JP2009042194A - デュワの不使用時保管方法およびデュワ - Google Patents

デュワの不使用時保管方法およびデュワ Download PDF

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Abstract

【課題】不使用時保管中の特性劣化を防止する。
【解決手段】気体引抜管(17)を真空ポンプに連結し、バルブ(18)を開状態にし、内槽(12)の内部空間(12b)から空気を引き抜く。この真空引きが終わると、バルブ(18)を閉状態にする。
【効果】内槽(12)の内部空間(12b)に空気が存在しなくなるため、中空管(13)のFRP壁を透過して真空空間(14)に水蒸気が侵入することがなくなり、不使用時保管が長期間になっても、真空空間(14)の真空度を高く維持することが出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は、デュワの不使用時保管方法およびデュワに関し、さらに詳しくは、不使用時保管中の特性劣化を防止することが出来るデュワの不使用時保管方法およびデュワに関する。
従来、上面部に液体窒素投入口を有する外槽と、上面部に液体窒素投入口を有する内槽と、外槽の液体窒素投入口と内槽の液体窒素投入口とを連通させると共に外槽の内部に内槽を吊す中空管と、外槽内面と内槽外面の間に介在する真空空間と、外槽の液体窒素投入口を塞ぐ蓋とを具備したデュワが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このようなデュワは、気密性の観点から外槽および内槽が金属製とされ、外槽と内槽の間の断熱性の観点から中空管がFRP(Fiber Reinforced Plastic)製あるいは薄いステンレス製とされている。また、使用時に内槽に投入した液体窒素から発生した窒素ガスが外部へ逃げられるように、外槽の液体窒素投入口を蓋が塞ぐ気密性はない。
特開2006−090798号公報
従来のデュワは、不使用時には、内槽の内部空間に空気が入った状態で蓋をされて保管されている。しかし、上述のように蓋の気密性はないので、外部と内槽の内部空間の間で空気の出入りがある。つまり、水蒸気を含んだ空気が外部から内槽の内部空間に入り込む。
中空管として代表的なFRPは、真空保持容器の一部分として使用した時、時間経過と共に少量ずつ水蒸気を透過することが知られている。
この結果、デュワの不使用時保管が長期間になると、水蒸気を含んだ空気が外部から内槽の内部空間に入り、内槽の内部空間に入った空気中の水蒸気が中空管のFRP壁を透過して外槽と内槽の間の真空空間に侵入し、真空空間の真空度を下げる問題点がある。そして、真空空間の真空度が下がると、真空断熱の効果が低下し、デュワの使用時に内槽に投入した極低温液体の消費量が増えてしまう問題点がある。さらには、デュワの液体窒素で冷却しているセンサの温度が外部からの熱侵入により上昇し、センサの性能が得られなくなる問題点がある。
そこで、本発明の目的は、不使用時保管中の特性劣化を防止することが出来るデュワの不使用時保管方法およびデュワを提供することにある。
ところで、外槽の液体窒素投入口と内槽の液体窒素投入口とを連通させると共に外槽の内部に内槽を吊す中空管に薄いステンレス管を用いた場合は、内槽の内部空間に入った空気中の水蒸気が中空管であるステンレス壁を透過して外槽と内槽の間の真空空間に侵入することはないが、材質的に熱伝導率がFRPよりも良いことから、中空管として必要な機械的強度をFRPと同様にした場合の厚みにすると、熱伝導が大きくなり、液体窒素使用量が大きくなってしまう。したがって中空管の材質として一般的ではない。
第1の観点では、本発明は、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の外槽と、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の内槽と、前記外槽の極低温液体投入口と前記内槽の極低温液体投入口とを連通させると共に前記外槽の内部に前記内槽を吊すFRP製の中空管と、前記外槽内面と前記内槽外面の間に介在する真空空間とを具備したデュワの前記内槽の内部空間を真空引きした後で前記外槽の極低温液体投入口を気密に封じておくことを特徴とするデュワの不使用時保管方法を提供する。
上記第1の観点によるデュワの不使用時保管方法では、デュワの内槽の内部空間を真空引きした後で外槽の極低温液体投入口を気密に封じておく。これにより、内槽の内部空間に空気が存在しなくなるため、FRP壁を透過して外槽と内槽の間の真空空間に水蒸気が侵入することがなくなり、デュワの不使用時保管が長期間になっても、真空空間の真空度を高く維持することが出来る。そして、真空空間の真空度が下がらないため、真空断熱の効果も維持でき、デュワの使用時に内槽に投入した極低温液体の消費量が増えることも防止できる。さらに、外部からの熱侵入を防止できるため、デュワの液体窒素でセンサを十分に冷却でき、所定のセンサの性能が得られる。
第2の観点では、本発明は、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の外槽と、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の内槽と、前記外槽の極低温液体投入口と前記内槽の極低温液体投入口とを連通させると共に前記外槽の内部に前記内槽を吊すFRP製の中空管と、前記外槽内面と前記内槽外面の間に介在する真空空間とを具備したデュワの前記内槽の内部空間へヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後で前記外槽の極低温液体投入口を気密に封じておくことを特徴とするデュワの不使用時保管方法を提供する。
上記第2の観点によるデュワの不使用時保管方法では、デュワの内槽の内部空間にヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後で外槽の極低温液体投入口を気密に封じておく。これにより、内槽の内部空間に空気が存在しなくなるため、FRP壁を透過して外槽と内槽の間の真空空間に水蒸気が侵入することがなくなり、デュワの不使用時保管が長期間になっても、真空空間の真空度を高く維持することが出来る。そして、真空空間の真空度が下がらないため、真空断熱の効果も維持でき、デュワの使用時に内槽に投入した極低温液体の消費量が増えることも防止できる。さらに、外部からの熱侵入を防止できるため、デュワの液体窒素でセンサを十分に冷却でき、所定のセンサの性能が得られる。
第3の観点では、本発明は、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の外槽と、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の内槽と、前記外槽の極低温液体投入口と前記内槽の極低温液体投入口とを連通させると共に前記外槽の内部に前記内槽を吊すFRP製の中空管と、前記外槽内面と前記内槽外面の間に介在する真空空間と、前記外槽の極低温液体投入口を塞ぐ蓋と、前記外槽の上面と前記蓋の間に介設されたOリングと、前記蓋に設けられ前記内槽から気体を引き抜くために用いられると共に気体を引き抜いた後で塞がれる気体引抜管とを具備したことを特徴とするデュワを提供する。
上記第3の観点によるデュワでは、デュワの内槽の内部空間を真空引きした後で外槽の極低温液体投入口を気密に封じておくことが出来る。これにより、内槽の内部空間に空気が存在しなくなるため、FRP壁を透過して外槽と内槽の間の真空空間に水蒸気が侵入することがなくなり、デュワの不使用時保管が長期間になっても、真空空間の真空度を高く維持することが出来る。そして、真空空間の真空度が下がらないため、真空断熱の効果も維持でき、デュワの使用時に内槽に投入した極低温液体の消費量が増えることも防止できる。さらに、外部からの熱侵入を防止できるため、デュワの液体窒素でセンサを十分に冷却でき、所定のセンサの性能が得られる。
なお、デュワの内槽の内部空間を真空引きした後で気体引抜管を塞ぐことで負圧により蓋を固定できるため、蓋の固定手段が要らない利点もある。
第4の観点では、本発明は、前記第3の観点によるデュワにおいて、前記内槽から気体を引き抜くときには開状態にされ且つ気体を引き抜いた後では閉状態にされるバルブを前記気体引抜管に設けたことを特徴とするデュワを提供する。
上記第4の観点によるデュワでは、デュワの内槽の内部空間を真空引きした後でバルブを閉じることで負圧により容易に蓋を固定することが出来る。また、使用時には、バルブを開けて空気を入れることで、容易に蓋を取ることが出来る。
第5の観点では、本発明は、前記第3の観点によるデュワにおいて、前記内槽から気体を引き抜いた後で変形させて塞ぐことが可能な肉厚の銅管を用いて前記気体引抜管を構成したことを特徴とするデュワを提供する。
上記第5の観点によるデュワでは、デュワの内槽の内部空間を真空引きした後で銅管を潰すことで負圧により蓋を固定することが出来る。また、使用時には、銅管を切って空気を入れることで、容易に蓋を取ることが出来る。
第6の観点では、本発明は、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の外槽と、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の内槽と、前記外槽の極低温液体投入口と前記内槽の極低温液体投入口とを連通させると共に前記外槽の内部に前記内槽を吊すFRP製の中空管と、前記外槽内面と前記内槽外面の間に介在する真空空間と、前記外槽の極低温液体投入口を塞ぐ蓋と、前記外槽の上面と前記蓋の間に介設されたOリングと、前記外槽に前記蓋を固定するための固定手段と、前記蓋に設けられ前記内槽へヘリウムを除く不活性ガスを吹き込むために用いられると共にヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後で塞がれるガス吹込管とを具備したことを特徴とするデュワを提供する。
上記第6の観点によるデュワでは、デュワの内槽の内部空間にヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後で外槽の極低温液体投入口を気密に封じておく。これにより、内槽の内部空間に空気が存在しなくなるため、FRP壁を透過して外槽と内槽の間の真空空間に水蒸気が侵入することがなくなり、デュワの不使用時保管が長期間になっても、真空空間の真空度を高く維持することが出来る。そして、真空空間の真空度が下がらないため、真空断熱の効果も維持でき、デュワの使用時に内槽に投入した極低温液体の消費量が増えることも防止できる。さらに、外部からの熱侵入を防止できるため、デュワの液体窒素でセンサを十分に冷却でき、所定のセンサの性能が得られる。
なお、固定手段で蓋を外槽に固定するため、デュワの内槽の内部空間を大気圧以上の圧力にすることが可能となる。
第7の観点では、本発明は、前記第6の観点によるデュワにおいて、前記内槽へヘリウムを除く不活性ガスを吹き込むときには開状態にされ且つヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後では閉状態にされるバルブを前記ガス吹込管に設けたことを特徴とするデュワを提供する。
上記第7の観点によるデュワでは、デュワの内槽の内部空間にヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後でバルブを閉じることで容易にヘリウムを除く不活性ガスを閉じこめることが出来る。また、使用時には、バルブを開けることでデュワの内槽の内部空間を容易に大気圧に戻すことができ、安全に蓋を取ることが出来る。
第8の観点では、本発明は、前記第6の観点によるデュワにおいて、前記内槽へヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後で変形させて塞ぐことが可能な肉厚の銅管を用いて前記ガス吹込管を構成したことを特徴とするデュワを提供する。
上記第8の観点によるデュワでは、デュワの内槽の内部空間にヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後で銅管を潰すことで容易にヘリウムを除く不活性ガスを閉じこめることが出来る。また、使用時には、銅管を切ることでデュワの内槽の内部空間を容易に大気圧に戻すことができ、安全に蓋を取ることが出来る。
第9の観点では、本発明は、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の外槽と、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の内槽と、前記外槽の極低温液体投入口と前記内槽の極低温液体投入口とを連通させると共に前記外槽の内部に前記内槽を吊すFRP製の中空管と、前記外槽内面と前記内槽外面の間に介在する真空空間と、前記外槽の極低温液体投入口を気密に塞ぐように前記外槽の上面に貼着された封止テープと、前記内槽に吹き込まれたヘリウムを除く不活性ガスとを具備したことを特徴とするデュワを提供する。
上記第9の観点によるデュワでは、デュワの内槽の内部空間にヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後で外槽の極低温液体投入口を封止テープで封じておく。これにより、内槽の内部空間に空気が存在しなくなるため、FRP壁を透過して外槽と内槽の間の真空空間に水蒸気が侵入することがなくなり、デュワの不使用時保管が長期間になっても、真空空間の真空度を高く維持することが出来る。そして、真空空間の真空度が下がらないため、真空断熱の効果も維持でき、デュワの使用時に内槽に投入した極低温液体の消費量が増えることも防止できる。さらに、外部からの熱侵入を防止できるため、デュワの液体窒素でセンサを十分に冷却でき、所定のセンサの性能が得られる。
なお、封止テープを貼着してデュワの内槽の内部空間を封じるため、構成を簡単化できる利点がある。
本発明のデュワの不使用時保管方法およびデュワによれば、デュワの不使用時保管が長期間になっても、外槽と内槽の間の真空空間の真空度を高く維持できる。そして、真空空間の真空度が下がらないため、真空断熱の効果を高く維持でき、デュワの使用時に内槽に投入した極低温液体の消費量が増えてしまうことを防止できる。さらには、デュワの液体窒素で冷却しているセンサの温度が外部からの熱侵入により上昇することを防止でき、センサの所定の性能を維持することが出来る。
以下、図に示す実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係るX線検出器100の不使用時保管状態を示す断面図である。
このX線検出器100において、半導体X線検出素子70、FET(Field Effect Transistor)71、伝熱部材74および75を格納する真空容器90と、外槽11および内槽12からなるデュワ10とが、結合されている。真空容器90およびデュワ10の内部は、真空空間14である。デュワ10の内槽12に接続されている伝熱部材76は、真空容器90内の伝熱部材75と結合され、半導体X線検出素子70、プリアンプ72に接続されているFET71からの放熱を促す。また、真空容器90の先端にはBe窓73があり、X線の透過とともに真空封止を行う。真空空間14には、ガスを吸着するための吸着剤78が設置されている。
デュワ10の外槽11は、アルミニウム製であり、上面に液体窒素投入口11aを有している。また、外槽11の上面は、Oリング16と気密に密着しうる研磨面になっている。
デュワ10の内槽12は、アルミニウム製であり、上面に液体窒素投入口12aを有している。また、内槽12は、多層断熱膜19で包まれている。
外槽11の液体窒素投入口11aと内槽12の液体窒素投入口12aとは、FRP製の中空管13で連通されると共にこの中空管13で内槽12は外槽11の内部に吊るされている。
蓋15は、外槽11の液体窒素投入口11aを塞ぐためのものである。Oリング用溝16aが加工されている蓋15と外槽11の上面の間には、Oリング16が介設されている。
蓋15には、内槽12の内部空間12bから気体を引き抜くために用いられる気体引抜管17が接合されている。
気体引抜管17には、バルブ18が設置されている。
X線検出器100を出荷まで倉庫に保管しておく場合や出荷先まで輸送する場合のような不使用時には、気体引抜管17を真空ポンプ(図示省略)に連結し、バルブ18を開状態にし、内槽12の内部空間12bから気体を引き抜く。この真空引きが終わると、バルブ18を閉状態にする。すると、内槽12の内部空間12bが大気圧に比べて極低圧になっているため、大気圧で蓋15がOリング16を介して外槽11の上面に押し付けられ、固定具無しで、固定することが出来る。
不使用時保管状態のX線検出器100を出荷先に届けると、出荷先でバルブ18を開けて空気を入れる。これにより容易に蓋15を取ることが出来るので、蓋15およびOリング16を取り外し、外槽11の液体窒素投入口11aから液体窒素を内槽12の内部空間12bに投入する。そして、従来と同様の蓋をする。これにより、X線検出器100を使用状態にすることが出来る。
実施例1のデュワ10によれば次の効果が得られる。
(1)内槽12の内部空間12bに空気が存在しなくなるため、中空管13のFRP壁を透過して真空空間14に水蒸気が侵入することがなくなり、不使用時保管が長期間になっても、真空空間14の真空度を高く維持することが出来る。
(2)真空空間14の真空度が下がらないため、真空断熱の効果を維持できる。
(3)真空断熱の効果が下がらないため、X線検出器100の使用時にデュワ10に投入した液体窒素の消費量が増えることを防止できる。
(4)真空断熱の効果が下がらないため、外部からの熱侵入を防止でき、半導体X線検出素子70やFET71を十分に冷却でき、所定のセンサ性能が得られる。
(5)保管中は負圧により蓋15を外槽11に固定できるため、蓋15の固定手段が要らない。
(6)出荷先で取り外した蓋15,気体引抜管17およびバルブ18は、工場へ持って帰れば、再使用できる。
図2は、実施例2に係るX線検出器200の不使用時保管状態を示す断面図である。
このX線検出器200は、デュワ用蓋25以外は実施例1のX線検出器100と同じ構成である。
デュワ用蓋25は、変形させて塞ぐことが可能な肉厚の銅管により気体引抜管27を構成したこと及び実施例1のバルブ18を用いないこと以外は実施例1のデュワ用蓋15と同じ構成である。
X線検出器200を出荷まで倉庫に保管しておく場合や出荷先まで輸送する場合のような不使用時には、変形させる前の気体引抜管27を真空ポンプ(図示省略)に連結し、内槽12の内部空間12bから気体を引き抜く。この真空引きが終わると、気体引抜管27を潰して気体引抜管27を塞ぐ。すると、内槽12の内部空間12bが大気圧に比べて極低圧になっているため、大気圧で蓋25がOリング16を介して外槽11の上面に押し付けられ、固定具無しで、固定することが出来る。
不使用時保管状態のX線検出器200を出荷先に届けると、出荷先で気体引抜管27を切り取って空気を入れる。これにより容易に蓋25を取ることが出来るので、蓋25およびOリング16を取り外し、外槽11の液体窒素投入口11aから液体窒素を内槽12の内部空間12bに投入する。そして、従来と同様の蓋をする。これにより、X線検出器200を使用状態にすることが出来る。
実施例2のデュワ20によれば次の効果が得られる。
(1)内槽12の内部空間12bに空気が存在しなくなるため、中空管13のFRP壁を透過して真空空間14に水蒸気が侵入することがなくなり、不使用時保管が長期間になっても、真空空間14の真空度を高く維持することが出来る。
(2)真空空間14の真空度が下がらないため、真空断熱の効果を維持できる。
(3)真空断熱の効果が下がらないため、X線検出器200の使用時にデュワ20に投入した液体窒素の消費量が増えることを防止できる。
(4)真空断熱の効果が下がらないため、外部からの熱侵入を防止でき、半導体X線検出素子70やFET71を十分に冷却でき、所定のセンサ性能が得られる。
(5)保管中は負圧により蓋15を外槽11に固定できるため、蓋15の固定手段が要らない。
(6)実施例1のようなバルブ18を用いないため、構成が簡単になる。
図3は、実施例3に係るX線検出器300の不使用時保管状態を示す断面図である。
このX線検出器300において、半導体X線検出素子70、FET(Field Effect Transistor)71、伝熱部材74および75を格納する真空容器90と、外槽31および内槽12からなるデュワ30とが結合されている。真空容器90およびデュワ30の内部は、真空空間14である。デュワ30の内槽12に接続されている伝熱部材76は、真空容器90内の伝熱部材75と結合され、半導体X線検出素子70、プリアンプ72に接続されているFET71からの放熱を促す。また、真空容器90の先端にはBe窓73があり、X線の透過とともに真空封止を行う。真空空間14には、ガスを吸着するための吸着剤78が設置されている。
デュワ30の外槽31は、アルミニウム製であり、上面に液体窒素投入口31aを有している。また、外槽31の上面は、Oリング16と気密に密着しうる研磨面になっている。さらに、外槽31の上面部には、固定ボルト39を螺合するためのネジ穴が切ってある。
デュワ30の内槽12は、アルミニウム製であり、上面に液体窒素投入口12aを有している。また、内槽12は、多層断熱膜19で包まれている。
外槽31の液体窒素投入口31aと内槽12の液体窒素投入口12aとは、FRP製の中空管13で連通されると共にこの中空管13で内槽12は外槽31の内部に吊るされている。
蓋35は、外槽31の液体窒素投入口31aを塞ぐためのものである。蓋35のフランジ部には、固定ボルト39を貫通するための貫通穴とともにOリング用溝16aが加工されている。蓋35と外槽31の上面の間にOリング16を介設し、固定ボルト39により、蓋35は外槽31に固定されている。
蓋35には、内槽12の内部空間12bにヘリウムを除く不活性ガスを吹き込むために用いられるガス吹込管37が接合されている。
ガス吹込管37には、バルブ18が設置されている。
X線検出器300を出荷まで倉庫に保管しておく場合や出荷先まで輸送する場合のような不使用時には、アルゴンなどの不活性ガスを高圧充填したボンベ(図示省略)にガス吹込管37を連結し、バルブ18を開状態にし、内槽12の内部空間12bに不活性ガスを吹き込む。この吹込みが終わると、バルブ18を閉状態にする。すると、内槽12の内部空間12bにヘリウムを除く不活性ガスを高圧充填した状態で保管することが出来る。
不使用時保管状態のX線検出器300を出荷先に届けると、出荷先でバルブ18を開けてヘリウムを除く不活性ガスを逃がす。この後、固定ボルト39を外し、さらに蓋35およびOリング16を取り外す。そして、外槽31の液体窒素投入口31aから液体窒素を内槽12の内部空間12bに投入し、従来と同様の蓋をする。これにより、X線検出器300を使用状態にすることが出来る。
実施例3のデュワ30によれば次の効果が得られる。
(1)内槽12の内部空間12bがヘリウムを除く不活性ガスで満たされ、空気が存在しなくなるため、中空管13のFRP壁を透過して真空空間14に水蒸気が侵入することがなくなり、不使用時保管が長期間になっても、真空空間14の真空度を高く維持することが出来る。
(2)真空空間14の真空度が下がらないため、真空断熱の効果を維持できる。
(3)真空断熱の効果が下がらないため、X線検出器300の使用時にデュワ30に投入した液体窒素の消費量が増えることを防止できる。
(4)真空断熱の効果が下がらないため、外部からの熱侵入を防止でき、半導体X線検出素子70やFET71を十分に冷却でき、所定のセンサ性能が得られる。
(5)出荷先で取り外した蓋35,ガス吹込管37およびバルブ18は、工場へ持って帰れば、再使用できる。
図4は、実施例4に係るX線検出器400の不使用時保管状態を示す断面図である。
このX線検出器400は、デュワ用蓋45以外は実施例3のX線検出器300と同じ構成である。
デュワ用蓋45は、変形させて塞ぐことが可能な肉厚の銅管によりガス吹込管47を構成したこと及び実施例3のバルブ18を用いないこと以外は実施例3のデュワ用蓋35と同じ構成である。
X線検出器400を出荷まで倉庫に保管しておく場合や出荷先まで輸送する場合のような不使用時には、アルゴンなどの不活性ガスを高圧充填したボンベ(図示省略)に変形させる前のガス吹込管47を連結し、内槽12の内部空間12bにヘリウムを除く不活性ガスを吹き込む。この吹込みが終わると、ガス吹込管47を潰して気体引抜管47を塞ぐ。すると、内槽12の内部空間12bにヘリウムを除く不活性ガスを高圧充填した状態で保管することが出来る。
不使用時保管状態のX線検出器400を出荷先に届けると、出荷先でガス吹込管47を切り取ってヘリウムを除く不活性ガスを逃がす。この後、固定ボルト39を外し、さらに蓋45およびOリング16を取り外す。そして、外槽31の液体窒素投入口31aから液体窒素を内槽12の内部空間12bに投入し、従来と同様の蓋をする。これにより、X線検出器400を使用状態にすることが出来る。
実施例4のデュワ40によれば次の効果が得られる。
(1)内槽12の内部空間12bがヘリウムを除く不活性ガスで満たされ、空気が存在しなくなるため、中空管13のFRP壁を透過して真空空間14に水蒸気が侵入することがなくなり、不使用時保管が長期間になっても、真空空間14の真空度を高く維持することが出来る。
(2)真空空間14の真空度が下がらないため、真空断熱の効果を維持できる。
(3)真空断熱の効果が下がらないため、X線検出器400の使用時にデュワ40に投入した液体窒素の消費量が増えることを防止できる。
(4)真空断熱の効果が下がらないため、外部からの熱侵入を防止でき、半導体X線検出素子70やFET71を十分に冷却でき、所定のセンサ性能が得られる。
(5)実施例3のようなバルブ18を用いないため、構成が簡単になる。
図5は、実施例5に係るX線検出器500の不使用時保管状態を示す断面図である。
このX線検出器500において、半導体X線検出素子70、FET(Field Effect Transistor)71、伝熱部材74および75を格納する真空容器90と、外槽11および内槽12からなるデュワ50とが結合されている。真空容器90およびデュワ50の内部は、真空空間14である。デュワの内槽12に接続されている伝熱部材76は、真空容器90内の伝熱部材75と結合され、半導体X線検出素子70、プリアンプ72に接続されているFET71からの放熱を促す。また、真空容器90の先端にはBe窓73があり、X線の透過とともに真空封止を行う。真空空間14には、ガスを吸着するための吸着剤78が設置されている。
デュワ50の外槽11は、アルミニウム製であり、上面に液体窒素投入口11aを有している。また、外槽11の上面は、封止テープ55を気密に貼着しうる研磨面になっている。
デュワ50の内槽12は、アルミニウム製であり、上面に液体窒素投入口12aを有している。また、内槽12は、多層断熱膜19で包まれている。
外槽11の液体窒素投入口11aと内槽12の液体窒素投入口12aとは、FRP製の中空管13で連通されると共にこの中空管13で内槽12は外槽31の内部に吊るされている。
封止テープ55は、気密性を有する素材であり、片面に粘着層を有している。例えばアルミ蒸着テープであり、外槽11の上面に貼着されている。
X線検出器500を出荷まで倉庫に保管しておく場合や出荷先まで輸送する場合のような不使用時には、アルゴンなどの不活性ガスを高圧充填したボンベ(図示省略)から内槽12の内部空間12bにヘリウムを除く不活性ガスを吹き込む。内槽12の内部空間12bがヘリウムを除く不活性ガスで満たされると、封止テープ55を貼着して外槽11の液体窒素投入口11aを塞ぐ。すると、内槽12の内部空間12bにヘリウムを除く不活性ガスを大気圧充填した状態で保管することが出来る。
不使用時保管状態のX線検出器500を出荷先に届けると、出荷先で封止テープ55を剥がす。そして、外槽11の液体窒素投入口11aから液体窒素を内槽12の内部空間12bに投入し、従来と同様の蓋をする。これにより、X線検出器500を使用状態にすることが出来る。
実施例5のデュワ50によれば次の効果が得られる。
(1)内槽12の内部空間12bがヘリウムを除く不活性ガスで満たされ、空気が存在しなくなるため、中空管13のFRP壁を透過して真空空間14に水蒸気が侵入することがなくなり、不使用時保管が長期間になっても、真空空間14の真空度を高く維持することが出来る。
(2)真空空間14の真空度が下がらないため、真空断熱の効果を維持できる。
(3)真空断熱の効果が下がらないため、X線検出器500の使用時にデュワ50に投入した液体窒素の消費量が増えることを防止できる。
(4)真空断熱の効果が下がらないため、外部からの熱侵入を防止でき、半導体X線検出素子70やFET71を十分に冷却でき、所定のセンサ性能が得られる。
(5)封止テープ55を用いるので、構成が簡単になる。
本発明のデュワの不使用時保管方法およびデュワは、X線検出器や走査型電子顕微鏡などのデュワの不使用時保管技術として利用することが出来る。
実施例1に係るデュワを含むX線検出器を示す断面図である。 実施例2に係るデュワを含むX線検出器を示す断面図である。 実施例3に係るデュワを含むX線検出器を示す断面図である。 実施例4に係るデュワを含むX線検出器を示す断面図である。 実施例5に係るデュワを含むX線検出器を示す断面図である。
符号の説明
10,20,30,40,50 デュワ
11,31 外槽
11a,31a 液体窒素投入口
12 内槽
12a 液体窒素投入口
12b 内部空間
13 中空管
14 真空空間
15,25,35,45 デュワ用蓋
16 Oリング
16a Oリング用溝
17,27 気体引抜管
18 バルブ
19 多層断熱膜
37,47 ガス吹込管
55 封止テープ
71 FET
72 プリアンプ
78 吸着剤
90 真空容器

Claims (9)

  1. 上面部に極低温液体投入口を有する金属製の外槽と、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の内槽と、前記外槽の極低温液体投入口と前記内槽の極低温液体投入口とを連通させると共に前記外槽の内部に前記内槽を吊すFRP製の中空管と、前記外槽内面と前記内槽外面の間に介在する真空空間とを具備したデュワの前記内槽の内部空間を真空引きした後で前記外槽の極低温液体投入口を気密に封じておくことを特徴とするデュワの不使用時保管方法。
  2. 上面部に極低温液体投入口を有する金属製の外槽と、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の内槽と、前記外槽の極低温液体投入口と前記内槽の極低温液体投入口とを連通させると共に前記外槽の内部に前記内槽を吊すFRP製の中空管と、前記外槽内面と前記内槽外面の間に介在する真空空間とを具備したデュワの前記内槽の内部空間へヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後で前記外槽の極低温液体投入口を気密に封じておくことを特徴とするデュワの不使用時保管方法。
  3. 上面部に極低温液体投入口を有する金属製の外槽と、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の内槽と、前記外槽の極低温液体投入口と前記内槽の極低温液体投入口とを連通させると共に前記外槽の内部に前記内槽を吊すFRP製の中空管と、前記外槽内面と前記内槽外面の間に介在する真空空間と、前記外槽の極低温液体投入口を塞ぐ蓋と、前記外槽の上面と前記蓋の間に介設されたOリングと、前記蓋に設けられ前記内槽から気体を引き抜くために用いられると共に気体を引き抜いた後で塞がれる気体引抜管とを具備したことを特徴とするデュワ。
  4. 請求項3に記載のデュワにおいて、前記内槽から気体を引き抜くときには開状態にされ且つ気体を引き抜いた後では閉状態にされるバルブを前記気体引抜管に設けたことを特徴とするデュワ。
  5. 請求項3に記載のデュワにおいて、前記内槽から気体を引き抜いた後で変形させて塞ぐことが可能な肉厚の銅管を用いて前記気体引抜管を構成したことを特徴とするデュワ。
  6. 上面部に極低温液体投入口を有する金属製の外槽と、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の内槽と、前記外槽の極低温液体投入口と前記内槽の極低温液体投入口とを連通させると共に前記外槽の内部に前記内槽を吊すFRP製の中空管と、前記外槽内面と前記内槽外面の間に介在する真空空間と、前記外槽の極低温液体投入口を塞ぐ蓋と、前記外槽の上面と前記蓋の間に介設されたOリングと、前記外槽に前記蓋を固定するための固定手段と、前記蓋に設けられ前記内槽へヘリウムを除く不活性ガスを吹き込むために用いられると共にヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後で塞がれるガス吹込管とを具備したことを特徴とするデュワ。
  7. 請求項6に記載のデュワにおいて、前記内槽へヘリウムを除く不活性ガスを吹き込むときには開状態にされ且つヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後では閉状態にされるバルブを前記ガス吹込管に設けたことを特徴とするデュワ。
  8. 請求項6に記載のデュワにおいて、前記内槽へヘリウムを除く不活性ガスを吹き込んだ後で変形させて塞ぐことが可能な肉厚の銅管を用いて前記ガス吹込管を構成したことを特徴とするデュワ。
  9. 上面部に極低温液体投入口を有する金属製の外槽と、上面部に極低温液体投入口を有する金属製の内槽と、前記外槽の極低温液体投入口と前記内槽の極低温液体投入口とを連通させると共に前記外槽の内部に前記内槽を吊すFRP製の中空管と、前記外槽内面と前記内槽外面の間に介在する真空空間と、前記外槽の極低温液体投入口を気密に塞ぐように前記外槽の上面に貼着された封止テープと、前記内槽に吹き込まれたヘリウムを除く不活性ガスとを具備したことを特徴とするデュワ。
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