JP2008292651A - 撮像レンズ - Google Patents

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Hiroyuki Teraoka
弘之 寺岡
Junji Kitamura
淳二 北村
Tadashi Ogino
忠司 荻野
Masao Nishiyama
昌男 西山
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Abstract

【課題】小型で、良好な光学特性を有する2枚のレンズで構成される撮像レンズを提供する。
【解決手段】物体側から像面側に向かって順に、絞りS1、物体側に凸面を向けた正のパワーを有するメニスカス形状の第1レンズL1と、像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状の第2レンズL2とで構成され、撮像レンズ全体の焦点距離をf、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2としたとき、下記条件式(1)及び(2)を満足する。 −1.00<f/f2<−0.04 (1) −0.70<f1/f2<−0.05 (2)
【選択図】図1

Description

本発明は、2枚のレンズで構成される撮像レンズに関し、特に、高画素CCDやCMOSなどの固体撮像素子を使用した小型撮像装置、光センサー、携帯用モジュールカメラ、WEBカメラなどに好適な、コンパクトで良好な光学特性を有する撮像レンズに関する。
近年、CCDやCMOSなどの固体撮像素子を使用した各種撮像装置が広く普及している。これら撮像素子の高性能化、小型化にともない、撮像装置に使用される撮像レンズも、従来以上にコンパクトで良好な光学特性が求められている。
撮像レンズの小型化という点では、1枚のレンズで構成される撮像レンズが有利であるが、1枚のレンズで構成される撮像レンズはレンズ周辺部での収差の補正が難しく、良好な光学特性を得ることが困難なことは良く知られている。そのため、2枚のレンズで構成された、小型化と良好な光学特性とをバランスさせた撮像レンズが提案されている。
特許文献1には、物体側に凸面を向けた正のメニスカス形状の第1レンズと、物体側に凹面を向けた負のパワーを有する第2レンズとで構成された撮像レンズであって、撮像レンズ全体の焦点距離、第1レンズの焦点距離及び第2レンズの焦点距離などが特定の関係を満足する撮像レンズが提案されている。この提案の撮像レンズは、撮像レンズ全体の焦点距離が長く、小型化が、未だ不十分であった。また、第1レンズが高屈折率の材料で形成されているため、第2レンズの設計範囲に制約が生じることがあり、色収差の補正が不十分となることがあった。
特開2004−170460号公報
本発明は、上記従来例の問題点を解決するために成されたものであり、小型で、かつ諸収差が好適に補正された良好な光学特性を有する2枚のレンズで構成された撮像レンズを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、物体側から像面側に向かって順に、絞り、物体側に凸面を向けた正のパワーを有するメニスカス形状の第1レンズと、像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状の第2レンズとで構成された撮像レンズであって、撮像レンズ全体の焦点距離をf、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2としたとき、下記条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とする。
−1.00<f/f2<−0.04 (1)
−0.70<f1/f2<−0.05 (2)
請求項2の発明は、請求項1の撮像レンズにおいて、第2レンズの物体側面の曲率半径をr3、像側面の曲率半径をr4とするとき、下記条件式(3)を満足することを特徴とする。
0.04<r3/r4<1.00 (3)
請求項3の発明は、請求項1又は2の撮像レンズにおいて、第1レンズ及び第2レンズを形成する材料のアッベ数が30〜60の範囲にあり、第1レンズと第2レンズとのアッベ数の差が20以下であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項の撮像レンズにおいて、第1レンズ及び第2レンズを形成する材料の屈折率が1.500〜1.600の範囲にあることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、絞り、物体側に凸面を向けた正のパワーを有するメニスカス形状の第1レンズと、像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状の第2レンズとで構成され、第1レンズと第2レンズのパワー配分は特定の条件範囲を満足する。それにより、撮像レンズの焦点距離が短く、第1レンズの物体側面から第2レンズの像面側面の距離も短くすることが可能となり、小型化が容易となる。また、収差の補正も良好で、従来例で難しいとされている色収差の補正も改善される。そのため、本発明の撮像レンズが搭載される携帯電話など各種のデジタル入力機器の高機能化、高性能化、小型化に寄与することができる。なお、本発明でいうパワーは、焦点距離の逆数で定義される量である。
請求項2の発明によれば、撮像レンズは、第2レンズの物体側の曲率半径と像面側の曲率半径との関係を特定の条件範囲を満足させることにより、第2レンズが確実に負のパワーを有するメニスカス形状のレンズとなり、第1レンズとのパワーバランスの好適化が図れ、球面収差の補正が容易になる。
請求項3の発明によれば、第1レンズ及び第2レンズを形成する材料のアッベ数と2枚のレンズのアッベ数の差が特定の範囲内を満足することにより、色収差の補正が容易になる。
請求項4の発明によれば、第1レンズが正のパワー、第2レンズが負のパワーであって、第1レンズ及び第2レンズを形成する材料の屈折率が高くないため、特定のレンズに負荷をかけることなく、パワーバランスの良い撮像レンズを得ることができる。
本発明に係る撮像レンズの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本発明の一実施形態に係る撮像レンズの構成を図1に示す。この撮像レンズLAは、物体(図示せず)側から像面に向かって順に、絞りS1、第1レンズL1、第2レンズL2が配列された2枚構成のレンズ系である。第2レンズL2と像面との間にガラス平板GFが配置されている。このガラス平板GFとしては、カバーガラス、IRカットフィルタ、あるいはローパスフィルタなどの機能を有するものを使用することができる。
絞りS1を第1レンズL1よりも物体側に配置することにより、入射瞳位置を像面から遠い位置にとることができる。それにより、高いテレセントリック性を確保することが可能となり、像面に対する入射角を好適にすることができる。
第1レンズL1は物体側に凸面を向けた正のパワーを有するメニスカス形状のレンズであり、第2レンズL2は像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状のレンズである。撮像レンズLAの小型化を図るには、第1レンズL1の正のパワーを強くすることが効果的である。しかしながら、第1レンズL1の正のパワーを強くしすぎると、高次収差が発生しやすくなるため、第2レンズL2を負のパワーとすることにより、第1レンズL1の正のパワーが強くした場合でも、収差の発生を抑制することが可能となる。その結果、撮像レンズLAの小型化が可能になる。また、第1レンズL1及び第2レンズL2はともにレンズ面の1面以上を非球面形状、より好ましくは、2面を非球面形状とすることにより、諸収差の補正が容易になる。
また、メニスカス形状のレンズは、一方の面が収斂効果を、もう一方の面が発散効果を有するため、レンズ自体で収差をある程度打ち消すことが可能であり、結像性能が良いレンズとされている。本発明では、構成レンズ枚数を少なくするため、第1レンズL1及び第2レンズL2共にメニスカス形状として、小型化と収差補正及び結像性能の向上を図っている。
撮像レンズLAを構成する第1レンズL1と第2レンズL2のパワー配分は、撮像レンズLA全体の焦点距離をf、第1レンズL1の焦点距離をf1、第2レンズL2の焦点距離をf2としたとき、f/f2が以下の条件式(1)、より好ましくは条件式(1−A)を満足する範囲とし、かつ、f1/f2が以下の条件式(2)、より好ましくは条件式(2−A)を満足する範囲とする。それにより、撮像レンズLA全体の焦点距離fを短くすることが容易となる。また、第1レンズL1の中心厚をd1、第1レンズL1の像側面と第2レンズL2の物体側面との間の距離をd2、第2レンズL2の中心厚をd3とするとき、(d1+d2+d3)の和を小さくすることが可能となる。さらに、上記のパワー配分により、収差の補正も容易となり、小型で良好な光学特性を有する撮像レンズLAを得ることができる。
−1.00<f/f2<−0.04 (1)
−0.60<f/f2<−0.06 (1−A)
−0.50<f1/f2<−0.05 (2)
−0.40<f1/f2<−0.07 (2−A)
f/f2の値が、条件式(1)の下限値以下になると光学長が長くなり、小型化が難しくなることがある。上限値以上になると歪曲収差や色収差の補正が不十分となることがある。また、f1/f2の値が、条件式(2)の下限値以下になると光学長が長くなり、小型化が難しくなることがある。上限値以上になると歪曲収差や色収差の補正が不十分となることがある。
撮像レンズLAの小型化を図るには、第1レンズL1の正のパワーを強くすることが有利であるが、強くなりすぎると高次収差を抑えることが難しくなる。そのため、第2レンズL2は、物体側に凹面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状として、第2レンズL2の物体側の曲率半径をr3、像面側の曲率半径をr4とするとき、r3/r4が以下の条件式(3)、より好ましくは条件式(3−A)を満足する範囲としている。それにより、第1レンズL1の設計の自由度を高めると共に、収差の補正を容易として、良好な光学特性を有する撮像レンズLAを得ることができる。
0.04<r3/r4<1.00 (3)
0.05<r3/r4<0.75 (3−A)
r3/r4の値が、条件式(3)の範囲外では、収差の補正が不十分となることがあり、小型で良好な光学特性を有する撮像レンズLAを得ることが難しくなる。また、第2レンズのパワーが負でなくなることがある。
第1レンズL1及び第2レンズL2は、屈折率が1.50〜1.60の範囲、より好ましくは1.52〜1.58の範囲を満足し、アッベ数は30〜60の範囲であって、第1レンズL1と第2レンズL2とのアッベ数の差が20以下、より好ましくは10以下となる材料で形成されることが好ましい。屈折率が前記範囲外の場合、撮像レンズLAの設計範囲に制約を受けることがある。また、アッベ数の差が20より大きい場合、色収差の補正が難しくなることがある。
第1レンズL1及び第2レンズL2は、ガラスあるいは樹脂材料で形成可能である。レンズの材料としてガラスを使用する場合、ガラス転移温度が、400℃以下のガラス材料を使用することが好ましい。それにより、金型の耐久性を向上させることが可能となる。
樹脂材料は複雑な面形状のレンズを効率良く製造することが可能であり、生産性の面から、ガラス材料より好ましいレンズ材料である。レンズ材料として樹脂材料が使用される場合、ASTM D542法に準じて測定されたd線の屈折率が1.50〜1.60の範囲にあり、かつ、波長450〜600nmの範囲での光線透過率が80%以上、より好ましくは85%以上の樹脂材料が好ましく使用される。樹脂の種類は、熱可塑性樹脂であっても、熱硬化性樹脂であってもよい。第1レンズL1及び第2レンズL2は同一の樹脂材料で形成されていてもよく、異なる樹脂材料で形成されていてもよい。
樹脂材料の具体例としては、シクロ環や、その他の環状構造を有する非晶性のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂などが挙げられる。これらの中ではシクロオレフィンを含有するポリオレフィンや環状オレフィンを含有するポリオレフィン、ポリカーボネート系樹脂などが好ましく使用される。樹脂材料でのレンズ製造は、射出成形法、圧縮成形法、注型成形法、トランスファー成形法など公知の成形加工法を利用することができる。
なお、樹脂材料は温度変化により屈折率が変動することはよく知られている。この変動を抑えるため、平均粒子径100nm以下、より好ましくは平均粒子径50nm以下のシリカ、酸化ニオブ、酸化チタン、酸化アルミなどの微粒子が分散混合された前記の透明性を有する樹脂材料をレンズ材料として使用することができる。
レンズを樹脂材料で製造する場合、第1レンズL1及び第2レンズL2はレンズ外周部にコバを設けることができる。コバの形状は、レンズの性能を損なわなければ、特に制約はない。レンズの成形加工性の面から、コバの厚さはレンズ外周部の厚さの70〜130%の範囲にあることが好ましい。レンズ外周部にコバを設けた場合、コバ部に光が入射すると、ゴーストやフレアの原因となることがある。その場合は、必要に応じて、レンズ間に入射光を制限する遮光マスクを設ければよい。
本発明の撮像レンズは、撮像モジュールなどに利用される前に、第1レンズL1及び第2レンズL2はそれぞれの物体側、像面側のレンズ表面に反射防止膜、表面硬化膜やIRカット膜など公知の表面処理を施しても良い。撮像レンズLAを使用した撮像モジュールは、携帯用モジュールカメラ、WEBカメラ、パソコン、デジタルカメラ、自動車や各種産業機器の光センサー、モニターなどに使用される。
以下、本発明の撮像レンズLAの具体的実施例について説明する。各実施例に記載されている記号は以下のことを示す。なお、厚さ、距離の単位はmmである。
f :撮像レンズLA全体の焦点距離
f1 :第1レンズL1の焦点距離
f2 :第2レンズL2の焦点距離
Fno :Fナンバー
S1 :絞り
R1 :第1レンズL1の物体側の面の曲率半径
R2 :第1レンズL1の像側の面の曲率半径
R3 :第2レンズL2の物体側の面の曲率半径
R4 :第2レンズL2の像側の面の曲率半径
R5 :ガラス平板GLの物体側の面
R6 :ガラス平板GLの像側の面
r :光学面の曲率半径、レンズの場合は中心曲率半径
d :レンズの厚さあるいはレンズ間の距離
d1 :第1レンズL1の中心厚
d2 :第1レンズL1の像側の面と第2レンズL2の物体側の面との間の距離
d3 :第2レンズL2の中心厚
d4 :第2レンズL2の像側の面とガラス平板GFの物体側の面との間の距離
d5 :ガラス平板GFの厚さ
nd :d線での屈折率
N1 :第1レンズL1の屈折率
N2 :第2レンズL2の屈折率
N3 :ガラス平板GFの屈折率
νd :d線でのアッベ数
ν1 :第1レンズL1のアッベ数
ν2 :第2レンズL2のアッベ数
ν3 :ガラス平板GFのアッベ数
撮像レンズLAの第1レンズL1及び第2レンズL2のそれぞれのレンズ面の非球面形状は、yを光の進行方向を正とした光軸に、xを光軸と直交する方向とした軸として、下記の非球面多項式で表される。
(式1)
y=(x/R)/[1+{1−(k+1)(x/R)}1/2]+A4x
+A6x+A8x+A10x10+A12x12+A14x14+A16x16 (4)
ただし、Rは光軸上の曲率半径、kは円錐係数、A4、A6、A8、A10、A12、A14、A16は非球面係数である。
各レンズ面の非球面は、便宜上、式(4)で表される非球面を使用している。しかしながら、特にこの式(4)の非球面多項式に限定されるものではない。
(実施例1)
図2は、実施例1の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。実施例1の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1及び第2レンズL2のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径r、レンズの中心厚あるいはレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdを表1に、円錐係数k、非球面係数の値を表2に示す。
Figure 2008292651
Figure 2008292651
この条件では、f=1.86mm、f1=1.53mm、f2=−15.52mm、及びFno=3.5となる。これらの値から、f/f2=−0.120、f1/f2=−0.098、r3/r4=0.660であった。
実施例1の撮像レンズの球面収差を図3に、非点収差及び歪曲収差を図4に、倍率色収差を図5に示す。以上の結果より、実施例1の撮像レンズLAは、小型で、良好な光学特性を有していることがわかる。なお、各図の収差は波長486nm、波長588nm、波長656nmの3波長におけるそれぞれの収差の結果であり、図3〜5では左から順に、波長486nm、波長588nm、波長656nmにおける収差である。又、非点収差のSはサジタル像面に対する収差、Tはタンジェンシャル像面に対する収差である。
(実施例2)
図6は、実施例2の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。この実施例2の撮像レンズLAを構成する第1レンズ及び第2レンズのそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径r、レンズの中心厚あるいはレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdを表3に、円錐係数k、非球面係数の値を表4に示す。
Figure 2008292651
Figure 2008292651
この条件では、f=1.899mm、f1=1.549mm、f2=−22.291mm、及びFno=3.5となる。これらの値から、f/f2=−0.085、f1/f2=−0.069、r3/r4=0.703であった。
実施例2の撮像レンズLAの球面収差を図7に、非点収差及び歪曲収差を図8に、倍率色収差を図9に示す。以上の結果より、実施例2の撮像レンズLAは、小型で、良好な光学特性を有していることがわかる。なお、各図の収差は波長486nm、波長588nm、波長656nmの3波長におけるそれぞれの収差の結果であり、図7〜9では左から順に、波長486nm、波長588nm、波長656nmにおける収差である。又、非点収差のSはサジタル像面に対する収差、Tはタンジェンシャル像面に対する収差である。
(実施例3)
図10は、実施例3の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。この実施例3の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1及び第2レンズL2のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径r、レンズの中心厚あるいはレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdを表5に、円錐係数k、非球面係数の値を表6に示す。
Figure 2008292651
Figure 2008292651
この条件では、f=1.631mm、f1=1.366mm、f2=−5.028mm、及びFno=3.5となる。これらの値から、f/f2=−0.324、f1/f2=−0.272、r3/r4=0.062であった。
実施例3の撮像レンズLAの球面収差を図11に、非点収差及び歪曲収差を図12に、倍率色収差を図13に示す。以上の結果より、実施例3の撮像レンズLAは、小型で、良好な光学特性を有していることがわかる。なお、各図の収差は波長486nm、波長588nm、波長656nmの3波長におけるそれぞれの収差の結果であり、図11〜13では左から順に、波長486nm、波長588nm、波長656nmにおける収差である。又、非点収差のSはサジタル像面に対する収差、Tはタンジェンシャル像面に対する収差である。
(実施例4)
図14は、実施例4の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。この実施例4の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1及び第2レンズL2のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径r、レンズの中心厚あるいはレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdを表7に、円錐係数k、非球面係数の値を表8に示す。
Figure 2008292651
Figure 2008292651
この条件では、f=1.783mm、f1=1.488mm、f2=−18.993mm、及びFno=3.5となる。これらの値から、f/f2=−0.094、f1/f2=−0.078、r3/r4=0.691であった。
実施例4の撮像レンズLAの球面収差を図15に、非点収差及び歪曲収差を図16に、倍率色収差を図17に示す。以上の結果より、実施例4の撮像レンズLAは、小型で、良好な光学特性を有していることがわかる。なお、各図の収差は波長486nm、波長588nm、波長656nmの3波長におけるそれぞれの収差の結果であり、図15〜17では左から順に、波長486nm、波長588nm、波長656nmにおける収差である。又、非点収差のSはサジタル像面に対する収差、Tはタンジェンシャル像面に対する収差である。
(実施例5)
図18は、実施例5の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。この実施例5の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1及び第2レンズL2のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径r、レンズの中心厚あるいはレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdを表9に、円錐係数k、非球面係数の値を表10に示す。
Figure 2008292651
Figure 2008292651
この条件では、f=1.840mm、f1=1.250mm、f2=−4.500mm、及びFno=3.5となる。これらの値から、f/f2=−0.409、f1/f2=−0.278、r3/r4=0.439であった。
実施例5の撮像レンズLAの球面収差を図19に、非点収差及び歪曲収差を図20に、倍率色収差を図21に示す。以上の結果より、実施例5の撮像レンズLAは、小型で、良好な光学特性を有していることがわかる。なお、各図の収差は波長486nm、波長588nm、波長656nmの3波長におけるそれぞれの収差の結果であり、図19〜21では左から順に、波長486nm、波長588nm、波長656nmにおける収差である。又、非点収差のSはサジタル像面に対する収差、Tはタンジェンシャル像面に対する収差である。
(実施例6)
図22は、実施例6の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。この実施例6の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1及び第2レンズL2のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径r、レンズの中心厚あるいはレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdを表11に、円錐係数k、非球面係数の値を表12に示す。
Figure 2008292651
Figure 2008292651
この条件では、f=1.960mm、f1=1.460mm、f2=−4.000mm、及びFno=3.5となる。これらの値から、f/f2=−0.490、f1/f2=−0.365、r3/r4=0.278であった。
実施例6の撮像レンズLAの球面収差を図23に、非点収差及び歪曲収差を図24に、倍率色収差を図25に示す。以上の結果より、実施例6の撮像レンズLAは、小型で、良好な光学特性を有していることがわかる。なお、各図の収差は波長486nm、波長588nm、波長656nmの3波長におけるそれぞれの収差の結果であり、図23〜25では左から順に、波長486nm、波長588nm、波長656nmにおける収差である。又、非点収差のSはサジタル像面に対する収差、Tはタンジェンシャル像面に対する収差である。
本発明の一実施形態に係る撮像レンズの構成を示す図。 上記撮像レンズの実施例1の構成を示す図。 実施例1の撮像レンズの球面収差図。 実施例1の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図。 実施例1の撮像レンズの倍率色収差図。 上記撮像レンズの実施例2の構成を示す図。 実施例2の撮像レンズの球面収差図。 実施例2の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図。 実施例2の撮像レンズの倍率色収差図。 上記撮像レンズの実施例3の構成を示す図。 実施例3の撮像レンズの球面収差図。 実施例3の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図。 実施例3の撮像レンズの倍率色収差図。 上記撮像レンズの実施例4の構成を示す成図。 実施例4の撮像レンズの球面収差図。 実施例4の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図。 実施例4の撮像レンズの倍率色収差図。 上記撮像レンズの実施例5の構成を示す図。 実施例5の撮像レンズの球面収差図。 実施例5の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図。 実施例5の撮像レンズの倍率色収差図。 上記撮像レンズの実施例6の構成を示す図。 実施例6の撮像レンズの球面収差図。 実施例6の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図。 実施例2の撮像レンズの倍率色収差図。
符号の説明
LA :撮像レンズ
S1 :絞り
L1 :第1レンズ
L2 :第2レンズ
GF :ガラス平板
R1 :第1レンズL1の物体側の面の曲率半径
R2 :第1レンズL1の像側の面の曲率半径
R3 :第2レンズL2の物体側の面の曲率半径
R4 :第2レンズL2の像側の面の曲率半径
R5 :ガラス平板GLの物体側の面
R6 :ガラス平板GLの像側の面
d1 :第1レンズL1の中心厚
d2 :第1レンズL1の像側の面と第2レンズL2の物体側の面との間の距離
d3 :第2レンズL2の中心厚
d4 :第2レンズL2の像側の面とガラス平板GFの物体側の面との間の距離
d5 :ガラス平板GFの厚さ

Claims (4)

  1. 物体側から像面側に向かって順に、絞り、物体側に凸面を向けた正のパワーを有するメニスカス形状の第1レンズと、像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状の第2レンズとで構成され、撮像レンズ全体の焦点距離をf、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2としたとき、下記条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    −1.00<f/f2<−0.04 (1)
    −0.70<f1/f2<−0.05 (2)
  2. 第2レンズの物体側面の曲率半径をr3、像側面の曲率半径をr4とするとき、下記条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    0.04<r3/r4<1.00 (3)
  3. 第1レンズ及び第2レンズを形成する材料のアッベ数が30〜60の範囲にあり、第1レンズと第2レンズとのアッベ数の差が20以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
  4. 第1レンズ及び第2レンズを形成する材料の屈折率が1.500〜1.600の範囲にあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
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