JP2009039628A - 粉砕装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ケーシングと、打撃ハンマ体と、被粉砕対象物の案内・供給位置を切り換える切換ダンパと、ケーシングと打撃ハンマ体との間に設けられ打撃ハンマ体による打撃によって粉砕された被粉砕対象物を篩にかけて通過させるスクリーンと、ケーシングに連接され被粉砕対象物を投入する被粉砕対象物投入口を備えると共にスクリーンを通過しない大きさであって打撃ハンマ体の回転による上向放出作用を利用してケーシング外に放出される被粉砕対象物の中から重量異物を分離・排出させると共に残りをケーシング内に戻す重量異物分離・排出手段と、を具備したもの。
【選択図】 図1
Description
尚、打撃ハンマ体を正転・逆転可能に構成した粉砕装置の場合には、被粉砕対象物を供給する方向を切り換えるための切換ダンパが必要となる。
又、請求項2による粉砕装置は、請求項1記載の粉砕装置において、上記切換ダンパに設けられ上記被粉砕対象物を供給する被粉砕対象物シュート面の先端と上記打撃ハンマ体の軸心から直上に延長した垂線との水平方向距離を新たな被粉砕対象物供給を何等損なうことなく重量異物の放出動作を確実に行うことができる範囲に設定するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項3による粉砕装置は、請求項1記載の粉砕装置において、上記重量異物分離・排出手段は、上記切換ダンパによる上記被粉砕対象物供給開口部の切換によって重量異物の弾道放出方向が異なった場合、上記重量異物を上記被粉砕対象物投入口の反対側に反射集合させて分離・排出するように構成されていることを特徴とする粉砕装置。
又、ケーシングの内張部や打撃ハンマ体等の損傷の原因になっていた重量異物を分離・排出することができるようになったので、上記ケーシングや打撃ハンマ体の損傷を防止することができるようになり、それによって、消耗品の寿命の延長を図ることが可能になり、運転コストの低減を図ることができるようになった。
又、重量異物を分離・排出することができるようになったので、粉砕時における騒音の低減を図ることができるようになった。
又、請求項2による粉砕装置は、請求項1記載の粉砕装置において、上記切換ダンパに設けられ上記被粉砕対象物を供給する被粉砕対象物シュート面の先端と上記打撃ハンマ体の軸心から直上に延長した垂線との水平方向距離を新たな被粉砕対象物供給を何等損なうことなく重量異物の放出動作を確実に行うことができる範囲に設定するようにしたので、被粉砕対象物を上記ケーシング内に支障なく供給すると共に重量異物の放出を可能にすることが可能になった。
又、請求項3による粉砕装置は、請求項1記載の粉砕装置において、上記重量異物分離・排出手段は、上記切換ダンパによる上記被粉砕対象物供給開口部の切換によって重量異物の弾道放出方向が異なった場合、上記重量異物を上記被粉砕対象物投入口の反対側に反射集合させて分離・排出するように構成されているので、これによって、重量異物の放出を確実なものとすることができるものである。
まず、ケーシング1があり、このケーシング1の上端には被粉砕対象物を供給する被粉砕対象物供給口1aが形成されている。上記ケーシング1の中には打撃ハンマ体3が正転・逆転可能な状態で収容・配置されている。
尚、この実施の形態においては、図3及び図4において、矢印aで示す時計方向を正転とし、矢印bで示す反時計方向を逆転とする。
因みに、通常動作時には、図4中実線で示すように閉じた状態にある。これに対して、例えば、打撃ハンマ17の保守・点検を行なう場合には、図中仮想線で示すように、スクリーン21、21を回動させて開放させることになる。
まず、粉砕装置の打撃ハンマ体3が図3、図4、図6中時計方向(矢印a方向)に回転している正転の状態から説明する。この場合には切換ダンパ31は図3、図4、図6中仮想線で示す状態にある。まず、ケーシング1内には被粉砕対象物が投入される。すなわち、投入ホッパ55に形成された被粉砕対象物投入口55aを介して被粉砕対象物が投入ホッパ55内に投入される。投入ホッパ55内に投入された被粉砕対象物は投入ホッパ55、ベースホッパ53、ケーシング1の被粉砕物供給口1aを介してケーシング内に供給される。ケーシング内に供給された被粉砕対象物は、切換ダンパ31の底板部35の被粉砕対象物シュート面35aを介して打撃ハンマ体3上に供給される。
尚、逆転させる場合としては、ハンマ体17のエッジ部17aが摩耗してしまったような場合であり、この場合には逆転させて反対側のエッジ部17bを使用するものである。
この場合には切換ダンパ31は図3、図4、図6中実線で示す状態にある。まず、ケーシング1内には被粉砕対象物が投入される。すなわち、投入ホッパ55に形成された被粉砕対象物投入口55aを介して被粉砕対象物が投入ホッパ55内に投入される。投入ホッパ55内に投入された被粉砕対象物は投入ホッパ55、ベースホッパ53、ケーシング1の被粉砕物供給口1aを介してケーシング内に供給される。ケーシング内に供給された被粉砕対象物は、切換ダンパ31の底板部35の被粉砕対象物シュート面35aを介して打撃ハンマ体3上に供給される。
まず、従来、粉砕装置のケーシング1における発熱の原因になっていた金属物、陶磁器、砂利等の重量異物を効果的に分離・排出することができるようになったので、上記ケーシング1内における発熱、それに起因した火災の発生等を未然に防止することができるようになった。
又、ケーシング1の内張部や打撃ハンマ体3等の損傷の原因になっていた重量異物を分離・排出することができるようになったので、上記ケーシング1や打撃ハンマ体3の損傷を防止することができるようになり、それによって、消耗品の寿命の延長を図ることが可能になり、運転コストの低減を図ることができるようになった。
又、重量異物を分離・排出することができるようになったので、粉砕時における騒音の低減を図ることができるようになった。
又、本実施の形態の場合には、被粉砕対象物シュート面35aの先端と打撃ハンマ体3の軸心から直上に延長した垂線との水平方向距離(L)を55〜70mmの範囲で設定するようにしているので、新たな被粉砕対象物供給を何等損なうことなく重量異物の放出動作を確実に行うことができるものである。
まず、前記一実施の形態の場合には、被粉砕対象物として木造建築の解体により発生する建築廃材を一次破砕しそれによって得られた60mm以下程度の木材チップを例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、様々な例が想定される。
又、重量異物分離・排出手段を構成する各種ホッパや各種ダクトや各種シュートの個数、形状、屈曲の状態等については適宜設定すれば良い。
又、前記一実施の形態の場合には、粉砕装置とし説明したが、一次破砕を行う破砕装置として構成することも考えられる。
3 打撃ハンマ体
5 回転ロータ
17 打撃ハンマ
17a エッジ部
17b エッジ部
31 切換ダンパ
51 重量異物分離・排出手段
53 ベースホッパ
55 投入ホッパ
57 分離ダクト
59 分離ダクト
61 排出シュータ
63 排出シュート
Claims (3)
- 被粉砕対象物を受け入れるケーシングと、
上記ケーシング内に正転・逆転可能に配置され回転ロータに打撃ハンマを取り付けてなり上記ケーシング内に導入された被粉砕対象物を打撃によって粉砕する打撃ハンマ体と、
上記ケーシングに設置され上記被粉砕対象物を上記打撃ハンマ体方向に案内・供給すると共に上記打撃ハンマ体の正転・逆転の切換に伴って切り換えられて上記被粉砕対象物の案内・供給位置を切り換える切換ダンパと、
上記ケーシングと上記打撃ハンマ体との間に設けられ上記打撃ハンマ体による打撃によって粉砕された被粉砕対象物を篩にかけて通過させるスクリーンと、
上記ケーシングに連接され上記被粉砕対象物を投入する被粉砕対象物投入口を備えると共に上記スクリーンを通過しない大きさであって上記打撃ハンマ体の回転による上向放出作用を利用して上記ケーシング外に放出される被粉砕対象物の中から重量異物を分離・排出させると共に残りを上記ケーシング内に戻す重量異物分離・排出手段と、
を具備したことを特徴とする粉砕装置。 - 請求項1記載の粉砕装置において、
上記切換ダンパに設けられ上記被粉砕対象物を供給する被粉砕対象物シュート面の先端と上記打撃ハンマ体の軸心から直上に延長した垂線との水平方向距離を新たな被粉砕対象物供給を何等損なうことなく重量異物の放出動作を確実に行うことができる範囲に設定するようにしたことを特徴とする粉砕装置。 - 請求項1記載の粉砕装置において、
上記重量異物分離・排出手段は、上記切換ダンパによる上記被粉砕対象物供給開口部の切換によって重量異物の弾道放出方向が異なった場合、上記重量異物を上記被粉砕対象物投入口の反対側に反射集合させて分離・排出するように構成されていることを特徴とする粉砕装置。
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