JP2009035345A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】押さえ部材を必要とせず、製本処理動作時にシートのカール量が最小になるように、カールの補正を行うこと。
【解決手段】トナー像が転写されたシートに対してカール取り処理を施すカール取り装置200において、シートを挟持するローラ対201、202と、ローラ対201、202の侵入量をシートに転写されたトナー量に応じて調整する制御手段401と、を有し、制御手段401は、複数枚のシートを処理する処理モードが選択されたとき、処理枚数が増加するにつれて段階的にローラ対201、202の侵入量を減少させることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、カール取り処理を施すシート処理装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
近年のフルカラーの電子写真画像形成装置に後処理装置として製本装置が接続されるようになってきている。また、正確な製本処理を要望されている。
従来の画像形成装置において、シート上にトナー像を載せて定着したシートは、シートが冷えると、シート上のトナー量に応じてトナー像側にカールするという問題がある。これを無くすために、カール取り装置を備えていた。
このカール取り装置は、シート上のトナー像を基に、冷えた時にカールが発生しないように、予め逆側に一律にカールをつけていた。
しかし、このように一律に逆カールをつける制御を行うと、製本処理を行なうときに、逆カールがついたままで、ステイプル処理や折り曲げ処理、あるいは処理後の機外吐出しの処理を行なうこととなる。このため、カールが大きい場合に紙詰まり/束詰まりを発生する可能性を持っていた。また紙詰まり/束詰まりを発生させなくても、カール部がガイドに接触し、折れ曲がったりする可能性があった。
このように、フルカラー画像は、記録紙等のシート上に載るトナー量などにより、シートがカールしてしまうという課題を持っている。このため、このカールを如何に押さえて製本処理を行なうかが、品質の高い製本において問題になっている。
中綴じ処理をする後処理装置を付帯する画像形成装置として、綴じ部分のクリンチャが綴じ部分の開口量を変化させる装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。また、記録紙整合トレイにスタックされたシート束の押さえ部材で押さえる装置が考案されている(例えば、特許文献2参照)。
他に、シートが束上に積載されたシート束の搬送方向の下流端部をシート束の厚み方向から挟圧する方法が考案されている(例えば、特許文献3参照)。また、排出時に上カールしたシート束が排紙部に詰まる事を防止するために、シート束中央付近を情報に凸形状にするように排出爪を制御する装置が考案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2001−002313 特開2001−019268 特開2001−240303 特開2003−020154
しかしながら、ステイプル時、折り曲げ時、処理後の搬送時など全てに押さえ部材等を取り付けることはコスト面や、設計難易度が高いこともあり現実的ではない。
また、従来技術においては、綴じ(ステイプル)動作時に正確に処理するための押さえ部材や、排出時に折れ等がないように排出するための押さえ部材や、凸部材およびそれらの制御が考案されている。しかし、綴じ動作から排出までの一連の処理を正確に処理するためには、全ての押さえ部材および、それらの制御を正確に行わなければならず、手間がかかる。
本発明の目的は、押さえ部材を必要とせず、製本処理動作時にシートのカール量が最小になるように、カールの補正を行うことである。
前記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、
トナー像が転写されたシートに対してカール取り処理を施すシート処理装置において、
シートを挟持するローラ対と、
前記ローラ対の侵入量を前記シートに転写されたトナー量に応じて調整する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、複数枚のシートを処理する処理モードが選択されたとき、処理枚数が増加するにつれて段階的に前記ローラ対の前記侵入量を減少させることを特徴とする。
本発明は、上述の構成を有するので、押さえ部材を必要とせず、製本処理動作時にシートのカール量が最小になるように、カールの補正を行うことができる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面を用いて説明する。図1は本実施形態の画像形成装置の概略図である。
図1に示すように、本実施形態における画像形成装置は、画像形成装置本体100に、シート処理装置(シート処理手段)としてのカール取り装置200及び後処理装置600を付帯して構成される。次にそれぞれを詳細に説明する。
(画像形成装置本体100)
本実施形態の画像形成装置本体100の上部には、スキャナ102とADF170からなる画像読取装置が配置される。
スキャナ102は、原稿載置台としてのプラテンガラス101を有し、原稿照明ランプ103や走査ミラー104等を有する。スキャナ102は不図示のモータによって所定方向に往復走査する。この往復走査中に原稿からの反射光が、走査ミラー104、105、106を介してレンズ107を透過する。そして、イメージセンサ部108内のCCDセンサに、原稿の画像が結像する。
170は自動原稿給送装置(Auto Document Feeder、以下ADFと呼ぶ)であり、スキャナ102で原稿を読み取ることができる位置まで、自動的に原稿を給送する。171は、ADFの原稿載置台であり、最大100枚の原稿を載置することができる。172は、ADFの原稿を給送するための原稿給送ローラである。173は、原稿給送ローラ172から給送される原稿を両面読み取るための原稿両面反転ローラである。
原稿搬送ベルト174は、原稿給送ローラ172、あるいは原稿両面反転ローラ173から搬送されてくる原稿を、プラテンガラス101上に搬送する。また、原稿搬送ベルト174は、原稿を読み取り位置で停止させる際や原稿の裏面を読み取る際には、原稿両面反転ローラ173へと戻すように搬送したり原稿排出口175に排出するために搬送したりする。原稿排出口175の最大積載枚数は、原稿載置台171と同様に100枚以上である。
図1に示すように、画像形成を行う画像形成部においては、像担持体として感光体ドラム111を有する。感光体ドラム111の周囲には、前露光ランプ121、一次帯電器112、露光制御部109、現像ロータリ117、一次転写ローラ120、クリーニング装置122が配置される。
露光制御部109はレーザやポリゴンスキャナ等で構成され、イメージセンサ部108で電気信号に変換される。そして、後述する所定の画像処理をされた画像信号に基づいて変調されたレーザ光119を、感光体ドラム111に照射する。前露光ランプ121は、感光体ドラム111上の電位を消去する。一次帯電器112は、感光体ドラム111に電位を負荷するためのワイヤーに高圧をかけることによってコロナ放電させる。
現像ロータリ117には、感光体ドラム111上にレーザ光119により静電潜像された画像を現像するトナーが充填されている現像器113〜116が収容される。現像器113、114、115、116には、それぞれ、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBk、の各色のトナーが入っている。そして、各現像器113〜116を順次感光体ドラム111に接するように移動させる。一次転写ローラ120は、感光体ドラム111上に現像された画像を中間転写体118に転写する。クリーニング装置122は、残トナーのクリーニングをする。
このような構成により、画像形成部では、次のように画像形成を行う。
まず、不図示のモータによって回転している感光体ドラム111は、一次帯電器112により所望の電位に帯電される。次に、露光制御部109からのレーザ光119が折り返しミラー110により角度を変えられ、感光体ドラム111に向けて照射される。これにより、感光体ドラム111上に静電潜像が形成される。
この静電潜像に対し、現像ロータリ117における1色目(本実施形態ではイエロー)の現像器113を感光体ドラム111へ接するように移動させた後、現像器113内のトナーを静電的に付着させる。これにより、感光体ドラム111上に現像されたトナー像を形成できる。尚、ブラック一色の画像を形成する場合は、現像器116のみを用いる。
フルカラーの画像を形成する場合には、感光体ドラム111上に現像された1色目のトナー像は、一次転写ローラ120により、中間転写体118へ一時的に転写される。その後、現像ロータリ117を回転させることにより、2色目の現像器114が感光体ドラム111に接するようにする。そして、再度、露光制御部109から照射されるレーザ光119により、感光体ドラム111上に静電潜像画像を形成する。そして、中間転写体118上に一次転写されている1色目の現像画像の上に2色目の現像画像を、感光体ドラム111から重ね合わせる。この重ね合わせを3色目、4色目と繰り返すことにより、中間転写体118上に4色フルカラーの現像画像を転写する。
一方、第一給送カセット133、第二給送カセット134、第三給送カセット135あるいは第四給送カセット136からピックアップローラ125、126、127、128によって記録紙等のシートが給送される。そして、シートは、給送ローラ129、130、131、132によってレジストローラ143に向けて搬送される。
停止しているレジストローラ143の近傍まで搬送されたシートは、レジストローラ143を駆動することで、画像先端とシート先端が一致するように搬送される。そして、二次転写ローラ123に転写バイアスがかけられることで、シート上に中間転写体118に結像されている未定着トナー像が転写される。その後、シートは、搬送ベルト144に給送される。
一方、中間転写体118には、二次転写ローラ123によってシートに転写されなかったトナー(残トナー)が残っている。残トナーは、中間転写体クリーナ124によって、クリーニングされる。中間転写体クリーナ124は、二次転写された画像の残トナーの先端が中間転写体クリーナ124に到達する直前に中間転写体118に接する。そして、次の未定着トナー像の1色目の画像先端が再び中間転写体クリーナ124の直前に来たら、離れるように制御される。
また、一次転写ローラ120によって、中間転写体118に転写された画像も、感光体ドラム111に残トナーがある。こちらは、感光体ドラム用のクリーニング装置122によって清掃される。この後、前露光ランプ121によって感光体ドラム111の残留電荷が消去される。
二次転写によってトナー像が転写されたシートは、搬送ベルト144によって定着器145に搬送される。この定着器145は、上部のヒートローラと下部から圧着される定着ベルトからなる。シートに転写されたトナー像は、定着器145によって、加圧されると共に加熱されてシートに対して定着する。その後、シートは内排出ローラ147、外排出ローラ148によって画像形成装置本体100の外部に排出される。
さらに、図1において、146は排出フラッパであり、シートの進路を搬送経路139と排出経路138の何れか一方に切り替える。
シートの両面に画像を形成する両面記録(両面複写)の際には、排出フラッパ146を上方に上げる。これによって、内排出ローラ147から送り出されるシートを、反転経路139に進入させる。その後、進行方向を逆転させて両面反転搬送経路140に搬送する。これにより、シートは裏返された状態で再給送経路141に導かれる。142はシートを画像形成領域に再給送する再給送ローラである。
148は外排出ローラである。外排出ローラ148は、排出フラッパ146の近傍に配置されており、シートを画像形成装置本体100の外部に排出する。
画像形成装置本体100からシートを反転して排出する際には、排出フラッパ150を上方に上げ、反転ローラ149によってシートの後端が反転フラッパ150を通過した状態の位置まで反転経路139へ送り込む。この後、反転ローラ149を逆転させることによってシートを裏返して反転外排出経路151を経由して、排出ローラ148側に送り出す。
(カール取り装置200)
200はシート処理装置としてのカール取り装置であり、画像形成装置本体100から排出されたシートをカール補正する装置である。
図1に示すように、外排出ローラ148から受け取ったシートは、下カール補正ローラ対201、上カール補正ローラ対202、バッファ排出ローラ203を経由し、後処理装置600に排出される。バッファ排出ローラ203のシート搬送方向上流側には、センサ204が配設される。
図2はカール取り装置200における各ローラの概略図である。下カール補正ローラ対201及び上カール補正ローラ対202は、シートを挟持搬送するだけでなく、ローラ対の侵入量を変化させる事により、定着器145を通過したシートのカール量を補正することができる。次に具体的に説明する。
図2に示すように、本実施形態のカール取り装置200は、下カール補正ローラ対201、上カール補正ローラ対202のように、複数のカール補正ローラ対を有する。シート搬送方向上流側に配設される下カール補正ローラ対201は、シートの搬送路の上方にある駆動ローラ201aと、シート搬送路の下方にあり、スポンジ等の可撓性部材で構成された付勢ローラ201bとにより構成される。また、シート搬送方向下流側に配設される上カール補正ローラ対202は、シートの搬送路の上方にあるシート搬送路の上方にあり、スポンジ等の可撓性部材で構成された付勢ローラ202aと、駆動ローラ202bとにより構成される。
カール取りは、ジョブ制御部401からの指令により、付勢ローラ201b、202aを、駆動ローラ201a、202b側に侵入させる量を調整することにより行う。付勢ローラ201b、202aの侵入量は、それぞれ可変である。このような構成により、後述するようにトナーの載り量や坪量に応じて付勢ローラの侵入量を変更し、搬送途中のシートにクセをつけることで、シートに生じたカールを取る。尚、本実施形態においてジョブ制御部401は、後述のように画像形成装置本体100内にあるものとしたが、カール取り装置200に付帯されるものであってもよい。
次に具体的にカール取りにおける設定事項を説明する。シートのカールは、定着装置を通過した時はカールが少ないが、シート上に定着されているトナー量が多ければ多いほど、時間が経過するに従ってシートがカールしてくる。このカール量はトナー量によって決定される。
後処理装置が無い場合、所定時間経過後にカールする量を無くすために、カール取り装置200により逆カールを付けて出力する。逆カールを付けられたシートは、所定時間経過後にカールが無くなる。
この補正方法を用いる場合、ローラ対の侵入量を何段階かに分け、トナー量に応じて侵入量を変更する。ここでは、侵入量1〜5の5段階の侵入量制御が可能であるとし、侵入量5が最も侵入量が多く、最大限の逆カールを付けられる侵入量とする。シート上に最大限トナーが載る状態をトナー量100%とした場合、この状態が最も所定時間経過後にカールするため、侵入量5を設定する。
本実施形態の侵入量の設定値を、図3を用いて説明する。図3はシートのトナー量と侵入量の設定値との関係を示す図表であり、(a)が上面のみにトナーが載っている場合、(b)が両面にトナーが載っており上面のトナー量が多い場合、(c)が両面にトナーが載っており下面のトナー量が多い場合である。尚、侵入量0とは、カール補正をしないということである。
画像形成装置本体100からのシートが片面出力された場合、シート上の上面にトナーが載っており、下面にはトナーが何も無い状態で、カール取り装置200にシートが受け渡される。このシートは、所定時間後に上側にカールする。この場合、ローラ対の下ローラが上ローラよりも小さい上カール補正ローラ対202を使って、カール補正を行なう。ここでのカール補正における、トナー量と侵入量との関係は、図3(a)に示すとおりである。即ち、図3(a)に示すように、上面のトナー量が多くなればなるほど、上カール補正ローラ対202における侵入量を多くするように制御を行う。
画像形成装置本体100からのシートが両面出力された場合、表面(上面)、裏面(下面)の両方にトナーが載っている。このため、そのトナー量の差に応じて、下カール補正ローラ対201を使うか、上カール補正ローラ対202を使うかを決める。
まず、表面(上面)のトナー量が、裏面(下面)のトナー量よりも多い場合、(表面トナー量)−(裏面トナー量)の計算を行い、この計算結果を基に、図3(b)に示すように、侵入量の制御を行う。即ち、上面の下面に対するトナー量の差が多くなればなるほど、上カール補正ローラ対202における侵入量を多くするように制御を行う。
一方、表面(上面)のトナー量が、裏面(下面)のトナー量よりも少ない場合、(裏面トナー量)−(表面トナー量)の計算を行い、この計算結果を基に、図3(c)に示すように、侵入量の制御を行う。即ち、下面の上面に対するトナー量の差が多くなればなるほど、下カール補正ローラ対201における侵入量を多くするように制御を行う。
(後処理装置600)
カール取り装置200のバッファ排出ローラ203から排出されたシートは、本実施形態においては製本装置である後処理装置600に搬送される。
製本動作として折りモードが指定されない時、切替フラッパー604をストレート搬送路605にシートを搬送する方向にしておく。このため、フラッパー604を通過したシートは、搬送路605を経由し、後処理装置600の排出ローラ603により機外に排出され、排出トレイ601に積載される。
製本動作として折りモードが指定された時、カール取り装置200のバッファ排出ローラ203から排出されたシートは、切替フラッパー604を折り搬送路606にシートを搬送する方向にしておく。このため、フラッパー604を通過したシートは、折り搬送路606を経由し、複数枚のシートを一時的に保持するスタック(シート保持手段)607に格納される。
スタック607内にシートを複数枚格納すると、押し出し機構611が折りローラ609の方向に移動する。すると、格納されたシートの中央部が押し出し機構611に押されながら、折りローラ609に押し出される。これにより、折りローラ609において、シート副走査方向中心で折目がつく。ここで、シート副走査方向中心で折目がつくように、スタック607は、シートサイズに応じて上下に移動可能である。そして、折りローラ609で折目がついたシートは、搬送路610を経由して、第二排出トレイ602に積載される。
尚、折りモードに加え、ステイプルが指定された時は、ステイプル機構608により、シート副走査方向中心にステイプルを打つことができる。ステイプル処理をされて製本されたものは、図4に示すように、見開いて見ることができる。図4は見開き製本の状態を説明する図である。
(操作部パネル300)
図5は画像形成装置の操作部パネル300の説明図である。
図5に示すように操作部パネル300は、表示部301、テンキー302、スタートキー303、ストップキー304、ソフト電源キー305、節電モードキー306、リセットキー307、ガイドキー308、ユーザーモードキー309を有する。この操作部パネル300により、画像形成装置100をユーザーが使用することが可能となる。
表示部301は、画像形成装置のモード設定や状態表示などを行うタッチパネル式のLCDの表示部である。テンキー302は、0から9までの数字の入力と設定をデフォルト値に戻すためのクリアキーがある。ユーザーモードキー309は、画像形成装置100の各機能のデフォルト値設定やユーザーが任意に行うことが可能な階調補正などの調整項目を実行する調整モードを有する。また、IP(Internet Protocol)アドレスなど各種ネットワークの設定などを行う。
スタートキー303は、コピー機能やスキャン機能などを実行するときに押下する。ストップキー304は、コピー機能やプリント機能、スキャン機能などのジョブを中止したいときに押下するキーである。ソフト電源キー305は、画像形成装置のモーターなどの各負荷の電力を落としたいが、CPUやネットワークなどは起動しておきたいときに使用するキーである。節電モードキー306は、定着器145の温調制御をユーザーモードで設定されたレベルで温調制御するためにユーザーが押下するためのキーである。
リセットキー307は、LCD表示部301やテンキー302などで設定された機能をデフォルト値にリセットするためのキーである。ガイドキー308は、LCD表示部301において設定される各コピー機能やプリント機能、スキャン機能、ユーザーモードキー309で表示され、設定/実行される各ユーザーモードの説明を表示するためのキーである。
(ブロック図)
図6は画像形成装置本体100の回路構成を示した回路ブロック図である。
図中400は、操作部であり、図5の操作部パネル300の表示内容を制御するための回路である。操作部400は、画像形成装置100を制御するためのプログラムが書き込まれたROMやプログラムが展開されるRAM、またそのプログラムを実行するCPUなどを含む回路であるジョブ制御部(制御手段)401に接続される。操作部400で指示される内容を400の回路からジョブ制御部401へと通知される。ジョブ制御部401のプログラムにより、通知された操作モードに応じてコピージョブやスキャンジョブなどが生成される。
また、ジョブ制御部401は、原稿画像を読み取るリーダーを制御する不図示のCPU回路との通信I/F(Interface)であるリーダー制御通信I/F406と接続される。また、不図示のパソコンなどから送られてくるPDL画像データをビットマップ画像に展開する不図示のPDL画像制御部のCPU回路との通信I/FであるPDL制御通信I/F407と接続される。更に、PDL画像やリーダー画像を図1で説明した画像形成装置本体100の各現像ステーションに送出するための画像データを生成するまでの画像データを制御する画像制御部402と接続される。加えて、各負荷を駆動制御して画像を形成するプリント制御部411などと接続される。即ち、ジョブ制御部401は、画像形成装置本体100の全体を始め、カール取り装置200や後処理装置600の制御を司っている。
画像制御部402は、ジョブ制御部401で生成されたジョブに従った各画像関連回路の設定を行う回路である。本実施形態においては、この画像制御部402に、画像セレクタ410を設定する。画像セレクタ410は、PDL画像I/F408から送られるPDL画像データと、リーダー画像I/F409から送られるリーダー画像とのどちらが有効にするかを決める。有効とされた画像は、揮発性のメモリからなる画像メモリ403に送られる。また、画像セレクタ410は、画像メモリ403のどの領域に記憶させるかを設定する。
画像制御部402は、さらにHDDに代表されるような不揮発性のメモリで構成される画像蓄積部405の設定や画像メモリ403からのビットマップ画像データを圧縮して画像蓄積部405へ送り込む設定をする。また、画像蓄積部405からの圧縮画像データを伸長して再び画像メモリ403へと戻す画像圧縮伸長部404の設定も行う。また、実際に画像データを現像し、印字するために画像メモリ403からカラー画像データを読み出し、画像処理部414で所望の画像処理を行わせる。
プリント制御部411では、ジョブ制御部401から指示された内容で設定される画像制御部402の各設定にしたがって、最終的に色分解部によって送出されてくる各色の画像データを受け取る。そして、各色のレーザーへと送出するようにプリント画像制御部413に指示を出す。
また、プリント画像制御部413では、プリント制御部411からの指示にしたがって、画像データを感光体の感度特性が反映されているLUT(Look Up Table)415の設定を行う。このLUT415は、感光体上の感度特性の変化や、レーザー露光量、一次帯電器からの帯電量などが変化することによって、画像の濃度が所望の濃度にならない場合、入力される画像データに対して画像濃度を変化させる。このように、LUT415は、所望の濃度が出るように変換する働きを兼ね備えている。また、プリント画像制御部413は、第一パッチ検知センサ417及び第二パッチ検知センサ418の検知結果に基づいて制御を行う。
各色のLUT415を経由した画像データが、レーザー回路部416に出力され、各現像器113〜116により、感光体上に潜像形成される。レーザー回路部416では、LUT415を介して流れてくる画像データを常時カウントし、プリント画像制御部413を介して、プリント制御部411にビデオデータとして送る。プリント制御部411は、このビデオデータをもとに、全色分のビデオデータを加算し、トナー量として保存する。そして、最大トナー量を100%とし、各シート毎にトナー量が何%になるかという情報を保持し、当該情報を各シートのカール補正に用いる。
さらにプリント制御部411は、シートの搬送制御部412に対してプリント画像制御部413と同期させて、各給送ローラ130〜133から給送したシートに対して、中間転写体118上に結像された全色のトナー像を転写する。そしてトナー像が転写されたシートを定着器145に通して、シート上に画像を作像するように制御を行う。
(製本時のカール補正制御)
製本動作として、複数枚のシートを処理する処理モードが指定された時のように出力枚数が多い場合、最初にスタック607に格納したシートと、最後にスタック607に格納したシートでは、スタック607に放置される時間が異なる。このため、最初にスタック607に格納したシートは、徐々に逆カールが無くなり、カールの無い状態になるが、最後にスタック607に格納したシートは、逆カールが付いた状態である。ここで、ステイプル機構608によりステイプルを打つ時、折りローラ609で折目をつける時、搬送路610を経由して第二排出トレイ602に積載する時に、カールが各種部材に引っかかり正常に処理及び排出ができなくなるおそれがある。
この製本動作をする時に問題なく動作するための制御を次に説明する。
画像形成装置本体100からシートが出力され、カール取り装置200にシートが搬送される時、そのシートに対して、表面、裏面のトナー量から下カール補正ローラ対201及び上カール補正ローラ対202でのカール補正量を決定する。これにより、各ローラの侵入量制御を行なう。
後処理装置600が接続されていない場合、トナー量から決定する侵入量に基づいて、カール取り制御を行う。一方、後処理装置600が接続されている場合は、スタック607に保持されている時間からカールが戻る量を見込んで、侵入量を決定する。
即ち、制御手段は、複数枚のシートのうち、各シートがスタック607に保持される時間を予め予測しておく。この予測されたデータは、不図示のデータベース等に格納されている。そして、予測された時間が長い場合は、カール補正ローラ対における侵入量を増加させ、予測された時間が短い場合は、カール補正ローラ対における侵入量を減少させる。
尚、便宜的に後処理装置600の製本処理においては、最大で20枚の折り処理を行うことができるものとする。
図7に本実施形態のカール取りの制御方法の一例を示す。図7は製本枚数をNとしたときの、処理枚数に対する最大侵入量の関係を示す図表である。尚、最大侵入量とは、下カール補正ローラ対201や上カール補正ローラ対202における侵入量のうち、最大のものをいう。最大侵入量にするか否か、又は具体的な侵入量は、処理時においてトナー量から演算された値(図3参照)によって決まる。
図7に示すように、所定枚数ごと(本実施形態においては5枚ごと)に、最大侵入量が少なくなるように制御した。そして、最後の所定枚数に関しては、侵入量制御を行わないことにした(図7においては「最大侵入量0」と表記している)。
この制御を行った場合の具体的な実施例を図8及び図9に示す。図8は実施例1のカール補正のための侵入量の結果を示す図表であり、図9は実施例2のカール補正のための侵入量の結果を示す図表である。
[実施例1]
20枚の製本で、全てのシートが上カール補正で侵入量5のトナーを載せた状態で、カール取り装置に搬送された場合、図8に示すような制御を行う。即ち、5枚ごとに侵入量の設定値を少なくすることで、最後に出力されるシートほど、カール取り装置での逆カール補正量を抑える。このように制御を行うことで、ちょうどカール量が少ない20枚目出力時に、ステイプルや折り処理を行うことができる。このため、機外に排出する時、紙詰まり等を発生しないようになる。
[実施例2]
12枚の製本で、全てのシートが下カール補正で侵入量1のトナーを載せた状態(例えば図3(c)に示すように、表裏のトナー量の差が1〜20%の場合)で、カール取り装置に搬送された場合、図9に示すような制御を行う。即ち、5枚ごとに侵入量の設定値を少なくすることができるため、最後に出力されるシートほど、カール取り装置での逆カール補正量を抑える。ここで、1枚目と2枚目のシートは、最大侵入量2まで設定することが可能である。しかし、トナー量に対応する侵入量が1である場合は、最大侵入量2に満たない侵入量1のまま、カール取り制御を行う。
尚、本実施形態のいては、便宜的に、カール取り制御における所定枚数を5枚として、最大侵入量を規定したが、これに限るものではない。例えば、1枚間隔で行ってもよく、スタック607に格納されている時間から侵入量を割り出しても良い。
また、本実施形態においては、カール取り補正量(侵入量)をトナー量のみから導き出しているが、これに限るものではない。例えば、シート厚み、物性値、又はシートサイズから侵入量を導き出してもよい。
また、本実施形態においては、中綴じ製本を例にあげているが、その他の製本処理に適用してもよい。
また、本実施形態においては、カール補正ローラ対の侵入量を、1〜5の5段階としたが、これに限るものではない。例えば、1〜8の8段階としてもよく、他の複数段階を有する構成としてもよい。
以上述べたように、本実施形態においては、制御手段は、複数枚のシートを処理する処理モードが選択されたとき、処理枚数が増加するにつれて段階的にカール補正ローラ対の侵入量を減少させる。
すると、製本処理動作時にシートのカール量が最小になるように、カールの補正を行うことができる。このように、後処理を行なう時において複数枚のシートのカールが無い状態にすることにより、特殊な押さえ部材等を用いなくても、カール要因で発生する紙詰まり等を抑えることができる。
このように、押さえ部材を必要としないため、部材点数を少なくすることができるため、部材点数を設置する手間を削減し、コストをも削減することができる。
この結果、製本処理(ステイプル時)に、最もカール量が少なくなり、製本処理を行いやすくなる。
画像形成装置の概略図。 カール取り装置における各ローラの概略図。 シートのトナー量と侵入量の設定値との関係を示す図表。 見開き製本の状態を説明する図。 画像形成装置の操作部パネルの説明図。 画像形成装置本体の回路構成を示した回路ブロック図。 カール取り装置における処理枚数に対する最大侵入量の関係を示す図表。 実施例1のカール補正のための侵入量の結果を示す図表。 実施例2のカール補正のための侵入量の結果を示す図表。
符号の説明
100…画像形成装置本体、101…プラテンガラス、102…スキャナ、103…原稿照明ランプ、104…走査ミラー、105…走査ミラー、106…走査ミラー、107…レンズ、108…イメージセンサ部、109…露光制御部、110…折り返しミラー、111…感光体ドラム、112…一次帯電器、113…現像器、114…現像器、115…現像器、116…現像器、117…現像ロータリ、118…中間転写体、119…レーザ光、120…一次転写ローラ、121…前露光ランプ、122…クリーニング装置、123…二次転写ローラ、124…中間転写体クリーナ、125…ピックアップローラ、126…ピックアップローラ、127…ピックアップローラ、128…ピックアップローラ、129…給送ローラ、130…給送ローラ、131…給送ローラ、132…給送ローラ、133…第一給送カセット、134…第二給送カセット、135…第三給送カセット、136…第四給送カセット、138…排出経路、139…搬送経路、140…両面反転搬送経路、141…再給送経路、142…再給送ローラ、143…レジストローラ、144…搬送ベルト、145…定着器、146…排出フラッパ、147…内排出ローラ、148…外排出ローラ、149…反転ローラ、150…排出フラッパ、151…反転外排出経路、170…ADF、171…原稿載置台、172…原稿給送ローラ、173…原稿両面反転ローラ、174…原稿搬送ベルト、200…カール取り装置、201…下カール補正ローラ対、201a…駆動ローラ、201b…付勢ローラ、202…上カール補正ローラ対、202a…付勢ローラ、202b…駆動ローラ、203…バッファ排出ローラ、204…センサ、300…操作部パネル、301…表示部、302…テンキー、303…スタートキー、304…ストップキー、305…ソフト電源キー、306…節電モードキー、307…リセットキー、308…ガイドキー、309…ユーザーモードキー、400…操作部、401…ジョブ制御部、402…画像制御部、403…画像メモリ、404…画像圧縮伸長部、405…画像蓄積部、406…リーダー制御通信I/F、407…PDL制御通信I/F、408…PDL画像I/F、409…リーダー画像I/F、410…画像セレクタ、411…プリント制御部、412…シート搬送制御部、413…プリント画像制御部、414…画像処理部、415…LUT、416…レーザー回路部、600…後処理装置、601…排出トレイ、602…第二排出トレイ、603…排出ローラ、604…切替フラッパー、605…ストレート搬送路、606…折り搬送路、607…スタック、608…ステイプル機構、609…折りローラ、610…搬送路、611…押し出し機構

Claims (3)

  1. トナー像が転写されたシートに対してカール取り処理を施すシート処理装置において、
    シートを挟持するローラ対と、
    前記ローラ対の侵入量を前記シートに転写されたトナー量に応じて調整する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、複数枚のシートを処理する処理モードが選択されたとき、処理枚数が増加するにつれて段階的に前記ローラ対の前記侵入量を減少させることを特徴とするシート処理装置。
  2. カール取り処理後において、前記複数枚のシートを一時的に保持するシート保持手段と、
    前記シート保持手段により保持されたシートに対して後処理を施す後処理手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記複数枚のシートのうち、各シートが前記シート保持手段に保持される時間を予測し、予測された時間が長い場合は前記侵入量を増加させ、予測された時間が短い場合は前記侵入量を減少させることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. シートにトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部から搬送された前記シートに対してカール取り処理を施すシート処理手段と、を有する画像形成装置において、
    前記シート処理手段は、請求項1又は請求項2に記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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