JP2009038906A - Ipmモータ及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

Ipmモータ及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】接着剤を使用することなく磁石埋込孔内に永久磁石を固定することが可能なIPMモータ及びこのIPMモータを備えた電動パワーステアリング装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明のIPMモータ10によれば、永久磁石30を1対のOリング26,26によって磁石埋込孔23内に固定したので、接着剤で永久磁石30を固定してなる従来のIPMモータにて起こり得る問題を解消することができる。また、1対のOリング26,26はそれぞれ係合溝25,25に係合しているので、磁石埋込孔23に永久磁石30を挿入する際に、Oリング26,26が永久磁石30と一緒に磁石埋込孔23内を移動することが防止される。また、本発明の電動パワーステアリング装置100によれば、従来のIPMモータで起こり得る不具合を原因とする操舵フィーリングや静粛性に対する悪影響を防止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ロータヨークに形成された複数の磁石埋込孔内に、それぞれ永久磁石を固定して備えたIPM(Interior Permanent Magnet)モータと、このIPMモータを備えた電動パワーステアリング装置に関する。
この種の従来のIPMモータは、永久磁石を接着剤によって磁石埋込孔内に固定していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−68318号公報(段落[0030]、第8図)
ところが、上述した従来のIPMモータでは、接着剤の硬化時間が必要となるため生産性が悪かった。また、接着剤の塗布量を一定にすることが困難なため、各磁石埋込孔において永久磁石の固定位置がばらついてしまう。さらに、ロータの高速回転による遠心力で接着剤が剥がれる事態が起こり得る。すると、永久磁石が磁石埋込孔内でがたついて異音が生じるという問題があった。そして、このような従来のIPMモータを電動パワーステアリング装置の動力源とすると、操舵フィーリングや静粛性に悪影響を及ぼす虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、接着剤を使用することなく磁石埋込孔内に永久磁石を固定することが可能なIPMモータ及びこのIPMモータを備えた電動パワーステアリング装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るIPMモータ(10)は、ロータヨーク(21)に形成された複数の磁石埋込孔(23)の内部に永久磁石(30)を固定して備えたIPMモータ(10)において、各磁石埋込孔(23)の長手方向における両端寄り位置の内側面に形成された1対の係合溝(25,25)と、1対の係合溝(25,25)に係合しかつ、永久磁石(30)の外側面と磁石埋込孔(23)の内側面とに密着した1対のエラストマー製リング(26,26)とを備えたところに特徴を有する。ここで、念の為に述べておくが「エラストマー」とは、ゴム状弾性を有する高分子材料(具体的には、ゴムや樹脂)のことである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のIPMモータ(10)において、複数の円形鋼板(21A)を積層してロータヨーク(21)が構成されると共に、各円形鋼板(21A)に形成したプレス孔(23A)を円形鋼板(21A)の間で連通させて磁石埋込孔(23)が形成され、円形鋼板(21A)のうち、ロータヨーク(21)の両端寄り部分を構成した円形鋼板(21A)のプレス孔(23A)を、他の円形鋼板(21A)のプレス孔(23A)よりも大きくすることで、1対の係合溝(25,25)が形成されたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のIPMモータ(10)において、磁石埋込孔(23)の長手方向における一端側に配設されたエラストマー製リング(26)の内側には弾性膜(27)が一体形成され、その弾性膜(27)の弾発力で磁石埋込孔(23)内の永久磁石(30)が長手方向における他端側に付勢されると共に、ロータヨーク(21)の端面に固定されて、磁石埋込孔(23)の長手方向における他端側の開口を塞いだエンドプレート(24)を備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明に係る電動パワーステアリング装置(100)は、請求項1乃至3の何れかに記載のIPMモータ(10)を、車両(110)の転舵輪(101)を転舵する際のハンドル操作に必要な操舵力を補助するための動力源として備えたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の発明によれば、ロータヨークの両端寄り位置に形成された1対の係合溝に1対のエラストマー製リングを係合させた状態で、永久磁石を磁石埋込孔に挿入すると、永久磁石の外側面と磁石埋込孔の内側面とに1対のエラストマー製リングが密着して、永久磁石が磁石埋込孔の内部に固定される。これにより、従来のように接着剤で永久磁石を固定してなるIPMモータにて起こり得る上記問題を解消することができる。また、1対のエラストマー製リングはそれぞれ係合溝に係合しているので、磁石埋込孔に永久磁石を挿入する際に、エラストマー製リングが永久磁石と一緒に磁石埋込孔内を移動することが防止される。さらに、永久磁石を磁石埋込孔に挿入する際に、永久磁石の外側面が磁石埋込孔の内側面と擦れることが防止されるので、永久磁石の表面処理材(メッキ等)が剥がれることもない。
[請求項2の発明]
本発明に係るロータヨークは、金属磁性粉末と樹脂粉末とを混合し金型で圧縮成形した圧粉磁心で構成してもよいし、請求項2の発明のように、複数の円形鋼板を積層して構成してもよい。複数の円形鋼板を積層してロータヨークを構成した場合には、各円形鋼板に形成されたプレス孔を円形鋼板の間で連通させて磁石埋込孔を形成し、ロータヨークの両端寄り部分を構成する円形鋼板のプレス孔を、他の円形鋼板のプレス孔より大きくすることで1対の係合溝を形成することができる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、永久磁石を磁石埋込孔に挿入すると、エラストマー製リングの内側に一体形成された弾性膜が永久磁石に押されて磁石埋込孔の長手方向の一端側に伸び、その弾発力で永久磁石が磁石埋込孔の長手方向の他端側に付勢される。その状態でロータヨークの端面にエンドプレートを取り付けると、弾性膜によって付勢された永久磁石がエンドプレートに突き当てられて、永久磁石が磁石埋込孔の長手方向において位置決めされる。
[請求項4の発明]
請求項4の電動パワーステアリング装置によれば、本発明に係るIPMモータを動力源として備えているので、従来のIPMモータで起こり得る不具合を原因とする操舵フィーリングや静粛性に対する悪影響を防止することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態のIPMモータ10は、例えばブラシレスモータであってステータコア11の中心にロータ20を備える。ステータコア11は、円筒体の内周面から複数(例えば12本)のティース13を内側に突出させた構造をなし、各ティース13には電線14が巻回されている。
図3に示すように、ロータ20は、円板状をなした複数の電磁鋼板21A(具体的には珪素鋼板。本発明の「円形鋼板」に相当する)を積層してなる円柱状のロータヨーク21の中心をロータシャフト22が貫通した構造になっている。図2に示すように、ロータヨーク21には、その外周縁に沿って界磁用の複数の永久磁石30が環状に並べて埋設されている。具体的には、ロータヨーク21の外周縁に沿って配置された複数の磁石埋込孔23が、図3に示すようにロータ20の軸方向に貫通しており、それら各磁石埋込孔23に帯板状の永久磁石30がそれぞれ挿入されている。また、ロータヨーク21の両端面には、電磁鋼板21Aと同一径の円板状をなした非磁性体のエンドプレート24,24が固定されており、それらエンドプレート24,24によってロータヨーク21に形成された各磁石埋込孔23の両端開口が塞がれている。ここで、図3に示すように、永久磁石30の長手方向の両端面は両エンドプレート24,24に突き当てられており、磁石埋込孔23内における永久磁石30の長手方向への移動が禁止されている。なお、本実施形態において磁石埋込孔23は、ロータヨーク21の周方向を例えば10等配するように配置されている。
図2に示すように、磁石埋込孔23は、ロータ20の軸方向から見た断面が長方形となっている。詳細には、図4に示すようにロータヨーク21を構成する各電磁鋼板21Aには、複数の長方形のプレス孔23Aが外周縁に沿って形成されており、複数の電磁鋼板21Aを積層したときにそれらプレス孔23Aを各電磁鋼板21Aの間で連通させて磁石埋込孔23が形成されている(図3参照)。
また、永久磁石30は、ロータ20の軸方向から見た断面が長方形となっており、そのの板厚方向に磁束が貫通するように着磁されている。そして、ロータ20に備えた各永久磁石30は、以下に説明する固定構造によってそれぞれ磁石埋込孔23内に固定されている。
即ち、図3に示すように、磁石埋込孔23の長手方向における両端寄り位置の内側面には1対の係合溝25,25が形成されている。各係合溝25は、磁石埋込孔23の内側面を全周に亘って段付き状に陥没させた構造をなしている。詳細には、ロータヨーク21を構成する複数の電磁鋼板21Aのうち、ロータヨーク21の両端寄り部分を構成する電磁鋼板21A(本実施形態では両端部から4,5枚目の電磁鋼板21A)のプレス孔23A(図4(B)参照)を、他の部分を構成する電磁鋼板21Aのプレス孔23A(図4(A)参照)よりも一回り大きくする(詳細には、プレス孔23Aの長方形の短辺のみを長くする)ことで、1対の係合溝25,25が形成されている。
これら1対の係合溝25,25には、本発明の「エラストマー製リング」に相当するゴム製のOリング26,26が係合している。Oリング26は軸方向から見た平面形状が長方形のリング状をなしている(図4(B)参照)。そして、Oリング26の内側に永久磁石30が挿入されると、Oリング26は磁石埋込孔23の内側面の全周と永久磁石30の外側面の全周とに密着するように弾性変形し、このときの弾発力によって各永久磁石30の両端部を磁石埋込孔23内に固定している。
なお、図4(A)に示すように、永久磁石30のうちOリング26,26が嵌合していない部分では、磁束の貫通方向(永久磁石30の板厚方向)における永久磁石30と磁石埋込孔23の内側面との間のエアギャップが、磁束の貫通方向と直交する方向のエアギャップに比べて小さくなるように構成されている。このようにすることで、磁束を有効利用しかつ磁束漏れを防ぐことが可能となっている。以上が本実施形態の構成の説明である。
ところで、本実施形態のIPMモータ10は以下のようにして製造される。まず、ロータヨーク21の各磁石埋込孔23に1対のOリング26,26を取り付ける。即ち、磁石埋込孔23の両端開口からOリング26,26を挿入し、それぞれ係合溝25,25に係合させておく。
次いで、図5に示すように、永久磁石30を磁石埋込孔23の一端側から挿入する。すると、1対のOリング26,26が弾性変形して、その弾発力によって永久磁石30が磁石埋込孔23の内部に固定される。
ここで、Oリング26,26は、それぞれ係合溝25,25に係合されているので、永久磁石30の挿入時に、永久磁石30と一緒にOリング26,26が磁石埋込孔23の内部を移動することが防止される。また、永久磁石30の挿入過程で、永久磁石30の外側面が磁石埋込孔23の内側面に擦れることはないので、永久磁石30の表面を覆った表面処理材(例えば、メッキ等)が剥がれることはない。さらに、Oリング26,26はゴム製だから、永久磁石30の外側面とOリング26,26とが擦れても表面処理材が剥がれることはない。
全ての磁石埋込孔23に永久磁石30を挿入したら、ロータヨーク21の両端面にそれぞれエンドプレート24,24をかしめて固定する。以上でロータ20が完成であり、このロータ20を、図1に示すようにステータ11内に挿入すると共に、ロータシャフト22を図示しないベアリングにて軸支して、IPMモータ10が完成する。
このように、本実施形態のIPMモータ10によれば、永久磁石30を1対のOリング26,26によって磁石埋込孔23内に固定したので、接着剤で永久磁石30を固定してなる従来のIPMモータにて起こり得る問題、即ち、接着剤の硬化時間が必要なため生産性が悪い、接着剤の塗布量がばらつくため各磁石埋込孔内における永久磁石の固定位置がばらつく、接着剤が剥がれて永久磁石ががたつき異音が生じる、といった問題を解消することができる。
次に、このIPMモータ10を使用した電動パワーステアリング装置100について説明する。図6に示すように、この電動パワーステアリング装置100は、車両110に備えた1対の転舵輪101,101の間に差し渡された転舵輪間シャフト102と、その転舵輪間シャフト102の外側を覆ったシャフトケース103とを備えている。転舵輪間シャフト102の両端は、タイロッド102T,102Tを介して各転舵輪101,101に連結され、シャフトケース103は、車両110の本体に固定されている。また、転舵輪間シャフト102の中間部分にはラック(図示せず)が形成され、シャフトケース103の中間部を側方から貫通したピニオン(図示せず)がこのラックに噛合している。
ピニオンの上端部にはインターミディエートシャフト105(以下、「インタミシャフト105」という)が連結され、そのインタミシャフト105の上端部にはステアリングシャフト106が連結され、さらにそのステアリングシャフト106の上端部にはハンドル107が連結されている。そして、インタミシャフト105とステアリングシャフト106との連結部分に、減速機構108を介してモータ10のロータ20が連結されている。また、ステアリングシャフト106には、舵角センサ111とトルクセンサ112とが取り付けられ、ハンドル107の操舵角θsを検出すると共に、ステアリングシャフト106にかかる操舵抵抗Tf(負荷トルク)を検出している。さらに、転舵輪101の近傍には、転舵輪101の回転に基づいて車速Vを検出するための車速センサ113が設けられている。そして、操舵制御装置114が、舵角センサ111、トルクセンサ112及び車速センサ113の検出信号に基づいた運転状況に応じてモータ10を駆動し、これにより運転者によるハンドル操作をモータ10で補助して転舵輪101,101を転舵することができる。
本実施形態の電動パワーステアリング装置100によれば、上述したIPMモータ10をハンドル107の操舵力を補助するための動力源として備えたので、従来のIPMモータ10で起こり得る不具合(磁石埋込孔内における永久磁石の固定位置のばらつきや、永久磁石のがたつき)を原因とする操舵フィーリングや静粛性に対する悪影響を防止することができる。
[第2実施形態]
本実施形態は図7及び図8に示されており、1対のOリング26のうち、磁石埋込孔23の長手方向における一端側(図7及び図8における下側)に配設されたOリング26の内側にゴム製の弾性膜27が一体形成されている点が、上記第1実施形態と異なる。
図8に示すように、弾性膜27は磁石埋込孔23への永久磁石30の挿入時に、永久磁石30に押されて磁石埋込孔23の長手方向の一端側(挿入方向の前方側)へと弾性変形し、その弾発力によって、永久磁石30を磁石埋込孔23の長手方向の他端側(挿入方向の後方側)へと付勢している。そして、この永久磁石30はロータヨーク21の端面に固定されたエンドプレート24に押し付けられており、これにより、永久磁石30が磁石埋込孔23の長手方向において位置決めされている。その他の構造に関しては、第1実施形態と同様であり、同一部位については同一符号を付すことで重複した説明は省略する。
本実施形態の構成でも上記第1実施形態と同等の効果を奏する。また、上記第1実施形態では、永久磁石30の両端面を1対のエンドプレート24,24に突き当てることで永久磁石30を長手方向で位置決めしていたので、永久磁石30の長さを磁石埋込孔23の長手方向の寸法と正確に一致させる必要があるが、本実施形態によれば、永久磁石30の長さが磁石埋込孔23の長手方向の寸法と幾分異なっていても、永久磁石30を長手方向で位置決めすることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、本発明に係る「エラストマー製リング」としてのOリング26がゴム製であったが、ゴム以外のゴム状弾性を有する高分子材料(熱可塑性エラストマー、具体的には、ウレタン樹脂)で構成してもよい。また、断面円形のOリング26以外に、断面D形のDリング、断面T形のTリング、断面矩形の角リングでもよい。
(2)磁石埋込孔23の長手方向における両端部に加えて、長手方向における中央部にもエラストマー製リング(ゴム製のOリング26)を配置してもよい。
(3)前記実施形態では、ロータヨーク21の外周縁に沿って10個の永久磁石30が埋設されていたが、ロータヨーク21における永久磁石30の配置や数はこれに限るものではない。
(4)前記実施形態の永久磁石30の断面は長方形であったが、扁平な台形状でもよい。
(5)前記実施形態において、ロータヨーク21は電磁鋼板21Aを積層して構成されていたが、金属磁性粉末と樹脂粉末とを混合し金型で圧縮成形した圧粉磁心で構成してもよい。
本発明の第1実施形態に係るIPMモータの平断面図 ロータの平断面図 ロータの部分側断面図 (A)磁石埋込孔の平面図、(B)磁石埋込孔及びOリングの平面図 永久磁石の挿入過程におけるロータの部分側断面図 電動パワーステアリング装置の概念図 第2実施形態に係るロータヨークの部分側断面図 ロータの部分側断面図
符号の説明
10 IPMモータ
21 ロータヨーク
21A 電磁鋼板(円形鋼板)
23 磁石埋込孔
23A プレス孔
24 エンドプレート
25 係合溝
26 Oリング(エラストマー製リング)
27 弾性膜
30 永久磁石
100 電動パワーステアリング装置
101 転舵輪
107 ハンドル
110 車両

Claims (4)

  1. ロータヨークに形成された複数の磁石埋込孔の内部に永久磁石を固定して備えたIPMモータにおいて、
    前記各磁石埋込孔の長手方向における両端寄り位置の内側面に形成された1対の係合溝と、
    前記1対の係合溝に係合しかつ、前記永久磁石の外側面と前記磁石埋込孔の内側面とに密着した1対のエラストマー製リングとを備えたことを特徴とするIPMモータ。
  2. 複数の円形鋼板を積層して前記ロータヨークが構成されると共に、前記各円形鋼板に形成したプレス孔を前記円形鋼板の間で連通させて前記磁石埋込孔が形成され、
    前記円形鋼板のうち、前記ロータヨークの両端寄り部分を構成した前記円形鋼板の前記プレス孔を、他の前記円形鋼板の前記プレス孔よりも大きくすることで、前記1対の係合溝が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のIPMモータ。
  3. 前記磁石埋込孔の長手方向における一端側に配設された前記エラストマー製リングの内側には弾性膜が一体形成され、
    その弾性膜の弾発力で前記磁石埋込孔内の前記永久磁石が前記長手方向における他端側に付勢されると共に、
    前記ロータヨークの端面に固定されて、前記磁石埋込孔の長手方向における他端側の開口を塞いだエンドプレートを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のIPMモータ。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のIPMモータを、車両の転舵輪を転舵する際のハンドル操作に必要な操舵力を補助するための動力源として備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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