JP2009033570A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号の受信処理において、受信信号に離散的に配置されているパイロットシンボルを用いて高精度に伝送路推定を行う受信装置を得ること。
【解決手段】本発明にかかる受信装置は、既知シンボル位置の伝送路推定値を算出する伝送路推定部と、利用周波数帯域および端部をそれぞれ処理対象として、既知シンボルが配置されていない位置の伝送路推定値を補間する第1の補間部、第2の補間部および第3の補間部と、端部で補間処理を実行して得られた伝送路推定値に基づいて、利用周波数帯域で補間処理を実行して得られた伝送路推定値を補正する置換部と、補正された後の伝送路推定値に基づいて受信信号を復調する復調部と、を備える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、受信信号に含まれる既知信号を利用して伝送路推定を行う受信装置に関する。
たとえば、下記特許文献1に既知信号を利用する従来の伝送路推定を実行するOFDM用等化装置およびOFDM用等化方法が示されている。下記特許文献1に記載の技術では、周波数領域で離散的にパイロットシンボルが配置されているOFDMシステムにおいて、パイロットシンボルを用いた伝送路推定によって得た伝送路推定値を補間することにより、周波数領域全体の伝送路推定値を得ている。このときの具体的な伝送路推定処理を以下に示す。
下記特許文献1に記載のOFDM用等化装置は、受信信号に対してFFT(Fast Fourier Transform)を実行し、受信信号を時間領域から周波数領域へと変換する。そして、変換後の周波数領域の受信信号からパイロットシンボルを抽出し、伝送路推定を行う。つぎに、伝送路推定を実行して得られた複数の伝送路推定値からなる伝送路推定値列を周波数領域から時間領域へと変換する。さらに、時間領域の伝送路推定値列に0を挿入し、その結果得られた系列を時間領域から周波数領域へと変換する。以上の一連の処理を実行することにより伝送路推定値を補間し、補間後の伝送路推定値を利用して、周波数領域へ変換された受信信号の復調を行う。
特開2003−101503号公報
しかしながら、上記従来の伝送路推定値を補完する技術では、利用する帯域の両端の伝送路推定誤差が増大してしまう、という問題があった。これは、FFTを利用する際に、不連続性に起因して発生するリップルが伝送路推定誤差を増大させてしまうことに起因する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、離散的に配置されたパイロットシンボルを含んだ信号を受信する際の伝送路推定において、FFT利用時に発生するリップルの影響を抑え、高精度に伝送路を推定する受信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる受信装置は、受信信号に離散的に配置された既知シンボル位置の伝送路推定値を算出する伝送路推定手段と、通信に利用する周波数帯域および当該利用周波数帯域の端部をそれぞれ処理対象として、前記伝送路推定手段により算出された伝送路推定値に基づいて、当該処理対象帯域ごとに、前記既知シンボルが配置されていない位置の伝送路推定値を補間する伝送路推定値補間手段と、前記端部に対応する帯域で補間処理を実行して得られた伝送路推定値に基づいて、前記利用周波数帯域で補間処理を実行して得られた伝送路推定値のうちの前記端部に対応する帯域の伝送路推定値を補正する補正手段と、前記補正手段により補正された後の伝送路推定値に基づいて前記受信信号を復調する復調手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、パイロットシンボルを用いて算出した伝送路推定値を補間するにあたり、利用周波数帯域を対象として補間処理を実行した場合に推定誤差が大きくなる部分(帯域の端部)では、利用周波数帯域よりも狭い帯域を対象として別途補間処理を実行することとした。すなわち、端部での補間処理で得られた伝送路推定値を用いて、利用周波数帯域を対象とした補間処理で得られた伝送路推定値のうちの端部に対応するものを補正することとしたので、利用帯域の両端付近で伝送路推定精度が劣化するのを抑えることができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる受信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる受信装置に対して信号を送信する送信機の構成例を示す図である。また、図2は、本発明にかかる受信装置(受信機)の構成例を示す図である。
本実施の形態の送信機は、入力される送信データに対して誤り訂正符号化を行う符号化部11と、入力される信号を変調信号に変換する変調部12と、入力される変調信号列にパイロットシンボルを挿入するパイロット挿入部13と、入力される変調信号列を周波数領域から時間領域へ変換する逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:以下IFFTと略記する)を実行するIFFT部14と、により構成される。
ここで、パイロットシンボルとは、振幅と位相が受信側で既知となっている信号であり、受信側は、このパイロットシンボルを参照し、通信を行う伝送路における信号の振幅と位相の変動を推定する伝送路推定処理を実行する。また、本実施の形態では、パイロットシンボルを周波数方向に離散的に配置し、その間隔を2m(mは自然数)として信号を送信する場合について説明する。図3は、実施の形態1の送信機から送信される信号へのパイロットシンボルの配置例を示す図であり、この例では4サブキャリアおき、つまりm=2として離散的にパイロットシンボルを配置している。
図1を参照しながら上記送信機の送信動作を説明する。図1に示した送信機の符号化部11は、入力された送信データを誤り訂正符号化し、変調部12は誤り訂正符号化された送信データを変調し、変調信号を生成する。パイロット挿入部13は、変調部12から出力された変調信号列に対してパイロットシンボルを挿入し、IFFT部14は、パイロット挿入部13の出力信号を周波数領域から時間領域へ変換して送信信号を生成する。
本実施の形態の受信機は、入力する受信信号を時間領域から周波数領域へ変換する高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:以下FFTと略記する)を実行するFFT部21と、受信信号に含まれているパイロットシンボルを用いて伝送路推定を行う伝送路推定部22と、パイロットシンボルの挿入されていない時間・周波数領域に対して伝送路推定値の補間を行う区間を決定する第1窓演算部23および第2の窓演算部24と、伝送路推定部22の出力に対して伝送路推定値の補間を行う第1の補間部25と、第1の窓演算部23の出力に対して伝送路推定値の補間を行う第2の補間部26と、第2の窓演算部24の出力に対して伝送路推定値の補間を行う第3の補間部27と、第1の補間部25の出力の一部に対して第2の補間部26の出力および第3の補間部27の出力を置換する置換部28と、置換部28の出力を用いてFFT部21の出力を復調する復調部29と、復調部29の出力を誤り訂正復号する復号部30と、により構成される。なお、第1の補間部25、第2の補間部26および第3の補間部27が伝送路推定値補間手段を構成する。
図2を参照しながら上記構成の受信機の動作を詳細に説明する。図1に示した送信機から送信された信号を受信すると、FFT部21は、受信信号を時間領域から周波数領域へ変換する。なお、FFT部21に代えて離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform:以下DFTと略記する)を実行するDFT部を備えた構成として、このDFT部が周波数領域へ変換するようにしてもよい。周波数領域の受信信号は、伝送路推定部22および復調部29に対して出力される。
伝送路推定部22は、周波数領域の受信信号からパイロットシンボルを抽出し、抽出したパイロットシンボルを用いて伝送路を推定する。上述したように、伝送路推定は、受信側でパイロットシンボルの振幅と位相が既知であることを利用して伝送路における振幅と位相の変動を推定するものである。したがって、伝送路推定部22ではパイロットシンボルが送信されている時間・周波数に対応する伝送路推定値を算出する。伝送路推定値の算出方法の一例として以下に示す方法が広く知られている。
g番目のOFDMシンボル、周波数fにおける受信パイロットシンボルをY(g,f),Y(g,f)の送信側におけるパイロットシンボルをX(g,f),伝送路推定によって得られる伝送路における位相と振幅の変動を表す伝送路推定値をH’(g,f)とした場合、伝送路推定値は次式から求めることができる。
H’(g,f)=Y(g,f)/X(g,f)
伝送路推定部22は、算出した伝送路推定値の系列(以下、伝送路推定値列と記載する)を第1の補間部25、第1の窓演算部23および第2の窓演算部24へ出力する。
第1の窓演算部23は、図4に示したように入力された伝送路推定値列を窓関数によって切り取る。同様に、第2の窓演算部24は、図5に示したように伝送路推定値列を窓関数によって切り取る。なお、第1の窓演算部23および第2の窓演算部24窓関数によって切り取る伝送路推定値の個数は4を下限とし、上限は伝送路推定部22より出力される1OFDMシンボルあたりの伝送路推定値の個数よりも小さい値の中で最大の2の累乗とする。また、切り取る窓関数の位置は、利用する周波数帯域の両端に当たる伝送路推定値列とする。第1の窓演算部23が切り取った伝送路推定値列は第2の補完部26へ出力され、第2の窓演算部24が切り取った伝送路推定値列は第3の補間部27へ出力される。
図6は、第1の補間部25の構成例を示す図であり、第1の補間部25は、入力された伝送路推定値列を周波数領域から時間領域へと変換するIFFT部31と、入力された伝送路推定値列に0を挿入するゼロ挿入部32と、ゼロ挿入部32により0が挿入された後の伝送路推定値列を時間領域から周波数領域へ変換するFFT部33と、により構成される。以下、第1の補間部25の動作を詳細に説明する。
伝送路推定部22から出力された伝送路推定値列を受け取った第1の補間部25では、IFFT部31が伝送路推定値列を周波数領域から時間領域へ変換する。このときのポイント数はIFFT部31へ入力された伝送路推定値列に含まれる伝送路推定値の個数よりも大きな2の累乗となる値であり、これをN1とする。また、伝送路推定値列に含まれる伝送路推定値の個数は、1OFDMシンボルに含まれるパイロットシンボルの個数に一致する。そのため、伝送路推定値の個数がIFFT部31の入力ポイント数に満たない場合には、不足している入力ポイントに0値を挿入し、ポイント数と伝送路推定値の個数を一致させてから変換処理を行う。時間領域へ変換された伝送路推定値列であるIFFT部31の出力は、ゼロ挿入部32へ入力される。
なお、IFFT部31に代えて逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform:以下IDFTと略記する)を実行するIDFT部を備えた構成として、このIDFT部が周波数領域から時間領域への変換処理を行うようにしてもよい。
長さ調整手段に相当するゼロ挿入部32は、パイロットシンボルの挿入位置(周波数)の間の周波数に対応する伝送路推定値を補間するため、入力された時間領域の長さN1の伝送路推定値列の長さがN1×2m(本実施の形態ではN1×4)となるように、伝送路推定値列の所定の位置へ0を挿入する。具体的には、図7示したように、IFFT部31の出力のうち、0≦t<N1/2の区間の伝送路推定値列、N1/2≦t<N1の区間の伝送路推定値列が、それぞれ0≦t<N1/2の区間の伝送路推定値列、N1×2m−N1/2≦t<N1×2mの区間の伝送路推定値列となるように、N1/2≦t<N1×2m−N1/2の区間へ0を挿入する。0が挿入された後の伝送路推定値列はFFT部33へ入力される。
FFT部33は、受け取った伝送路推定値列に対してポイント数がN3=N1×2mのFFTを実行し、時間領域から周波数領域へ変換する。なお、この処理はDFTによって行ってもよい。周波数領域へ変換された伝送路推定値列は、第1の補間部25の出力として置換部28へ入力される。
第2の補間部26および第3の補間部27は同一の構成であり、その構成例を図8に示す。これらは、入力された伝送路推定値列を周波数領域から時間領域へと変換するIFFT部41と、入力された伝送路推定値列に0を挿入するゼロ挿入部42と、ゼロ挿入部42により0が挿入された後の伝送路推定値列を時間領域から周波数領域へ変換するFFT部43と、により構成される。以下、第2の補間部26および第3の補間部27の動作を詳細に説明する。
第1の窓演算部23から出力された伝送路推定値列を受け取った第2の補間部26および第2の窓演算部24から出力された伝送路推定値列を受け取った第3の補間部27では、IFFT部41が伝送路推定値列を周波数領域から時間領域へ変換する。このときのポイント数はIFFT部41へ入力された伝送路推定値列に含まれる伝送路推定値の個数よりも大きな2の累乗となる値であり、これをN2とする。また、N2に対し伝送路推定値列に含まれる伝送路推定値の個数が少ない場合には、不足している入力ポイントに0値を挿入し、ポイント数と伝送路推定値の個数を一致させてから変換処理を行う。時間領域へ変換された伝送路推定値列であるIFFT部41の出力は、ゼロ挿入部42へ入力される。
なお、IFFT部41に代えてIDFTを実行するIDFT部を備えた構成とし、IDFT部が周波数領域から時間領域への変換処理を行うようにしてもよい。
ゼロ挿入部42は、入力された時間領域の長さN2の伝送路推定値列の長さがN2×2m(本実施の形態ではN2×4)となるように、伝送路推定値列の所定の位置へ0を挿入する。この処理は、上述した第1の補間部25のゼロ挿入部32が実行する処理(図7参照)と同様である。すなわち、IFFT部41の出力のうち、0≦t<N2/2の区間の伝送路推定値列、N2/2≦t<N2の区間の伝送路推定値列が、それぞれ0≦t<N2/2の区間の伝送路推定値列、N2×2m−N2/2≦t<N2×2mの区間の伝送路推定値列となるように、N2/2≦t<N2×2m−N2/2の区間へ0を挿入する。0が挿入された後の伝送路推定値列はFFT部43へ入力される。
FFT部43は、受け取った伝送路推定値列に対してポイント数がN4=N2×2mのFFTを実行し、時間領域から周波数領域へ変換する。なお、この処理はDFTによって行ってもよい。周波数領域へ変換された伝送路推定値列は置換部28へ出力される。
補正手段に相当する置換部28は、第1の補間部25、第2の補間部26および第3の補間部27からそれぞれ入力された伝送路推定値列を用いて、復調部29が復調処理で使用する伝送路推定値列を生成する。具体的には、第1の補間部25から入力された伝送路推定値列の帯域の両端にあたる伝送路推定値を第2の補間部26および第3の補間部27から入力された伝送路推定値列へ置き換える。置き換える区間は、上記第1の窓演算部23および第2の窓演算部24が伝送路推定値列を切り取った区間の半分とし、図9に示したように置き換える。これにより、第1の補間部25から入力された伝送路推定値列の補正を行う。置き換えを行って得られた系列(補正後の系列)は補間が完了した伝送路推定値列であり、置換部28は、この補間後の伝送路推定値列を復調部29へ出力する。
復調部29は、置換部28から受け取った補間後の伝送路推定値列を用いてFFT部21から受け取った周波数領域の受信信号を復調し、復号部30へ出力する。復号部30は、復調部29から受け取った復調された受信信号を誤り訂正復号し、復号された受信データを出力する。
利用する周波数帯域の両端の伝送路推定誤差は、補間区間によってその大きさが異なる。そのため、伝送路推定誤差が特に大きくなる利用帯域の両端を、上述したように別途異なる区間(利用する周波数帯域よりも狭い区間)で補間することにより、伝送路推定誤差を軽減することが可能になる。
なお、上記説明では、第2の補間部26および第3の補間部27を備え、第1の窓演算部23および第2の窓演算部24の出力を並行して処理する構成としたが、第1の窓演算部23および第2の窓演算部24の出力を交互に処理する補間部を1つだけ備える構成としてもよい。また、伝送路推定部と窓演算回路の順序を交換し、窓演算回路にて補間範囲を決定した後で、伝送路推定・補間を行うことも可能である。
このように、本実施の形態の受信機は、周波数軸上で離散的に配置されたパイロットシンボルを用いて算出した伝送路推定値の補間処理を行う場合、利用周波数帯域および利用周波数帯域の端部において補間処理を実行し、さらに、端部で補間処理を実行して得られた伝送路推定値列の中の、より帯域の端に近い側の伝送路推定値を、利用周波数帯域で補間処理を実行して得られた伝送路推定値列の中の対応するものと置き換えて、最終的な伝送路推定値列を生成することとした。これにより、利用帯域の両端付近で伝送路推定精度が劣化するのを抑えることができる。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2について説明する。本実施の形態の受信機の構成は実施の形態1の受信機(図2参照)と同様であり、伝送路推定値列を補間するために実行する処理が異なる。すなわち、補間処理を行う第1の補間部、第2の補間部および第3の補間部の構成が異なる。実施の形態2の第1の補間部の構成例を図10、第2の補間部および第3の補間部の構成例を図11に示す。本実施の形態では、実施の形態1と異なる第1の補間部25a、第2の補間部26aおよび第3の補間部27aの動作を説明する。なお、受信信号のパイロットシンボル配置は実施の形態1と同一とする。
図10に示したように、第1の補間部25aは、実施の形態1で示した第1の補間部25(図6参照)に対して、入力された伝送路推定値列へ窓関数を乗算する窓演算部34と、FFT部33からの出力へ窓演算部34が乗算する窓関数と逆の特性を持つ窓関数を乗算する逆窓演算部35と、を追加した構成をとる。これらの新たに追加された構成以外については実施の形態1と同様であるため同一の符号を付してその説明を省略する。
また、図11に示したように、第2の補間部26aおよび第3の補間部27aは、実施の形態1で示した第2の補間部26および第3の補間部27(図8参照)に対して、入力された伝送路推定値列へ窓関数を乗算する窓演算部44と、FFT部43からの出力へ窓演算部44が乗算する窓関数と逆の特性を持つ窓関数を乗算する逆窓演算部45と、を追加した構成をとる。これらの新たに追加された構成以外については実施の形態1と同様であるため同一の符号を付してその説明を省略する。
まず、第1の補間部25aの動作を詳細に説明する。第1の補間部25aでは、入力された伝送路推定値列に対して、窓演算部34が窓関数を乗算する。ここでは、入力された伝送路推定値列の不連続性を軽減するために、たとえば次式で示されるハニング(hanning)窓を乗算する。
W(k)=0.5+0.5cos(k/Γ+α)
上記Γによって窓の範囲を変化させることにより窓の急峻の具合を、αによって窓の位置を決定することができる。ハニング窓を利用した例を図12に示す。ハニング窓をかけることにより、伝送路推定値列の利用する帯域の両端の振幅が小さくなり、IFFT部31において挿入される0値との不連続性が軽減されていることがわかる。窓がかけられた伝送路推定値列はIFFT部31へ入力される。
逆窓演算部35は、FFT部33から入力された伝送路推定値列に対して、窓演算部34が用いた窓関数の逆特性をもつ窓関数をかける。そして、この処理によって得られた伝送路推定値列を第1の補間部25aで補間が行われた伝送路推定値として置換部28へ入力する。
つぎに、第2の補間部26aおよび第3の補間部27aの動作を詳細に説明する。第2の補間部26aおよび第3の補間部27aでは、入力された伝送路推定値列に対して、窓演算部44が窓関数を乗算する。ここで使用する窓関数は、上述した第1の補間部25aと同様のハニング窓とする。窓がかけられた伝送路推定値列はIFFT部41へ入力される。
なお、上述したように、ハニング窓(窓関数)のΓを調整することにより窓の範囲を変化させることができるため、このΓの値によっては第2の補間部26aおよび第3の補間部27aの前段に配置されている第1の窓演算部23、第2の窓演算部24を省略することが可能である。
逆窓演算部45は、FFT部43から入力された伝送路推定値列に対して、窓演算部44が用いた窓関数の逆特性をもつ窓関数をかける。そして、この処理によって得られた伝送路推定値列を補間が行われた伝送路推定値として置換部28へ入力する。
置換部28では、第1の補間部25、第2の補間部26および第3の補間部27からそれぞれ入力された伝送路推定値列を用いて、実施の形態1で示した処理を実行し、その結果得られた補間が完了した伝送路推定値列を出力する。
このように、本実施の形態では、伝送路推定値列に対して不連続性を軽減するための窓関数を乗算してから補間処理を行うこととした。これにより、実施の形態1で示した効果に加えて、伝送路推定値列と挿入される0点との不連続性を軽減し、不連続性に起因して伝送路推定誤差が増大するのを抑えることができる。
また、上記ハニング窓のΓを適切に与えて窓演算部44の処理と前段の第1の窓演算部23および第2の窓演算部24の処理を同時に行っても同様の効果が得られる。
実施の形態3.
つづいて、実施の形態3について説明する。本実施の形態の受信機の構成は実施の形態1の受信機(図2参照)と同様であり、伝送路推定値列を補間するために実行する処理が異なる。すなわち、補間処理を行う第1の補間部、第2の補間部および第3の補間部の構成が異なる。実施の形態3の第1の補間部の構成例を図13、第2の補間部および第3の補間部の構成例を図14に示す。本実施の形態では、実施の形態1と異なる第1の補間部25b、第2の補間部26bおよび第3の補間部27bの動作を説明する。なお、受信信号のパイロットシンボル配置は実施の形態1と同一とする。
図13に示したように、第1の補間部25bは、実施の形態1で示した第1の補間部25(図6参照)に対して、入力された伝送路推定値列に雑音による伝送路推定誤差を抑制するための重みを乗算するフィルタ部36を追加した構成をとる。この新たに追加された構成以外については実施の形態1と同様であるため同一の符号を付してその説明を省略する。
また、図14に示したように、第2の補間部26bおよび第3の補間部27bは、実施の形態1で示した第2の補間部26および第3の補間部27(図8参照)に対して、入力された伝送路推定値列に雑音による伝送路推定誤差を抑制するための重みを乗算するフィルタ部46を追加した構成をとる。この新たに追加された構成以外については実施の形態1と同様であるため同一の符号を付してその説明を省略する。
まず、第1の補間部25bの動作を詳細に説明する。第1の補間部25bでは、IFFT部31からの出力がフィルタ部36へ入力され、フィルタ部36は、入力された伝送路推定値列に対して雑音による伝送路推定誤差を抑制するフィルタリングを行う。雑音抑制のフィルタリングは、たとえば、時間tでの時間領域の伝送路推定値h’(t)の電力をPt、雑音の分散をσ2として、h’(t)に対してPt/(Pt+σ2)の重みを乗算する。これにより、雑音による伝送路推定誤差を抑制し、伝送路推定の精度を向上することができる。重みが乗算された伝送路推定値列は、ゼロ挿入部32へ入力される。
つぎに、第2の補間部26bおよび第3の補間部27bの動作を詳細に説明する。第2の補間部26bおよび第3の補間部27bでは、IFFT部41からの出力がフィルタ部46へ入力され、フィルタ部46は、入力された伝送路推定値列に対して雑音による伝送路推定誤差を抑制するフィルタリングを行う。フィルタリングされた伝送路推定値列は、ゼロ挿入部42へ入力される。なお、このフィルタリングは上記第1の補間部25bのフィルタ部36が実行するフィルタリングと同じであり、これにより雑音による伝送路推定誤差を抑制し、伝送路推定の精度を向上することができる。
このように、本実施の形態では、時間領域の伝送路推定値列に対してフィルタリングを行うこととした。これにより、雑音による伝送路推定誤差を抑制することが可能になり、精度の高い伝送路推定・補間が実現できる。
なお、上記フィルタ部は、その後段に位置するゼロ挿入部32およびゼロ挿入部42と順序を交換しても同様の効果を得ることができる。また、この処理は時間領域に限らず、IFFT部31およびIFFT部41の前段、またはFFT部21およびFFT部43の後段に配置し、周波数領域の信号に対して実行しても同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、一例として、実施の形態1で示した第1の補間部25などに対してフィルタ部を追加する場合について説明を行ったが、実施の形態2で示した第1の補間部25aなどに対してフィルタ部を追加してもよい。
実施の形態4.
つづいて、実施の形態4について説明する。本実施の形態の受信機の構成は実施の形態1の受信機(図2参照)と同様であり、伝送路推定値列を補間するために実行する処理が異なる。すなわち、補間処理を行う第2の補間部および第3の補間部の構成が異なる。実施の形態4の第2の補間部および第3の補間部の構成例を図15に示す。本実施の形態では、実施の形態1と異なる第2の補間部26cおよび第3の補間部27cの動作を説明する。なお、受信信号のパイロットシンボル配置は実施の形態1と同一とする。
本実施の形態の第2の補間部26cおよび第3の補間部27cは、線形補間部51により構成される。第2の補間部26cおよび第3の補間部27cすなわち線形補間部51では、入力された伝送路推定値列に対して線形補間を行う。ここで実行する線形補間では、伝送路推定値をH’(g,f)、H’(g,f+2m)とし、0<l<2mであるようなH’(g,f+l)を次式のように求める。
H’(g,f+l)=(1−l/2m)・H’(g,f)+l/2m・H’(g,f+2m)
パイロットシンボルは2mおきに配置されており、パイロットシンボルより得られた伝送路推定値H’(g,f)、H’(g,f+2m)を用いて線形補間を行うことにより、挿入されているパイロットシンボル間の周波数における伝送路推定値列を推定(補間)することができる。伝送路推定値の線形補間が行われた伝送路推定値列は置換部28へ入力される。
このように、本実施の形態では、離散的に配置されたパイロットシンボルから推定した伝送路推定値を用いて、パイロットシンボルが存在しない位置の伝送路推定値を線形補間することとした。これにより補間処理でIFFTやFFTなどの処理が不要となり、計算量を抑えることができる。
なお、第2の補間部26および第3の補間部27の処理を2次補間などの多項式補間で行った場合も同様に、計算量を抑えることができる。
実施の形態5.
つづいて、実施の形態5について説明する。本実施の形態では、送信機が2本のアンテナ(アンテナa,アンテナbとする)を使用して信号を送信し、多重化された信号を受信機が受信する場合の動作について説明する。
図16は、実施の形態5の送信機の構成例を示す図であり、図17は、受信機の構成例を示す図である。
本実施の形態の送信機は、符号化部11と、変調部12と、変調信号列を各送信アンテナに割り当てる直並列変換器61と、送信アンテナaから送信する信号系列に対してパイロットシンボルを挿入する第1のパイロット挿入部62と、送信アンテナbから送信する信号系列に対してパイロットシンボルを挿入するパイロット挿入部63と、第1のパイロット挿入部62が出力した信号列を周波数領域から時間領域へ変換する第1のIFFT部64と、第2のパイロット挿入部63が出力した信号列を周波数領域から時間領域へ変換する第2のIFFT部65と、により構成される。なお、符号化部11および変調部12は、実施の形態1の送信機が備える符号化部および変調部と同一である。
図18は、実施の形態5の送信機から受信機へ送信される信号のパイロットシンボル配置例を示す図である。このパイロットシンボル配置では、データシンボルと各送信アンテナのパイロットシンボルが重複しないように配置されている。
本実施の形態の送信機では、符号化部11が送信データに対して誤り訂正符号化し、変調部12が、符号化部11から出力された信号列を変調し、変調信号を生成する。直並列変換部61は、変調部12から出力された変調信号列を分岐して出力し、一方の変調信号列が第1のパイロット挿入部62へ、もう一方の変調信号列が第2のパイロット挿入部63へ入力される。
第1のパイロット挿入部62および第2のパイロット挿入部63は、入力された変調信号列に対してパイロットシンボルを挿入する。なお、第1のパイロット挿入部62は図18に示したパイロットシンボルPaを挿入し、第2のパイロット挿入部63はパイロットシンボルPbを挿入する。
第1のIFFT部64,第2のIFFT部65は、それぞれ、第1のパイロット挿入部62からの出力信号,第2のパイロット挿入部63からの出力信号を周波数領域から時間領域へ変換する。変換後の信号は、送信信号a,送信信号bとして、それぞれ送信アンテナa,送信アンテナbを介して送信される。
本実施の形態の受信機は、受信信号を時間領域から周波数領域へ変換するFFT部21と、FFT部21からの出力信号のうち、送信アンテナaから送信されたパイロットシンボルPaより伝送路推定を行う第1の伝送路推定部71と、送信アンテナbから送信されたパイロットシンボルPbより伝送路推定を行う第2の伝送路推定部72と、第1の伝送路推定部71から出力された伝送路推定値列に対して補間処理(周波数補間処理)を実行する第1の周波数補間部73と、第2の伝送路推定部72から出力された伝送路推定値列に対して補間処理(周波数補間処理)を実行する第2の周波数補間部74と、第1の周波数補間部73から出力された周波数補間後の伝送路推定値列に対して、パイロットシンボルの挿入されていない時間における伝送路推定値の補間を行う第1の時間補間部75と、第2の周波数補間部74から出力された周波数補間後の伝送路推定値列に対して、パイロットシンボルの挿入されていない時間における伝送路推定値の補間を行う第2の時間補間部76と、第1の時間補間部75および第2の時間補間部76から受け取った補間された伝送路推定値を用いてFFT部21の出力を復調する復調部77と、復調部77の出力を誤り訂正復号する復号部30と、により構成される。
なお、第1の周波数補間部73および第2の周波数補間部74は同一の構成をとり、その構成例を図19に示す。また、これらは、実施の形態1の受信機(図2参照)が備えている第1の窓演算部23、第2の窓演算部24、第1の補間部25、第2の補間部26、第3の補間部27および置換部28、により構成される。そのため、第1の周波数補間部73および第2の周波数補間部74が実行する補間処理は、実施の形態1の受信機が実行する補間処理と同一であり、その説明は省略する。
図17を参照しながら本実施の形態の受信機の動作を詳細に説明する。本実施の形態のFFT部21により時間領域から周波数領域へ変換された受信信号は、第1の伝送路推定部71、第2の伝送路推定部72および復調部77へ入力される。
第1の伝送路推定部71は、送信アンテナaより送信されたパイロットシンボルを周波数領域の受信信号から抽出し、抽出したパイロットシンボルを用いて伝送路を推定する。そして、算出した伝送路推定値列を後段に接続されている第1の周波数補間部73へ出力する。
第2の伝送路推定部72は、送信アンテナbより送信されたパイロットシンボルを周波数領域の受信信号から抽出し、抽出したパイロットシンボルを用いて伝送路を推定する。そして、算出した伝送路推定値列を後段に接続されている第2の周波数補間部74へ出力する。
第1の周波数補間部73および第2の周波数補間部74は、入力された伝送路推定値列に対して、実施の形態1で示した補間処理(周波数補間処理)を実行する。第1の周波数補間部73の処理により得られた周波数補間後の伝送路推定値列は第1の時間補間部75へ出力され、第2の周波数補間部74の処理により得られた周波数補間後の伝送路推定値列は第2の時間補間部76へ出力される。
第1の時間補間部75は、送信機がアンテナaを介して送信する信号へパイロットシンボルを挿入した位置(時間)の間の時間に対応する伝送路推定値の補間を行う。補間処理(時間補間処理)は、たとえば線形補間を利用する。この線形補間は、伝送路推定値をH’(g,f)、H’(g+p,f)とし、0<q<pであるようなH’(g+q,f)を次式のように求める。
H’(g+q,f)=(1−q/p)・H’(g,f)+q/p・H’(g,f+2m)
このように、第1の時間補間部75は、線形補間によりパイロットシンボルが配置されていない時間における伝送路推定値の補間を行い、データシンボルの配置されていない時間・周波数の伝送路推定値を得て、伝送路推定値列を復調部77へ出力する。
同様に、第2の時間補間部76は、送信機がアンテナbを介して送信する信号へパイロットシンボルを挿入した位置(時間)の間の時間に対応する伝送路推定値の補間を行う。補間処理は、上述した第1の時間補間部75が実行する補間処理と同一である。
復調部77は、第1の時間補間部75から受け取った補間後の伝送路推定値列および第2の時間補間部76から受けとった補間後の伝送路推定値列を用いて、FFT部21から受け取った周波数領域の受信信号を復調し、復号部30へ出力する。復号部30は、復調部29から受け取った復調された受信信号を誤り訂正復号し、復号された受信データを出力する。
なお、本実施の形態では、上記第1の周波数補間部73および第2の周波数補間部74が実施の形態1で示した補間処理を利用する場合について説明を行ったが、実施の形態2〜4で示した補間処理を利用することも可能である。
以上のように、送信側(送信機)が2本の送信アンテナを備える通信システムに対しても上述した実施の形態1〜4の受信機を適用できる。
また、上記説明では、受信機が2つの周波数補間部(第1/第2の周波数補間部)を備え、第1の伝送路推定部71および第2の伝送路推定部72の出力を並行して処理する構成としたが、第1の伝送路推定部71および第2の伝送路推定部72の出力を交互に処理する周波数補間部を1つだけ備える構成としても、同様の効果が得られる。同様に、時間補間を行う時間補間部を1つだけ備える構成とすることも可能である。
また、送信アンテナ数が3本以上の場合にも、送信機が各々の送信アンテナ−受信アンテナ間の伝送路推定を行うための各パイロットシンボルを位置が重ならないように配置して各アンテナから送信し、受信機が各送信アンテナとの間の伝送路を推定するための構成(上記第1(第2)の伝送路推定部、補間部および第1(第2)の時間補間部に相当する構成)を送信アンテナの本数分備え、アンテナ数に応じた復調処理を実行することにより、上述した実施の形態1〜4の受信機と同様に伝送路を推定できる。
以上のように、本発明にかかる受信装置は、無線通信システムに有用であり、特に、離散的に配置されたパイロットシンボルを使用して伝送路を推定する受信装置に適している。
本発明にかかる受信装置に対して信号を送信する送信機の構成例を示す図である。 本発明にかかる受信装置の構成例を示す図である。 実施の形態1の送信機から送信される信号のパイロットシンボル配置例を示す図である。 第1の窓演算部の処理を説明するための図である。 第2の窓演算部の処理を説明するための図である。 第1の補間部の構成例を示す図である。 ゼロ挿入部の処理を説明するための図である。 第2の補間部および第3の補間部の構成例を示す図である。 置換部の処理を説明するための図である。 実施の形態2の第1の補間部の構成例を示す図である。 実施の形態2の第2の補間部および第3の補間部の構成例を示す図である。 窓演算部の処理を説明するための図である。 実施の形態3の第1の補間部の構成例を示す図である。 実施の形態3の第2の補間部および第3の補間部の構成例を示す図である。 実施の形態4の第2の補間部および第3の補間部の構成例を示す図である。 実施の形態5の送信機の構成例を示す図である。 実施の形態5の受信機の構成例を示す図である。 実施の形態5の送信機から送信される信号のパイロットシンボル配置例を示す図である。 実施の形態5の受信機が備える補間部の構成例を示す図である。
符号の説明
11 符号化部
12 変調部
13 パイロット挿入部
14、31、41 IFFT部
21、33、43 FFT部
22 伝送路推定部
23 第1の窓演算部
24 第2の窓演算部
25、25a、25b 第1の補間部
26、26a、26b、26c 第2の補間部
27、27a、27b、27c 第3の補間部
28 置換部
29、77 復調部
30 復号部
32、42 ゼロ挿入部
34、44 窓演算部
35、45 逆窓演算部
36、46 フィルタ部
51 線形補間部
61 直並列変換部
62 第1のパイロット挿入部
63 第2のパイロット挿入部
64 第1のIFFT部
65 第2のIFFT部
71 第1の伝送路推定部
72 第2の伝送路推定部
73 第1の周波数補間部
74 第2の周波数補間部
75 第1の時間補間部
76 第2の時間補間部

Claims (7)

  1. 受信信号に離散的に配置された既知シンボル位置の伝送路推定値を算出する伝送路推定手段と、
    通信に利用する周波数帯域および当該利用周波数帯域の端部をそれぞれ処理対象として、前記伝送路推定手段により算出された伝送路推定値に基づいて、当該処理対象帯域ごとに、前記既知シンボルが配置されていない位置の伝送路推定値を補間する伝送路推定値補間手段と、
    前記端部に対応する帯域で補間処理を実行して得られた伝送路推定値に基づいて、前記利用周波数帯域で補間処理を実行して得られた伝送路推定値のうちの前記端部に対応する帯域の伝送路推定値を補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された後の伝送路推定値に基づいて前記受信信号を復調する復調手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記伝送路推定値補間手段は、
    前記利用周波数帯域で補間処理を実行する第1の補間手段と、
    前記利用周波数帯域のいずれか一方の端部に対応する帯域で補間処理を実行する第2の補間手段と、
    前記利用周波数帯域の他方の端部に対応する帯域で補間処理を実行する第3の補間手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記第1の補間手段、前記第2の補間手段および前記第3の補間手段は、それぞれ、
    処理対象となる帯域で補間処理を実行して得られた伝送路推定値を周波数領域から時間領域へ変換する周波数時間変換手段と、
    前記時間領域へ変換された後の伝送路推定値が所定の長さとなるように調整する長さ調整手段と、
    前記長さ調整手段により長さを調整された後の伝送路推定値を時間領域から周波数領域へ変換する時間周波数変換手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記第1の補間手段、前記第2の補間手段および前記第3の補間手段は、さらに、
    補間処理を実行する帯域の伝送路推定値の不連続性を解消するための窓関数を当該伝送路推定値へ乗算し、窓関数を乗算した後の伝送路推定値を前記周波数時間変換手段へ出力する窓演算手段と、
    前記時間周波数変換手段から出力された伝送路推定値に対して前記窓関数と逆の特性を有する窓関数を乗算する逆窓演算手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. 前記第1の補間手段、前記第2の補間手段および前記第3の補間手段は、さらに、
    前記伝送路推定値に含まれる雑音成分を抑圧するための雑音成分抑圧手段、
    を備えることを特徴とする請求項3または4に記載の受信装置。
  6. 前記第2の補間手段および前記第3の補間手段は、それぞれ、補間処理を実行して得られた伝送路推定値に基づいて、前記端部に対応する帯域で線形補間または多項式補間を行うことを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  7. 送信側の装置から複数のアンテナを介して多重送信された各信号を個別に受信するための、前記伝送路推定手段、前記伝送路推定値補間手段および前記補正手段により構成された情報処理手段、
    を複数備え、
    さらに、
    前記各情報処理手段から出力される周波数補間後の伝送路推定値に対して時間補間を行う時間補間手段、
    を備え、
    前記復調手段は、前記時間補間手段から出力される時間補間後の伝送路推定値に基づいて前記受信信号を復調することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の受信装置。
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