JP2009033678A - 無線端末、ネットワーク管理方法、無線通信システム - Google Patents

無線端末、ネットワーク管理方法、無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワーク処理でのスロットの利用効率を上げることができる無線端末を提供する。
【解決手段】 スロット取得リクエストを受信する毎に、SRCカウンタ54をインクリメントしていくことで、SRCカウンタ54では、未処理のスロット取得リクエストの数をカウントする。スロット解放を行う毎に、ASCカウンタ55をデクリメントしていくことで、ASCカウンタ55では、現在アクティブ中のスロットの数をカウントする。SRCカウンタ54の値とASCカウンタ55の値との合計がスレショルド値DPW以上になったら、トリガ信号をスロット管理部51に送り、スロットの割り当てを行う。このとき、それまで使われていたスロットをソートし、空きスロットの削除或いは併合を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線端末、ネットワーク管理方法、無線通信システムに関するもので、特に、ミリ波を使用して送受信機間で高速通信を行うようにしたものに係わる。
ミリ波を使用して無線端末間で高速通信を行うようにしたミリ波WPAN(Wireless Personal Area Network)の無線通信システムの開発が進められている。このような無線通信システムでは、60GHz帯の7GHz〜9GHzの超広帯域が使用され、数Gbpsの超高速通信が可能である。このような無線通信システムは、非圧縮のビデオ信号の伝送や、キオスク・ダウンローディング型ファイル転送に用いることが期待されている。
このような無線通信システムとして、IEEE802.15.3として標準化が検討されているものがある(非特許文献1参照)。以下、この無線通信システムについて説明する。
図11は、IEEE802.15.3の無線通信システムの構成を示すものである。IEEE802.15.3の無線通信システムでは、無線端末は、デバイス(DEV)と呼ばれている。これらのデバイスの無線端末の中で、1つのデバイスは、ピコネット・コーディネータ(PNC)と呼ばれる制御端末となり、他のデバイス(DEV)は従属端末となる。図11では、1つの制御端末(PNC)と4つの従属端末(DEV)が示されている。なお、従属端末(DEV)数は、これに限定されるものではない。また、制御端末(PNC)は、従属端末(DEV)として機能させることもできる。
制御端末(PNC)は、上位層からの指令を受けると、周辺の従属端末(DEV)を束ねて、ひとつのピコネットを形成する。ピコネットとは、1つのマスタ(ここでは制御端末(PNC))に対して、複数のスレーブ(ここでは従属端末(DEV))を接続して構成されるネットワークである。ここでは、従属端末(DEV)は、ネットワークに自由に参加、離脱できる。
制御端末(PNC)は、ビーコンを送出して、ネットワークのタイミングを調整する機能を備えている。各従属端末(DEV)は、無線端末(PNC)からのビーコンを受信して、指定されたタイミングで、データの送受信を行う。
制御端末(PNC)は、各従属端末(DEV)に割り当てるタイムリソースを管理することによって、各従属端末(DEV)の通信路の形成を制御し、これにより任意のデバイス間でポイント・ツー・ポイントの通信路が形成され、データが転送される。
図12は、IEEE802.15.3で使用されるスーパーフレームの構成を示すものである。図12に示すように、1つのスーパーフレームは、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間(CAP)と、チャネル時間割り当て期間(CTAP)との3つのパートから構成される。
各スーパーフレームの開始時はビーコン期間となっており、このビーコン期間で、制御端末(PNC)からビーコンがブロードキャストされる。このビーコンは、各スーパーフレームの開始を示し、制御端末(PNC)から各従属端末(DEV)に、タイム割り当てや管理情報を提供している。
コンテンション・アクセス期間(CAP)は、スーパーフレームでビーコンの次に割り当てられている。このコンテンション・アクセス期間(CAP)は、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access With Collision Avoidance)により、全ての無線端末がアクセス可能な期間になっている。このコンテンション・アクセス期間(CAP)では、時間に依存しないデータが転送される。
チャネル時間割り当て期間(CTAP)は、制御端末(PNC)が特定の従属端末(DEV)にのみ通信を許可する期間となっている。チャネル時間割り当て期間(CTAP)は、管理用のタイムスロット(MCTA1、MCTA2)と、いくつかのタイムスロット(CTA1、CTA2、…)から構成されている。このチャネル時間割り当て期間(CTAP)では、時間依存のデータ(アイソクロナスデータ)が転送される。
また、ネットワーク制御は、多くの伝送をサポートできるように、伝送を開始する前に、タイムリソースが確保される。また、タイムスロット(CTA1、CTA2、…)の長さは、リクエストで指定できるようになっている。
つまり、従属端末(DEV)がタイムリソースを要求する場合には、従属端末(DEV)は、制御端末(PNC)からのビーコンを受信し、コンテンション・アクセス期間(CAP)で、制御端末(PNC)にスロット取得リクエストを送信する。このとき、タイムスロットの長さが指定できる。制御端末(PNC)は、スロット取得リクエスト受信すると、直ちに、リクエストが受け入れられるかどうかを判断し、リクエストの受け入れが可能なら、制御端末(PNC)から従属端末(DEV)にACK(アクノリッジ)でレスポンスを返し、制御端末(PNC)は、次にビーコンで、従属端末(DEV)に割り当てたタイムスロットの割り当て情報を含めて送信する。従属端末(DEV)は、ビーコンを受信し、自分に割り当てられたタイムスロットの情報を取得し、このタイムスロットを使って、チャネル時間割り当て期間(CTAP)で通信を行う。
IEEE 802.15, Wireless Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications for Wireless Personal Area Networks (WPAN) Amendment 1: MAC Sublayer, IEEE Std. 802.15.3b, 2005
上述のように、従来では、伝送を開始する前に、タイムリソースが確保される。このタイムスロットの確保は、制御端末(PNC)が受信したリクエストの順番に確保される。しかしながら、このような従来の方法では、タイムリソースの利用効率が悪いという問題がある。
例えば、図13(A)に示すように、スロットT1、T2、T3、T4、T5の5つのタイムスロットが制御端末(PNC)で許可されているとする。そして、ここで、新たにスロットT6のリクエストが到来したとする。
もし、スロットT6の長さが現在のスーパーフレームでの残り時間より長ければ、このスロットT6のリクエストは、当然、許可されない。さらに、残り時間があっても、空きスロットがそのリクエストのスロットよりも短い場合には許可されない場合がある。
つまり、複数のスーパーフレームの時間が経過後、いくつかのデバイスがフレーム伝送を終了し、図13(C)に示すように、例えばスロットT2、T4が解放されたとする。このとき、解放されたスロットT2とT4との合計が、新たにリクエストされたスロットT7の長さよりも長ければ、そのリクエストに対するリソースは確保できるはずである。
しかしながら、図13(C)に示すように、スロットT2、T4が解放されたとしても、空きスロットが整列されていないので、スロットT7を許可できるスロットは確保できない。このため、スロットT7のリクエストは拒絶される。空きスロットの時間合計が長くなればなるほど、スロットが分断化し、よりスロット使用の効率性が悪くなる。
本発明は、上述の課題を鑑み、ネットワーク処理でのスロットの利用効率を上げることができる無線端末、ネットワーク管理方法、無線通信システムを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の無線端末は、制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、データの送受信を行う無線通信システムの制御端末として用いられる無線端末において、従属端末からのスロット取得リクエスト及びスロット解放リクエストを受信する手段と、未処理のスロット取得リクエストの数をカウントする第1のカウンタと、現在アクティブになっているスロットの数をカウントする第2のカウンタと、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えているかを判断する比較手段と、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えたら、未処理のスロット取得リクエストに対してスロットを割り付けるネットワーク処理を開始するスロット管理手段と、リクエストに対するレスポンスを従属端末に送信する手段とを備えるようにしたことを特徴とする。
本発明の無線端末において、好ましくは、スロット管理手段は、現在アクティブなスロット及びリクエストされたスロットを、スロット長が大きい順にソートして、空きスロットの削除、併合を行うようにしたことを特徴とする。
本発明の無線端末において、好ましくは、スロット管理手段は、従属端末からのスロット解放リクエストを受信すると、対応するスロットを解放するネットワーク処理を直ちに開始することを特徴とする。
本発明の無線端末において、好ましくは、第1のカウンタは、従属端末からのスロット取得リクエストを受信する毎にインクリメントされることを特徴とする。
本発明の無線端末において、好ましくは、第2のカウンタは、従属端末からのスロット解放リクエストを受信する毎にデクリメントされることを特徴とする。
本発明のネットワーク管理方法には、制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、データの送受信を行う無線通信システムのネットワーク管理方法において、従属端末からのスロット取得リクエスト及びスロット解放リクエストを受信するステップと、第1のカウンタにより未処理のスロット取得リクエストの数をカウントするステップと、第2のカウンタにより現在アクティブになっているスロットの数をカウントするステップと、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えているかを判断するステップと、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えたら、未処理のスロット取得リクエストに対してスロットを割り付けるネットワーク処理を開始するステップとリクエストに対するレスポンスを従属端末に送信するステップとを備えるようにしたことを特徴とする。
本発明のネットワーク管理方法において、好ましくは、スロットを割り付ける際に、現在アクティブなスロット及びリクエストされたスロットを、スロット長が大きい順にソートして、空きスロットの削除、併合を行うようにしたことを特徴とする。
本発明のネットワーク管理方法において、好ましくは、従属端末からのスロット解放リクエストを受信すると、対応するスロットを解放するネットワーク処理を直ちに開始することを特徴とする。
本発明のネットワーク管理方法において、好ましくは、第1のカウンタは、従属端末からのスロット取得リクエストを受信する毎にインクリメントされることを特徴とする。
本発明のネットワーク管理方法において、好ましくは、第2のカウンタは、従属端末からのスロット解放リクエストを受信する毎にデクリメントされることを特徴とする。
本発明の無線通信システムは、制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、データの送受信を行う無線通信システムにおいて、複数の従属端末は、スロット取得リクエスト又はスロット解放リクエストを制御端末に送信する手段を有し、制御端末は、 従属端末からのスロット取得リクエスト及びスロット解放リクエストを受信する手段と、未処理のスロット取得リクエストの数をカウントする第1のカウンタと、現在アクティブになっているスロットの数をカウントする第2のカウンタと、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えているかを判断する比較手段と、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えたら、未処理のスロット取得リクエストに対してスロットを割り付けるネットワーク処理を開始するスロット管理手段と、リクエストに対するレスポンスを従属端末に送信する手段とを有することを特徴とする。
本発明の無線通信システムにおいて、好ましくは、制御端末は、現在アクティブなスロット及びリクエストされたスロットを、スロット長が大きい順にソートして、空きスロットの削除、併合を行うようにしたことを特徴とする。
本発明の無線通信システムにおいて、好ましくは、制御端末は、従属端末からのスロット解放リクエストを受信すると、対応するスロットを解放するネットワーク処理を直ちに開始することを特徴とする。
本発明の無線通信システムにおいて、好ましくは、第1のカウンタは、従属端末からのスロット取得リクエストを受信する毎にインクリメントされることを特徴とする。
本発明の無線通信システムにおいて、好ましくは、第2のカウンタは、従属端末からのスロット解放リクエストを受信する毎にデクリメントされることを特徴とする。
本発明の無線端末によれば、制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、データの送受信を行う無線通信システムの制御端末として用いられる無線端末において、従属端末からのスロット取得リクエスト及びスロット解放リクエストを受信する手段と、未処理のスロット取得リクエストの数をカウントする第1のカウンタと、現在アクティブになっているスロットの数をカウントする第2のカウンタと、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えているかを判断する比較手段と、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えたら、未処理のスロット取得リクエストに対してスロットを割り付けるネットワーク処理を開始するスロット管理手段と、リクエストに対するレスポンスを従属端末に送信する手段とを備えるようにしているので、スロットの割り付け処理を効率的に行え、データの利用効率の向上が図れる。
また、本発明の無線端末によれば、スロット管理手段は、現在アクティブなスロット及びリクエストされたスロットを、スロット長が大きい順にソートして、空きスロットの削除、併合を行うようにしたので、スロットの分断化が防止でき、データの利用効率の向上が図れる。
また、本発明の無線端末によれば、スロット管理手段は、従属端末からのスロット解放リクエストを受信すると、対応するスロットを解放するネットワーク処理を直ちに開始しているので、無駄なスロットが残らず、データの利用効率の向上が図れる。
また、本発明の無線端末によれば、第1のカウンタは、従属端末からのスロット取得リクエストを受信する毎にインクリメントされるので、未処理のリクエストの数を正確にカウントできる。
また、本発明の無線端末によれば、第2のカウンタは、従属端末からのスロット解放リクエストを受信する毎にデクリメントしているので、現在、アクティブなスロットの数を正確にカウントできる。
本発明のネットワーク管理方法によれば、制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、データの送受信を行う無線通信システムのネットワーク管理方法において、従属端末からのスロット取得リクエスト及びスロット解放リクエストを受信するステップと、第1のカウンタにより未処理のスロット取得リクエストの数をカウントするステップと、第2のカウンタにより現在アクティブになっているスロットの数をカウントするステップと、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えているかを判断するステップと、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えたら、未処理のスロット取得リクエストに対してスロットを割り付けるネットワーク処理を開始するステップとリクエストに対するレスポンスを従属端末に送信するステップとを備えるようにしているので、スロットの割り付け処理を効率的に行え、データの利用効率の向上が図れる。
本発明のネットワーク管理方法によれば、スロットを割り付ける際に、現在アクティブなスロット及びリクエストされたスロットを、スロット長が大きい順にソートして、空きスロットの削除、併合を行うようにしているので、スロットの分断化が防止でき、データの利用効率の向上が図れる。
本発明のネットワーク管理方法によれば、従属端末からのスロット解放リクエストを受信すると、対応するスロットを解放するネットワーク処理を直ちに開始しているので、無駄なスロットが残らず、データの利用効率の向上が図れる。
本発明のネットワーク管理方法によれば、第1のカウンタは、従属端末からのスロット取得リクエストを受信する毎にインクリメントされるので、未処理のリクエストの数を正確にカウントできる。
本発明のネットワーク管理方法によれば、第2のカウンタは、従属端末からのスロット解放リクエストを受信する毎にデクリメントされるので、現在アクティブなスロットの数を正確にカウントできる。
本発明の無線通信システムによれば、制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、データの送受信を行う無線通信システムにおいて、複数の従属端末は、スロット取得リクエスト又はスロット解放リクエストを制御端末に送信する手段を有し、制御端末は、従属端末からのスロット取得リクエスト及びスロット解放リクエストを受信する手段と、未処理のスロット取得リクエストの数をカウントする第1のカウンタと、現在アクティブになっているスロットの数をカウントする第2のカウンタと、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えているかを判断する比較手段と、未処理のスロット取得リクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えたら、未処理のスロット取得リクエストに対してスロットを割り付けるネットワーク処理を開始するスロット管理手段と、リクエストに対するレスポンスを従属端末に送信する手段とを有しているので、スロットの割り付け処理を効率的に行え、データの利用効率の向上が図れる。
本発明の無線通信システムによれば、制御端末は、現在アクティブなスロット及びリクエストされたスロットを、スロット長が大きい順にソートして、空きスロットの削除、併合を行うようにしているので、スロットの分断化が防止でき、データの利用効率の向上が図れる。
本発明の無線通信システムによれば、制御端末は、従属端末からのスロット解放リクエストを受信すると、対応するスロットを解放するネットワーク処理を直ちに開始しているので、無駄なスロットが残らず、データの利用効率の向上が図れる。
また、本発明の無線通信システムによれば、第1のカウンタは、従属端末からのスロット取得リクエストを受信する毎にインクリメントされるので、未処理のリクエストの数を正確にカウントできる。
また、本発明の無線通信システムによれば、第2のカウンタは、従属端末からのスロット解放リクエストを受信する毎にデクリメントしているので、現在、アクティブなスロットの数を正確にカウントできる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用された無線端末1の構成を示すものである。なお、本発明の実施形態は、IEEE802.15.3で提案されている無線通信システムにおける制御端末(PNC)として用いることができる。
図1に示すように、本発明の実施形態の無線端末1は、MAC部11と、ベースバンド処理部12と、RFフロントエンド部13とから主に構成されている。MAC部11は、MAC層の処理を行うものである。MAC層の処理は、ネットワーク上の端末がどのようにアクセス及びデータを送受信するかを制御するものである。本発明の実施形態では、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間(CAP)と、チャネル時間割り当て期間(CTAP)とからなるスーパーフレームを用いてデータの送受信が行われる。
制御端末(PNC)の無線端末1では、MAC部11には、ネットワーク処理部15が含まれる。本発明の実施形態においては、ネットワーク処理部15として、現在アクティブのスロットと未処理のリクエストとの合計が所定のスレショルド値以上になったら、ネットワーク処理を開始すると共に、スロットをソートするものが用いられる。このネットワーク処理については、後に説明する。
ベースバンド処理部12は、送信するデータのベースバンド信号や、受信したベースバンド信号の処理を行うものである。送信側のベースバンド処理部12には、エラー訂正符号化部21、ベースバンド変調部22、無線フレーム生成部23、スペクトラム拡散部24が含まれる。
エラー訂正符号化部21は、送信データのエラー訂正符号化を行う。エラー訂正符号としては、ブロック符号や畳み込み符号を用いることができ、どのようなエラー訂正処理を行うようにしてもよい。
ベースバンド変調部22は、送信データの変調を行うもので、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、多値QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等、どのような変調方式を用いてもよい。
無線フレーム生成部23は、送信データ(ペイロード)に対して、所定シンボルのプリアンブルと、ヘッダとを付加して、無線フレームを形成するものである。プリアンブルには、AGC(Automatic Gain Control)、AFC(Automatic Frequency Control)、シンボル同期、フレーム同期用のプリアンブル(SYNC)と、チャネル推定用のプリアンブル(CE)とがある。
スペクトラム拡散部24は、ランダム符号系列により、送信シンボルのスペクトラム拡散を行う。なお、ここでは、スペクトラム拡散部24によりDS−CDMA(Direct Sequence Code Division Multiple Access)を行っているが、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)、MB−OFDM(Multi band Orthogonal Frequency Division Multiplex)を用いてもよい。
ベースバンド処理部12の受信側としては、スペクトラム逆拡散部31と、AGC/AFC部32と、チャネル等化部33と、ベースバンド復調部34と、エラー訂正処理部35と、同期捕捉部36とが含まれる。
スペクトラム逆拡散部31は、ランダム符号系列により、スペクトラム逆拡散を行う。スペクトラム逆拡散は、送信時と同じランダム符号を用いて行われる。
AGC/AFC部32は、プリアンブルのパターンを用いて、振幅制御や周波数偏差の制御を行う。振幅制御は、同期用のプリアンブル(SYNC)の振幅が所定値となるように制御することで行われる。周波数偏差の制御は、同期用のプリアンブル(SYNC)の位相回転量から周波数偏差を検出することで行われる。
また、同期捕捉部36では、受信信号の同期用にプリアンブル(SYNC)から、シンボル同期クロックが形成される。このシンボル同期クロックは各部に送られ、シンボル同期処理が行われる。
チャネル等化部33は、チャネル推定用のプリアンブル(CE)を用いてチャネル推定を行い、これを用いて、マルチパス成分による符号干渉を除去する処理を行う。
ベースバンド復調部34は、BPSK、QPSK、QAM等の復調を行い、ベースバンド信号を復調する。
エラー訂正部処理部35は、ブロック符号や畳み込み符号によるエラー訂正処理を行う。
RFフロントエンド部13は、送信時には送信データをミリ波帯(例えば60GHz)にアップコンバートして、電力増幅して送信する。また、受信時には、受信信号を増幅し、受信データをダウンコンバートする。
送信側のRFフロントエンド部13には、直交変調回路41と、電力増幅回路42とが含まれる。受信側のRFフロントエンド部13には、LNA(Low Noise Amplifier)43と、直交復調回路44とが含まれる。
本発明の実施の形態においては、ネットワーク処理部15として、現在アクティブのスロットと未処理のリクエストとの合計が所定のスレショルド値以上になったら、ネットワーク処理を開始すると共に、スロットをソートするものが用いられる。このネットワーク処理について、以下に説明する。
図2は、ネットワーク処理部15の機能ブロック図である。図2に示すように、ネットワーク処理部15は、スロット管理部51と、スロットリクエストコマンド送受信部52と、リクエストバッファ53と、SRC(Suspended Request Counter)カウンタ54と、ASC(Active Slots Counter)カウンタ55と、加算器56と、コンパレータ57と、ビーコンデータ生成部58とを含んでいる。
SRCカウンタ54は、リクエストを受信したが未処理であるスロット取得リクエストの数をカウントしている。ASCカウンタ55は、現在アクティブになっているスロットの数をカウントしている。加算器56は、未処理のリクエストの数と、現在アクティブになっているスロットの数との合計を算出しており、コンパレータ57は、未処理のリクエストの数と現在アクティブになっているスロットの数との合計と、スレショルド値DPWとを比較している。
スロットリクエストコマンド送受信部52は、スロットリクエストコマンドを受信するものである。スロットリクエストコマンドとしては、新たなタイムリソースとしてスロットを要求するスロット取得リクエストと、それまで使っていたスロットを解放するスロット解放リクエストとがある。
スロットリクエストコマンド送受信部52は、スロットリクエストコマンドを受信したら、スロット取得リクエストかスロット解放リクエストかを判断し、もしそれがスロット取得リクエストなら、そのスロット取得リクエストをリクエストバッファ53に蓄積し、SRCカウンタ54をインクリメントする。
このように、スロット取得リクエストを受信する毎に、SRCカウンタ54をインクリメントしていくことで、SRCカウンタ54では、未処理のスロット取得リクエストの数がカウントされる。
一方、もし、受信したリクエストがスロット解放リクエストなら、そのスロット解放リクエストは、スロット管理部51に送られる。スロット管理部51は、スロット解放リクエストを受け取ると、直ちに、スロットの解放処理を行う。そして、スロットの解放処理が行われた後に、ASCカウンタ55をデクリメントさせる。
このように、スロット解放を行う毎に、ASCカウンタ55をデクリメントしていくことで、ASCカウンタ55では、現在アクティブ中のスロットの数がカウントされる。
SRCカウンタ54の値とASCカウンタ55の値の合計が加算器56で求められ、コンパレータ57で、SRCカウンタ54の値とASCカウンタ55の値との合計がスレショルド値DPWより大きいかどうかが判断される。SRCカウンタ54の値とASCカウンタ55の値の合計がスレショルド値DPWより大きくなると、トリガ信号がスロット管理部51に送られる。
スロット管理部51は、コンパレータ57からのトリガ信号を受信すると、未処理のスロット取得リクエストの処理を開始する。すなわち、それまで未処理のスロット取得リクエストは、リクエストバッファ53に保持されている。スロット管理部51は、この未処理のスロット取得リクエストに対する処理を行い、スロットの割り当てを行う。なお、このとき、それまで使われていたスロットをソートし、空きスロットの削除或いは併合を行う。
スロット割り当ての結果は、スロットリクエストコマンド送受信部52に送られ、各デバイスに向けて送信される。そして、新たなスロット割り当て情報がビーコンデータ生成部58から各デバイスに向けて送信される。
図3は、上述の処理を行うための制御端末(PNC)の処理を示すフローチャートである。図3において、最初に、SRCカウンタ54とASCカウンタ55の値が「0」にセットされる(ステップS1)。
制御端末(PNC)は、従属端末(DEV)からのスロットリクエストコマンドを受信する(ステップS2)。ここで、制御端末(PNC)と従属端末(DEV)との間には、様々な目的のために、様々な種類のリクエストが送受される。一度、スロットリクエストが受信されると、従属端末(PNC)は、このスロットリクエストを処理ロジックに入力する。
受信したリクエストがスロット取得リクエストかどうかを判断し(ステップS3)、もし、受信したリクエストがスロット取得リクエストなら、制御端末(PNC)は、SRCカウンタ54をインクリメントして(ステップS4)、ステップS5に行く。ステップS3で、受信したリクエストがスロット取得リクエストでないなら、ステップS5で、受信したリクエストがスロット解放リクエストかどうかを判断する。
ステップS5で、もし、受信したリクエストがスロット解放リクエストなら、制御端末(PNC)は、対応するスロットを解放して、ASCカウンタ55をデクリメントして(ステップS6)、ステップS7に行く。ステップS5で、もし、受信したリクエストがスロット解放リクエストでなければ、ステップS7に行く。
ステップS7で、SRCカウンタ54の値とASCカウンタ55の値との合計が所定のスレショルド値DPWより大きいかどうかを判断し、SRCカウンタ54の値とASCカウンタ55の値との合計が所定のスレショルド値DPWより小さければ、ステップS2にリターンする。
SRCカウンタ54の値とASCカウンタ55の値との合計が所定のスレショルド値DPW以上であれば、制御端末(PNC)は、スロット配置処理を行う(ステップS8)。
図4は、ステップS8のスロット配置処理を示すものである。図4に示すように、スロット配置処理では、制御端末(PNC)は、新たなスロット取得リクエストによるスロットと、アクティブスロットとを含めて、スロットの長い方から降順にソートする(ステップS51)。スロットの割り当ては、この順番で行われる。そして、処理番号nを1にセットする(ステップS52)。
制御端末(PNC)は、処理番号nのリクエストのタイムスロットに対して、残りの時間が確保できるかどうかを判断し(ステップS53)、もし、リクエストのスロットの時間が確保できるなら、新しいスロット取得リクエストかどうかをチェックする(ステップS54)。
新しいスロット取得リクエストなら、処理番号n番のタイムスロットを配置する(ステップS55)。そして、SRCカウンタ54をデクリメントし、ASCカウンタ55をインクリメントする(ステップS56)。そして、処理番号nをインクリメントする(ステップS57)。
ステップS53で、処理番号nのリクエストのスロットに対して、残りの時間が確保できない場合には、処理番号nのスロットは、それまで存在しているスロットかどうかを判断する(ステップS58)。それまで存在しているスロットなら、そのスロットを解放して、ASCカウンタ55をデクリメントする(ステップS59)。
そして、処理番号nが所定のスレショルド値DPWを越えたかどうかを判断し(ステップS60)、処理番号nが所定のスレショルド値DPWより小さければ、ステップS53にリターンする。
ステップS53〜ステップS60の処理を繰り返していくことにより、ソートされた順番に、スロットが割り当てられていく。
ステップS60で、処理番号nが所定のスレショルド値DPWより大きくなったと判断されたら、スロット配置処理を終了し、図3のステップS9に行く。
図3において、ステップS8のスロット配置処理を終了したら、制御端末(PNC)は、各デバイスにレスポンスを送る(ステップS9)。それから、それに続くスーパーフレームで、制御端末(PNC)は、すべてのデバイスにビーコンで、スロット情報を送信する(ステップS10)。
図5及び図6は、本発明の実施形態による処理と、従来の処理とを比較したものである。
ネットワーク処理で、4つの従属端末(DEV1〜DEV4)からのスロット取得リクエストが発生したとする。これらのスロット取得リクエストは、1つのスーパーフレーム又はいくつかの分散したスーパーフレームで起こる。いずれの場合も、従来では、制御端末(PNC)は、各従属端末(DEV1〜DEV4)からのスロット取得リクエストを取得すると、そのリクエストに対する処理を直ちに行い、残りの時間が十分かどうかをチェックし、このリクエストを許可するかどうかを判断し、リクエストが成功したかどうかのレスポンスを行い、それに続くスーパーフレームで、スロット割り当て情報を全てのデバイスに対してビーコンで送る。
つまり、従来では、図5に示すように、従属端末(DEV1)から制御端末(PNC)にスロット取得リクエストが送られると(ステップS101)、制御端末(PNC)は、従属端末(DEV1)のリクエストに対するスロット配置処理を行い(ステップS102)、従属端末(DEV2)にレスポンスを返す(ステップS103)。
従属端末(DEV2)から制御端末(PNC)にスロット取得リクエストが送られると(ステップS104)、制御端末(PNC)は、従属端末(DEV2)のリクエストに対するスロット配置処理を行い(ステップS105)、従属端末(DEV3)にレスポンスを返す(ステップS106)。
従属端末(DEV3)から制御端末(PNC)にスロット取得リクエストが送られると(ステップS107)、制御端末(PNC)は、従属端末(DEV3)のリクエストに対するスロット配置処理を行い(ステップS108)、従属端末(DEV3)にレスポンスを返す(ステップS109)。
従属端末(DEV4)から制御端末(PNC)にスロット取得リクエストが送られると(ステップS110)、制御端末(PNC)は、従属端末(DEV4)のリクエストに対するスロット配置処理を行い(ステップS111)、従属端末(DEV4)にレスポンスを返す(ステップS112)。
したがって、4つの従属端末(DEV1〜DEV4)からのリクエストがあった場合には、4つのリクエストのそれぞれに対する処理(ステップS102、S105、S108、S111)が必要になる。
これに対して、本発明の実施形態では、未処理のリクエストの数をカウントするSRCカウンタ54と、現在アクティブなスロットの数をカウントするASCカウンタ55が設けられ、SRCカウンタ54とASCカウンタ55との合計と、スレショルド値DPWとを比較し、SRCカウンタ54とASCカウンタ55との合計がスレショルド値DPWを越えたときにネットワークの処理を行っている。
つまり、本発明の実施形態では、図6に示すように、従属端末(DEV1)から制御端末(PNC)にスロット要求リクエストが送られ(ステップS201)、従属端末(DEV2)から制御端末(PNC)にスロット要求リクエストが送られ(ステップS202)、従属端末(DEV3)から制御端末(PNC)にスロット要求リクエストが送られ(ステップS203)、従属端末(DEV4)から制御端末(PNC)にスロット要求リクエストが送られる(ステップS204)。
制御端末(PNC)は、スロット要求リクエストを受信する毎に、SRCカウンタをインクリメントしていく。その結果、SRCカウンタ54とASCカウンタ55との合計がスレショルド値DPW以上になると、従属端末(DEV1〜DEV4)の全てに対するスロット配置処理が行われ(ステップS205)、従属端末(DEV1〜DEV4)に対するレスポンスが返される(ステップS206a〜206d)。
このように、本発明の実施形態では、SRCカウンタ54とASCカウンタ55との合計がスレショルド値DPW以上になったときに、ネットワーク処理が1回行われる。このように、複数の従属端末からのリクエストがまとめて行われるため、処理の効率化が図れる。
なお、スロットを解放するときの処理については、従来の場合と本発明の実施形態の場合とでは、同様である。
つまり、従来では、図5に示すように、制御端末(DEV4)から制御端末(PNC)にスロットの解放要求が送られると(ステップS113)、制御端末(PNC)は直ちにスロットの解放処理を行い(ステップS114)、制御端末(DEV4)にレスポンスを返す(ステップS115)。
本発明の実施形態の場合も同様に、図6に示すように、制御端末(DEV4)から制御端末(PNC)にスロットの解放要求が送られると(ステップS207)、制御端末(PNC)は即座にスロットの解放処理を行い(ステップS208)、制御端末(DEV4)にレスポンスを返す(ステップS209)。
また、本発明の実施形態では、ネットワーク処理を行うときに、スロットをソートし、空きスロットの削除、併合を行っている。このため、タイムリソースの利用効率が増大する。
例えば、図7(A)に示すように、スロットT1〜T5が使用中であり、ここに、スロットT6のスロット取得リクエストが来たとする。スロットT6は、空き時間より大きいので、スロットT6を割り当てることはできない。このため、従来では、図7(B)に示すように、スロットT6のリクエストは拒絶される。
これに対して、本発明の実施形態の場合には、図8(A)に示すように、スロットT1〜T5が使用中であり、ここに、スロットT6のスロット取得リクエストが来たとすると、図8(B)に示すように、新たにリクエストされたスロットT6を含めて、スロットが大きい順にソートされ、この順に、スロットが割り当てられる。このため、最も小さなスロットT2を割り当てることができなくなる。
従来では、図7(B)に示したように、スロットT6が割り当てられなくなるのに対して、本発明の実施形態では、図8(B)に示したように、スロットT2が割り当てられなくなり、1つのスロットが割り当てられなくなることに関しては同じである。しかしながら、図7(B)と図8(B)とを比較すれば分かるように、本発明の実施形態では、従来よりも、空き時間が短くなる。これは、タイムリソースの利用効率が上がったことを意味する。
また、例えば、図9(A)に示すように、スロットT1〜T5が使用中であったが、図9(B)に示すように、スロットT2とスロットT4が解放されたとする。そして、図9(C)に示すように、スロットT7のスロット取得リクエストが来たとする。
この場合、従来では、スロットT2とスロットT4とが解放されたとしても、残りのスロットが分断して残るため、新たなスロットT7を配置することはできず、図9(C)に示すように、スロットT7はいずれの位置においても拒絶される。
これに対して、本発明の実施形態では、図10(A)に示すように、スロットT1〜T5が割り当てられた後に、図10(B)に示すように、スロットT2とスロットT4が解放され、図10(C)に示すように、スロットT7のスロット取得リクエストが来たとすると、図10(C)に示すように、新たにリクエストされたスロットT7を含めて、スロットが大きい順にソートされ、この順に、スロットが割り当てられ、空きスロットが削除、併合され、スロットの分断化が解消される。このため、図10(C)に示すように、スロットT7を配置することができる。これにより、タイムリソースの利用効率が向上したことがわかる。
なお、本発明は、ディジタル信号処理ハードウェアで構成できる他,DSP(Digital Signal Processor),FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いて、ソフトウェアで構成することができる。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
本発明は、特に。ミリ波を使用して無線端末間で高速通信を行うようにしたミリ波WPANの無線通信システムに用いて好適である。
本発明の実施形態の無線端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の無線端末におけるネットワーク処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の無線端末におけるネットワーク処理の説明に用いるフローチャートである。 本発明の実施形態の無線端末におけるスロット配置処理の説明に用いるフローチャートである。 本発明の実施の形態のネットワーク処理と、従来のネットワーク処理との比較に用いるシーケンス図である。 本発明の実施の形態のネットワーク処理と、従来のネットワーク処理との比較に用いるシーケンス図である。 本発明の実施の形態のネットワーク処理と、従来のネットワーク処理との比較に用いる説明図である。 本発明の実施の形態のネットワーク処理と、従来のネットワーク処理との比較に用いる説明図である。 本発明の実施の形態のネットワーク処理と、従来のネットワーク処理との比較に用いる説明図である。 本発明の実施の形態のネットワーク処理と、従来のネットワーク処理との比較に用いる説明図である。 IEEE802.15.3の無線通信システムの説明図である。 IEEE802.15.3の無線通信システムにおけるスーパーフレームの説明図である。 従来の無線通信システムのネットワーク処理の説明図である。
符号の説明
11 MAC部
12 ベースバンド処理部
13 フロントエンド部
21 エラー訂正符号化部
22 ベースバンド変調部
23 無線フレーム生成部
24 スペクトラム拡散部
31 スペクトラム逆拡散部
32 AGC/AFC部
33 チャネル等化部
34 ベースバンド復調部
35 エラー訂正処理部
36 同期捕捉部
41 直交変調回路
42 電力増幅回路
44 直交復調回路
51 スロット管理部
52 スロットリクエストコマンド送受信部
53 リクエストバッファ
54 SRCカウンタ
55 ASCカウンタ
56 加算器
57 コンパレータ
58 ビーコンデータ生成部

Claims (15)

  1. 制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、データの送受信を行う無線通信システムの制御端末として用いられる無線端末において、
    前記従属端末からのスロット取得リクエスト及びスロット解放リクエストを受信する手段と、
    未処理のスロット取得リクエストの数をカウントする第1のカウンタと、
    現在アクティブになっているスロットの数をカウントする第2のカウンタと、
    前記未処理のスロット取得リクエストの数と前記現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えているかを判断する比較手段と、
    前記未処理のスロット取得リクエストの数と前記現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えたら、未処理のスロット取得リクエストに対してスロットを割り付けるネットワーク処理を開始するスロット管理手段と、
    前記リクエストに対するレスポンスを前記従属端末に送信する手段と
    を備えるようにしたことを特徴とする無線端末。
  2. 前記スロット管理手段は、現在アクティブなスロット及びリクエストされたスロットを、スロット長が大きい順にソートして、空きスロットの削除、併合を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
  3. 前記スロット管理手段は、前記従属端末からのスロット解放リクエストを受信すると、対応するスロットを解放するネットワーク処理を直ちに開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線端末。
  4. 前記第1のカウンタは、前記従属端末からのスロット取得リクエストを受信する毎にインクリメントされることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の無線端末。
  5. 前記第2のカウンタは、前記従属端末からのスロット解放リクエストを受信する毎にデクリメントされることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の無線端末。
  6. 制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、データの送受信を行う無線通信システムのネットワーク管理方法において、
    前記従属端末からのスロット取得リクエスト及びスロット解放リクエストを受信するステップと、
    第1のカウンタにより未処理のスロット取得リクエストの数をカウントするステップと、
    第2のカウンタにより現在アクティブになっているスロットの数をカウントするステップと、
    前記未処理のスロット取得リクエストの数と前記現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えているかを判断するステップと、
    前記未処理のスロット取得リクエストの数と前記現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えたら、未処理のスロット取得リクエストに対してスロットを割り付けるネットワーク処理を開始するステップと、
    前記リクエストに対するレスポンスを前記従属端末に送信するステップと
    を備えるようにしたことを特徴とするネットワーク管理方法。
  7. 前記スロットを割り付ける際に、現在アクティブなスロット及びリクエストされたスロットを、スロット長が大きい順にソートして、空きスロットの削除、併合を行うようにしたことを特徴とする請求項6に記載のネットワーク管理方法。
  8. 前記従属端末からのスロット解放リクエストを受信すると、対応するスロットを解放するネットワーク処理を直ちに開始することを特徴とする請求項6又は7に記載のネットワーク管理方法。
  9. 前記第1のカウンタは、前記従属端末からのスロット取得リクエストを受信する毎にインクリメントされることを特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載のネットワーク管理方法。
  10. 前記第2のカウンタは、前記従属端末からのスロット解放リクエストを受信する毎にデクリメントされることを特徴とする請求項6乃至9の何れかに記載のネットワーク管理方法。
  11. 制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、データの送受信を行う無線通信システムにおいて、
    前記複数の従属端末は、スロット取得リクエスト又はスロット解放リクエストを前記制御端末に送信する手段を有し、
    前記制御端末は、前記従属端末からのスロット取得リクエスト及びスロット解放リクエストを受信する手段と、未処理のスロット取得リクエストの数をカウントする第1のカウンタと、現在アクティブになっているスロットの数をカウントする第2のカウンタと、前記未処理のスロット取得リクエストの数と前記現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えているかを判断する比較手段と、前記未処理のスロット取得リクエストの数と前記現在アクティブになっているスロットの数との合計が所定のスレショルド値を越えたら、未処理のスロット取得リクエストに対してスロットを割り付けるネットワーク処理を開始するスロット管理手段と、前記リクエストに対するレスポンスを前記従属端末に送信する手段とを有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  12. 前記制御端末は、現在アクティブなスロット及びリクエストされたスロットを、スロット長が大きい順にソートして、空きスロットの削除、併合を行うようにした請求項11に記載の無線通信システム。
  13. 前記制御端末は、前記従属端末からのスロット解放リクエストを受信すると、対応するスロットを解放するネットワーク処理を直ちに開始することを特徴とする請求項11又は12に記載の無線通信システム。
  14. 前記第1のカウンタは、前記従属端末からのスロット取得リクエストを受信する毎にインクリメントされることを特徴とする請求項11乃至13の何れかに記載の無線通信システム。
  15. 前記第2のカウンタは、前記従属端末からのスロット解放リクエストを受信する毎にデクリメントされることを特徴とする請求項11乃至14の何れかに記載の無線通信システム。
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