習実績データが再取得され、メニュー画面が最新の状態に更新される。例えば一人しか割り当てられていない練習スペースに、遅刻してきた利用者が新たに割り当てられたような状況で更新ボタンをタッチすると、新たに割り当てられた利用者向けの、その時点での最新のメニューが表示される。
練習は1時間を使って利用者二人が30分交代で施術、被施術を交代して行う。この交代の時刻を利用者に知らせるため、ビデオ再生開始、または時刻枠の開始時間から30分が経過するとビデオ再生端末はビデオの再生を中止し、図11のメニュー画面を再表示する。最初の30分を利用者1が施術したとすれば、次の30分は利用者2が利用者2の領域にあるビデオ再生ボタンをタッチしてビデオを再生する。このように、ビデオの表示に従って施術を交代し、利用者1が施術した後は利用者2が施術を行うという流れで利用者同士の練習が行われる。
(11)パートナー評価を受け付ける方法の説明
(段落の説明:パートナーIDを含む練習実績を利用者に通知する練習実績通知方法の説明)
練習が終了すると、同じ練習スペースで練習した二人の利用者は、互いに相手の評価とコメントを練習実績データに登録する。評価登録は練習直後にビデオ再生端末により行うという方法も考えられるが、そうすると、練習スペースを練習以外の目的に使用することになり、実質的な練習時間が減ってしまい、スペース利用の効率が下がる。したがって、評価の入力は基本的に利用者端末で行うことを推奨している。説明をわかりやすくするため、評価を登録する利用者を利用者1、評価が登録される利用者を利用者2とする。
評価登録を受け付ける方法について、図20を用いて説明する。利用者1は練習後に帰宅して、利用者端末で、予約を行うときと同様の方法でサーバーにログインする。ステップ1で、サーバーは利用者1からのログインを受け付け、セッションを開始する。セッションを開始すると、サーバーは練習実績一覧を取得するためのコマンドをGUIのボタンとして合成したHTMLデータを利用者1に送信する。利用者1は受信したHTMLデータをWEBブラウザで閲覧し、ボタンをクリックすることで練習実績一覧取得コマンドをサーバーへ送信する。
ステップ2でサーバーは練習実績一覧取得コマンドを受信し、利用者1の利用者IDが登録されている練習実績データをデータベースから検索して読み出す。読み出した練習実績データを一覧表のHTMLデータにして利用者1に送信する。送信した練習実績一覧画面の一例を図21に示す。これまでに店舗で受講したレッスンと、練習の内容とパートナーを一覧で確認することができる。各練習実績データには評価ボタンが合成されている。ボタンの表示が未入力になっているものはまだ評価を登録していないことを示しており、入力済みになっているものは登録が完了していることを示す。このボタンをクリックすることにより、各練習でのパートナーの評価画面の要求コマンドがサーバーに送信される。
ステップ3でサーバーは評価画面の要求コマンドを受信する。評価画面の要求コマンドにはどの練習実績データの評価ボタンがクリックされたが記述されており、サーバーはそれを記憶する。これを仮に練習実績データAとする。
ステップ4で評価画面を送信する。評価画面には五段階評価とコメントの入力欄があり、利用者1は五段階評価とコメントを入力して、サーバーに送信する。
ステップ5でサーバーは評価を受信する。ステップ6で、サーバーは記憶している練習実績データAからパートナーIDと時刻枠IDを抽出する。このパートナーIDを利用者IDとして持つ利用者が、評価が登録される利用者2である。次に、抽出したパートナーIDと同じ利用者ID、そして同じ時刻枠IDが登録された利用者2の練習実績データをデータベースから検索し、そのデータの評価とコメントを、受信した評価とコメントで更新する。この方法を用いることにより、次の課題が解決される。
(課題)練習パートナーに対する評価を入力する際に、パートナーのIDがわからないために、サーバーに対してどの相手の評価を行うのかを伝えることができなかった。そのため、練習パートナーの練習実績データに対して「評価」と「コメント」の値を登録することが出来なかった。この問題を解決すること。
(効果)練習実績データにパートナーIDを記録しておくことにより、利用者は練習パートナーの練習実績データに対して「評価」と「コメント」の値を簡単に登録することができる。
以上のように、サーバーは、利用者1からの要求に応じて練習実績データを送信し、その練習実績データに登録されているパートナーに対する評価を利用者1から受信して、パートナーである利用者2の練習実績データの評価の値を更新することができる。
また、サーバーが、新しい予約を受け付ける際に、利用者による評価の入力が完了しているかどうかを練習実績データを参照して確認し、未入力かどうかの判断を行い、未入力の場合には予約を受け付けないで利用者に入力を促すメッセージを表示するようにすれば、評価が確実に入力され、学習効率が上がるという利点が得られる。
また、練習実績データのパートナーIDの値は他の用途にも使用することができる。例えば、予め利用者が自分の顔写真データを自分の利用者IDに関連付けてデータベースに登録しておく。そして、練習実績一覧をサーバーから取得する際に、パートナーIDと関連付けられている顔写真データをサーバーから同時に取得すれば、練習実績一覧にパートナーの顔写真を合成することができる。こうすれば、どの練習がどのパートナーと一緒だったかを一目で確認できるので、評価を入力するときに記憶違いで間違った評価を入力してしまうことを防ぐことができる。
また、写真の表示は、写真を表示しようとする利用者の練習実績データに、その写真に関連付けられた利用者IDがパートナーIDとして登録されているかの判断を行って制御するようにすれば、そのWEBサイトが提供する予約者一覧表示などの他のサービスにおいての写真表示を練習実績に基づいて行うことが可能になり、会ったこともない人にむやみに自分の顔写真を公開するということを防いでプライバシーを保護できるという利点が得られる。
実施例2の基本的な構成は実施例1と同じである。実施例1との違いは、ビデオ再生端末がマウス入力を入力し、入力の種類に応じてタッチパネルディスプレイに「強い」「弱い」「痛い」「気持ちいい」というマッサージの評価を表示し、同時にその評価を練習実績データとして記憶する点である。以下、その実施方法について具体的に説明する。
(1)ハードウエア構成
ハードウエアは、図7に示すビデオ再生端末をそのまま利用する。マウスの左クリック、右クリック、左ダブルクリック、右ダブルクリックをそれぞれ「強い」「弱い」「痛い」「気持ちいい」に意味づけする。被施術者は、練習中に自分が感じた気持ちをマウスクリックでビデオ再生端末に入力する。
なお、入力手段はマウスに限るものではない。例えば、マウスのクリックボタンと同様に、ボタン毎の入力を区別して入力する入力装置を設計し、4種類のボタンを備えた入力装置とすれば利用者はボタンに割り当てられた意味の違いを覚えやすいので利便性が高まる。現在でも3つボタンや4つボタンのマウスは広く流通しており、そのボタンの位置を変更するだけでそのような装置は実現できる。ボタンの位置は、利用者がその装置を手で握ったときに5本の指が自然にボタンにかかるような位置が望ましい。また、ボタンの色を後述する、ディスプレイに表示する「強い」「弱い」「痛い」「気持ちいい」の4つの領域の色と同じにすれば、利用者はボタンと意味の対応を覚えやすく、利便性が高まる。
(2)情報の提示方法
図22に、ビデオ再生時の画面を示す。上部に「強い」「弱い」「痛い」「気持ちいい」の4つの領域を設け、ボタンのクリックに応じて表示を制御する。図22は、説明のため4つの領域すべてを表示の状態にしているが、クリックされていないときはこれらの領域は表示されない。それぞれの領域の表示は、マウスクリックの種類に対応している。例えば、マウスの左クリックを入力すると「強い」が表示される。「強い」「弱い」「痛い」「気持ちいい」は色分けされており、「痛い」の領域は赤というように、直感的に何が押されたのかわかりやすくなっている。
表示画面に表示されている「現在再生しているビデオは、<レッスン3><手技名:腕の指圧>」という表示は、現在再生中のファイルおよびチャプターに関連付けられた練習項目と手技名を示している。この表示はビデオ再生時に、ビデオ再生端末がファイル名とチャプターに関連して記憶されている練習項目と手技名を記憶手段から検索して表示することで実現しているが、この表示を行うことにより、教師や利用者は、現在何の練習をしているのかが一目でわかるという利点が得られる。表示画面の「戻る」ボタンを選択すると、図11に示す画面に戻る。
このように、被施術者が自分が押された気持ちをディスプレイ経由で施術者に伝えることができるため、うつ伏せで声を出しにくいような体勢でも的確に気持ちを伝えることができるという利点がある。また、声を出して伝える必要がないため、部屋の静寂さが保たれて快適性が向上するという利点もある。
また、ビデオ再生端末にスピーカーを接続し、ディスプレイに表示する代わりに、「強い」「弱い」「痛い」「気持ちいい」それぞれに関連付けた音をスピーカーから出すという方法でも情報を施術者に提示することが可能である。こうすれば、施術者が情報を見落とすことを防げるという利点がある。
(3)練習実績として評価を登録する方法
ビデオ再生端末は通信ネットワークでサーバーと接続されており、ビデオ再生がどの利用者によって行われているかは実施例1で説明したようにサーバーから取得されている。実施例1では表5の練習実績データの「評価」フィールドの値の登録は、利用者が事後に利用者端末で行う方法について説明したが、本実施例では、マウスクリックの結果から自動的に登録する。
ビデオ再生端末は、利用者の名前を表示した後に、例えばビデオ再生開始ボタンを押すなどして利用者が練習を開始したことを入力すると、その利用者についてのマウスクリック履歴の記憶を開始する。履歴の記憶はRAMへの記憶、ハードディスクへの記録、どちらでもよい。利用者の練習時間が終わるまで、あるいは、利用者が交代したことを入力するまで履歴の記憶を続ける。履歴とは、マウスの左クリック、右クリック、左ダブルクリック、右ダブルクリックがそれぞれ何回クリックされたかの記録である。履歴の記憶が終わると、評価を履歴から計算する。
評価を数値として記録するには、「強い」「弱い」「痛い」を-1とし、「気持ちいい」を+1として、合計点数を算出することで得られる。この合計値が10以上であれば評価は5、9から5であれば評価は4、4から−4であらば評価は3、−5から−9であれば評価は2、−10以下であれば評価は1、と決める。
なお、評価の決め方は特定の計算式を利用者全員に対して平等に適用するならば、この計算方法に限られるものではない。他の数式や、場合分け規則によって評価の値を得ることも可能で、その違いは設計事項である。
このようにして得られた評価の値で、サーバーのデータベースに記憶されている練習実績データの評価の値を更新する。利用者が事後に入力する必要がなくなるという利点が得られる。
(4)クリック履歴の登録と利用の方法の説明
(段落の説明:マッサージの評価を登録する評価登録方法の説明)
マッサージの学習のためには、被施術者による評価は不可欠であり、各手技に対する評価を記録しておき、施術後に確認して自分の癖や悪いところを総合的に理解することは非常に有効である。「強い」「弱い」「痛い」「気持ちいい」等の被施術者によるマッサージの評価を記録する方法について説明する。
ビデオ再生端末は、利用者により、ビデオ再生開始ボタンが押されてビデオを再生している場合は、どの手技のときにどのクリックが行われたかを記録する。ビデオ再生端末は、マウスクリックがされたときに、再生しているビデオのファイル名とファイルのどの部分を再生しているかのチャプター情報、または時間情報を取得する。これらの情報の取得は、一般的なビデオ再生プログラムのAPI関数を使用することで可能であるが、ビデオ再生開始時にファイル名やチャプター名をメモリ領域に記憶しておくという方法でも可能である。
次に、ビデオ再生端末は、サーバーから、クリックされたチャプター名に対応する手技名を取得する。さらに、得られた手技名とクリックされた内容と利用者IDを関連付けてサーバーのデータベースに登録する。データベースに登録されたデータは、当該利用者によって参照可能な状態にする。
この結果、被施術者による「強い」「弱い」「痛い」「気持ちいい」というマウスのクリックが各手技の評価として手技名と関連付けて記憶されるので、施術者は施術後に、自分の手技がいつどのような評価を受けたのかを確認することが可能になり、学習の効率が向上する。この方法により、次の課題が解決される。
(課題)被施術者はマッサージの評価を施術者に伝える際に、声を出したり身振りで示す必要があり、マッサージの快適さが損なわれていた。施術者は、評価を記録するのに手元に置いたノートに筆記していたが、どの施術だったか、また、どう悪かったかが間違って記録されたり、後で見直したときに字が汚くて読めないという問題があった。また、筆記のために施術が中断するために、施術される側が待たされてしまうという問題もあった。この問題を解決すること。
(効果)被施術者がクリックした履歴を手技と関連付けてデータベースに記憶することにより、施術者は評価を記録する必要がない。また、施術中に、記録される評価が画面に表示されるために、どの手技でその評価がされたかを明確に意識、記憶することができ、評価をされた時に自分がどのような施術をしたのかを思い出し易い。被施術者は、声を出したり身振りで評価を伝える必要がないため、マッサージをされる姿勢を完全に保ったまま、声を出す必要もなく、何の苦もなく施術者に評価を伝えることができる。
なお、本実施例では、「強い」「弱い」「痛い」「気持ちいい」というマウスのクリック履歴を手技名と関連付けて記憶したが、ビデオ再生位置と関連付けて記憶しても同じことである。なぜなら、サーバーのデータベースには、どのチャプターがどの手技名と対応しているかが記憶されているため、ビデオ再生位置がわかれば、それが含まれるチャプターに対応している手技名はいつでもサーバーから取得できるからである。つまり、「強い」「弱い」「痛い」「気持ちいい」というマウスのクリック履歴と関連付けて記憶する情報は、ビデオ再生位置でもよい。その違いは、手技名を直接的に登録するか間接的に登録するかという違いであり、本質的には同じことである。
また、例えば自宅で復習のために一人でビデオを再生する時に、評価をリアルタイムで表示することも可能である。ビデオ再生端末は、ビデオを再生する際に、当該利用者のクリック履歴をサーバーから取得する。クリック履歴に記録されている手技のビデオ再生が開始されるときに、クリック履歴に記録されているクリックされた内容を画面に表示する。
例えば、前回の練習で手技Aを再生しているときに「痛い」ボタンがクリックされたという履歴がクリック履歴に登録されていたとすると、今回、ビデオで手技Aを再生するときに図22の「痛い」領域を点滅表示する。こうすれば、施術者は自分の過去の施術での被施術者からの指摘を思い出すことが出来て、今回は痛くないように施術しようと気をつけることができる。
以上説明したように、この方法を用いることにより、より学習効率が高まるという利点がある。この方法は、自宅で利用者がビデオを再生する際にも同様に適用可能であるので、その場合は、自分の手技への評価をビデオ映像で視覚的に理解できるという利点がある。
(5)ビデオの再生位置を調整する方法の説明
ビデオは、複数の手技を連続的に再生する。例えば、施術者の施術の速度が遅いと、ビデオは既に次の手技の映像再生に入ってしまい、施術と映像のずれが生じるという問題が発生する。この問題を解決するためには、タッチパネルディスプレイに表示されているビデオのスキップボタン等でビデオの再生位置を調整する必要がある。
この操作を施術者が行うためには、施術を一旦中断して、タッチパネルディスプレイまで移動しなければならず、その間、被施術者を待たせることになってしまう。被施術者がこの操作を行うためには、マッサージを受ける姿勢を変えて、手をタッチパネルディスプレイまで伸ばす必要があり、その姿勢を取るのが面倒でしかも疲れるため、マッサージの快適性が損なわれてしまう。
この問題を解決する方法について説明する。ビデオの再生位置を調整する操作の入力手段には、マウスのようなリモートで操作ができる入力手段を用いる。有線でもワイヤレスでも構わないが、ワイヤレスのものを使用すれば、操作の自由度はより高い。
ここでは入力手段として、一般的な3つボタンマウスを用いる。そして、第3ボタンのクリックをビデオ再生位置調整のコマンドに割り当てることをビデオ再生端末に記憶させる。手技と手技の変わり目に被施術者は、第3ボタンのクリックを行う。施術者が操作を行わないことにより、施術をする必要がなくなる。被施術者は、操作はするが、手元でクリックするだけなので姿勢を変える必要がなく、マッサージを受ける快適性は損なわれない。
ビデオ再生端末は第3ボタンのクリックを入力すると、ビデオ再生位置調整を行う。ビデオ再生位置調整は次のような、再生中のビデオの位置を最も近いチャプターの先頭にシークするプログラムを実行することで実現する。
例えば、チャプター1(手技1のビデオ)、チャプター2(手技2のビデオ)、チャプター3(手技3のビデオ)の順にビデオを再生しているとする。チャプター2の長さは5分である。チャプター2の先頭から1分の位置で実際の施術者は手技1を終了したとする。このとき、ビデオの位置は1分間分進みすぎている。ここで被施術者は第3ボタンをクリックする。ビデオ再生端末はクリックを入力し、その位置からチャプター2の先頭までは1分離れていることを検出する。また、その位置からチャプター2の終了ポイント、即ちチャプター3の先頭までは4分離れていることも検出する。
ビデオ再生端末はこの二つの時間差を比較し、短い方を選択する。即ち、チャプター2の先頭を選択し、その位置にビデオをシークする。ビデオの速度に対して実際の施術のスピードが50%以上遅い、または早いことは通常あり得ないので、このように二つの時間差を比較してシークする方向を前か後ろか決定するだけで、ビデオの再生位置は正しく調整される。この方法を用いることにより、次の課題が解決される。
(課題)ビデオの再生位置を実際の施術と合わせるために、施術者が手技の変わり目にビデオ再生端末のタッチパネルディスプレイに表示されている操作ボタンをタッチする必要があり、タッチパネルディスプレイに手が届く位置まで移動しなければならないため、施術が中断されてしまう。この問題を解決すること。
(効果)マウスクリックでビデオ再生位置調整を行うため、タッチパネルディスプレイにタッチする必要がなくなる。また、被施術者が施術されながらビデオ再生位置調整を行うことができるため、施術者は施術を中断する必要がなくなり、リズムのいい快適なマッサージを提供することができる。
また、被施術者はビデオの位置を実際の施術に合わせるために、従来のビデオリモコンの操作ボタンのように前に進めるのか、後ろに戻るのかを選択する必要がなく、前か後ろかを考えずに単にクリックすればよい。この方法により、被施術者は間違えることなくビデオの位置を正しく調整できるという利点が得られる。
また、この方法を前述の「強い」「弱い」「痛い」「気持ちいい」を表示するためのマウスで実施すれば、被施術者は新たにマウスを持つ必要がなく、ひとつのマウスで必要な操作をビデオ再生端末に入力することができるという利点が得られる。前述したような4つのボタンを持つ入力装置に、5つ目のボタンを備えさせ、それをビデオ再生位置調整に割り当てれば、操作が大変わかりやすいという利点が得られる。
なお、ビデオ再生位置の調整には、マウス入力を用いない別の方法も可能である。例えば、ビデオカメラを設置して、施術者を撮影し、その映像をビデオ再生端末が入力する。施術者の動作と再生しているビデオの映像のパターンマッチングを行って、施術者がどの手技を実施しているかを類推する。類推結果と再生しているビデオの手技が異なればビデオの再生位置を調整すればよい。または、単に施術者が大きく姿勢を変えたかどうかを、入力したビデオ映像の各画素の値の変化量で判断し、変化量が大きいときに次の手技に移ったという判断をして、ビデオの再生位置を調整してもよい。この方法を用いれば、被施術者がマウスをクリックする必要がなくなるという利点が得られる。
本発明を使用することにより、利用者に対しては利便性の高いマッサージのレッスンや練習の予約と実績管理方法を提供することができる。事業者に対しては、コンピューターを利用することにより、少ない人手で、予約の受け付けやチェックイン、利用者への案内を行うことができ、低コストで、なおかつ満足度が高いマッサージスクールを提供することができる。
処理フローの全体を示した説明図である。(実施例1) システム構成を示した説明図である。(実施例1) 店舗内配置を示した説明図である。(実施例1) サーバー構成を示した説明図である。(実施例1) 利用者端末構成を示した説明図である。(実施例1) チェックイン端末構成を示した説明図である。(実施例1) ビデオ再生端末構成を示した説明図である。(実施例1) 予約画面を示した説明図である。(実施例1) 練習項目変更画面を示した説明図である。(実施例1) チェックインの選択画面を示した説明図である。(実施例1) ビデオ再生端末のメニュー画面を示した説明図である。(実施例1) 練習項目変更画面を示した説明図である。(実施例1) 予約受付処理(1)を示した説明図である。(実施例1) 予約受付処理(2)を示した説明図である。(実施例1) チェックイン受付処理を示した説明図である。(実施例1) 練習スペース割り当て処理を示した説明図である。(実施例1) 割り当て規則を適用した練習スペース割り当て処理を示した説明図である。(実施例1) ビデオ再生処理を示した説明図である。(実施例1) 事前登録情報に基づいたビデオ再生方法を示した説明図である。(実施例1) 評価登録受け付け処理を示した説明図である。(実施例1) 練習実績一覧画面を示した説明図である。(実施例1) ビデオ再生画面を示した説明図である。(実施例2)

Claims (12)

  1. 店舗におけるマッサージの練習実績を記録する練習実績記録方法において、
    受信手段が、通信ネットワークを介して利用者から送信される、利用者IDと利用する予定の時刻と利用目的からなる予約申し込みデータを受信するステップ、記憶手段が、受信した予約申し込みデータを予約として記憶するステップ、店舗に設置された入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習スペース割り当て手段が、入力が実行された時刻、利用者による利用時刻の入力、利用者による予約IDの入力のうち少なくとも一つと、入力した利用者IDに基づいて記憶手段から予約を検索し、検索された予約に基づいて練習スペースを利用者に割り当ててその結果を表示手段に表示すると共に、予約に含まれる利用目的を練習実績として記憶手段に記憶するステップから構成される練習実績記録方法。
  2. 店舗におけるマッサージの練習実績を記録する練習実績記録方法において、
    受信手段が、通信ネットワークを介して利用者から送信される、利用者IDと利用する予定の時刻からなる予約申し込みデータを受信するステップ、記憶手段が、受信した予約申し込みデータを予約として記憶するステップ、店舗に設置された入力手段が、利用者IDと利用目的を入力するステップ、練習スペース割り当て手段が、入力が実行された時刻、利用者による利用時刻の入力、利用者による予約IDの入力のうち少なくとも一つと、入力した利用者IDに基づいて記憶手段から予約を検索し、検索された予約および入力した利用目的に基づいて練習スペースを利用者に割り当ててその結果を表示手段に表示すると共に、入力した利用目的を練習実績として記憶手段に記憶するステップから構成される練習実績記録方法。
  3. 店舗の練習スペースを予約する練習予約受付方法において、
    記憶手段が、利用者が受講したレッスン番号を利用者IDと関連付けて記憶するステップ、受信手段が、通信ネットワークを介して利用者から送信される利用者IDを受信するステップ、練習項目選択手段が、記憶手段から利用者IDに対応して記憶されている利用者が受講したレッスン番号を読み出し、読み出したレッスン番号に基づいて練習項目リストを生成するステップ、送信手段が、生成した練習項目リストを通信ネットワークを介して利用者に送信するステップ、受信手段が、通信ネットワークを介して、利用者が選択して送信した練習項目を受信するステップ、記憶手段が、受信した練習項目を利用者IDと関連付けて記憶手段に記憶するステップから構成される練習予約受付方法。
  4. 店舗でマッサージの手技のビデオを表示するビデオ再生方法において、
    記憶手段が、利用者が受講したレッスン番号を利用者IDと関連付けて記憶するステップ、入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習項目選択手段が、記憶手段から利用者IDに対応して記憶されている利用者が受講したレッスン番号を読み出し、読み出したレッスン番号に基づいて練習項目リストを生成するステップ、表示手段が、生成した利用者向け練習項目リストを利用者に表示するステップ、入力手段が利用者が選択した練習項目を入力するステップ、ビデオ再生手段が、利用者が選択した練習項目に対応するビデオを記憶手段から読み出して表示手段に表示するステップから構成されるビデオ再生方法。
  5. 店舗におけるマッサージの練習実績を記録する練習実績記録方法において、
    入力手段が、利用者のIDおよび練習項目を入力するステップ、ビデオ再生手段が、入力した練習項目に対応するビデオを記憶手段から読み出して表示手段に表示すると共に練習項目を練習実績として利用者IDと関連付けて記憶手段に記憶するステップから構成される練習実績記録方法。
  6. 店舗でマッサージの手技のビデオを表示するビデオ再生方法において、
    記憶手段が、利用者が受講したレッスン番号を利用者IDと関連付けて記憶するステップ、入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習項目選択手段が、記憶手段から利用者IDに対応して記憶されている利用者が受講したレッスン番号を読み出し、読み出したレッスン番号に基づいて練習項目を決定し、決定した練習項目に対応するビデオを記憶手段から読み出して表示手段に表示するステップから構成されるビデオ再生方法。
  7. 店舗におけるマッサージの練習実績を記録する練習実績記録方法において、
    記憶手段が、利用者が受講したレッスン番号を利用者IDと関連付けて記憶するステップ、入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習項目選択手段が、記憶手段から利用者IDに対応して記憶されている利用者が受講したレッスン番号を読み出し、読み出したレッスン番号に基づいて練習項目を決定し、決定した練習項目に対応するビデオを記憶手段から読み出して表示手段に表示すると共に決定した練習項目を練習実績として利用者IDと関連付けて記憶手段に記憶するステップから構成される練習実績記録方法。
  8. 店舗で利用者に練習スペースの割り当てを行う練習スペース割り当て方法において、
    店舗に設置された入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習スペース割り当て手段が、空いている練習スペースを、入力した利用者IDに割り当てるステップ、練習スペースに設置された表示手段が、練習スペースの割り当て結果を通信ネットワークを介して取得し、割り当てられた利用者向けの画面を表示するステップから構成される練習スペース割り当て方法。
  9. 店舗で利用者に練習スペースの割り当てを行う練習スペース割り当て方法において、
    練習スペース割り当て手段が予め、利用者に関する情報に基づいて練習スペースを割り当てる練習スペース割り当て規則を記憶手段に記憶するステップ、店舗に設置された入力手段が、利用者IDを入力するステップ、練習スペース割り当て手段が、記憶手段から練習スペース割り当て規則を読み出すステップ、練習スペース割り当て手段が、記憶手段から入力した利用者IDに対応して記憶されている、利用目的、利用者固有の情報、利用者の練習実績の少なくとも一つの情報を読み出すステップ、練習スペース割り当て手段が、読み出した情報を練習スペース割り当て規則に適用して練習スペースを利用者に割り当てるステップから構成される練習スペース割り当て方法。
  10. マッサージの手技のビデオを表示するビデオ再生方法において、
    ビデオ再生手段が予め、事前登録情報に基づいてビデオファイルのチャプターを選択するチャプター選択規則を記憶手段に記憶するステップ、入力手段が、利用者1のIDおよび利用者2のIDを入力するステップ、ビデオ再生手段が、利用者1のIDと関連付けられたビデオファイルを記憶手段から読み出すステップ、ビデオ再生手段が、利用者2のIDに対応して記憶されている事前登録情報を読み出すステップ、ビデオ再生手段が、記憶手段からチャプター選択規則を読み出すステップ、ビデオ再生手段が、読み出した事前登録情報をチャプター選択規則に適用して、読み出したビデオファイルのチャプターを選択するステップ、ビデオ再生手段が、選択したチャプターを再生し、表示手段に表示するステップから構成されるビデオ再生方法。
  11. 店舗におけるマッサージの練習実績を通知する練習実績通知方法において、
    店舗に設置された入力手段が、利用者1のIDおよび利用者2のIDを入力するステップ、記憶手段が、入力した利用者1のIDおよび利用者2のIDを記憶するステップ、練習スペース割り当て手段が、練習スペースを利用者に割り当てるステップ、記憶手段が、練習スペースを割り当てられた利用者2のIDを、同じ練習スペースに割り当てられた利用者1のIDに関連付けて練習実績として記憶するステップ、受信手段が、通信ネットワークを介して利用者1から利用者IDを受信するステップ、送信手段が、受信した利用者IDに関連付けられた練習実績のリストを通信ネットワークを介して利用者1へ送信するステップから構成される練習実績通知方法。
  12. マッサージの評価を登録する評価登録方法において、
    入力手段が、施術者のIDを入力するステップ、ビデオ再生手段が、ビデオを記憶手段から読み出して表示手段に表示するステップ、入力手段が、被施術者による施術者のマッサージの評価を被施術者から入力するステップ、表示手段が、入力した評価を表示するステップ、記憶手段が、入力した評価と、評価を入力した時のビデオ再生位置に対応する手技名を、施術者のIDに関連付けて記憶するステップから構成される評価登録方法。
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