JP2006294363A - 磁気近接スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 磁気近接スイッチにおいて、磁場検出部と磁場発生部間のギャップ変動に対する動作位置の変化を小さくできるようにする。
【解決手段】 磁場発生部12は、板状の磁性金属体13dと、それに吸着された形状及び材質の等しい3個の永久磁石13a、13b、13cで構成される。3個の永久磁石13a〜13cは、同極(S極)の磁極面が磁場検出部11を向くようにして、磁場発生部12のスライド方向に沿って等間隔で並列に配設される。各永久磁石13a〜13cが発生する磁力のギャップ方向成分が等しい点を結んだ等磁力線は、その両端において、ギャップ方向の変動に対する動作位置の変化が少ない曲線となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁場発生部と、該磁場発生部に対して相対的にスライドし、該磁場発生部から発生される磁場を検出する磁場検出部を備える磁気近接スイッチに関する。
エレベーターのカゴ室の各階停止等の制御に使用される磁気近接スイッチが知られている。
[公知例1]
図7は、従来の磁気近接スイッチの一構成例を示す図である。
同図に示す磁気近接スイッチ100は、磁気検出素子(磁場検出部)101と操作用磁石(磁場発生部)103から構成されている。磁気検出素子101は、磁気抵抗素子またはホール素子である。操作用磁石103は永久磁石である。操作用磁石103は、その磁極面が磁気検出素子101に向かうように配置される。操作用磁石103は、磁気検出素子101に対して動作距離(ギャップ)105を保持しながら、磁気検出素子101に対して方向(スライド方向)107にスライド移動する。
図8は、操作用磁石103が発生する磁力線の様子を示す図である。
同図において、Y軸は操作用磁石103のS極の磁極面と磁気検出素子101の操作用磁石103側の端面との間の距離であるギャップ105を示し、X軸は操作用磁石103の磁気検出素子101に対するスライド方向107の位置を示す。X軸とY軸は直交している。
図8に示すように、操作用磁石103の周囲には、操作用磁石103のN極とS極とを曲線的に結ぶ磁力線112が存在する。また、操作用磁石103が発生する磁力のギャップ成分が等しい場所をプロットして得られる曲線状の等磁力線113(113a、113b、113c等)が存在する。
磁力線112及び等磁力線113は、実際には、X軸の下方にも存在するが、図8では省略している。
[公知例2]
また、別の公知技術として、図9に示す磁気近接スイッチが知られている。
同図に示す磁気近接スイッチ200は、磁場検出部であるリードスイッチ201と永久磁石である操作用磁石(磁場発生部)203から構成されている。操作用磁石203は、リードスイッチ201に対して動作距離(ギャップ)205を維持しながら、リードスイッチ201の長手方向と垂直な方向(スライド方向)207にスライドする。
図10は、操作用磁石203が発生する磁力線の様子を示す図である。
同図において、Y軸は操作用磁石203とリードスイッチ201間の距離であるギャップ205を示し、X軸は操作用磁石103のリードスイッチ201に対するスライド方向207の距離を示す。
図10に示すように、操作用磁石203の周囲には、操作用磁石203のN極からS極に向かう曲線的な磁力線212が存在する。また、操作用磁石が発生する磁力の等しい場所をプロットして得られる曲線状の等磁力線213(213a、213b、213c等)が存在する。等磁力線213は、実際には、X軸の下方にも存在するが、図9では省略している。
[公知例3]
また、さらに他の公知技術としては、例えば、操作用磁石である磁場発生部を、第1の永久磁石と、その両側に等しいギャップで配置された第2及び第3の永久磁石とで構成したホール効果位置センサーが知られている(特許文献1参照)。
[公知例4]
また、エレベーターカーの位置を検出する検出器として、バックプレート上に3個のマグネットを配置したものが知られている。この検出器においては、バックプレート上の中央に長いマグネットを配置し、その両側に短いマグネットを配置している(特許文献2参照)。
特開平7―78538号公報 特開平11−246139号公報
図11は、上記公知例1の磁気近接スイッチ100の動作特性を示す図である。
同図のX軸は、磁気検出素子101と操作用磁石103との相対位置(距離)であり、Y軸は、磁気検出素子101と操作用磁石103との間のギャップ105である。X軸、Y軸は、共に、単位はmmである。
図11に示す実線は動作特性曲線131であり、破線は磁気復帰特性曲線132である。
ここで、動作特性曲線131は、磁気検出素子101が動作する(操作用磁石103を検出する)点を結んだ曲線であり、復帰特性曲線132は、磁気検出素子101が動作状態から非動作状態に復帰する点を結んだ曲線である。
同図に示すように、動作特性曲線131は、ギャップ105が大きくなるにつれて、操作用磁石103のスライド方向に広がり、さらに、ギャップ105が大きくなるにしたがい、操作用磁石103のスライド方向に狭まる曲線となる。
図10に示す例では、磁気検出素子101は、ギャップ105が約28mmのときに、操作用磁石103との相対位置が20mmになった時点で動作している。そして、磁気検出素子101は、ギャップ105が10mm〜40mmの範囲133では、操作用磁石103との相対位置が約7mm〜10mmとなる領域134で動作(スイッチング)している。
図12は、上記公知例2の磁気近接スイッチ200の動作特性を示す図である。
同図のX軸、Y軸は、図11と同様である。図12の実線はリードスイッチ201の動作特性曲線231であり、破線は復帰特性曲線232である。動作特性曲線231は、リードスイッチ231が動作する(オンとなる)点を結んだ曲線であり、復帰特性曲線232は、リードスイッチ231が動作状態から非動作状態に復帰する(オンからオフになる)点を結んだ曲線である。
リードスイッチ201の動作特性曲線231及び復帰特性曲線232は、X−Y平面の原点(0、0)を中心とする略半円形となる。図12に示す例では、リードスイッチ201は、ギャップ205が5mm〜15mmの範囲233において、リードスイッチ201と操作用磁石203の相対位置が約11mm〜21mmとなる領域234で動作している。
このように、従来の磁気近接スイッチ100、200は、ギャップ(105、205)の変動に対して、検出部(磁気検出素子101、リードスイッチ201)がスイッチング動作する位置(以後、この位置を「動作位置」と表現する)が大きく変動する。このため、従来の磁気近接スイッチ100、200を、各種装置(例えば、エレベーターなど)の停止位置を制御するためのセンサーに使用した場合、装置のガタなどにより、検出部と操作用磁石のギャップが変化すると、装置の停止位置のバラツキが大きくなってしまい、装置の運用に支障をきたすなどの問題が発生していた。
また、公知例3のホール効果位置センサーは、上記問題を解決するが、磁場発生部が2種類の磁石で構成されているため、部材統合化による安価な部品調達を実現できず、製品のコストアップの要因となるという欠点があった。
本発明の目的は、磁場発生部と磁場検出部のギャップが変動した場合でも、磁場発生部のスライド方向の変動に対して動作位置の変化が少ない磁気近接スイッチを実現することである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の磁気近接スイッチの実施形態を示す構成図である。
同図に示す磁気近接スイッチ10は、磁場検出部11と磁場発生部12を備えている。
磁場検出部11は、磁気抵抗素子、ホール素子またはリードスイッチなどの磁気検出素子である。磁場発生部12は、磁場検出部11に対して相対的にスライド方向17にスライドする操作用磁石である。
磁場発生部12は、スライドする際、磁場検出部11に対してギャップ15(磁場検出部11と磁場発生部12間の図1上における垂直方向の距離)を維持しながらスライド方向17に動く。ここで、本明細書においては、磁場発生部12が磁場検出部11に対してスライド方向17にスライドするときにおける磁場検出部11と磁場発生部12のスライド方向17の距離を“相対位置16”と定義する。
磁場検出部11は、上記相対位置16が所定距離になるまで接近すると、動作する。この動作には、本スイッチのオン/オフ(スイッチング)及び本スイッチが接続された上位装置(不図示)や電気回路(不図示)等への検出信号等の出力が含まれる。また、磁場検出部11が動作する相対位置16を、“動作位置”と定義する。
本実施形態の磁気近接スイッチ10は、後述するように、ギャップ15が大きく変動しても、動作位置の変動が極めて少なくなるように構成されている。
図2は、図1の磁場発生部12の一実施例を示す構成図である。
図2に示す磁場発生部12は、3個の永久磁石12(12a、12b、12c)と、それらの永久磁石に磁力で吸着された板状の磁性金属体12dを備えている。永久磁石12a、12b、12cは、いずれも、S極の磁極面が磁場検出部11の方を向くように配置されている。そして、永久磁石12a〜12cのN極側の磁極面に板状の磁性金属体12dが吸着・配設されている。
該板状の磁性金属体12dは、磁力線が通りやすい透磁率が高く、飽和磁束密度が高く、かつ磁化特性ヒステリシスが小さい材料が好ましい。
また、板状の磁性金属体12dは、永久磁石13a〜13cを固定配設する以外に、形状を適当に決定することにより、永久磁石13a〜13cが発生する磁界の磁力線の流れを意図したように誘導する共に、等磁力線の形状を意図した曲線にするために使用されている。このため、板状の磁性金属体12dは、加工性が良いことが重要である。したがって、板状の磁性金属体12dとしては、加工性が良く安価な部材が好ましい。例えば、鉄(SPCCなど)等である。鉄板は、切り抜き加工と曲げ加工が、共に、プレス等で可能であり、安価に生産可能である。
また、磁性金属体以外に、フェライトなどのフェリ磁性体を永久磁石13a〜13cの配設部材に使用してもよい。この場合、ヒステリシスの小さいソフトフェライト(例えば、Mn−Zn系フェライト)が望ましい。但し、フェライトは、焼結用の型が必要であり、製造工程も煩雑なので、金属材料に比べ、一般的に高価である。
図2の構成の磁場発生部12では、3個の永久磁石13a〜13cを、隣接する永久磁石の磁極の向きを揃えて配置するようにしたので、各永久磁石2から発生される磁束が反発し合って強まるようになる。また、磁性金属体12dは空気よりも透磁率が高いので、永久磁石13a〜13cが発生する磁束は、空気よりも透磁率の高い磁性金属体12dの方をはるかに流れやすい。このため、磁性金属体12dの形状を適切に決定することで、各永久磁石13a〜13cのS極とN極とを結ぶ磁力線の流れを意図する方向に誘導できると共に、該各永久磁石13a〜13cの磁力線におけるギャップ方向成分の等しい点を結ぶことによって得られる等磁力線の形状を意図した曲線にすることが容易に可能となる。
上記構成の磁場発生部(操作用磁石)12は、磁場検出部11に対してギャップ15を保ちながら、スライド方向17にスライドするように構成されている。
ここで、上記構成の磁気近接スイッチ10の動作を説明する。
1) 磁場発生部12が、磁場検出部11の動作位置よりも遠方にある場合、磁場検出部11は非動作状態となる(例えば、出力(検出信号)がオフとなる)。
2) 磁場発生部12が磁場発生部12に接近し、磁場発生部12が磁場検出部11の動作位置まで来ると、磁場発生部12が磁場検出部11に与える磁力が増大し、磁場検出部11が動作する(例えば、出力(検出信号)がオフからオンに変化する)。
3) 磁場発生部12が磁場検出部11から遠ざかり、磁場検出部11の動作位置よりも離れると、磁場発生部12が磁場検出部11に与える磁力が減少し、磁場検出部11が非動作状態に復帰する(例えば、出力(検出信号)がオンからオフになる)。
図3は、図2の3個の永久磁石13a〜13cが発生する磁界の分布図である。
図3において、X軸はスライド方向17の成分を示す軸であり、Y軸はギャップ15の方向(永久磁石12のS極から磁場検出部11に向かう方向)の成分を示す軸である。
同図に示すように、永久磁石13a〜13cと磁場検出部11(図3においては不図示)の間の空間には、永久磁石13a〜13cのS極とN極との間を曲線的に結ぶ磁力線11が存在する。各永久磁石から発生される磁力線11のギャップ15方向成分(Y軸成分)の磁力が等しい場所を通る等磁力線は、図3において破線で示す等磁力線22a、22b、22c、22dのような曲線となる。これらの等磁力線の中で、等磁力線22b、22cは、ギャップ15の変動(X軸成分の変動)に対し磁場発生部12のスライド方向17の変動(Y軸成分の変動)が小さい曲線となる。
尚、磁力線及び等磁力線はX軸の下方にも存在するが、図3では省略している。
図4は、本実施形態の磁気近接スイッチ10の動作特性を示す図である。
同図において、X軸は相対位置16(単位はmm)を示し、Y軸はギャップ15(単位はmm)を示す。また、Y軸の両側に示された実線の曲線は動作特性曲線31であり、破線は復帰特性曲線32である。
動作特性曲線31は、磁場検出部11が動作する点を結んだ曲線である。復帰特性曲線32は、磁場検出部11が復帰する点を結んだ曲線である。
図4に示すように、動作特性曲線31は相対位置16が22mm近傍でY軸に平行な垂線に近くなる。このため、相対位置16が22mm近傍で10〜40mmのギャップ変動33が生じても、磁場検出部11の動作位置の変動は極めて小さい。したがって、磁場検出部11と磁場発生部12の相対位置16が22mm近傍であるとき、ギャップ変動33が30mm程度生じても、磁場検出部11は、相対位置16が22mm近傍となる位置まで磁場発生部12がスライドしてきたとき、ギャップ変動33が40mm程度まで大きくても動作するようになる。
したがって、本実施形態の磁気近接スイッチ10は、磁場発生部12の動作位置が22mm近傍になった時点で、ギャップ変動33が大きくても確実に動作する。
上記実施例では、板状の磁性金属体12dに永久磁石13a〜13cのN極の磁極面を吸着させるようにしているが、極性を反転させて、S極の磁極面を吸着させる構成にしてもよい。
[永久磁石の他の配置例]
図5は、磁場発生部12において複数の永久磁石を配置する他の構成例を示す図である。
本発明においては、複数の永久磁石は必ずしも等間隔で配置する必要はない。但し、左右対称に配置することが望ましい。これは、複数の永久磁石を左右対称に配置しないと、動作特性曲線が非対称になってしまい、実用上、使い勝手が悪いからである。
図5に示す例では、5個の永久磁石13−1〜13−5を、磁場発生部12のスライド方向に並列に配置している。図中における縦方向の破線は、永久磁石2の並列配置における中心線40である。
永久磁石13−1は中心に配置されており、その右側に、2個の永久磁石13−2、13−3が、その左側に、2個の永久磁石13−4、13−5が配置されている。ここで、中心の永久磁石13−1とその左に隣接する永久磁石13−2との間隔及び永久磁石13−1とその右に隣接する永久磁石13−4との間隔は、共に“B”となっている。また、永久磁石13−2とその左に隣接する永久磁石13−5との間隔及び永久磁石13−4とその右に隣接する永久磁石13−5との間隔は、共に“A”となっている(B>A)。
このように、図5に示す例では、5個の永久磁石13−1〜13−5を、左右対称、かつ非等間隔に配置している。
図6は、磁場発生部12の他の実施例を示す構成図である。
同図に示す磁場発生部12は、5個の永久磁石13−1〜13−5と、ケース50及び封止材60から構成されている。
ケース50は、永久磁石13−1〜13−5が嵌め込まれる5つの凹部を有しており、これらの凹部に永久磁石13−1〜13−5の上部が嵌合されている。上記凹部は、例えば、図5と同様な間隔で、永久磁石13−1〜13−5が並列配置ように形成されている。ケース50の凹部に嵌合された永久磁石13−1〜13−5の下部は封止材60で固定されている。
ケース50及び封止材60は、共に、非磁性体である必要がある。これは、永久磁石13−1〜13−5から発生される磁束の流れを妨げないようにするためである。また、ケース50及び封止材60は、比透磁率が空気に近い部材が望ましい。ケース50の部材としては、例えば、プラスチックやアルミ(例えば、アルミダイキャスト)、黄銅等が使用できる。封止材60の部材としては、例えば、エポキシ樹脂等の樹脂が使用できる。
本発明の磁場発生部においては、さらに多数の永久磁石を磁場発生部12のスライド方向に並列配置することも可能である。この場合、それらの永久磁石を、左右対称でなく、かつ非等間隔に配置するようにすることも可能である。
多数の永久磁石を上記スライド方向に並列配置することにより、磁場検出部11の動作範囲(Y軸の右側の動作特性曲線と左側の動作特性曲線で囲まれた範囲)を広くすることが可能となる。このような場合、上記並列配置の中央部においては永久磁石12を疎に配置する。そして、該中央部の両側では、動作特性曲線の両端において、ギャップ変動に対する動作位置の変動が小さくなる曲線(ほぼ、垂線に近い曲線)が得られるように、複数の永久磁石12を配置する。
このような配置パターンで、多数の永久磁石を磁場発生部12のスライド方向に並列設置することにより、多数の永久磁石を永久磁石の使用個数を減らして、製造原価を低減することができる。
このように、本発明においては、磁場発生部12が発生する磁界の等磁力線が、ギャップ変動時のスライド方向の変化量が少なくなる曲線となるように、磁場発生部12において、複数の永久磁石をスライド方向に並列配置する構成する。
上述したように、本実施形態の磁気近接スイッチ10によれば、ギャップ変動33が変動した場合における磁場検出部11の動作位置の変動を従来よりも著しく小さくできる(図4と、図10及び図11を比較参照)。したがって、本実施形態の磁気近接スイッチ10の動作信号(動作位置で出力される信号)を装置の停止信号として利用した場合、該装置のガタによりギャップ15が変動しても、常に同じ位置で停止信号を出力することができ、上記装置の停止位置精度を向上させることが可能になる。また、本実施形態の磁気近接スイッチ10は、形状及び材質が等しい3個の永久磁石3a、3b、3cを使用するので、部材の統合化が図れ、安価な部材調達が可能となる。
本実施形態の磁気近接スイッチ10は、例えば、エレベーターのカゴ室床面と各階の床面の位置合わせに適用できる。この場合、例えば、磁場発生部12を各階の床に設置し、磁場検出部11をエレベーターのカゴ室に設置する。
エレベーターは、部材の加工寸法・組立寸法の精度が低く、カゴ室の通過位置変動が大きい。このため、磁気近接スイッチをエレベーターのカゴ室の停止位置制御に利用した場合、磁場発生部と磁場検出部のギャップ変動が大きくなる。しかしながら、本実施形態の磁気近接スイッチ10は、カゴ室の通過位置の変動に係わりなく、同じ位置で磁気近接スイッチ10が動作(スィッチング動作)するので、エレベーターのカゴ室と各階の床面の位置合わせを容易かつ正確に行うことができる。また、本実施形態の磁気近接スイッチ10は、安価な部材調達が可能なので製品コストを低くでき、装置の原価低減に寄与できる。
本発明は、エレベーターのみならず、機械装置、電気・電子機器、オートメーション機器などの各種の装置・機器の位置検出・制御に適用可能である。
本発明の実施形態である磁気近接スイッチの全体構成図である。 実施例1の磁場発生部の構成図である。 図2の3個の永久磁石によって形成される磁界を示す図である。 図2の磁場発生部を備える磁気近接スイッチの動作特性を示す図である。 実施例1の磁場発生部における永久磁石の他の並列配置例を示す図である。 実施例2の磁場発生部の構成図である。 従来の磁気近接スイッチの全体構成図である。 図7の操作用磁石による磁界を示す図である。 従来の他の磁気近接スイッチの全体構成図である。 図9の永久磁石による磁界を示す図である。 図7の磁気近接スイッチの動作特性を示す図である。 図9の磁気近接スイッチの動作特性を示す図である。
符号の説明
10 磁気近接スイッチ
11 磁場検出部
12 磁場発生部
13a、13b、13c 永久磁石
13d 磁性金属体
13−1〜13−5 永久磁石
50 ケース
60 封止材

Claims (12)

  1. 永久磁石を有する磁場発生部と、該磁場発生部に対して相対的に所定の方向にスライドし、該磁場発生部の接近を検出する磁場検出部を備える磁気近接スイッチであって、
    前記磁場発生部は、同極の磁極面が前記磁場検出部を向くようにして、前記磁場発生部のスライド方向に並列に配設された複数の永久磁石を備えることを特徴とする磁気近接スイッチ。
  2. 請求項1記載の磁気近接スイッチであって、
    前記磁場発生部は、
    前記複数の永久磁石を所定位置に固定する固定手段を有し、前記複数の永久磁石は、前記磁場検出部に対向している磁極面と反対側の磁極面が前記固定手段に対向していることを特徴とする。
  3. 請求項2記載の磁気近接スイッチであって、
    前記固定手段は、磁性体であることを特徴とする。
  4. 請求項3記載の磁気近接スイッチであって、
    前記磁性体は、板状であることを特徴とする。
  5. 請求項4記載の磁気近接スイッチであって、
    前記磁性体は、加工性の良い材料であることを特徴とする。
  6. 請求項3記載の磁気近接スイッチであって、
    前記磁性体は、磁性金属体であることを特徴とする。
  7. 請求項6記載の磁気近接スイッチであって、
    前記磁性金属体は、透磁率が高く、飽和磁束密度が高く、かつ磁化特性のヒステリシスが小さいことを特徴とする。
  8. 請求項2記載の磁気近接スイッチであって、
    前記固定手段は、
    前記複数の永久磁石の一部が嵌合される凹部を有するケースと、
    前記複数の永久磁石の該ケースに嵌合されていない部分を覆う封止材と
    から構成されることを特徴とする。
  9. 請求項8記載の磁気近接スイッチであって、
    前記ケース及び前記封止材は、非磁性体であることを特徴とする。
  10. 請求項1、または2記載の磁気近接スイッチであって、
    前記複数の永久磁石は、前記磁場発生部が発生する磁界の前記ギャップ方向成分が等しい点を結んで得られる等磁力線が、ギャップ変動時のスライド方向の変化量が少なくなる曲線となるように配置されることを特徴とする。
  11. 請求項10記載の磁気近接スイッチであって、
    前記複数の永久磁石は、左右対称となるように配置されていることを特徴とする。
  12. 請求項11記載の磁気近接スイッチであって、
    前記複数の永久磁石は、中央部が疎となるように配置されていることを特徴とする。
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