JP2009033900A - 冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクト化され、低コストのコネクタユニットを実現するとともに、このコネクタユニットに適合しうる安価な冷却システムを提供する。
【解決手段】エンジン用ラジエータ2の後方には、ラジエータ用の1対のファン71a,71bが配置されている。1対のファン71のうち、コネクタユニット5の前方に位置するファン71aの後方には、ファン71aの送風をコネクタユニット5に導くダクト70が設けられている。コネクタユニット5のヒートシンクが、モータハウジング本体60に連結されており、コネクタユニット5には、外方に延びる直流電源用端子と、モータハウジングの内部空間側に延びる三相交流電源用端子と、直流−三相交流の変換を行う電力変換部とが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換部が組み込まれたコネクタユニットを冷却するための冷却システムに関する。
図13は、従来のハイブリッド車の電気系統の例を示すブロック回路図である。同図に示すように、従来のハイブリッド車の車体500内には、エンジン501と、エンジン用ラジエータ502と、エンジン駆動用のモータ503と、モータ503を駆動するための三相交流電源を生成する電源生成部510とが設けられている。電源生成部510には、モータ503の駆動用三相交流電源を供給するインバータ505と、インバータ505に直流電源を供給するバッテリ506と、直流電源の電圧を変換するためのコンバータ507とがまとめられて配置されている。
図13に示す電源生成部510において、バッテリ506に蓄えられた電力がコンバータ507で所望の電圧に変換され、インバータ505に直流電源が供給される。インバータ505内には、IGBTなどのパワーデバイスを内蔵した電力変換部が配置されていて、電力変換部で直流電源から三相交流電源が生成される。このように、電源生成部510で生成された三相交流電源は、三相交流電源線508を経てモータ508に送られる。そして、三相交流電源によってモータ503が回転され、エンジン501を駆動することになる。コンバータ507,インバータ505,バッテリ506は、個別のケースに収納されて、外部配線によって電気的に接続されている。たとえば、特許文献1には、パワー制御ユニットと、モータとが隔離して配置された構造が開示されている。この文献の構造では、バッテリ506が、電源生成部510とは独立して配置されている。
特開2006−74931号公報
しかしながら、近年、コストのさらなる削減が求められると、上記従来の構成では十分にその要求を満足できないという不具合がある。そこで、さらなるコスト低減のための改善が求められている。また、電力変換部が配置されるハイブリッド車などにおいては、パワーデバイスの発熱量が大きく、その熱を放熱するために、冷却液を強制循環させるための冷却装置を別途備えているのが一般的である。そのために、冷却液や強制循環のためのポンプ,配管,容器などが必要で、多大のコストを必要としている。
本発明の目的は、コンパクト化され、低コストのコネクタユニットを実現するとともに、このコネクタユニットに適合しうる安価な冷却システムを提供することにある。
本発明の冷却システムは、直流−三相交流の変換用パワーデバイスおよび放熱構造体を有する電力変換部を、直流電源用端子と三相交流電源用端子との間に配置しコネクタユニットとして一体的に組み立てるとともに、コネクタユニットの放熱構造体をモータハウジングに連結し、放熱構造体またはモータハウジングにフィンを設けて、フィンに送風するファンを設けたものである。
ここで、上記「連結されている」とは、コネクタユニットの上記放熱構造体がハウジングに固定されている場合と、放熱構造体がモータハウジングと一体的に成形されている場合とを含むものとする。
これにより、コネクタユニットの三相交流電源用端子からモータの三相交流電源用端子までが極めて近接するので、従来電力変換部からモータまで延びていた三相交流電源用配線がほとんど不要になる。つまり、三相交流電源用配線を用いていた箇所が直流電源用配線に置き換えられることで、配線の使用量の低減により、コストの削減および軽量化を図ることができる。また、コネクタと電力変換部とを一体的に組み込むことで、回転電機の駆動や制御を行う電力変換部をコンパクトにモータハウジングに組み込むことが可能になる。
しかも、放熱構造体がモータハウジングに連結されているので、モータハウジングからの放熱経路を利用した放熱およびファンの送風による冷却を利用して、空冷方式の放熱構造体を実現することが可能となる。したがって、液冷方式に必要な冷却液,容器,ポンプ,配管などの部材に比べて比較的安価なファンを設ければよく、さらなる部品コストの削減を図ることができる。
上記冷却システムにおいて、ファンを車のラジエータから吸気するファンと兼用することにより、必要なファンの個数の低減によるコストの削減を図ることができる。ただし、車のラジエータのファンは、車の走行中以外のアイドリング時に集中的に回転駆動されるものであるが、車の走行中でモータの駆動中に前記ファンを回転させるように制御する制御手段を設けることにより、特にパワーデバイスの温度が上昇する走行中においても、放熱性能を確保することができる。
ただし、ファンがコネクタユニットやモータハウジングに取付られた専用ファンであってもよく、その場合には、上述のような特別の制御機能は不要である。
また、ファンが、車の空調用ファンと兼用されていることによっても、ファンの個数の低減によるコストの削減を図ることができる。
また、放熱構造体に走行風を導くダクト部材を設けることにより、電力変換部に大きな負荷が加わる走行時における放熱性能を高めることができる。その場合、ダクト部材の断面積が、送風の下流側で上流側よりも減少していることにより、広い範囲の走行風を放熱構造体に絞って風速を高めることができ、放熱性能をさらに向上させることができる。
本発明の冷却システムによると、コンパクト化されたコネクタユニットを実現するとともに、ファンによる空冷方式を用いて、部品コストの削減と軽量化とを図ることができる。
(実施の形態1)
−電気系統の構成−
図1は、実施の形態1に係るハイブリッド車の車体内部の電気系統および空冷システムの構成を概略的に示すブロック図である。同図においては、主として本発明に関係のある部材が表示されている。同図に示すように、ハイブリッド車の車体9内には、エンジン1と、エンジン用ラジエータ2と、エンジンに併設されたモータ3と、モータ3を駆動するための三相交流電源を生成するインバータを内蔵するコネクタユニット5と、コネクタユニット5内のインバータに直流電源を供給するバッテリ6と、直流電源の電圧を変換するためのコンバータ7とが配置されている。ここで、本実施の形態では、インバータを内蔵したコネクタユニット5が、モータ3のモータハウジングに連結されており、コネクタユニット5と、コンバータ7との間は、直流電源用配線8によって接続されている。
また、エンジン用ラジエータ2の後方で、コネクタユニット5の前方に位置するファン71aの後方には、ファン71aの風をコネクタユニット5に導くダクト70が設けられている。ダクト70の断面積は、ファン71a先端部はファン71aの大きさにほぼ合致し、基部ではコネクタユニット5のフィン部21bに近い寸法まで減少している。つまり、ファン71aの下流側では上流側よりもダクト70の断面積が減少しており、広い範囲からの送風を狭く絞ることで、風速を高め、冷却能力を増すように構成されている。ダクト70は、モータハウジングに取り付けられていてもよいし、車体に設けられている他の部材に取り付けられていてもよい。
本実施の形態では、バッテリ6に蓄えられた電力がコンバータ7で所望の電圧に変換され、コネクタユニット5内のインバータに直流電源が供給される。インバータ内には、後述するように、IGBTなどのパワーデバイスを内蔵した電力変換部が配置されていて、電力変換部で直流電源から三相交流電源が生成される。そして、三相交流電源によってモータ3が回転されることになる。
本実施の形態では、バッテリ6およびコンバータ7は、トランクに配置され、コネクタユニット5は、エンジンルームに配置されているので、1対の直流電源用配線8を介して、コンバータ7からコネクタユニット5内のインバータに直流電源が供給される。したがって、図13に示す従来の構成のような長い三相交流電源配線は、不要であり、これにより、大電力を供給するための太い配線の使用量を低減することで、部品コストの削減および軽量化を図ることができる。
また、本実施の形態において、エンジン用ラジエータ2の1対のファン71a,71bのうちエンジン1の前方に位置するファン71bは、図示されていない制御系によって、主として車の走行中以外のアイドリング時に集中的に回転駆動される。一方、コネクタユニット5の前方に位置するファン71aは、後述するモータ制御ユニットから延びる制御信号配線81aから受ける制御信号に応じて、アイドリング時だけでなく、車の走行中にも回転駆動するように制御される。
図2は、バッテリ6からモータ3までの回路構成を示す電気回路図である。同図において、コンバータ、コンデンサ等の部材の図示は省略されている。後述するように、コネクタユニット5には、直流電源用配線8が接続されるソケット28が設けられており、コネクタユニット5内には、ソケット28から延びる直流電源用金属配線23a,23bを介して直流電源が供給される。
また、図1においては、図示を省略したが、ハイブリッド車の車体9内には、図2に示すモータ制御ユニット80が配置されており、モータ制御ユニット80から制御信号用配線81が延びている。一方、コネクタユニット5には、制御信号用配線81が接続されるソケット29が設けられており、コネクタユニット5内には、ソケット29から延びる制御信号用配線83を介して制御信号が供給される。また、モータ制御ユニット80から制御信号用配線81aが延びており、ファン71aの回転駆動を制御する制御信号が制御信号用配線81aから供給されている。
また、図2に示すように、コネクタユニット5内には、並列に配置されたIGBTおよびダイオードからなる計6個のスイッチング回路を備えた電力変換部10が配置されている。また、コネクタユニット5内には、コネクタユニット内の各スイッチング回路の動作を制御するためのデバイス駆動回路16が配置されている。デバイス駆動回路16は、ソケット29から延びる制御信号用配線83からの入力信号を受け、制御信号用配線17を介して各スイッチング回路に制御信号を出力する。
コネクタユニット内において、各スイッチング回路には、直流電源用金属配線23a,23bを介して直流電源が供給され、デバイス駆動回路16の制御信号に応じてスイッチング回路が駆動されて、3相(U相,V相,W相)の電力信号が生成され、この電力信号は三相交流電源用金属配線23u,23v,23wからモータ3に出力される。
モータ3は、三相(U相,V相,W相)の交流によって駆動されるものであり、モータ3のステータには、コイル3aに接続されるバスバー63u,63v,63wが設けられている。各バスバー63u,63v,63wは、それぞれコネクタユニット5の三相交流電源用配線23u,23v,23wに接続されており、バスバー63u,63v,63wに入力される三相交流電源に応じてモータ3内のロータが回転し、これにより、モータ3が駆動される。
−コネクタユニットおよびモータハウジングの接続構造−
図3は、モータ3の一部を破断して示す斜視図である。図4は、モータの一部およびコネクタユニットの断面図である。ただし、図3においては、ロータの図示が省略されている。図3および図4に示すように、モータハウジング本体60内には、ステータ61と、ステータ61のコイルに流れる電流に応じて回転駆動されるロータ65とが設けられている。ステータ61は、コイルが巻き付けられた分割コアをリング状に組み立ててなるコア部62と、リング状に組み立てられた分割コアを締結・固定するためのリング部64とを備えている。そして、リング部64と、コア部62の内周部とに沿って、各分割コアに巻かれたコイルにつながる3相のバスバー63,66が配置されている。
各バスバー63,66は、各分割コアに巻回された各コイルに接続されているが、図3および図4においては、各バスバー63,66と各コイルとの接続構造の図示は省略されている。図4においては、外周側のバスバー63が実際よりも拡大して、かつ、絶縁被覆層を削除して表示されている。
モータハウジング本体60には、開口部60aが設けられており、開口部60aを囲む側筒60cの縁部60bに、コネクタユニット5が取付ネジ31によって固定されている。外周側のバスバー63(63u,63v,63w)は、各リング部63u1,63v1,63w1と、各リング部63u1,63v1,63w1から開口部60aに近接するように突出するモータ側端子63u2,63v2,63w2とを有している。
一方、コネクタユニット5には、後述するように、モータハウジングの外部に向かって突出する直流電源用端子23a2,23b2と、モータハウジングの内部に向かって突出する三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2とが設けられている。そして、本実施の形態において、コネクタユニット5がモータハウジング本体60に装着された状態では、コネクタユニット5の三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2と、ステータ61のモータ側端子63u2,63v2,63w2とが、直接接触した状態でボルト等により固定される。
−コネクタユニットの構造−
次に、コネクタユニット5の構造について説明する。図5は、コネクタユニット5を主面側から見た斜視図であり、図6は、コネクタユニット5を裏面側から見た斜視図であって、図5を図中縦方向の中心線回りに反転させた状態を表示している。
図5に示すように、コネクタユニット5の各部材は、ヒートシンク21の上に搭載されている。そして、最上部にデバイス駆動回路等を搭載したプリント配線板33が設けられていて、プリント配線板33上で、外部端子を除く全部材はエポキシ樹脂等(図示せず)によって樹脂封止されている。プリント配線板33には、第1開口部33a、スリット部33bおよび第2開口部33cが設けられている。第1開口部33cには、パワーデバイスであるIGBTが形成されたIGBTチップ11aと、パワーデバイスであるダイオードが形成されたダイオードチップ11bとが配置されている。第2開口部33cには制御信号用配線83が配置されている。また、三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2が、スリット部33bを貫通して突出している。
一方、図6に示すように、ヒートシンク21の裏面側からみると、ヒートシンク21は、平板部21aと、平板部21aから外方に突出する多数のフィン(図示せず)が形成されたフィン部21bと、各々ソケット28,29によって囲まれた第1,第2開口部21c,21dとを有している。そして、第1開口部21cには直流電源用端子23a2,23b2が配置され、第2開口部21dには、制御信号用配線83の端子部が配置されている。
次に、コネクタユニット5のヒートシンク上に積層されている各部材の構造について説明する。図7は、ヒートシンク21上の配線層以外の各層を透視して示す斜視図である。図8は、ヒートシンク21上の各層を分離して表示する斜視図である。
図7および図8に示すように、ヒートシンク21とプリント配線板33との間には、下方から順に、樹脂絶縁層26と、金属配線23と、絶縁層35とが積層されている。金属配線23は、直流電源を供給する直流電源用金属配線23a,23bと、三相交流電源を供給する三相交流電源用金属配線23u,23v,23wとを有している。
直流電源用金属配線23a,23bは、横方向に延びる平板状の平板部23a1,23b1と、平板部23a1,23b1から折り曲げられて図中下方に延びる直流電源用端子23a2,23b2とを有している。つまり、直流電源用金属配線23a,23bがほぼL字状の断面形状を有している。
また、三相交流電源用金属配線23u,23v,23wは、横方向に延びる平板状の平板部23u1,23v1,23w1 と、平板部23u1,23v1,23w1から折り曲げられて図中上方に延びる三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2とを有している。つまり、三相交流電源用金属配線23u,23v,23wがほぼL字状の断面形状を有している。
以上の各平板部23a2,23b2,23u1,23v1,23w1により、本発明の配線層が構成されている。
そして、本実施の形態では、配線層の第1の部分である平板部23a1,23b1は、直流電源用端子23a2,23b2とそれぞれ共通の金属板(本実施の形態では、Cu板またはCu合金板)によって構成されている。また、配線層の第2の部分である平板部23u1,23v1,23w1は、三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2とそれぞれ共通の金属板(本実施の形態では、Cu板またはCu合金板)によって構成されている。
そして、直流電源用端子23a2,23b2は、樹脂絶縁層26の第1開口部26aおよびヒートシンク21の平板部21aの第1開口部21cを挿通してソケット28内まで延びている(図6参照)。また、三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2は、絶縁層35のスリット部35bおよびプリント配線板33のスリット部33bを挿通して、プリント配線板33の上方に突出している(図5参照)。さらに、制御信号用配線83の端部は、下方に折り曲げられて、樹脂絶縁層26の第2開口部26bおよびヒートシンク21の平板部21aの第2開口部21dを挿通してソケット29内まで延びている。
本実施の形態では、直流電源用端子23a2,23b2は、ヒートシンク21の平板部21aの第1開口部21cを挿通して主面側から裏面側まで延びているが、ヒートシンク21の第1開口部21cに代えて平板部21aの端面を切り欠いた側溝を形成して、直流電源用端子23a2,23b2が、側溝を挿通して裏面側に達する構造としてもよい。
−電力変換部の構造−
図9は、実施の形態1に係る電力変換部の,図7に示すIX-IX線における断面図である。
電力変換部10は、IGBTチップ11aおよびダイオードチップ11bを併せて表示する半導体チップ11と、半導体チップ11内の半導体素子と外部部材とを電気的に接続するための配線層(23a2,23b2,23u1,23v1,23w1)とを備えている。配線層のうち図9に示す断面には、直流電源用金属配線23a,23bの各平板部23a1,23a2と、三相交流電源用金属配線23wの平板部23w1とが現れている。また、配線層の各平板部23a1,23a2,23w1と半導体チップ11とを接合する,Pbフリー半田を含む半田層14と、半導体チップ11で発生した熱を外方に放出するためのヒートシンク21と、配線層の各平板部23a1,23a2,23w1をヒートシンク21に固着する絶縁樹脂層26とを備えている。図示されてないが、半導体チップ11の上面および下面には、それぞれ、IGBT,ダイオードの活性領域に接続される上面電極および裏面電極が設けられており、裏面電極は、半田層14によって、配線層に導通状態で接合されている。
また、半導体チップ11の上面電極(IGBTチップの上面電極またはダイオードチップの上面電極)と、配線層の各平板部(図9に示す断面においては、23w2および23b1)とは、大電流用配線18によって電気的に接続されている。さらに、半導体チップ11において、IGBTチップの上面電極−ダイオードチップの上面電極間も大電流配線18によって電気的に接続されている。
ヒートシンク21は、平板部21aと、平板部21aの裏面側から突出するフィン部21bとを有している。そして、平板部21aは、モータハウジング本体60の開口部60aの側筒60cの縁部60bに、取付ネジ31によって取り付けられている。ヒートシンク21の平板部21aは、配線層や半導体チップ11を支持する支持部材として機能する。そして、ヒートシンク21は、放熱構造体として機能するとともに、コネクタユニット5の筐体としても機能し、さらに、モータハウジングの一部としても機能している。つまり、モータハウジング本体60aおよびヒートシンク21により、モータハウジングが構成されている。
本実施の形態では、ヒートシンク21のフィン部21bを外部空間に開放した構成としているが、フィン部21bを囲む容器50(破線参照)を別途設けて、空気または液体を強制的に循環させて、強制冷却する構成としてもよい。ただし、フィン部21bは必ずしも必要ではなく、また、フィン部21bに代えて、他の放熱用部材を備えていてもよい。
また、ヒートシンク21の第1開口部21aには、ソケット28が設けられており、直流電源用金属配線23aの平板部23a1から曲げられた直流電源用端子23a2がソケット28まで延びている。図9に示す断面には現れていないが、一方の直流電源用金属配線23bの平板部23b1からほぼ直角に曲げられた直流電源用端子23b2も、ソケット28まで延びている(図7,図8参照)。つまり、各直流電源用端子23a2,23b2は、モータハウジング本体60の外部空間まで延びている。
また、図9に示す断面以外の断面において、三相交流電源用金属配線23wの平板部23w1からほぼ直角に曲げられた三相交流電源用端子23w2は、モータハウジング本体60の内部空間に延びている。そして、三相交流電源用端子23w2は、取付部材37により、モータ側端子63w2に直接接触した状態で固定されている。図9には表示されていないが、他の三相交流電源用金属配線23u,23vの平板部23u1,23v1からほぼ直角に曲げられた三相交流電源用端子23u2、23v2も同様の構成となっている。
また、配線層の上方には、絶縁層33を介してプリント配線板33が積層されており、プリント配線板33の上にデバイス駆動回路16が配設されている。そして、プリント配線板33の上に延びる信号用配線(図示せず)と、半導体チップ11の制御電極(図示せず)との間は、制御信号を供給するための信号用配線17によって電気的に接続されている。
なお、図9には図示されていないが、ヒートシンク21の上面側で半導体チップ11,制御信号用配線17,大電流用配線18,プリント配線板33,絶縁層35,配線層,半田層14,絶縁樹脂層26などの部材は、直流電源用端子23a2,23b2、三相交流電源用端子23u2、23v2、23w2、モータ側端子63w2および制御信号用配線83の端子部を除いて、エポキシ樹脂などの樹脂によって封止されている。
本実施の形態では、モータハウジング本体60の外周部の径は、たとえば400mm程度であり、開口部60aの寸法は、たとえば150mm×200mmであり、ヒートシンク21の平板部21aの平面寸法は、たとえば150mm×150mmであり、コネクタユニット5全体の高さ寸法は、たとえば50mm程度である。
−コネクタユニットの組立手順−
本実施の形態のコネクタユニット5は、モータハウジング本体60に取り付ける前に、以下の手順によって、別途組み立てることができる。図8および図9を参照しつつ、組立手順を説明する。
まず、金属配線23の上に、Pbフリー半田を吐出または印刷し、Pbフリー半田の上に、半導体チップ11をマウントする。半導体チップ11には、パワーデバイスとして機能するIGBT、あるいはダイオードが形成されている。さらに、電力変換部をリフロー炉に投入し、半導体チップ11と金属配線23とを接合する半田層14を形成する。このときのリフロー炉の雰囲気は不活性ガス雰囲気または還元性雰囲気で、炉内の最高温度は260℃である。その後、フラックス洗浄を行なって、フラックス残渣を除去する。
次に、ダイキャスト成形によって形成されたヒートシンク21の平板部21aの上面上に、高熱伝導率を有する絶縁性エポキシ樹脂を塗布し、絶縁樹脂層26を形成する。次に、所定形状にパターニングされた金属配線23を絶縁樹脂層26の上にマウントし、絶縁樹脂層26により、金属配線23をヒートシンク21の平板部21の上面に固着する。
なお、ヒートシンク21を押し出し成形によって形成することも可能である、その場合、各開口部21c,21dは成形後に加工し、別途形成したソケット28,29をヒートシンク21に取り付けることができる。
次に、金属配線23の平板部などの上に絶縁性接着剤を塗布して絶縁層35を形成し、その上にプリント配線板33を載置する。このとき、半導体チップ11は第1開口部33aに露出し、三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2はスリット部33bを挿通し、制御信号用配線83の端子部は第2開口部33cを挿通する。
その後、比較的大径(たとえば400μm径)のAlワイヤを用いたワイヤボンディングを行う。そして、半導体チップ11の上面電極同士や、上面電極と金属配線23との間を接続する大電流用配線18を形成する。その後、小径(たとえば125μm径)のAlワイヤを用いたワイヤボンディングを行なって、半導体チップ11の制御電極(図示せず)とプリント配線板33上の配線との間を接続する信号配線17を形成する。
次に、ポッティングにより、ヒートシンク21の主面上に設けられている、半導体チップ11,信号配線17,大電流用配線18,金属配線23,半田層14,絶縁樹脂層26などの部材を、端子部分を露出させた状態で封止する。
以上の工程によって、コネクタユニット5をモータハウジング本体60とは切り離して形成した後、モータハウジング本体60にコネクタユニット5を取り付ける。
本実施の形態では、ヒートシンク21の材料として、焼結アルミニウム(焼結Al)が用いられている。ただし、これに限定されるものではない。たとえば、Al,Al合金,Cu,Cu合金などの他の金属、AlN,SiN,BN,SiCなどのセラミックス、或いは、Al−SiC,Cu−W,Cu−Moなどの複合材料を用いてもよい。
本実施の形態では、金属配線23(23a,23b,23u,23v,23w)の材料として、CuまたはCu合金を用いているが、これに限定されるものではない。たとえば、Al,Al合金や、Al−SiC,Cu−W,Cu−Moなどの複合材料を用いてもよい。
本実施の形態では、配線層(各平板部23a1,23b1,23u1,23v1,23w1)と、外部機器への端子(直流電源用端子23a2,23b2および三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2)とを1枚の金属板(本実施の形態では、Cu板又はCu金属板)によって構成しているが、配線層と端子とを個別に設けて、両者間をAlワイヤー等によって接続してもよい。
上述のように、本実施の形態の電力変換部10においては、Pbフリー半田からなる半田層14と、絶縁樹脂層26とを備えている。一般に、Pbフリー半田には、以下のものがある。たとえば、Sn(液相点232℃),Sn−3.5%Ag(液相点221℃),Sn−3.0%Ag(液相点222℃),Sn−3.5%Ag−0.55%Cu(液相点220℃),Sn−3.0%Ag−0.5%Cu(液相点220℃),Sn−1.5%Ag−0.85%Cu−2.0Bi(液相点223℃),Sn−2.5%Ag−0.5%Cu−1.0Bi(液相点219℃),Sn−5.8Bi(液相点138℃),Sn−0.55%Cu(液相点226℃),Sn−0.55%Cu−その他(液相点226℃),Sn−0.55%Cu−0.3%Ag(液相点226℃),Sn−5.0%Cu(液相点358℃),Sn−3.0%Cu−0.3%Ag(液相点312℃),Sn−3.5%Ag−0.5%Bi−3.0In(液相点216℃),Sn−3.5%Ag−0.5%Bi−4.0In(液相点211℃),Sn−3.5%Ag−0.5%Bi−8.0In(液相点208℃),Sn−8.0%Zn−3.0%Bi(液相点197℃)等がある。本実施の形態では、液相点が250℃以下の低融点のPbフリー半田、たとえば、Sn−3.0%Ag−0.5%Cu(液相点220℃)を用いているが、これに限定されるものではない。ただし、Sn−5.0%Cu(液相点358℃),Sn−3.0%Cu−0.3%Ag(液相点312℃)等の高融点のPbフリー半田(液相点が250℃を超えるもの)は除くものとする。
絶縁樹脂層26には、本実施の形態では、金属やセラミクスの充填剤を含むエポキシ樹脂が用いられている。エポキシ樹脂の使用可能温度は、種類によって異なるが、250℃を超えるものを選択することは容易であり、本実施の形態では、Pbフリー半田の液相点よりも高いものを用いている。したがって、後述する電力変換部の組み立て工程において、絶縁樹脂層26を形成した後で、Pbフリー半田のリフロー工程を行うことが可能になる。たとえば、エポキシ樹脂に、アルミナ,シリカ,アルミニウム,窒化アルミニウムなどを充填したものを用いることができ、熱伝導率が3.0(W/m・K)以上であることが好ましく、5.0(W/m・K)以上であることがより好ましい。
絶縁樹脂層26の厚みは、0.4mm以下であることが好ましく、0.2mm以下であることがより好ましい。絶縁樹脂層26の熱抵抗は、熱伝導率と厚みに依存して定まるが、厚みが薄いほど熱抵抗が小さくなる。したがって、厚みが0.4mm以下であることにより、放熱性能が高くなることになる。
本実施の形態によると、直流電源用端子23a2,23b2と三相交流用電源端子23u2,23v2,23w2との間に、直流電力を三相交流電力に変換するためのインバータとして機能する電力変換部10を介設したコネクタユニット5を設け、コネクタユニット5の一部(本実施の形態では、放熱構造体であるヒートシンク21)をモータハウジング本体60に連結する構成としたので、直流電源を生成するバッテリ6,コンバータ7と、電力変換部10との間は、三相交流電源用配線に代えて直流電源用配線を介設すれば済み、大電力用の配線の使用量の低減により部品コストの削減および軽量化を図ることができる。
そして、本実施の形態のコネクタユニット5は、上記組立方法からもわかるように、モータハウジング本体60とは切り離して組み立てることができるので、モータハウジング本体60だけでなく、直流電力−三相交流電力の変換を行う機器やそれ以外の部材に取り付けることができ、汎用性のあるコネクタユニットとして、高い利用性を有している。
また、電力変換部10をモータハウジングの内部空間に配設したので、モータハウジングの内部空間を有効に利用することができ、ひいては、車内部の部材の小型化を図ることができる。
特に、放熱構造体であるヒートシンク21を、モータハウジング本体60に接触させた状態で取り付けて(図9参照)、ヒートシンク21をモータハウジングの部分としているので、さらなる車内部の部材のコンパクト化を図ることができるとともに、モータハウジング本体60を介して、放熱性能も向上する。
加えて、本実施の形態の冷却システムでは、ファン71aによる送風によって、コネクタユニット5のフィン部21bが冷却されるので、上述の放熱性能の向上と相俟って、空冷方式による電力変換部10の冷却が可能となる。よって、液冷システムに必要な冷却液,冷却液を収容する容器,冷却液を強制循環させるためのポンプ,配管などの部品が不要となり、部品コストの削減を図ることができる。
特に、車のエンジン用ラジエータ2に付設されているファン71aと兼用することにより、ファンの個数を増やす必要がないので、部品コストの削減効果が大きくなる。
なお、車の空調用ファンと兼用することによっても、ファンの個数を増やす必要がないので、部品コストの削減効果が大きくなる。
また、電力変換部10に、パワーデバイスの動作を制御するための制御回路であるデバイス駆動回路16を搭載したプリント配線板33を組み込んでいるので、車内部の部材のコンパクト化を図ることができる。
また、配線層のうち直流電源用配線23a,23bの平板部23a1,23b1と、直流電源用端子23a2,23b2とが共通の金属板で構成されていることにより、部品コストの削減とコネクタユニット5のサイズ縮小とを図ることができる。
また、配線層のうち三相交流電源用金属配線23u,23v,23wの平板部23u1,23v1,23w1と、 三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2とが共通の金属板で構成されていることによっても、部品コストの削減とコネクタユニット5のサイズ縮小とを図ることができる。
また、本実施の形態では、従来用いられていた2つの半田層に代えて、1つの半田層14と、樹脂接着剤からなる絶縁樹脂層26とを用いているので、低融点のPbフリー半田と高融点のPbフリー半田とを用いる必要はなく、低融点のPbフリー半田だけで済むことになる。現在、Pbフリー半田として、比較的Cu組成比の高いPbフリー半田(たとえば液相点が300℃以上のSn−5.0%Cu,Sn−3.0%Cu−0.3%Ag)も開発されているが、確実な接続信頼性を有する高融点のPbフリー半田を得ることは困難である。一方、低融点のPbフリー半田としては、たとえば液相点が220℃のSn−3.0%Ag−0.5%Cu(JEITA推奨合金)などの接続信頼性の高いものが得られている。また、樹脂接着剤としては、使用可能温度が250℃を超えるエポキシ樹脂など、低融点のPbフリー半田の液相点よりも高温に耐えうるものは容易に得られる。したがって、本実施の形態により、半田層14をPbフリー化して、接続信頼性を確保しつつ、Pbフリー化を図ることができるのである。
(実施の形態2)
図10は、実施の形態2に係る電力変換部の,図7に示すIX-IX線相当の断面における断面図である。同図において、実施の形態1と同じ構成を有する部材については、実施の形態1と同じ符号を付して、その説明を省略する。
同図に示すように、本実施の形態では、ヒートシンク21がモータハウジング本体60と一体成形されて、モータハウジングの一部として機能している。
本実施の形態によると、放熱構造体であるヒートシンク21をモータハウジング本体60と一体成形しているので、ヒートシンク21とモータハウジング60との間の熱伝導性をより向上させることができ、実施の形態1よりもさらに高い放熱性能を発揮することができる。したがって、フィン部21bを空冷システムによって空冷させる構造として、適した構造となっている。
(実施の形態3)
図11は、実施の形態3に係る電力変換部の,図7に示すIX-IX線相当の断面における断面図である。同図において、実施の形態1と同じ構成を有する部材については、実施の形態1と同じ符号を付して、その説明を省略する。
同図に示すように、本実施の形態においては、ヒートシンク21の平面部21aを囲む側部21fが設けられていて、側部21fがモータハウジング本体60aの外周面に取り付けられており、電力変換部10が、モータハウジング本体60の外側に位置している。そして、三相交流電源用端子23w2(および23u2,23v2)は、モータハウジング本体60に形成された開口部60bを通ってモータハウジングの内部空間まで延びている。
本実施の形態では、電力変換部10は、モータハウジングの内部空間に位置してはいないが、ヒートシンク21よりもモータハウジングの内部空間側に配置されているので、三相交流電源端子23u2,23v2,23w2とモータハウジングの内部空間との距離が短くなる。よって、配線部材の使用量の低減による部品コストの削減および軽量化に加えて、小型化を図ることができる。また、モータハウジング本体60aの空きスペースに配置すれば、スペースの有効利用による車内部の部材のコンパクト化を図ることもできる。
(実施の形態1〜3の変形例)
図12(a),(b)は、実施の形態1〜3の第1,第2の変形例を示す断面図である。図12(a),(b)において、実施の形態1と同じ構成を有する部材については、実施の形態1と同じ符号を付して、その説明を省略する。
図12(a)に示す第1の変形例においては、コネクタユニット5にファン72が取り付けられている。ファン72は、フィン部21bを冷却するための専用ファンである。したがって、電力変換部10に高負荷がかかるときだけ回転すればよい。しかも、フィン部21bに極めて近い部位から送風することで、冷却能力も向上する。本変形例では、実施の形態1に比べてファンの個数は増やす必要があるものの、液冷方式に比べて簡素な構成で済むので、部品コストの削減を図ることができる。
図12(b)に示す第2の変形例においては、モータハウジング本体60が放熱構造体の一部として機能しており、モータハウジング本体60にフィン部60fが設けられている。なお、図12(b)において、見やすくするために、コネクタユニット5の直流電源用端子や制御端子の図示は省略されている。
この変形例においても、ファン73は、フィン部60fを冷却するための専用ファンである。したがって、電力変換部10に高負荷がかかるときだけ回転すればよい。しかも、フィン部60fに極めて近い部位から送風することで、冷却能力も向上する。本変形例では、実施の形態1に比べてファンの個数は増やす必要があるものの、液冷方式に比べて簡素な構成で済むので、部品コストの削減を図ることができる。
このように、実施の形態1〜3において、コネクタユニット5のフィン部21bに代えて、あるいは、コネクタユニット5のフィン部21bに加えて、モータハウジング本体60にフィンを設けてもよい。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、コネクタユニットの一部をモータハウジングに連結させた構造について開示したが、本発明は、コネクタユニットの一部を、モータだけでなく、発電機のハウジングに連結させた構造にも適用することができる。つまり、モータや発電機のハウジングにも適用することができる。
本発明の電力変換部に配置される半導体素子は、ワイドバンドギャップ半導体(SiC,GaNなど)を用いたパワーデバイスでもよいし、Siを用いたパワーデバイスでもよい。
上記実施の形態では、電力変換部がIGBTおよびダイオードを組み合わせたインバータであったが、本発明の電力変換部は、MOSFETを用いたインバータであってもよい。
上記実施の形態では、放熱構造体はヒートシンク21だけによって構成されていたが、放熱構造体は、ヒートシンクと他の部材とを有するものであってもよい。そして、ヒートシンク以外の他の部材、あるいは、放熱構造体以外の他の部材が回転電機のハウジングに連結されていてもよい。
上記開示された本発明の実施の形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の冷却システムは、ハイブリッド車、電気自動車、冷凍装置のコンプレッサなどモータに利用することができる。
実施の形態1に係るハイブリッド車の車体内部の電気系統および空冷システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるバッテリからモータまでの回路構成を示す電気回路図である。 モータの一部を破断して示す斜視図である。 モータの一部およびコネクタユニットの断面図である。 コネクタユニットを主面側から見た斜視図である。 コネクタユニットを裏面側から見た斜視図である。 ヒートシンク上の配線層以外の各層を透視して示す斜視図である。 ヒートシンク上の各層を分離して表示する斜視図である。 実施の形態1に係る電力変換部の,図7に示すIX-IX線における断面図である。 実施の形態2に係る電力変換部の,図7に示すIX-IX線相当の断面における断面図である。 実施の形態3に係る電力変換部の,図7に示すIX-IX線相当の断面における断面図である。 (a),(b)は、実施の形態1〜3の第1,第2の変形例を示す断面図である。 従来のハイブリッド車の電気系統の例を示すブロック回路図である。
符号の説明
1 エンジン
2 ラジエータ
3 モータ
5 コネクタユニット
6 バッテリ
7 コンバータ
8 直流電源用配線8
10 電力変換部
11a IGBTチップ
11b ダイオードチップ
14 半田層
16 デバイス駆動回路
17 制御信号用配線
18 大電流用配線
21 ヒートシンク
21a 平板部
21b フィン部
21c 第1開口部
21d 第2開口部
23a,23b 直流電源用金属配線
23a1,23b1 平板部
23a2,23b2 直流電源用端子
23u,23v,23w 三相交流電源用金属配線
23u1,23v1,23w1 平板部
23u2,23v2,23w2 三相交流電源用端子
26 絶縁樹脂層
26a 第1開口部
26b 第2開口部
28 ソケット
29 ソケット
31 取付ネジ
33 プリント配線板
33a 第1開口部
33b スリット部
33c 第2開口部
35 絶縁層
35a 第1開口部
35b スリット部
35c 第2開口部
37 取付部材
50 容器
60 モータハウジング本体
60a 開口部
60b 縁部
60c 側筒
63u,63v,63w バスバー
63u1,63v1,63w1 リング部
63u2,63v2,63w2 モータ側端子
70 ダクト
71〜73 ファン
80 モータ制御ユニット
81 制御信号用配線
83 制御信号用配線

Claims (6)

  1. 直流電力と三相交流電力との変換を行うためのパワーデバイスおよび放熱構造体を有する電力変換部を、直流電源用端子と三相交流電源用端子との間に配置して、一体的に組み立ててなるコネクタユニットと、
    前記コネクタユニットの放熱構造体が連結されたモータハウジングと、
    前記放熱構造体またはモータハウジングに設けられたフィンと、
    前記フィンに送風するファンと、
    を備えている冷却システム。
  2. 請求項1記載の冷却システムにおいて、
    前記ファンは、車のラジエータから吸気するファンと兼用されており、
    前記車の走行中でモータの駆動中に前記ファンを回転させるように制御する制御手段を備えている、冷却システム。
  3. 請求項1記載の冷却システムにおいて、
    前記ファンは、前記コネクタユニットまたはモータハウジングに連結して取付られた専用ファンである、冷却システム。
  4. 請求項1記載の冷却システムおいて、
    前記ファンは、車の空調用ファンと兼用されている、冷却システム。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の冷却システムにおいて、
    前記フィンに走行風を導くダクト部材をさらに備え、
    前記フィンは、ダクト部材から導かれる送風の方向に延びている、冷却システム。
  6. 請求項5記載の冷却システムにおいて、
    前記ダクト部材の断面積は、ファンによる送風の下流側で上流側よりも減少している、冷却システム。
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