JP2009037690A - 半導体回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】相補信号をセンスアンプ活性化信号に応答してセンスしかつラッチして次段回路へ伝達するセンスアンプ/ラッチ回路のラッチ出力信号のノイズを低減する。
【解決手段】ラッチ型センスアンプ(10)は、センスアンプ活性化信号(SEN)の活性化に応答して相補入力信号(IN,IN_B)を差動増幅し、センス出力信号(So,So_B)をプリチャージ電圧レベルから、相補入力信号に応じた電圧レベルへ駆動しラッチする。次段のフリップフロップ回路(12)は、ラッチ型センスアンプのセンス動作と非同期でセンス出力信号をラッチしてラッチ出力信号(Qx,Qx_B)を生成する。このフリップフロップ回路は、センス出力信号がともにプリチャージ電圧レベルから変化するとき、そのラッチ出力信号の電圧レベルを変化させる電流経路の駆動電流量をセンス出力信号を受けるトランジスタ素子(NQ12,NQ15)により低減する。
【選択図】図2
【解決手段】ラッチ型センスアンプ(10)は、センスアンプ活性化信号(SEN)の活性化に応答して相補入力信号(IN,IN_B)を差動増幅し、センス出力信号(So,So_B)をプリチャージ電圧レベルから、相補入力信号に応じた電圧レベルへ駆動しラッチする。次段のフリップフロップ回路(12)は、ラッチ型センスアンプのセンス動作と非同期でセンス出力信号をラッチしてラッチ出力信号(Qx,Qx_B)を生成する。このフリップフロップ回路は、センス出力信号がともにプリチャージ電圧レベルから変化するとき、そのラッチ出力信号の電圧レベルを変化させる電流経路の駆動電流量をセンス出力信号を受けるトランジスタ素子(NQ12,NQ15)により低減する。
【選択図】図2
Description
この発明は、半導体回路に関し、特に、相補信号を検知し増幅しかつラッチして次段回路に転送するセンスアンプ/ラッチ回路の構成に関する。
半導体装置においては、微小振幅の信号が利用されることが多い。たとえば、高集積化された半導体記憶装置においては、メモリセルのサイズが小さく、メモリセルの記憶データを読出す場合、メモリセルの記憶データに応じて生成される電流/電圧の振幅は小さい。このような微小振幅の信号を正確に再生し、転送してデータの読出を行なうために、メモリセルの記憶データに対応する電流/電圧を増幅する回路(センスアンプ回路)が利用される。通常、微小振幅の信号を正確に検知、増幅するために、信号振幅を実効的に増大させる差動信号が利用される。センスアンプとしては、メモリセルの種類に応じて、電流検知型センスアンプ、または電圧検知型センスアンプが利用される。
このような半導体記憶装置のセンスアンプ回路の構成の一例が、非特許文献1(T. Kawahara et. al.,“2Mb Spin-Transfer Torque RAM(SPRAM) with Bit-By-Bit Bidirectional Current Write and Parallelizing-Direction Current Read,”IEEE ISSCC2007, Digest of Technical Papers, Feb. 2007, pp.480-481, and 617.)に示されている。この非特許文献1に示されるセンスアンプ回路は、差動入力信号を検知する差動段と、この差動段に直列に結合され、差動段により検知された内部信号を増幅してラッチするラッチ段とを含む。ラッチ段は、差動段がロー側動作電源ノードに接続されるインバータラッチで構成される。センスアンプの出力ノードが、電源電圧レベルにプリチャージされる。メモリセルの記憶データに応じて差動段に現われる電圧変化を検知しラッチ段で増幅し、次段回路へ転送する。このようなセンスアンプを利用することにより、微小振幅の信号を増幅して、次段回路へ転送する。
また、差動型センスアンプを複数段縦続接続して、高速増幅および信号転送を図る構成が、特許文献1(特許第3579205号公報)に示されている。複数段のセンスアンプの最終段の出力信号をフリップフロップ(NAND型ラッチ回路)でラッチして、最終出力信号を生成する。
この特許文献1に示されるセンスアンプにおいては、相補入力信号を受ける差動トランジスタ対と直列に、対応の相補出力信号をゲートに受けるトランジスタ対が直列に接続される。センスアンプの出力ノードは、プルアップ素子によりメモリ電源ノードに結合される。この差動段と出力信号をゲートに受けるトランジスタ対とを直列に接続して、出力信号に負帰還をかけて、出力ノードの電流量を調整する。これにより、センスアンプおよびラッチにおけるMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)のしきい値電圧のばらつきに起因するビット線オフセット電圧に対するマージンの問題を、解消することを図る。
特許第3579205号公報
T. Kawahara et. al.,"2Mb Spin-Transfer Torque RAM(SPRAM) with Bit-By-Bit Bidirectional Current Write and Parallelizing-Direction Current Read,"IEEE ISSCC2007, Digest of Technical Papers, Feb. 2007, pp.480-481, and 617.
非特許文献1に示される構成においては、センスアンプの相補出力ノードが、ハイ側電源電圧VDDレベルにプリチャージされる。差動段に対する相補入力信号の振幅が拡大されると、センスアンプ活性化信号が活性化され、センスアンプがセンス動作を開始して入力信号を差動増幅する。このセンス動作開始時の過渡期において、センスアンプにおいて差動入力信号の電圧レベル(中間電圧レベル)に応じて、差動トランジスタ対が、一旦ともに導通状態となり、センスアンプ(ラッチ段)の相補出力信号が、ともに、プリチャージ電圧レベルから低下する。その後、差動トランジスタ対を流れる電流量に応じて、ラッチ段により相補出力信号が差動入力信号に応じた電圧レベルに駆動される。
したがって、このセンス動作開始時の過渡時において、相補出力信号が、ともに、一旦、プリチャージ電圧レベルからロー側電源電圧レベル方向へ低下する。センスアンプの次段には、センス動作と非同期で、すなわちセンスアンプ活性化信号と独立に動作するNAND型ラッチ回路(フリップフロップ回路)が設けられている。したがって、センスアンプの出力信号の過渡時のノイズ(以下、便宜上、グリッチ(glitch)と称す)により、次段のNAND型ラッチ回路の出力信号が、一旦、ラッチ状態からともにHレベル(電源電圧レベル)に駆動される。この過渡時のラッチ回路の出力信号に現われるノイズ(グリッチ)により、ラッチ回路の出力信号を受ける次段回路の入力信号が、中間電圧レベルとなり、次段回路において貫通電流が流れる状態が生じる。これは、通常、次段回路においては、入力部にインバータが用いられており、この中間電圧に従って、入力段のインバータの出力ノード充電用トランジスタおよび放電用トランジスタがともに導通状態となる状態が生じるためである。このため、消費電流が増大するとともに、誤動作が生じる可能性がある。
この場合、センスアンプとラッチ回路との間に、クロック信号(制御信号)に同期して動作するクロックドゲートを設けることにより、このセンスアンプの出力信号の過渡ノイズ(グリッチ)の影響を抑制することが考えられる。しかしながら、この場合、クロックドゲートの活性化タイミングとセンスアンプのセンス動作のタイミングを調整する必要があり、クロックトゲートに対する制御回路の構成が複雑となる。また、このクロックドゲートの動作制御のために消費電流が増大するという問題が生じる。
特許文献1に示される構成においては、複数段にセンスアンプが縦続接続される。各センスアンプにおいて、その相補出力信号に従って差動トランジスタ対を流れる電流を調整するトランジスタ対が、差動トランジスタ対と直列に設けられる。しかしながら、この特許文献1に示される構成において、センスアンプの相補出力信号がともにセンス動作開始時の過渡時に低下する場合、このセンスアンプを流れる電流が低減される。したがって、相補出力信号がともにローレベルに低下する過渡ノイズの発生は抑制することが可能である。しかしながら、この場合、センスアンプの出力信号のプリチャージ電圧レベルから入力信号に応じた電圧レベルへの移行が、抑制される。したがって、センスアンプの相補入力信号の電圧差が、過渡ノイズ(グリッチ)が生じないほど充分大きい状態となってからセンス動作が実質的に開始され、微小振幅の信号に対しては、高速でセンス動作を行うことができなくなるという問題が生じる。また、特許文献1のセンスアンプの構成においては、差動トランジスタ対と直列にプルアップ素子が接続され、センスアンプ出力ノードがハイ側電源電圧レベルにプルアップされる。したがって、センス入力信号が、微小振幅の信号の場合、センス出力信号の振幅を高速で大きくすることが困難となり、複数段のセンスアンプを縦続接続する必要があり、センスアンプの占有面積が増大する。
特に、MRAM(磁気ランダム・アクセス・メモリ)またはフラッシュメモリ等の半導体記憶装置においては、メモリセルが接続されるビット線電圧が、センスアンプの電源電圧よりも十分低い電圧レベルに設定される。このような場合、センスアンプに対する差動入力信号の電圧レベルは、中間電圧レベルとなり、また、センスアンプの相補入力信号の振幅も小さい。したがって、このような記憶装置において、特許文献1に示されるようなセンスアンプ/ラッチ回路を利用した場合、小占有面積で高速にセンス動作を行う回路を実現するのが困難となる。
それゆえ、この発明の目的は、小振幅の信号を、過渡ノイズ(グリッチ)を生じさせることなく高速で増幅して次段回路へ転送することのできる半導体回路を提供することである。
この発明に係る半導体回路は、要約すれば、ラッチ型センスアンプの相補出力信号がセンス動作開始時、ともにプリチャージ電圧レベルから変化するとき、次段のラッチ回路の出力信号の電圧レベルを変化させる電流経路の駆動電流量を、ラッチ型センスアンプの出力信号に従って抑制するようにしたものである。
この発明の一実施の形態においては、半導体回路は、出力ノードが所定電圧レベルにプリチャージされ、センスアンプ活性化信号の活性化に応答して活性化され、入力信号を差動的に増幅して相補信号を出力ノードに生成するラッチ型センスアンプと、このラッチ型センスアンプの出力信号をラッチするフリップフロップ回路を備える。このフリップフロップ回路は、ラッチ型センスアンプの相補出力信号がセンスアンプ活性化信号の活性化に応答してともに所定電圧レベルから変化するとき、このフリップフロップ回路の出力信号の電圧レベルを変化させる電流を、ラッチ型センスアンプの相補出力信号に従って制限する電流制御部を備える。
センスアンプ活性化信号の活性化に応答して、センスアンプの相補出力信号がともに所定のプリチャージ電圧レベルから変化するとき、フリップフロップ回路の出力信号の電圧レベルを変化させる電流を抑制している。したがって、このフリップフロップ回路の出力信号が、センスアンプの過渡ノイズに従って変動するのを抑制することができ、次段回路での誤動作および貫通電流を抑制することができる。
また、ラッチ型センスアンプの出力信号の変化は抑制していないため、高速でセンス動作を行うことができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う半導体回路(センスアンプ/ラッチ回路)が適用される半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。
図1は、この発明の実施の形態1に従う半導体回路(センスアンプ/ラッチ回路)が適用される半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。
図1において、半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1、行選択回路2、および列選択回路3を含む。メモリセルアレイ1においては、メモリセルが行列状に配列される。このメモリセルアレイ1に含まれるメモリセルの構成は、半導体記憶装置の種類に応じて適宜定められる。メモリセルアレイ1に含まれるメモリセルは、MRAMセルであってもよく、フラッシュメモリセルであってもよく、また、SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)セルであってもよい。メモリセルの記憶データの読出時、小振幅または微小振幅の信号が生成されて、この小振幅または微小振幅信号(以下、小振幅信号と称す)に従って、内部でメモリセルの記憶データが読出されればよい。
行選択回路2は、図示しないアドレス信号に従ってこのメモリセルアレイ1のアドレス指定されたメモリセル行を選択する。列選択回路3は、図示しない列アドレス信号に従ってこのメモリセルアレイ1のアドレス指定された列を選択する。
この半導体記憶装置は、さらに、選択メモリセルの記憶データの検知、増幅およびラッチを行なうセンスアンプ/ラッチ回路(半導体回路)4と、センスアンプ/ラッチ回路4により増幅されラッチされた内部読出データQxを増幅して転送する次段回路6と、次段回路6により転送されたデータに従って外部読出データQを生成する出力回路8を含む。
センスアンプ/ラッチ回路4は、行選択回路2および列選択回路3により選択されたメモリセルのデータを検知し増幅しラッチするラッチ型センスアンプ10と、ラッチ型センスアンプ10の出力信号(相補センス出力信号)SoおよびSo_Bをラッチするフリップフロップ回路12とを含む。
ラッチ型センスアンプ10は、その出力ノード(センス出力ノード)がプリチャージ指示信号PC_Bに従って所定電圧(たとえばメモリ電源電圧)レベルにプリチャージされ、また、センスアンプ活性化信号SENに従って活性化されて、メモリセルアレイ1の選択されたメモリセルの記憶データの検知、増幅およびラッチを行なう。
フリップフロップ回路12は、ラッチ型センスアンプ10のセンス動作と非同期でラッチ型センスアンプ10の相補出力信号SoおよびSo_Bをラッチする。ここで、「非同期」は、ラッチ型センスアンプ10のセンス動作と独立に、すなわち、センスアンプ活性化信号SENと独立に、与えられた信号をラッチし出力する動作を示す。
フリップフロップ回路12は、また、ラッチ型センスアンプ10の相補出力信号SoおよびSo_Bが、ラッチ型センスアンプ10のセンス動作開始時において過渡的に、プリチャージ電圧レベルからともに変化するとき、その出力ノード(ラッチ出力ノード)からの信号Qxの電圧レベルが変動するのを抑制する。具体的に、フリップフロップ回路12は、ラッチ型センスアンプ10の出力信号SoおよびSo_Bがともにプリチャージ電圧レベルから変化するとき、出力信号(ラッチ出力信号)Qx(またはQx_B)の電圧レベルを変化させる電流を流す経路の電流を、抑制する。
次段回路6は、たとえばプリアンプまたはリピータ等で構成され、このセンスアンプ/ラッチ回路4により生成された内部読出データQxをバッファ処理または増幅処理して、出力回路8へ転送する。次段回路6は、入力部が、内部ノード充電用および放電用のMOSトランジスタを含む。したがって、これらの放電用および充電用のMOSトランジスタが、中間電圧レベルの信号がゲートに与えられると、ともに導通状態となり、例えばメモリ電源ノードから接地ノードへ電流を流す。
この半導体記憶装置においては、各メモリセルの選択、データ読出および外部出力の動作を制御するために、制御回路9が設けられる。図1においては、制御回路は、センスアンプ活性化信号SENおよびプリチャージ指示信号PC_Bを生成するように示すが、各回路に対する動作制御信号を、図示しない外部からの動作モード指示信号に従って生成する。
図1に示すように、フリップフロップ回路12において、ラッチ型センスアンプ10のセンス動作開始時に、外部出力信号SoおよびSo_Bの過渡ノイズ(グリッチ)によるラッチ出力信号Qx(Qx_B)の電圧レベルの変動を抑制する。ラッチ型センスアンプ10のセンス動作に対しては、グリッチ抑制操作は行っていない。したがってラッチ型センスアンプ10のセンス動作の高速化を妨げない。また、このフリップフロップ回路12の出力信号のグリッチを抑制しており、次段回路6において、中間電圧レベルの信号が伝達され、貫通電流が流れるのを抑制することができる。
これにより、半導体記憶装置における転送動作時の消費電流を低減し、また次段回路6における出力ノイズによる誤動作を防止する。
図2は、図1に示すセンスアンプ/ラッチ回路4に含まれるラッチ型センスアンプ10およびフリップフロップ回路12の具体的構成の一例を示す図である。以下、図2を参照して、この発明の実施の形態1に従うセンスアンプ/ラッチ回路の具体的構成および動作について説明する。
図2において、ラッチ型センスアンプ10は、ゲートおよびドレインが交差結合されるPチャネルMOSトランジスタPQ1およびPQ2と、ゲートおよびドレインが交差結合されるNチャネルMOSトランジスタNQ1およびNQ3と、選択メモリセルからの読出データに対応する入力信号(センス入力信号)INおよびIN_Bをゲートに受けるNチャネルMOSトランジスタNQ2およびNQ4と、センスアンプ活性化信号SENに応答して選択的に導通してラッチ型センスアンプ10のセンス動作を活性化するNチャネルMOSトランジスタNQ5を含む。
PチャネルMOSトランジスタPQ1は、メモリ電源ノードとセンス出力ノードND1の間に接続され、そのゲートが、センス出力ノードND3に接続される。PチャネルMOSトランジスタPQ2は、メモリ電源ノードとセンス出力ノードND3の間に接続されかつそのゲートがセンス出力ノードND1に接続される。これらのMOSトランジスタPQ1およびPQ2は、ラッチ型センスアンプ10の動作時、センス出力ノードND1およびND2のうちの高電位のノードをメモリ電源電圧レベルに駆動してラッチする。
NチャネルMOSトランジスタNQ1およびNQ2は、センス出力ノードND1と内部ノードND2の間に直列に接続され、NチャネルMOSトランジスタNQ3およびNQ4が、センス出力ノードND3と内部ノードND2の間に直列に接続される。MOSトランジスタNQ1およびNQ3のそれぞれのゲートが、センス出力ノードND3およびND1に接続される。MOSトランジスタNQ1およびNQ3は、ラッチ型センスアンプ10の動作時、センス出力ノードND1およびND3のうちの低電位のノードを接地電圧レベルに駆動してラッチする。
NチャネルMOSトランジスタNQ5は、内部ノードND2と接地ノードの間に接続され、センスアンプ活性化信号SENの活性化時(Hレベルのとき)オン状態となり、ラッチ型センスアンプ10の動作電流が流れる経路を形成してラッチ型センスアンプ10のセンス動作を活性化する。
ラッチ型センスアンプ10は、さらに、プリチャージ指示信号PC_Bに従ってセンス出力ノードND1およびND3を、メモリ電源電圧VDDレベルにプリチャージするプリチャージ用のPチャネルMOSトランジスタPQ3およびPQ4を含む。
ラッチ型センスアンプ10においては、MOSトランジスタPQ1およびPQ2、NQ1およびNQ3によりインバータラッチを構成し、活性化時、センス出力ノードND1およびND3に、相補信号(相補センス出力信号)SoおよびSo_Bを生成する。
センスアンプ活性化信号SENの非活性化時には、プリチャージ指示信号PC_Bが活性状態(Lレベル)であり、MOSトランジスタPQ3およびPQ4により、センス出力ノードND1およびND3は、メモリ電源電圧VDDレベルにプリチャージされる。
フリップフロップ回路12は、メモリ電源ノードとラッチ出力ノードND5の間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタPQ11およびPQ12と、メモリ電源ノードとラッチ出力ノードND7の間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタPQ13およびPQ14とを含む。
PチャネルMOSトランジスタPQ11は、そのソースがメモリ電源ノードに接続され、そのゲートに、インバータIV1を介してセンス出力信号Soを受ける。MOSトランジスタPQ12は、MOSトランジスタPQ11とラッチ出力ノードND5の間に接続され、そのゲートがラッチ出力ノードND7に接続される。MOSトランジスタPQ13は、そのソースがメモリ電源ノードに接続され、そのゲートにインバータIV2を介してラッチ型センスアンプ10からのセンス出力信号So_Bを受ける。MOSトランジスタPQ14は、MOSトランジスタPQ13とラッチ出力ノードND7の間に接続され、かつそのゲートがラッチ出力ノードND5に接続される。
フリップフロップ回路12は、さらに、ラッチ出力ノードND5と接地ノードの間に接続されるNチャネルMOSトランジスタNQ10と、ラッチ出力ノードND5と接地ノードの間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタNQ11およびNQ12を含む。MOSトランジスタNQ10は、そのゲートが、ラッチ出力ノードND7に接続される。MOSトランジスタNQ11は、そのゲートにインバータIV1の出力信号を受ける。MOSトランジスタNQ12は、そのゲートが、センス出力ノードND3に接続されて、センス出力信号So_Bを受ける。
フリップフロップ回路12は、さらに、ラッチ出力ノードND7と接地ノードの間に接続されるNチャネルMOSトランジスタNQ13と、ラッチ出力ノードND7と接地ノードの間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタNQ14およびNQ15を含む。MOSトランジスタNQ13は、そのゲートがラッチ出力ノードND5に接続される。MOSトランジスタNQ14は、そのゲートに、ノードND6を介してインバータIV2の出力信号を受ける。MOSトランジスタNQ15は、そのゲートが、センス出力ノードND1に接続され、センスアンプ出力信号Soを受ける。
インバータIV1およびIV2は、たとえばCMOSインバータであり、ラッチ型センスアンプ回路10の出力信号SoおよびSo_Bをそれぞれ反転する。
フリップフロップ回路12に対しては、ラッチ動作を制御するためのクロック信号(制御信号)は用いられていない。インバータIV1およびIV2の出力信号に従ってラッチ動作を行なう。このフリップフロップ回路12を、ラッチ型センスアンプ10のセンス動作と非同期でラッチ動作を行なわせることにより、ラッチ型センスアンプ10のセンス動作に対するフリップフロップ回路12のタイミング制御を行なう必要がなく、タイミング制御が簡略化される。
また、ラッチ型センスアンプ10の出力信号をさらに非同期のフリップフロップ回路12で受けて、次段回路6(図1参照)に転送することにより、以下の効果が得られる。すなわち、ラッチ型センスアンプ10がセンス動作を完了して、プリチャージ状態に復帰しても、フリップフロップ回路12からメモリセルのデータを、次段回路6を介して出力回路8へ転送することができる。すなわち、センスアンプ10の活性化期間を短くしても、次段回路は、余裕を持ってセンスされたメモリセルデータを処理して転送することができる。これにより、データ読出時の次段回路以降の回路のタイミングマージンを十分に確保することができる。
図3は、図2に示すセンスアンプ/ラッチ回路4のデータ読出時の動作を示す信号波形図である。以下、図3を参照して、図2に示すセンスアンプ/ラッチ回路4の動作について説明する。
スタンバイ状態においては、プリチャージ指示信号PC_BはLレベルである。この状態においては、ラッチ型センスアンプ10において、MOSトランジスタPQ3およびPQ4がオン状態であり、センス出力ノードND1およびND3上のセンス出力信号SoおよびSo_Bは、ともにメモリ電源電圧VDDレベルのHレベル(論理ハイレベル)にある。
この状態においては、フリップフロップ回路12において、インバータIV1およびIV2の出力信号は接地電圧レベルのLレベル(論理ローレベル)であり、MOSトランジスタNQ11およびNQ14はオフ状態にあり、また、MOSトランジスタPQ11およびPQ13がオン状態である。したがって、フリップフロップ回路12においては、MOSトランジスタPQ11、PQ12、およびNチャネルMOSトランジスタNQ10で構成されるインバータと、MOSトランジスタPQ13、PQ14およびNQ13で構成されるインバータにより、ラッチ出力信号Qx_BおよびQxは、それぞれ先のサイクルで読出されたメモリセルのデータに対応した電圧レベルに維持される。ここで、フリップフロップ回路12からの出力信号Qx_BおよびQxは、相補な信号であり、一方がHレベルおよび他方がLレベルである。
メモリセルデータの読出サイクルが始まると、まず、プリチャージ指示信号PC_BがHレベルに駆動され、ラッチ型センスアンプ10においてMOSトランジスタPQ3およびPQ4がオフ状態となり、センス出力ノードND1およびND3のプリチャージ動作が停止する。
次いで、図1に示す行選択回路2および列選択回路3により、メモリセルアレイ1におけるメモリセルの行および列選択動作が、制御回路9の制御の下に行なわれ、選択メモリセルのデータが、列選択回路3を介してラッチ型センスアンプ10へ伝達される。ラッチ型センスアンプ10は、内部データバスを介して列選択回路3に接続され、選択メモリセルの記憶データに応じた電圧/電流を受ける。通常、内部データバスは、所定電圧レベルにプリチャージ/イコライズされており(図3においては、メモリ電源電圧レベル)、メモリセルの記憶データに応じて内部データバス線の信号電圧が、プリチャージ電圧レベルから相補的に変化する。このとき、メモリセルが接続するビット線の負荷よりも、内部データバス線の負荷が大きく、内部データバス線の電圧振幅は、小さい。
この内部データバス線上に読出されたメモリセルデータに対応するセンス入力信号INおよびIN_Bの電位差が十分に拡大されると、所定のタイミングで、制御回路9の制御の下に、センスアンプ活性化信号SENが活性化される。このセンスアンプ活性化信号SENの活性化に応答して、ラッチ型センスアンプ10において、MOSトランジスタNQ5がオン状態となり、内部ノードND2が接地ノードに結合され、ラッチ型センスアンプ10に動作電流が流れ、センス動作が行われる。この状態において、メモリセル読出データ(センス入力信号)INおよびIN_Bの電圧レベルは、ともに中間電圧レベルよりも高く、まず、MOSトランジスタNQ2およびNQ4がともに導通し、センス出力ノードND1およびND3からの放電が行なわれ、センス出力信号SoおよびSo_Bの電圧レベルが一旦低下する。
内部のメモリ読出データに応じたセンス入力信号INおよびIN_Bの電圧差に従ってMOSトランジスタNQ2およびNQ4のコンダクタンスに差が生じている。このコンダクタンスの差により、MOSトランジスタNQ2およびNQ4の一方を介しての放電が大きい。この放電量の差により、MOSトランジスタNQ1およびNQ3のゲート−ソース間電圧の差が大きくなり、MOSトランジスタPQ1、PQ2、NQ1およびNQ3により構成されるインバータラッチ回路により、センス出力ノードND1およびND3のセンス出力信号SoおよびSo_Bが、センス入力信号INおよびIN_Bに応じてメモリ電源電圧(Hレベル)および接地電圧レベル(Lレベル)に駆動されてラッチされる。このラッチ状態においては、MOSトランジスタNQ1およびNQ3の一方がオン状態、他方がオフ状態にある。
このセンス動作開始時の過渡時に、センス出力信号SoおよびSo_Bがともにその電圧レベルがプリチャージ電圧レベルから低下した場合、フリップフロップ回路12においてインバータIV1およびIV2の出力信号がともにハイレベルに上昇し、MOSトランジスタNQ11およびNQ14が導通状態となる。このとき、MOSトランジスタNQ12およびNQ15は、それぞれゲートにセンス出力信号So_BおよびSoを受けている。したがって、センス出力信号SoおよびSo_Bの電圧レベルの低下に従って、これらのMOSトランジスタNQ15およびNQ12のコンダクタンスが小さくなり、ラッチ出力ノードND4およびND7から、MOSトランジスタNQ11およびNQ14を介して接地ノードへ電流が流れる放電経路の電流は抑制される。
したがって、ラッチ出力ノードND5およびND7からのラッチ出力信号Qx_BおよびQx両者の電圧レベルの低下は抑制され、安定にラッチ出力信号Qx_BおよびQxを維持することができる。すなわち、現サイクルにおけるメモリセルの読出データが前回のサイクルのメモリセルの読出データと同じであり、フリップフロップ回路12のラッチ出力信号QxおよびQx_Bの論理レベルが全サイクルと同じ状態に維持される状態において、ラッチ出力信号QxおよびQx_Bの電圧変化を抑制することができ、図3において破線で示す過渡ノイズ(グリッチ)を抑制できる。応じて、次段回路において、中間電圧レベルに低下したラッチ出力信号QxおよびQx_Bに従って貫通電流が流れる現象は抑制され、応じて、消費電流が低減されるとともに、誤動作が抑制される。
センス動作が完了すると、センスアンプ活性化信号SENがLレベルに駆動され、MOSトランジスタNQ5がオフ状態となる。この状態において、センス入力信号(メモリセル読出データ)INおよびIN_Bの電圧レベルが、中間電圧レベルであっても、ラッチ型センスアンプのセンス出力ノードND1およびND3からのセンス出力信号SoおよびSo_Bは、ラッチ状態にある(Lレベルのセンス出力ノードはフローティング状態)。すなわち、たとえば、センス出力信号SoがHレベルのときには、MOSトランジスタPQ2がオフ状態、MOSトランジスタNQ3がオン状態である。このとき、センス出力ノードND3はLレベルであるため、MOSトランジスタPQ1がオン状態、MOSトランジスタNQ1がオフ状態である。したがって、センス出力ノードND1およびND3は、それぞれ、HレベルおよびLレベルに維持される。
メモリセルデータ読出サイクルが完了すると、図1に示す制御回路9により、プリチャージ指示信号PC_Bが再びLレベルに駆動されて、ラッチ型センスアンプ10においてMOSトランジスタPQ3およびPQ4がオン状態となり、センス出力信号SoおよびSo_Bがメモリ電源電圧レベルに再びプリチャージされる。この状態において、フリップフロップ回路12においてインバータIV1およびIV2の出力信号はLレベルであり、MOSトランジスタNQ11およびNQ14はともにオフ状態である。したがって、ラッチ出力信号QxおよびQx_Bの論理レベルは変化せず、フリップフロップ回路12はラッチ状態を維持する。
現サイクルにおいて前サイクルのメモリセルデータと逆の論理レベルのデータ(逆データ)が読出される場合には、センス出力信号SoおよびSo_Bがともに低下した期間、ラッチ出力信号QxおよびQx_BのLレベルへの駆動するMOSトランジスタNQ12またはNQ15の駆動電流量が低減される。しかしながら、このとき、MOSトランジスタPQ11およびPQ13の駆動電流量の調整は行なわれていないため、ラッチ出力信号のHレベルへの駆動がセンス出力信号に従って行われる。このラッチ出力信号のHレベル方向への駆動に従って、MOSトランジスタNQ10またはNQ13がオン状態となり、他方のラッチ出力信号のLレベル方向への駆動が行われる。従って、フリップフロップ回路12のラッチ動作およびラッチ出力信号QxおよびQx_Bの確定タイミングの遅れは、ほぼ無視することができる。
この図3の信号波形図に示すように、ラッチ型センスアンプ10において、そのセンス出力信号SoおよびSo_Bの電圧レベルが、センス開始時にともにプリチャージ電圧レベルから変化しても(低下しても)、センス出力信号SoおよびSo_Bに従ってフリップフロップ回路12の出力ノード放電経路の駆動電流を低減している。すなわち、フリップフロップ回路12の出力信号QxまたはQx_Bの電圧レベルが変化する方向に電流を駆動する経路の電流を抑制しており、全サイクルと同一論理レベルのデータ読出時のラッチ出力信号のノイズを抑制することができる。
なお、上述の構成において、メモリセルの読出データ(センス入力信号)INおよびIN_Bは、メモリ電源電圧VDDにプリチャージされている。しかしながら、このセンス入力信号INおよびIN_Bが、中間電圧レベルにプリチャージされる構成であってもよい。この場合においても、センス入力信号INおよびIN_Bの振幅は小さく、この中間電圧レベルを中心として変化するだけであり、センス動作開始時、ラッチ型センスアンプ10の出力信号は、一旦、そのプリチャージ電圧レベルから低下した後、センス入力信号INおよびIN_Bに応じた電圧レベルに駆動されてラッチされる。したがって、この場合においても、同様、フリップフロップ回路12の出力信号QxおよびQx_Bにおけるグリッチの発生を抑制することができる。
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、ラッチ型センスアンプのセンス動作と非同期でラッチ型センスアンプの出力信号をラッチして次段回路へ伝達するフリップフロップ回路において、ラッチ型センスアンプの相補センス出力信号に従って、ラッチ出力信号の電圧レベルを変化させる電流経路の駆動電流量を低減している。これにより、フリップフロップ回路のラッチ出力信号のグリッチを抑制することができ、応じて、次段回路の消費電流を低減することができる。
[実施の形態2]
図4は、この発明の実施の形態2に従うセンスアンプ/ラッチ回路4の具体的構成を示す図である。図4において、ラッチ型センスアンプ10は、5個のPチャネルMOSトランジスタPQ20−PQ24と、4個のNチャネルMOSトランジスタNQ20−NQ23を含む。
図4は、この発明の実施の形態2に従うセンスアンプ/ラッチ回路4の具体的構成を示す図である。図4において、ラッチ型センスアンプ10は、5個のPチャネルMOSトランジスタPQ20−PQ24と、4個のNチャネルMOSトランジスタNQ20−NQ23を含む。
PチャネルMOSトランジスタPQ20は、センスアンプ活性化信号SEN_Bの活性化に応答してメモリ電源ノードをセンス電源ノードND10に結合する。PチャネルMOSトランジスタPQ21およびPQ22が、センス電源ノードND10とセンス出力ノードND11の間に直列に結合され、PチャネルMOSトランジスタPQ23およびPQ24が、センス電源ノードND10とセンス出力ノードND12の間に直列に接続される。MOSトランジスタPQ21およびPQ23は、それぞれのゲートに、センス入力信号INおよびIN_Bを受ける。PチャネルMOSトランジスタPQ22は、MOSトランジスタPQ21とセンス出力ノードND11の間に接続されかつそのゲートがセンス出力ノードND12に接続される。MOSトランジスタPQ24は、MOSトランジスタPQ23とセンス出力ノードND12の間に接続されかつそのゲートがセンス出力ノードND11に接続される。
NチャネルMOSトランジスタNQ20は、センス出力ノードND11と接地ノードの間に接続されかつそのゲートがセンス出力ノードND12に接続される。NチャネルMOSトランジスタNQ21は、センス出力ノードND12と接地ノードの間に接続されかつそのゲートがセンス出力ノードND11に接続される。NチャネルMOSトランジスタNQ22およびNQ23は、それぞれ、プリチャージ指示信号PCの活性化に応答してオン状態となり、センス出力ノードND11およびND12を接地ノードに結合する。
この図4に示すラッチ型センスアンプ10は、図2に示す実施の形態1に従うラッチ型センスアンプ10の構成において、構成要素のトランジスタの極性が変換され、また電源ノードと接地ノードが交換されている構成を有する。このラッチ型センスアンプ10においては、プリチャージ指示信号PCの活性化時(Hレベルのとき)、センス出力ノードND11およびND12が接地電圧レベルにプリチャージされる。
フリップフロップ回路12は、メモリ電源ノードとラッチ出力ノードND14の間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタPQ30およびPQ31と、メモリ電源ノードとラッチ出力ノードND14の間に接続されるPチャネルMOSトランジスタPQ32を含む。MOSトランジスタPQ30は、そのゲートが、センス出力ノードND12に接続され、センス出力信号Soを受ける。PチャネルMOSトランジスタPQ31は、MOSトランジスタPQ30とラッチ出力ノードND14の間に接続され、そのゲートに、インバータIV3を介して伝達される補のセンス出力信号So_Bを受ける。MOSトランジスタPQ32は、そのゲートがラッチ出力ノードND16に接続される。
フリップフロップ回路12は、さらに、メモリ電源ノードとラッチ出力ノードND16の間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタPQ33およびPQ34と、メモリ電源ノードとラッチ出力ノードND16の間に接続されるPチャネルMOSトランジスタPQ35を含む。MOSトランジスタPQ33は、ソースがメモリ電源ノードに接続され、そのゲートにセンス出力信号So_Bを受ける。MOSトランジスタPQ34は、MOSトランジスタPQ33とラッチ出力ノードND16との間に接続され、そのゲートに、インバータIV4を介してノードND15に伝達されるセンス出力信号Soを受ける。MOSトランジスタPQ35は、そのゲートがラッチ出力ノードND14に接続される。
このフリップフロップ回路12は、さらに、ラッチ出力ノードND14と接地ノードの間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタNQ30およびNQ31と、ラッチ出力ノードND16と接地ノードの間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタNQ32およびNQ33を含む。MOSトランジスタNQ30は、そのゲートがラッチ出力ノードND16に接続される。MOSトランジスタNQ31は、MOSトランジスタNQ30と接地ノードとの間に接続され、そのゲートに、ノードND13に伝達されるインバータIV3の出力信号を受ける。NチャネルMOSトランジスタNQ32は、そのゲートが、ラッチ出力ノードND14に接続される。MOSトランジスタNQ33は、MOSトランジスタNQ32と接地ノードの間に接続されかつそのゲートに、ノードND15を介して伝達されるインバータIV4の出力信号を受ける。
ラッチ出力ノードND14およびND16から、それぞれ、互いに相補なラッチ出力信号Qx_BおよびQxが出力される。
この図4に示すフリップフロップ回路12は、図2に示す実施の形態1に従うフリップフロップ回路12と、トランジスタの極性および電源/接地ノードが交換され多幸性を有する。フリップフロップ回路12は、NAND型ラッチ回路であり、ラッチ型センスアンプ10のセンス動作と非同期で、ラッチ型センスアンプ10の出力信号SoおよびSo_Bをラッチして、ラッチ出力信号QxおよびQx_Bを生成する。
図5は、図4に示すセンスアンプ/ラッチ回路4の動作を示す信号波形図である。以下、図5を参照して、図4に示すセンスアンプ/ラッチ回路4の動作について説明する。
センス入力信号INおよびIN_Bは、実施の形態1の場合と同様、選択メモリセルの記憶データに応じた電圧レベルの信号であり、内部データバスに読出される信号である。スタンバイ状態においては、内部データバスは、接地電圧レベルにプリチャージされ、応じて、センス入力信号INおよびIN_Bは、ともに接地電圧レベルにプリチャージされる。
このスタンバイ状態時において、プリチャージ指示信号PCはHレベルであり、ラッチ型センスアンプ10において、MOSトランジスタNQ22およびNQ23により、センス出力ノードND11およびND12は、接地電圧レベルにプリチャージされる。したがって、スタンバイ状態時においては、センス出力信号SoおよびSo_Bは、ともにLレベルである。フリップフロップ回路12において、MOSトランジスタPQ31およびPQ34がオフ状態、MOSトランジスタNQ31およびNQ33がオン状態である。従って、MOSトランジスタPQ32、NQ30およびNQ31で構成されるインバータと、MOSトランジスタPQ34、NQ32およびNQ33で構成されるインバータにより、前の細工に読み出されたメモリセルデータがラッチされている。
メモリセルのデータ読出サイクルが始まると、まず、プリチャージ指示信号PCがLレベルに駆動され、ラッチ型センスアンプ10において、MOSトランジスタNQ22およびNQ23がオフ状態となり、センス出力ノードND11およびND12の接地電圧レベルへのプリチャージが停止する。
次いで、メモリセルアレイのメモリセルの選択動作が行なわれる、選択メモリセルの記憶データに応じた内部読出データが、センス入力信号INおよびIN_Bとして伝達される。この場合においても、内部読出データバスの負荷は大きく、センス入力信号INおよびIN_Bの振幅は十分小さく、ハイレベルのセンス入力信号は、中間電圧レベル程度までしか変化しない。
センス入力信号INおよびIN_Bの電位差が拡大されると、所定のタイミングで、センスアンプ活性化信号SEN_Bが活性化され、ラッチ型センスアンプ10において、MOSトランジスタPQ20がオン状態となり、センス電源ノードがメモリ電源ノードに結合される。応じて、センス動作が開始され、センス出力ノードND11およびND12が、センス入力信号INおよびIN_Bの電圧レベルに応じた電圧レベルへ駆動される。この場合、センス入力信号INおよびIN_Bは、中間電圧レベル以下の電圧レベルであり、MOSトランジスタPQ21およびPQ23は、ともに一旦導通状態となり、センス出力ノードND11およびND12の電圧レベルが、ともに、プリチャージ電圧レベルから上昇する。
このセンス出力信号SoおよびSo_Bの上昇時に、フリップフロップ回路12においてインバータIV3およびIV4の出力信号がローレベルへ駆動されると、MOSトランジスタPQ31およびPQ34が導通状態となる。しかしながら、この場合、MOSトランジスタPQ30およびPQ33は、それぞれゲートに、センス出力信号SoおよびSo_Bを受けており、その電圧レベル上昇に応じて電流駆動力が小さくされている。従って、フリップフロップ回路12の出力ノードND14およびND15の充電経路の駆動電流量が低減され、フリップフロップ回路12の出力信号QxおよびQx_BのうちのLレベルの信号の電位が上昇するのが抑制される。これにより、前サイクルと同一のデータの読出時において、図5において破線で示すように、ラッチ出力信号QxおよびQx_Bにグリッチが発生するのを抑制することができる。
MOSトランジスタPQ21およびPQ23によりセンス動作が行なわれ、両者のコンダクタンスの差に応じて供給電流に差が生じ、MOSトランジスタPQ22およびPQ23のゲート−ソース間電圧に差が生じると、MOSトランジスタPQ22、PQ24、NQ20およびNQ21により構成されるインバータラッチにより、差動増幅動作およびラッチ動作が行われる。これにより、高速でセンス出力ノードND11およびND12からのセンス出力信号So_BおよびSoの電圧レベルが、メモリセルの記憶データ(センス入力信号)に応じて、HレベルおよびLレベルへ駆動されてラッチされる。
センス出力信号SoおよびSo_Bが、HレベルおよびLレベルに駆動されると、フリップフロップ回路12により、センス出力信号SoおよびSo_Bがラッチされ、ラッチ出力信号QxおよびQx_Bが、センス出力信号SoおよびSo_Bの論理レベルに応じた電圧レベルに駆動されてラッチされる。
たとえば、センス出力信号SoがHレベルのときには、MOSトランジスタPQ30がオフ状態、MOSトランジスタPQ33がオン状態となる。また、インバータIV3およびIV4の出力信号に従って、MOSトランジスタPQ34およびNQ31がオン状態、MOSトランジスタPQ31およびNQ33がオフ状態となる。したがって、ラッチ出力ノードND16が、MOSトランジスタPQ33およびPQ34により充電される。前サイクルと同一データの読出であり、ラッチ出力信号QxがHレベルであり、また、ラッチ出力ノードND14が、MOSトランジスタNQ30およびNQ31により放電される。これにより、ラッチ出力信号QxおよびQx_Bは、それぞれ、MOSトランジスタPQ33−PQ35およびNQ30−NQ31によりHレベルおよびLレベルに維持される。
センス動作が完了すると、センスアンプ活性化信号SEN_BがHレベルへ駆動され、ラッチ型センスアンプ10においてMOSトランジスタPQ20がオフ状態となる。この場合、センス入力信号INおよびIN_Bは、中間電圧レベルであっても、MOSトランジスタPQ22、PQ24およびNQ20およびNQ21により、センス出力信号SoおよびSo_Bはラッチされる(Hレベルのセンス出力ノードはフローティング状態)。
この後、プリチャージ活性化信号PCがHレベルへ駆動され、MOSトランジスタNQ22およびNQ23がオン状態となり、センス出力信号SoおよびSo_Bがともに接地電圧レベルに駆動される。この状態において、MOSトランジスタPQ30およびPQ33はオン状態となる。また、インバータIV3およびIV4の出力信号はHレベルであり、MOSトランジスタPQ31およびPQ34はオフ状態にある。したがって、MOSトランジスタPQ32、NQ30およびNQ31によるインバータとMOSトランジスタPQ35、NQ32およびNQ33によるインバータにより、そのラッチ出力信号QxおよびQx_Bはラッチ状態に維持される。
逆データの読出時においては、センス出力信号SoおよびSo_Bがともにその電圧レベルが低下する場合、フリップフロップ回路12においてラッチ出力ノードをHレベルへ駆動する経路の電流量は低減されるものの、ラッチ出力ノードをLレベルへ駆動する経路の電流量は低減されない。従って、この電圧レベルの低下に従ってMOSトランジスタPQ32またはPQ35がオン状態となり、ラッチ動作の遅れは回避することができる。
以上のように、この発明の実施の形態2においては、センス出力信号が、スタンバイ状態時、接地電圧レベルに維持される構成において、NAND型ラッチ回路を利用してフリップフロップ回路12を構成し、センス出力信号の反転信号をラッチしている。また、このセンス出力信号に従って、ラッチ出力信号の入力信号に応じて出力信号の電圧レベルを変更する経路の電流量を調整している。従って、実施の形態1と同様、センスアンプのセンス動作開始時の過渡時おけるグリッチが、確実にラッチ出力信号に伝達されるのを防止することができる。
なお、この実施の形態2においても、センス入力信号INおよびIN_Bのプリチャージ電圧レベルは、電源電圧VDDと接地電圧の間の中間電圧レベルであってもよい。
[実施の形態3]
図6は、この発明の実施の形態3に従う半導体装置の要部の構成を概略的に示す図である。図6において、この半導体装置は、信号源20からの小振幅信号をラッチしかつ増幅するセンスアンプ/ラッチ回路22と、このセンスアンプ/ラッチ回路22の出力信号に所定の処理を施して処理結果信号Qを生成する処理回路24を含む。
図6は、この発明の実施の形態3に従う半導体装置の要部の構成を概略的に示す図である。図6において、この半導体装置は、信号源20からの小振幅信号をラッチしかつ増幅するセンスアンプ/ラッチ回路22と、このセンスアンプ/ラッチ回路22の出力信号に所定の処理を施して処理結果信号Qを生成する処理回路24を含む。
信号源20は、たとえばセンサなどのアナログ信号を生成する回路であってもよく、また、半導体集積回路回路装置において小振幅信号を転送するリピータまたはバッファ回路であってもよい。
センスアンプ/ラッチ回路22は、実施の形態1または2と同様、ラッチ型センスアンプ30と、非同期フリップフロップ回路32とを含む。これらのラッチ型センスアンプ30および非同期フリップフロップ回路32は、実施の形態1または2において説明した構成を有し、信号源20からの小振幅信号を増幅しラッチする。このラッチ型センスアンプ30において、信号源20からの小振幅信号を、所定の基準電圧または基準電流と比較して、その比較結果に応じたセンス出力信号を生成する構成が用いられればよい。非同期フリップフロップ回路32は、実施の形態1または2と同様、NAND型フリップフロップ回路またはNOR型フリップフロップ回路で構成され、ラッチ型センスアンプ30の出力する信号をラッチ型センスアンプ30のセンス動作と非同期でラッチして、そのラッチ信号を出力する。このラッチ動作において、ラッチ型センスアンプ30の出力信号がともにプリチャージ電圧レベルから変化する場合には、非同期フリップフロップ回路32は、ラッチ型センスアンプ30の出力信号に従って、ラッチ出力信号の電圧レベルが変化する経路の電流量を制限する。
処理回路24は、このセンスアンプ/ラッチ回路22から生成された信号に従って所定の処理を実行する。この処理回路24は、たとえば、アナログ/デジタル変換回路であり、各ビットごとにラッチ型センスアンプ30の比較基準電圧レベルを調整し、各ビットごとに、このセンスアンプ/ラッチ回路22の出力信号に従って、信号源20からの小振幅のアナログ信号をデジタル信号に変換する。
この処理回路24は、また、半導体集積回路装置において、別のモジュール(機能ブロック)から転送される微小振幅の信号に対し、所定の演算処理を実行する回路ブロックであってもよい。
この図6に示すように、小振幅または微小振幅の信号を生成する信号源20からの信号を、グリッチ抑制機能を有するセンスアンプ/ラッチ回路22でセンスしかつラッチして、振幅電源電圧レベルの信号を生成することにより、実施の形態1および2と同様、次段回路の処理回路24における誤動作および消費電流の増大を抑制することができる。
この発明は、一般に、小振幅信号をセンスアンプ活性化信号に同期してセンスしかつこのセンス動作と非同期でラッチして次段回路へ転送する半導体装置に適用することにより、次段回路における誤動作および消費電流を低減することができる。特に、半導体記憶装置においてメモリセルの記憶データを読出す回路部分に適用することにより、低消費電流の半導体記憶装置を実現することができ、携帯機器用途などの低消費電力性が要求される用途に効果的に適用することができる。
4,22 センスアンプ/ラッチ回路、6 次段回路、10,30 ラッチ型センスアンプ、12,32 フリップフロップ回路、PQ1−PQ4,PQ11−PQ14,PQ20−PQ23,PQ30−PQ34 PチャネルMOSトランジスタ、NQ1−NQ4,NQ10−NQ15,NQ20−NQ23,NQ30−NQ33 NチャネルMOSトランジスタ。
Claims (5)
- 所定電圧レベルにプリチャージされるセンス出力ノードを有し、センスアンプ活性化信号の活性化に応答して活性化され、入力信号を差動的に増幅して相補信号を前記センス出力ノードに生成するラッチ型センスアンプ、および
前記ラッチ型センスアンプの出力信号をラッチするフリップフロップ回路を備え、前記フリップフロップ回路は、前記ラッチ型センスアンプの相補な出力信号が前記センスアンプ活性化信号の活性化に応答してともに前記所定電圧レベルから変化するとき、前記フリップフロップ回路の出力信号の電圧レベルを変化させる電流を、前記ラッチ型センスアンプの相補出力信号に従って制限する電流制御部を備える、半導体回路。 - 前記フリップフロップ回路は、相補信号を出力する第1および第2のラッチ出力ノードを有し、
前記電流制御部は、前記ラッチ型センスアンプの相補出力信号の前記所定電圧からの移行時、前記第1および第2のラッチ出力ノードと前記所定電圧と異なる第1の電源電圧を供給する電源ノードとの間の電流を前記ラッチ型センスアンプの相補出力信号に従って抑制する素子を備える、請求項1記載の半導体回路。 - 前記フリップフロップ回路は、前記ラッチ型センスアンプの相補出力信号の反転信号に従ってラッチ動作を行なう、第1および第2のラッチ出力ノードを有するフリップフロップであり、
前記電流制御部は、
前記第1のラッチ出力ノードと前記所定電圧と異なる第1の電源電圧を供給する電源ノードとの間に、前記ラッチ型センスアンプの相補出力信号のうちの第1の出力信号の反転信号に応答して選択的に導通する第1導電型の第1のトランジスタと直列に接続され、前記ラッチ型センスアンプの相補出力信号のうちの第2の出力信号に従って選択的に導通する第1導電型の第2のトランジスタと、
前記第2のラッチ出力ノードと前記第1の電源電圧を供給する電源ノードとの間に、前記第2の出力信号の反転信号に応答して選択的に導通する第1導電型の第3のトランジスタと直列に接続され、前記第1の出力信号に従って選択的に導通する第1導電型の第4のトランジスタとを備える、請求項1記載の半導体回路。 - 前記所定電圧は、前記ラッチ型センスアンプの相補出力信号の論理ハイレベルの信号電圧に対応する電圧であり、前記第1の電源電圧は、接地電圧であり、
前記フリップフロップ回路は、前記ラッチ型センスアンプの出力信号の反転信号に従って、前記ラッチ型センスアンプの増幅動作と非同期でラッチ動作を行うNOR型ラッチ回路であり、
前記電流制御部の素子は、前記フリップフロップ回路の第1の出力ノードと前記電源ノードとの間に結合され、前記ラッチ型センスアンプの第1の出力信号をゲートに受ける第1のトランジスタと、前記フリップフロップ回路の第2の出力ノードと前記電源ノードとの間に結合され、前記ラッチ型センスアンプの第2の出力信号をゲートに受ける第2のトランジスタとを含む、請求項2記載の半導体回路。 - 前記所定電圧は、前記ラッチ型センスアンプの論理ローレベルの信号電圧に対応する電圧であり、前記第1の電源電圧は、前記ラッチ型センスアンプの論理ハイレベルに対応する電源電圧であり、
前記フリップフロップ回路は、前記ラッチ型センスアンプの出力信号の反転信号に従って前記ラッチ型センスアンプの増幅動作と非同期でラッチ動作を行うNAND型ラッチ回路であり
前記電流制御部の素子は、前記フリップフロップ回路の第1の出力ノードと前記電源ノードとの間に結合され、前記ラッチ型センスアンプの第1の出力信号をゲートに受ける第1のトランジスタと、前記フリップフロップ回路の第2の出力ノードと前記電源ノードとの間に結合され、前記ラッチ型センスアンプの第2の出力信号をゲートに受ける第2のトランジスタとを含む、請求項2記載の半導体回路。
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-
2007
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