JP2009032549A - 近接スイッチ - Google Patents

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Toshifumi Nakamura
利史 中村
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Abstract


【課題】 外部磁界に対して高感度が得られる近接スイッチを提供する。
【解決手段】 樹脂モールドケース本体部17に樹脂モールドケース蓋部16aを嵌合させて、樹脂モールドケース本体部17に実装されたリードスイッチ端子14に樹脂モールドケース蓋部16aの内面に固定された2つのU字形状ヨーク12aを押しつけ、接触させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リードスイッチを用いた近接スイッチに関する。
近接スイッチは、磁石により位置や変位量を検出するセンサであり、ノーマルオープンタイプとノーマルクローズタイプがある。ノーマルオープンタイプは、検出すると出力はONとなり、ノーマルクローズタイプは、検出すると出力はOFFとなる。従来のノーマルクローズタイプの例として特許文献1に開示されている技術がある。
以下に従来のノーマルクローズタイプの近接スイッチについて図面を参照して説明する。図21は、従来の近接スイッチ7の斜視図である。主要構成部品は、リードスイッチ73と、片面2極着磁された永久磁石71と、ヨーク72と、樹脂モールドケース76である。ヨーク72とリードスイッチ73は、永久磁石71の非着磁面に配置されている。永久磁石71は取付孔77を有する樹脂モールドケース76に収納固定されており、リードスイッチ73はハーネス75と接続されている。
ここでヨーク72は磁性片であり、非着磁面に配置されることにより、弱い磁力線が互いに打ち消しあって磁界を形成していなかった非着磁面の磁力線に方向性が生じ、磁界が発生する。
永久磁石71の着磁面に磁性体を近づけると非着磁面に生じている磁界を打ち消す新たな磁力線が発生し、非着磁面磁界が消滅し、出力はOFFとなる。
特開2005−158406号公報
ところで特許文献1に開示されている従来の近接スイッチでは、片面2極着磁の非着磁面にリードスイッチを配設し、非着磁面とリードスイッチとの間にヨークを介し、非着磁面にリードスイッチが感応する磁界を発生させている。しかし、このヨークの働きは、ノーマルクローズタイプの近接スイッチを構成しているのみで、外部磁界に対してリードスイッチの感度を向上させることができないという問題があった。
また、外部磁界に対して感度の異なる数種類の近接スイッチを容易に生産できないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決し、外部磁界に対して高感度が得られる近接スイッチを提供するものである。
本発明は、封止したガラス管の両端にリードスイッチ端子を備えたリードスイッチと、前記リードスイッチが実装され開口部を有する直方体状樹脂モールドケース本体部と、前記樹脂モールドケース本体部に嵌合する樹脂モールドケース蓋部を備え、前記樹脂モールドケース蓋部内面に少なくとも1つのヨークが固定され、前記リードスイッチ端子と接触する構造であることを特徴とする近接スイッチである。
前記ヨークは、前記リードスイッチの長手方向と平行な断面が略U字形状であり、平坦部と、前記平坦部から延びた湾曲部と、前記湾曲部から延びた前記リードスイッチ端子よりも広い幅を有する延長部からなり、前記平坦部が前記樹脂モールドケース蓋部内面に固定され、前記延長部が前記リードスイッチ端子と接触する形状であることを特徴とする上記の近接スイッチである。
前記ヨークは、前記リードスイッチの長手方向と平行な断面が略S字形状であり、平坦部と、前記平坦部より延びた互いに逆方向に湾曲した略S字状湾曲部と、前記略S字状湾曲部から延びた前記リードスイッチ端子よりも広い幅を有する延長部からなり、前記平坦部が前記樹脂モールドケース蓋部内面に固定され、前記延長部が前記リードスイッチ端子と接触する形状であることを特徴とする上記の近接スイッチである。
前記ヨークは、前記リードスイッチの長手方向と垂直な断面が略半円形状であり、第1の平坦部と、前記第1の平坦部より延びた前記樹脂モールドケース蓋部内面から前記リードスイッチ端子までの距離以上の長さの半径を有する湾曲部と、前記湾曲部から延びた第2の平坦部からなり、前記第1及び第2の平坦部が前記樹脂モールドケース蓋部内面に固定され、前記湾曲部が前記リードスイッチ端子と接触する形状であることを特徴とする上記の近接スイッチである。
前記ヨークは、前記リードスイッチの長手方向と垂直な断面が略台形状であり、第1の平坦部と、前記第1の平坦部より延びた前記樹脂モールドケース蓋部内面から前記リードスイッチ端子までの距離以上の長さの半径を有する第1の湾曲部と、前記第1の湾曲部より延びて前記樹脂モールドケース蓋部内面と水平となり前記リードスイッチ端子よりも広い幅を有する底部と、前記底部から延びて前記樹脂モールドケース蓋部内面から前記リードスイッチ端子までの距離以上の長さの半径を有する第2の湾曲部と、前記第2の湾曲部から延びた第2の平坦部からなり、前記第1及び第2の平坦部が前記樹脂モールドケース蓋部内面に固定され、前記底部が前記リードスイッチ端子と接触する形状であることを特徴とする上記の近接スイッチである。
本発明の近接スイッチによれば、リードスイッチ端子にヨークをバネ性を利用して接触させることにより、外部磁界を集中させてリードスイッチの感度を格段に向上させることができる。リードスイッチを実装した樹脂モールドケース本体部に嵌合する樹脂モールドケース蓋部を、ヨーク付きの樹脂モールドケース蓋部に交換することにより、近接スイッチを高感度タイプの近接スイッチに簡単に変更することができ、感度の異なる近接スイッチの生産が容易となり、金型製作費用の半減及び、生産性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態の近接スイッチの分解斜視図である。本発明の第1の実施の形態の近接スイッチ1は、図1に示すようにリードスイッチ13とリードスイッチ端子14とコネクタ15を実装したプリント基板18(導体パターン及び半田付接続部は図示せず)が設置され、開口部を有する直方体状の樹脂モールドケース本体部17と、2つのU字形状ヨーク12aが固定された樹脂モールドケース蓋部16aから構成されている。
図2は本発明の第1の実施の形態の近接スイッチの斜視図である。図2では、2つのU字形状ヨーク12aを説明のため実線で示した。2つのU字形状ヨーク12aは、樹脂モールドケース蓋部16aを樹脂モールドケース本体部17に嵌合させた時に、リードスイッチ端子と対向する樹脂モールドケース蓋部16a内面にそれぞれ固定されている。図3は本発明の第1の実施の形態の近接スイッチの断面図であり、図2のB−B面での断面図である。
図1に示す樹脂モールドケース蓋部16aは、樹脂モールドケース本体部17に設けられたケースフック17aに嵌合されると、図2及び図3に示すように、樹脂モールドケース蓋部16aに固定された2つのU字形状ヨーク12aが樹脂モールドケース本体部17に実装されたリードスイッチ端子14と接触する構造である。
2つのU字形状ヨーク12aは、図2に示すように挿入孔412aを有し、図3に示すように、樹脂モールドケース蓋部16aの内面に設けた樹脂突起部116aに挿入し、熱圧着、又は接着を施すことにより固定することができる。固定のための樹脂モールドケース蓋部16aの樹脂突起部116aと、U字形状ヨーク12aの挿入孔412aの数に制約はない。
図4は本発明の第1の実施の形態の近接スイッチにおける樹脂モールドケース蓋部の説明図である。図4(a)は樹脂モールドケース蓋部の断面図である。U字形状ヨーク12aを樹脂モールドケース蓋部16aに固定した形態の断面図であり、図1に示す分解斜視図のA−A面での断面図を示している。
図4(a)において、U字形状ヨーク12aは、平坦部112aと湾曲部212aと延長部312aから構成されている。平坦部112aは樹脂モールドケース蓋部16aの内面と接し、樹脂突起部116aによって固定され、平坦部112aから延びた湾曲部212aにより樹脂モールドケース蓋部16aの内面から離されて、平坦部112aと対向して延長部312aが形成されている。延長部312aは、図3に示すように樹脂モールドケース本体部17に嵌合されるとリードスイッチ端子14と接触する構造である。U字形状ヨーク12aは、磁性片であり、パーマロイ系が望ましいが、磁性材料であれば良い。
図4(b)は他の例の樹脂モールドケース蓋部の断面図である。挿入孔のないU字形状ヨーク12bを樹脂モールドケース蓋部16bの内面に設けたヨーク挿入部116bに挿入して固定した形態の断面図であり、図4(a)と同様にU字形状ヨーク12bを樹脂モールドケース蓋部16bに固定した部分の断面を示している。
図4(b)に示すU字形状ヨーク12bが固定された樹脂モールドケース蓋部16bを図1に示すように樹脂モールドケース本体部17に嵌合させて、2つのU字形状ヨーク12bが樹脂モールドケース本体部17に実装されたリードスイッチ端子14と接触する構造としても良い。
U字形状ヨークは、図3では、U字部がリードスイッチ端子の先端部側にあるが、U字部がリードスイッチ端子のガラス管側にある構成や、一方をリードスイッチ端子のガラス管側、他方をリードスイッチ端子の先端部側に向けた非対称な構成、又は、片側だけに固定されていても良い。
また、U字形状ヨークをインサート成形により樹脂モールドケース蓋部に固定しても良い。樹脂成形材へ磁性材料を練り込み、U字形状ヨークを一体成形しても良い。
図5は、本発明の第2の実施の形態の近接スイッチの分解斜視図である。本発明の第2の実施の形態の近接スイッチ2は、図5に示すようにリードスイッチ13とリードスイッチ端子14とコネクタ15を実装したプリント基板18(導体パターン及び半田付接続部は図示せず)が設置され、開口部を有する直方体状の樹脂モールドケース本体部17と、2つのS字形状ヨーク22aが固定された樹脂モールドケース蓋部16aから構成されている。
図6は本発明の第2の実施の形態の近接スイッチの斜視図である。図6では、2つのS字形状ヨーク22aを説明のため実線で示した。2つのS字形状ヨーク22aは、樹脂モールドケース蓋部16aを樹脂モールドケース本体部17に嵌合させた時に、リードスイッチ端子と対向する樹脂モールドケース蓋部16a内面にそれぞれ固定されている。図7は第2の実施の形態の近接スイッチの断面図であり、図6のD−D面での断面図である。
図5に示す樹脂モールドケース蓋部16aは、樹脂モールドケース本体部17に設けられたケースフック17aに嵌合されると、図6及び図7に示すように、樹脂モールドケース蓋部16aに固定された2つのS字形状ヨーク22aが樹脂モールドケース本体部17に実装されたリードスイッチ端子14と接触する構造である。
2つのS字形状ヨーク22aは、図6に示すように挿入孔422aを有し、図7に示すように、樹脂モールドケース蓋部16aの内面に設けた樹脂突起部116aに挿入し、熱圧着又は、接着を施すことにより固定することができる。固定のための樹脂モールドケース蓋部16aの樹脂突起部116aと、S字形状ヨーク22aの挿入孔422aの数に制約はない。
図8は、第2の実施の形態の近接スイッチにおける樹脂モールドケース蓋部の説明図である。図8(a)は樹脂モールドケース蓋部の断面図である。S字形状ヨーク22aを樹脂モールドケース蓋部16aに固定した形態の断面図であり、図5に示す分解斜視図のC−C面での断面図を示している。
図8(a)において、S字形状ヨーク22aは、平坦部122aと、S字状湾曲部222aと、延長部322aから構成されている。平坦部122aは樹脂モールドケース蓋部16a内面と接し、樹脂突起部116aによって固定され、平坦部122aから延びたS字状湾曲部222aにより樹脂モールドケース蓋部16a内面から離され、S字状湾曲部222aから延びて延長部322aが形成されている。延長部322aは、図7に示すように樹脂モールドケース本体部17に嵌合されるとリードスイッチ端子14と接触する構造である。S字形状ヨーク22aは、磁性片であり、パーマロイ系が望ましいが、磁性材料であれば良い。
図8(b)は他の例の樹脂モールドケース蓋部の断面図である。挿入孔のないS字形状ヨーク22bを樹脂モールドケース蓋部16bの内面に設けたヨーク挿入部116bに挿入して固定した形態の断面図であり、図8(a)と同様にS字形状ヨーク22bを樹脂モールドケース蓋部16bに固定した部分の断面を示している。
図8(b)に示すS字形状ヨーク22bが固定された樹脂モールドケース蓋部16bを図5に示すように樹脂モールドケース本体部17に嵌合させて、2つのS字形状ヨーク22bが樹脂モールドケース本体部17に実装されたリードスイッチ端子14と接触する構造としても良い。
S字形状ヨークは、図7では、S字部がリードスイッチ端子のガラス管側にあるが、S字部がリードスイッチ端子の先端部側にある構成や、一方をリードスイッチ端子のガラス管側、他方をリードスイッチ端子の先端部側に向けた非対称な構成、又は、片側だけの設置であっても良い。
また、S字形状ヨークをインサート成形により樹脂モールドケース蓋部に固定しても良い。樹脂成形材へ磁性材料を練り込み、S字形状ヨークを一体成形しても良い。
図9は、本発明の第3の実施の形態の近接スイッチの斜視図である。本発明の第3の実施の形態の近接スイッチ3は、図9に示すようにリードスイッチ13とリードスイッチ端子14とコネクタ15を実装したプリント基板18(導体パターン及び半田付接続部は図示せず)が設置され、開口部を有する直方体状の樹脂モールドケース本体部17と、2つの半円形状ヨーク32aが固定された樹脂モールドケース蓋部36aから構成されている。図9では、樹脂モールドケース蓋部の内面にリードスイッチに対向して固定された2つのヨークを説明のため実線で示した。
図10は本発明の第3の実施の形態の近接スイッチの断面図であり、図9のE−E面での断面図である。
図9及び図10に示すように、樹脂モールドケース蓋部36aは、樹脂モールドケース本体部17に嵌合されると、樹脂モールドケース蓋部36aに固定された2つの半円形状ヨーク32aが樹脂モールドケース本体部17に実装されたリードスイッチ端子14と接触する構造である。半円形状ヨーク32aの長さは、リードスイッチ端子14の長さと同じであることが望ましい。
2つの半円形状ヨーク32aは、図9に示すように挿入孔432aを有し、図10に示すように、樹脂モールドケース蓋部36aの内面に設けた樹脂突起部136aに挿入し、熱圧着又は、接着を施すことにより固定することができる。固定のための樹脂モールドケース蓋部36aの樹脂突起部136aと、半円形状ヨーク32aの挿入孔432aの数に制約はない。
図11は本発明の第3の実施の形態の近接スイッチにおける樹脂モールドケース蓋部の説明図である。図11(a)は樹脂モールドケース蓋部の断面図である。半円形状ヨーク32aを樹脂モールドケース蓋部36aに固定した形態の断面図である。
図11(a)において、半円形状ヨーク32aは、第1の平坦部132aと湾曲部232aと第2の平坦部332aから構成されている。第1の平坦部132aは樹脂モールドケース蓋部36aの内面と接し、樹脂モールドケース蓋部36aの内面に設けた樹脂突起部136aによって樹脂モールドケース蓋部36aに固定されている。湾曲部232aは、第1の平坦部132aから延びて形成されている。湾曲部232aの半径は、図10に示すように樹脂モールドケース本体部17に嵌合されたときに、樹脂モールドケース蓋部36aとリードスイッチ端子14との距離と等しい。第2の平坦部332aは、湾曲部232aから延びて、樹脂モールドケース蓋部36aの内面と接し、樹脂モールドケース蓋部36aの内面に設けた樹脂突起部136aによって樹脂モールドケース蓋部36aに固定されている。湾曲部232aは、図10に示すように樹脂モールドケース本体部17に嵌合されるとリードスイッチ端子14と接触する構造である。半円形状ヨーク32aは磁性片であり、パーマロイ系が望ましいが、磁性材料であればよい。
図11(b)は他の例の樹脂モールドケース蓋部の断面図である。挿入孔のない半円形状ヨーク32bを樹脂モールドケース蓋部36bの内面に設けたヨーク挿入部136bに挿入して固定した形態の断面図である。図11(a)と同様に、半円形状ヨーク32bを樹脂モールドケース蓋部36bに固定した部分の断面を示している。
図12は本発明の第3の実施の形態の他の例の近接スイッチの断面図であり、図11(b)に示す半円形状ヨーク32bが固定された樹脂モールドケース蓋部36bを、図9に示すように樹脂モールドケース本体部17に嵌合させて、2つの半円形状ヨーク32bが樹脂モールドケース本体部17に実装されたリードスイッチ端子14と接触する構造である。
半円形状ヨークは、リードスイッチ端子片側だけの設置であっても良い。
また、半円形状ヨークをインサート成形により樹脂モールドケース蓋部に固定しても良い。樹脂成形材へ磁性材料を練り込み、半円形状ヨークを一体成形しても良い。
図13は、本発明の第4の実施の形態の近接スイッチの斜視図である。本発明の第4の実施の形態の近接スイッチ4は、図13に示すようにリードスイッチ13とリードスイッチ端子14とコネクタ15を実装したプリント基板18(導体パターン及び半田付接続部は図示せず)が設置され、開口部を有する直方体状の樹脂モールドケース本体部17と、2つの台形状ヨーク42aが固定された樹脂モールドケース蓋部36aから構成されている。図13では、樹脂モールドケース蓋部の内面に固定された2つのヨークを説明のため実線で示した。
図14は本発明の第4の実施の形態の近接スイッチの断面図であり、図13のF−F面での断面図である。
図13及び図14に示すように、樹脂モールドケース蓋部36aは、樹脂モールドケース本体部17に嵌合されると、樹脂モールドケース蓋部36aに固定された2つの台形状ヨーク42aが樹脂モールドケース本体部17に実装されたリードスイッチ端子14と接触する構造である。台形状ヨーク42aの長さは、リードスイッチ端子14の長さと同じであることが望ましい。
2つの台形状ヨーク42aは、図13に示すように挿入孔642aを有し、図14に示すように、樹脂モールドケース蓋部36aの内面に設けた樹脂突起部136aに挿入し、熱圧着又は、接着を施すことにより固定することができる。固定のための樹脂モールドケース蓋部36aの樹脂突起部136aと、台形状ヨーク42aの挿入孔642aの数に制約はない。
図15は本発明の第4の実施の形態の近接スイッチにおける樹脂モールドケース蓋部の説明図である。図15(a)は樹脂モールドケース蓋部の断面図である。台形状ヨーク42aを樹脂モールドケース蓋部36aに固定した形態の断面図である。
図15(a)において台形状ヨーク42aは、第1の平坦部142aと第1の湾曲部242aと底部342aと第2の湾曲部442aと第2の平坦部542aから構成されている。第1の平坦部142aは樹脂モールドケース蓋部36aの内面と接し、樹脂モールドケース蓋部36aに設けた樹脂突起部136aによって樹脂モールドケース蓋部36aに固定されている。第1の湾曲部242aは、第1の平坦部142aから延びて形成されている。第1の湾曲部242aの半径は、図14に示すように樹脂モールドケース本体部17に嵌合されたときに、樹脂モールドケース蓋部36aの内面とリードスイッチ端子14の距離に等しい。底部342aは、第1の湾曲部242aから延びて樹脂モールドケース蓋部36aと平行に形成されている。底部342aは、リードスイッチ端子と長さが等しく幅は広くなっている。第2の湾曲部442aは、底部342aから延びて形成されている。第2の湾曲部442aの半径は、図14に示すように樹脂モールドケース本体部17に嵌合されたときに、樹脂モールドケース蓋部36aの内面とリードスイッチ端子14の距離に等しい。第2の平坦部542aは、第2の湾曲部442aから延びて樹脂モールドケース蓋部36aの内面と接し樹脂モールドケース蓋部36aに設けた樹脂突起部136aによって樹脂モールドケース蓋部36aに固定されている。底部342aは、図14に示すように樹脂モールドケース本体部17に嵌合されるとリードスイッチ端子14と接触する構造である。台形状ヨーク42aは磁性片であり、パーマロイ系が望ましいが、磁性材料であればよい。
図15(b)は他の例の樹脂モールドケース蓋部の断面図である。挿入孔のない台形状ヨーク42bを樹脂モールドケース蓋部36bの内面に設けたヨーク挿入部136bに挿入して固定した形態の断面図である。図15(a)と同様に、台形状ヨーク42bを樹脂モールドケース蓋部36bに固定した部分の断面を示している。
図16は本発明の第4の実施の形態の他の例の近接スイッチの断面図であり、図15(b)に示す台形状ヨーク42bが固定された樹脂モールドケース蓋部36bを、図13に示すように樹脂モールドケース本体部17に嵌合させて、2つの台形状ヨーク42bが樹脂モールドケース本体部17に実装されたリードスイッチ端子14と接触する構造である。
台形状ヨークは、リードスイッチ端子片側だけの設置であっても良い。
また、台形状ヨークをインサート成形により樹脂モールドケース蓋部に固定しても良い。樹脂成形材へ磁性材料を練り込み、台形状ヨークを一体成形しても良い。
図17は、本発明の第5の実施の形態の近接スイッチの説明図である。図17に示す近接スイッチ5は、図1に示すU字形状ヨーク12aを用いた例である。樹脂モールドケース本体部17のプリント基板18にリードスイッチ13とリードスイッチ端子14とハーネス55が実装されている。樹脂モールドケース蓋部16aが樹脂モールドケース本体部17と嵌合されるとU字形状ヨーク12aは樹脂モールドケース本体部17に設置されたリードスイッチ端子14に押しつけられ、接触する構造である。
図17に示す近接スイッチ5と、図1に示す近接スイッチ1は、コネクタ15と、ハーネス55の違いである。したがって、図5に示す本発明の近接スイッチ2、図9に示す本発明の近接スイッチ3、図13に示す本発明の近接スイッチ4に対しても同様に、コネクタをハーネスに交換しても良い。
図18は、本発明の第6の実施の形態の近接スイッチの説明図である。図18に示す近接スイッチ6は、図1に示すU字形状ヨーク12aを用いた例である。樹脂モールドケース本体部17には、リードスイッチ端子14を溝69で支えることによりリードスイッチ13が実装され、リードスイッチ端子14にハーネス65が接続されている。樹脂モールドケース蓋部16aが樹脂モールドケース本体部17と嵌合されるとU字形状ヨーク12aは樹脂モールドケース本体部17に設置されたリードスイッチ端子14に押しつけられ接触する構造である。
図18に示す近接スイッチ6と、第1に示す近接スイッチ1は、リードスイッチ端子の実装方法の違いと、コネクタとハーネスの違いである。したがって、図5に示す本発明の近接スイッチ2、図9に示す本発明の近接スイッチ3、図13に示す本発明の近接スイッチ4に対しても同様にリードスイッチ端子を実装して、コネクタをハーネスに交換しても良い。
また、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこれらに限られたものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、ヨークの形状がU字やS字でなくても、リードスイッチ端子に接触する構成であれば良く、非対称であったり、ヨークの形状が異なっていても良い。
以下に、図1に示すU字形状ヨークによる近接スイッチを用いて感度を測定した結果について図を用いて説明する。
図19は、近接スイッチの感度測定系の説明図である。図19に示すように、リードスイッチを樹脂モールドケース本体部に実装し、ヨークのない樹脂モールドケースを嵌合させた近接スイッチをヨーク無し近接スイッチとした。リードスイッチ端子と接触する面寸法が6×8(mm)で厚み1mmの鉄板からなるU字形状ヨークを接続した近接スイッチをヨーク接触近接スイッチとした。
図19に示す横寸法A12mm、縦寸法B16mmの磁石を用いて、近接センサの端面のリードスイッチ端子の位置を0として、リードスイッチ端子に対して垂直方向をX軸、リードスイッチ端子に対して水平方向をY軸として、磁石の位置を変えて、近接スイッチが駆動する位置Dをヨーク無し近接スイッチとヨーク接触近接スイッチそれぞれについて測定した。
図20は、近接スイッチの感度測定結果のグラフである。ヨーク無し近接スイッチとヨーク接触近接スイッチそれぞれに対して、近接スイッチが駆動しない磁石の位置を座標に記した。この座標は、近接スイッチ端面のリードスイッチ端子の位置が0で、リードスイッチ端子に対して垂直方向をX軸、リードスイッチ端子と水平方向をY軸とした。座標に記した点から0に近い位置に磁石を置いた時に近接スイッチは駆動したことを示し、図8に検知エリアと記した。このグラフから測定結果を表1にまとめて示した。
Figure 2009032549
図20、表1より、ヨーク接触近接スイッチは、ヨーク無し近接スイッチよりも、磁石が離れていても、駆動したことから感度が向上したことがわかる。検知エリアを面積で比較すると、ヨーク接触近接スイッチは、ヨーク無し近接スイッチよりも、検知エリアの面積は49%広くなった。その他の形状のヨークを接続した近接スイッチに対しても同様に感度を向上させることができた。
本発明の第1の実施の形態の近接スイッチの分解斜視図。 本発明の第1の実施の形態の近接スイッチの斜視図。 本発明の第1の実施の形態の近接スイッチの断面図。 本発明の第1の実施の形態の近接スイッチにおける樹脂モールドケース蓋部の説明図。図4(a)は樹脂モールドケース蓋部の断面図。図4(b)は他の例の樹脂モールドケース蓋部の断面図。 本発明の第2の実施の形態の近接スイッチの分解斜視図。 本発明の第2の実施の形態の近接スイッチの斜視図。 本発明の第2の実施の形態の近接スイッチの断面図。 本発明の第2の実施の形態の近接スイッチにおける樹脂モールドケース蓋部の説明図。図8(a)は樹脂モールドケース蓋部の断面図。図8(b)は他の例の樹脂モールドケース蓋部の断面図。 本発明の第3の実施の形態の近接スイッチの斜視図。 本発明の第3の実施の形態の近接スイッチの断面図。 本発明の第3の実施の形態の近接スイッチにおける樹脂モールドケース蓋部の説明図。図11(a)は樹脂モールドケース蓋部の断面図。図11(b)は他の例の樹脂モールドケース蓋部の断面図。 本発明の第3の実施の形態の他の例の近接スイッチの断面図。 本発明の第4の実施の形態の近接スイッチの斜視図。 本発明の第4の実施の形態の近接スイッチの断面図。 本発明の第4の実施の形態の近接スイッチにおける樹脂モールドケース蓋部の説明図。図15(a)は樹脂モールドケース蓋部の断面図。図15(b)は他の例の樹脂モールドケース蓋部の断面図。 本発明の第4の実施の形態の他の例の近接スイッチの断面図。 本発明の第5の実施の形態の近接スイッチの説明図。 本発明の第6の実施の形態の近接スイッチの説明図。 近接スイッチの感度測定系の説明図。 近接スイッチの感度測定結果のグラフ。 従来の近接スイッチの斜視図。
符号の説明
1、2、3、4、5、6 (本発明の)近接スイッチ
7 従来の近接スイッチ
12a、12b U字形状ヨーク
13 リードスイッチ
14 リードスイッチ端子
15 コネクタ
16a、16b、36a、36b 樹脂モールドケース蓋部
17 樹脂モールドケース本体部
17a ケースフック
18 プリント基板
22a、22b S字形状ヨーク
32a、32b 半円形状ヨーク
42a、42b 台形状ヨーク
55、65、75 ハーネス
69 溝
71 永久磁石
72 ヨーク
73 リードスイッチ
76 樹脂モールドケース
77 取付孔
112a、122a 平坦部
116a、136a 樹脂突起部
116b、136b ヨーク挿入部
132a、142a 第1の平坦部
212a、232a 湾曲部
222a S字状湾曲部
242a 第1の湾曲部
312a、322a 延長部
332a、542a 第2の平坦部
342a 底部
412a、422a、432a、642a 挿入孔
442a 第2の湾曲部

Claims (5)

  1. 封止したガラス管の両端にリードスイッチ端子を備えたリードスイッチと、前記リードスイッチが実装され開口部を有する直方体状樹脂モールドケース本体部と、前記樹脂モールドケース本体部に嵌合する樹脂モールドケース蓋部を備え、前記樹脂モールドケース蓋部内面に少なくとも1つのヨークが固定され、前記リードスイッチ端子と接触する構造であることを特徴とする近接スイッチ。
  2. 前記ヨークは、前記リードスイッチの長手方向と平行な断面が略U字形状であり、平坦部と、前記平坦部から延びた湾曲部と、前記湾曲部から延びた前記リードスイッチ端子よりも広い幅を有する延長部からなり、前記平坦部が前記樹脂モールドケース蓋部内面に固定され、前記延長部が前記リードスイッチ端子と接触する形状であることを特徴とする請求項1に記載の近接スイッチ。
  3. 前記ヨークは、前記リードスイッチの長手方向と平行な断面が略S字形状であり、平坦部と、前記平坦部より延びた互いに逆方向に湾曲した略S字状湾曲部と、前記略S字状湾曲部から延びた前記リードスイッチ端子よりも広い幅を有する延長部からなり、前記平坦部が前記樹脂モールドケース蓋部内面に固定され、前記延長部が前記リードスイッチ端子と接触する形状であることを特徴とする請求項1に記載の近接スイッチ。
  4. 前記ヨークは、前記リードスイッチの長手方向と垂直な断面が略半円形状であり、第1の平坦部と、前記第1の平坦部より延びた前記樹脂モールドケース蓋部内面から前記リードスイッチ端子までの距離以上の長さの半径を有する湾曲部と、前記湾曲部から延びた第2の平坦部からなり、前記第1及び第2の平坦部が前記樹脂モールドケース蓋部内面に固定され、前記湾曲部が前記リードスイッチ端子と接触する形状であることを特徴とする請求項1に記載の近接スイッチ。
  5. 前記ヨークは、前記リードスイッチの長手方向と垂直な断面が略台形状であり、第1の平坦部と、前記第1の平坦部より延びた前記樹脂モールドケース蓋部内面から前記リードスイッチ端子までの距離以上の長さの半径を有する第1の湾曲部と、前記第1の湾曲部より延びて前記樹脂モールドケース蓋部内面と水平となり前記リードスイッチ端子よりも広い幅を有する底部と、前記底部から延びて前記樹脂モールドケース蓋部内面から前記リードスイッチ端子までの距離以上の長さの半径を有する第2の湾曲部と、前記第2の湾曲部から延びた第2の平坦部からなり、前記第1及び第2の平坦部が前記樹脂モールドケース蓋部内面に固定され、前記底部が前記リードスイッチ端子と接触する形状であることを特徴とする請求項1に記載の近接スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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