JP2009035698A - 紫外線吸収剤及びこれを含有する樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブリードアウトを生ずることなく380nm以下の紫外線をカットし、400nm以上の可視光は透過する紫外線吸収剤及び樹脂組成物を提供する。
【解決手段】式(1)、
Figure 2009035698

〔nは1又は2を表し、nが1の場合、Aは、水素原子、置換基、分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキル基、アリール基、シクロアルキル基又はこれらの組み合わせを表し、nが2の場合、Aは、炭素原子数1〜12のアルキレン基、アリーレン基シクロアルキレン基又はこれらの組み合わせを表し、Bは式(2)、
Figure 2009035698

の構造の化合物を表す〕で表されるカルバゾール化合物である紫外線吸収剤及び樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、紫外線吸収剤及びこれを含有する樹脂組成物に関し、詳しくは、380nm以下の紫外線領域で高い吸収を示し、400nm以上の波長は透過する紫外線吸収剤及びこれを含有する樹脂組成物に関する。
近年開発が盛んなディスプレイ表示装置においては、液晶表示装置で用いられている偏光板保護フィルム、位相差フィルム、視野角拡大フィルム、光学補正フィルム、輝度向上フィルム、プラズマディスプレイで利用されている反射防止フィルム、有機ELディスプレイで利用されている光学補正フィルム、発光体保護フィルム等、種々の機能を有す樹脂製の光学フィルムが用いられている。
樹脂は、ガラス製に比べて軽量で加工性が良好で、取り扱いやすい材料であるため、上記光学フィルムの他に、光学レンズ、プリズム、光ファイバー等、多くの光学分野で使用されている。しかし、樹脂は、紫外線によって劣化する問題があり、特に光源からの光を直接受ける光学フィルムはこの問題の影響が顕著であった。
そのため、樹脂製の光学フィルムは、紫外線に曝されないような対策が施され、一般的な対策例として、光学フィルムに紫外線吸収剤を配合して光学フィルムの劣化を抑制する方法が知られている。例えば、特許文献1には、マレイミド成分を有すオレフィン系樹脂に、トリアジン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、およびベンゾフェノン系紫外線吸収剤からなる群より選択される紫外線吸収剤を配合する方法が提案されており、また、特許文献2には、ベンゾフェノン系及びベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤から選ばれる紫外線吸収剤を光学フィルムに使用することが提案されている。
特開2003−026942号公報 特開2003−043259号公報
しかしながら、従来の紫外線吸収剤は吸収が低波長側にずれて380nm付近の吸収が不充分であるため、多量の配合を必要とし、多量の配合によってブリードアウトが生じる問題があった。また、光学フィルムは可視光領域の光を透過する性質でなければならないが、従来の紫外線吸収剤はわずかながらも可視光領域に吸収を持ち、光学フィルムが着色してしまう問題もあった。
そこで、本発明の目的は、ブリードアウトを生ずることなく380nm以下の紫外線をカットし、400nm以上の可視光は透過する紫外線吸収剤及びこれを含有してなる樹脂組成物を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定のカルバゾール化合物からなる紫外線吸収剤が、上記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の紫外線吸収剤は、下記一般式(1)、
Figure 2009035698
〔(式(1)中、nは1又は2を表し、nが1の場合、Aは、水素原子、置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキル基、置換基を有していてもよい炭素原子数6〜12のアリール基、置換基を有していてもよい炭素原子数5〜12のシクロアルキル基又はこれらの組み合わせを表し、nが2の場合、Aは、置換されていてもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキレン基、置換基を有していてもよい炭素原子数6〜12のアリーレン基、置換基を有していてもよい炭素原子数5〜12のシクロアルキレン基又はこれらの組み合わせを表し、Bは下記一般式(2)、
Figure 2009035698
(式(2)中、Rは水素原子、置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキル基、置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数2〜18のアルケニル基、置換基を有してもよい炭素原子数5〜12のシクロアルキル基又は置換基を有してもよい炭素原子数6〜12のアリール基を表し、Xは酸素原子又は−NH−を表し、nが2の場合、R及びXは各々独立である)の構造の化合物を表す〕で表されるカルバゾール化合物であることを特徴とするものである。
上記一般式(1)で表される紫外線吸収剤は、好ましくは下記一般式(3)、
Figure 2009035698
(式(3)中、Rは、水素原子又は置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキル基を表し、Xは前記と同じものを表し、Aは置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキル基を表す)で表される構造のカルバゾール化合物、または、下記一般式(4)、
Figure 2009035698
(式(4)中、Rは、各々独立して、水素原子又は置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキル基を表し、Aは置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキレン基又は置換基を有してもよい炭素原子数6〜12のアリーレン基を表し、Xは、各々独立して、前記と同じものを表す)で表される構造のカルバゾール化合物である。
また、本発明の樹脂組成物は、上記の紫外線吸収剤を、合成樹脂成分100質量部に対して、0.1〜10質量部含有してなることを特徴とするものである。
本発明によれば、ブリードアウトを生ずることなく380nm以下の紫外線をカットし、400nm以上の可視光は透過する紫外線吸収剤及びこれを含有する樹脂組成物を提供することができる。
以下、本発明の紫外線吸収剤及び樹脂組成物について、好ましい実施形態に基づき詳細に説明する。
本発明の紫外線吸収剤は、上記一般式(1)で表されるカルバゾール基を有する化合物であり、上記カルバゾール基は、一般式(2)の構造で表される。
上記一般式(1)中のA及び上記一般式(2)中のRで表される分岐を有してもよく置換基を有してもよい炭素原子数の1〜12のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、ヘプチル、2−ヘプチル、3−ヘプチル、イソヘプチル、第三ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、ドデシル等が挙げられる。該アルキル基中の−CH−は、−O−、−CO−、−COO−又は−OCO−で置換されていてもよく、該アルキル基中の水素原子が、ハロゲン原子、アルケニル基、アルケニルオキシ基、アルカノイルオキシ基、アルコキシカルボニル基、ニトリル基又はシアノ基で置換されていてもよい。
上記一般式(2)中のRで表される分岐を有してもよく置換基を有してもよい炭素原子数2〜18のアルケニル基としては、ビニル、1−メチルエテニル、2−メチルエテニル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、デセニル、ぺンタデセニル、オクタデセニルなどが挙げられ、該アルケニル基中の−CH−は、−O−、−CO−、−COO−又は−OCO−で置換されていてもよく、該アルケニル基中の水素原子が、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、アルコキシアルキル基、アルカノイルオキシ基、アルコキシカルボニル基、ニトリル基又はシアノ基で置換されていてもよい。
上記一般式(1)中のA及び上記一般式(2)中のRで表される置換基を有してもよい炭素原子数5〜12のシクロアルキル基としては、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロノニル、シクロデシル等の飽和炭素環が挙げられ、該飽和炭素環中の水素原子が、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、アルコキシアルキル基、アルカノイルオキシ基、アルコキシカルボニル基、ニトリル基又はシアノ基で置換されていてもよい。
上記一般式(1)中のA及び上記一般式(2)中のRで表される置換基を有してもよい炭素原子数6〜12のアリール基としては、1,2−フェニル、1,3−フェニル、1,4−フェニル、2,5−ジメチル−1,4−フェニル、ビフェニル、ナフチル等の芳香族環が挙げられ、芳香族環中の水素原子は、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、アルコキシアルキル基、アルカノイルオキシ基、アルコキシカルボニル基、ニトリル基又はシアノ基で置換されていてもよい。
上記一般式(1)中のnが2の場合におけるAとしては、nが1の場合の上記例示のもの、水素原子の1個が結合子に置換されたものが挙げられる。
本発明における上記一般式(1)で表される化合物の好適な具体的な構造としては、下記化合物No.1〜No.9が挙げられる。ただし、本発明は以下の化合物により制限を受けるものではない。
Figure 2009035698
ここに例示する化合物の中で、特に化合物No.3及びNo.4の化合物は、高耐熱性、低揮散性及び相溶性に優れた効果を奏するため、特に好ましく用いられる。
本発明の紫外線吸収剤の合成樹脂に対する使用量は、合成樹脂成分100質量部に対して、0.001〜10質量部、好ましくは、0.01〜5質量部である。0.001質量部未満の使用では、光吸収能が十分に発揮されず、一方、10質量部を超えて使用した場合には、樹脂組成物の成形品において、ブリードアウトが生じたり、力学的特性を低下するなどの欠点を生じるおそれがあるため、好ましくない。
本発明の紫外線吸収剤を用いることができる上記合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、ポリブテン−1、ポリ−3−メチルペンテン等のα−オレフィン重合体またはエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−プロピレン共重合体などのポリオレフィンおよびこれらの共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、塩化ゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合体、塩化ビニル−シクロヘキシルマレイミド共重合体等の含ハロゲン樹脂、石油樹脂、クマロン樹脂、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、スチレン及び/又はα−メチルスチレンと他の単量体(例えば、無水マレイン酸、フェニルマレイミド、メタクリル酸メチル、ブタジエン、アクリロニトリル等)との共重合体(例えば、AS樹脂、ABS樹脂、MS樹脂、MBS樹脂、耐熱ABS樹脂等)、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリエチレンテレフタレート及びポリブチレンンテレフタレート等の直鎖ポリエステル、ポリフェニレンオキサイド、ポリカプロラクタム及びポリヘキサメチレンアジパミド等のポリアミド、ポリカーボネート、ポリカーボネート/ABS樹脂、分岐ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド、ポリウレタン、トリアセチルセルロース、シクロオレフィン、繊維系樹脂等の熱可塑性樹脂及びこれらのブレンド物あるいはフェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂を挙げることができる。更に、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム等のエラストマーであってもよい。また、エチレン性不飽和結合を有する単量体に本発明の紫外線吸収剤を添加して重合させたものであってもよい。これらの合成樹脂は、単独で用いてもよく、或いは二種類以上混合して用いてもよい。
これらの樹脂の中でも、AS樹脂、MS樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース及びシクロオレフィンが、透明性、加工性及び物性に優れているため、好ましく使用される。
また、本発明の樹脂組成物には、上記合成樹脂に通常一般的に用いられている各種の添加剤、例えば、本発明とは異なるその他の紫外線吸収剤、リン系抗酸化剤、フェノール系抗酸化剤または硫黄系抗酸化剤などを使用することもできる。
上記その他の紫外線吸収剤としては、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−第三ブチル−4’−(2−メタクロイルオキシエトキシエトキシ)ベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)などの2−ヒドロキシベンゾフェノン類;2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−ドデシル−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−C7〜9混合アルコキシカルボニルエチルフェニル)トリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3、5−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−カルボキシフェニル)ベンゾトリアゾールのポリエチレングリコールエステルなどの2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類;2−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシロキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクトキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−アクリロイルオキシエトキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−(2−エチルヘキシロキシロイルオキシエトキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンなどの2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン類;フェニルサリシレート、レゾルシノールモノベンゾエート、2,4−ジ第三ブチルフェニル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2,4−ジ第三アミルフェニル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートなどのベンゾエート類;2−エチル−2’−エトキシオキザニリド、2−エトキシ−4’−ドデシルオキザニリドなどの置換オキザニリド類;エチル−α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、メチル−2−シアノ−3−メチル−3−(p−メトキシフェニル)アクリレートなどのシアノアクリレート類等が挙げられる。
上記リン系抗酸化剤としては、例えば、トリフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(ジノニルフェニル)ホスファイト、 トリス(モノ、ジ混合ノニルフェニル)ホスファイト、ビス(2−第三ブチル−4,6−ジメチルフェニル)・エチルホスファイト、ジフェニルアシッドホスファイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ第三ブチルフェニル)オクチルホスファイト、ジフェニルデシルホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイト、トリブチルホスファイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリラウリルホスファイト、ジブチルアシッドホスファイト、ジラウリルアシッドホスファイト、トリラウリルトリチオホスファイト、ビス(ネオペンチルグリコール)・1,4−シクロヘキサンジメチルジホスフィト、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、テトラ(C12−15混合アルキル)−4,4’−イソプロピリデンジフェニルホスファイト、ビス[2,2’−メチレンビス(4,6−ジアミルフェニル)]・イソプロピリデンジフェニルホスファイト、水素化−4,4’−イソプロピリデンジフェノールポリホスファイト、テトラトリデシル・4,4’−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)−1,1,3−トリス(2−メチル−5−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタントリホスホナイト、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−10−オキサイド、2−ブチル−2−エチルプロパンジオール−2,4,6−トリ第三ブチルフェノールモノホスファイトなどが挙げられる。
上記リン系抗酸化剤の使用量は、合成樹脂100質量部に対して、0.001〜10質量部、好ましくは、0.01〜5質量部である。
上記フェノール系抗酸化剤としては、例えば、2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフェノール、ステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ジステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネート、トリデシル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルチオアセテート、チオジエチレンビス[(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−m−クレゾール)、2−オクチルチオ−4,6−ジ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−s−トリアジン、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−第三ブチルフェノール)、ビス[3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)ブチリックアシッド]グリコールエステル、4,4’−ブチリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス (4,6−ジ第三ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、ビス[2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチルベンジル)フェニル]テレフタレート、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリス[(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル]イソシアヌレート、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−アクロイルオキシ−3−第三ブチル−5−メチルベンジル)フェノール、3,9−ビス[2−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナモイルオキシ)−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン]、トリエチレングリコールビス[β−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート]等が挙げられる。
上記フェノール系抗酸化剤の使用量は、合成樹脂100質量部に対して、0.001〜10質量、好ましくは、0.01〜5質量部である。
上記硫黄系抗酸化剤としては、例えば、チオジプロピオン酸のジラウリル、ジミリスチル、ミリスチルステアリル、ジステアリルエステルなどのジアルキルチオジプロピオネート類およびペンタエリスリトールテトラ(β−ドデシルメルカプトプロピオネート)などのポリオールのβ−アルキルメルカプトプロピオン酸エステル類などがあげられる。
上記硫黄系抗酸化剤の使用量は、合成樹脂100質量部に対して、0.001〜10質量部、好ましくは、0.01〜5質量部である。
特に、フェノール系、リン系の抗酸化剤は、合成樹脂の着色を防止するので、好適に使用される。
その他、さらに必要に応じて通常に使用される添加剤、例えば、充填剤、着色剤、架橋剤、帯電防止剤、プレートアウト防止剤、表面処理剤、滑剤、難燃剤、蛍光剤、防黴剤、殺菌剤、金属不活性化剤、離型剤、顔料、加工助剤、酸化防止剤、光安定剤、発泡剤等を使用することができる。
また、必要に応じて用いられる上記の他の添加剤の添加方法としては、本発明の紫外線吸収剤とは別に合成樹脂に添加する方法、予め本発明の紫外線吸収剤と混合して混合物とし、該混合物を合成樹脂に添加する方法、本発明の紫外線吸収剤を必要に応じて用いられる、バインダー、ワックス、溶剤、シリカ等の造粒助剤等と共に予め所望の割合で混合した後、造粒してワンパック複合添加剤とし、該ワンパック複合添加剤を合成樹脂に添加する方法、若しくは紫外線吸収剤を含む上記他の添加剤を含有するマスターバッチを作成し、これを合成樹脂に添加する方法等を用いることができる。
本発明の紫外線吸収剤は、380nm付近の紫外線を吸収し、400nm以上の波長は透過する性質を有することから、例えば、位相差板(1/2波長板、1/4波長板等)、偏光素子、二色性偏光板、液晶配向膜、反射防止膜、選択反射膜、視野角補償膜等の光学フィルムやメガネレンズフィルム等の有機ガラスに好適に用いることができる。他にも、紫外線吸収能を利用して、壁材、床材、窓枠、壁紙等の建材;電線被覆材;自動車用内外装材;ハウス、トンネル等の農業用資材;ラップ、トレイ等の魚食品包装材;塗料、ホース、パイプ、シート、玩具等の雑貨として使用することができる。
上記有機ガラスとして使用されるものとしては、ポリメチルメタクレート、ポリカーボネート、脂肪族アリルカーボネート、芳香族アリルカーボネート、ポリチオウレタン等が挙げることができる。
次に、製造例、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明は下記の実施例によって制限を受けるものではない。尚、下記の熱分析は下記に示す条件で測定した。
〔熱分析(TG−DTA)の測定方法〕
試料を10mg計り、示差熱天秤(RIGAKU製;Thermo Plus TG8120)にセットして、窒素雰囲気下(200ml/min)、室温から400℃まで10℃/minの速度で昇温して、試料の融点を求めた。
〔製造例1〕(化合物No.1の製造)
窒素雰囲気下、ジエチルホスホノ酢酸エチル2.35g(10.5mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド5mlを混合した後、撹拌しながら28%ナトリウムメトキサイド溶液2.03g(10.5mmol)を加え、室温下で30分間保持した後、氷冷した。次いで、これに、9−エチル−3−カルバゾールカルバルデヒド2.33g(10mmol)をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解した溶液を、氷冷しながら滴下した。
1時間攪拌後、ガスクロマトグラフィーで分析したところ、アルデヒド体の消失を確認したので、トルエンを加えて油水分離を行った。しかる後、油相を水洗し、無水硫酸ナトリウムを加えて脱水処理し、溶媒を留去した後、残渣を1.4%ナトリウムメトキサイド溶液に加えて室温下で1時間攪拌した。
撹拌後、水を加えて蟻酸で中和処理を行い、再び、トルエンを加えて油水分離し、油相を水洗し、無水硫酸ナトリウムで脱水処理し、溶媒を留去して、淡黄色粉末の化合物2.3gを得た。得られた化合物についてH−NMR及びIRで分析したところ、目的物の化合物No.1と同定した。また、該化合物を熱分析(TG−DTA)したところ、化合物の融点は、76.9℃であった。これらの分析結果を下記に示す。
(1)H−NMR[CDCl](ppm)
1.42(t;3H)、3.82(s;3H)、4.34(q;2H)、6.47(d;1H)、7.1−8.3(m;8H)
(2)IR(cm−1)[KBr錠剤法]
1165、1620、1713、2947、2978、3051
〔製造例2〕(化合物No.2の製造)
窒素雰囲気下、ジエチルホスホノ酢酸エチル2.35g(10.5mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド4mlを混合した後、20%ナトリウムエトキサイド溶液3.57g(10.5mmol)を加え、室温で30分間保持した後、氷冷した。次いで、これに、9−オクチル−3−カルバゾールカルバルデヒド3.07g(10mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解した溶液を、氷冷しながら滴下した。
滴下終了から1時間攪拌して、ガスクロマトグラフィーで分析したところ、アルデヒド体の消失を確認したので、トルエンを加えて油水分離した。油相を水洗し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を留去した後、残渣をヘキサンで洗浄し、白色粉末1.88gを得た。得られた化合物について、IRで分析したところ、目的物の化合物No.2と同定した。また、該化合物を熱分析(TG−DTA)したところ、化合物の融点は、73.8℃であった。これらの分析結果を下記に示す。
(1)IR(cm−1)[KBr錠剤法]
1265、1620、1701、2924、2955、3048
〔製造例3〕(化合物No.3の製造)
上記〔製造例1〕で得た化合物No.1を11.6g(41.5mmol)、1,4−ブタンジオール1.78g(19.8mmol)、キシレン30g、28%ナトリウムメトキサイド溶液0.19g(0.99mmol)に加え、120℃まで昇温し、メタノールを留出させながら、14時間反応させた。
反応後、室温下まで冷却し、ヘキサンを加えて生成した析出物を濾別した後、残渣を水、イソプロパノール、アセトンの溶媒で洗浄し、白色粉末の化合物2.05gを得た。該化合物についてIRで分析したところ、目的物の化合物No.3と同定した。また、該化合物を熱分析(TG−DTA)したところ、化合物の融点は、148.5℃であった。これらの分析結果を下記に示す。
(1)IR(cm−1)[KBr錠剤法]
1165、1624、1705、2889、2936、3055
〔製造例4〕(化合物No.4の製造)
1,4−ブタンジオール1.78g(19.8mmol)を1,6−ヘキサンジオール2.33g(19.8mmol)に変更した以外は、上記〔製造例3〕と同様に実施して、目的物の化合物No.4を得た。該化合物のIR及び熱分析の結果を下記に示す。
(1)IR(cm−1)[KBr錠剤法]
1173、1624、1690、2862、2936、3058
(2)熱分析(TG−DTA)
177.3℃
〔製造例5〕(化合物No.5の製造)
上記〔製造例1〕で製造した化合物No.1を14.2g(50.9mmol)、1,4−ジアミノブタン2.13g(24.2mmol)、重質芳香族炭化水素溶剤40g及び28%ナトリウムメトキサイド溶液0.47g(24.2mmol)と混合した後、加熱して130〜180℃の範囲内で、メタノールを留出させながら15時間反応させた。反応終了後、蟻酸で中和処理し、生成した析出物を濾別して、残渣をメタノール及びアセトンで洗浄し、白色粉末の化合物3.32gを得た。該化合物について、IRで分析したところ、目的物の化合物No.5と同定した。また、該化合物を熱分析(TG−DTA)したところ、化合物の融点は、219.4℃であった。これらの分析結果を下記に示す。
(1)IR(cm−1)[KBr錠剤法]
1535、1612、1647、2939、2970、3047、3290
〔製造例6〕(化合物No.6の製造)
1,4−ジアミノブタン2.13g(24.2mmol)を1,6−ジアミノヘキサン2.81g(24.2mmol)に変更した以外は、上記〔実施例5〕と同様に実施して、化合物No.6を得た。該化合物のIR及び熱分析の結果を下記に示す。
(1)IR(cm−1)[KBr錠剤法]
1551、1593、1651、2858、2932、3067、3260
(2)熱分析(TG−DTA)
231.9℃
〔製造例7〕(化合物No.7の製造)
1,4−ジアミノブタン2.13g(24.2mmol)をメタ−キシリレンジアミン3.29g(24.2mmol)に変更した以外は、上記〔実施例5〕と同様に実施して、化合物No.7を得た。該化合物のIR及び熱分析の結果を下記に示す。
(1)IR(cm−1)[KBr錠剤法]
1535、1593、1651、2932、2974、3055、3245
(2)熱分析(TG−DTA)
263.9℃
〔評価例1〕(380nmの吸光度と、400nmの透過率)
下記の表1に記載の化合物を、各々クロロホルムに溶かして0.1%クロロホルム溶液として、分光光度計(日本分光(株)製;V−560)で波長380nm及び400nmの透過率を求めた。これらの結果を下記表1に示す。
〔評価例2〕(フィルムの着色)
ポリメチルメタクリレート(三菱レイヨン(株)製:アクリペットV)10gをクロロホルムで溶かし、下記の表2に記載の化合物を0.3g加えて、キャスト法にて厚みが100μmのフィルムを作成し、フィルムの黄色度(YI)を測定した。これらの結果を下記表2に示す。
Figure 2009035698
*1)比較化合物1:2,2’−メチレンビス〔4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2N−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール〕
Figure 2009035698
上記表1から明らかなように、本発明の化合物ではない紫外線吸収剤(比較例1−1)は、380nmの紫外線吸収能が乏しく、400nmの可視光の透過性は低いことが分かる。これに対し、本発明の紫外線吸収剤(実施例1−1〜1−4)は、380nmの紫外線吸収能が高く、400nmの可視光の透過性は優れていることが確認できた。
上記表2より、本発明の紫外線吸収剤ではない紫外線吸収剤で作成したフィルム(比較例2−2)では、着色が認められたのに対し、本発明の紫外線吸収剤で作成したフィルム(実施例2−1〜2−4)は、着色が殆ど認められなかった。
以上より、本願発明の紫外線吸収剤は、紫外線吸収能と可視光透過に優れた紫外線吸収剤として、偏光板保護フィルム、位相差フィルム、視野角拡大フィルム、光学補正フィルム、輝度向上フィルム、プラズマディスプレイで利用されている反射防止フィルム、有機ELディスプレイで利用されている光学補正フィルム、発光体保護フィルム等種々の機能を有す樹脂製の光学フィルム用途に好適に用いることができる。

Claims (4)

  1. 下記一般式(1)、
    Figure 2009035698
    〔(式(1)中、nは1又は2を表し、nが1の場合、Aは、水素原子、置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキル基、置換基を有していてもよい炭素原子数6〜12のアリール基、置換基を有していてもよい炭素原子数5〜12のシクロアルキル基又はこれらの組み合わせを表し、nが2の場合、Aは、置換されていてもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキレン基、置換基を有していてもよい炭素原子数6〜12のアリーレン基、置換基を有していてもよい炭素原子数5〜12のシクロアルキレン基又はこれらの組み合わせを表し、Bは下記一般式(2)、
    Figure 2009035698
    (式(2)中、Rは水素原子、置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキル基、置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数2〜18のアルケニル基、置換基を有してもよい炭素原子数5〜12のシクロアルキル基又は置換基を有してもよい炭素原子数6〜12のアリール基を表し、Xは酸素原子又は−NH−を表し、nが2の場合、R及びXは各々独立である)の構造の化合物を表す〕で表されるカルバゾール化合物であることを特徴とする紫外線吸収剤。
  2. 上記一般式(1)で表される紫外線吸収剤が、下記一般式(3)、
    Figure 2009035698
    (式(3)中、Rは、水素原子又は置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキル基を表し、Xは前記と同じものを表し、Aは置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキル基を表す)で表される構造のカルバゾール化合物である請求項1記載の紫外線吸収剤。
  3. 上記一般式(1)で表される紫外線吸収剤が、下記一般式(4)、
    Figure 2009035698
    (式(4)中、Rは、各々独立して、水素原子又は置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキル基を表し、Aは置換基を有してもよく分岐を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキレン基又は置換基を有してもよい炭素原子数6〜12のアリーレン基を表し、Xは、各々独立して、前記と同じものを表す)で表される構造のカルバゾール化合物である請求項1記載の紫外線吸収剤。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項記載の紫外線吸収剤を、合成樹脂成分100質量部に対して、0.1〜10質量部含有してなることを特徴とする樹脂組成物。
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