JP2009042690A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】遮蔽物に映像光を直接照射しないように構成しながら、映像光を投影しない領域を縮小することができ、かつ、投影領域中の遮蔽物に遮蔽されない領域を視聴者にとって見やすくすることが可能なプロジェクタを提供する。
【解決手段】このプロジェクタ1は、装置本体50と、映像をスクリーン100に投影するためのDMD14と、スクリーン100に投影される、装置本体50とスクリーン100との間に位置する遮蔽物の影の輪郭を検知するためのCCD16と、CCD16によって検知された遮蔽物の影の輪郭の情報に基づいて、遮蔽物の影の輪郭の内側を除いた状態で投影するようにDMD14を制御する第1制御部41とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、プロジェクタに関する。
従来、スクリーンに映像光を投影するプロジェクタが知られている(たとえば、特許文献1〜5参照)。
上記特許文献1には、スクリーンに映像光を投影するためのレンズと、レンズとスクリーンとの間に位置する人などの遮蔽物を検知するための第1人検知センサーと、第2人検知センサーとを備える投射型映像表示装置(プロジェクタ)が開示されている。この投射型映像表示装置では、第1人検知センサーのみが遮蔽物を検知すると、レンズからの映像光を、投影領域の左側約3分の1の長方形から下側を除いた領域を黒画面として投影する。また、第2人検知センサーのみが遮蔽物を検知すると、レンズからの映像光を、投影領域の右側約3分の1の長方形から下側を除いた領域を黒画面として投影する。また、第1人検知センサーと第2人検知センサーとの両方が遮蔽物を検知すると、レンズからの映像光を、投影領域の中央部の約3分の1の長方形から下側を除いた領域を黒画面として投影する。これにより、この投射型映像表示装置は、映像光が遮蔽物に直接照射されるのを抑制されるように構成されている。
また、上記特許文献2には、スクリーンに映像光を投影するためのレンズと、レンズの左右に設けられ、レンズとスクリーンとの間に位置する遮蔽物を検知するための一対のセンサとを備える投射型映像表示装置(プロジェクタ)が開示されている。この投射型映像表示装置では、レンズの左側に設けられたセンサがレンズとスクリーンとの間に遮蔽物を検知すると、レンズからの映像光の投影範囲の左半分が黒画面になるように投影する。また、レンズの右側に設けられたセンサが遮蔽物を検知すると、レンズからの映像光の投影範囲の右半分が黒画面になるように投影する。また、両方のセンサが遮蔽物を検知すると、レンズからの映像光の投影範囲の全体を黒画面になるように投影する。これにより、この投射型映像表示装置は、映像光が遮蔽物に直接照射されるのを抑制されるように構成されている。
また、上記特許文献3には、受動IRセンサなどの検出器を備えた、表示面(スクリーン)に画像を投影する画像プロジェクタ(プロジェクタ)が開示されている。この画像プロジェクタでは、検出器が画像プロジェクタと表示面との間に遮蔽物を検知すると、画像プロジェクタが投影する映像光の輝度を、この画像プロジェクタの最大輝度の約10%にすることにより、遮蔽物に輝度の大きい映像光が直接照射されるのを抑制するように構成されている。
また、上記特許文献4には、光源(光源ランプ)からの光をスクリーンに投影するレンズと、光源からの光の光路に配置される光量調節装置とを備えるプロジェクタ装置(プロジェクタ)が開示されている。このプロジェクタ装置は、投影方向である前方以外の方向に人物が存在するか否かを検知する人物検知手段をさらに備える。この人物検知手段は、プロジェクタ装置がスクリーンに投影する映像の視聴者の有無を検知するように構成されている。また、光量調節装置は、光源からの光を通過させる光路開口の大きさを調節することにより、光源からの光の光量を調節するように構成されている。これにより、人物検知手段によってスクリーンに投影される映像の視聴者の有無に対応して、光量調節装置の光路開口の大きさを調節することにより、光源からの光の光量を調節するように構成されている。その結果、視聴者の有無に応じて、スクリーンに投影される映像光の光量を調節することが可能になる。
また、上記特許文献5では、装置本体とスクリーンとの間に位置する障害物(遮蔽物)を検知するための赤外線発光部と赤外線受光部とを備えるプロジェクション装置(プロジェクタ)の障害物検出システムが開示されている。このプロジェクション装置の障害物検出システムを3管式(CRT)プロジェクション装置に適用した場合においては、赤外線受光部が障害物を検知すると、投射光を減光するように構成される。また、液晶プロジェクション装置に適用した場合においては、液晶パネルを最大黒の状態にして投射光をスクリーンに向かわないように構成される。これにより、この障害物検出システムを適用したプロジェクション装置は、投射光が障害物に直接照射するのを抑制されるように構成されている。
特開2006−91121号公報 特開2004−348078号公報 特開2006−215560号公報 特開2006−189467号公報 実開平3−92878号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の投射型映像表示装置では、レンズとスクリーンとの間に位置する遮光物に映像光が直接照射されるのを抑制するために、第1人検知センサーと第2人検知センサーとによる検知結果に基づいて、映像光の投影範囲の左側、中央部および右側のいずれかの約3分の1を、下側を除いた長方形の黒画面として投影するので、遮蔽物が投影範囲の3分の1よりもはるかに小さい物体の場合にも、投影範囲の約3分の1の領域が黒画面となる。そのため、遮蔽物が小さい場合にも、映像光が投影されない黒画面が大きくなってしまう。その結果、映像光が投影されない領域を縮小するのが困難であるという問題点がある。
また、上記特許文献2に記載の投射型映像表示装置では、レンズとスクリーンとの間に位置する遮光物に、映像光が直接照射されるのを抑制するために、レンズの左右に設けられたセンサによる検知結果に基づいて、映像光の投影範囲の左半分、右半分および全体を黒画面として投影するので、遮蔽物が投影範囲の半分よりもはるかに小さい物体の場合にも、投影範囲の半分の領域、または、全体が黒画面となる。そのため、遮蔽物が小さい場合にも、映像光が投影されない黒画面が大きくなってしまう。その結果、映像光が投影されない領域を縮小するのが困難であるという問題点がある。
また、上記特許文献3に記載の画像プロジェクタでは、画像プロジェクタと表示面との間に位置する遮蔽物に映像光が直接照射されるのを抑制するために、検出器が遮蔽物を検知すると、映像光の輝度を約10%に調節する構成であるので、遮蔽物により遮蔽されない領域についても映像光の輝度が下がる。このため、画像プロジェクタと表示面との間に遮蔽物が位置する場合、映像光の投影領域中の遮蔽物に遮蔽されない領域が、視聴者にとって見えにくくなるという問題点がある。
また、上記特許文献4に記載のプロジェクタ装置では、人物検知センサがプロジェクタ装置によりスクリーンに投影された映像の視聴者の有無を検知し、その検知結果に基づいて、光源からの光の光路に位置する光量調節装置の光路開口の大きさを調節することによって、スクリーンに投影される映像光の光量を調節するように構成されている。このため、プロジェクタ装置とスクリーンとの間に位置する遮蔽物が存在した場合、遮蔽物を検知して、遮蔽物に映像光が直接照射されないように投影することが困難である、という問題点がある。
また、上記特許文献5に記載のプロジェクション装置における障害物検出システムでは、装置本体とスクリーンとの間に障害物に映像光が直接照射されるのを抑制するために、赤外線受光部が装置本体とスクリーンとの間に障害物を検知すると、投射光全体を減光、または、遮光するように構成されている。このため、装置本体とスクリーンのとの間に障害物が位置している場合、映像光の投影領域中の障害物に遮蔽されない領域が、視聴者にとって見えにくいか全く見えないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、遮蔽物に映像光を直接照射しないように構成しながら、映像光を投影しない領域を縮小することができ、かつ、投影領域中の遮蔽物に遮蔽されない領域を視聴者にとって見やすくすることが可能なプロジェクタを提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面によるプロジェクタは、装置本体と、映像をスクリーンに投影するための光変調素子と、スクリーンに投影される、装置本体とスクリーンとの間に位置する遮蔽物の影の輪郭を検知するための輪郭検知手段と、輪郭検知手段によって検知された遮蔽物の影の輪郭の情報に基づいて、遮蔽物の影の輪郭の内側を除いた状態で投影するように光変調素子を制御する制御部とを備える。
この一の局面によるプロジェクタでは、上記のように、装置本体とスクリーンとの間に位置する遮蔽物の影の輪郭を検知するための輪郭検知手段を設けるとともに、輪郭検知手段によって検知された装置本体とスクリーンとの間に位置する遮蔽物の影の輪郭の情報に基づいて、遮蔽物の影の輪郭の内側を除いた状態で投影するように光変調素子を制御する制御部を設けることによって、輪郭検知手段によって検知された装置本体とスクリーンとの間に位置する遮蔽物の影の輪郭に沿って、影の輪郭の内側のみを映像光を投影しないように制御することができる。これにより、映像光を遮蔽物に直接照射することなく、映像光を投影しない領域を必要最小限に縮小することができ、かつ、投影領域中の遮蔽物に遮蔽されない領域については、映像光がそのまま投影されるため、投影領域中の遮蔽物に遮蔽されない領域を視聴者にとって見やすくすることができる。
上記一の局面によるプロジェクタにおいて、好ましくは、輪郭検知手段は、赤外光照射部を含み、赤外光照射部は、装置本体のスクリーンと対向する面の両端部近傍に1つずつ配置され、スクリーンに向かって赤外光を照射する第1赤外光照射部と第2赤外光照射部とを有し、制御部は、輪郭検知手段により検知された第1赤外光照射部による影の輪郭と第2赤外光照射部による影の輪郭とを比較することによって、装置本体とスクリーンとの間の遮蔽物の有無を判断するように構成されている。このように構成すれば、輪郭検知手段により、可視光ではない赤外光が作る遮蔽物の影の輪郭が検知されるので、遮蔽物の検知によって、スクリーンへの映像光の投影が妨げられないようにすることができる。また、プロジェクタのスクリーンと対向する面の両端部に1つずつ赤外光照射部を設けることによって、2つの赤外線照射部が照射する赤外光が作る遮蔽物の2つの影の輪郭を検知することができる。これにより、輪郭検知手段によって検知された第1赤外光照射部による影の輪郭と第2赤外光照射部による影の輪郭とを比較することにより、装置本体とスクリーンとの間の遮蔽物の有無を正確に判断することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、輪郭検知手段により検知された第1赤外光照射部による遮蔽物の影の輪郭と第2赤外光照射部による遮蔽物の影の輪郭とを合成した輪郭の内側を除いた状態で映像光を投影するように光変調素子を制御するように構成されている。このように構成すれば、遮蔽物の位置に関わらず、遮蔽物の影以外の領域に映像光を投影することができるので、映像光が遮蔽物に直接照射されるのをより正確に抑制することができる。
上記赤外光照射部を備えるプロジェクタにおいて、好ましくは、輪郭検知手段により検知された第1赤外光照射部による影の輪郭を記録する記憶部をさらに備え、制御部は、記憶部に記録された第1赤外光照射部による影の輪郭と、輪郭検知手段により検知された第2赤外光照射部による影の輪郭とを比較するように構成されている。このように構成すれば、予め記憶部により記録された第1赤外光照射部による影の輪郭と、輪郭検知手段によって検知された第2赤外光照射部による影の輪郭とを比較することができるので、容易に、第1赤外光照射部による影の輪郭と、第2赤外光照射部とを比較することができる。
上記赤外光照射部を備えるプロジェクタにおいて、好ましくは、スクリーンを投影するための光源である光源ランプと、光源ランプから光変調素子を介して映像光化された光を投影するとともに、赤外光照射部から照射されてスクリーンによって反射された赤外光を入射させるための1つのレンズとをさらに備え、制御部は、光変調素子を光源ランプから照射された光を1つのレンズに映像光として反射させるとともに、1つのレンズを介して入射した赤外光照射部から照射された赤外光を輪郭検知手段の方向に向かって反射させるように制御するように構成されている。このように構成すれば、光源ランプからの光を映像光化するための光変調素子を用いて、1つのレンズから入射するスクリーンで反射された赤外光を輪郭検知手段の方向に向かって反射させることができる。これにより、赤外光を輪郭検知手段の方向に向かって反射させるための部品を別途設ける必要がないため、部品点数を削減することができる。また、光変調素子からの映像光を投影するとともに、スクリーンによって反射された赤外光を入射させる1つのレンズを設けることによって、赤外光を入射させるためのレンズを投影のためのレンズとは別個に設ける必要がないので、これによっても、部品点数を削減することができる。
上記赤外光照射部を備えるプロジェクタにおいて、好ましくは、光源ランプと光変調素子との間に配置され、光源ランプから出射された光を所定の色に着色するために複数の色領域と遮光領域からなり、回転するカラーホイールをさらに備え、制御部は、光源ランプからの光の光路に回転するカラーホイールの遮光領域が位置する毎に、赤外光照射部により赤外光が照射されて、輪郭検知手段が赤外光によってできる影の輪郭を検知するように制御するように構成されている。このように構成すれば、光源ランプからの光の光路に、回転するカラーホイールに設けられた遮光領域が位置するカラーホイールの1回転毎に、装置本体とスクリーンとの間に位置する遮蔽物の影の輪郭を検知することができるので、遮蔽物が動いても、遮蔽物の動きを輪郭検知手段により検知することができる。これにより、映像光を投影しない遮蔽物の影の内側の領域を、遮蔽物の動きに合わせて追従させることができる。その結果、遮蔽物が動いても、映像光が遮蔽物に直接照射されるのを抑制することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるプロジェクタの全体構造を示した斜視図である。また、図2は、図1のプロジェクタの内部構造を示した平面図である。図3〜図8は、図1に示した本発明の一実施形態によるプロジェクタの構成を示した図である。なお、本実施形態では、プロジェクタの一例として、DMDにより光源ランプからの光を映像光化して投影するDLP(Digital Light Processing)型のプロジェクタについて説明する。まず、図1〜図8を参照して、本発明の一実施形態によるプロジェクタ1の構成について説明する。
本発明の一実施形態によるプロジェクタ1の筐体2は、図1に示すように、前部筐体3、後部筐体4、上部筐体5、および下部筐体6を含んでいる。前部筐体3の矢印X1方向の端部側には、レンズ挿入部3aが形成されている。
また、このレンズ挿入穴3aには、映像を投影するとともに、外部からの光を入射させるための1つのレンズ7が挿入されている。また、上部筐体5の上面の後方(矢印Y2方向)には、押下によりプロジェクタ1の動作を指示する複数の操作ボタン8が設けられている。
ここで、本実施形態では、前部筐体3には第1赤外線LED9aと第2赤外線LED9bとが配置されている。具体的には、前部筐体3の上部の矢印X1方向側の端部近傍には、第1赤外線LED9aが配置されている。また、前部筐体3の上部の矢印X2方向側の端部近傍には、第2赤外線LED9bが配置されている。この第1赤外線LED9aおよび第2赤外線LED9bは、赤外光300(400)を発光することにより、プロジェクタ1とスクリーン100との間に位置する遮蔽物の影をスクリーン100(図8参照)に作るために設けられている。なお、第1赤外線LED9aは、本発明の「赤外光照射手段」、「第1赤外光照射手段」および「輪郭検知手段」の一例であり、第2赤外線LED9bは、本発明の「赤外光照射手段」、「第2赤外光照射手段」および「輪郭検知手段」の一例である。
また、図2に示すように、プロジェクタ1の装置本体50には、光源であるバルブ10aと、バルブ10aから照射される光を反射して集光するためのリフレクタ10bとから構成される光源ランプ10が配置されている。この光源ランプ10の矢印X1方向側には、光源ランプ10から照射された光を赤色、青色、緑色および白色光に順次変化させるためのカラーホイール20が配置されている。このカラーホイール20については、後に詳しく説明する。このカラーホイール20の光源ランプ10からの光の進行方向(矢印X1方向)側には、カラーホイール20を透過した光を集光した状態でミラー11に到達させるためのライトトンネル12とリレーレンズ13とが配置されている。このミラー11は、リレーレンズ13によって集光された光をDMD(Digital Micromirror Device)14の方向に反射されるために設けられている。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、DMD14は、ミラー11によって反射されて、集光レンズ15によって集光された光をレンズ7の方向に反射させるとともに、スクリーン100に反射して、レンズ7を介して入射した赤外光200を撮像できるように可視光を入射させない赤外線フィルムを貼付したCCD16(Charge Coupled Device)の方向に反射させるために設けられている。このCCD16は、プロジェクタ1とスクリーン100(図8参照)との間に位置する遮蔽物が赤外線LED9によりスクリーン100に作る影の輪郭を検知するために設けられている。なお、DMD14は、本発明の「光変調素子」の一例であり、CCD16は、本発明の「輪郭検知手段」の一例である。また、下部筐体6の後部(矢印Y2方向側)には、配線基板からなる回路部40が設置されている。
また、カラーホイール20は、図3〜図5に示すように、金属製(板金製)のカラーホイール支持部21に固定されたモータ22のモータ軸22a(図5参照)に回転可能に取り付けられている。具体的には、図5に示すように、カラーホイール20は、モータ軸22aに嵌め込まれた複数のカラーフィルタ部23と、樹脂製のカラーフィルタ部23をモータ22と反対側から固定する金属製の第1固定部材24および第2固定部材25と、カラーフィルタ部23に金属製のスペーサ26を介して固定されているホイール部27とを含んでいる。これにより、カラーホイール20は、モータ22のモータ軸22aの回転にともなって回転するように構成されている。また、図3および図4に示すように、カラーホイール20のホイール部27には、カラーホイール20の回転角度位置を検知するための黒色の吸光部27aが設けられている。また、カラーホイール支持部21には、配線基板28が固定されている。この配線基板28上には、ホイール部27の吸光部27aを検知することによりカラーホイール20の回転角度位置を検知するための光反射型センサからなるセンサ29が設けられている。
また、図4に示すように、カラーホイール支持部21には、モータ逃がし穴21aと、3つのネジ挿入穴21bとが設けられている。また、図5に示すように、モータ22は、カラーホイール支持部21に固定するための取付部22bを含んでいる。また、取付部22bは、カラーホイール支持部21のネジ挿入穴21bに対応する位置にネジ挿入穴22cを有している。このカラーホイール支持部21のネジ挿入穴21bとモータ22の取付部22bのネジ挿入穴22cとのそれぞれに、カラーホイール支持部21側からネジ30を挿入した状態で、ナット31によってモータ22側から締結されることによって、モータ22は、カラーホイール支持部21に固定されている。
また、本実施形態では、カラーホイール20の複数のカラーフィルタ部23は、図3に示すように、光源ランプ10(図2参照)からの光を透過させるように構成されているとともに、赤色領域23a、青色領域23b、緑色領域23c、白色領域23dおよび遮光領域23eから形成されている。このカラーフィルタ部23は、高速(約7200rpm)で回転することにより、透過させる光源ランプ10(図2参照)からの光の色を高速で順次変化させることによって、プロジェクタ1のレンズ7(図2参照)から投影される映像を、彩色(混色)されたように人間の目に見えるように投影させることが可能である。
また、回路部40には、図6および図7に示すように、DMD14やモータ22などの制御を行うCPUからなる第1制御部41と、CCD16をCCDドライバ42を介して制御するCPUからなる第2制御部43とが配置されている。この第1制御部41は、センサ29によって検知されたカラーホイール20の回転角度位置情報および投影する映像信号に基づいて、DMD14をON状態(光源ランプ10からの光をレンズ7の方向へ反射させる状態)とOFF状態(レンズ7から入射する光をCCD16の方向へ反射させる状態)とに変化させるように構成されている。なお、第1制御部41および第2制御部43は、本発明の「制御部」の一例である。
また、第1制御部41は、カラーホイール20のホイール部27の吸光部27aをセンサ29が検知した後の経過時間によってカラーホイール20のカラーフィルタ部23のどの領域が光源ランプ10からの光の光路に位置しているかを判断するように構成されている。これにより、第1制御部41は、カラーフィルタ部23の赤色領域23a、青色領域23b、緑色領域23c、白色領域23dに加えて遮光領域23eが光の経路に位置している期間を判別することが可能になる。また、第1制御部41は、カラーフィルタ部23の遮光領域23eが光の経路に位置している期間にのみ、第1赤外線LED9aおよび第2赤外線LED9bを発光させるように構成されている。この点に関しては、後に詳しく説明する。
また、第2制御部43は、CCDドライバ42を介してCCD16を制御している。また、CCD16によって撮影された映像は、CCDドライバ42によって画像処理された後に第2制御部43に伝達される。このとき、第2制御部43は、第1赤外線LED9aが発光している期間において、CCD16により撮影された第1赤外線LED9aによる映像をメモリ44に記録するように制御するように構成されている。なお、メモリ44は、本発明の「記憶部」の一例である。また、回路部40には、アナログ情報をデジタル情報に変換するためのA/Dコンバータ45が設けられている。このA/Dコンバータ45は、プロジェクタ1が投影するデジタル映像信号を第2制御部43に伝達するために設けられている。
図9は、カラーフィルタの各領域が光源ランプからの光の光路に位置している際の、DMDの状態と発光する第1赤外線LEDおよび第2赤外線LEDとを説明するための図である。また、図10は、本発明の一実施形態によるプロジェクタがプロジェクタとスクリーンとの間に遮蔽物が位置する際の投影動作を説明するためのフローチャートである。また、図11〜図13は、プロジェクタとスクリーンとの間に遮蔽物が存在するときのスクリーンに投影される遮蔽物の影を説明するための図である。次に、図3、図4および図6〜図13を参照して、本実施形態によるプロジェクタ1の動作について説明する。
まず、図3および図4に示すように、カラーホイール20がモータ22により高速(約7200rpm)で回転させることによって、カラーフィルタ部23の各領域が光源ランプ10(図6参照)からの光200の光路に順次位置する。具体的には、光源ランプ10からの光の光路に位置するカラーフィルタ部23(図3参照)の色領域は、図9に示すように、赤色領域23a、青色領域23b、緑色領域23c、白色領域23d、遮光領域23eの順番で時分割で変化する。また、各色領域が光源ランプ10からの光200の光路に位置する時間は、カラーフィルタ部23(図3参照)の各色領域の大きさ(角度範囲)に対応している。この赤色領域23a、青色領域23b、緑色領域23cおよび白色領域23dの色領域の変化に同期させて、投影する画像の映像信号に基づいてDMD14のON/OFF制御を行うことにより、各色毎に明るさ(階調)を制御する。これによって、スクリーン上に映像信号に対応したカラーの映像を投影することが可能になる。
また、図9に示すように、遮光領域23e(図3参照)を除く色領域(赤色領域23a、青色領域23b、緑色領域23cおよび白色領域23d)が光源ランプ10(図6参照)からの光200の光路に位置すると第1制御部41に判断された際に、映像信号に応じてDMD14は、ON状態になるように制御されている。そして、所定の色領域と次の色領域との境界領域近傍が光源ランプ10からの光200の光路に位置すると判断された際には、DMD14は、一定時間OFF状態になる。なお、図9では、説明の便宜上、赤色領域23a、青色領域23b、緑色領域23cおよび白色領域23dの各境界領域以外の期間の全てでDMD14がON状態になるように図示したが、実際には、各色の映像信号(明るさの階調)に応じてDMD14がONする期間とOFFする期間との比を調整することにより、各色の明るさを制御するように構成されている。
ここで、本実施形態では、図9に示すように、白色領域23dから遮光領域23e(図3参照)に移行する際には、DMD14(図7参照)は、OFF状態になるように制御され、遮光領域23eに移行したと判断された後も、OFF状態が維持される。また、白色領域23dから遮光領域23eに移行する際には、DMD14(図7参照)がOFF状態になるように制御されるとともに、第1赤外線LED9aが発光するように制御される。そして、遮光領域23eの角度範囲の半分の角度位置に到達したと判断されたときには、第1赤外線LED9aは発光を停止するように制御されるとともに、第2赤外線LED9bが発光するように制御される。そして赤色領域23aに移行した後、一定時間経過して、遮光領域23eと赤色領域23aとの境界領域を通過したと判断されたときに、DMD14(図7参照)は、ON状態になるように制御されるとともに、第2赤外線LED9bは発光を停止するように制御される。
次に、プロジェクタ1の遮蔽物検知動作および投影動作について説明する。まず、図10に示すように、第1制御部41では、ステップS1において、センサ29がカラーホイール20のホイール部27の吸光部27aを検知したか否かが第1制御部41により判断され、センサ29が吸光部27aを検知するまでこの判断が繰り返される。そして、第1制御部41によりセンサ29が吸光部27aを検知したと判断されると、ステップS2に移行する。
そして、ステップS2において、センサ29が吸光部27aを検知してから第1の時間が経過したか否かが判断され、第1の時間が経過するまでこの判断が繰り返される。この第1の時間とは、センサ29が吸光部27aを検知してから、カラーフィルタ部23の遮光領域23eが光源ランプ10からの光の光路に位置するまでの時間である。このステップS3では、第1制御部41は、センサ29が吸光部27aを検知してから第1の時間が経過したか否かを判断することによって、カラーフィルタ部23の遮光領域23eが光源ランプ10からの光の光路に位置しているか否かを判断している。そして、第1制御部41によりセンサ29が吸光部27aを検知してから第1の時間が経過したと判断された場合には、ステップS3に移行して、DMD14はOFF状態になるように制御されて、ステップS4に移行する。
そして、ステップS4において、第1赤外線LED9aが発光するように制御されてステップS5に移行する。そして、ステップS5において、第1制御部41は、第1赤外線LED9aによって発光されて、スクリーン100によって反射された赤外光300を映像としてメモリ44に記録するように第2制御部43に記録指示信号を送信してステップS6に移行する。
そして、第2制御部43では、ステップS21において、ステップS5で送信された記録指示信号が受信されたか否かが判断され、受信されたと判断されるまでこの判断が繰り返される。そして記録指示信号を受信したと判断された場合には、ステップS22に移行して、第1赤外線LED9aから発光され、スクリーン100に反射してレンズ7を介して入射した後、CCD16によって撮影された赤外光300による影の映像は、メモリ44により記録される。
そして、第1制御部41では、ステップS6において、センサ29が吸光部27aを検知してから第2の時間が経過したか否かが判断され、第2の時間が経過するまでこの判断が繰り返される。この第2の時間とは、センサ29が吸光部27aを検知してから、光源ランプ10からの光の光路に位置した遮光領域23eの半分がカラーホイール20の回転
により通過するまでの時間である。そして、センサ29が吸光部27aを検知してから第2の時間が経過したと判断された場合には、ステップS7に移行して、第1赤外線LED9aの発光を停止して、ステップS8に移行する。そして、ステップS8において、第2制御部43に記録終了信号を送信してステップS9に移行して、第2赤外線LED9bを発光させて、ステップS10に移行する。
そして、第2制御部43では、ステップS23において、ステップS8で送信された記録終了信号を受信したか否かが判断され、受信されるまでこの判断が繰り返される。そして、記録終了信号を受信したと判断された場合には、ステップS24に移行して、メモリ44による記憶を終了して、ステップS25に移行する。そして、ステップS25では、第2赤外線LED9bから発光され、スクリーン100に反射してレンズ7を介して入射した後、CCD16によって撮影された赤外光400による影の映像と、メモリ44に記録された第1赤外線LED9aによる影の映像とを比較して、ステップS26に移行する。
ここで、ステップS26において、プロジェクタ1とスクリーン100との間に遮蔽物が存在するか否かを判断する。この判断は、ステップS25における、第1赤外線LED9aによる影の映像と、第2赤外線LED9bによる影の映像との比較によって行われる。具体的には、メモリ44に記録された第1赤外線LED9aによる影の映像と、第2赤外線LED9bによる影の映像にずれがなければ、2つの影の映像は、スクリーン100から反射した赤外光を撮影したものと判断される。これにより、プロジェクタ1とスクリーン100との間に遮蔽物が存在しないと判断されて、ステップS29に移行する。また、メモリ44に記録された第1赤外線LED9aによる影の映像と、第2赤外線LED9bによる影の映像とにずれがあれば、2つの影は、プロジェクタ1とスクリーン100との間に存在する遮蔽物の影と判断されて、プロジェクタ1とスクリーン100との間には、遮蔽物が存在すると判断されて、ステップS27に移行する。
そして、ステップS27において、メモリ44に記録された第1赤外線LED9aによる遮蔽物の影の映像と、第2赤外線LED9bによる遮蔽物の影の映像とを合成して、ステップS28に移行する。なお、この影の合成については、後に詳しく説明する。そして、ステップ28において、A/Dコンバータからの映像投影信号に、ステップS27で合成した遮蔽物の影の部分を黒画面として投影するように合成加工した映像信号を第1制御部41に送信する。また、ステップS26において、プロジェクタ1とスクリーン100との間に遮蔽物が存在しないと判断された場合、ステップS29において、A/Dコンバータからの映像投影信号を加工せずにそのまま第1制御部41に送信する。
そして、第1制御部41側では、ステップS10において、センサ29が吸光部27aを検知してから第3の時間が経過したか否かが判断され、第3の時間が経過するまでこの判断が繰り返される。この第3の時間とは、センサ29が吸光部27aを検知してから、光源ランプ10からの光の光路に位置するカラーフィルタ部23の色領域が遮光領域23eから赤色領域23aに移行するまでの時間である。そして、センサ29が吸光部27aを検知してから第3の時間が経過したと判断された場合には、ステップS11に移行して、第2赤外線LED9bの発光を停止して、ステップS12に移行する。
そして、ステップS12では、ステップS28およびステップS29において送信された映像信号を受信したか否かが判断され、受信したと判断されるまでこの判断が繰り返される。そして、ステップS28およびステップS29において送信された映像信号を受信したと判断された場合、ステップS13に移行して、DMD14をON状態にして第2制御部から受信した映像信号に基づいて投影する。具体的には、ステップS12において、ステップS28において送信された映像信号を受信した場合には、ステップS13において、ステップS27おいて合成された影の情報に基づいて、プロジェクタ1とスクリーン100との間に位置する遮蔽物の影の部分を黒画面として投影するようにDMD14を制御する。また、ステップS12において、ステップS29において送信された映像信号を受信した場合には、ステップS13において、A/Dコンバータ45からの投影信号を加工せずに投影するようにDMD14を制御する。
次に、プロジェクタ1とスクリーン100との間に遮蔽物が存在するとき(図8参照)の赤外線LED9による影の輪郭の検知について説明する。まず、図11に示すように、プロジェクタ1の正面に遮蔽物としての人が位置している場合、第1赤外線LED9aによって発光される赤外光300による影の領域は、斜線領域H1である。また、第2赤外線LED9bによって発光される赤外光400による影の領域は、斜線領域H2である。また、第1赤外線LED9aによる影の領域と第2赤外線LED9bによる影の領域とが重複する領域は、斜線交差領域H3である。このように、プロジェクタ1とスクリーン100との間に遮蔽物が存在すると、2つの赤外線LED9により、影にずれが生じるため、遮蔽物の存在を検知することが可能である。この場合、プロジェクタ1は、斜線領域H1と斜線領域H2とを合わせた領域の最外線によって囲まれる内側を黒画面として投影するので、プロジェクタ1からの映像光が遮蔽物に直接照射されることはない。その結果、遮蔽物が人である場合、映像光がプロジェクタ1とスクリーン100との間に位置する人の目に入らないようにすることが可能である。
また、図12および図13に示すように、プロジェクタ1とスクリーン100との間の左右にずれた位置に遮蔽物が存在する場合、第1赤外線LED9aによる影と第2赤外線LED9bによる影との共通部分である実線部L1と破線部L2とに囲まれた領域を遮蔽物の影と検知して、この領域を黒画面として映像光を投影すると、遮蔽物の一部に映像光が直接照射される領域が生じる。このため、第1赤外線LED9aによる斜線領域H4と、第2赤外線LED9bによる影領域の斜線領域H5とを合わせた領域の最外線によって囲まれる内側を黒画面として投影する本実施形態は、遮蔽物に映像光が直接照射されることを、より正確に、避けることが可能である。
本実施形態では、上記のように、CCD16によって検知されたプロジェクタ1とスクリーン100との間に位置する遮蔽物の影の輪郭の情報に基づいて、第1制御部43は、遮蔽物の影の輪郭の内側を除いた状態で投影するようにDMD14を制御する構成によって、CCD16によって検知されたプロジェクタ1とスクリーン100との間に位置する遮蔽物の影の輪郭に沿って、影の輪郭の内側のみを映像光を投影しないように制御することができる。これにより、映像光を遮蔽物に直接照射することなく、映像光を投影しない領域を必要最小限に縮小することができ、かつ、投影領域中の遮蔽物に遮蔽されない領域については、映像光がそのまま投影されるため、投影領域中の遮蔽物に遮蔽されない領域を視聴者によって見やすくすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、CCD16は、赤外線LED9を含み、赤外線LED9は、プロジェクタ1のスクリーン100と対向する面の両端部近傍に1つずつ配置され、スクリーン100に向かって赤外光を照射する第1赤外線LED9aと第2赤外光9bとを有し、第2制御部43を、CCD16により検知された第1赤外線LED9aによる影の輪郭と第2赤外線LED9bによる影の輪郭とを比較することによって、プロジェクタ1とスクリーン100との間の遮蔽物の有無を判断するように構成することによって、CCD16により、可視光ではない赤外光による遮蔽物の影の輪郭が検知されるので、遮蔽物の検知によって、スクリーン100への映像光の投影が妨げられないようにすることができる。また、プロジェクタのスクリーンと対向する面の両端部に第1赤外線LED9aおよび第2赤外線LED9bを設けることによって、遮蔽物の影の輪郭のずれを検知することができるので、CCD16によって検知された第1赤外線LED9aによる影の輪郭と第2赤外線LED9bによる影の輪郭とを比較することにより、プロジェクタ1とスクリーン100との間の遮蔽物の有無を正確に判断することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1制御部41を、CCD16により検知された第1赤外線LED9aによる遮蔽物の影の輪郭と第2赤外線LED9bによる遮蔽物の影の輪郭とを合成した輪郭の内側を除いた状態で映像光を投影するようにDMD14を制御するように構成することによって、遮蔽物の位置に関わらず、遮蔽物の影以外の領域に映像光を投影することができるので、映像光が遮蔽物に直接照射されるのをより正確に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、CCD16により検知された第1赤外線LED9aによる影の輪郭を記録するメモリ44をさらに備え、第2制御部43は、メモリに記録された第1赤外線LED9aによる影の輪郭と、CCD16により検知された第2赤外線LED9bによる影の輪郭とを比較するように構成することによって、予めメモリ44により記録された第1赤外線LED9aによる影の輪郭と、CCD16によって検知された第2赤外線LED9bによる影の輪郭とを比較することができるので、容易に、第1赤外線LED9aによる影の輪郭と、第2赤外線9bによる影の輪郭とを比較することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スクリーン100を投影するための光源である光源ランプ10と、光源ランプ10からDMDを介して映像光化された光を投影するとともに、赤外線LED9から照射されてスクリーン100で反射された赤外光を入射させるための1つのレンズ7とをさらに備え、第1制御部41を、DMD14を光源ランプ10から照射された光を1つのレンズ7に映像光として反射させるとともに、1つのレンズ7を介して入射した赤外線LED9から照射された赤外光をCCD16の方向に向かって反射させるように制御するように構成することによって、光源ランプ10からの光を映像光化するためのDMD14を用いて、1つのレンズ7から入射するスクリーン100で反射された赤外光をCCD16の方向に向かって反射させることができる。これにより、赤外光をCCD16の方向に向かって反射させるための部品を別途設ける必要がないため、部品点数を削減することができる。また、DMD14からの映像光を投影するとともに、スクリーン100によって反射された赤外光300(400)を入射させる1つのレンズ7を設けることによって、赤外光300(400)を入射させるためのレンズを投影のためのレンズとは別個に設ける必要がないので、部品点数を削減することができる。
また、本実施形態では、上記のように、光源ランプ10とDMD14との間に配置され、光源ランプ10から出射された光を所定の色に着色するために複数の色領域と遮光領域23eからなり、高速で回転するカラーホイール20をさらに備え、第1制御部41を、光源ランプ10からの光の光路高速で回転するカラーホイール20の遮光領域23eが位置するカラーホイール20の1回転毎に、赤外線LED9により赤外光が照射されて、CCD16が赤外光によってできる影の輪郭を検知するように制御するように構成することによって、光源ランプ10からの光の光路に高速で回転するカラーホイールに設けられた遮光領域が位置する毎に、プロジェクタ1とスクリーン100との間に位置する遮蔽物の影の輪郭を検知することができるので、遮蔽物が動いても、遮蔽物の動きをCCD16によって検知することができる。これにより、映像光を投影しない遮蔽物の影の内側の領域を、遮蔽物の動きに合わせて追従させることができる。その結果、遮蔽物が動いても、映像光が遮蔽物に直接照射されるのを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、輪郭検知手段の一例としてCCDを示したが、本発明はこれに限らず、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの他のイメージセンサに赤外線フィルムを貼付したものを用いてもよい。
また、上記実施形態では、輪郭検知手段および赤外光照射部の一例として赤外線LEDを示したが、本発明はこれに限らず、赤外線ランプを用いてもよい。
また、上記実施形態では、光変調素子の一例としてDMDを示したが、本発明はこれに限らず、DMDに代えて、液晶パネルを用いてもよい。
また、上記実施形態では、装置本体の動作を司る制御部として第1制御部と第2制御部とを設ける一例を示しが、本発明はこれに限らず、1つの制御部を用いて装置本体を制御するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、遮光手段をカラーホイールのカラーフィルタに形成された遮光領域により構成する例を示したが、本発明はこれに限らず、遮光手段を、光源ランプとミラーとの間にカラーホイールとは別個に設けた遮光部材により構成してもよい。
本発明の一実施形態によるプロジェクタの全体構造を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態によるプロジェクタの内部構造を説明するための平面図である。 図1に示した一実施形態によるプロジェクタのカラーホイールの構造を説明するための斜視図である。 図1に示した一実施形態によるプロジェクタのカラーホイールの構造を説明するための斜視図である。 図3に示した一実施形態によるカラーホイールの構造を説明するための断面図である。 図1に示した一実施形態によるプロジェクタの構成を説明するための図である。 図1に示した一実施形態によるプロジェクタの回路部の構成を説明するためのブロック図である。 図1に示した一実施形態によるプロジェクタとスクリーンとの間に位置する遮蔽物の影の検知を説明するための図である。 図1に示した一実施形態によるプロジェクタのカラーホイールのカラーフィルタの順次変化と、カラーフィルタの順次変化に対応したDMDの状態変化と赤外線LEDの発光を説明するための図である。 図1に示した一実施形態によるプロジェクタの動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した一実施形態によるプロジェクタとスクリーンとの間に位置する遮蔽物の影の検知を説明するための図である。 図1に示した一実施形態によるプロジェクタとスクリーンとの間に位置する遮蔽物の影の検知を説明するための図である。 図1に示した一実施形態によるプロジェクタとスクリーンとの間に位置する遮蔽物の影の検知を説明するための図である。
符号の説明
1 プロジェクタ
7 レンズ
9a 第1赤外線LED(輪郭検知手段、赤外光照射部、第1赤外光照射部)
9b 第2赤外線LED(輪郭検知手段、赤外光照射部、第2赤外光照射部)
10 光源ランプ
14 DMD(光変調素子)
16 CCD(輪郭検知手段)
20 カラーホイール
23e 遮光領域(遮光手段)
41 第1制御部(制御部)
43 第2制御部(制御部)
44 メモリ(記憶部)
50 装置本体
100 スクリーン

Claims (6)

  1. 装置本体と、
    映像をスクリーンに投影するための光変調素子と、
    前記スクリーンに投影される、前記装置本体と前記スクリーンとの間に位置する遮蔽物の影の輪郭を検知するための輪郭検知手段と、
    前記輪郭検知手段によって検知された前記遮蔽物の影の輪郭の情報に基づいて、前記遮蔽物の影の輪郭の内側を除いた状態で投影するように前記光変調素子を制御する制御部とを備えた、プロジェクタ。
  2. 前記輪郭検知手段は、赤外光照射部を含み、
    前記赤外光照射部は、前記装置本体の前記スクリーンと対向する面の両端部近傍に1つずつ配置され、前記スクリーンに向かって赤外光を照射する第1赤外光照射部と第2赤外光照射部とを有し、
    前記制御部は、前記輪郭検知手段により検知された前記第1赤外光照射部による影の輪郭と前記第2赤外光照射部による影の輪郭とを比較することによって、前記装置本体と前記スクリーンとの間の遮蔽物の有無を判断するように構成されている、請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記制御部は、前記輪郭検知手段により検知された前記第1赤外光照射部による前記遮蔽物の影の輪郭と前記第2赤外光照射部による前記遮蔽物の影の輪郭とを合成した輪郭の内側を除いた状態で映像光を投影するように前記光変調素子を制御するように構成されている、請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記輪郭検知手段により検知された前記第1赤外光照射部による影の輪郭を記録する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記録された前記第1赤外光照射部による影の輪郭と、前記輪郭検知手段により検知された前記第2赤外光照射部による影の輪郭とを比較するように構成されている、請求項2または3に記載のプロジェクタ。
  5. 光源ランプと、
    前記光源ランプから前記光変調素子を介して映像光化された光を投影するとともに、前記赤外光照射部から照射されて前記スクリーンによって反射された赤外光を入射させるための1つのレンズとをさらに備え、
    前記制御部は、前記光変調素子を前記光源ランプから照射された光を前記1つのレンズに映像光として反射させるとともに、前記1つのレンズを介して入射した前記赤外光照射部から照射された赤外光を前記輪郭検知手段の方向に向かって反射させるように制御するように構成されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  6. 前記光源ランプと前記光変調素子との間に配置され、前記光源ランプから出射された光を所定の色に着色するために複数の色領域と遮光領域とからなり、回転するカラーホイールをさらに備え、
    前記制御部は、前記光源ランプからの光の光路に回転する前記カラーホイールの遮光領域が位置する毎に、前記赤外光照射部により赤外光が照射されて、前記輪郭検知手段が赤外光によってできる影の輪郭を検知するように制御するように構成されている、請求項2〜5のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
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