JP2009035171A - ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置 - Google Patents
ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009035171A JP2009035171A JP2007202114A JP2007202114A JP2009035171A JP 2009035171 A JP2009035171 A JP 2009035171A JP 2007202114 A JP2007202114 A JP 2007202114A JP 2007202114 A JP2007202114 A JP 2007202114A JP 2009035171 A JP2009035171 A JP 2009035171A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinion
- rack
- steering
- shaft
- pinion shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
【課題】ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置のピニオン軸の先端部の耐摩耗性を、表面炭素含有率を特に高くすること以外の方法で向上させる。
【解決手段】ピニオン軸22の軸方向全体に浸炭処理または浸炭窒化処理を施した後、外周面22Bが内輪軌道面として機能する先端部22bにのみ高周波焼入れを施す。
【選択図】図2
【解決手段】ピニオン軸22の軸方向全体に浸炭処理または浸炭窒化処理を施した後、外周面22Bが内輪軌道面として機能する先端部22bにのみ高周波焼入れを施す。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動車等に用いられるラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置に関する。特に、コラムアシスト式またはピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置に関する。
従来より、乗用車においては、ステアリング軸の回転を左右の操舵輪の運動に変換する機構として、主にラックアンドピニオン機構が、高剛性で軽量であることから使用されている。
一方、ステアリング装置には、運転者の操舵を補助しないマニュアルステアリング装置と、運転者の操舵を補助する回転力を電動モータ(電動式)や油圧ポンプ(油圧式)で発生させるパワーステアリング装置がある。マニュアルステアリング装置では、運転者がステアリングホイールに加えた回転力のみが、ラックアンドピニオン機構によって操舵輪の運動に変換される。また、油圧式パワーステアリング装置では、油圧ポンプによる操舵を補助する回転力が、ラックアンドピニオン機構を介さずにラックに伝達される。
一方、ステアリング装置には、運転者の操舵を補助しないマニュアルステアリング装置と、運転者の操舵を補助する回転力を電動モータ(電動式)や油圧ポンプ(油圧式)で発生させるパワーステアリング装置がある。マニュアルステアリング装置では、運転者がステアリングホイールに加えた回転力のみが、ラックアンドピニオン機構によって操舵輪の運動に変換される。また、油圧式パワーステアリング装置では、油圧ポンプによる操舵を補助する回転力が、ラックアンドピニオン機構を介さずにラックに伝達される。
電動式パワーステアリング装置には、電動モータから出力された操舵を補助する回転力を、ステアリング軸に伝達するコアラムアシスト式と、ピニオンに伝達するピニオンアシスト式と、ボールねじを介してラックに伝達するラックアシスト式がある。このうち、ラックアシスト式は、ラックアンドピニオン機構を介さずにラックに伝達されるが、コアラムアシスト式とピニオンアシスト式では、運転者の操舵による回転力と電動モータによる操舵を補助する回転力の合力が、ラックおよびピニオンに負荷される。
このように、操舵を補助する回転力が、ラックアンドピニオン機構を介してラックに伝達されるか、介さずに伝達されるかの違いで、ラックおよびピニオンにかかる負荷が異なり、コアラムアシスト式とピニオンアシスト式の電動式パワーステアリング装置は、マニュアルステアリング装置、油圧式パワーステアリング装置、およびラックアシスト式の電動式パワーステアリング装置と比較して、ラックおよびピニオンにかかる負荷が10倍以上も大きい。そのため、コアラムアシスト式とピニオンアシスト式の電動式パワーステアリング装置には、相互に噛み合うラックとピニオンの歯に摩耗が生じやすいという問題点がある。
この問題点に対しては、ラックおよびピニオンの歯とラックの背面(歯が形成されている面とは反対側の面)に浸炭焼入れ処理や高周波焼入れ処理を施して、表面硬さをHRC55〜63程度にするとともに、歯の折損を防止するために、歯の根元の芯部の硬さを前述の歯とラック背面の表面硬さ(HRC55〜63程度)よりもHRC10〜20程度下げることで対応している。また、下記の特許文献1には、ラックおよびピニオンの歯とラックの背面に二重の硬化層(焼入れ硬化層と、その外表面にショットピーニングにより形成した、焼入れ硬化層より硬い第二硬化層)を設けることで、摩耗を抑制することが開示されている。
特開2005−125972号公報
上述のように、コアラムアシスト式とピニオンアシスト式の電動式パワーステアリング装置が有する、相互に噛み合うラックとピニオン軸の歯に摩耗が生じやすいという問題点については改善されてきたが、最近では、ハウジングと針状ころとともにニードル軸受を構成するピニオン軸の先端部(外周面が内輪軌道面として機能する部分)の摩耗が問題となっている。
通常、針状ころは、高炭素クロム軸受鋼製で表面硬さがHRC60〜65程度とされるため、ピニオン軸の先端部より硬い。また、操舵時に、ピニオン軸は短い距離で正回転と逆回転を繰り返すために、ニードル軸受にすべりが生じやすいことから、ピニオン軸の先端部にも摩耗が生じやすい状態にある。その対策として、前述のショットピーニングによる第二硬化層の形成を行うと、摩耗は低減できても残留オーステナイト量が5体積%以下となり、軸受内に異物が混入して軌道面の剥離寿命が短くなる恐れがある。
また、ピニオンの浸炭焼入れ処理を炭素含有率がより高くなるようにすることにより、ピニオン軸の表面硬さを針状ころと同程度にして摩耗を防ぐ方法もあるが、この方法では、ピニオン歯先部においては、浸炭が歯先と歯の横との両方から行われるため、炭素含有率が高くなり、塊状炭化物、網状炭化物が生成し、その部分が脆くなる恐れがある。よって、ピニオン軸の先端部の表面炭素含有率を高くすることで、耐摩耗性を向上させることには限界がある。
本発明の課題は、運転者の操舵により回転するステアリング軸と、前記ステアリング軸に基端部が連結されたピニオン軸と、前記ピニオン軸の歯車に噛み合うとともに車輪に連結されるラックと、前記操舵を補助する回転力を発生させる電動モータと、を備え、前記回転力が前記ステアリング軸または前記ピニオンに伝達されるようになっており、前記ピニオン軸の先端部の外周面が内輪軌道面として機能するラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置において、前記ピニオン軸の先端部の耐摩耗性を表面炭素含有率を特に高くすること以外の方法で向上させることである。
上記課題を解決するために、本発明は、運転者の操舵により回転するステアリング軸と、前記ステアリング軸に基端部が連結されたピニオン軸と、前記ピニオン軸の歯車に噛み合うとともに車輪に連結されるラックと、前記操舵を補助する回転力を発生させる電動モータと、を備え、前記回転力が前記ステアリング軸または前記ピニオンに伝達されるようになっており、前記ピニオン軸の先端部の外周面が内輪軌道面として機能するラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置において、前記ピニオン軸は浸炭鋼からなり、軸方向全体に浸炭処理または浸炭窒化処理が施された後、前記先端部にのみ高周波焼入れが施されていることを特徴とするラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置を提供する。
本発明のラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置は、ピニオン軸が、軸方向全体に浸炭処理または浸炭窒化処理が施された後、外周面が内輪軌道面として機能する先端部にのみ高周波焼入れが施されて得られたものであるため、前記先端部の耐摩耗性が、表面炭素含有率を高くする方法以外で向上される。よって、ピニオン歯の角部に前述のような問題が生じない。
本発明のラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置によれば、ピニオン軸の先端部の耐摩耗性が向上し、耐久性に優れたものになる。また、高周波焼入れを施すことで安価に製造することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、この実施形態のラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置を示す概略構成図である。図2は、ラックアンドピニオン機構を示す断面図である。
ステアリングホイール10が上端部に固定されたステアリング軸11が、ステアリング軸用ハウジング12の内部に、軸心を中心に回転自在に支承されている。また、ステアリング軸用ハウジング12は、下部を車両の前方に向けて傾斜した姿勢で、車室内部の所定位置に固定されている。
図1は、この実施形態のラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置を示す概略構成図である。図2は、ラックアンドピニオン機構を示す断面図である。
ステアリングホイール10が上端部に固定されたステアリング軸11が、ステアリング軸用ハウジング12の内部に、軸心を中心に回転自在に支承されている。また、ステアリング軸用ハウジング12は、下部を車両の前方に向けて傾斜した姿勢で、車室内部の所定位置に固定されている。
ステアリング軸11の回転を左右の転舵輪15,15の運動に変換するラックアンドピニオン機構2は、軸方向に移動可能なラック21と、ラック21の軸心に対して斜めに支承されラック21の歯21aに噛み合う歯22aを備えたピニオン軸22と、ラック21及びピニオン軸22を支承する筒状部23Aおよびこれに直交する筒状部23Bを有するラック用ハウジング23と、で構成されている。ピニオン軸22は、ラック用ハウジング23の筒状部23Aに対して、先端部のニードル軸受3と中間部の玉軸受4により回転自在に配置されている。
ピニオン軸22は、歯22aが形成されている部分(ピニオン部)22Aと、外周面22Bがニードル軸受3の内輪軌道面をなす先端部22bと、玉軸受4が配置される軸受部22cと、ラック用ハウジング23の外側に延びる軸部22dと、自在継手26に連結される連結部22eとからなる。ピニオン軸22の先端部22bの外周面22Bと、ラック用ハウジング23の筒状部23Aの内周面23aと、針状ころ6とで、ニードル軸受3が構成されている。
先端部22bと軸受部22cの直径D1,D2は、いずれもピニオン部22Aの外径寸法Dよりも小さく、先端部22bの直径D1はピニオン部22Aの歯底面直径D4よりも小さい。
先端部22bと軸受部22cの直径D1,D2は、いずれもピニオン部22Aの外径寸法Dよりも小さく、先端部22bの直径D1はピニオン部22Aの歯底面直径D4よりも小さい。
また、ラック21は、ラックガイド5をラック用ハウジング23の筒状部23Bに嵌め入れることによって、ピニオン軸22のピニオン部(歯22aが形成されている部分)22Aに押し付けられ、ラック21の歯21aとピニオン軸22の歯22aが噛み合わされている。
そして、ラックアンドピニオン機構2は、ラック21の長手方向が車両の幅方向に沿うようにして、車両の前部のエンジンルーム内にほぼ水平に配置されている。
そして、ラックアンドピニオン機構2は、ラック21の長手方向が車両の幅方向に沿うようにして、車両の前部のエンジンルーム内にほぼ水平に配置されている。
また、ピニオン軸22の上端部(連結部22e)とステアリング軸11の下端部とは、2個の自在継手25,26で連結されている。さらに、ラック21の両端部には、転舵輪15,15が連結されている。
ここで、ピニオン軸22は浸炭鋼からなり、軸方向全体に浸炭処理または浸炭窒化処理が施されて、表面硬さがHRC55〜63となっている。また、先端部22bにのみ高周波焼入れと焼戻しが施されることで、硬さがHRC60〜65に、残留オーステナイト量は20〜40体積%となっている。
ここで、ピニオン軸22は浸炭鋼からなり、軸方向全体に浸炭処理または浸炭窒化処理が施されて、表面硬さがHRC55〜63となっている。また、先端部22bにのみ高周波焼入れと焼戻しが施されることで、硬さがHRC60〜65に、残留オーステナイト量は20〜40体積%となっている。
運転者によりステアリングホイール10に操舵トルク(回転力)が加えられると、ステアリング軸11が回転する。前記操舵トルクは、ステアリング軸11に取り付けられた図示しないトーションバーにより検出され、検出された操舵トルクに基づいて、電動モータ13の出力(操舵を補助する回転力)が制御される。電動モータ13の出力は、ステアリング軸11の中間部分に供給され(ピニオン22に供給されるようにしてもよい)、前記操舵トルクと合わされて、ラックアンドピニオン機構によって転舵輪15,15を駆動する運動に変換される。
そして、前述のように、ピニオン軸22の先端部22bは、硬さがHRC60〜65になり、残留オーステナイト量が20〜40体積%となっているため、先端部22bに対して前述のような処理を施さない場合と比較して、耐摩耗性に優れ、剥離寿命も良好になっている。また、先端部22bの耐摩耗性の向上を、表面炭素含有率を高くする方法で行った場合と比較して、ピニオン歯22aの先端部が脆くなるような問題が生じない。
以下に実施例を示して、本発明をさらに具体的に説明する。
図1に示すラックアンドピニオン式電動ステアリング装置を用いて、ピニオン軸22の先端部22bの耐久性を調べる試験を行った。
先ず、ラック21を以下の方法で得た。S45C製の丸棒に、切削加工により歯を形成し、歯の表面および背面側に高周波焼入れ処理を施した後に、170℃で2時間の焼戻しを施した。高周波焼入れ条件は、周波数が30kHzで、ポリマー10%水溶液による冷却を行った。
図1に示すラックアンドピニオン式電動ステアリング装置を用いて、ピニオン軸22の先端部22bの耐久性を調べる試験を行った。
先ず、ラック21を以下の方法で得た。S45C製の丸棒に、切削加工により歯を形成し、歯の表面および背面側に高周波焼入れ処理を施した後に、170℃で2時間の焼戻しを施した。高周波焼入れ条件は、周波数が30kHzで、ポリマー10%水溶液による冷却を行った。
ピニオン軸22としては、SCr420の丸棒を図2に示す形状に加工し、全面に浸炭処理または浸炭窒化処理を行った後に、下記の表1に示すように、先端部22bに高周波焼入れを施したもの(No. 1〜4)と、施さないもの(No. 5〜8)を作製した。
<浸炭処理条件>
930℃で5時間保持した後、焼入れを行い、次いで170℃で2時間の焼戻しを行った。
<浸炭窒化処理条件>
950℃で35時間保持した後、焼入れを行い、次いで170℃で2時間の焼戻しを行った。
<高周波焼入れ条件>
出力150kW、周波数30kH
<浸炭処理条件>
930℃で5時間保持した後、焼入れを行い、次いで170℃で2時間の焼戻しを行った。
<浸炭窒化処理条件>
950℃で35時間保持した後、焼入れを行い、次いで170℃で2時間の焼戻しを行った。
<高周波焼入れ条件>
出力150kW、周波数30kH
これらのピニオン軸22とラック21を用いて図2に示すラックアンドピニオン機構を形成し、図1に示すラックアンドピニオン式電動ステアリング装置に組み込んで駆動し、ピニオン軸22の先端部22bの耐久試験を行った。
具体的には、試験温度を40℃とし、潤滑剤としてグリースを用い、90Nmのトルクを、ピニオン軸22へ、正回転と逆回転を1サイクルとして繰り返し入力し、1サイクルにかける時間を5秒とし、一定サイクル毎に試験を停止して、ピニオン軸22の先端部22bに摩耗や剥離が生じているかどうかを確認し、摩耗や剥離が生じるまでのサイクル数(耐久性)を調べた。なお、この試験は1×106 サイクルまで行った。その結果を下記の表1に示す。
具体的には、試験温度を40℃とし、潤滑剤としてグリースを用い、90Nmのトルクを、ピニオン軸22へ、正回転と逆回転を1サイクルとして繰り返し入力し、1サイクルにかける時間を5秒とし、一定サイクル毎に試験を停止して、ピニオン軸22の先端部22bに摩耗や剥離が生じているかどうかを確認し、摩耗や剥離が生じるまでのサイクル数(耐久性)を調べた。なお、この試験は1×106 サイクルまで行った。その結果を下記の表1に示す。
この結果より、本末明の実施例に相当するNo. 1〜4では、1×106 サイクルまでの試験において、ピニオン軸22の先端部22bに摩耗や剥離は見られなかったのに対して、比較例に相当するNo. 5〜8では、1×106 サイクルに至る前に30μm以上の摩耗や剥離が生じた。
10 ステアリングホイール
11 ステアリング軸
12 ステアリング軸用ハウジング
13 電動モータ
15 転舵輪
2 ラックアンドピニオン機構
21 ラック
21a ラックの歯
22 ピニオン軸
22A ピニオン部
22a ピニオン軸の歯
22B ピニオン軸の先端部の外周面
22b ピニオン軸の先端部
22c 軸受部
22d 軸部
22e 連結部
23 ラック用ハウジング
23A 筒状部
23B 筒状部
25,26 自在継手
3 ニードル軸受
4 玉軸受
5 ラックガイド
6 針状ころ
11 ステアリング軸
12 ステアリング軸用ハウジング
13 電動モータ
15 転舵輪
2 ラックアンドピニオン機構
21 ラック
21a ラックの歯
22 ピニオン軸
22A ピニオン部
22a ピニオン軸の歯
22B ピニオン軸の先端部の外周面
22b ピニオン軸の先端部
22c 軸受部
22d 軸部
22e 連結部
23 ラック用ハウジング
23A 筒状部
23B 筒状部
25,26 自在継手
3 ニードル軸受
4 玉軸受
5 ラックガイド
6 針状ころ
Claims (1)
- 運転者の操舵により回転するステアリング軸と、前記ステアリング軸に基端部が連結されたピニオン軸と、前記ピニオン軸の歯車に噛み合うとともに車輪に連結されるラックと、前記操舵を補助する回転力を発生させる電動モータと、を備え、前記回転力が前記ステアリング軸または前記ピニオンに伝達されるようになっており、前記ピニオン軸の先端部の外周面が内輪軌道面として機能するラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置において、
前記ピニオン軸は浸炭鋼からなり、軸方向全体に浸炭処理または浸炭窒化処理が施された後、前記先端部にのみ高周波焼入れが施されていることを特徴とするラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007202114A JP2009035171A (ja) | 2007-08-02 | 2007-08-02 | ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007202114A JP2009035171A (ja) | 2007-08-02 | 2007-08-02 | ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009035171A true JP2009035171A (ja) | 2009-02-19 |
Family
ID=40437474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007202114A Pending JP2009035171A (ja) | 2007-08-02 | 2007-08-02 | ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009035171A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102602449A (zh) * | 2011-01-21 | 2012-07-25 | 日本精工株式会社 | 齿条齿轮式转向装置 |
JP2014062324A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-04-10 | Nitto Seiko Co Ltd | 高周波焼入タッピンねじ |
WO2015029266A1 (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-05 | 日東精工株式会社 | 高周波焼入タッピンねじ |
-
2007
- 2007-08-02 JP JP2007202114A patent/JP2009035171A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102602449A (zh) * | 2011-01-21 | 2012-07-25 | 日本精工株式会社 | 齿条齿轮式转向装置 |
JP2012162253A (ja) * | 2011-01-21 | 2012-08-30 | Nsk Ltd | ラックピニオン式ステアリング装置 |
JP2014062324A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-04-10 | Nitto Seiko Co Ltd | 高周波焼入タッピンねじ |
WO2015029266A1 (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-05 | 日東精工株式会社 | 高周波焼入タッピンねじ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4585531B2 (ja) | コートプーリーを用いた電動式パワーステアリング装置 | |
JP2009035171A (ja) | ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置 | |
US10018219B2 (en) | Hollow drive shaft and method for manufacturing same | |
JP2003065422A (ja) | 歯車、減速歯車機構及び電動式パワーステアリング装置 | |
JP6365796B1 (ja) | 軌道溝の加工方法、ボールねじ装置、機械及び車両の製造方法 | |
JP2011173463A (ja) | スプライン伸縮軸の製造方法 | |
JP2008137497A (ja) | ステアリング装置のラック及びその製造方法 | |
JP2011148403A (ja) | ラックアンドピニオン式ステアリング装置の製造方法 | |
US7631428B2 (en) | Rack and pinion steering apparatus and method of manufacturing rack shaft | |
JP2007211926A (ja) | 等速自在継手の内方部材及びその製造方法 | |
JP2016124368A (ja) | 舵角比可変装置及びボールナット式ステアリングギヤユニット | |
JP5160316B2 (ja) | 等速ジョイント用ボール及びその製造方法 | |
JP2015152092A (ja) | ステアリング用自在継手のヨーク | |
JP2007224353A (ja) | ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置 | |
JP2007090968A (ja) | ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置 | |
JP4467349B2 (ja) | 自動車用ボールねじ | |
WO2023026903A1 (ja) | ラック軸およびその製造方法、並びに、ラックピニオン式ステアリングギヤユニット | |
JPWO2020137551A1 (ja) | 電動パワーステアリング装置用の直動軸、電動パワーステアリング装置、およびこれらの製造方法 | |
JP2008215422A (ja) | アクチュエータ用ボールねじおよびそのねじ溝加工方法 | |
JP5435102B2 (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP2020049989A (ja) | ステアリング装置 | |
JP4501053B2 (ja) | 電動式舵取り装置 | |
JP2009161074A (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
JP2008143248A (ja) | 車両用ラック・ピニオン式ステアリング装置 | |
JP2007245806A (ja) | ラックピニオン式ステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20090130 |