JP2009040076A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車輪から入力があった場合においても、転舵軸に加えられる曲げモーメントが極力小さくされたステアリング装置を提供すること。
【解決手段】 移動型支持部材50は、バネ53の付勢力によりラックシャフト10の一方の端部10a側に設けられているワッシャ33に係合する。このときラックシャフト10が軸方向移動しても、移動型支持部材50は上記係合状態を維持しつつラックシャフト10の軸方向移動に追従して軸方向移動する。このため移動型支持部材50は常にラックシャフト10の端部10aにてラックシャフト10を支持していることになり、車輪からの入力が作用する点(力点)とラックシャフト10を支持する点(支点)との間の距離を小さくすることができる。したがって、車輪から入力があったとしても、上記距離が小さい分、ラックシャフト10に作用する曲げモーメントが小さくなる。
【選択図】 図3
【解決手段】 移動型支持部材50は、バネ53の付勢力によりラックシャフト10の一方の端部10a側に設けられているワッシャ33に係合する。このときラックシャフト10が軸方向移動しても、移動型支持部材50は上記係合状態を維持しつつラックシャフト10の軸方向移動に追従して軸方向移動する。このため移動型支持部材50は常にラックシャフト10の端部10aにてラックシャフト10を支持していることになり、車輪からの入力が作用する点(力点)とラックシャフト10を支持する点(支点)との間の距離を小さくすることができる。したがって、車輪から入力があったとしても、上記距離が小さい分、ラックシャフト10に作用する曲げモーメントが小さくなる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、車輪に連結されて軸方向移動することにより車輪を転舵させる転舵軸と、この転舵軸の外周側を覆うハウジングとを有するステアリング装置に関する。
ステアリング装置は、操舵ハンドルの回動操作を車輪に伝達させて車輪を転舵させるための装置である。このステアリング装置は、軸方向に移動可能なラックシャフト(転舵軸)と、このラックシャフトを覆うように配置されたラックハウジングとを含んで構成されているものが多い。操舵ハンドルの回転は、例えばラックアンドピニオン機構によりラックシャフトの軸方向移動に変換される。ラックシャフトの軸方向移動により、ラックシャフトの両端にタイロッド、ナックルアームなどを介して連結した左右輪が転舵する。
ラックハウジングには通常ラックブッシュが装着されている。このラックブッシュによってラックシャフトはラックハウジング内にて軸方向移動可能に支持される。特許文献1には、ラックシャフトの端部に管端部材により抜け止めされたラックブッシュが取り付けられたステアリングギヤ装置が記載されている。
特開2000−168578号公報
特許文献1に記載のステアリングギヤ装置は、ラックブッシュがラックシャフトの端部に管端部材により固定されている。そのためラックシャフトが軸方向移動すると、ラックブッシュによるラックシャフトの支持位置が軸方向に変化する。すなわち、ラックシャフトの軸方向移動によって上記支持位置がラックシャフトの端部から遠ざかる方向あるいは近づく方向に変位する。遠ざかる方向に変位した場合には、ラックシャフトの端部から支持位置までの距離が長くなる。このようにラックシャフトの端部から支持位置までの距離が長い状態において、上記端部に連結する車輪が縁石に乗り上げるなどして車輪側から入力があったときは、上記距離が長い分、支持位置に加えられる曲げモーメントが大きくなるという問題がある。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、車輪から入力があった場合においても、転舵軸に加えられる曲げモーメントが極力小さくされたステアリング装置を提供することを目的とする。
本発明に係るステアリング装置は、車輪に連結し、軸方向移動することにより車輪を転舵させる転舵軸と、転舵軸の外周側を覆うように転舵軸の軸方向に延びて形成されたハウジングとを備える。また、本発明のステアリング装置は、移動型支持手段と、係合手段と、付勢手段とをさらに備える。移動型支持手段は、ハウジングと転舵軸との間に配設されて転舵軸を支持するものであり、転舵軸の軸方向に沿って移動可能とされている。付勢手段は、移動型支持手段を転舵軸の一方の端部に向かう方向に付勢するものである。係合手段は、転舵軸の軸方向の外側から、すなわち付勢手段による移動型支持手段の付勢方向と対向する方向から移動型支持手段に係合可能となるように、転舵軸の上記一方の端部側に設けられている。
上記発明に係るステアリング装置によれば、移動型支持手段は付勢手段によって転舵軸の一方の端部側へ、すなわち転舵軸の軸方向外方に向かう方向へ付勢されている。この付勢力により移動型支持手段は転舵軸の一方の端部寄りに移動する。また、転舵軸の上記一方の端部側には移動型支持手段に軸方向外方から係合可能な係合手段が設けられている。よって、移動型支持手段は付勢手段の付勢力により転舵軸の一方の端部側に移動して、この一方の端部側に設けられた係合手段に押しつけられた状態とされる。この状態において、転舵軸が軸方向移動した場合には、移動型支持手段は、係合手段との係合を維持したまま転舵軸の軸方向に移動する。すなわち移動型支持手段は、転舵軸が軸方向移動してもその移動に追従して軸方向移動し、係合手段との係合を維持した状態とされるため、転舵軸の支持位置は変化しない。また、移動型支持手段は転舵軸の端部側に設けられた係合手段に係合しているので、移動型支持手段による転舵軸の支持位置も転舵軸の端部寄りとなり、転舵軸の端部から支持位置までの距離が小さい。よって、車輪から入力があったとしても、上記距離が小さい分、支持位置における曲げモーメントも小さくなる。このように、本発明によれば、車輪から入力があった場合においても、転舵軸に加えられる曲げモーメントが極力小さくされたステアリング装置を提供することができる。
上記移動型支持手段は、ハウジングに支持されているのがよい。さらにハウジングは車体に支持されているのがよい。このように構成すれば、転舵軸は移動型支持手段、ハウジングを介して車体に支持される。また、上記移動型支持手段は、例えばリング状に形成されたブッシュ部材であり、内周側に転舵軸が接触し、外周側にハウジングの内壁が接触するようして、転舵軸とハウジングとの間に配設するように構成してもよい。また、上記移動型支持手段は、転舵軸の一方の端部側にて転舵軸の軸方向に移動可能に配設されているとよい。あるいは、2つの移動型支持手段が転舵軸のそれぞれの端側にて転舵軸の軸方向に移動可能に配設され、それぞれの移動型支持手段に対して付勢手段および係合手段を設けているものであってもよい。また、上記移動型支持手段は、転舵軸の径方向の外方から転舵軸を支持するものであるのがよい。この場合、転舵軸の全周を径方向外方から支持するものであるのがよい。一方、部分的に径方向外方から転舵軸を支持するものであってもよい。特に、ラックが形成されたラックシャフトを転舵軸とする場合には、ラックとの干渉を避けるために、ラックシャフトの径方向の一部分に対面する部分に移動型支持部材を配設した構造としてもよい。
上記付勢手段は、移動型支持手段を転舵軸の両端のうちのいずれか一方の端部に向かう方向に付勢する。この場合、移動型支持手段が転舵軸のいずれか一方寄りの領域を軸方向移動可能である場合には、付勢手段は、上記移動領域に近い端部に向かう方向に移動型支持手段を付勢するのがよい。付勢手段の具体的構成としては、スプリングやゴムのような弾性部材が挙げられるが、例えば磁力やその他の吸引力を付勢力として利用してもよい。また、付勢手段は、例えばハウジングの内壁にその一端が固定されているとともに他端が移動型支持手段に連結されていて、自身の伸張力により移動型支持手段を転舵軸の一方の端部に向かう方向(軸方向外方)に付勢するものであるとよい。また、付勢手段は、例えば転舵軸の一方の端部側にその一端が固定されているとともに他端が移動型支持手段に連結されていて、自身の収縮力により移動型支持手段を転舵軸の一方の端部に向かう方向に付勢するものであってもよい。
上記係合手段は、移動型支持手段に対して転舵軸の軸方向の外側から、すなわち移動型支持手段が付勢手段により付勢されている方向に対向する方向から係合できるような形状であればよい。この場合、転舵軸の端部寄りの部分、好ましくは転舵軸の端部に外周から径方向外方に延びた突起を形成し、この突起を係合手段としてもよい。また、通常、転舵軸の端部にはボールジョイントのような継手手段が連結されるため、この継手手段や、継手手段を転舵軸の端面に連結するときに用いるワッシャなどを係合手段としてもよい。継手手段やワッシャのようなステアリング装置の構造上必要な他の部品を係合手段とすることにより、別途係合手段を設ける必要がないので、コスト削減に寄与するとともに、転舵軸の最端部にて移動型支持手段に係合することになるために、車輪側からの入力により生じる曲げモーメントを最も小さくすることができる。
また、ハウジングは、転舵軸の上記一方の端部が突出するように開口した端部を備え、この端部には、移動型支持手段の軸方向移動を規制する規制部材が取り付けられているとよい。これによれば、付勢手段の付勢力により転舵軸の軸方向に移動する移動型支持手段は、規制部材によりハウジングの端部にてその移動が規制されることにより、ハウジングから抜け落ちることが防止される。
この場合、転舵軸の端部がハウジングの内部に位置している状態にあっては、移動型支持手段も係合手段もハウジングの内部に位置しているために両者は係合した状態とされる。よって、移動型支持手段は転舵軸の端部寄りの位置にて転舵軸を支持していることになるので、車輪からの入力に対して支持位置に作用する曲げモーメントを小さくすることができる。しかし、転舵軸の端部がハウジングの端部から突出している状態、より具体的には係合手段がハウジングの端部から突出している状態にあっては、支持手段はハウジングの端部にて規制部材により移動規制されるから係合手段と離間し、転舵軸の軸方向移動に追従して移動することはできない。この場合には、転舵軸の軸方向移動により転舵軸の端部から移動型支持手段による支持位置までの距離が変化する。しかし、移動型支持手段はハウジングの端部位置、すなわち移動型支持手段の軸方向外方への移動限界位置にて転舵軸を支持しているので、それよりも内側で転舵軸を支持している場合と比較して転舵軸の端部から支持位置までの距離が小さくなる。よって、支持位置に作用する曲げモーメントが小さくなる。
また、移動型支持手段は、転舵軸が撓んだときに転舵軸と当接することにより転舵軸を支持するものであってもよい。この場合、移動型支持手段による転舵軸の支持位置よりも転舵軸の上記一方の端部から軸方向内方に向かう位置にて転舵軸を軸方向移動可能に常時支持する固定型支持手段をさらに備えるものであるのがよい。これによれば、通常は固定型支持手段によって転舵軸が支持されているが、車輪側からの入力により転舵軸が撓んだ場合には、転舵軸は固定型支持手段に加えて移動型支持手段により支持される。このように軸方向に離れた2箇所で転舵軸を支持するために、支持剛性が増加するとともに、曲げ入力に対して移動型支持手段による支持によって転舵軸に加えられる曲げモーメントを小さくすることができる。また、固定型支持手段による支持により、ハウジングに加えられる曲げモーメントをも小さくすることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係るステアリング装置について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るステアリング装置1を平面(上面)から見た場合の部分断面図である。このステアリング装置1は、ラックシャフト10とラックハウジング20を備える(なお、ラックシャフト10に嵌合するピニオンシャフト、ピニオンシャフトに連結するインターミディエイトシャフトおよびステアリングメインシャフトなど、ラックシャフトよりも上流側(操舵ハンドル側)の構成については省略する)。
以下、本発明の第1実施形態に係るステアリング装置について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るステアリング装置1を平面(上面)から見た場合の部分断面図である。このステアリング装置1は、ラックシャフト10とラックハウジング20を備える(なお、ラックシャフト10に嵌合するピニオンシャフト、ピニオンシャフトに連結するインターミディエイトシャフトおよびステアリングメインシャフトなど、ラックシャフトよりも上流側(操舵ハンドル側)の構成については省略する)。
ラックシャフト10は、その両端がボールジョイント30を介してタイロッド31に連結されている。タイロッド31は図示を省略するナックルアームを介して車輪に連結されている。ラックシャフト10は図に示すように棒状に形成されており、その両端間にラック部11およびボールネジ部12が形成されている。ラック部11にはラック歯11aが形成されており、このラック歯11aはピニオンシャフトに形成されたピニオンギヤ13に噛合していて、このピニオンギヤ13とともにラックアンドピニオン機構を構成している。したがって、操舵ハンドルの回動がピニオンシャフトに伝達されてピニオンシャフトが回転すると、上記ラックアンドピニオン機構により操舵ハンドルの回転がラックシャフト10の軸方向移動に変換される。この軸方向移動により車輪が転舵される。
ボールネジ部12の外周側にはボールナット14が組み付けられている。このボールナット14は、ラックハウジング20内に組み付けられた電動モータ40のモータシャフト42に固定されている。電動モータ40は、ラックシャフト10の外周を取り囲むようにしてラックハウジング20内に配置したロータとしてのモータシャフト42と、モータシャフト42に対面配置しラックハウジング20の内壁に固定されたステータとしてのコイル部41とを含んで構成されており、コイル部41に通電することによりモータシャフト42が回転するように構成されている。モータシャフト42が回転すると、それに伴いボールナット14も回転し、ボールナット14とボールネジ部12およびこれらの間に配設される複数のボールを含んで構成されるネジ送り機構によりボールネジ部12が軸方向移動する。これによりラックシャフト10が軸方向移動する。
電動モータ40によるラックシャフト10の軸方向移動は、操舵ハンドルから入力される操舵トルク量に関連付けて行われるように制御される。これにより、電動モータ40は、操舵ハンドルの操舵操作に基づいてラックアンドピニオン機構を介して行われるラックシャフト10の軸方向移動を助勢する。すなわち本実施形態におけるステアリング装置1は、ラックアシストタイプの電動パワーステアリング機構を搭載しているものである。電動モータ40の具体的制御については省略する。
図1からわかるように、ラックシャフト10の外周にはラックハウジング20が配設されている。ラックハウジング20は、ラックアンドピニオン機構部分およびボールネジ部12が外部からの汚れや水滴により汚染されることを防止し、またラックシャフト10を軸方向移動可能に支持するために設けられるものである。ラックハウジング20は、ラックシャフト10の外周を覆うようにラックシャフト10の軸方向に延びて筒状に形成されている。また、ラックハウジング20の両端は開口しており、これらの開口端20a,20bからラックシャフト10の端部10a,10bがそれぞれ突出可能となるように、その軸方向長さが設計されている。ラックハウジング20の両開口端20a,20bにはブーツ32の一端側がそれぞれ取り付けられている。ブーツ32の他端側はラックシャフト10の両端に連結したタイロッド31にそれぞれ取り付けられている。
図2は、図1の左方部分、すなわちラックシャフト10の端部10aおよびラックハウジング20の端部20a付近の拡大部分断面図である。図2に示すように、ラックハウジング20の端部20a寄りには管端部分21が形成されている。管端部分21は、ラックハウジング20の端部20aから所定の距離に亘り軸方向に形成される円筒形状の部分であり、ラックシャフト10やボールジョイント30の外径よりも大きな内径を有する。また、管端部分21は、その軸芯がラックハウジング20に挿通されているラックシャフト10の軸芯と同軸となるように配置形成されている。ラックハウジング20にはさらに、管端部分21に隣接して縮径部分22が形成されている。この縮径部分22は、ラックシャフト10の外径よりも大きいが、管端部分21の内径よりも小さい内径を有し、管端部分21に隣接してラックハウジング20の軸方向に所定の距離に亘り形成されている円筒状の部分である。管端部分21と縮径部分22との境界に位置する段差部分には、端部20aに向かう方向に立設した円形状の凸部23が形成されている。
管端部分21の内周には移動型支持部材50が取り付けられている。移動型支持部材50は、ラックハウジング20の管端部分21とラックシャフト10との間の円筒状の空間内に配設されている。移動型支持部材50はブッシュ51および支持部52からなる。ブッシュ51は円筒形状を呈しており、その内周面はラックシャフト10の側周に接している。支持部52も円筒形状を呈しており、その軸方向長さはブッシュ51の軸方向長さとほぼ同一とされている。支持部52の外周面は管端部分21の内壁に接している。ブッシュ51は支持部52の内周面に固着されていて、支持部52とともに動作する。このような移動型支持部材50は、支持部52の外周面が管端部分21の内壁面に摺接し、且つブッシュ51の内周面がラックシャフト10の外周面に摺接した状態を維持しつつ、管端部分21の軸方向に亘る領域内で、ラックハウジング20およびラックシャフト10の軸方向に移動可能とされ、且つ上記状態にてラックシャフト10を支持する。この移動型支持部材50によりラックシャフト10が径方向の外方から全周に亘りラックハウジング20に支持される。なお、ラックハウジング20は車体に固定されているので、ラックシャフト10は移動型支持部材50、ラックハウジング20を介して車体に固定されることになる。
また、図2からわかるように、支持部52の端面のうち縮径部分22側を向いた面、すなわち軸方向内方を向いた面には、周方向に沿った円形状の溝52aが形成されている。この溝52a内にはバネ53の一端が取り付けられている。バネ53の他端は、管端部分21と縮径部分22と境界に形成された凸部23の外周に形成される溝状の部分24に取り付けられている。また、バネ53は常に自然長よりも短い状態とされている。このためバネ53は常時伸張力を発生する。この伸張力により移動型支持部材50が付勢される。移動型支持部材50は上記付勢力(伸張力)により常時管端部分21からラックハウジング20の端部20aへ向かう方向、すなわちラックシャフト10の一方の端部10aに向かう方向(軸方向外方)に付勢力を受けることになる。
ラックハウジング20の開口した端部20aには、ストッパ54が取り付けられている。このストッパ54は円筒状の部分54aと、この円筒状の部分54aの端部から径方向外方に放射状に延びたフランジ状の部分54bとからなり、円筒状の部分54aがラックハウジング20の開口縁に例えば圧入などにより固定されている。このため、ラックハウジング20の開口端の内径は、ストッパ54が嵌り込んだ分だけ小さくされている。よって、バネ53の付勢力により軸方向外方に押しやられた移動型支持部材50は、ストッパ54とラックハウジング20の端部20aにて係合することによりそれ以上の外方への軸方向移動が規制される。これにより移動型支持部材50は、ラックハウジング20の開口した端部20aから抜け落ちるのが防止されている。
図2に示すように、ラックシャフト10の一方の端部10aにはボールジョイント30がとりつけられている(なお、他方の端部10bにもボールジョイント30が取り付けられている)。このボールジョイント30は、例えばねじ止めなどによりラックシャフト10の端面にワッシャ33を介して固定される。これらボールジョイント30やワッシャ33の外径は、ラックシャフト10の外径よりも大きいが、ラックハウジング20の端部20aの開口縁の内径よりも小さくされている。したがって、ボールジョイント30は管端部分21の内周側に没入可能且つ管端部分21から突出可能である。
図3は、ラックシャフト10が図1および図2に示す状態から右方向に移動して、左側のボールジョイント30が管端部分21の内側に入り込んだ状態を示す拡大部分断面図である。図3に示すように、移動型支持部材50の軸方向の外側(図示左側)、すなわち移動型支持部材50がバネ53により付勢されている方向に対向する方向には、ラックシャフト10の端部10aに固定されたワッシャ33が移動型支持部材50と係合可能に配置している。よって、ワッシャ33は、ラックシャフト10の軸方向の外側から移動型支持部材50に係合する。ワッシャ33は上記のようにラックシャフト10の一方の端部10aに固定されているので、移動型支持部材50はワッシャ33に係合することによりラックシャフト10の端部10aに位置し、ラックシャフト10の端部10aを支持していることになる。なお、図3において、移動型支持部材50はラックハウジング20の凸部23に当接している。この当接によって、ラックシャフト10はこれ以上右方向に移動することができない状態とされている。
このような状態において、ラックシャフト10の一方の端部10a側に連結する車輪が縁石に乗り上げるなどして、車輪から入力があった場合には、その入力はタイロッド31を介してボールジョイント30からラックシャフト10の端部10aに伝わる。また、ラックシャフト10は上述したように端部10aにて移動型支持部材50により支持されている。ここで、ラックシャフト10の端部10aは、車輪からの入力がラックシャフト10に伝達されるときの力点となる。また、移動型支持部材50によるラックシャフト10の支持位置は、ラックシャフト10を支えるための支点となる。力点の位置も支点の位置もラックシャフト10の端部10aであるから、力点と支点との間の距離が小さくなり(この場合はほとんど0であり)、ラックシャフト10へ作用する曲げモーメントは極めて小さくなる。したがって、車輪からの入力により作用する曲げモーメントによってラックシャフト10が変形することはなく、また、ラックシャフト10の強度を確保するため不必要にラックシャフト10を大きくすることを防止できる。
図4は、ラックシャフト10が図3に示す状態から左方に軸方向移動した状態を示す部分断面図である。図3と図4とを見てわかる通り、端部10aがラックハウジング20の管端部分21の内側に位置する状態において、ラックシャフト10が軸方向(右方向および左方向)に移動した場合、移動型支持部材50はバネ53の付勢力によってワッシャ33との係合を維持した状態でラックシャフト10とともに軸方向に移動する。このため移動型支持部材50によるラックシャフト10の支持位置は変化せず、図4に示す場合においても移動型支持部材50はラックシャフト10の端部10aを支持している。したがって、車輪からの入力があった場合には、ラックシャフト10に作用する曲げモーメントが小さくなる。
このように、本実施形態のステアリング装置1によれば、ラックシャフト10の端部10aがラックハウジング20の管端部分21の内側に位置する場合には、バネ53の付勢力により移動型支持部材50がラックシャフト10の一方の端部10a側に設けられているワッシャ33に係合する。このときラックシャフト10が軸方向移動しても、移動型支持部材50は上記係合状態を維持しつつラックシャフト10の軸方向移動に追従して軸方向移動する。このため移動型支持部材50は常にラックシャフト10の端部10aにてラックシャフト10を支持していることになり、車輪からの入力が作用する点(力点)であるラックシャフト10の端部10aとラックシャフト10を支持する点(支点)との間の距離を小さくすることができる。したがって、車輪から入力があったとしても、上記距離が小さい分、ラックシャフト10に作用する曲げモーメントを小さくすることができる。ここで、特に本実施形態のステアリング装置1のようにラックシャフト10にボールネジ部12が形成されている場合には、このボールネジ部12にボールナット14を組み付ける必要があることからボールネジ部12以外の部分の外径を小さくしなければならない。ラックシャフト10の外径を小さくすると車輪からの入力に対するラックシャフト10の強度不足が懸念されるが、本実施形態のようにラックシャフト10に作用する曲げモーメントを小さくすることにより、外径の小さいラックシャフトでも十分に車輪からの入力に耐え得ることができる。特に、大型車向けの電動パワーステアリング装置を搭載したステアリング装置に本実施形態に記載の発明を適用することにより、ラックシャフトの強度確保とラックシャフトの小径化による搭載性を両立できるため、極めて有効である。
上述の図2は、ラックシャフト10が図4に示す状態から更に左方に軸方向移動した状態を示す拡大部分断面図である。図2において、ラックシャフト10は、その端部10aがラックハウジング20の管端部分21から外方に突出した状態で移動型支持部材50に支持されている。このような状態では、ワッシャ33も管端部分21から外方に突出するが、移動型支持部材50はストッパ54によって軸方向外方への移動が規制されるために管端部分21から外方に突出することができない。このため移動型支持部材50はワッシャ33と離間し、バネ53の付勢力によってストッパ54に押しつけられる。したがって、移動型支持部材50はラックシャフト10の移動にしたがって移動することができず、このため移動型支持部材50によるラックシャフト10の支持位置は、ラックシャフト10の軸方向移動に伴い変化する。しかしながら、移動型支持部材50はラックハウジング20の端部20aにてラックシャフト10を支持しているので、この支持点と、車輪の入力が作用する力点であるラックシャフト10の端部10aとの間の距離は、移動型支持部材50が移動し得る領域において最小の距離である。よって、この場合においても、車輪からの入力があったときにはラックシャフト10に作用する曲げモーメントを極力小さくすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態では、ラックシャフトの軸方向に移動可能な移動型支持部材が常時ラックを支持している構成について説明したが、本実施形態では、移動型支持部材はラックシャフトが撓んだときのみラックシャフトを支持する構成とされる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態では、ラックシャフトの軸方向に移動可能な移動型支持部材が常時ラックを支持している構成について説明したが、本実施形態では、移動型支持部材はラックシャフトが撓んだときのみラックシャフトを支持する構成とされる。
図5は、本実施形態に係るステアリング装置において、ラックシャフト10の一方の端部10aとラックハウジング20の一方の端部20a付近の構造を示す拡大部分断面図であり、上記第1実施形態の図2に対応する図である。本実施形態においても上記第1実施形態と同様に、ラックハウジング20は管端部分21および縮径部分22を有する。ただし、縮径部分22の内周面には固定ブッシュ25が挿入・固定されている。この固定ブッシュ25は円筒状とされ、内周面がラックシャフト10に接触しており、ラックシャフト10を軸方向移動可能に常時支持している。
また、管端部分21には上記第1実施形態と同じようにブッシュ部151および支持部152からなる移動型支持部材150が取り付けられている。ただし、ブッシュ部151の内径はラックシャフト10の外径よりも僅かに大きくされていて、通常の状態(ラックシャフト10が撓んでいない状態)ではブッシュ部151はラックシャフト10と非接触状態を維持する。したがって、このような状態では移動型支持部材150はラックシャフト10を支持しておらず、ラックシャフト10は縮径部分22に嵌め込まれた固定ブッシュ25により支持されていることになる。なお、移動型支持部材150は第1実施形態と同じようにバネ53により軸方向外方に付勢されている。また、ラックハウジング20の端部20aにはストッパ54が取り付けられており、このストッパ54によって移動型支持部材150がラックハウジング20から抜け落ちないように移動を規制している。その他の構成は上記第1実施形態と同様であるので、同一部分については同一符合で示してその具体的説明を省略する。
図6、図7は、ラックシャフト10の端部10aに連結した車輪からの入力などによってラックシャフト10が撓んだ状態を示した部分断面図である。これらの図からわかるように、ラックシャフト10が撓んだ場合、撓んだ方向に対面する移動型支持部材150のブッシュ部151にラックシャフト10が当接する。この当接によってラックシャフト10は移動型支持部材150によっても支持されることになる。すなわち、ラックシャフト10が撓んだ場合、ラックシャフト10は固定ブッシュ25のみならず、移動型支持部材150によっても支持される。
ラックシャフト10が撓むような場合は、車輪からの入力がかなり大きい場合である。このように車輪からの入力が大きい場合にラックシャフト10を2箇所で支持することにより支持剛性が向上する。また、移動型支持部材150および固定ブッシュ25によりラックハウジング20の軸方向の異なった2点でラックシャフト10を支持するため、ラックハウジング20に作用する曲げモーメントも小さくすることができる。
以上のように、本実施形態のステアリング装置においては、移動型支持部材150はラックシャフト10が撓んだときにこのラックシャフト10と当接してラックシャフト10を支持するものであり、また、移動型支持部材150によるラックシャフト10の支持位置よりもラックシャフト10の一方の端部10aから軸方向内方に向かう位置にてラックシャフト10を軸方向移動可能に常時支持する固定ブッシュ25を備えている。よって、ラックシャフト10が撓んだときは移動型支持部材150および固定ブッシュ25により軸方向の異なる2箇所でラックシャフト10が支持される。このため支持剛性が増加するとともに、ラックハウジング20に作用する曲げモーメントをも小さくすることができ、ラックハウジング20の割れを防止することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるべきものではない。例えば、上記実施形態においては、移動型支持部材を付勢する付勢手段としてバネを用いた例を示したが、これ以外にも、例えば弾性を有するゴムや樹脂、あるいは蛇腹状のものを用いて上記バネに代用してもよい。あるいは、図8に示すように、支持部52の軸方向外方を向いた面にリング状の磁石153を取り付けておき、ストッパ54およびワッシャ33を鉄製の部材で形成し、磁石153とストッパ54またはワッシャ33との間に生じる磁力を利用して移動型支持部材50を軸方向外方に付勢するようにしてもよい。この場合、ラックシャフト10の端部10aがラックハウジング20の外側で軸方向移動(ストローク)する場合は、移動支持部材50は磁石153がストッパ54に吸引されることによりストッパ54にてその軸方向位置が保持される。また、また、ラックシャフト10の端部10aが管端部分21内で軸方向移動する場合は、移動支持部材50は磁石153がワッシャ33に吸引されることにより端部10aにてその軸方向位置が保持される
また、上記実施形態においては、付勢手段としてのバネ53を管端部分21の内側に配設する態様を示したが、図9に示すように、ボールジョイント30またはワッシャ33などの管端部分21よりも軸方向外方に位置する部材にバネ53の一端を固定し、他端を移動型支持部材50に固定し、バネ53が常に収縮力を発生するようにしておいてもよい。付勢手段をこのように構成した場合においても、付勢手段によって移動型支持部材50を軸方向外方(ラックシャフト10の一方の端部10aに向かう方向)に付勢することができる。なお、図10は、図9に示す構成において、ラックシャフトが図8において右方向に移動したときの状態を示した拡大部分断面図である。
また、上記実施形態においては、ラックシャフト10のボールネジ部12の図1において左側の端部10a側に移動型支持部材50,150を取り付けた構成について説明したが、図1の右側の端部10b側にも移動型支持部材を取り付けてもよい。この場合、図11に示すように管端部分221にラック歯11aが入り込んでいるために、ラックシャフト10の全周に亘り移動型支持部材により支持することはできないが、半円筒形状のブッシュ部251および支持部252からなる移動型支持部材250によりラックシャフト10の周方向の一部の領域を支持することにより、車輪からの入力を受けることができる。またこのとき半円形の磁石253を移動型支持部材250に付設して、磁力により付勢力を発生することができる。
また、上記実施形態においては、ラックシャフト10とボールジョイント30との間に配設されるワッシャ33を係合手段とし、このワッシャ33に移動型支持部材50,150が係合する構成について説明したが、図12に示すようにラックシャフト10の側周から径方向外方に延びる突起10cを設け、この突起10cに移動型支持部材50が係合するように構成してもよい(図13参照)。また、ボールジョイント30自身を係合手段としてもよい。
また、上記実施形態においては、ラックアシストタイプの電動パワーステアリング機構を備えたステアリング装置について本発明を適用した例を示したが、電動パワーステアリング機構が取り付けられていないステアリング装置についても本発明は適用可能である。さらに、ラックアンドピニオン機構によりラックシャフトが軸方向移動するステアリング装置について本発明を適用した例を示したが、転舵軸が軸方向移動するものであれば、必ずしもラックアンドピニオン機構を必要としない。例えば、ステアバイワイヤ方式のステアリング装置において、図1に示すボールネジ機構が動作することにより転舵軸が軸方向移動するようなものについても本発明を適用することができる。
1…ステアリング装置、10…ラックシャフト(転舵軸)、10a…端部(一方の端部)、10c…突起(係合手段)、20…ラックハウジング(ハウジング)、20a…端部、21,221…管端部分、22…縮径部分、23…凸部、25…固定ブッシュ(固定型支持手段)、30…ボールジョイント、33…ワッシャ(係合手段)、50,150,250…移動型支持部材(移動型支持手段)、51,151,251…ブッシュ、52,152,252…支持部、53…バネ(付勢手段)、54…ストッパ(規制部材)、153,253…磁石(付勢手段)
Claims (3)
- 車輪に連結し、軸方向移動することにより車輪を転舵させる転舵軸と、
前記転舵軸の外周側を覆うように前記転舵軸の軸方向に延びて形成されたハウジングと、を備えるステアリング装置において、
前記ハウジングと前記転舵軸との間に前記転舵軸の軸方向に沿って移動可能に配設され、前記転舵軸を支持する移動型支持手段と、
前記移動型支持手段を前記転舵軸の一方の端部に向かう方向に付勢する付勢手段と、
前記転舵軸の軸方向の外側から前記移動型支持手段に係合可能となるように、前記転舵軸の前記一方の端部側に形成された係合手段と、
を備えることを特徴とする、ステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記ハウジングは、前記転舵軸の前記一方の端部が突出するように開口した端部を備え、前記ハウジングの前記端部には、前記移動型支持手段の軸方向移動を規制する規制部材が取り付けられていることを特徴とする、ステアリング装置。 - 請求項1または2に記載のステアリング装置において、
前記移動型支持手段は、前記転舵軸が撓んだときに前記転舵軸と当接することにより前記転舵軸を支持するものであり、
前記移動型支持手段による前記転舵軸の支持位置よりも前記転舵軸の前記一方の端部から軸方向内方に向かう位置にて前記転舵軸を軸方向移動可能に常時支持する固定型支持手段をさらに備えることを特徴とする、ステアリング装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101405547B1 (ko) | 2012-08-13 | 2014-06-10 | 주식회사 만도 | 랙 피니언 방식 조향장치 |
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-
2007
- 2007-08-06 JP JP2007204026A patent/JP2009040076A/ja active Pending
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