JP2009041370A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インジェクタの熱損傷を低減するとともにインジェクタから噴射される還元剤を排気ガス中に混合拡散させることができる内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の排気通路中に配置された還元触媒と、還元触媒の上流側で排気通路内に還元剤を噴射するための還元剤噴射部と、を備えた内燃機関の排気浄化装置であって、還元剤噴射部は接続管を介して排気通路に接続されており、還元剤噴射部として単噴孔ノズルを備えたインジェクタを備えるとともに、排気通路内に、インジェクタから噴射される還元剤が衝突し拡散される衝突拡散部材を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関から排出される排気ガス中の窒素酸化物を還元浄化するための排気浄化装置に関する。特に、インジェクタから還元剤を供給して窒素酸化物を還元浄化する内燃機関の排気浄化装置に関する。
従来、ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排気ガス中に含まれる粒子状物質(以下、PMと称する)や窒素酸化物(以下、NOXと称する)を除去するための技術が知られている。
このうち、NOXを除去するための技術として、排気通路中に配置された還元触媒の上流側で還元剤を噴射し、排気ガスとともに還元触媒に流入させて、排気ガス中のNOX(NOやNO2)を窒素等に効率的に分解して放出する選択還元型(SCR:Selective Catalytic Reduction)の排気浄化装置が知られている。
このような選択還元型の排気浄化装置の一態様として、インジェクタ(還元剤噴射弁)によってアンモニア化合物を還元剤として噴射する内燃機関の排気浄化装置が提案されている。より具体的には、図8に示すように、排気ガスを導く排気通路304に排気ガス中のNOXを還元反応により浄化するNOX還元触媒311を有し、その上流側にアンモニア化合物を還元剤として噴射する還元剤噴射弁321と、還元剤噴射弁より噴射された還元剤を加熱する還元剤加熱手段322を備えた排気浄化装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−242155号公報 (特許請求の範囲 図2等)
ところで、還元剤の導入手段としてのインジェクタは、電流の供給によって噴射孔に通じる流路の開閉を容易に制御できることから電磁制御式のインジェクタが用いられており、樹脂部やコイル部等の熱に弱い部材が含まれている。しかしながら、特許文献1に記載された排出ガス浄化装置は、インジェクタが直接排気管に取り付けられており、排気管からの熱がインジェクタに直接伝わりやすくなっているため、インジェクタが熱により損傷を受けてしまうおそれがあった。
このような排気管からの熱によるインジェクタの熱損傷を防ぐために、排気管とインジェクタとを接続管を介して接続することが考えられる。しかしながら、一般的に排気管内に還元剤を噴射供給するためのインジェクタノズルは、高微粒子化、高分散、高貫徹力噴霧が可能であることから、還元剤の噴射広がり角が比較的大きな多噴孔ノズルやスワールノズル等が用いられている。そのため、噴射される還元剤が接続管に付着しないようにするためには、インジェクタと排気管とを接続する接続管を太くする必要がある。そうすると、排気管から接続管を介してインジェクタへ伝わる熱の伝導量が大きくなるため、それでもなおインジェクタが熱損傷を受けてしまうおそれがある。
そこで、本発明の発明者は鋭意努力し、還元剤噴射部として単噴孔ノズルを備えたインジェクタを用いるとともに、インジェクタから噴射される還元剤を衝突させて拡散させる衝突拡散部材を排気通路内に備えることにより、このような問題を解決できることを見出し本発明を完成させたものである。すなわち、本発明の目的は、インジェクタの熱損傷を低減するとともにインジェクタから噴射される還元剤を排気ガス中に混合拡散させることができる内燃機関の排気浄化装置を提供することである。
本発明によれば、内燃機関の排気通路中に配置された還元触媒と、還元触媒の上流側で排気通路内に還元剤を噴射するための還元剤噴射部と、を備えた内燃機関の排気浄化装置であって、還元剤噴射部は接続管を介して排気通路に接続されており、還元剤噴射部として単噴孔ノズルを備えたインジェクタを備えるとともに、排気通路内に、インジェクタから噴射される還元剤が衝突し拡散される衝突拡散部材を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置が提供され、上述した問題を解決することができる。
また、本発明の内燃機関の排気浄化装置において、接続管とインジェクタとの間に、断熱性部材を介在させることが好ましい。
また、本発明の内燃機関の排気浄化装置において、インジェクタは放熱フィンを備えることが好ましい。
また、本発明の内燃機関の排気浄化装置において、衝突拡散部材は加熱手段を備えることが好ましい。
本発明によれば、排気通路内に還元剤を噴射するための還元剤噴射部として単噴孔ノズルを備えたインジェクタを使用することにより、還元剤の噴射広がり角が小さくされる。したがって、多噴孔ノズルやスワールノズルを使用する場合と比較して、排気通路と還元剤噴射部を接続する接続管の直径の大きさを小さくすることができる。よって、排気通路から接続管を介してインジェクタへ伝わる熱伝導量が小さくなるため、インジェクタの熱損傷が低減され、還元剤噴射部の耐久性を向上させることができる。
また、排気通路中に衝突拡散部材を備えることにより、噴射広がり角が小さい単噴孔ノズルを用いた場合であっても、還元剤を排気ガス中に拡散させて、還元触媒に対して均一に流入させることができる。したがって、還元触媒全体を利用してNOXを還元させることができ、NOXの浄化効率が低下することを防ぐことができる。
また、本発明の内燃機関の排気浄化装置において、接続管とインジェクタとの間に断熱性部材が介在することにより、排気通路から接続管を介してインジェクタへ伝わる熱伝導量を小さくすることができる。
また、本発明の内燃機関の排気浄化装置において、インジェクタが放熱フィンを備えることにより、インジェクタの持つ熱を放出することができるため、接続管を介してインジェクタに伝わる排気熱の伝導量の許容範囲を大きくすることができる。
また、本発明の内燃機関の排気浄化装置において、衝突拡散部材が加熱手段を備えることにより、還元剤が付着して結晶化することを低減することができるとともに、還元剤がさらに微粒化されやすくなり、効率的に排気ガス中に混合拡散させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の内燃機関の排気浄化装置に関する実施形態について具体的に説明する。ただし、かかる実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。
なお、図面中、同一の符号が付されたものについては同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。
1.排気浄化装置
図1は、本発明の実施の形態にかかる内燃機関の排気浄化装置(以下、単に「排気浄化装置」と称する)10の構成を示す断面図である。
本実施形態にかかる排気浄化装置10は、排気ガスを排出する内燃機関5と、内燃機関5に接続された排気通路25と、排気通路25の途中に接続された還元触媒13と、還元触媒13の上流側で排気通路内に還元剤を噴射する還元剤供給装置30とを備えている。また、還元触媒13の上流側及び下流側には、上流側酸化触媒19及び下流側酸化触媒17がそれぞれ配置されている。
このうち、内燃機関5はディーゼルエンジンやガソリンエンジンが典型的であるが、現状において排気ガス中のPMやNOXの浄化度合いが課題とされるディーゼルエンジンを対象とすることが適している。
本実施形態の排気浄化装置10に用いられる還元触媒13は、排気ガス中に含まれるNOXを選択的に還元浄化する、選択還元式の還元触媒である。この還元触媒13は、公知のもの、例えば、多孔質担体上に、活性成分としてのストロンチウム又はバリウム、及びマグネシウム等のアルカリ土類金属や、セリウムとランタン等の希土類金属、白金とロジウム等の貴金属等を含むものを用いることができる。
また、本実施形態の排気浄化装置10は、還元触媒13の上流側及び下流側に酸化触媒(以下、上流側酸化触媒及び下流側酸化触媒と称する。)17、19を備えている。下流側酸化触媒17が備えられていることにより、仮に、還元剤としての尿素水溶液が加水分解されて生成されたアンモニアがスリップして、NOX触媒13をそのまま通過した場合であっても、この下流側酸化触媒17によって酸化させ、相対的に有害性の低いNO2にして放出させることができる。
また、上流側酸化触媒19は、排気ガス中に含まれる未燃燃料(HC)や一酸化炭素(CO)を酸化することにより、その酸化熱を利用して排気ガスを昇温させることができる。したがって、比較的高温状態にされた排気ガスを還元剤拡散手段11やNOX触媒13に流入させることができ、還元剤拡散手段11を加熱するとともにNOX触媒13を昇温活性化させることができる。また、COが酸化されて生成されるCO2とCOとの比率を、NOX触媒13におけるNOXの還元効率が最適化されるように調整することもできる。
これらの上流側酸化触媒19及び下流側酸化触媒17としては、公知のもの、例えば、アルミナに白金を担持させたものに所定量のセリウム等の希土類元素を添加したものを用いることができる。
2.還元剤供給装置
還元剤供給装置30は、還元触媒の上流側で排気通路内に還元剤を噴射するためのものであり、還元剤の貯蔵タンク31と、貯蔵タンク31内の還元剤を圧送するポンプ33と、還元剤を排気通路内に噴射するインジェクタ35とを備えている。このうちポンプ33は、例えば電動ポンプが用いられ、還元剤の供給経路37内の圧力が所定の圧力に維持されるように制御されている。
また、用いられる還元剤としては、尿素水溶液が典型的である。例えば、この尿素水溶液を使用した場合には、排気通路中に噴射された尿素が排気ガス中の熱によって加水分解することによりアンモニア(NH3)が生成され、このNH3と排気ガス中のNOX(NOやNO2)がNOX触媒中で反応することによりNOXが還元され、窒素(N2)と水(H2O)に分解されて排出される。これ以外にも、未燃燃料(HC)等、NOXを還元させることができる材料を液体還元剤として使用することができる。
インジェクタ35は、例えば、DUTY制御により開弁のON−OFFを制御するON−OFF弁からなり、噴射される還元剤の量は、内燃機関5の回転数や負荷状態、燃料噴射量等を基に推定される排出NOX量に応じて決定され、この噴射量に応じて還元剤噴射弁35のDUTY制御が行われるようになっている。
また、本実施形態の排気浄化装置10に備えられたインジェクタ35は、一つの噴射孔が形成された、いわゆる単噴孔ノズルを備えたインジェクタ35が用いられており、接続管41を介して排気通路に接続されている。
図2(a)〜(b)は、インジェクタ35と衝突拡散部材42と排気管25と接続管41との配置構成を示す図であり、図2(a)は、インジェクタ35の取付位置の周囲を排気管25の下流側から見た図であり、図2(b)は、インジェクタ35の取付位置の周囲を側方から見た部分断面図である。
この図2(a)〜(b)に示すように、インジェクタ35は接続管41を介して排気管25と接続されている。図2に示す例では、接続管41は、一端側が排気管25に溶接固定されているとともに、他端側に単噴孔ノズル40を持つインジェクタ35を固定するフランジ部46が溶接固定されている。また、インジェクタ35にもフランジ部48が設けられており、二つのフランジ部46、48の間にシム44を介在させた状態で固定用ボルト49を用いてネジ固定されている。インジェクタ35を接続管41に固定する接続部材については、図示しないものの固定用ボルト以外にもVカップリングを用いることもできる。また、排気通路内には、インジェクタ35から噴射される還元剤が衝突し拡散されるように衝突拡散部材42が備えられており、この衝突拡散部材42についても同様に、排気管25に溶接固定されている。
通常、還元剤を噴射供給するインジェクタとしては、複数の噴射孔が形成された多噴孔ノズルやスワールノズル等を備えたインジェクタが用いられるが、一つの噴射孔35aが形成された単噴孔ノズル40を備えたインジェクタ35を使用することにより噴射広がり角が相対的に小さくされる。そのため、多噴孔ノズルやスワールノズルを使用する場合と比較して排気管25とインジェクタ35とを接続する接続管41の直径を小さくすることができる。したがって、接続管41を介してインジェクタ35へ伝わる排気熱の熱伝導量が小さくされ、インジェクタ35の熱損傷を低減することができ、インジェクタ35の耐久性を向上させることができる。
また、インジェクタ35のフランジ部48と接続管41のフランジ部46との間に介在するシム44は、セラミックス材料あるいはセラミックスコーティングが施された構成であり、断熱性が高められるようになっている。このように断熱性を持つシム44が介在していることにより、インジェクタ35と接続管41との接触面積を小さくすることができるとともに、インジェクタ35に伝わる熱伝導量がさらに低減されるようになっている。
さらに、インジェクタ35のフランジ部48と接続管41のフランジ部46との間に介在するシム44のみならず、インジェクタ35を接続管41に接続するための固定用ボルト49やVカップリング等の接続部品についても、セラミックスコーティングを施すことによって、断熱性がより高められるようになっている。
また、本実施形態で使用されるインジェクタ35には放熱フィン35bが設けられており、インジェクタ35が持つ熱量を放出しやすくされている。したがって、接続管41等を介して排気ガスの熱がインジェクタ35に伝わってくる場合であっても効率的に放熱されるため、インジェクタ35が過度に昇温されることがないようになっている。すなわち、インジェクタ35に伝わってくる熱量よりも放熱フィン35bから放出される熱量が大きくなるように構成されており、インジェクタ35の熱損傷の低減が図られている。
このように、単噴孔ノズル40を備えたインジェクタ35を用いることによって排気管25からの熱の伝導量の低減を図ることができるが、その一方で、噴射される還元剤の噴霧は噴射広がり角が小さく、拡散されにくくなっている。そのため、本実施形態の排気浄化装置には衝突拡散部材42が備えられ、還元剤を衝突させることによる衝突拡散効果によって排気通路中に還元剤を拡散させるようになっている。
図2に示す衝突拡散部材42は、球状体42aを支持部42bによって固定したものであり、還元剤が衝突する衝突面が球面となっている。
図3(a)〜(b)は、図2に示す衝突拡散部材42に対してインジェクタ35から噴射された還元剤の噴霧が衝突し、拡散される様子を示している。図3(a)は、還元剤の進行方向から衝突拡散部材42を見た状態を示し、図3(b)は、還元剤の進行方向に対して側方側から衝突拡散部材42を見た状態を示している。
まず、インジェクタ35から噴射される還元剤の噴霧は、衝突拡散部材42に衝突すると、衝突面において衝突位置を中心に放射状に広がって液膜状となる(図3(a)を参照)。そして、放射状に広がる還元剤の噴霧は、衝突拡散部材42の外周エッジ部で衝突拡散部材42から離れる際にせん断作用により微粒化され、衝突拡散部材42の外周部全域に向けて拡散するようになっている。
そのうえ、排気通路内には排気ガスが流れるため、排気通路内に配置固定されている衝突拡散部材42の下流側においては渦流が形成される(図3(b)を参照)。そうすると、還元剤の噴霧は渦流の影響を受けるとともに排気ガスのもつ熱の影響を受けて、さらに微粒化が促進され、噴霧の拡散性が向上させられるようになっている。
このような衝突拡散部材42の形態については様々な選択が可能である。
例えば、図4(a)〜(b)に示す衝突拡散部材42Aは、半球状体42Aaを支持部42Abによって固定したものであり、図2の構成と同様にして還元剤が衝突し拡散されるようになる。
また、衝突拡散部材における還元剤の衝突面を曲面ではなく、図5や図6に示すような平面とすることもできる。図5(a)〜(b)は、噴射された還元剤が垂直に衝突するように平面状の衝突面を配置した衝突拡散部材42Bの例であり、図6(a)〜(b)は、噴射された還元剤が平面状の衝突面に対して斜めに衝突するように構成した衝突拡散部材42Cの例である。
また、還元剤の微粒化を促進し、排気ガス中により拡散させやすくするために、図7に示すように、衝突拡散部材42を加熱するための加熱装置43を備えることもできる。例えば、電熱線やグロープラグを衝突拡散部材42に接するように取り付けることにより、噴射される還元剤を過熱により微粒化させることができるとともに、衝突拡散部材42上に還元剤が付着して結晶化することを低減することができる。
さらに、この衝突拡散部材42は、インジェクタ35から噴射される還元剤の噴霧の噴射範囲が衝突拡散部材42の外側にはみ出さないように配置し、還元剤の噴霧が衝突拡散部材42に衝突しないでそのまま進行することのないようにされることが好ましい。
このように配置すれば、還元剤の微粒子化、拡散効果を最大限に得ることができるとともに、還元剤が還元触媒13側への通路となる箇所に付着して結晶化するおそれを低減することができる。
このように、一つの噴射孔35aが形成された単噴孔ノズル40を備えたインジェクタ35を用いるとともに、インジェクタ35から噴射される還元剤の噴霧を衝突させる衝突拡散部材42を備えることにより、インジェクタ35の熱損傷を防ぎつつ、噴射された還元剤を効率的に微粒化して混合拡散させることができる。したがって、インジェクタ35の耐久性を向上させることができるとともに、還元触媒全体を利用してNOXの還元を効率的に行うことができる。
3.応用例
これまで説明した排気浄化装置10の例は、衝突拡散部材42によって還元剤を微粒化し拡散させるものであるが、還元剤の噴霧分布が不均一な場合、衝突拡散部材42の下流側にさらにミキサーを備えた構成とすることもできる。ミキサーの態様は特に制限されるものではなく、例えば、パンチングプレートやワイヤーメッシュ部材、スタティックミキサー等、種々のミキサーを用いることができる。このようなミキサーを備えることにより、還元剤の微粒化がさらに促進され、排気ガス中へより効率的に拡散させることができる。そのため、還元触媒の入口面全面に対して均一に流入させることができ、還元触媒全体を利用してNOXの還元を効率的に行うことができる。
本発明の実施の形態にかかる排気浄化装置の全体構成を説明するための図である。 本実施形態の排気浄化装置におけるインジェクタや衝突拡散部材の配置構成を説明するための図である。 衝突拡散部材に還元剤が衝突し拡散される様子を説明するための図である。 衝突拡散部材の別の構成例を説明するための図である。 衝突拡散部材のさらに別の構成例を説明するための図である。 衝突拡散部材のさらに別の構成例を説明するための図である。 衝突拡散部材の加熱装置を備えた構成例を説明するための図である。 従来の排気浄化装置の構成を説明するための図である。
符号の説明
5:内燃機関、10:排気浄化装置、13:還元触媒、17:下流側酸化触媒、19:上流側酸化触媒、25:排気管、30:還元剤供給装置、31:貯蔵タンク、33:ポンプ、35:還元剤噴射弁、35a:噴射孔、35b:放熱フィン、37:還元剤供給経路、40:単噴孔ノズル、41:接続管、42・42A・42B・42C:衝突拡散部材、43:加熱装置、44:シム、46:フランジ部、48:フランジ部、49:固定用ボルト

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気通路中に配置された還元触媒と、前記還元触媒の上流側で前記排気通路内に還元剤を噴射するための還元剤噴射部と、を備えた内燃機関の排気浄化装置において、
    前記還元剤噴射部は接続管を介して前記排気通路に接続されており、
    前記還元剤噴射部として単噴孔ノズルを備えたインジェクタを備えるとともに、前記排気通路内に、前記インジェクタから噴射される還元剤が衝突し拡散される衝突拡散部材を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記接続管と前記インジェクタとの間に、断熱性部材を介在させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記インジェクタは、放熱フィンを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記衝突拡散部材は、加熱手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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