JP2009034861A - コード貼付制御方法及び同貼付制御装置 - Google Patents

コード貼付制御方法及び同貼付制御装置

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Abstract

【課題】コード貼付用の多数軸同期制御を容易に行うと共に、その他数軸同期制御を従来と比して少ないプログラムで行う。
【解決手段】
コードCをコード供給部20から引き出し、引き出したコードCを定長に切断し、切断したコードCをコア50上の被貼付体上に貼り付ける一連のコード貼付工程を行う。その際、前記一連のコード貼付工程の始動から終了までの期間を一周期として、当該一周期の位相内における前記一連の工程を実施するための駆動手段となる複数の軸の各々の作動位相を記憶し、記憶された前記作動位相に従って各軸を作動制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の軸を同期制御して行うコード貼付制御方法及び同貼付制御装置に関する。
例えば、生タイヤの製造時にコアにタイヤ構成用コード(単にコードという)を貼り付ける場合、コードの受け取りからコードの貼付までの一連の動作が連続して円滑に行えるよう、コードの取り扱いに係る各軸(モータ)を同期制御することが必要である。
そのため、従来は、各軸(モータ)間の同期を取るために、上記コードの貼付のための1サイクル動作を細切れに分割し、それらを組み合わせることで、多数軸を少数の軸グループに分割し、それらを順次組み合わせて制御していく方法を採っているが、この方法では、同期制御できるサーボ軸(モータ数)には制約があり、多軸の同期制御を行うことができない。
また、上記制御方法では、1サイクル動作を細切れに分割しかつ分割した動作を組み合わせるという手順を要するため、必要となる制御プログラムが多く、そのために多大な設計・試運転工数を要していた。
特開2006−289398号公報
本発明は、上記従来のコード貼付における多数軸の同期制御おける上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、従来のコード貼付における同期制御方法に比して、必要なプログラム数を大幅に削減し、しかも多数軸の同期制御が容易にできると共に、各軸の動作変更も容易にできるようにすることである。
請求項1の発明は、コードを供給部から引き出し、引き出したコードを定長に切断し、切断したコードを被貼付体上に貼り付ける一連のコード貼付工程を、各工程における作動機構の軸制御を同期して行うためのコード貼付制御方法であって、前記一連のコード貼付工程の始動から終了までの1周期を仮想モータの1回転に対応させて前記各軸の作動タイミングを表す位相と作動量を取得する工程と、前記取得された作動位相及び作動量を各軸毎に記憶する工程と、記憶した前記作動位相及び移動量に基づき各軸を作動制御する工程と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載されたコード貼付制御方法において、前記取得された作動位相及び移動量に基づき電子カムパターンを作成する工程と、作成された電子カムパターンを記憶する工程を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載されたコード貼付制御方法において、前記記憶した前記作動位相に基づき各軸を作動制御する工程は、制御部内に形成される仮想モータの回転に基づく電子カムパターンを読み出す工程と、読み出した電子パターンに応じた作動制御信号を生成する工程と、を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、コードを供給部から引き出し、引き出したコードを定長に切断し、切断したコードを被貼付体上に貼り付ける一連のコード貼付工程を、各工程における作動機構の軸制御を同期して行うためのコード貼付制御装置であって、前記一連のコード貼付工程の始動から終了までの1周期を仮想モータの1回転に対応させて前記各軸の作動タイミングを表す位相と作動量を取得する手段と、所得された前記作動位相及び作動量を各軸毎に記憶する手段と、記憶した前記作動位相及び移動量に基づき各軸を作動制御する手段と、を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載されたコード貼付制御装置において、前記取得した前記作動位相及び移動量に基づき各軸毎の電子カムパターンを作成する手段と、作成された電子カムパターンを記憶する手段とを有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載されたコード貼付制御装置において、前記記憶した前記作動位相に基づき各軸を作動制御する手段は、制御部内に形成される仮想モータの回転に基づく電子カムパターンを読み出す手段と、読み出した電子パターンに応じた作動制御信号を生成する手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、コード貼付における各軸毎の作動タイミングと移動量に基づきカムパターンを作成して電子カムとして記憶(登録)し、これを制御部内に形成する仮想モータで駆動する構成を採ることで、各軸の同期制御を容易かつ確実に行うことができる。また、電子カムを変更又は追加或いは削除することで動作変更が容易にでき、かつ設計工数も大幅に削減することができる。
本発明が対象とするコード貼付装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のコードの供給装置を概略的に示す図であり、図1Aはコードを引き出すまでの状態を示し、図1Bは後端側把持部で引き出したコードを先端側把持部に引き渡した直後の状態を示す。また、図1Cは、引き出したコードを切断する直前の状態、及びその後のコードの移送及び貼り付けのための受け渡しの状態を示す。
図1A〜1C中、コード供給装置10は、例えば1本のスチールコードをゴムで被覆したコードを収容したコード供給部20からコードCを引き出して、次工程のコード貼付工程、即ち、例えば剛体コア上に成型されたタイヤ構成部材である被貼付体にコードCを貼り付ける貼付工程に供給する。
コード供給装置10には、コードCの先端側ハンド14a、後端側ハンド14b、コード切断部18、コード移送部30が備えられており、先端側ハンド14a及び後端側ハンド14bは、それぞれその下端に例えばフィンガーチャックから成る把持部16a、16bが設けられており、かつそれぞれ移動機構部12によって往復動自在になっている。
移動機構部12は図示しないモータ、そのモータにより駆動される、例えばネジ伝動機構などの周知の駆動手段を備えている。
コード引き出し方向後端側の把持部16bは、コードCの先端部を把持した状態でカッター18と共にX方向に移動して、コード供給部20からコードCを引き出す。その際カッター18を把持部16b側に移動させて、把持部16aのコードCの掴み代を作る(図1A参照)。他方、先端側の把持部16aは、図1Bに示すようにコード供給部20側に移動し、コードCの先端部を把持できる位置で停止し、後端側の把持部16bからコードCを受け取りX方向つまりコードCの引き出し方向に移動する。後端側ハンド14bは、先端側ハンド14aにコードCを引き渡すと、その把持部16bの把持を解いて引き出し方向と反対方向に所定距離だけ戻り再びコードCを把持する(図1C参照)。
コード移送部30は、上記一対のコード引出ハンド14a、14bからコードを受け取ってそれを次工程であるコード貼り付け又は植え付けを行うコードの貼付装置に受け渡す操作を行う。そのため、図1Cに示すように、コード移送部30は、引き出されたコードCを前記引き出しハンドの把持部16a、16bから受け取り、かつ受け取ったコードCを貼付ハンド42a、42bに引き渡すための一対の移送ハンド32a、32bを備えている。移送ハンド32a、32bは、その先端に把持部34a、34bを備えており、コードCを前記引出しハンド14a、14bの把持部16a、16bから受け取るため、上下向きに反転自在となっている。
上記移送ハンド32a、32bは、貼付動作の一サイクルがスタートすると、上記引出しハンド12a、12bがコードCコードの引き出を開始するのに先立って、引き出し方向に移動する把持部14a、14bやコードCと干渉しない位置まで上昇して待機する。この待機中に下向の上記移送ハンド32a、32b及び把持部34a、34bを上向きに逆転旋回して、上昇時にコードCを掴むための準備作業を行う。
コードCが所定位置に引き出されると、把持部34a、34bを上記コードCに向かって待機位置から更に上昇させ、上向きになった把持部34a、34bで定位置に引き出されたコードCを把持する。その際、把持部34a、34bは、上記前後に所定距離開いた一対の引き出し把持部14a、14bの内側でコードCを掴む(図1C参照)。
図中、18で示すコード切断部は、モータ又は他のアクチュエータで駆動されるカッター(図示せず)を有し、カッターは4つの把持部14a、14b、34a、34bで把持したコードCを、図示左側の引出ハンドの把持部14bと移送部ハンドの把持部34bの間のコードCが定長となる位置で切断する。
上記移送ハンド32a、32b及び把持部34a、34bは、コードCを切断した後、切断された定長コードCを把持したまま下向きに旋回し、かつコードCを貼付又は植込みハンド42a、42bに引き渡すためそれが待機する位置まで下降する。
引出しハンド14a、14bは、移送ハンド32a、32bに定長コードCを受け渡した後に、線材送出方向(X方向)と反対方向に元って次の動作サイクルに備える。
図示左側の引出ハンド14aは、後端側ハンド14bによって保持された次のコードCの送出先端部を後端側ハンド14bを介して受け取り、次のコードCの送出先端部を把持した状態で再びコード送出方向(X方向)に移動する(即ち、次のコード貼付サイクルを開始する)。
図2は、コード貼付装置が、ここでは製品タイヤの内面形状と対応する外面形状を有するコア(剛性コア)50上の被貼付体にコードCを貼付ける動作を説明するための図であり、コア50とコード貼付装置の一部を示す平面図である。
即ち、図2には、コア50の断面と、図示しないコード貼付装置本体の貼り付けハンド42a、42bと、貼り付けハンド42a、42bの先端に設けた把持部44a、44bで把持されたコードCとが示されている。
一対の貼付又は植込みハンド42a、42bは、上記移送ハンド32a、32bの下降に合わせて退却位置から水平移動してコード受取位置まで進出し、そこで、その先端に設けた把持部44a、44bでコードCを把持する。
コード貼付装置は、図示しないモータ又は他のアクチュエータの作動により貼付(植え込み)ハンド42a、42bをコア50に向かって移動させ、コードCがコア50上の被貼付体に接触した後、図2に示すように、コードCをコア50の赤道Eから子午線の方向に順次配置する。一対の貼付ハンド42a、42b並びにコードCの軌跡は、それぞれ図2のD1〜D7及びF1〜F7並びにC1〜C8のように変化する。このとき、コードCはその表面を覆っている生ゴムの粘着性により、コア50の外周面にトレッド成型部、サイドウォール成型部、ビード成型部の順で接着・保持される。
一対の貼付ハンド42a、42bが図2のD7及びF7の位置に到達したときに、コードCの両端部をコア50のビード部に押付けて貼付ける。
以上によりコードCの1本の貼付けが完了する。1本の貼付けが完了したら、コード貼付け装置を最初の状態に戻し、コア50をコードCの貼付けピッチに相当する角度だけ回転させてコード貼付の1サイクルが終了し、コード貼付作業は全てのコードの貼付が終了するまで上記各工程を繰り返す。
図3は、以上で説明したコードCの引き出しから貼り付けに至る一連の動作のための本発明の各軸(モータ又はアクチュエータ)の同期制御の原理を説明する図である。
即ち、この同期制御の原理は、図3に示すモータ(仮想モータ)Mの主軸Nに取り付けた複数の傘歯車B〜B(本実施形態では7軸であるが、軸数自体は任意である)に対して、これと噛み合う複数の傘歯車B11〜B17に取り付けた従動軸n〜nのカムのイメージで説明できる。
即ち、この同期制御では、一つのモータM(後述する制御部のコンピュータ上で働く仮想モータである)の主軸Nの回転により図3に示す全ての従動軸n〜nを同期して回転させ、各従動軸に取り付けたカムCA〜CAにより各軸の動作タイミングを制御する。この場合、仮想モータMの主軸Nの1回転における動きを検知して、予め設定したカム形状の作動制御信号である出力パルスを出力することで従動軸(モータ)を制御する。このように各軸を設定することにより、仮に主軸の回転速度が変化しても各軸間の同期は崩れない。
図4は、以上の原理に従ってコードの貼り付けを行う各軸の動作のタイミングを示すタイミングチャートであり、貼り付け動作の1サイクルにおける各軸(モータ又はアクチュエータ)の動作タイミングを示す。
即ち、本実施形態では、上述のように、1軸(モータ)は、貼り付け動作の1サイクルがスタートすると、移送ハンド32a、32bの上下動を制御する3軸は、上述のようにコード受取のため移送ハンド32a、32bを待機位置まで一段上昇させる(ステップ1)。3軸の一段上昇のスタートに若干遅れて、1軸が作動し、既に述べた手順で供給部20からコードCを引き出し、かつ引き出したコードCをコード引出ハンド14a、14b(の把持部16a、16b)で把持する(ステップ2)。
次に、移送ハンド32a、32b及び把持部34a、34bを上又は下向きに回転する2軸を始動して、その移送ハンド32a、32b及び把持部34a、34bを上向きに反転する(ステップ3)。
ここで、上記3軸は一定時間(つまり、コードCが所定の引出し位置に達するまで)待機して、次に、コードC受取のために移送ハンド32a、32bを更に上昇させ(ステップ4)、既に述べたように把持部34a、34bでコードCを把持する。その段階で、カッターを作動する4軸を始動して上述のように引き出したコードを定長で切断する(ステップ5)。
コードCを切断した後、上記3軸を始動して移送ハンド32a、32bを、コードCを貼り付けハンド42a、42bに引き渡すために下降させる(ステップ6)。この移送ハンド32a、32bの下降中に、1軸を再駆動して引き出しハンド14a、14bをスタート位置に戻すため、軸1を逆転始動する(ステップ8)。続いて、3軸による移送ハンド32a、32bの下降が終了すると、コードCを貼り付けハンド42a、42bに引き渡すために、2軸を始動してその移送ハンド32a、32b及び把持部34a、34bを下向きに反転する(ステップ9)。
以上の各ステップを1サイクルの周期内で行う。
また同一サイクル内において、前後が逆になるが、1サイクルのスタートと同時に、5軸を駆動して前サイクルにおいて貼り付けハンド42a、42bが移送ハンド32a、32bから受け取ったコードCを貼付のためにコア50に向けて前進させる(ステップ10)。
ここで、上記5軸は例えばクランク機構により一定方向の回転に従い貼付ハンド42a、42bを進退するように構成されており、既に説明したようにコードがコア50上の被貼付体に接触するタイミングで6軸が始動して、コードが剛体コアの子午線に沿って貼り付けられるようにその貼付ハンド42a、42bの把持部44a、44bを互いに内側に寄せるように駆動する(ステップ11)。所定長のコードCの被貼付体上への貼付が完了すると、貼り付けハンド42a、42bの把持部44a,44bはコードを離し、6軸を逆転して把持部44a,44bを元の位置まで外方に移動させる(ステップ12)。この間5軸は回転を続け、コア50上の被貼付体へのコードの貼付の終了後、貼付ハンド42a,42bを元の位置にまで戻す。
最後に軸7を回転させてコア50を次のコード貼付のために1ピッチ回転させる(ステップ13)。
コードの貼り付けは以上の各ステップに従って実行され、コードの貼り付け中に、次のサイクルが開始されて、引出しハンド14a、14bはコードCを引き出す。
図5は、上記コードの貼付動作を行うための各軸の動作タイミング及び移動量を設定する電子カムパターンを例示したものである。図5Aは3軸のカムパターン、即ち移送ハンド32a、32bを上下動させるための軸制御のためのカムパターンである。ここでは1サイクル360°を、例えば1000分割してこれを横軸とし、各回転角における軸(従動軸)の移動量(上下動)を縦軸にして表したカム形状を示す。
図5Bは、5軸つまり、貼付ハンドをコア50に対して接離方向に往復動させるための電子カムパターンである。図示のように5軸は貼付動作サイクル中は常に動作するが、その動作中常に同じ方向に回転する。その他の軸の電子カムパターもそれぞれの動作タイミング及び動作パターンに応じて制御部60のコンピュータを用いて同様に形成される。
上記カムパターンは、上述のようにカムの一回転に対応する位相に応じたカム形状のパターンであり、ここでは、各軸の移動量を全体の一動作サイクル内における動作位相に応じて、後述する制御部60のコンピュータで作成する。
図6は、本実施形態における多数軸の同期制御を行うためのコード貼付制御装置を構成する制御部を示す。
制御部60はコンピュータを有し、コンピュータは貼付装置全体を制御するCPU62と、CPU62の動作プログラム等を格納したROM66と、CPU62での処理に必要なデータ等を一時格納するRAM64とからなっており、インターフェース68を介して各軸M1〜M7を制御する。
上記コンピュータは、各軸の入力情報に基づき、前記一連のコード貼付工程の始動から終了までの1周期を仮想モータの1回転に対応させた前記各軸の作動タイミングを表す位相と作動量を演算し、その演算結果に基づき各軸毎に電子カムパターンを作成する。各軸毎に作成した電子カムパターンは、ここでは制御部60のRAM64に記憶しておき、RAM64から読み出したカムパターンをCPU62内に形成した仮想モータの一回転に同期させる。ここでは上述のように、CPU62は仮想モータの回転に基づき、1サイクル360°を例えば1000分割した各回転角度(位相)毎のタイミングで各カムパターンに応じた各カムの移動量をカムパターンから読み取り、読み出した電子パターンに応じた作動制御信号を生成して、この作動制御信号で各軸を作動制御する。
従って、ここではCPU内に構成した仮想モータの回転を制御することで全ての軸の動作タイミングを同期制御しつつ1サイクルの所要時間を自在に制御することができる。
各軸の動作を変更する場合は、当該軸のカムパターンを変更して、その変更したカムパターンで当該カムパターンを更新すればよく、各軸の動作を変更しても常に自動的に同期制御が可能である。
本実施形態においては、各軸の動作及びその動作タイミングは、全て電子カムの形状として制御部の記憶手段に登録しておくため、制御部のCPUは、記憶された電子カム形状を読み出すことで、そのカム形状に従ってパルスを発生させて複数の軸(モータ又はアクチュエータ)の動作制御を行う。
従って、従来のように各軸毎に異なるプログラムで制御する場合のように各軸の同期制御の制限を考慮する必要が無く、また制御プログラムも、各軸が仮想モータの主軸一サイクルの回転内におけるに動作位相を考慮するだけで、個別の動作タイミングの調整作業を考慮する必要がないから、従来のプログラム数に比して大幅な削減を図ることができる。
また、動作の一部を変更する場合には、異なる電子カムを既存の制御システムの電子カムに代えたり或いは追加又は削除したりして、単に制御部60に登録すれば足り、変更に伴う軸間の同期について考慮する必要がなく、一連の動作をCPUのクロックに従って整然と実行することができる。
本実施形態は、以上のように構成したから、従来のように同期制御できるサーボ軸数(モータ数)の制約がなく、多数軸の同期制御が可能である。また、仮想モータの主軸の動きに対する従動軸となる各軸の移動量に応じたカム形状を作成して、これを制御部の記憶部に記憶させておくことで、いつでも他の軸と同期させて駆動することができる。
本発明のコード貼付装置を概略的に示す図であり、図1Aはコードを引き出すまでの状態を示し、図1Bは後端側把持部で引き出したコードを先端側把持部に引き渡した直後の状態を示す。また、図1Cは、引き出したコードを切断する直前の状態、及びその後のコードの移送及び貼り付けのための受け渡しの状態を示す。 コード貼付装置によりコアにコードを貼付ける動作を説明する図である。 モータの同期制御システムの原理を説明する図である。 コード貼り付け工程における各動作のタイミングを示すタイミングチャート 各軸の動作タイミング及び移動量を設定する電子カムパターンを示した図である。 本発明の多数軸の同期制御を行うための制御部を示す。
符号の説明
10・・・コード供給装置、12・・・移動機構部、14a、14b・・・引出ハンド、16a、16b・・・把持部、20・・・コード供給部、30・・・(コード)移送部、32a、32b・・・移送ハンド、34a、34b・・・把持部、42a、42b・・貼付ハンド、44a、44b・・・把持部、50・・・(剛体)コア。

Claims (6)

  1. コードを供給部から引き出し、引き出したコードを定長に切断し、切断したコードを被貼付体上に貼り付ける一連のコード貼付工程を、各工程における作動機構の軸制御を同期して行うためのコード貼付制御方法であって、
    前記一連のコード貼付工程の始動から終了までの1周期を仮想モータの1回転に対応させて前記各軸の作動タイミングを表す位相と作動量を取得する工程と、前記取得された作動位相及び作動量を各軸毎に記憶する工程と、記憶した前記作動位相及び移動量に基づき各軸を作動制御する工程と、を有することを特徴とするコード貼付制御方法。
  2. 請求項1に記載されたコード貼付制御方法において、
    前記取得された作動位相及び移動量に基づき電子カムパターンを作成する工程と、作成された電子カムパターンを記憶する工程を有することを特徴とするコード貼付制御方法。
  3. 請求項2に記載されたコード貼付制御方法において、
    前記記憶した前記作動位相に基づき各軸を作動制御する工程は、制御部内に形成される仮想モータの回転に基づく電子カムパターンを読み出す工程と、読み出した電子パターンに応じた作動制御信号を生成する工程と、を有することを特徴とするコード貼付制御方法。
  4. コードを供給部から引き出し、引き出したコードを定長に切断し、切断したコードを被貼付体上に貼り付ける一連のコード貼付工程を、各工程における作動機構の軸制御を同期して行うためのコード貼付制御装置であって、
    前記一連のコード貼付工程の始動から終了までの1周期を仮想モータの1回転に対応させて前記各軸の作動タイミングを表す位相と作動量を取得する手段と、所得された前記作動位相及び作動量を各軸毎に記憶する手段と、記憶した前記作動位相及び移動量に基づき各軸を作動制御する手段と、を有することを特徴とするコード貼付制御装置。
  5. 請求項4に記載されたコード貼付制御装置において、
    前記取得した前記作動位相及び移動量に基づき各軸毎の電子カムパターンを作成する手段と、作成された電子カムパターンを記憶する手段とを有することを特徴とするコード貼付制御装置。
  6. 請求項5に記載されたコード貼付制御装置において、
    前記記憶した前記作動位相に基づき各軸を作動制御する手段は、制御部内に形成される仮想モータの回転に基づく電子カムパターンを読み出す手段と、読み出した電子パターンに応じた作動制御信号を生成する手段とを有することを特徴とするコード貼付制御装置。
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