以下、この発明の実施の形態につき、図面を参照して説明する。図1にカラオケ演奏システムの概略構成を示す。
図1に示すように、この発明のカラオケ用リモコン装置200を用いたカラオケ演奏システム100は、通信カラオケ演奏端末装置300と、ホストのサーバ装置400とによって構成される。カラオケ演奏端末装置300とカラオケ用リモコン装置200とは、この実施形態においては、ブルートゥース(Bluetooth)を用いて送受信が行われる。また、カラオケ演奏端末装置300とサーバ装置400とは公衆通信網を介して、カラオケ楽曲データ等の送受信が行われる。
図2は、上記カラオケ演奏システム100の構成を示すブロック図である。この図2に従いカラオケ演奏システム100の概略構成につき説明する。
通信カラオケ演奏端末300は、CPU・RAM・ROM等を含んで構成されるコンピュータである中央処理装置311、ハードディスク装置(HDD)313、映像制御装置317およびディスプレイ319、カラオケ伴奏音楽とマイク321からの音声入力を合成出力する音声制御装置323とこれに接続するスピーカ325、操作パネル・表示パネルによって構成される操作部331、検索用の楽曲データベースが読み込まれ格納されているインデックスRAM327、ブルートゥース(Bluetooth)による双方向通信が可能なブルートゥース(Bluetooth)インタフェース329、公衆通信回線網を介してホスト装置400と接続する通信制御装置333などを含んで構成される。
ハードディスク装置313には、伴奏音楽データおよび歌詞描出データからなるカラオケデータが楽曲コード別に整理された、楽曲データベースDg、検索用の楽曲データベースとして、楽曲コード・タイトル名・ジャンル名・歌手名などの目次情報からなる曲検索用データベースICMが格納されている。通信カラオケ演奏端末装置300は、ホスト装置400から送られてくる新譜のカラオケデータを受信して、これを適宜楽曲データベースDg及び検索用の楽曲データベースICMに追記する。この検索用の楽曲データベースICMは、ハードディスク装置313より読み出され、インデックスRAM327に展開される。
通信カラオケ演奏端末装置300は、操作部331、ブルートゥースインタフェース329から伝達されてくるリクエスト曲の楽曲コードを受け付けて、この楽曲コードに対応するカラオケデータを楽曲データベースDgから読み出し、このカラオケデータに基づいてカラオケ伴奏音楽をスピーカ325に出力するとともにこれに同期させた歌詞映像や背景映像をディスプレイ319に出力する。
カラオケ用リモコン装置200の本体は、厚めのパネル状であり、サイズはパネルを縦長にしたとき、両手を軽く開いた状態で持てる程度である。また、パネル前面には、液晶ディスプレイ(LCD)201が配設されており、このLCD201の表面にはタッチパネル202が積層されている。そして、このカラオケ用リモコン装置200は、ユーザが持ったときに両手の指(例えば、親指)が、後述するインデックス検索時におけるボタンキーが押下し易い大きさに形成されている。
カラオケ用リモコン装置200の上端面にはブルートゥース送信部が配設されている。この実施形態のカラオケ用リモコン装置200の構成はPDAなどのコンピュータと基本的には同じである。
RAM206には、ブルートゥースインタフェース207よりカラオケ演奏端末装置300から送信されたカラオケ演奏端末装置300にて利用可能なカラオケ楽曲について、曲名・歌手名・歌詞の歌い出し部分などの属性情報が楽曲番号に対応付けされて格納され、楽曲索引データベースが構築されている。なお、このRAM206は、ブルートゥース送受信により、検索対象となったデータに基づき、逐次書き換えられる。
CPU・RAM・ROMからなるを含んで構成される中央制御部205は、タッチパネル202からの操作入力情報を操作制御部204を介して受け取ると、内部のROMに用意されている画像データや、この画像データに操作入力情報に応じた処理結果を反映させた画像データをビデオRAMにビットマップ展開するとともに、LCDドライバ203を制御してこのビットマップ画像をLCD201に表示出力させる。
このカラオケ用リモコン装置200は、ユーザにGUI(グラフィカルユーザインターフェース)環境を提供している。そして、中央制御部205がユーザによる対話を通じて検索用の楽曲データベースを検索し、その検索結果を表示出力させることで、歌本の目次機能を実現している。
中央制御部205は、歌本の目次機能によって最終的に1つのカラオケ楽曲を提示した状態で、その楽曲を演奏予約する旨のユーザの入力があれば、該当の楽曲番号を含んだコードを生成し、そのコードをブルートゥースインターフェース207に送る。ブルートゥースインターフェース207は、このコードの変調信号をカラオケ演奏端末装置300に演奏予約のための無線信号として送信させる。
また、中央制御部205内のROMには、カラオケ演奏装置に付属の従来のリモコン装置が発信する各種リモコン信号のコードが記憶されており、中央制御部205は、GUIを通じてカラオケ演奏装置を操作する旨のユーザ入力があったことを認知すると、該当するコードを含んだリモコン信号を発信させる。
この発明のカラオケ用リモコン装置200は、ユーザとの間の対話処理により任意のリクエスト曲を検索し、そのリクエスト曲の楽曲コードを通信カラオケ演奏端末装置300に伝達する楽曲検索システムである。つぎ、このカラオケ用リモコン装置200の動作に付き、図面を参照して説明する。
カラオケ用リモコン装置200の電源をオンすると、図3に示す起動画面が表示され、引き続き、図4に示すトップメニュー画面220が表示される。トップメニュー画面に220には、このカラオケ用リモコン装置200に実装されている各種検索モードや各種機能を起動するメニューボタン221〜226、カラオケ演奏装置を操作するための各種コマンドボタン227が配設されている。
図5は、トップメニュー画面220に配設された各ボタンを指示した時に呼び出される機能を示すフローチャートである。タッチパネル202がオンされる(ステップS1)と、トップメニュー画面220が表示され、各ボタン221〜227による指示を待つ。インデックス検索ボタン221が押されると、インデックス検索処理モードにはいる(ステップS3、S4)。インデックス検索処理モードは、歌本による曲検索と同じ感覚でリクエスト曲の検索が行える操作であり、歌本に付けられている50音またはアルファベット別のインデックスを見て検索するのと同様の感覚でユーザがリクエスト曲の検索が行えるように処理し、ユーザが演奏予約したい曲を特定し、その楽曲を演奏予約する旨の操作入力に従って該当する楽曲コードを含んだリモコン信号を送出する。
インデックスワールド検索ボタン221が押されると、ワールドインデックス検索処理モードにはいる(ステップS5、S6)。ワールドインデックス検索処理モードは、インデックス検索処理と同様に検索が行われるが、このモードでの検索は、外国曲を対象としての検索が行われる。
キーワード検索ボタン223が押されると、キーワード検索処理モードにはいる(ステップS7、S8)。キーワード検索処理モードは、新譜、歌手名、ジャンルなどのキーワードに対応して歌本による曲検索と同じ感覚でリクエスト曲の検索が行える操作であり、ユーザが演奏予約したい曲を特定し、その楽曲を演奏予約する旨の操作入力に従って該当する楽曲コードを含んだリモコン信号を送出する。
お楽しみボタン225が押されると、お楽しみ処理モードにはいる(ステップS9、S10)。お楽しみ処理モードは、ゲーム、ニュース、カラオケ履歴などをカラオケ演奏端末装置300に表示させる操作であり、ユーザが指定した操作入力に従ってカラオケ演奏端末装置300に表示させるためのコードを含んだリモコン信号を送出する。
操作説明ボタン226が押されると、操作説明処理モードにはいる(ステップS11、S12)。操作説明処理モードは、このリモコン装置における各ボタンなどの説明、使用方法などをLCD201に表示させ、ユーザに対して各種機能の理解の手助けを行う。
リモコンボタン224が押されると、リモコン処理モードにはいる(ステップS13、S14)。リモコン処理モードは、通常のリモコン動作を行うもので、リクエスト予約に必要な曲番号を入力する操作であり、ユーザが演奏予約したい曲を特定し、その楽曲を演奏予約する旨の操作入力に従って該当する楽曲コードを含んだリモコン信号を送出する。
コマンドボタン227が押されると、コマンド操作処理モードに入り(ステップS15,S16)、カラオケ演奏装置を操作するための各種コマンド実行させるための信号を送出する。
次に、このカラオケ用リモコン装置200の各種モードの具体例につき説明する。まず、操作説明処理モードを説明する。
操作説明ボタン226が押されると、図6に示す画面にLCD201は切り替わる。この図6に示すものは、日本語による操作説明を示し、図7は、英語による操作説明を示す。操作説明は、そのほか韓国語、中国語のものを用意している。各言語の切り替えは、言語ボタン230〜233を押すことにより行うことができる。言語ボタン231を押すと、英語の説明である図7に示す画面に切り替わる。尚、図示はしていないが、言語ボタン232を押すとハングル文字による説明の画面、言語ボタン233を押すと中国語による説明の画面に切り替わる。ボタン234を押すとトップメニュー画面220に切り替わる。
操作の説明は、インデックス、タブと、バーとページ送りボタンについて表示されている。インデックスは、インデックス検索の際に用いられる歌本と同様にあ〜ん(aからz)までのインデックス検索キーで構成され、この検索キーで歌手名もしくは曲名の頭文字を選択する。また、タブキーは、このキーを押すことにより検索したい項目へ移動する。バーは、このバーをタッチするとページが移動する。
この実施形態では、バー全体のジャンプしたい位置をタッチすると、バー全体を20分割した割合の位置にジャンプするように構成している。次ページキーを押すと、次ページに代わり、長く押すと早送りされる。前ページキーを押すと、1ページ前のページに代わり、長く押すと巻き戻しされる。
この実施形態においては、検索のためのデータ構成は、基本はあいうえお順の検索データベースを利用している。1文字目が選択されたとき、その文字の二文字目50音分の曲数または歌手数(つまり、「あ」を選択したときは「ああ」の曲数または歌手数、「あい」の曲数または歌手数「あん」の曲数または歌集数)を取得して、1ページに表示するものを決定している。この実施形態においては、1ページで表示できる曲名または歌手名は11曲である。ページを移動時にページの先頭の曲は先頭から何曲目であることから、2文字目が何かを計算することができる。例えば、「ああ」が10曲、「あい」が20曲あるとして、1ページに11曲表示する場合、2ページ目は22曲目にあたるので、22―10=12、12―20=―8でマイナスになったところの「あい」が表示すべき文字となる。
次に、インデックス検索につき説明する。インデックス検索ボタン221が押されると、リモコンのLCD201には、インデックス検索画面に切り替わる。図8は、インデックス検索画面の曲名での検索画面、図9は、インデックス検索画面の歌手名での検索画面、図10は、インデックス検索画面の新譜での検索画面である。タブ236を押すことにより、新譜、歌手名、デュエットに切り替ることができる。
インデックスは、インデックス検索の際に用いられる歌本と同様にあ〜ん(aからz)までのインデックス検索キー240で構成され、左右に入力用キーボタンが配置されている。この実施形態においては、左側に「あ」から「の」まで、右側に「は」から「ん」まで配置される。そして、上下の入力用キーボタンは左右方向に若干ずれて配置されている。これは、左右に若干ずらすことで、キーの大きさを大きくしてキーを押しやすくするとともに、キーの押し間違いが少なくなるように考慮したからである。また、このカラオケ用リモコン装置200は、ユーザが持ったときに両手の指(例えば、親指)が、インデックス検索キー240のボタンが押下し易ような位置に配置されている。そして、例えば「あ」のキーを押すと、「あ」の頭文字ある楽曲または歌手が選択されて表示される。この実施形態においては、図8乃至図10に示すように、1ページの一覧画面235に表示できる曲名または歌手名は11曲としている。
この頭文字を入力し、検索する方法につき説明する。この実施形態では、カラオケ演奏端末装置300とカラオケ用リモコン装置200とは、ブルートゥース(Bluetooth)を用いて送受信が行われ、ブルートゥースインタフェース207よりカラオケ演奏端末装置300から送信されたカラオケ演奏装置にて利用可能なカラオケ楽曲について、曲名・歌手名・歌詞の歌い出し部分などの属性情報が楽曲番号に対応付けされて格納される。
曲名検索を例に取り、図11及び図12に従い説明する。図11は、カラオケ用リモコン装置200の曲名検索の動作を示すフローチャート、図12は、カラオケ演奏端末装置300の曲名検索の動作を示すフローチャートである。
タッチパネル202が押されると(ステップS20)、押された位置のX、Y座標を取得する(ステップS21)。取得した座標位置が有効エリアか否か判断され(ステップS22)、有効エリアでない場合には、最初のステップS20に戻り、有効エリアが押されるまで前述の動作を繰り返す。そして、有効エリアが押されると、有効エリアの位置から50音の文字を特定する(ステップS23)。そして、特定された文字がユーザに分かるように、表示の色を変える(ステップS24)。図9の例では「あ」が押されたと特定し、「あ」の色を他のキーの色とは変える。
そして、RAM206内に問い合わせをし、予定のデータ例えば、「あ」に関するデータが既に格納されているか否か調べる(ステップS25)。ブルートゥースインタフェース207を介して通信カラオケ演奏端末装置300から送信された曲名・歌手名・歌詞の歌い出し部分などの属性情報が楽曲番号に対応付けされて格納された検索用楽曲データベースがRAM206にある場合には、ステップS29に進み、ない場合には通信カラオケ演奏端末装置300に曲名等のデータを問い合わせ、該当のデータを得る動作を行うために、特定された文字の曲名を端末装置300に問い合わせる(ステップS26)。そして、通信カラオケ演奏端末装置300から返答があるまで待機し(ステップS27)、返答があると、通信カラオケ演奏端末装置300より取得したデータをRAM206にセットする(ステップS28)。その後、楽曲名、歌手名などのリストを作成し、LCD201に表示させる(ステップS29)。
カラオケ演奏端末装置300へカラオケ用リモコン装置200からの曲名問い合わせがあったときのカラオケ演奏端末装置300の動作に付き、図12ないし図15に従い説明する。
カラオケ演奏端末装置300のハードディスク装置313には、上述したように、検索用の楽曲インデックスデータとして、曲ID・タイトル名・ジャンル名・歌手名などの目次情報が楽曲IDをキーとして格納されている楽曲検索用データベースICMが格納されている。
この検索用の楽曲データベースICMは、例えば、図13ないし図15に示すように構成されている。データベースは、図13に示す曲名ソートデータベース、図14に示す曲名データベース、図15に示す歌手名データベースで構成されている。これらデータベースをカラオケ用リモコン装置200からの曲名問い合わせ等により、ブルートゥースインタフェース329からカラオケ用リモコン装置200にデータを送りブルートゥースインタフェース207を経てデータがRAM206に格納されるのである。
カラオケ用リモコン装置200からの曲名問い合わせがあると、カラオケ演奏端末装置300は、ハードディスク装置313に格納されている曲名ソートデータベースより問い合わせ文字の検索を開始する(ステップS30)。そして、検索された結果の曲番号を取り出し(ステップS31)、曲番号から曲名データベース内の歌手番号、曲名(タイトル)、曲情報を取得し(ステップS32)、検索用インデックスRAM327の返送用メモリ領域に曲名(タイトル)、曲情報をセットする(ステップS33)。そして、歌手名番号から歌手名データベース内の歌手名を取得し(ステップS34)、検索用インデックスRAM327の返送用メモリ領域に歌手名をセットする(ステップS35)。その後、問い合わせ件数分メモリにセットが終わったか否か判断され(ステップS36)、終了していない場合には曲名ソートデータベースより次の曲番号を取得し(ステップS37)、ステップS32に戻り、終了するまで上記の動作を繰り返す。そして、問い合わせ件数分のセットが終わると、検索用インデックスRAM327の返送用メモリ領域にあるデータをブルートゥースインタフェース329からカラオケ用リモコン装置200にデータを送出して(ステップS38)、動作を終了する。
尚、この実施形態では、上記動作での楽曲名のソートは、曲名ソートデータベースのみートのキーワードは楽曲の読み(半角カタカナ)を検索文字列コードとして使用してソーる。
上記のようにして、インデックス検索キー240の「あ」のキーをユーザが押すと、「あ」の頭文字ある楽曲が選択され、図8に示すように、1ページの一覧画に表示できる曲数である11の曲名とそれに対応する歌手名が表示される。また、この時が「あ」ではなく、「い」の頭文字の曲に選択し直す場合には、従来では、トップ画面に作をやり直していたが、この実施形態では、図8に示した状態からインデックス検索キー「い」のキーをユーザが押すことで、「い」の頭文字ある楽曲が選択され、「い」で検索名とそれに対応する歌手名が表示される。このように、ユーザは歌本のインデックスを指てそのページを出すような感覚でインデックス検索キー240を押して該当する頭文字のCD201に表示させることができる。
ところで、1ページの一覧画面235に表示できる曲名とそれに対応する歌手名は、1るので、検索した楽曲が11曲以内であれば1つの画面内に全て表示されるが、11曲以合には、複数ページに分けて表示する。
この複数ページに分けて表示する場合の基本はあいうえお順の検索データベースを利用ている。1文字目が選択されたとき、その文字の二文字目50音分の曲数(つまり、「あしたときは「ああ」の曲数、「あい」の曲数・・・「あん」の曲数)を取得する。そしてを移動時にページの先頭の曲は先頭から何曲目であることから、2文字目が何かを計算し例えば、「ああ」が10曲、「あい」が20曲あるとして、1ページに11曲表示する場ージ目は22曲目にあたるので、22―10=12、12―20=―8でマイナスになっの「あい」が表示すべき文字として表示する。
今、「あ」で検索した結果が100ページになったとすると、LCD201の表示部2当する総ページ数と今表示されているページ数を1/100などで表示する。
ページ送りする場合には、前ページボタン242、次ページボタン243を押すことにっても良いが、1ページ毎にページボタン242または243を押してページの表示の切行うとページ数が多い場合には、ボタンを何度も押す必要があり、ユーザとしては煩わしで、この実施形態では、スクロールバー241の表示を行い、総ページの真ん中の方か後などユーザが思うところに選択表示バー241aをタッチして動かすことにより、該当すの部分までジャンプするように構成している。
更に、この実施形態では、前ページキーボタン242または次ページキーボタン243することで、高速で巻き戻しや早送りでページ送りができるように構成して検索作業を容いる。
以下、検索候補を更新処理の簡素化につき説明する。図16にインデックス検索時に表ページ送り機能のスクロールバー241及びページボタン部を示している。
表示部244は、現在リスト表示中の頭文字の1文字目を表示し、表示部245は、現表示中の頭文字の2文字を表示し、表示部246は現在リスト表示中の頭文字の次の50字目を表示している。そして、スクロールバー241は固定的に表示し、対象楽曲全てをさとしている。選択表示バー241aは、表示リスト数の対象楽曲の割合でバー全体の大表示幅を決定し、表示する。前ページキーボタン242は、このボタンを押すとリスト表ージ分前に戻し、次ページキーボタン243は、リスト表示を1ページ分後に送る。、前ーボタン242または次ページキーボタン243を長押しすることで、高速で巻き戻しやのページ送りができる。
前ページキーボタン242もしくは次ページキーボタン243を長く押すと、離すまでの間、選択表示バー241aと表示部245とページ数表示が変更する。そして、離したところで離した個所のリストが表示される。表示部245には、今移動している2文字目の字が表示されているので、ユーザはこの表示部245を見て2文字目の確認が行える。
また、スクロールバー241のジャンプしたい位置までを選択表示バー241aをタッチすると、スクロールバー241を20分割した割合の位置にジャンプする。この20分割は、例えば「あ」で検索し、次の2文字目、その文字の二文字目50音分の曲数(つまり、「あ」を選択したときは「ああ」の曲数、「あい」の曲数・・・「あん」の曲数)を取得た全ての結果の楽曲数を対象として20分割している。例えば、「ああ」が全体の50%あるとすれば、スクロールバー241の半分までは「ああ」で、更にその「ああ」の中では、その文字の三文字目50音分でソートされている。
また、1文字目の頭文字で検索した結果の総ページ数が20ページを下回る場合には、スクロールバー241全体を総ページ数に対応して分割する。そして、スクロール表示バー241aの幅も対応して太くなるように構成している。
次に、このスクロールバー241と前ページキーボタン242または次ページキーボタン243によるページ送り動作に付き図17及び図18に従い説明する。
タッチパネル202が押されるまで待機し(ステップS41)、タッチパネル202が押されるとステップS52に進む。ステップS52では、押された位置が次ページキーボタン243か否か判断され(ステップS52)、次ページキーボタン243である場合には、ステップS53に進み、早送り動作のためのタイマ2の動作を開始し、早送り動作をセットし(ステップS53)、ステップS42に進む。
ステップS42では、タッチパネル202を離したか否か判断され離すとステップS48に進む。タッチパネル202を押したままであると、ステップS43に進み、早送り(または巻き戻し)動作中であるか否か判断され、早送り(または巻き戻し)動作中の場合には、ステップS44に進み、早送り(または巻き戻し)動作中でない場合には、ステップS45に進む。タッチパネル202を押した直後は、早送り(または巻き戻し)動作中には入っていないので、ステップS45で早送り(または巻き戻し)動作にはいるタイマ2の時間が経過したか否か判断する。この実施形態では、1秒以上ページキーボタン242または243を押しているときに早送り(または巻き戻し)動作に入るように構成している。タイマ2は1秒を経過していない時には、ステップS42に戻り、前述の動作を繰り返す。
ステップS45でタイマ2が1秒を経過すると、ステップS46に進み、早送り(または巻き戻し)動作を開始すると共にタイマ1の動作を開始し、ステップS42に戻る。
ステップS43で早送り(または巻き戻し)動作中と判断されると、ステップS44に進み、タイマ2が0.2秒経過したか否か判断する。この実施形態においては、0.2秒ごとに選択表示バー241aと表示部245の表示を切り替えるようにしている。0.2秒経過するまではステップS42に戻り、前述の動作を繰り返す。0.2秒経過すると、ステップS47に進み、ステップS47でページ表示を更新、選択表示バー241aと表示部245の表示を変更する。また、タイマ1も初期化する。カラオケ用リモコン装置200のRAM206内にデータがある場合にはページ表示を該当するページ数の表示を行うが、カラオケ演奏端末装置300に問い合わせ中の場合には、ページをめくっているような表示を行う。そして、ステップS42に戻る。
ステップS42において、タッチパネル202から指等を離したと判断されると、ステップS48に進む。ステップS48において、早送り(または巻き戻し)動作中の場合には、ステップS49に進み、ページ表示を更新、選択表示バー241aと表示部245の表示を変更して動作を終了する。ステップS48において、早送り(または巻き戻し)動作中でない即ち、1ページ毎のページ送り動作の場合には、ステップS50に進み、ページカウンタ表示を更新、選択表示バー241aと表示部245の表示を変更し、ステップS51に進み、次ページまたは前ページのリストを表示してて動作を終了する。
ステップS52では、押された位置が次ページキーボタン243か否か判断され(ステップS52)、次ページキーボタン243でない場合には、ステップS54に進み、ステップS54で、押された位置が前ページキーボタン242か否か判断され、押された位置が前ページキーボタン242である場合には、ステップS55に進み、巻き戻し動作のためのタイマ2の動作を開始し、巻き戻し動作をセットし、ステップS42に進み、次ページキーボタンが押されたときと同様の動作が行われる。
一方、ステップS56において、押された位置が前ページキーボタン242でない場合には、ステップS56に進み、ステップS56において、押された位置がスクロールバー241であるか否か判断され、スクロールバー241でない場合には、動作が終了する。スクロールバー241の場合には、ステップS57に進み、ジャンプ位置を計算し、ステップS57でページ表示を更新、選択表示バー241aと表示部245の表示を変更して動作を終了する。
上記のようにして、ユーザが希望する楽曲が表示される画面になると、ユーザが楽曲を指定する。この楽曲の指定は、ユーザの希望する曲名が表示されている箇所を押す。ユーザが希望する曲名を表示している箇所のタッチパネル202を押すことにより、曲の詳細を示す画面に切り替わる。図19は、曲詳細を示す画面である。例えば、図19は、図の1番上の曲名のところを押した場合を例示している。曲詳細画面では、歌手名、曲名、外国の曲で邦題と原曲名が異なる場合には、原曲名が表示される。その他、カラオケの情報に必要な項目も表示される。そして、戻るキーを押すと図に示すインデックス検索画面に戻る。
そして、曲詳細画面で確認した楽曲を予約するために、予約の転送キーを押すと、図20に示す予約完了画面となり、ユーザがその予約完了が確認するのに十分な時間だけ表示を行い、所定時間が経過すると、トップメニュー画面に戻る。
尚、上記したように、外国語楽曲で、邦題を有するものがある場合には、原題の表示もできるよう構成すると共に、予約曲確認では、原題で予約されたのか、邦題で予約されたのかを管理し、表示を行うようにすればよい。予約の際に曲面と同じ曲名、予約が原題であれば、原題の表示を、邦題であれば邦題を表示することで、ユーザは自分が予約した曲を間違いなく確認できる。例えば、原題は知っているが邦題を知らないユーザが原題で予約したのに、邦題で表示されれば自分の予約した曲とは判断できない場合がある。しかし、ユーザが予約の際に用いた題名で予約曲の表示ができれば、確実に予約の確認が行える。
上記した説明においては、曲名でインデックス検索を行う場合について説明したが、タブにより、歌手名、新譜、デュエットに切り替えて検索を行う場合も同様の処理が行われる。
尚、歌手名インデックス検索では、歌手名順に曲名でソートした検索データを生成して処理を行い、歌手名順に曲名でソートして表示されるので、楽曲選択が容易に行える。
新譜による検索を行う場合、新譜楽曲がまだ配信されていない場合がある。このような場合、配信日を表示するとユーザにとっては、いつ配信されるか分かるので便利である。また、既に配信されたものも配信日を表示すると、どの楽曲が最も最近配信されたか分かるので、楽曲選択する際の情報ともなる。このため、この実施形態においては、新譜楽曲の表示の際には、曲名と歌手名以外に配信日も表示するように構成している。
また、新しくリリース、配信される曲には、新譜と追加曲(過去に発売された曲)が存在する。そこで、図21に示すように、新しくリリース、配信される曲が、新譜なのか、追加曲なのかを管理し、区別すると共に、配信日、演奏可能の有無を表示する。
このように構成することで、ユーザの利便性があがる。また、新譜曲において、配信登録される日付になっても、ホスト装置400と通信用カラオケ演奏端末装置400との間の通信状態の不具合などで登録されていない場合ある。このような曲については、新譜曲のまま表示すると、配信日が過ぎてユーザが新譜として歌いたいと思っても実際には楽曲演奏ができない。このようなときには、そのまま新譜で配信日の表示を行うのではなく、配信日が過ぎて登録できていない曲は、新譜から追加曲として標記を切り替え、追加されるまでしばらく待ってもらうように、ユーザに知らせるように構成している。そして、新譜で歌えるようになった場合は、演奏可能との表記を行うように構成する。追加曲ととして表示され、配信が完了した曲についても演奏可能と標記すれば、この楽曲が演奏可能か否かユーザが即座に判断できて便利である。
次に、新しくリリース、配信される曲の表示処理に付き、図22に従い説明する。まず、新しくリリース、配信される曲の表示処理動作を行うと、楽曲の属性情報をデータベースから取得する(ステップS61)。この情報は楽曲名、歌手名、新譜か追加曲の区別、配信開始日などである。取得した属性情報に配信開始日があるか否か判断する(ステップS62)。配信開始日の情報がない場合には、動作を終了する。配信開始日の情報があると、ステップS63に進み、新譜か追加曲の判断が行われる、新譜の場合には、ステップS64に進み、追加曲の場合にはステップS65に進む。ステップS64では、新譜の表示、配信日、楽曲名、歌手名の表示を行うまた新譜自体を表示する表示項目がある場合にはその項目に、配信日、楽曲名、歌手名を表示し、ステップS66に進む。
ステップS65では、追加曲の表示、配信日、楽曲名、歌手名の表示を行うまた追加曲自体を表示する表示項目がある場合にはその項目に、配信日、楽曲名、歌手名を表示し、ステップS66に進む。
ステップS66においては、配信開始日に到達しているか否か、カラオケ用リモコン装置200などに備えている現在時間をカウントする機能から得られた日付とを比較し、配信開始日に達していない場合には、ステップS63に戻り、上記動作を繰り返す。
配信開始日に達すると、ステップS67に進み、ステップS67にて、当該楽曲の登録が完了しているか否か判断する。何かの事情でまだ配信登録が完了していない場合には、新譜の場合には、表示もしくは表示する項目を追加曲に変更し、そして、配信がまだの旨の表示を行い、ステップS67に戻り、配信登録が完了するまで待機する。また、追加曲の場合には、配信がまだの旨の表示を行い、配信登録が完了するまで待機する。
配信登録が完了の場合には、演奏可能の表示を行って(ステップS69)、動作を終了する。
上記した実施形態においては、日本語におけるカラオケ用リモコン装置の動作について説明しているが、英語、韓国、中国など外国語のタブを押すと、その外国語の言語に基づく、インデックス検索等を行う。例えば、英語の場合には、アルファベット順のソート、中国語の場合には、頭文字の漢字の画数でソートなどその言語に適した順でソート並びに表示を行うように制御すればよい。
尚、上記した実施形態においては、カラオケ演奏端末装置300とカラオケ用リモコン装置200とは、ブルートゥース(Bluetooth)を用いて送受信を行っているが、IrDAなど他の無線LANを用いて構成することもできる。