JP2006182144A - 電動パワーステアリング装置用アングルセンサ - Google Patents

電動パワーステアリング装置用アングルセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP2006182144A
JP2006182144A JP2004376752A JP2004376752A JP2006182144A JP 2006182144 A JP2006182144 A JP 2006182144A JP 2004376752 A JP2004376752 A JP 2004376752A JP 2004376752 A JP2004376752 A JP 2004376752A JP 2006182144 A JP2006182144 A JP 2006182144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
electric power
power steering
sensor
angle sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004376752A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Iwano
敏行 岩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2004376752A priority Critical patent/JP2006182144A/ja
Publication of JP2006182144A publication Critical patent/JP2006182144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

【課題】 電動パワーステアリング装置側の内接ギヤと該内接ギヤに噛合するアングルセンサ側のセンサギヤとの間の歯打ち音を抑制すると共に、組立性の向上を図ることができる電動パワーステアリング装置用アングルセンサを提供する。
【解決手段】 電動パワーステアリング装置10側に設けられた内接ギヤ38に噛合して増速回転させられるセンサギヤ41と、該センサギヤ41の回転軸42を回転自在に支持すべく軸方向に互いに離間配置された少なくと一対の軸受43,44と、該一対の軸受43,44間に配置された減速ギヤ機構45とを備えたアングルセンサ40であって、一対の軸受43,44の内のセンサギヤ41側の軸受43の軸方向中心位置から該センサギヤ41の軸方向中心位置までの長さL1と、前記軸受43から減速ギヤ機構45の噛合部の軸方向中心位置までの長さL2との関係を、L1≧L2とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置のステアリング軸の回転角度を検出する電動パワーステアリング装置用アングルセンサに関する。
図9は、従来のアングルセンサを備えた電動パワーステアリング装置の一例を示す。この電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイール101の中心に固定されたステアリング軸102が車内のダッシスホード内に設けられた支持体106に回転自在に支持されている。
ステアリング軸102は、ステアリング入力部102aと、ステアリング入力部102aの先端に設けられた検出軸部103と、検出軸部103の先端に設けられたステアリング出力部104とを備えており、ステアリング出力部104の先端には、自在継手等を介してラック・ピニオン式運動変換機構(図示せず)が連結されている。ラック・ピニオン式運動変換機構のラック両端に設けられたホイールには、前輪のタイヤが取り付けられる。
ステアリング出力部104には、ウォーム歯車減速機構を構成するウォームホイール105が固定されている。ウォームホイール105の近傍には、電動式のパワーアシストモータ107が設けられている。パワーアシストモータ107の出力軸107aにはウォーム108が固定されており、このウォーム108がウォームホイール105の外周の歯部105aに噛み合っている。
検出軸部103には、トルクセンサ109aとアングルセンサ109bが設けられている。トルクセンサ109aで検出軸部103に加わるトルクが電圧などに変換され、その出力がマイクロコンピュータなどのトルク検出制御部へ与えられる。
トルク検出制御部では、トルク出力および車速度信号やイグニション・オン信号などに基づいてアシスト量が演算され、この演算値に基づいてパワーアシストモータ107が制御されて、パワーアシストモータ107の動力がステアリング軸102に与えられ、ステアリングホイール101に補助操舵力が付与される。
また、アングルセンサ109bはステアリング軸102の回転角度を検出するもので、例えば運転中の車にオーバーステアやアンダーステアなどが生じた場合には、アングルセンサ109bにより検出されたステアリング角度と車速信号に基づいてマイクロコンピュータがより最適な操舵角度などを割り出してパワーアシストモータ107を制御する。これにより、前輪の操舵角度が調整され、またはブレーキ力が調整されるなどして、自動車が最適な状態で操舵される。
しかし、この方式では、電動パワーステアリング装置のステアリング軸102上にアングルセンサ109bが直列に連結してステアリング出力部104の回転角を直接検出するようにしているため、ステアリング軸102の長さが長くなる問題がある。
そこで、ステアリング軸102の長さを短くすべく、電動パワーステアリング装置のウォーム歯車減速機構にアングルセンサをステアリング軸102に対して平行に配置したものが提案されている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
このアングルセンサは、電動パワーステアリング装置側のウォーム歯車減速機構を構成するウォームホイールに形成された歯車(第1の歯車)に噛合して増速回転される入力歯車(第2の歯車)と、入力歯車が取り付けられた回転軸に設けられたウォームとこのウォームと噛合するウォームホイールとで構成される減速ギヤ機構とを備え、減速ギヤ機構のウォームホイールの回転角に基づいて、ステアリング軸の回転角を検出している。
特開2004−161150号公報 特開2003−329436号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2記載のアングルセンサにおいては、電動パワーステアリング装置側のウォームホイールに設けられた歯車とアングルセンサ側の入力歯車との間が増速ギヤ機構となることから、がたつきによる歯打ち音が発生し易く、このため、組立時のがたつきの管理寸法幅が狭くなって組立性に劣るという問題がある。
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、電動パワーステアリング装置側の第1の歯車と該第1の歯車に噛合するアングルセンサ側の第2の歯車との間の歯打ち音を抑制することができると共に、組立性の向上を図ることができる電動パワーステアリング装置用アングルセンサを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成によって達成される。
(1) 電動パワーステアリング装置側に設けられた第1の歯車と噛合可能な第2の歯車と、
該第2の歯車がセンサケースの外側に突出する先端部に取り付けられる回転軸と、
該回転軸を前記センサケースに対して回転自在に支持すべく軸方向に互いに離間して配置された一対の軸受と、
前記センサケース内に設けられ、前記回転軸の回転を減速する減速ギヤ機構と、
を備えた電動パワーステアリング装置用アングルセンサであって、
前記第1の歯車と前記第2の歯車は、相対的に弾性変位可能であるように噛合されることを特徴とする電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
(2) 前記一対の軸受のうち、第2の歯車側に配置された軸受の軸方向中心位置から前記第2の歯車の軸方向中心位置までの長さをL1、前記第2の歯車側の軸受の軸方向中心位置から前記減速ギヤ機構の噛合部の軸方向中心位置までの長さをL2とすると、L1≧L2となることを特徴とする(1)に記載の電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
(3) 前記第2の歯車側に配置された軸受は、前記第2の歯車が弾性変位可能であるように、前記回転軸を弾性的に支持することを特徴とする(1)または(2)に記載の電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
(4) 前記回転軸は、前記第2の歯車側に配置された軸受と前記第2の歯車との間に弾性部を有することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
(5) 前記第1の歯車は弾性体を介して取り付けられることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
(6) 前記センサケースは、弾性体を介して電動パワーステアリング装置側に取り付けられることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
本発明によれば、電動パワーステアリング装置側の第1の歯車に対してアングルセンサ側の第2の歯車を相対的に寄せて一方の歯が他方の歯の斜面に当たるように噛合させても、第1の歯車と第2の歯車とが相対的に弾性変位可能に噛合されるので、第1の歯車と第2の歯車との間の作動トルクの増加を抑えることができ、これにより、アングルセンサの組立性の向上を図ることができると共に、第1の歯車と第2の歯車との間の歯打ち音の発生を抑えることができる。
以下、本発明の各実施形態に係る電動パワーステアリング装置用アングルセンサについて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るコラム式の電動パワーステアリング装置10の一例を示したものであり、符号11はステアリング軸、12は該ステアリング軸11のハウジング、13はパワーアシストモータ、20はラック・ピニオン式運動変換機構、30はウォーム歯車減速機構、40はアングルセンサである。
ステアリング軸11は、ステアリング入力部11aとステアリング出力部11bとを備えており、ハウジング12の内部に軸心回りに回転自在に支持されている。ハウジング12は車室内部の所定位置に下部を前方に向けて傾斜した状態に固定されており、また、ステアリング入力部11aの上端にはステアリングホイール(図示せず)が固定されている。
さらに、ステアリング入力部11aとステアリング出力部11bとはトルクセンサ11c(図2参照)のトーションバー14を介して連結されており、ステアリングホイールからステアリング入力部11aを経てステアリング出力部11bに伝達される操舵トルクがトルクセンサ11cにより検出され、検出された操舵トルクに基づいてアシストパワーモータ13の出力が制御される。
ラック・ピニオン式運動変換機構20は、長手方向を車両の左右方向として車両前部のエンジンルーム内にほぼ水平に配置され、軸方向に移動自在なラック軸21と、ラック軸21の軸心に対して斜めに支承されてラック軸21の歯部に噛合する歯部を有するピニオン軸22と、ラック軸21及びピニオン軸22を支承する筒状のケース23とを備えている。ラック・ピニオン式運動変換機構20のラック軸21の両端に設けられたホイールには、前輪のタイヤが取り付けられる。
ピニオン軸22とステアリング出力部11bの下端とは、2個の自在継手15、16及び連結部材17で連結されている。また、ステアリング出力部11bの軸方向の中間位置にはウォーム歯車減速機構30が配置され、このウォーム歯車減速機構30を介してアシストパワーモータ13からステアリング出力部11bに対して操舵補助力が付与される。
ウォーム歯車減速機構30は、図2に示すように、ウォームホイール31と、該ウォームホイール31に噛合するウォーム32と、ウォームホイール31及びウォーム32等を収納するギヤケース33とを備えている。
ウォーム32の回転軸はアシストパワーモータ13の駆動軸にスプライン結合された状態で軸受を介してギヤケース33に回転自在に支持されており、このギヤケース33にはステアリング出力部11bが軸受34,35を介して回転自在に支持されている。
ウォームホイール31は、ステアリング出力部11bに外嵌される金属製の芯金39の外周面に適宜スプライン加工等が施され、その加工面に合成樹脂で一体形成した円筒形の樹脂部36が設けられている。
樹脂部36の外周面にはウォーム32に噛合するホイール歯37が形成される。また、樹脂部36の軸方向の端部内周面には、第1の歯車である内接ギヤ38が形成され、アングルセンサ40の第2の歯車であるセンサギヤ41と噛合する。パワーアシストモータ13の回転力はウォーム32及びウォームホイール31を経てステアリング出力部11bに伝達される。
アングルセンサ40は、図3及び図4に示すように、電動パワーステアリング装置10のウォーム歯車減速機構30を構成するウォームホイール31に設けられた内接ギヤ38に噛合して増速回転されるセンサギヤ41と、センサギヤ41がセンサケース46の外側に突出する先端部42aに取り付けられる回転軸42と、回転軸42をセンサケース46に対して回転自在に支持すべく軸方向に互いに離間して配置された樹脂製の一対の滑り軸受43,44と、センサケース46内に設けられ、回転軸42の回転を減速する減速ギヤ機構45と、を備えている。センサケース46は、ウォーム歯車減速機構30のギヤケース33にボルト47を介して固定されている(図2参照)。
減速ギヤ機構45は、一対の滑り軸受43,44間の回転軸42に取り付けられたウォーム48と、このウォーム48に噛合するウォームホイール49によって構成され、ウォームホイール49の回転角に基づいて、ステアリング軸11の回転角を検出している。
ここで、この実施形態では、図3を参照して、一対の滑り軸受43,44の内のセンサギヤ41側の滑り軸受43の軸方向中心位置から該センサギヤ41の軸方向中心位置までの長さをL1、滑り軸受43から減速ギヤ機構45の噛合部の軸方向中心位置までの長さをL2とすると、L1≧L2の関係が成り立ち、且つ電動パワーステアリング装置10側の内接ギヤ38に対してアングルセンサ40側のセンサギヤ41を寄せて一方の歯が他方の歯の斜面に当たるように噛合させている。
このように本実施形態では、滑り軸受43の軸方向中心位置(支点位置)からセンサギヤ41の軸方向中心位置(力点位置)までの長さL1と滑り軸受43の軸方向中心位置(支点位置)から減速ギヤ機構45の噛合部の軸方向中心位置(作用点位置)までの長さL2との関係をL1≧L2としているので、電動パワーステアリング装置10側の内接ギヤ38にアングルセンサ40側のセンサギヤ41を寄せて一方の歯が他方の歯の斜面に当たるように噛合させて回転軸42に変位荷重を与えた場合においても、センサギヤ41の軸方向中心位置の力点に僅かな力が作用しただけで滑り軸受43の軸方向中心位置の支点が撓むため、減速ギヤ機構45の作動性に影響を与えることなく内接ギヤ38とセンサギヤ41との間の作動トルクの増加を抑えることができる。これにより、アングルセンサ40のギヤケース33への組立性の向上を図ることができると共に、内接ギヤ38とセンサギヤ41との間の歯打ち音の発生を抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態である電動パワーステアリング装置用アングルセンサについて詳細に説明する。なお、第1実施形態と同等部分には同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
電動パワーステアリング装置用アングルセンサ50では、回転軸42は、センサギヤ41と滑り軸受43との間に弾性部であるコイルばね51を有しており、電動パワーステアリング装置10側の内接ギヤ38にアングルセンサ50側のセンサギヤ41を積極的に寄せて一方の歯が他方の歯の斜面に当たるように噛合させている。
本実施形態では、電動パワーステアリング装置10側の内接ギヤ38にアングルセンサ50側のセンサギヤ41を寄せて噛合させて回転軸42に変位荷重を与えた場合においても、センサギヤ41の軸方向中心位置の力点に僅かな力が作用しただけでコイルばね51が撓むため、減速ギヤ機構45の作動性に影響を与えることなく内接ギヤ38とセンサギヤ41との間の作動トルクの増加を抑えることができ、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、弾性部は、コイルばね51に限定する必要はなく、コイルばね51に代えて、例えば、回転軸42自体にピアノ線等を用いることで構成し、センサギヤ41と滑り軸受43との間が弾性的に撓むようにしてもよい。
(第3実施形態)
次に、図6を参照して、本発明の第3実施形態である電動パワーステアリング装置用アングルセンサについて詳細に説明する。なお、第1実施形態と同等部分には同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
電動パワーステアリング装置用アングルセンサ60では、一対の滑り軸受61,62が金属材料で構成され、センサギヤ41側の滑り軸受61の外径部をゴム等の弾性体63を介してセンサケース46に支持している。そして、電動パワーステアリング装置10側の内接ギヤ38にアングルセンサ60側のセンサギヤ41を積極的に寄せて一方の歯が他方の歯の斜面に当たるように噛合させている。
本実施形態では、電動パワーステアリング装置10側の内接ギヤ38にアングルセンサ60側のセンサギヤ41を寄せて噛合させて回転軸42に変位荷重を与えた場合においても、センサギヤ41の軸方向中心位置の力点に僅かな力が作用しただけで滑り軸受61が弾性体63の弾性変形により径方向に変位するため、減速ギヤ機構45の作動性に影響を与えることなく内接ギヤ38とセンサギヤ41との間の作動トルクの増加を抑えることができ、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、本実施形態では、弾性体63を滑り軸受61の外径部全面に配置しているが、滑り軸受61の径方向変位を許容して回転軸42を弾性的に支持するものであればよく、弾性体63を滑り軸受61の外径部の一部に配置するようにしてもよい。さらに、図1に示された樹脂製の滑り軸受43のように、滑り軸受自体が弾性を有する構造とし、回転軸42を弾性的に支持するようにしてもよい。
(第4実施形態)
次に、図7を参照して、本発明の第4実施形態である電動パワーステアリング装置用アングルセンサについて詳細に説明する。なお、第1実施形態と同等部分には同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
電動パワーステアリング装置用アングルセンサ70は、内接ギヤ38をウォームホイール31の樹脂部36と別体にして該内接ギヤ38をゴム等の弾性体71を介して樹脂部36の端部内周面に取り付けられる。そして、電動パワーステアリング装置10側の内接ギヤ38にアングルセンサ70側のセンサギヤ41を積極的に寄せて一方の歯が他方の歯の斜面に当たるように噛合させている。
この実施形態では、電動パワーステアリング装置10側の内接ギヤ38にアングルセンサ70側のセンサギヤ41を寄せて噛合させて回転軸42に変位荷重を与えた場合においても、センサギヤ41の軸方向中心位置の力点に僅かな力が作用しただけで内接ギヤ38が弾性体71の弾性により径方向に弾性変位するため、減速ギヤ機構45の作動性に影響を与えることなく内接ギヤ38とセンサギヤ41との間の作動トルクの増加を抑えることができ、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の第5実施形態である電動パワーステアリング装置用アングルセンサについて詳細に説明する。なお、第1実施形態と同等部分には同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
電動パワーステアリング装置用アングルセンサ80は、アングルセンサ80側のセンサケース46をウォーム歯車減速機構30のギヤケース33にボルト47を介して固定するに際して、センサケース46にブッシュ嵌合孔81を形成して該ブッシュ嵌合孔81に弾性体であるゴムブッシュ82を嵌め込んでゴムブッシュ82の内周部をボルト47の挿通孔としている。また、ギヤケース33の壁部でセンサケース46の回転軸42を覆う部分の円筒部83が貫通する孔84を大径にして該孔84の内周部と円筒部83の外周部との間に弾性体であるOリング85を介装している。そして、電動パワーステアリング装置10側の内接ギヤ38にアングルセンサ80側のセンサギヤ41を積極的に寄せて一方の歯が他方の歯の斜面に当たるように噛合させている。
なお、ゴムブッシュ82は軸方向の中央部が小径孔部86とされると共に、該小径孔部86の軸方向両側が大径孔部87とされており、小径孔部86がボルト47の挿通孔とされると共に、大径孔部87にはカラー88が嵌め込まれて該カラー88の内周部もボルト47の挿通孔とされている。
本実施形態では、電動パワーステアリング装置10側の内接ギヤ38にアングルセンサ80側のセンサギヤ41を寄せて噛合させて回転軸42に変位荷重を与えた場合においても、センサギヤ41の軸方向中心位置の力点に僅かな力が作用しただけでアングルセンサ80全体がゴムブッシュ82及びOリング85の弾性によりギヤケース33に対して径方向に弾性変位するため、減速ギヤ機構45の作動性に影響を与えることなく内接ギヤ38とセンサギヤ41との間の作動トルクの増加を抑えることができ、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本実施形態では、第1の歯車として、内接ギヤ38をウォームホイール31の樹脂部36の内周部に設けているが、これに限定されず、樹脂部36の外周部や側面に第1の歯車を設けるようにしてもよい。
また、各実施形態は、電動パワーステアリング装置側の第1の歯車とアングルセンサ側の第2の歯車との間の歯打ち音の発生を抑えるため、第1の歯車と第2の歯車とを相対的に寄せて噛合させる際、第1の歯車と第2の歯車とが相対的に弾性変位可能に噛合されることで、アングルセンサの組立性の向上を図ることができると共に、第1の歯車と第2の歯車との間の作動トルクの増加を抑えたものである。従って、本発明は、第1の歯車と第2の歯車とを相対的に弾性変形可能に噛合させる構成を含んでいればよい。さらに、第1の歯車と第2の歯車とを相対的に弾性変形可能に噛合させるように、各実施形態の構成は組み合わせて使用されても良い。
本発明の第1実施形態であるアングルセンサを備えた電動パワーステアリング装置を説明するための図である。 アングルセンサ側のセンサギヤと電動パワーステアリング装置側の内接ギヤとの噛合状態を説明するための断面図である。 アングルセンサの一部を破断した図である。 図3のA−A線断面図である。 本発明の第2実施形態であるアングルセンサを説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態であるアングルセンサを説明するための断面図である。 本発明の第4実施形態であるアングルセンサを説明するための断面図である。 本発明の第5実施形態であるアングルセンサを説明するための断面図である。 従来のアングルセンサを備えた電動パワーステアリング装置の一例を説明するための図である。
符号の説明
10 電動パワーステアリング装置
38 内接ギヤ(第1の歯車)
40,50,60,70,80 アングルセンサ
41 センサギヤ(第2の歯車)
43,44 滑り軸受
45 減速ギヤ機構
51 コイルばね(弾性部)
71 弾性体
82 ゴムブッシュ(弾性体)
85 Oリング(弾性体)

Claims (6)

  1. 電動パワーステアリング装置側に設けられた第1の歯車と噛合可能な第2の歯車と、
    該第2の歯車がセンサケースの外側に突出する先端部に取り付けられる回転軸と、
    該回転軸を前記センサケースに対して回転自在に支持すべく軸方向に互いに離間して配置された一対の軸受と、
    前記センサケース内に設けられ、前記回転軸の回転を減速する減速ギヤ機構と、
    を備えた電動パワーステアリング装置用アングルセンサであって、
    前記第1の歯車と前記第2の歯車は、相対的に弾性変位可能であるように噛合されることを特徴とする電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
  2. 前記一対の軸受のうち、第2の歯車側に配置された軸受の軸方向中心位置から前記第2の歯車の軸方向中心位置までの長さをL1、前記第2の歯車側の軸受の軸方向中心位置から前記減速ギヤ機構の噛合部の軸方向中心位置までの長さをL2とすると、L1≧L2となることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
  3. 前記第2の歯車側に配置された軸受は、前記第2の歯車が弾性変位可能であるように、前記回転軸を弾性的に支持することを特徴とする請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
  4. 前記回転軸は、前記第2の歯車側に配置された軸受と前記第2の歯車との間に弾性部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
  5. 前記第1の歯車は弾性体を介して取り付けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
  6. 前記センサケースは、弾性体を介して電動パワーステアリング装置側に取り付けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置用アングルセンサ。
JP2004376752A 2004-12-27 2004-12-27 電動パワーステアリング装置用アングルセンサ Pending JP2006182144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376752A JP2006182144A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 電動パワーステアリング装置用アングルセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376752A JP2006182144A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 電動パワーステアリング装置用アングルセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006182144A true JP2006182144A (ja) 2006-07-13

Family

ID=36735571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004376752A Pending JP2006182144A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 電動パワーステアリング装置用アングルセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006182144A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006916A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006916A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3653611B2 (ja) 電動式舵取装置
JP6020893B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US20180216719A1 (en) Reducer of electric power-assisted steering apparatus
US20070095600A1 (en) Belt-type transmission and electric power steering apparatus having the same
KR20130048837A (ko) 랙구동형 조향장치 및 이를 구비한 랙구동형 동력 보조 조향장치
JP3763347B2 (ja) 電動式舵取装置
US20080272582A1 (en) Energy absorbing steering system
JP3658683B2 (ja) 電動式舵取装置
KR20110096816A (ko) 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기 및 이를 구비한 전동식 동력 보조 조향장치
JP4181475B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2004345444A (ja) 電動パワーステアリング装置
EP1813507B1 (en) Electric power steering apparatus
JP2007203947A (ja) 電動式パワーステアリング装置用ウォーム減速機及びこれを組み込んだ電動式パワーステアリング装置
JP2009001243A (ja) 電動パワーステアリング装置
KR20190104672A (ko) 스티어 바이 와이어식 조향장치
JP2008296633A (ja) 電動パワーステアリング装置用の電動アシスト機構
JP2006182144A (ja) 電動パワーステアリング装置用アングルセンサ
JP2006218896A (ja) 電動パワーステアリング装置用減速ギヤ
JP3624308B2 (ja) 電動式舵取装置
JP2002154443A (ja) 電動パワーステアリング装置
KR20110060573A (ko) 감속기 및 이를 구비한 전동식 동력 보조 조향장치
KR101251241B1 (ko) 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
JP2007182176A (ja) 電動パワーステアリング装置
KR101204204B1 (ko) 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
JP6697804B2 (ja) ステアリングシャフト