JP2009036573A - フローセル中を流れるサンプルの光学的特性計測装置 - Google Patents

フローセル中を流れるサンプルの光学的特性計測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】流路におけるサンプルの光学的特性を一定感度で測定することができる光学的特性計測装置を提供する。
【解決手段】光学的特性計測装置1は、光源部10、第1光カプラ21、第2光カプラ22、レンズ31、レンズ32、位相変調部40、駆動部41、光路長差調整部50、制御部51、受光部60、同期検出部70および測定部80を備える。位相変調部40は、周波数fで光を位相変調する。同期検出部70は、受光部60から出力される電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第1信号を出力するとともに、該電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第2信号を出力する。制御部51は、同期検出部70から出力される第1信号または第2信号に基づいて、光路長差調整部50により調整される光路長差が所定値となるように制御をする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光の干渉を利用して流路におけるサンプルの光学的特性を測定する光学的特性計測装置に関するものである。
光の干渉を利用する光学的特性計測装置は例えば特許文献1,2に開示されている。マッハツェンダ干渉計を利用する光学的特性計測装置は、流路におけるサンプルの光学的特性を測定することができる。すなわち、この種の光学的特性計測装置は、第1光カプラにより光を2分岐した後の一方の分岐光が流路を横断するようにし、この分岐光と他方の分岐光とを第2光カプラにより干渉させ、当該干渉光の強度を検出することで、流路におけるサンプルの光学的特性を測定することができる。
サンプルの光学的特性とは具体的には、光学的厚みや屈折率、吸収などである。それにより、細胞などのサンプルの大きさ(体積)や乾燥重量がわかる。測定部により位相差が計測される。位相差φのサンプル通過による変化量をΔφsとする。例えば、サンプルの光学的厚みを計測したい場合には、「Δφs(λ/2π)」により細胞の光学的厚みが算出できる。サンプルの屈折率が分かるのなら、サンプルの粒子径も計算できる。光学的厚みは、サンプル内部の屈折率分布が一様である場合は、体積と比例関係にあり、一様でない場合には、サンプルの乾燥重量と比例関係にある(非特許文献1)。また、サンプルの屈折率は、「Δφs(λ/2π)/D」により平均的な屈折率差(溶媒とサンプルの屈折差)が算出される。ここで、Dは粒子の直径をあらわす。また、測定部に入力される信号Asinφ,Acosφを自乗和すれば振幅Aが得られ、その振幅強度の減衰の程度からサンプルの吸収を計測できる。λは光の波長を表す。
特公平7−119613号公報 米国特許出願公開第2005−0105097号明細書 E. B.van Munster, Cytometry, Vol.47, pp.192-199 (2002).
上記のような光学的特性計測装置において、第1光カプラと第2光カプラとの間の2つの分岐光路それぞれは、その一部または全部が光ファイバにより構成される場合がある。この場合、温度等の環境の変動に因り、光ファイバが伸縮し、2つの分岐光路それぞれの光路長の差が変動して、干渉光の強度が変動することがある。この干渉光の強度変動は測定時のノイズとなる。
一般に、ガラスファイバの線膨張係数は100×10−7/Kであり、その伸縮の変動幅やその周波数は使用環境に拠るが、例えば、光ファイバの長さが2mであるとすると、温度変動が1℃である場合、その光ファイバの伸縮は20μm程度で、光ファイバの伸縮の変動の周波数(すなわち、ノイズ周波数)は0.2Hz程度である。測定対象物に起因して生じる信号光の周波数がノイズ周波数より充分に大きく例えば10kHz以上であれば、周波数弁別の手法によりノイズ成分を除去して信号光を選択的に取り出すことができる。
また、温度等の環境の変動に因り、2つの分岐光路それぞれの光路長の差が変動して、測定感度の劣化が生じることがある。すなわち、光路長差が所定値であるときに測定感度が最大となるが、光路長差が所定値からずれると、測定感度が劣化して、SN比が劣化する。そこで、測定感度を一定に維持するため光路長差を一定に制御する機構が必要である。
流路におけるサンプルの光学的特性を測定する場合、サンプル粒子が1つ1つ移動しているので、サンプル粒子が分岐光を横切っているときに信号光が生じる一方、サンプル粒子が分岐光を横切っていないときには信号光が生じない。これは、フローサイトメーターのような従来技術では、サンプルが通過していないときは光が光検出器に到達しないような構成になっている。この構成にすることで、光強度を測る場合、サンプルが通過時のみ信号成分が検出されるために、測定感度を向上できる。サンプル粒子が分岐光を横切っていないときにも、光路長差が変動し測定感度が変動するので、位相差を計測する場合には光路長差を常に一定に制御することが必要である。
しかし、従来の技術では、サンプル粒子が分岐光を横切っていないときには、光が光検出器に到達しない構成になっているため、常時、光路長差を一定に制御することができず、それ故、1つ1つのサンプル粒子が分岐光を横切っているときにも、光路長差が所定値からずれていて、測定感度が一定ではない。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、流路においてサンプル粒子が1つ1つ移動しているような場合であっても該サンプルの光学的特性を一定感度で測定することができる光学的特性計測装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係る光学的特性計測装置は、光の干渉を利用して流路におけるサンプルの光学的特性を測定する光学的特性計測装置であって、(1) 光を出力する光源部と、(2) 光源部から出力される光を2分岐して第1分岐光および第2分岐光として出力する第1光カプラと、(3) 第1光カプラから出力されて第1分岐光路を経た第1分岐光を入力し、第1光カプラから出力されて第2分岐光路を経るとともに該第2分岐光路上の流路を通過した第2分岐光を入力して、これら入力した第1分岐光と第2分岐光とを干渉させて当該干渉光を出力する第2光カプラと、(4)第1光カプラと第2光カプラとの間の第1分岐光路および第2分岐光路の何れかの光路上に設けられ、当該光路上を伝搬する光に対して周波数fで位相変調をする位相変調部と、(5)第1光カプラと第2光カプラとの間の第1分岐光路および第2分岐光路それぞれの光路長の差を調整する光路長差調整部と、を備えることを特徴とする。
さらに、第1の発明に係る光学的特性計測装置は、(6) 第2光カプラから出力される干渉光を受光して当該受光強度に応じた値の電気信号を出力する受光部と、(7) 受光部から出力される電気信号を入力し、該電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第1信号を出力するとともに、該電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第2信号を出力する同期検出部と、(8)同期検出部から出力される第1信号または第2信号に基づいて、光路長差調整部により調整される光路長差が所定値となるように制御をする制御部と、(9) 同期検出部から出力される第1信号および第2信号に基づいて、流路におけるサンプルの光学的特性を測定する測定部と、を備えることを特徴とする。
この第1の発明に係る光学的特性計測装置では、光源部から出力される光は、第1光カプラにより2分岐されて第1分岐光および第2分岐光として出力される。第1光カプラから出力されて第1分岐光路を経た第1分岐光は、第2光カプラに入力される。第1光カプラから出力されて第2分岐光路を経るとともに該第2分岐光路上の流路を通過した第2分岐光も、第2光カプラに入力される。第2光カプラに入力された第1分岐光と第2分岐光とは干渉して、当該干渉光が第2光カプラから出力される。第1光カプラ、第2光カプラ、第1分岐光路および第2分岐光路は、マッハツェンダ干渉計を構成している。第1光カプラと第2光カプラとの間の第1分岐光路および第2分岐光路の何れかの光路上に設けられた位相変調部により、当該光路上を伝搬する光は周波数fで位相変調される。第1光カプラと第2光カプラとの間の第1分岐光路および第2分岐光路それぞれの光路長の差は、光路長差調整部により調整される。
第2光カプラから出力される干渉光は受光部により受光されて、当該受光強度に応じた値の電気信号が受光部から出力される。受光部から出力される電気信号は同期検出部に入力され、該電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第1信号が同期検出部から出力されるとともに、該電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第2信号が同期検出部から出力される。そして、制御部により、同期検出部から出力される第1信号または第2信号に基づいて、光路長差調整部により調整される光路長差が所定値となるように制御される。また、測定部により、同期検出部から出力される第1信号および第2信号に基づいて、流路におけるサンプルの光学的特性が測定される。
また、第2の発明に係る光学的特性計測装置は、光の干渉を利用して流路におけるサンプルの光学的特性を測定する光学的特性計測装置であって、(1) 光を出力する光源部と、(2) 光源部から出力される光を2分岐して第1分岐光および第2分岐光として出力する第1光カプラと、(3) 第1光カプラから出力されて第1分岐光路を経た第1分岐光を入力し、第1光カプラから出力されて第2分岐光路を経るとともに該第2分岐光路上の流路を通過した第2分岐光を入力して、これら入力した第1分岐光と第2分岐光とを干渉させて当該干渉光を出力する第2光カプラと、(4)第1光カプラと第2光カプラとの間の第1分岐光路および第2分岐光路の何れかの光路上に設けられ、当該光路上を伝搬する光に対して周波数fで位相変調をする位相変調部と、(5)第1光カプラと第2光カプラとの間の第1分岐光路および第2分岐光路それぞれの光路長の差を調整する光路長差調整部と、を備えることを特徴とする。
さらに、第2の発明に係る光学的特性計測装置は、(6a) 第2光カプラから出力される干渉光のうち0次光を選択的に受光して当該受光強度に応じた値の第1電気信号を出力する第1受光部と、(6b)第2光カプラから出力される干渉光のうち高次光を選択的に受光して当該受光強度に応じた値の第2電気信号を出力する第2受光部と、(7a) 第1受光部から出力される第1電気信号を入力し、該第1電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第1信号、または、該第1電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第2信号を出力する第1同期検出部と、(7b)第2受光部から出力される第2電気信号を入力し、該第2電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第3信号を出力するとともに、該第2電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第4信号を出力する第2同期検出部と、(8)第1同期検出部から出力される第1信号または第2信号に基づいて、光路長差調整部により調整される光路長差が所定値となるように制御をする制御部と、(9) 第2同期検出部から出力される第3信号および第4信号に基づいて、流路におけるサンプルの光学的特性を測定する測定部と、を備えることを特徴とする。
この第2の発明に係る光学的特性計測装置では、光源部から出力される光は、第1光カプラにより2分岐されて第1分岐光および第2分岐光として出力される。第1光カプラから出力されて第1分岐光路を経た第1分岐光は、第2光カプラに入力される。第1光カプラから出力されて第2分岐光路を経るとともに該第2分岐光路上の流路を通過した第2分岐光も、第2光カプラに入力される。第2光カプラに入力された第1分岐光と第2分岐光とは干渉して、当該干渉光が第2光カプラから出力される。第1光カプラ、第2光カプラ、第1分岐光路および第2分岐光路は、マッハツェンダ干渉計を構成している。第1光カプラと第2光カプラとの間の第1分岐光路および第2分岐光路の何れかの光路上に設けられた位相変調部により、当該光路上を伝搬する光は周波数fで位相変調される。第1光カプラと第2光カプラとの間の第1分岐光路および第2分岐光路それぞれの光路長の差は、光路長差調整部により調整される。
第2光カプラから出力される干渉光のうち0次光は第1受光部により選択的に受光されて、当該受光強度に応じた値の第1電気信号が第1受光部から出力される。第2光カプラから出力される干渉光のうち高次光は第2受光部により選択的に受光されて、当該受光強度に応じた値の第2電気信号が第2受光部から出力される。第1受光部から出力される第1電気信号は第1同期検出部に入力され、該第1電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第1信号、または、該第1電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第2信号が、第1同期検出部から出力される。第2受光部から出力される第2電気信号は第2同期検出部に入力され、該第2電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第3信号が第2同期検出部から出力されるとともに、該第2電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第4信号が第2同期検出部から出力される。そして、制御部により、第1同期検出部から出力される第1信号または第2信号に基づいて、光路長差調整部により調整される光路長差が所定値となるように制御される。また、測定部により、第2同期検出部から出力される第3信号および第4信号に基づいて、流路におけるサンプルの光学的特性が測定される。
なお、本発明に係る光学的特性計測装置による測定の好適な対象は、流路においてサンプル粒子が1つ1つ移動しているような場合における該サンプルである、流路は、ガラス管からなるフローセルやキャピラリであってもよいし、生体の血管であってもよい。
本発明によれば、流路においてサンプル粒子が1つ1つ移動しているような場合であっても、該サンプルの光学的特性を一定感度で測定することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
先ず、本発明に係る光学的特性計測装置の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る光学的特性計測装置1の構成を示す図である。この図に示される第1実施形態に係る光学的特性計測装置1は、光源部10、第1光カプラ21、第2光カプラ22、レンズ31、レンズ32、位相変調部40、駆動部41、光路長差調整部50、制御部51、受光部60、同期検出部70および測定部80を備える。
光源部10は、コヒーレントな光を出力するものであり、好適にはレーザ光源であり、更に好適には半導体レーザ光源やスーパールミネッセンスダイオードである。
第1光カプラ21は、光源部10から出力される光を2分岐して第1分岐光および第2分岐光として出力する。第1光カプラ21は、第1分岐光を第1分岐光路P1へ出力し、第2分岐光を第2分岐光路P2へ出力する。第2光カプラ22は、第1光カプラ21から出力されて第1分岐光路P1を経た第1分岐光を入力し、第1光カプラ21から出力されて第2分岐光路P2を経るとともに該第2分岐光路P2上の流路90を通過した第2分岐光をも入力して、これら入力した第1分岐光と第2分岐光とを干渉させて当該干渉光を受光部60へ出力する。第1光カプラ21および第2光カプラ22それぞれは、ビームスプリッタであってもよいし、光ファイバカプラであってもよい。第1光カプラ21、第2光カプラ22、第1分岐光路P1および第2分岐光路P2は、マッハツェンダ干渉計を構成している。
レンズ31およびレンズ32は、第1光カプラ21と第2光カプラ22との間の第2分岐光路P2の途中に、流路90を挟んで対向して設けられている。レンズ31は、第1光カプラ21から出力されて光ファイバにより導波されて到達した第2分岐光を、コリメートまたは集光して外部へ出力する。レンズ32は、レンズ31から出力された第2分岐光を入力して、その第2分岐光を第2光カプラ22へ向けて光ファイバにより導波させる。
位相変調部40および光路長差調整部50それぞれは、第1光カプラ21と第2光カプラ22との間の第1分岐光路P1の途中に設けられている。位相変調部40は、駆動部41から出力される周波数fの変調信号により駆動されて、第1分岐光路P1上を伝搬する第1分岐光に対して周波数fで正弦波状に位相変調をする。位相変調部40は、例えば、LiNbO結晶を用いたものであり、変調速度が2.5Gbit/sであり、位相をπだけ変化させるのに必要な駆動電圧が5V以下であり、第1分岐光に対して5MHzで正弦波状に位相変調する。
光路長差調整部50は、制御部51により制御されて、第1分岐光路P1の光路長を調整することで、第1光カプラ21と第2光カプラ22との間の第1分岐光路P1および第2分岐光路P2それぞれの光路長の差を調整する。光路長差調整部50としては、種々の態様のものを採用することが可能で、例えば、後に図2〜図8を用いて説明するように、円筒型圧電振動子に光ファイバを巻いて該光ファイバの光路長を可変とするものや、対向する2つのミラーの間隔を圧電素子により可変とするものが、採用可能である。
なお、第1光カプラ21と位相変調部40との間の光路、位相変調部40と光路長差調整部50との間の光路、光路長差調整部50と第2光カプラ22との間の光路、第1光カプラ21とレンズ31との間の光路、レンズ32と第2光カプラ22との間の光路それぞれは、光ファイバにより構成されているのが好適である。
受光部60は、第2光カプラ22から出力される干渉光を受光して、当該受光強度に応じた値の電気信号を同期検出部70へ出力する。受光部60は例えばフォトダイオードを含む。同期検出部70は、受光部60から出力される電気信号を入力するとともに、駆動部41から周波数fの変調信号および周波数2fの変調信号を入力する。そして、同期検出部70は、受光部60から出力される電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第1信号を出力するとともに、該電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第2信号を出力する。同期検出部70は例えばロックインアンプを含む。
測定部80は、同期検出部70から出力される第1信号および第2信号に基づいて、流路90におけるサンプルの光学的特性を測定する。また、制御部51は、同期検出部70から出力される第1信号または第2信号に基づいて、光路長差調整部50により調整される光路長差が所定値となるように制御をする。なお、この制御部51による制御は、温度等の環境の変動に因る光路長差の変動周波数を透過させ,かつサンプル通過に伴う信号が含む周波数を遮断するローパスフィルタを介して行われるのが好ましい。
次に、第1実施形態に係る光学的特性計測装置1に含まれる光路長差調整部50の構成例について、図2〜図8を用いて説明する。
図2は、光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Aの構成を示す図である。この図に示される光路長差調整部50Aは、ミラー101、ミラー102、圧電素子103、コリメータ104およびコリメータ105を含む。ミラー101およびミラー102それぞれは、平坦な反射面が対向するように配置されていて、一方のミラー101が反射面に垂直な方向に圧電素子103により移動されることで、両者間の間隔が変更可能である。コリメータ104は、位相変調部40から出力される光を導く光ファイバの出力端に設けられている。コリメータ105は、第2光カプラ22へ光を導く光ファイバの入力端に設けられている。
コリメータ104からコリメータされて出力された光は、最初にミラー101により反射され、その後、ミラー101およびミラー102により繰り返し反射され、最後にミラー102により反射されてコリメータ105に入力される。この光路長差調整部50Aにおいて、圧電素子103によりミラー101が移動されることで、ミラー101とミラー102との間の間隔が変更され、コリメータ104からコリメータ105までの光路長が変更される。
例えば、ミラー101とミラー102との間隔は10mmであり、圧電素子103のストロークは6μmであり、ミラー101およびミラー102による繰り返し反射の回数は12回(一方のミラーについて6回)である。
ここで、圧電素子103によるミラー101の移動距離をδdとし、ミラー101への光の入射角をθとすると、最後にミラー102により反射されてコリメータ105に入力される光は、そのコリメータ105への入射方向に垂直な方向に距離(2δd・sinθ)だけ移動する。したがって、図3に示されるように、圧電素子103への印加電圧が大きくなってミラー101の移動距離δdが大きくなると、コリメータ105に結合される光の強度が小さくなる。このように光強度が変化するが、位相差φを検出する上では影響ない。
図4は、光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Bの構成を示す図である。この図に示される光路長差調整部50Bは、光路長差調整部50Aと同様に、ミラー101、ミラー102、圧電素子103、コリメータ104およびコリメータ105を含み、コリメータ104の位置を可変とする機構106をも含むものである。このように、圧電素子103によるミラー101の移動距離δdに応じて、コリメータ104を距離(2δd・sinθ)だけ移動させることで、コリメータ105に結合される光の強度は一定に維持され得る。
図5は、光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Cの構成を示す図である。この図に示される光路長差調整部50Cは、光路長差調整部50Aと同様に、ミラー101、ミラー102、圧電素子103、コリメータ104およびコリメータ105を含むものであるが、ミラー101およびミラー102による反射の回数は2回(一方のミラーについて1回)である。
図6は、光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Dの構成を示す図である。この図に示される光路長差調整部50Dは、光サーキュレータ111、コリメータ112、圧電素子113およびミラー114を含む。光サーキュレータ111は、位相変調部40から到達した光を入力して該光をコリメータ112へ出力し、コリメータ112から到達した光を入力して該光を第2光カプラ22へ出力する。コリメータ112は、光サーキュレータ111から到達した光をコリメートしてミラー114へ出力し、また、ミラー114により反射されて到達した光を入力する。ミラー114は、反射面に垂直な方向に圧電素子113により移動される。この光路長差調整部50Dでは、圧電素子113によりミラー114が移動されることで、ミラー114とコリメータ112との間の間隔が変更され、光サーキュレータ111の入射端から出射端までの光路長が変更される。
図7は、光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Eの構成を示す図である。この図に示される光路長差調整部50Eは、光サーキュレータ121、コリメータ122、圧電素子124およびミラー125〜127を含む。光サーキュレータ121は、位相変調部40から到達した光を入力して該光をコリメータ122へ出力し、コリメータ122から到達した光を入力して該光を第2光カプラ22へ出力する。コリメータ122は、光サーキュレータ121から到達した光をコリメートしてミラー125へ出力し、また、ミラー125により反射されて到達した光を入力する。ミラー125は、コリメータ122から到達した光をミラー126へ反射させ、ミラー126から到達した光をコリメータ122へ反射させ、また、反射面に垂直な方向に圧電素子124により移動される。ミラー126は、ミラー125から到達した光を入射してミラー127へ進ませ、ミラー127から到達した光をミラー125へ出力する。この光路長差調整部50Eでは、圧電素子124によりミラー125が移動されることで、ミラー127とコリメータ122との間の間隔が変更され、光サーキュレータ121の入射端から出射端までの光路長が変更される。
図8は、光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Fの構成を示す図である。この図に示される光路長差調整部50Fは、円筒型圧電振動子131に光ファイバ132が巻かれたものであり、円筒型圧電振動子131の径の伸縮により光ファイバ132の光路長を可変とするものである。
次に、第1実施形態に係る光学的特性計測装置1の動作について説明する。光源部10から出力された光は、第1光カプラ21により2分岐されて第1分岐光および第2分岐光として出力される。第1光カプラ21から第1分岐光路P1へ出力された第1分岐光は、駆動部41により駆動された位相変調部40により周波数fで正弦波状に位相変調をされ、制御部51により制御された光路長差調整部50を経て、第2光カプラ22に入力される。第1光カプラ21から第2分岐光路P2へ出力された第2分岐光は、レンズ31によりコリメートまたは集光されて出力され、流路90を通過した後にレンズ32に入力され、第2光カプラ22に入力される。
第2光カプラ22に入力された第1分岐光および第2分岐光は第2光カプラ22において干渉し、その干渉光が第2カプラ22から出力される。第2カプラ22から出力された干渉光は受光部60により受光され、その受光強度に応じた値の電気信号が受光部60から出力される。同期検出部70には、受光部60から出力された電気信号が入力されるとともに、駆動部41から周波数fの変調信号および周波数2fの変調信号が入力される。そして、同期検出部70から、受光部60から出力される電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第1信号が出力されるとともに、該電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第2信号が出力される。
同期検出部70から出力される第1信号および第2信号は測定部80に入力され、これら第1信号および第2信号に基づいて流路90におけるサンプルの光学的特性が測定される。また、制御部51により、同期検出部70から出力される第1信号または第2信号に基づいて、光路長差調整部50により調整される光路長差が所定値となるように制御をされる。
ここで、光源部10から出力される光の波長をλとする。また、第1光カプラ21と第2光カプラ22との間の第1分岐光路P1および第2分岐光路P2それぞれの光路長の差Lは、下記(1)式で表されるように、光路長差調整部50により或る中心値Lに設定されるとともに、位相変調部40により中心値Lの周りに振幅ΔLおよび周波数fで正弦波状に微小変動しているとする。なお、tは時間変数である。
L=L+ΔL・sin(2πft) …(1)
このとき、受光部60により受光される干渉光の強度I(t)は、下記の(2)式で表される。下記(2)式は、2πと比べてΔφが充分に小さいことを利用して近似すると、周波数fの成分および周波数2fの成分を主に含む。そのうち、周波数fの成分はAsinφなる式で表され、周波数2fの成分はAcosφなる式で表される。なお、Aは定数である。したがって、両成分の比はtanφ(または、その逆数のcotφ)で表される。
I(t)=cos{φ+Δφ・sin(2πft)} …(2)
φ=2π・L/λ
Δφ=2π・ΔL/λ
すなわち、同期検出部70から出力される第1信号は、受光部60から出力される電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値であるから、Asinφなる式で表される。また、同期検出部70から出力される第2信号は、受光部60から出力される電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値であるから、Acosφなる式で表される。さらに、測定部80において、第1信号(Asinφ)および第2信号(Acosφ)それぞれの値の比tanφまたはcotφが求められ、このtanφまたはcotφの値に基づいて、第1分岐光路P1と第2分岐光路P2との位相差φ(すなわち、光路長差L)が得られる。そして、位相差φに基づいて、流路90においてサンプルの位相差が測定される。
測定部80においてtanφの値に基づいて位相差φを得る場合、第2信号(Acosφ)の値が0であるとき(または、0に近いとき)に、すなわち、位相差φがπ/2または3π/2であるとき(光路長差Lがλ/4または3λ/4であるとき)に、測定感度が最大となる。そこで、この場合には、制御部51により、同期検出部70から出力される第2信号(Acosφ)の絶対値が小さくなるように、光路長差調整部50により調整される光路長差が制御される。
図9および図10それぞれは、第1実施形態に係る光学的特性計測装置1に含まれる同期検出部70から出力される第1信号(Asinφ)および第2信号(Acosφ)を示す図である。制御部51および光路長差調整部50によって光路長差が制御されていない場合、温度等の環境の変動に因り、同期検出部70から出力される第1信号(Asinφ)および第2信号(Acosφ)は、図9および図10(後半部分)に示されるように凡そ周期0.1〜0.5Hzで変動している。これに対して、制御部51および光路長差調整部50によって光路長差が制御されている場合、同期検出部70から出力される第1信号(Asinφ)は、図10(前半部分)に示されるように安定している。
以上のように、第1実施形態に係る光学的特性計測装置1では、サンプル粒子が分岐光を横切っていないときにも光路長差を所定値に制御することができ、流路においてサンプル粒子が1つ1つ移動しているような場合であっても、該サンプルの光学的特性を一定感度で測定することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る光学的特性計測装置の第2実施形態について説明する。図11は、第2実施形態に係る光学的特性計測装置2の構成を示す図である。図1に示された第1実施形態に係る光学的特性計測装置1の構成と比較すると、この図11に示される第2実施形態に係る光学的特性計測装置2は、受光部60に替えて第1受光部61および第2受光部62を備える点で相違し、同期検出部70に替えて第1同期検出部71および第2同期検出部72を備える点で相違し、制御部51が第1同期検出部71から出力される信号に基づいて制御を行う点で相違し、また、測定部80が第2同期検出部72から出力される信号に基づいて測定を行う点で相違する。
第1受光部61は、第2光カプラ22から出力される干渉光のうち0次光を選択的に受光して、当該受光強度に応じた値の第1電気信号を同期検出部71へ出力する。第2受光部62は、第2光カプラ22から出力される干渉光のうち高次光を選択的に受光して、当該受光強度に応じた値の第2電気信号を同期検出部72へ出力する。第1受光部61および第2受光部62それぞれは例えばフォトダイオードを含む。
第1同期検出部71は、第1受光部61から出力される第1電気信号を入力し、該第1電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第1信号(Asinφ)、または、該第1電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第2信号(Acosφ)を出力する。第2同期検出部72は、第2受光部62から出力される第2電気信号を入力し、該第2電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第3信号(Asinφ)を出力するとともに、該第2電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第4信号(Acosφ)を出力する。第1同期検出部71および第2同期検出部72それぞれは例えばロックインアンプを含む。
制御部51は、第1同期検出部71から出力される第1信号(Asinφ)または第2信号(Acosφ)に基づいて、光路長差調整部50により調整される光路長差が所定値となるように制御をする。この制御部51による制御の内容は、第1実施形態の場合と同様である。測定部80は、第2同期検出部72から出力される第3信号(Asinφ)および第4信号(Acosφ)に基づいて、流路90におけるサンプルの光学的特性を測定する。この測定部80による処理の内容は、第1実施形態の場合と同様である。
次に、第2実施形態に係る光学的特性計測装置2に含まれる第2光カプラ22,第1受光部61および第2受光部62の構成例について、図12〜図14を用いて説明する。
図12に示される構成例では、流路90は、レンズ31の後焦点位置にあり、レンズ32の前焦点位置にある。第2光カプラ22は、ビームスプリッタであり、第1分岐光路P1を経てコリメータ33によりコリメートされて出力される第1分岐光を入力するとともに、レンズ32により集光されて出力される第2分岐光をも入力して、これら第1分岐光と第2分岐光とを干渉させて、当該干渉光を第1受光部61および第2受光部62それぞれへ出力する。
第2光カプラ22と第1受光部61との間に設けられたピンホール201は、レンズ32の後焦点位置にあり、第2光カプラ22から到達した干渉光のうち0次光を通過させ、第2光カプラ22から到達した干渉光のうち高次光を遮断する。第1受光部61は、このピンホール201を通過した0次光を受光する。第2光カプラ22と第2受光部62との間に設けられたストッパ202は、レンズ32の後焦点位置にあり、第2光カプラ22から到達した干渉光のうち0次光を遮断し、第2光カプラ22から到達した干渉光のうち高次光を通過させる。第2受光部62は、このストッパ202を通過した高次光を受光する。
図13に示される構成例では、流路90は、レンズ31の後焦点位置にあり、レンズ32の前焦点位置にある。第2光カプラ22は、ビームスプリッタであり、第1分岐光路P1を経てコリメータ33によりコリメートされて出力される第1分岐光を入力するとともに、レンズ32によりコリメートされ、レンズ32の後焦点位置に入射端面をもつ多芯光ファイバ210により導波され、多芯ファイバ210の出射端面の像は、リレーレンズ34により、ピンホール201およびストッパ202に結像される。これらを経て出力される第2分岐光をも、第2光カプラ22は入力して、これら第1分岐光と第2分岐光とを干渉させて、当該干渉光を第1受光部61および第2受光部62それぞれへ出力する。
第2光カプラ22と第1受光部61との間に設けられたピンホール201は、リレーレンズ34により結像された像面位置にあり、第2光カプラ22から到達した干渉光のうち0次光を通過させ、第2光カプラ22から到達した干渉光のうち高次光を遮断する。第1受光部61は、このピンホール201を通過した0次光を受光する。第2光カプラ22と第2受光部62との間に設けられたストッパ202は、リレーレンズ34により結像された像面位置にあり、第2光カプラ22から到達した干渉光のうち0次光を遮断し、第2光カプラ22から到達した干渉光のうち高次光を通過させる。第2受光部62は、このストッパ202を通過した高次光を受光する。
図14に示される構成例では、流路90は、レンズ31の後焦点位置にあり、レンズ32の前焦点位置にある。第2光カプラ22は、ビームスプリッタであり、第1分岐光路P1を経てコリメータ33によりコリメートされて出力される第1分岐光を入力するとともに、レンズ32によりコリメートされて出力される第2分岐光をも入力して、これら第1分岐光と第2分岐光とを干渉させて、当該干渉光を第1受光部61および第2受光部62へ出力する。
第1受光部61および第2受光部62は、同図(b)に示されるように、レンズ32の後焦点位置にあって、2つの受光領域を有する1つの素子から構成されている。すなわち、中心部分の受光領域は、第2光カプラ22から到達した干渉光のうち0次光を選択的に受光するものであり、第1受光部61として作用する。その周囲の環状の受光領域は、第2光カプラ22から到達した干渉光のうち高次光を選択的に受光するものであり、第2受光部62として作用する。
次に、第2実施形態に係る光学的特性計測装置2の動作について説明する。光源部10から出力された光は、第1光カプラ21により2分岐されて第1分岐光および第2分岐光として出力される。第1光カプラ21から第1分岐光路P1へ出力された第1分岐光は、駆動部41により駆動された位相変調部40により周波数fで正弦波状に位相変調をされ、制御部51により制御された光路長差調整部50を経て、第2光カプラ22に入力される。第1光カプラ21から第2分岐光路P2へ出力された第2分岐光は、レンズ31によりコリメートまたは集光されて出力され、流路90を通過した後にレンズ32に入力され、第2光カプラ22に入力される。
第2光カプラ22に入力された第1分岐光および第2分岐光は第2光カプラ22において干渉し、その干渉光が第2カプラ22から出力される。第2光カプラ22から出力される干渉光のうち0次光は第1受光部61により選択的に受光されて、当該受光強度に応じた値の第1電気信号が第1受光部61から同期検出部71へ出力される。第2光カプラ22から出力される干渉光のうち高次光は第2受光部62により選択的に受光されて、当該受光強度に応じた値の第2電気信号が第2受光部62から同期検出部72へ出力される。
第1同期検出部71には、第1受光部61から出力された第1電気信号が入力されるとともに、駆動部41から周波数fの変調信号および周波数2fの変調信号が入力される。第1同期検出部71から、第1受光部61から出力される第1電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第1信号(Asinφ)が出力されるとともに、該第1電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第2信号(Acosφ)が出力される。そして、制御部51により、第1同期検出部71から出力される第1信号(Asinφ)または第2信号(Acosφ)に基づいて、光路長差調整部50により調整される光路長差が所定値となるように制御をされる。この制御部51による制御の内容は、第1実施形態の場合と同様である。
第2同期検出部72には、第2受光部62から出力された第2電気信号が入力されるとともに、駆動部41から周波数fの変調信号および周波数2fの変調信号が入力される。第2同期検出部72から、第2受光部62から出力された第2電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第3信号(Asinφ)が出力されるとともに、該第2電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第4信号(Acosφ)が出力される。そして、測定部80により、第2同期検出部72から出力される第3信号(Asinφ)および第4信号(Acosφ)に基づいて、流路90におけるサンプルの光学的特性が測定される。この測定部80による処理の内容は、第1実施形態の場合と同様である。
以上のように、第2実施形態に係る光学的特性計測装置2でも、サンプル粒子が分岐光を横切っていないときにも光路長差を所定値に制御することができ、流路においてサンプル粒子が1つ1つ移動しているような場合であっても、該サンプルの光学的特性を一定感度で測定することができる。
特に、第2実施形態に係る光学的特性計測装置2では、第2光カプラ22から出力される干渉光のうち0次光から第1受光部61および第1同期検出部71により得られる第1信号(Asinφ)または第2信号(Acosφ)に基づいて、光路長差調整部50により調整される光路長差が所定値となるように制御をされる。また、第2光カプラ22から出力される干渉光のうち高次光から第2受光部62および第2同期検出部72により得られる第3信号(Asinφ)および第4信号(Acosφ)に基づいて、流路90におけるサンプルの光学的特性が測定部80により測定される。したがって、0次光と比べて高次光の強度が弱い場合にも測定感度が高い。
第1実施形態に係る光学的特性計測装置1の構成を示す図である。 光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Aの構成を示す図である。 光路長差調整部50Aの特性を示す図である。 光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Bの構成を示す図である。 光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Cの構成を示す図である。 光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Dの構成を示す図である。 光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Eの構成を示す図である。 光路長差調整部50の一例としての光路長差調整部50Fの構成を示す図である。 光路長差の制御を行わない場合に同期検出部70から出力される第1信号(Asinφ)および第2信号(Acosφ)を示す図である。 光路長差の制御を行う場合および行わない場合それぞれに同期検出部70から出力される第1信号(Asinφ)を示す図である。 第2実施形態に係る光学的特性計測装置2の構成を示す図である。 第1受光部61および第2受光部62の一構成例を示す図である。 第1受光部61および第2受光部62の一構成例を示す図である。 第1受光部61および第2受光部62の一構成例を示す図である。
符号の説明
1,2…光学的特性計測装置、10…光源部10、21,22…光カプラ、31〜32…レンズ、40…位相変調部、41…駆動部、50…光路長差調整部、51…制御部、60〜62…受光部、70〜72…同期検出部、80…測定部。

Claims (2)

  1. 光の干渉を利用して流路におけるサンプルの光学的特性を測定する光学的特性計測装置であって、
    光を出力する光源部と、
    前記光源部から出力される光を2分岐して第1分岐光および第2分岐光として出力する第1光カプラと、
    前記第1光カプラから出力されて第1分岐光路を経た第1分岐光を入力し、前記第1光カプラから出力されて第2分岐光路を経るとともに該第2分岐光路上の前記流路を通過した第2分岐光を入力して、これら入力した第1分岐光と第2分岐光とを干渉させて当該干渉光を出力する第2光カプラと、
    前記第1光カプラと前記第2光カプラとの間の前記第1分岐光路および前記第2分岐光路の何れかの光路上に設けられ、当該光路上を伝搬する光に対して周波数fで位相変調をする位相変調部と、
    前記第1光カプラと前記第2光カプラとの間の前記第1分岐光路および前記第2分岐光路それぞれの光路長の差を調整する光路長差調整部と、
    前記第2光カプラから出力される干渉光を受光して当該受光強度に応じた値の電気信号を出力する受光部と、
    前記受光部から出力される電気信号を入力し、該電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第1信号を出力するとともに、該電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第2信号を出力する同期検出部と、
    前記同期検出部から出力される第1信号または第2信号に基づいて、前記光路長差調整部により調整される光路長差が所定値となるように制御をする制御部と、
    前記同期検出部から出力される第1信号および第2信号に基づいて、前記流路におけるサンプルの光学的特性を測定する測定部と、
    を備えることを特徴とする光学的特性計測装置。
  2. 光の干渉を利用して流路におけるサンプルの光学的特性を測定する光学的特性計測装置であって、
    光を出力する光源部と、
    前記光源部から出力される光を2分岐して第1分岐光および第2分岐光として出力する第1光カプラと、
    前記第1光カプラから出力されて第1分岐光路を経た第1分岐光を入力し、前記第1光カプラから出力されて第2分岐光路を経るとともに該第2分岐光路上の前記流路を通過した第2分岐光を入力して、これら入力した第1分岐光と第2分岐光とを干渉させて当該干渉光を出力する第2光カプラと、
    前記第1光カプラと前記第2光カプラとの間の前記第1分岐光路および前記第2分岐光路の何れかの光路上に設けられ、当該光路上を伝搬する光に対して周波数fで位相変調をする位相変調部と、
    前記第1光カプラと前記第2光カプラとの間の前記第1分岐光路および前記第2分岐光路それぞれの光路長の差を調整する光路長差調整部と、
    前記第2光カプラから出力される干渉光のうち0次光を選択的に受光して当該受光強度に応じた値の第1電気信号を出力する第1受光部と、
    前記第2光カプラから出力される干渉光のうち高次光を選択的に受光して当該受光強度に応じた値の第2電気信号を出力する第2受光部と、
    前記第1受光部から出力される第1電気信号を入力し、該第1電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第1信号、または、該第1電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第2信号を出力する第1同期検出部と、
    前記第2受光部から出力される第2電気信号を入力し、該第2電気信号に含まれる周波数fの成分の大きさに応じた値の第3信号を出力するとともに、該第2電気信号に含まれる周波数2fの成分の大きさに応じた値の第4信号を出力する第2同期検出部と、
    前記第1同期検出部から出力される第1信号または第2信号に基づいて、前記光路長差調整部により調整される光路長差が所定値となるように制御をする制御部と、
    前記第2同期検出部から出力される第3信号および第4信号に基づいて、前記流路におけるサンプルの光学的特性を測定する測定部と、
    を備えることを特徴とする光学的特性計測装置。
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