JP2009032116A - 顔認証装置、顔認証方法および入退場管理装置 - Google Patents

顔認証装置、顔認証方法および入退場管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】人為的な要因などによって生じる不適切な照明環境を検知し、移動する人物に対し常に安定した顔認証が可能となる顔認証装置を提供する。
【解決手段】歩行者を認証対象とし、当該歩行者から取得した顔画像をあらかじめ登録された辞書情報と照合することにより当該歩行者はあらかじめ登録された人物であるかを判定する顔認証装置において、歩行者から取得した複数の画像にそれぞれ検知領域を設定し、設定した複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、たとえば、歩行者を認証対象とし、当該歩行者から取得した顔画像をあらかじめ登録された辞書情報と照合することにより当該歩行者はあらかじめ登録された人物であるかを判定する顔認証装置および顔認証方法に関する。
また、本発明は、上記顔認証装置あるいは顔認証方法を用いてセキュリティを必要とする部屋や施設等の入退場対象エリアに対する入退場を管理する入退場管理装置に関する。
一般に、この種の顔認証装置は、あらかじめ認証対象となる歩行者の顔画像をカメラやセンサなどを用いて取得し、この取得した顔画像から得られる顔の特徴情報を辞書情報として辞書情報記憶手段に記憶しておく。
そして、照合時(認証時)には、認証対象となる歩行者の顔画像をカメラやセンサなどを用いて再度取得し、この取得した顔画像から得られる顔の特徴情報が辞書情報記憶手段にあらかじめ記憶されている辞書情報と類似しているかどうかを評価し、類似性が高い場合には当該歩行者は登録者(本人)であると判定し、類似性が低い場合には当該歩行者は未登録者(本人ではない)と判定するようになっている。
このような歩行者を認証対象とした顔認証装置では、たとえば、建物のエントランスなどへの設置が求められている。エントランスなどの外光の影響を受けやすい環境では、図1に示すように、朝、昼、夜など、時間帯、天候などにより照明環境が変化する。これらの変動は統計的にある程度の予測は可能であるが、完全な予測は困難である。また、図1に示すように、人為的な要因(たとえば、照明のオン/オフや、ブラインドの開け/閉め)による照明環境の変化を予測することは、非常に困難である。
そこで、このような照明環境の変化に対処するものとして、たとえば、人物の顔領域を検出し、顔領域内の画像状態より適切な照明環境であるか否かを判定する技術(たとえば、特許文献1参照)、人物の顔領域を検出し、顔領域内の画像状態より撮像装置の適切な制御パラメータを算出し、照明環境の変化に対して安定した画像を撮影する技術(たとえば、特許文献2参照)、および、顔領域が検出されなかった場合でも適切な階調補正を行なうもので、明度と色相の組合せから画像を分割し、全体画像に対するそれぞれの領域の占有率を算出し、それぞれの領域より算出された指標と占有率を乗じて加算することで逆光やストロボなどのシーンを判定し、判定したシーンに応じて適切な階調変換を行なう技術(たとえば、特許文献3参照)が知られている。
特開2005−84815号公報 特開2005−202731号公報 特開2006−319714号公報
上述したような照明環境の変化によって生じる不適切な照明環境は、顔領域の検出を成功した場合、上述した従来技術の枠組みを利用して検知可能である。しかし、顔領域の検出を失敗した場合、上述した特許文献3の手法では、色相情報を利用したカラー画像処理であり、モノクロ画像の場合には利用できない。したがって、図1に示すように、顔領域の検出の有無に関わらず、人為的な要因などによって生じる不適切な照明環境を検知し、それに対処する必要がある。
そこで、本発明は、人為的な要因などによって生じる不適切な照明環境を検知し、移動する人物に対し常に安定した顔認証が可能となる顔認証装置、顔認証方法および入退場管理装置を提供することを目的とする。
本発明の顔認証装置は、移動する人物が特定の位置に到達するまでに当該人物の顔認証を行なう顔認証装置において、前記移動する人物の少なくとも顔を含む画像を所定時間間隔で複数取得する画像取得手段と、この画像取得手段により取得された複数の画像からそれぞれ人物の顔領域を検出する顔検出手段と、この顔検出手段により検出された顔領域の画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する顔照合手段と、前記顔検出手段により検出された複数の顔領域をそれぞれ検知領域として設定する検知領域設定手段と、この検知領域設定手段により設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定する環境判定手段と、この環境判定手段により顔認証に不適切な環境であると判定された場合、あらかじめ定められた所定の制御を行なう制御手段とを具備している。
また、本発明の顔認証方法は、移動する人物が特定の位置に到達するまでに当該人物の顔認証を行なう顔認証方法において、前記移動する人物の少なくとも顔を含む画像を所定時間間隔で複数取得する画像取得ステップと、この画像取得ステップにより取得された複数の画像からそれぞれ人物の顔領域を検出する顔検出ステップと、この顔検出ステップにより検出された顔領域の画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する顔照合ステップ、前記顔検出ステップにより検出された複数の顔領域をそれぞれ検知領域として設定する検知領域設定ステップと、この検知領域設定ステップにより設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定する環境判定ステップと、この環境判定ステップにより不適切な環境であると判定された場合、あらかじめ定められた所定の制御を行なう制御ステップとを具備している。
さらに、本発明の入退場管理装置は、移動する人物が入退場対象エリアに設けられた入退場用ゲートに到達するまでに当該人物の顔認証を行ない、その認証結果に基づき前記入退場用ゲートを開閉制御する入退場管理装置において、前記移動する人物の少なくとも顔を含む画像を所定時間間隔で複数取得する画像取得手段と、この画像取得手段により取得された複数の画像からそれぞれ人物の顔領域を検出する顔検出手段と、この顔検出手段により検出された顔領域の画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する顔照合手段と、この顔照合手段の判定結果に基づき前記入退場用ゲートを開閉制御するゲート制御手段と、前記顔検出手段により検出された複数の顔領域をそれぞれ検知領域として設定する検知領域設定手段と、この検知領域設定手段により設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定する環境判定手段と、この環境判定手段により顔認証に不適切な環境であると判定された場合、あらかじめ定められた所定の制御を行なう制御手段とを具備している。
本発明によれば、同一人物から取得した複数の画像にそれぞれ検知領域を設定し、設定した複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定することで、人為的な要因などによって生じる不適切な照明環境を検知し、移動する人物に対し常に安定した顔認証が可能となる顔認証装置、顔認証方法および入退場管理装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の概要について簡単に説明する。本発明では、たとえば、図2に示すように、通行路1を図示矢印a方向に移動して入退場対象エリア(部屋や施設等)2に設けられたドアやゲートなどのゲート装置(入退場用ゲート)3に向う歩行者(人物)Mの顔をカメラで撮像する。具体的には、通行路1におけるC地点からA地点の間に歩行者Mが存在する間に、歩行者Mの少なくとも顏を含む画像をカメラで撮像し、A地点からゲート装置3まで歩行者Mが到達する間に、取得した画像によって顔認証を行ない、当該歩行者Mがあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する。あらかじめ登録された人物と判定した場合にはゲート装置3を通行許可とし、登録された人物でないと判定された場合にゲート装置3を通行不可とする。ここに、図2に示すように、通行路1におけるC地点からA地点で囲まれた範囲を歩行者Mの顔を撮像する撮像対象領域と呼ぶことにする。
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図3は、第1の実施の形態に係る顔認証装置が適用される入退場管理装置の構成を概略的に示すものである。この入退場管理装置は、歩行者Mの少なくとも顔を含む画像を取得する画像取得手段としての画像入力用カメラ(以降、単にカメラと略称する)101、顔検出手段としての顔検出部102、特徴抽出手段としての特徴抽出部103、辞書記憶手段としての照合辞書部104、顔照合手段としての顔照合部105、出力手段としての表示部106、ゲート制御手段としてのゲート制御部107、検知領域設定手段としての検知領域設定部108、環境判定手段としての環境判定部109、および、全体的な制御を司る制御手段としての認証制御部110を有して構成されている。
以下、各構成要素について詳細に説明する。
カメラ101は、歩行者Mの少なくとも顔を含む画像を撮像するものであり、たとえば、CCDセンサなどの撮像素子を用いたテレビジョンカメラから構成されている。カメラ101の設置位置は、たとえば、図2に示すように、通行路1の側部でA地点とゲート装置3との間に設置されている。カメラ101の設置高さは、表示部106とほぼ同じとするが、カメラ101によって表示部106が隠れないようにするために、表示部106よりも若干低めとする。
このようにカメラ101を設置することで、歩行者Mが表示部106を見た場合に正面の顔を含む画像を取得できる。本実施の形態では、歩行者Mの画像を撮像することで、複数の画像を所定間隔で順次取得し、取得した複数の画像(複数フレームの画像)は、たとえば、横方向に512画素、縦方向に512画素のデジタル濃淡画像データとして顔検出部102に送られる。
顔検出部102は、カメラ101で入力された画像から歩行者Mの顔領域を検出する。これは、たとえば、文献(福井,山口.”形状抽出とパターン照合の組合せによる顔特徴点抽出”,信学論,(D),vol.J80−D−H,No.8,pp.2170−2177,1997)に記載されている方法などを用いることで、精度の高い顔領域の検出が実現可能である。顔検出部102で検出された顔領域情報は、特徴抽出部103に送られる。
特徴抽出部103は、登録時、照合時に利用する特徴量を抽出するもので、たとえば、顔検出部102により得られる顔領域情報から、顔の特徴点を基準に一定の大きさ、形状に切り出し、その濃淡情報を特徴量として用いる。ここでは、mピクセル×nピクセルの領域の濃淡値をそのまま情報として用い、m×n次元の情報を特徴ベクトルとして用いる。これらのデータから特徴ベクトルの相関行列を求め、周知のK−L展開による正規直交ベクトルを求めることにより、部分空間を計算する。部分空間の計算法は、特徴ベクトルの相関行列(または共分散行列)を求め、そのK−L展開による正規直交ベクトル(固有ベクトル)を求めることにより、部分空間を計算する。部分空間は、固有値に対応する固有ベクトルを固有値の大きな順にk個選び、その固有ベクトル集合を用いて表現する。本実施の形態では、相関行列Cdを特徴ベクトルから求め、相関行列
Figure 2009032116
と対角化して、固有ベクトルの行列Φを求める。この部分空間は、人物の同定を行なうための顔特徴情報として利用する。この情報をあらかじめ登録しておいて、それを辞書として登録しておけばよい。また、後で述べるように、識別を行なうための顔特徴情報として部分空間自身を利用してもよい。算出した顔特徴情報は、照合辞書部104および顔照合部105に送られる。
照合辞書部104は、特徴抽出部103から得られた顔特徴情報を辞書情報として保持し、人物Mとの類似度を計算できるようにしている。なお、顔特徴情報には対応する固有の識別情報(ID番号)が付加される場合もある。保持された顔特徴情報は必要に応じて顔照合部105に出力される。
顔照合部105は、特徴抽出部103で抽出された歩行者Mの顔特徴情報と照合辞書部104に記憶されている顔特徴情報(辞書情報)との類似度を求め、求めた類似度があらかじめ設定された判定用閾値以上である場合、当該歩行者Mはあらかじめ登録された人物であると判定し、求めた類似度が判定用閾値以上でない場合、当該歩行者Mはあらかじめ登録された人物でないと判定する。この顔照合処理には、たとえば、文献(山口.福井.前田,”動画像を用いた顔認識システム”,信学技報PRMU97−50,pp.17−23,1997−06)に記載されている相互部分空間法を用いることで実現可能である。この場合、顔特徴情報として部分空間自身を利用し、部分空間同士の類似度を計算する。得られた顔照合結果(判定結果)は認証制御部110に送られる。
表示部106は、たとえば、図2に示すように、ゲート装置3の近傍に設置されていて、歩行者Mに対して、現在の顔認証の状況や認証結果等を表示するものであり、たとえば、液晶表示器またはCRT表示器などから構成されている。表示部106の設置高さは、たとえば、歩行者Mの身長の平均値程度とする。
ゲート制御部107は、図2のゲート装置3に対し開閉を指示する制御信号を送る。具体的には、ゲート装置3が例えばドアの場合は、認証制御部110からの通過可能信号がオンのとき開錠を行なう。ゲート装置3が例えばフラッパの場合には、通行可能信号がオフにもかかわらず、ゲート装置3に進入したときに警告音を出してフラッパを閉じ、歩行者Mの通行を阻止する。
検知領域設定部108は、カメラ101で取得した複数の画像に対し、それぞれ検知処理を行なう対象領域(検知領域)を設定するもので、その検知領域の設定方法は、顔検出部102から得られる顔領域を利用する。
環境判定部109は、検知領域設定部108にて設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合して顔認証に適切な環境か否かを判定する。得られた判定結果は、認証制御部110に送られる。
認証制御部110は、本装置全体の制御を行なうもので、その制御内容は、たとえば、以下の通りである。すなわち、顔登録時は、特徴抽出部103から得られる顔特徴情報と当該顔特徴情報に対応する固有の識別情報とを照合辞書部104に出力し、辞書情報の登録を行なう。顔照合(顔認証)時は、特徴抽出部103から得られる顔特徴情報を顔照合部105に出力し、顔照合結果を取得する。取得した顔照合結果に基づく表示制御情報を表示部106に出力するとともに、取得した顔照合結果に基づく通行制御情報をゲート制御部107に出力する。
また、認証制御部110は、環境判定部109の判定結果に応じた制御を行なう。すなわち、たとえば、環境判定部109により顔認証に不適切な環境と判定された場合、表示部106にてその旨を警告する内容の表示を行なうことや、登録時には照合辞書部104への辞書情報の登録動作を禁止したり、照合時には照合動作を禁止したりすることなどが考えられる。
なお、認証制御部106は、コンピュータなどによって実現されるが、登録時の顔特徴情報に対応する識別情報(たとえば、ID番号など)を取得するためのテンキーやタッチパネル、無線IDリーダなどの入力手段も合わせて持たせるものとする。
次に、第1の実施の形態に係る環境判定に関する動作について図4に示すフローチャートを参照して説明する。
カメラ101は、歩行者Mの少なくとも顔を含む画像を一定間隔で順次撮像し、複数フレームの画像として顔検出部102へ送る(ステップS1)。顔検出部102は、カメラ101で入力された複数の画像からそれぞれ歩行者Mの顔領域を検出し、検知領域設定部108へ送る(ステップS2)。検知領域設定部108は、顔検出部102で検出された各顔領域をそれぞれ検知対象領域として設定する(ステップS3)。
次に、環境判定部109は、検知領域設定部108にて設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知する(ステップS4)。ここに、輝度異常の検知は、たとえば、指定された領域内における画素値の飽和率を算出し、算出した飽和率をあらかじめ設定された閾値と比較することによって行なう。これらの処理を歩行中の同一人物Mに対する顔検出が終了するまで繰り返す(ステップS5)。
顔検出が終了すると、環境判定部109は、得られる複数の検知結果を統合して顔認証に適切な環境か否かを判定し(ステップS6,S7)、その判定結果を認証制御部110に送る。ここに、検知結果の統合方法は、たとえば、それぞれの正常/異常の検知結果の多数決をとってもよいし、求めた多数決の結果に対しあらかじめ設定された重みを乗じて加算し、その結果を閾値処理してもよい。また、重みの設定方法としては、たとえば、顔領域の解像度に応じて高い重みを設定することが考えられる。これは、解像度の大きさに比例して照合性能への寄与が変化することを利用したものである。
認証制御部110は、環境判定部109において顔認証に不適切な環境と判定された場合、たとえば、当該歩行者Mに対し、表示部106で顔認証に不適切な環境であることを警告する内容を表示する(ステップS8)。
なお、顔認証に不適切な環境である旨の警告表示の外に、たとえば、顔登録あるいは顔認証の動作を禁止する制御を行なったり、カメラ101にフィードバックすることで、カメラ101の入力画像調整機能(たとえば、ゲイン値、絞り値、シャッタ速度、ホワイトバランスなどの調整要素)を制御する制御パラメータを適切な画像を撮像できるパラメータに変更したりするなどの制御を行なってもよい。
また、認証制御部110は、環境判定部109において顔認証に適切な環境と判定された場合、顔登録あるいは顔認証の動作を行なう(ステップS9,S10)。顔登録動作の場合(ステップS9)、あらかじめ顔特徴情報に対応する識別情報(ID番号など)を入力しておく(ステップS11)。顔認証動作の場合(ステップS10)、顔登録動作によってあらかじめ辞書情報を照合辞書部104に登録しておく。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、歩行者Mから取得した複数の画像にそれぞれ検知領域を設定し、設定した複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定することで、人為的な要因などによって生じる不適切な照明環境を検知し、歩行者Mに対し常に安定した顔認証が可能となる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
本発明の第2の実施の形態に係る顔認証装置の構成は、基本的に前述した第1の実施の形態と同じであるため、異なる部分のみについて説明する。
第2の実施の形態では、図5に示すように、検知領域設定部108は、歩行中の同一人物(歩行者M)の検出されていない顔の領域を推定する顔領域推定部108aと、推定した顔領域を検知領域として設定する領域設定部108bとから構成される。
以下、第2の実施の形態に係る検知領域設定部108の動作について説明する。
まず、顔領域推定部108aによる顔領域の推定処理について、図6に示すフローチャートおよび図7に示す顔領域推定処理の概念図を参照して説明する。まず、顔検出部102で検出された顔領域のサイズを算出する(ステップS21)。この場合、検出された顔領域が存在しない場合はサイズ「0」として算出し、顔領域が複数検出された場合は、たとえば、サイズの最大値を算出する。外にも、サイズの最小値、平均値、中間値などでもよい。
次に、算出された顔領域のサイズを基に顔領域が検出された時刻tを基準に前、後のどちらの方向に追跡するかを決定する。具体的には、求めたサイズをあらかじめ定められた閾値(th)と比較し(ステップS22)、求めたサイズが閾値以上である場合はt−1方向に顔候補領域の追跡を行ない(ステップS23)、求めたサイズが閾値未満である場合はt+1方向に顔候補領域の追跡を行なう(ステップS24)。顔候補領域の追跡には、たとえば、歩行中の人物(歩行者M)の動き情報を用いる。これは、周知のオプティカルフローを計算することで算出することができる。
顔候補領域の追跡の終了は、たとえば、追跡中の顔候補領域のサイズによって判定する(ステップS25)。たとえば、追跡中の顔候補領域のサイズが所定値になったら追跡終了とする。顔候補領域の追跡が終了すると、顔候補領域の形状を判定して顔領域を推定する(ステップS26)。顔候補領域の形状の判定には、たとえば曲率を算出することにより行なう。
次に、領域設定部108bにて、顔領域推定部108aで推定した顔領域を検知領域として設定し、環境判定部109にて環境判定処理を行なう。環境判定処理については、前述した第1の実施の形態と同様の処理によって実現でき、説明を省略する。
以上説明したように第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態に対して更に、検出された複数の顔領域があらかじめ定められた所定値以下である場合、検出されていない顔領域を推定し、この推定した顔領域を検知領域として設定することで、顔領域の検出数が充分ない場合でも、人為的な要因などによって生じる不適切な照明環境を検知し、歩行者Mに対し常に安定した顔認証が可能となる。
次に、第3の実施の形態について説明する。
本発明の第3の実施の形態に係る顔認証装置の構成は、基本的に第1の実施例と同じであるため、異なる部分のみ説明する。
第3の実施の形態では、図8に示すように、検知領域設定部108は、カメラ101により取得された画像に対し輝度異常領域を検知する輝度異常領域検知部108cと、顔領域が検出されていない歩行者Mの領域を推定する人物領域推定部108dと、推定した人物領域に隣接する輝度異常領域を検知領域として設定する領域設定部108eとから構成される。
以下、第3の実施の形態に係る検知領域設定部108および環境判定部109の動作について、図9に示す検知領域設定処理の概念図を参照して説明する。
まず、輝度異常領域検知部108cは、顔検出部102により検出された複数の顔領域があらかじめ定められた所定値以下である場合、カメラ101により取得された画像内における画素値の飽和率を算出し、算出した飽和率をあらかじめ設定された閾値と比較することによって行なう。この場合、画像によっては、1つの画像内に複数の輝度異常領域が存在する。図9の例の場合、2つの輝度異常領域、たとえば、天井に設置された蛍光灯による輝度異常領域E1と、扉を開けた状態の入口による輝度異常領域E2が検知された例を示している。
次に、人物領域推定部108dは、たとえば、前述した第2の実施の形態と同様の処理(人物の動き情報の利用)によって推定した各フレーム画像での顔領域を含むように人物領域E3の推定を行なう。すなわち、ある時刻tでの人物領域E3は、t0(先頭フレーム)〜tまでの顔領域をOR処理(論理和処理)することで求まる。
次に、領域設定部108eは、人物領域推定部108dで推定した人物領域E3に隣接する輝度異常領域、図9の例では輝度異常領域E2を検知領域として設定する。
次に、環境判定部109は、検知領域設定部108で設定された検知領域E2の、カメラ101により取得された画像(入力画像)の全体領域に対する割合を算出し、算出した割合をあらかじめ設定された閾値と比較することによって、顔認証に適切な環境か否かを判定する。
なお、別の実施の形態として、検知領域設定部108では、顔領域の推定に失敗した場合、検知した複数の輝度異常領域を統合して検知領域として設定する。環境判定部109では、この統合して設定した検知領域の入力画像の全体領域に対する割合を算出し、算出した割合をあらかじめ設定された閾値と比較することによって、顔認証に適切な環境か否かを判定する。
以上説明したように第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様に、顔領域の検出数が充分ない場合でも、人為的な要因などによって生じる不適切な照明環境を検知し、歩行者Mに対し常に安定した顔認証が可能となる。
次に、第4の実施の形態について説明する。
図10は、第4の実施の形態に係る顔認証装置が適用される入退場管理装置の構成を概略的に示すものである。この入退場管理装置は、歩行者Mの少なくとも顔を含む画像を取得する画像取得手段としての画像入力用カメラ(以降、単にカメラと略称する)201、顔検出手段としての顔検出部202、特徴抽出手段としての特徴抽出部203、辞書記憶手段としての照合辞書部204、顔照合手段としての顔照合部205、出力手段としての表示部206、ゲート制御手段としてのゲート制御部207、検知領域設定手段としての検知領域設定部208、環境判定手段としての環境判定部209、判定手段としての検出状態判定部211、および、全体的な制御を司る制御手段としての認証制御部210を有して構成されている。
なお、上記各構成要素のうち、カメラ201、顔検出部202、特徴抽出部203、照合辞書部204、顔照合部205、表示部206、ゲート制御部207、認証制御部210は、前述した第1の実施の形態におけるカメラ101、顔検出部102、特徴抽出部103、照合辞書部104、顔照合部105、表示部106、ゲート制御部107、認証制御部110と同じであることから説明を省略し、第1の実施の形態と異なる検知領域設定部208、環境判定部209、検出状態判定部211について以下に説明する。
検出状態判定部211は、顔検出部202において、歩行者Mの顔を含む複数の画像に対しあらかじめ定められた一定数の顔領域が検出されたか否かを判定する。検知領域設定部208、環境判定部209は、検出状態判定部211の判定結果に応じて、前述した第1の実施の形態で説明した処理、第2の実施の形態で説明した処理、第3の実施の形態で説明した処理のいずれかを切換えて処理を行なう。
具体的には、たとえば、顔検出部202において複数の画像に対し全て顔領域が検出された場合は第1の実施の形態で説明した処理を選択し、顔検出部202において複数の画像のうち一部分の画像に対し顔領域が検出された場合は第2の実施の形態で説明した処理を選択し、顔検出部202において複数の画像に対し全て顔領域が検出されなかった場合は第3の実施の形態で説明した処理を選択するなどが考えられる。
以上説明したように第4の実施の形態によれば、歩行者Mから取得した顔を含む複数の画像において、顔領域の検出結果に応じて対象領域を切換えることで、顔領域の検出の有無に関わらず、人為的な要因などによって生じる不適切な照明環境を検知し、歩行者Mに対し常に安定した顔認証が可能となる。
検知対象の概念図。 顔認証装置の設置例を説明する模式図で、(a)図は平面図、(b)図は側面図。 本発明の第1の実施の形態に係る顔認証装置が適用される入退場管理装置の構成を概略的に示すブロック図。 第1の実施の形態における環境判定処理の流れを説明するフローチャート。 第2の実施の形態における検知領域設定部の構成図。 第2の実施の形態における顔領域推定処理の流れを説明するフローチャート。 第2の実施の形態における顔領域推定処理の概念図。 第3の実施の形態における検知領域設定部の構成図。 第3の実施の形態における検知領域設定部、環境判定部の処理の概念図。 第4の実施の形態に係る顔認証装置が適用される入退場管理装置の構成を概略的に示すブロック図。
符号の説明
101,201…カメラ(画像取得手段)、102,202…顔検出部(顔検出手段)、103,203…特徴抽出部(特徴抽出手段)、104,204…照合辞書部(辞書記憶手段)、105,205…顔照合部(顔照合手段)、106,206…表示部(出力手段)、107,207…ゲート制御部(ゲート制御手段)、108,208…検知領域設定部(検知領域設定手段)、109,209…環境判定部(環境判定手段)、110,210…認証制御部(制御手段)、211…検出状態判定部(判定手段)、108a…顔領域推定部(顔領域推定手段)、108b…領域設定部(領域設定手段)、108c…輝度異常領域検知部(輝度異常領域検知手段)、108d…人物領域推定部(人物領域推定手段)、108e…領域設定部(領域設定手段)。

Claims (17)

  1. 移動する人物が特定の位置に到達するまでに当該人物の顔認証を行なう顔認証装置において、
    前記移動する人物の少なくとも顔を含む画像を所定時間間隔で複数取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段により取得された複数の画像からそれぞれ人物の顔領域を検出する顔検出手段と、
    この顔検出手段により検出された顔領域の画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する顔照合手段と、
    前記顔検出手段により検出された複数の顔領域をそれぞれ検知領域として設定する検知領域設定手段と、
    この検知領域設定手段により設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定する環境判定手段と、
    この環境判定手段により顔認証に不適切な環境であると判定された場合、あらかじめ定められた所定の制御を行なう制御手段と、
    を具備したことを特徴とする顔認証装置。
  2. 前記環境判定手段は、前記検知領域設定手段により設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画素値の飽和率を算出することにより画像の輝度異常を検知することを特徴とする請求項1記載の顔認証装置。
  3. 前記環境判定手段は、複数の検知領域に対するそれぞれの正常/異常の検知結果の多数決をとるか、その多数決の結果に対しあらかじめ設定された重みを乗じて加算し、その結果を閾値と比較することにより輝度異常の検知結果を統合することを特徴とする請求項1記載の顔認証装置。
  4. 前記重みの設定は、検出された顔領域の解像度が高いほど高い重みを設定することを特徴とする請求項3記載の顔認証装置。
  5. 前記検知領域設定手段は、検出された複数の顔領域があらかじめ定められた所定値以下である場合、検出されていない顔領域を推定し、この推定した顔領域を検知領域として設定することを特徴とする請求項1記載の顔認証装置。
  6. 前記検知領域設定手段は、当該人物の動き情報に基づき当該人物を追跡することにより顔領域を推定することを特徴とする請求項5記載の顔認証装置。
  7. 前記検知領域設定手段は、検出された顔領域が存在する場合、当該顔領域を基準に当該人物の動き情報に基づき当該人物を追跡することにより顔領域を推定することを特徴とする請求項6記載の顔認証装置。
  8. 前記検知領域設定手段は、前記顔検出手段により検出された複数の顔領域があらかじめ定められた所定値以下である場合、前記画像取得手段により取得された画像に対し輝度異常領域を検知するとともに、当該移動する人物の領域を推定し、この推定した人物領域に隣接する前記検知された輝度異常領域を検知領域として設定し、
    前記環境判定手段は、前記検知領域設定手段により設定された検知領域の前記画像取得手段により取得された画像の全体領域に対する割合によって顔認証に適切な環境であるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の顔認証装置。
    することを特徴とする請求項1記載の顔認証装置。
  9. 前記検知領域設定手段は、人物領域の推定に失敗し、かつ、前記検知された輝度異常領域が複数存在する場合、当該複数の輝度異常領域を統合した領域を検知領域として設定することを特徴とする請求項8記載の顔認証装置。
  10. 移動する人物が特定の位置に到達するまでに当該人物の顔認証を行なう顔認証装置において、
    前記移動する人物の少なくとも顔を含む画像を所定時間間隔で複数取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段により取得された複数の画像からそれぞれ人物の顔領域を検出する顔検出手段と、
    この顔検出手段により検出された顔領域の画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する顔照合手段と、
    前記顔検出手段により検出された複数の顔領域があらかじめ定められた所定値以上存在するか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定の結果および前記顔検出手段の各検出結果に基づき複数の検知領域を設定する検知領域設定手段と、
    この検知領域設定手段により設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定する環境判定手段と、
    この環境判定手段により顔認証に不適切な環境であると判定された場合、あらかじめ定められた所定の制御を行なう制御手段と、
    を具備したことを特徴とする顔認証装置。
  11. 前記制御手段が行なうあらかじめ定められた所定の制御とは、当該人物に対し顔認証に不適切な環境であることを警告する内容の報知を行なうことである請求項1または請求項10記載の顔認証装置。
  12. 前記制御手段が行なうあらかじめ定められた所定の制御とは、当該顔認証装置の機能を停止させることである請求項1または請求項10記載の顔認証装置。
  13. 前記制御手段が行なうあらかじめ定められた所定の制御とは、前記画像取得手段の画像取得条件を適切な画像を取得できる値に変更することである請求項1または請求項10記載の顔認証装置。
  14. 移動する人物が特定の位置に到達するまでに当該人物の顔認証を行なう顔認証方法において、
    前記移動する人物の少なくとも顔を含む画像を所定時間間隔で複数取得する画像取得ステップと、
    この画像取得ステップにより取得された複数の画像からそれぞれ人物の顔領域を検出する顔検出ステップと、
    この顔検出ステップにより検出された顔領域の画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する顔照合ステップ、
    前記顔検出ステップにより検出された複数の顔領域をそれぞれ検知領域として設定する検知領域設定ステップと、
    この検知領域設定ステップにより設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定する環境判定ステップと、
    この環境判定ステップにより不適切な環境であると判定された場合、あらかじめ定められた所定の制御を行なう制御ステップと、
    を具備したことを特徴とする顔認証方法。
  15. 移動する人物が特定の位置に到達するまでに当該人物の顔認証を行なう顔認証方法において、
    前記移動する人物の少なくとも顔を含む画像を所定時間間隔で複数取得する画像取得ステップと、
    この画像取得ステップにより取得された複数の画像からそれぞれ人物の顔領域を検出する顔検出ステップと、
    この顔検出ステップにより検出された顔領域の画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する顔照合ステップと、
    前記顔検出ステップにより検出された複数の顔領域があらかじめ定められた所定値以上存在するか否かを判定する判定ステップと、
    この判定ステップの判定の結果および前記顔検出手段の各検出結果に基づき複数の検知領域を設定する検知領域設定ステップと、
    この検知領域設定ステップにより設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定する環境判定ステップと、
    この環境判定ステップにより顔認証に不適切な環境であると判定された場合、あらかじめ定められた所定の制御を行なう制御ステップと、
    を具備したことを特徴とする顔認証方法。
  16. 移動する人物が入退場対象エリアに設けられた入退場用ゲートに到達するまでに当該人物の顔認証を行ない、その認証結果に基づき前記入退場用ゲートを開閉制御する入退場管理装置において、
    前記移動する人物の少なくとも顔を含む画像を所定時間間隔で複数取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段により取得された複数の画像からそれぞれ人物の顔領域を検出する顔検出手段と、
    この顔検出手段により検出された顔領域の画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する顔照合手段と、
    この顔照合手段の判定結果に基づき前記入退場用ゲートを開閉制御するゲート制御手段と、
    前記顔検出手段により検出された複数の顔領域をそれぞれ検知領域として設定する検知領域設定手段と、
    この検知領域設定手段により設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定する環境判定手段と、
    この環境判定手段により顔認証に不適切な環境であると判定された場合、あらかじめ定められた所定の制御を行なう制御手段と、
    を具備したことを特徴とする入退場管理装置。
  17. 移動する人物が入退場対象エリアに設けられた入退場用ゲートに到達するまでに当該人物の顔認証を行ない、その認証結果に基づき前記入退場用ゲートを開閉制御する入退場管理装置において、
    前記移動する人物の少なくとも顔を含む画像を所定時間間隔で複数取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段により取得された複数の画像からそれぞれ人物の顔領域を検出する顔検出手段と、
    この顔検出手段により検出された顔領域の画像とあらかじめ登録された辞書情報とを照合することにより当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する顔照合手段と、
    この顔照合手段の判定結果に基づき前記入退場用ゲートを開閉制御するゲート制御手段と、
    前記顔検出手段により検出された複数の顔領域があらかじめ定められた所定値以上存在するか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定の結果および前記顔検出手段の各検出結果に基づき複数の検知領域を設定する検知領域設定手段と、
    この検知領域設定手段により設定された複数の検知領域に対しそれぞれ画像の輝度異常を検知し、その各検知結果を統合することにより顔認証に適切な環境であるか否かを判定する環境判定手段と、
    この環境判定手段により顔認証に不適切な環境であると判定された場合、あらかじめ定められた所定の制御を行なう制御手段と、
    を具備したことを特徴とする入退場管理装置。
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