JP2009036788A - 撮像レンズ - Google Patents

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Hiroyuki Teraoka
弘之 寺岡
Junji Kitamura
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Abstract

【課題】小型で、良好な光学特性を有する3枚レンズ構成の撮像レンズの提供。
【解決手段】 物体側から順に、絞りS1、物体側へ凸面を向けた正パワーのメニスカス形状の第1レンズL1、像側へ凸面を向けた負パワーのメニスカス形状の第2レンズL2、物体側へ凸面を向けた正パワーのメニスカス形状の第3レンズL3を配置し、第1レンズL1の焦点距離をf1、第2レンズL2の焦点距離をf2、第1レンズL1の物体側面の曲率半径をR1、第1レンズL1の像側面の曲率半径をR2、第2レンズの中心厚をd3としたとき、以下の条件式(1)〜(3)を満足する撮像レンズ。
−0.85<f1/f2<−0.27 (1)
0.22<R1/R2<0.60 (2)
−0.12<d3/f2<−0.02 (3)
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像レンズに関する。特に、高画素CCDやCMOSなどの固体撮像素子を使用した小型撮像装置、光センサー、携帯用モジュールカメラ、WEBカメラなどに好適な小型で良好な光学特性を有する撮像レンズに関する。
近年、CCDやCMOSなどの固体撮像素子を使用した各種撮像装置が広く普及している。これら撮像素子の高性能化、小型化にともない、撮像装置に使用される撮像レンズも、従来以上に小型、軽量で良好な光学特性が求められる。
撮像レンズの小型化および軽量化に関し、従来、1枚構成のレンズ系や2枚構成のレンズ系の撮像レンズが提案されている。しかしながら、これらのレンズ系は、小型化および軽量化には有利であるが、撮像レンズに要求される高画質、高解像度等の光学特性の高性能化に関しては、不十分である。
そのため、3枚のレンズ構成により、小型で、高画質、高解像度の撮像レンズに関する技術開発が進められ、種々のレンズ構成の撮像レンズ系が提案されている。例えば、物体側から順に、絞り、物体側へ凸面を向けた正パワーを有する第1レンズ、像側へ凸面を向けた負パワーを有する第2レンズ、物体側へ凸面を向けた正パワーを有する第3レンズを配置した撮像レンズの提案が、下記特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1に開示された撮像レンズは、第1レンズが正パワーの両凸もしくは物体側に凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズであり、第2レンズが、像側面に凸面を向けた負パワーのメニスカスレンズであり、第3レンズが、物体側に凸面を向けた正パワーのレンズである。開示されている撮像レンズは、撮像レンズの焦点距離より、第1レンズの焦点距離が大きいため、第2レンズ、第3レンズとのパワーバランスの調整が難しくなることがあり、色収差などの収差補正が不十分となることがある。また、構成するレンズの中心厚が厚くなりやすく、小型化という点でも不十分な点があった。
特許文献2に開示された撮像レンズは、第1レンズが、物体側に凸面を向けた正パワーの平凸レンズもしくは正パワーのメニスカスレンズであり、第2レンズが、少なくとも1面を非球面形状とし、像側に凸面を向けた負パワーのメニスカスレンズであり、第3レンズが、少なくとも1面が非球面形状とし、物体側に凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズである。開示されている撮像レンズは、第1レンズの像側面が平面形状であるか、または、物体側に向けた凸面を向けた比較的ゆるい曲率半径の形状である。そのため、第1レンズの前方主点位置が像面側に近くなり、光学長を短くするには限界があり、小型化という点で不十分であった。
特許文献3に開示されている撮像レンズは、第1レンズが、物体側に凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズであり、第2レンズが、像側に凸面を向けた負パワーのメニスカスレンズであり、第3レンズが、物体側に凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズである。開示されている撮像レンズは、第2レンズの負のパワーが強く、レンズ全長に占める第2レンズの中心厚が大きくなる。撮像レンズの小型化を図ると、球面収差、像面湾曲の補正が困難になりことがあり、小型で良好な光学特性を得るには不十分な点があった。なお、本発明でのパワーは焦点距離の逆数の量を意味する。
特開2005−4045号公報 特開2006−106321号公報 特開2006−133270号公報
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、小型で、良好な光学特性を有する3枚レンズ構成の撮像レンズの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明の撮像レンズは、物体側から順に、絞り、物体側へ凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズの第1レンズ、像側へ凸面を向けた負パワーのメニスカスレンズの第2レンズ、物体側へ凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズの第3レンズを配置し、以下の条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とする。
−0.85<f1/f2<−0.27 (1)
0.22<R1/R2<0.60 (2)
−0.12<d3/f2<−0.02 (3)
ただし、
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
R1:第1レンズの物体側面の曲率半径
R2:第1レンズの像側面の曲率半径
d3:第2レンズの中心厚
である。
請求項2の発明の撮像レンズは、請求項1の撮像レンズにおいて、第1レンズのd線での屈折率をn1として、第1レンズが、以下の条件式(4)を満足することを特徴とする。
1.53<n1<1.60 (4)
請求項1の発明によれば、物体側から順に、絞り、物体側へ凸面を向けた正パワーの第1レンズ、像側へ凸面を向けた負パワーの第2レンズ、物体側へ凸面を向けた正パワーの第3レンズを配置し、3枚のレンズ全てをメニスカス形状として、かつ、条件式(1)〜(3)を満足することにより、小型で、良好な光学特性を有する撮像レンズを得ることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の撮像レンズにおいて、第1レンズのd線での屈折率をn1として、1.53<n1<1.60の条件を満足する第1レンズを使用することで、より容易に、小型で、かつ収差が良好に補正された撮像レンズを得ることができる。
本発明に係る撮像レンズの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本発明の一実施形態に係る撮像レンズの構成図を図1に示す。この撮像レンズLAは、物体(図示せず)側から像面に向かって順に、絞りS1、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3が配列された3枚構成のレンズ系である。第3レンズL3と像面との間に、ガラス平板GFが配置される。このガラス平板GFとしては、カバーガラス、又は、IRカットフィルタ、又は、ローパスフィルタなどの機能を有するものを使用することができる。
絞りS1を第1レンズL1よりも物体側に配置することにより、入射瞳位置を像面から遠い位置にとることができる。これにより、高いテレセントリック性を確保することが容易となり、像面に対する入射角度を好適にすることができる。
第1レンズL1は、物体側へ凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズであり、第2レンズL2は、像側へ凸面を向けた負パワーのメニスカスレンズであり、第3レンズL3は、物体側へ凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズである。3枚のレンズを、一方の面に収斂作用、他方の面に発散作用を有するメニスカス形状とすることで、各レンズのパワーの好適な配分を容易にするとともに、各レンズの中心厚が増大することを抑制している。さらに、第1レンズL1を正、第2レンズを負、第3レンズを正としており、第1レンズL1および第2レンズL2に大きいパワーが配置されている。これにより、撮像レンズLAの小型化が図れるとともに、主に、中心部の収差を補正し、周辺部の収差を第3レンズL3で補正する構成としている。撮像レンズLAを構成する3枚のレンズのレンズ表面は、1面以上を非球面形状、好ましくは、2面とも非球面形状とすることにより、諸収差の好適な補正がより容易となる。
第1レンズL1の正のパワーを大きくすることにより、主点が物体側となるため、撮像レンズLAの小型化には有利である。しかし、第1レンズL1の正パワーが大きくなりすぎると、高次収差が発生しやすくなる。また、他のレンズとのパワーバランスの調整が難しくなり、各種収差、特に、色収差の補正が困難となることがある。従って、第1レンズL1と第2レンズL2のパワーの配分、第1レンズL1および第2レンズL2の形状設計が重要となる。
本願目的の撮像レンズLAは、物体側から順に、絞り、物体側へ凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズの第1レンズL1、像側へ凸面を向けた負パワーのメニスカスレンズの第2レンズL2、物体側へ凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズの第3レンズL3を配置し、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2、第1レンズの物体側面の曲率半径をR1、第1レンズの像側面の曲率半径をR2、第2レンズの中心厚をd3としたとき、条件式(1)、(2)および(3)、より好ましくは、条件式(1−A)、(2−A)および(3−A)を満足させることにより、小型で、良好な光学特性を有する3枚レンズ構成の撮像レンズを得ることができる。
−0.85<f1/f2<−0.27 (1)
−0.60<f1/f2<―0.30 (1−A)
0.22<R1/R2<0.60 (2)
0.23<R1/R2<0.50 (2−A)
−0.12<d3/f2<−0.02 (3)
−1.00<d3/f2<−0.034 (3−A)
条件式(1)および(2−A)は、第1レンズL1と第2レンズL2のパワー配分を規定する条件式である。第1レンズL1の焦点距離f1に対する第2レンズL2の焦点距離f2の割合、すなわちf1/f2の値が条件式(1)の下限を下回ると、小型化は容易となるが、諸収差、特に、球面収差(軸上色収差)および倍率色収差の補正が困難となることがある。一方、f1/f2の値が、条件式(1)の上限を上回ると、諸収差の補正は比較的容易となるが、第1レンズの前方主点位置が像面に近づき、撮像レンズLAの光学長が長くなることがあり、小型化が困難となることがある。
条件式(2)及び(2−A)は、第1レンズL1のメニスカス度合いに関する条件式である。R1/R2の値が、条件式(2)の上限を上回ると歪曲収差の補正が困難になることがある。一方、下限を下回るとメニスカス度合いがゆるくなるため、第1レンズの前方主点位置が像面に近づき、撮像レンズLAの光学長が長くなることがあり、小型化が困難となることがある。
条件式(3)及び(3−A)は、第2レンズL2の焦点距離と中心厚に関する条件式である。d3/f2の値が、条件式(3)の下限を下回ると小型化は容易になるが、第2レンズL2の中心厚が薄くなりすぎてレンズの製作が困難になることがある。また、第1レンズL1と第2レンズL2とのパワー配分の調整範囲が狭くなることがあり、収差の補正が不十分となることがある。一方、上限を上回ると第2レンズL2の中心厚が大きくなりレンズの製作が安易になるが、球面収差や像面湾曲の補正が困難になることがあったり、光学長が長くなることがあり、好ましくない。
第1レンズL1のd線の屈折率n1が条件式(4)の範囲にすることより、第1レンズL1の光学および形状設計の許容範囲が広くなり、小型で良好な光学特性を有する撮像レンズLAを得ることが容易になる。
1.53<n1<1.60 (4)
n1の値が、条件式(4)の範囲外では、レンズ設計が制約されることがある。
撮像レンズLAの第1レンズL1、第2レンズL2及び、第3レンズL3のパワー配分は、撮像レンズLAの焦点距離をf、第1レンズL1の焦点距離をf1、第2レンズL2の焦点距離をf2、第3レンズL3の焦点距離をf3として、f1/fを0.70〜1.0の範囲に、f2/fを−3.0〜−1.0の範囲に、f3/fを1.0〜5.0、より好ましくは、2.0〜4.0の範囲とすることが好ましい。第1レンズL1の焦点距離f1が、撮像レンズLAの焦点距離fより長くなると、小型化が難しくなることがある。3枚のレンズのパワー配分が前記範囲以外の場合、収差を好適に補正することが難しくなる。
第1レンズL1〜第3レンズL3はガラスあるいは樹脂のいずれかの材料で形成される。レンズ材料としてガラスを使用する場合、ガラス転移温度が、400℃以下のガラス材料を使用することが好ましい。これにより、金型の耐久性を向上させることが可能となる。
樹脂材料は複雑な面形状のレンズを効率よく製造することが可能であり、生産性の面から、ガラス材料より好ましい材料である。レンズ材料として樹脂材料が使用される場合、ASTM D542法に準じて測定されたd線の屈折率が1.490〜1.650の範囲にありかつ、波長450〜600nmの範囲での光線透過率が80%以上、より好ましくは85%以上の樹脂材料であれば、熱可塑性樹脂であっても、熱硬化性樹脂であっても使用することができる。第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3は同一の樹脂材料であっても良く、異なる材料であっても良い。樹脂材料によるレンズの製造は、射出成形、圧縮成形、注型成形、トランスファー成形など公知の成形加工法により、行うことができる。
第1レンズL1に使用される樹脂材料としては、ASTM542法に準じて測定されたd線の屈折率が1.53〜1.60の範囲の樹脂材料が使用される。第1レンズL1で使用される樹脂材料の具体例としては、シクロ環や、その他の環状構造を有する非結晶性のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂などが挙げられる。これらの中ではシクロオレフィンを含有するポリオレフィンや環状オレフィンを含有するポリオレフィンが好ましく、使用される。
第2レンズL2と第3レンズL3で使用される樹脂材料としては、ASTM 542法に準じて測定されたd線の屈折率が1.490〜1.650の範囲の樹脂材料が使用される。第2レンズL2と第3レンズL3で使用される樹脂材料の具体例としては、シクロ環や、その他の環状構造を有する非結晶性のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、9,9−ビス(4−ヒドロキシンフェニル)フルオレンなどの構造を含むポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂などが挙げられる。これらの中ではシクロオレフィンを含有するポリオレフィンや環状オレフィンを含有するポリオレフィンとポリカーボネート系樹脂が好ましい。
なお、樹脂材料は温度変化により屈折率や寸法が変動することは良く知られている。これらの変動を抑えるため、平均粒子径100nm以下、より好ましくは50nm以下のシリカ、酸化ニオブ、酸化チタン、酸化アルミなどの微粒子が分散混合された前記の透明性を有する樹脂材料をレンズ材料として使用することができる。
レンズ材料が樹脂材料の場合、第1レンズL1〜第3レンズL3はレンズ外周部にコバを設けることができる。コバ形状は、レンズの性能を損なわなければ、特に制約は無い。レンズの成形加工性の面から、コバの厚さはレンズ外周部の厚さの70〜130%の範囲にあることが好ましい。レンズ外周部にコバを設けた場合、コバ部に光が入射すると、ゴーストやフレアの原因となることがある。その場合は、必要に応じて、レンズ間に入射光を制限する射光マスクを設ければよい。
撮像レンズLAは、撮像モジュールなどに利用される前に、第1レンズL1〜第3レンズL3の物体側及び像面側のレンズ表面に、それぞれ反射防止膜、IRカット膜あるいは表面硬化など公知の表面処理を施してもよい。撮像レンズLAを使用した撮像モジュールは、携帯用モジュールカメラ、WEBカメラ、パソコン、デジタルカメラ、自動車や各種産業機器の光センサー、モニターなどに使用される。
以下、本発明の撮像レンズLAの具体的実施例について説明する。各実施例に記載されている記号は以下のことを示す。なお、距離の単位はmmである。
f :撮像レンズLA全体の焦点距離
f1 :第1レンズL1の焦点距離
f2 :第2レンズL2の焦点距離
f3 :第3レンズL3の焦点距離
Fno :Fナンバー
S1 :絞り
R :光学面の曲率半径、レンズの場合は中心曲率半径
R1 :第1レンズL1の物体側面の曲率半径
R2 :第1レンズL1の像側面の曲率半径
R3 :第2レンズL2の物体側面の曲率半径
R4 :第2レンズL2の像側面の曲率半径
R5 :第3レンズL3の物体側面の曲率半径
R6 :第3レンズL3の像側面の曲率半径
R7 :ガラス平板GFの物体側面の曲率半径
R8 :ガラス平板GFの像側面の曲率半径
d :レンズの中心厚又はレンズ間距離
d1 :第1レンズL1の中心厚
d2 :第1レンズL1の像面側と第2レンズL2の物体側面との距離
d3 :第2レンズL2の中心厚
d4 :第2レンズL2の像面側と第3レンズL3の物体側面との距離
d5 :第3レンズL3の中心厚
d6 :第3レンズL3の像面側とガラス平板GFの物体側面との距離
d7 :ガラス平板GFの中心厚
nd :d線の屈折率
n1 :第1レンズL1の屈折率
n2 :第2レンズL2の屈折率
n3 :第3レンズL3の屈折率
νd :d線でのアッベ数
ν1 :第1レンズのアッベ数
ν2 :第2レンズのアッベ数
ν3 :第3レンズのアッベ数
ν4 :ガラス平板GFのアッベ数
撮像レンズLAの第1レンズL1〜第3レンズL3のそれぞれのレンズ面を非球面形状とした場合、それぞれの非球面形状は、yを光の進行方向を正とした光軸に、xを光軸と直交する方向とした軸として、下記の非球面多項式で表される。
y=(x/R)/[1+{1−(k+1)(x/R)}1/2
+A4x+A6x+A8x+A10x10+A12x12
+A14x14+A16x16 (5)
ただし、Rは光軸上の曲率半径、kは円錐係数、A4、A6、A8、A10、A12、A14、A16は非球面係数である。
各レンズ面の非球面は、便宜上、式(5)で表される非球面式を使用して計算されている。しかしながら、特に式(5)の非球面多項式に限定されるものではない。
(実施例1)
図2は、実施例1の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。実施例1の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1〜第3レンズL3のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径R、レンズ又はレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdを表1に、円錐係数k、非球面係数を表2に示す。
Figure 2009036788
Figure 2009036788
この条件では、Fno=3.2、f=2.999mm、f1=2.617mm、f2=−6.049mm、f3=9.342mm、n1=1.544であり、f1/f2=−0.433、R1/R2=0.439、d3/f2=−0.051、f1/f=0.87、f2/f=−2.02、f3/f=3.12であった。
実施例1の撮像レンズLAの球面収差(軸上色収差)を図3に、非点収差及び歪曲収差を図4に、倍率色収差を図5に示す。以上の結果より、実施例1の撮像レンズLAは、焦点距離fが短く、色収差が好適に補正され、良好な光学特性を有していることがわかる。なお、球面収差図および倍率色収差図は、波長486nm、波長588nm、波長656nmの3波長における収差結果を示している。非点収差及び歪曲収差は、波長588nmにおける収差結果である。又、非点収差のSはサジタル像面にたいする収差、Tはタンジェンシャル像面に対する収差である。
(実施例2)
図6は、実施例2の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。実施例2の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1〜第3レンズL3のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径R、レンズ又はレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdを表3に、円錐係数k、非球面係数を表4に示す。
Figure 2009036788
Figure 2009036788
この条件では、Fno=3.2、f=3.010mm、f1=2.613mm、f2=−6.492mm、f3=10.571mm、n1=1.544であり、f1/f2=−0.402、R1/R2=0.274、d3/f2=−0.052、f1/f=0.87、f2/f=−2.16、f3/f=3.51であった。
実施例2の撮像レンズLAの球面収差(軸上色収差)を図7に、非点収差及び歪曲収差を図8に、倍率色収差を図9に示す。以上の結果より、実施例2の撮像レンズLAは、焦点距離fが短く、色収差が好適に補正され、良好な光学特性を有していることがわかる。なお、球面収差図および倍率色収差図は、波長486nm、波長588nm、波長656nmの3波長における収差結果を示している。非点収差及び歪曲収差は、波長588nmにおける収差結果である。又、非点収差のSはサジタル像面にたいする収差、Tはタンジェンシャル像面に対する収差である。
(実施例3)
図10は、実施例3の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。実施例3の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1〜第3レンズL3のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径R、レンズ又はレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdを表5に、円錐係数k、非球面係数を表6に示す。
Figure 2009036788
Figure 2009036788
この条件では、Fno=3.2、f=2.748mm、f1=2.569mm、f2=−7.550mm、f3=9.950mm、n1=1.544であり、f1/f2=−0.340、R1/R2=0.317、d3/f2=−0.034、f1/f=0.93、f2/f=−2.75、f3/f=3.62であった。
実施例3の撮像レンズLAの球面収差(軸上色収差)を図11に、非点収差及び歪曲収差を図12に、倍率色収差を図13に示す。以上の結果より、実施例3の撮像レンズLAは、焦点距離fが短く、色収差が好適に補正され、良好な光学特性を有していることがわかる。なお、球面収差図および倍率色収差図は、波長486nm、波長588nm、波長656nmの3波長における収差結果を示している。非点収差及び歪曲収差は、波長588nmにおける収差結果である。又、非点収差のSはサジタル像面にたいする収差、Tはタンジェンシャル像面に対する収差である。
(実施例4)
図14は、実施例4の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。実施例4の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1〜第3レンズL3のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径R、レンズ又はレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdを表7に、円錐係数k、非球面係数を表8に示す。
Figure 2009036788
Figure 2009036788
この条件では、Fno=3.2、f=2.364mm、f1=1.742mm、f2=−3.030mm、f3=7.600mm、n1=1.544であり、f1/f2=−0.575、R1/R2=0.233、d3/f2=−0.099、f1/f=0.74、f2/f=−1.28、f3/f=3.21であった。
実施例4の撮像レンズLAの球面収差(軸上色収差)を図15に、非点収差及び歪曲収差を図16に、倍率色収差を図17に示す。以上の結果より、実施例4の撮像レンズLAは、焦点距離fが短く、色収差が好適に補正され、良好な光学特性を有していることがわかる。なお、球面収差図および倍率色収差図は、波長486nm、波長588nm、波長656nmの3波長における収差結果を示している。非点収差及び歪曲収差は、波長588nmにおける収差結果である。又、非点収差のSはサジタル像面にたいする収差、Tはタンジェンシャル像面に対する収差である。
本発明の―実施形態に係る撮像レンズの構成を示す図 上記撮像レンズの具体的実施例1の構成を示す図 実施例1の撮像レンズの球面収差図 実施例1の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図 実施例1の撮像レンズの倍率色収差図 上記撮像レンズの具体的実施例2の構成を示す図 実施例2の撮像レンズの球面収差図 実施例2の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図 実施例2の撮像レンズの倍率色収差図 上記撮像レンズの具体的実施例3の構成を示す図 実施例3の撮像レンズの球面収差図 実施例3の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図 実施例3の撮像レンズの倍率色収差図 上記撮像レンズの具体的実施例4の構成を示す図 実施例4の撮像レンズの球面収差図 実施例4の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図 実施例4の撮像レンズの倍率色収差図
符号の説明
LA :撮像レンズ
S1 :絞り
L1 :第1レンズ
L2 :第2レンズ
L3 :第3レンズ
GF :ガラス平板
R :光学面の曲率半径、レンズの場合は中心曲率半径
R1 :第1レンズL1の物体側面の曲率半径
R2 :第1レンズL1の像側面の曲率半径
R3 :第2レンズL2の物体側面の曲率半径
R4 :第2レンズL2の像側面の曲率半径
R5 :第3レンズL3の物体側面の曲率半径
R6 :第3レンズL3の像側面の曲率半径
R7 :ガラス平板GFの物体側面の曲率半径
R8 :ガラス平板GFの物体側面の曲率半径
d1 :第1レンズL1の中心厚
d2 :第1レンズL1の像面側と第2レンズL2の物体側面との距離
d3 :第2レンズL2の中心厚
d4 :第2レンズL2の像面側と第3レンズL3の物体側面との距離
d5 :第3レンズL3の中心厚
d6 :第3レンズL3の像面側とガラス平板GFの物体側面との距離
d7 :ガラス平板GFの厚み

Claims (2)

  1. 物体側から順に、絞り、物体側へ凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズの第1レンズ、像側へ凸面を向けた負パワーのメニスカスレンズの第2レンズ、物体側へ凸面を向けた正パワーのメニスカスレンズの第3レンズを配置し、以下の条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    −0.85<f1/f2<−0.27 (1)
    0.22<R1/R2<0.60 (2)
    −0.12<d3/f2<−0.02 (3)
    ただし、
    f1:第1レンズの焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
    R1:第1レンズの物体側面の曲率半径
    R2:第1レンズの像側面の曲率半径
    d3:第2レンズの中心厚
    である。
  2. 請求項1記載の撮像レンズの第1レンズが、以下の条件式(4)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    1.53<n1<1.60 (4)
    ただし、
    n1:第1レンズのd線での屈折率
    である。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111781708A (zh) * 2020-08-20 2020-10-16 东莞市长益光电有限公司 一种低照下实现全彩摄影的定焦镜头
CN112882213A (zh) * 2021-01-20 2021-06-01 维沃移动通信有限公司 光学镜头、摄像模组及电子设备

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