JP2009036492A - 表示装置および空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数の発光素子と、発光素子の前面に設けられた透過部材と、発光素子からの光を反射させて透過部材へ当該光を導く導光体とを備え、導光体と前記透過部材の間には、前記発光素子からの光が拡散する空間が設けられ、導光体は、前記透過部材に向かうに従って徐々に広がるように形成され、複数の発光素子の光が透過部材を透過するときに、発光素子の間を互いの前記発光素子からの光で照射し、光の境界部分をぼかすように表示させる表示装置とする。
【選択図】図5
Description
つまり、色が一端部から帯状に順次変わっていっても、その表示が部屋全体でどの程度なのかを感覚的に把握できなかった。
本発明は、表示状態を目視することで、装置が実際に動作している現状で、装置が動作することにより変化する状況を、使用者が充分に理解でき、表示装置としての役割を発揮できる表示装置を提供することにある。
また、本発明にかかる空気調和機は、上記表示装置と空気の状況を検知する検知センサを備え、該検知センサによる検知状況に応じて発光素子を駆動制御するものである。
本発明の表示装置を備えた空気調和機によれば、室内空気の汚れ状況等の変化を表現することが可能となり、使用者の感覚と表示状態との間でうまくマッチングがとれた表示をすることができ、使用者に空気調和機の運転状況、空気の状態等を分かりやすく知らせることができる。
例えば、空気浄化設定ボタンが押される度に、風量自動、風量弱、風量強といったように空気浄化の運転モードが切り替わる。また、加湿設定ボタンが押される度に、加湿自動、加湿弱、加湿強、加湿切といったように加湿の運転モードが切り替わる。このように切り替わった運転モードを表示する表示部等が設けられている。
上記送風機3は、モータ3aとファン3bとを有している。送風機3を構成するファン3bは、上記通風路中に配置されており、該ファン3bを回転させることにより、上記吸気口10aを介して空気を取り込み、吹出口10dより空気を吹き出す。
また、吸水フィルタ7は、吸水性を有する材質、例えばポリスチレン発泡体から形成され、回転ドラム4内に保持され、該回転ドラム4が回転することで回転される。上記アーム6に支持された回転ドラム4の最下部は、貯水容器5の底面から僅かに離れた位置になるように配置されており、回転が阻害されることはない。
よって、操作パネル13の操作ボタンにより加湿切モードに設定された状態や、湿度が高いため加湿をしない場合には、吸水フィルタ7の非浸漬部が下向きになる位置で回転ドラム4が停止される。この状態では、吸水フィルタ7が貯水容器5の水に浸からず吸水することはないため、加湿ユニット18を通過する空気は加湿されることがない。このように、回転ドラム4の回転および停止を切り換えることにより、加湿するかしないかを切り換えることができる。
プラスイオンおよびマイナスイオンを含む空気が吹出口10dから放出されることにより、室内の殺菌や臭いを除去したり、マイナスイオンのみを放出してリラクゼーション効果を得たりすることができる。このように、吹出口10dに通じる排気風路10cに、イオン発生器16を配置することにより、送風機3との衝突によるイオンの消滅を防止することができる。なお、イオンを発生する電極のみを排気風路10cに面して配置し、イオン発生器16自体(電源部など)については、別の位置に配置してもよい。
また、図5の文字の部分(ハウスダスト、ニオイ、湿度)は遮光処理部の上に、イオンマークは透光部の上に、背景(遮光部または透光部)の色とは異なる色で印刷表記されており、光の透過がなくても視認しやすくなっている。
4個の取付部(73a〜73d)により固定されるハウスダスト表示LED(33a〜33d)の各保持位置は、それぞれ透過シート85上に形成された透光部である3重円の中心部分に対応している。
各導光部(63a〜63d)は、平面部93に向かって徐々に広がるようになっているため、垂下面(導光部)は傾斜している。平面部93付近の垂下面は、さらに傾斜が大きくなっており、導光部(63a〜63d)の平面部93側の開口部の広がり度合いがさらに大きくなるように形成されている。例えば、平面部93付近にR(アール)が形成されるように、垂下面の湾曲形状、または傾斜角度がさらに大きくなるように形成されている。
湿度モニタ51では、吸気口10aから取り込まれた空気の湿度センサ42による湿度検知結果に基づいて、制御部40を介して現在の室内(空気清浄機周辺)の湿度が表示される。湿度表示LED31は、例えば、緑色に発光するLEDが6個設けられている。湿度センサ42の検知結果に基づいて、透過シート85上の湿度を示す数値(30、40、50、60、70、80等)に対応して配置された湿度表示LED31が点灯するように制御される。当該点灯したLEDからの光が、透過シート85の下方から、対応する数値を示す透光部を照らすことにより、湿度が表示される。
臭いセンサ44による検出結果の情報は、制御部40に伝送される。そして制御部40では、臭いセンサ44による検出結果(酸化物半導体の抵抗値)を、予め定められた2個の閾値と比較する。これにより現状の外気(空気)におけるニオイの強さ(臭気ガスの濃度)が、3段階に評価されることとなる。
上記第1〜第4表示LED(33a〜33d)は、緑色、赤色またはこれらの混合色である橙色に発光する複数色LEDであり、当該複数色LEDによれば、3通りの発光色による表示(LEDが発光しない状態を含めると、4通り)が実現可能となっている。
ハウスダストモニタ53の右上ほど光の拡散範囲が大きくなるため、ハウスダストモニタ53の透光部も右上に配置されるものほど大きく形成されている。なお、光の拡散範囲に応じて、透光部の数を多くしたり、透光部の大きさは変えずに透光部の数を多くしたり、透光部の形状を変化させるなどしてもよい。
そのため、結果的に空気モニタ表示パネル14のハウスダストモニタ53では、発光色や発光強度が連続的に変化しているように表示され、ユーザ(使用者)はハウスダストの汚染レベルが連続的に変化しているように認識することができる。
まず、空気清浄機1の電源をONし、空気清浄運転が開始される。このとき、室内の空気が空気清浄機1の背面の吸気口10aより吸気されることで、室内の空気の汚れ度合いが埃センサ43で検知される。埃センサ43の検知結果は、制御部40に伝送される。制御部40は、埃センサ43による検知結果(受光素子における照度)を、予め定められた8個の閾値と比較する。これにより外気(空気)におけるホコリの量が、9段階に評価されることとなる。
しかし、ハウスダストのようにその感じ方に個人差が大きく、人間の官能とセンサ等による検知結果の表示にずれが生じやすく、整合性が取り難いという特性を持つホコリやハウスダストについては、ホコリレベルを離散的で段階的に表示するのではなく、人間の官能に合わせて表示させるために連続的に変化するように、また空間的な広がりを持たせるように表示させている。これにより、ユーザ(使用者)に空気清浄機の動作状況や空気状況のモニタ結果を、各個人の感覚と矛盾を生じさせることなく、知らせることが可能となり、また空気清浄機が正常に運転されているかどうかについて疑問を抱かせることがなくなる。
イオンは、操作パネル13上のイオン発生スイッチをONすることで、イオン発生器16が駆動され、例えば除菌のために正および負イオンが生成される。生成されたイオンは、フィルタ等を介して清浄化された空気と共に、吹出口10dより吐出される。その状況を表示するために、イオン表示LED34が点灯され、可視光で「青」に透過シート85を照射する。
ここで、吐出されるイオンを検出するイオンセンサを吹出口10d近傍に設けて、そのイオン量を検知するようにすれば、その検知結果に応じて、イオン表示LED34に複数色LEDを用いることで、順次色を変えて表示してもよいし、発生されるイオンの種類によって、点灯色を変えてもよい。
また、LEDの数は4個に限らず、任意の個数のLEDを使用してもよい。なお、LEDの数を3個以上にすると、光の境界部分が複数形成されるため、好適に使用される。
また、LEDの発色光を右上に配置されるものから変化させているが、それに限定されず、任意の方向から変化させることが可能である。
また、LEDは右上がりの階段形状に配置しているが、それに限定されず、全部のLED若しくはLEDの一部が、水平線、垂直線、斜線、円弧上等に配置されていても良い。なお、円弧、斜線、階段状等の2次元的なずれをもってLEDを配置すれば、表示に空間的な広がりを持たせることができる。
また、本実施形態では、LEDに対応させて透光部を配置しているが、それに限定されず、透光部とLEDの配置がずれていても良い。例えば、LEDが水平線、垂直線上に配置されていた場合でも、透光部が2次元的なずれをもって配置されていれば、表示に空間的な広がりを持たせることができる。
たとえば、中心に対しその周囲を囲うよう複数の輪郭を形成するようにしてもよく、その輪郭として円だけでなく、多角形や、任意の形状で形成すればよい。また、輪郭については、連続するものではなく、途切れ、途切れであってもよく、中心から半径方向に徐々に大きな輪郭が形成されるようにしてもよい。これを、複数、例えば階段状に形成し、これらが連続して繋がるようにしてもよい。また、輪郭だけでなく、輪郭で囲まれた部分の全体または一部分で光を透過させるようにしても良い。
また、同心円状の3重円を右上がりに配列するようにしているが、これは左上がりに配置する等任意の配列にしてもよい。
また、本発明の表示装置を空気調和機の空気の状況表示に用いた場合には、空気の状況を離散的で段階的に表示するのではなく、連続的に表示することにより、人間の官能に近い表示が可能となり、ユーザ(使用者)に違和感を与えることなく、空気清浄機能の動作を適切に認識させることができる。
2 空気清浄フィルタ
3 送風機
10 本体部
10a 吸気口
10b 吸気風路
10c 排気風路
10d 吹出口
11 ベース
12 前面パネル
13 操作パネル
14 空気モニタ表示パネル
17 センサ類
18 加湿ユニット
31 湿度表示LED
32 ニオイ表示LED
33a 第1表示LED(ハウスダスト表示LED)
33b 第2表示LED(ハウスダスト表示LED)
33c 第3表示LED(ハウスダスト表示LED)
33d 第4表示LED(ハウスダスト表示LED)
34 イオン表示LED
40 制御部
41 温度センサ
42 湿度センサ
43 埃センサ
44 臭いセンサ
50 モニタ表示素子
51 湿度モニタ
52 ニオイモニタ
53 ハウスダストモニタ
54 イオンモニタ
61〜64 導光部
71〜74 取付部
80 表示ユニット
81 支持サポート
85 透過シート
93 平面部
95 空間部
Claims (9)
- 複数の発光素子と、
前記発光素子の前面に設けられた透過部材と、
前記発光素子からの光を反射させて前記透過部材へ当該光を導く導光体とを備え、
前記導光体と前記透過部材の間には、前記発光素子からの光が拡散する空間が設けられ、
前記導光体は、前記透過部材に向かうに従って広がるように形成され、
前記複数の発光素子の光が前記透過部材を透過するときに、前記発光素子の間を互いの 前記発光素子からの光で照射し、光の境界部分をぼかすように表示させることを特徴と する表示装置。
- 前記複数の発光素子は、2次元的にずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記透過部材は、遮光部と透光部を有し、
前記透光部は、前記発光素子と対応する位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
- 前記透光部は、大きさが異なるように形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の表示装置。
- 前記透光部は、一方向に沿って徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 前記請求項1〜5の何れかに記載の表示装置と、
空気の状況を検知する検知センサとを備え、
前記検知センサによる検知状況に応じて前記発光素子を駆動制御することを特徴とする空気調和機。
- 前記発光素子は2色以上の色で発光可能であり、
前記検知センサによる検知状況に応じて前記2色発光を行う発光素子の発光色を制御することを特徴とする請求項6記載の空気調和機。
- 前記請求項4または5の何れかに記載の表示装置と、
空気の状況を検知する検知センサとを備え、
前記前記発光素子は2色以上の色で発光可能であり、
前記検知センサによる検知状況に応じて前記2色発光を行う発光素子の発光色を制御し、
前記発光素子の発光色の制御は、大きな透光部に対応する前記発光素子より順に発光色を切り替え制御することを特徴とする空気調和機。
- 前記検知センサは、空気の汚れを検知する検知センサであって、
前記表示装置は、空気の汚れ状態を表示することを特徴とする請求項6から8の何れかに記載の空気調和機。
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