JP2009031426A - 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表面に環状シリコーンオイルを含有する静電荷像現像用トナーである。
【選択図】なし
Description
本実施形態に係るトナーは、表面に環状シリコーンオイルを含有する。トナー表面に存在する環状シリコーンオイルにより、加圧時等に環状シリコーンオイルがトナーとトナーとの界面、あるいはトナーと現像剤との界面に存在するためトナー/トナー間、トナー/キャリア間の剥離力を維持させることから、トナー同士あるいはトナーと現像剤との付着(ブロッキング)が抑制されるものである。環状シリコーンオイルは一般に過剰なオイル成分が揮発するため、ブロッキング抑制効果に優れる。
本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの製造方法としては、従来の混練粉砕法や、着色剤、離型剤等を重合性単量体とともに懸濁させ、重合性単量体を重合する懸濁重合法、樹脂、着色剤、離型剤等のトナー構成材料を有機溶媒に溶解させ、水系溶媒中に懸濁状態で分散させた後に有機溶媒を除去する溶解懸濁法、樹脂を乳化重合により作製し、着色剤、離型剤等の分散液とともにヘテロ凝集させ、その後融合、合一する乳化重合凝集法等の湿式製法などがある。これらの中で、懸濁重合法、溶解懸濁法、乳化重合凝集法等の湿式製法が好ましく、トナー粒径制御性、狭粒度分布、形状制御性、狭形状分布、内部分散制御性の点から乳化重合凝集法が最適である。
乳化工程において、結着樹脂の乳化粒子(液滴)は、水系溶媒と、結着樹脂を含む混合液と、を混合した溶液に、剪断力を与えることにより形成される。
凝集工程においては、得られた樹脂粒子分散液、着色剤分散液及び離型剤分散液を、結着樹脂の融点付近の温度でかつ融点以下の温度で加熱して凝集し凝集体を形成する。加熱の時間としては、凝集が十分に行われる程度行えばよく、例えば、0.5時間以上10時間以下程度行えばよい。
融合工程においては、凝集工程と同様の撹拌下で、凝集体の懸濁液のpHを3以上7以下の範囲にすることにより、凝集の進行を止め、樹脂の融点以上の温度で加熱を行うことにより凝集体を融合させる。
次に、必要に応じてシェル層を形成する方法について説明する。本実施形態に係るトナーにおいて、シェル層を形成する方法は、前記凝集粒子(コア粒子)に、樹脂粒子等を付着させて樹脂付着粒子を形成する凝集工程と、樹脂付着粒子を加熱してシェル層を形成する溶融工程と、を含む。樹脂粒子を主成分とするシェル層の形成方法については、生産性の観点から水中において行うことが好ましい。
乳化重合凝集法等を用いてトナー粒子を作製した場合、塩酸、硫酸、硝酸等の強酸の水溶液で分散剤を除去後、ろ液が中性になるまでイオン交換水などですすぎ、更に任意の洗浄工程、固液分離工程、乾燥工程を経て所望のトナー粒子を得る。この場合、トナー粒子として十分な帯電特性、信頼性を確保するために、洗浄工程において、イオン交換水等で十分に洗浄することが好ましい。
本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの体積平均粒径としては、4μm以上8μm以下の範囲が好ましく、5μm以上7μm以下の範囲がより好ましく、また、個数平均粒径としては、3μm以上7μm以下の範囲が好ましく、4μm以上6μm以下の範囲がより好ましい。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
〔ただし、上記式において、MLはトナーの最大長(μm)を表し、Aはトナーの投影面積(μm2)を表す。〕
トナーの形状係数SF1が110より小さい、または140を超えると、長期に渡って、優れた帯電性、クリーニング性、転写性を得ることができないことがある。
本実施形態において、静電潜像現像剤は、前記本実施形態の静電荷像現像用トナーを含有する以外は特に制限はなく、目的に応じて適宜の成分組成をとることができる。本実施形態における静電潜像現像剤は、静電荷像現像用トナーを、単独で用いると一成分系の静電潜像現像剤となり、また、キャリアと組み合わせて用いると二成分系の静電潜像現像剤となる。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、現像されたトナー画像を被転写体に転写する転写手段と、を含み、現像剤として、前記静電荷像現像用現像剤が用いられる。また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記した手段以外の手段、例えば、像保持体を帯電する帯電手段、被転写体表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段、像保持体表面に残存したトナーを除去するクリーニング手段等を含むものであってもよい。
帯電手段である帯電部10としては、例えば、図1に示すようなコロトロンなどの帯電器が用いられるが、導電性又は半導電性の帯電ロールを用いても良い。導電性又は半導電性の帯電ロールを用いた接触型帯電器は、電子写真感光体14に対し、直流電流を印加するか、交流電流を重畳させて印加してもよい。例えばこのような帯電部10により、電子写真感光体14との接触部近傍の微小空間で放電を発生させることにより電子写真感光体14表面を帯電させる。なお、通常は、−300V以上−1000V以下に帯電される。また前記の導電性又は半導電性の帯電ロールは単層構造あるいは多重構造でも良い。また、帯電ロールの表面をクリーニングする機構を設けてもよい。
像保持体は、少なくとも潜像(静電荷像)が形成される機能を有する。像保持体としては、電子写真感光体が好適に挙げられる。電子写真感光体14は、円筒状の導電性の基体外周面に有機感光体等を含む塗膜を有する。塗膜は、基体上に、必要に応じて下引き層、及び、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを含む感光層がこの順序で形成されたものである。電荷発生層と電荷輸送層の積層順序は逆であってもよい。これらは、電荷発生物質と電荷輸送物質とを別個の層(電荷発生層、電荷輸送層)に含有させて積層した積層型感光体であるが、電荷発生物質と電荷輸送物質との双方を同一の層に含む単層型感光体であってもよく、好ましくは積層型感光体である。また、下引き層と感光層との間に中間層を有していてもよい。また、有機感光体に限らずアモルファスシリコン感光膜等他の種類の感光層を使用してもよい。
露光手段である露光部12としては、特に制限はなく、例えば、像保持体表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光源を、所望の像様に露光できる光学系機器等が挙げられる。
現像手段である現像部16は、像保持体上に形成された潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー画像を形成する機能を有する。そのような現像装置としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、静電荷像現像用トナーをブラシ、ローラ等を用いて電子写真感光体14に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。電子写真感光体14には、通常直流電圧が使用されるが、更に交流電圧を重畳させて使用してもよい。
転写手段である転写部18としては、例えば、図1に示すような被転写体24の裏側からトナーとは逆極性の電荷を被転写体24に与え、静電気力によりトナー画像を被転写体24に転写するもの、あるいは被転写体24の表面に被転写体24を介して直接接触して転写する導電性又は半導電性のロール等を用いた転写ロール及び転写ロール押圧装置を用いることができる。転写ロールには、像保持体に付与する転写電流として、直流電流を印加してもよいし、交流電流を重畳させて印加してもよい。転写ロールは、帯電すべき画像領域幅、転写帯電器の形状、開口幅、プロセススピード(周速)等により、任意に設定することができる。また、低コスト化のため、転写ロールとして単層の発泡ロール等が好適に用いられる。転写方式としては、紙等の被転写体24に直接転写する方式でも、中間転写体を介して被転写体24に転写する方式でもよい。
クリーニング手段であるクリーニング部20については、像保持体上の残留トナーを清掃するものであれば、ブレードクリーニング方式、ブラシクリーニング方式、ロールクリーニング方式を採用したもの等、適宜選定して差し支えない。これらの中でもクリーニングブレードを用いることが好ましい。また、クリーニングブレードの材質としてはウレタンゴム、ネオプレンゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。中でも、耐摩耗性に優れていることから、特にポリウレタン弾性体を用いることが好ましい。但し、転写効率の高いトナーを使用する場合にはクリーニング部20を使用しない態様もありえる。
定着手段(画像定着装置)である定着部22としては、被転写体24に転写されたトナー像を加熱、加圧あるいは加熱加圧により定着するものであり、定着部材を具備する。
トナー画像を転写する被転写体(用紙)24としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙、OHPシート等が挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、被転写体の表面もできるだけ平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等を好適に使用することができる。
ポリエステル樹脂(Mw:20,000、Tm:120℃、Tg:55℃) 100重量部
酢酸エチル 40重量部
以上の成分を50℃に加熱し溶解混合した。次いで、イオン交換水を序々に添加して転相乳化した。次いで、60℃に加熱し減圧せしめ、溶剤である酢酸エチルを分離回収した。槽内を30℃まで冷却し樹脂粒子分散液(1)を作製した。得られた樹脂粒子は、レーザ回折式粒度分布測定装置(堀場製作所製、LA−700)で樹脂粒子の体積平均粒子径(D50v)を測定したところ200nmであり、樹脂のガラス転移点(Tg)を測定したところ55℃であり、重量平均分子量(ポリスチレン換算)を測定したところ20000であった。
樹脂の分子量、分子量分布は、以下の条件で測定した。ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)は「HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)装置」を用い、カラムは「TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製6.0mmID×15cm)」を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度0.5%、流速0.6mL/min、サンプル注入量10μL、測定温度40℃、IR検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作製した。
結着樹脂の融点を示差走査熱量計(島津製作所社製、DSC−50)の熱分析装置を用いて測定した。測定は、室温から150℃まで毎分10℃の昇温速度で行い、融点をJIS規格(JIS K−7121参照)により解析して得た。
スチレン 328重量部
n−ブチルアクリレート 72重量部
アクリル酸 6重量部
ドデカンチオール 6重量部
四塩化炭素 4重量部
上記成分を混合した溶液416重量部と、非イオン性界面活性剤(三洋化成社製、ノニポール400)6重量部、及びアニオン性界面活性剤(第一製薬社製、ネオゲンR)10重量部をイオン交換水550重量部に溶解した溶液を反応容器中に入れて乳化分散し、そこへ過硫酸アンモニウム4重量部を溶解したイオン交換水50重量部を投入した。反応容器内を窒素で充分に置換した後、撹拌しながら水浴で系内が70℃になるまで加熱し、5時間重合反応を行った。得られた樹脂粒子の体積平均粒子径(D50v)は180nmであり、ガラス転移点は58℃であり、重量平均分子量(ポリスチレン換算)は33000であった。
ポリエチレン系ワックス(PW725、ベーカーペトロライト社製)30重量部
石油系界面活性剤(BN2060、テイカ製) 1重量部
イオン交換水 100重量部
以上の成分を混合し、高温高圧分散機(ゴーリンホモジナイザ)により離型剤分散液を作製した。
シアン顔料(C.I.ピグメントブルー15:3、大日精化製) 30重量部
石油系界面活性剤(BN2060、テイカ製) 2重量部
イオン交換水 100重量部
以上の成分を混合し、メディア式分散機:ダイノミルにより着色剤分散液を作製した。
<トナーの作製>
樹脂粒子分散液(1) 70重量部(固形分として)
離型剤分散液 10重量部(固形分として)
着色剤分散液 5重量部(固形分として)
以上の成分を混合し凝集剤(ポリ塩化アルミニウム、15000ppm)を添加した後、40℃まで加熱混合した。粒子径が5.0μmに到達した時点で樹脂粒子分散液(1)15重量部を添加し、粒子径が6.0μmになるまで凝集反応を継続した。6.0μmに到達後80度まで加熱し3時間保持して凝集粒子を合一させた。次いで室温にまで冷却しトナースラリを得た。フィルタプレスによる処理において環状シリコーンオイル1重量部(シクロポリジメチルシロキサン、重量平均分子量1000、粘度10cs)及び鎖状シリコーンオイル1重量部(ジメチルシリコーンオイル、重量平均分子量7000、粘度100cs)を含浸させたフィルタ(布製)を用い、トナースラリの固液分離を行った。シリコーンオイルはスラリ投入前にフィルタ面に直接吹き付けた。トナーを排出し、排出したトナーを別タンクにてイオン交換水によるリスラリ洗浄を実施し、リスラリ液のフィルタプレスにより同様にして固液分離を行った。次いで40℃の雰囲気にて1日(24hr)乾燥し、体積平均粒経5.8μmのトナー母粒子を得た。
酸化チタン粒子(テイカ社製、MT150W(疎水化処理品)) 2重量部
大径シリカ粒子(RX50、日本アエロジル社製) 1重量部
次にサンプルミルにてトナー母粒子100重量部に対し、以上の成分を混合しトナー粒子を調整した。
フェライト粒子(体積平均粒径35μm)にポリメチルメタクリレート(綜研化学社製)を2重量%コートしてキャリアとした。
トナー粒子 10重量部
キャリア 100重量部
以上の成分をボールミルにて混合して現像剤を調整した。
以下の評価を行った。結果を表1に示す。
[濾布への付着]
トナー洗浄後、濾布への付着に関しては目視にて以下の基準により5段階で評価した。
G1:付着がほとんどなく次の処理ができるレベルのもの
G2:部分的にやや付着しているが簡単な洗浄で付着物の除去ができるもの
G3:やや付着しているが簡単な洗浄で付着物の除去ができるもの
G4:部分的にひどく付着しておりその部分は加圧洗浄装置が必要なもの
G5:付着がひどく加圧洗浄装置を用いなければならないレベルのもの
トナーの濃度変動に関してはDocuCentreColor500複写機(富士ゼロックス社製)を用い、30℃、90%RHの環境条件下で現像機の2時間空回し後に100000枚の連続複写実験を実施し、ATC(自動温度補償)センサの誤検知による濃度変動をモニターした。以下の基準により評価した。
◎:濃度変動±0.1未満
○:濃度変動±0.15未満
△:濃度変動±0.2未満
×:濃度変動±0.2以上
着色剤分散液の顔料としてC.I.ピグメントレッドR122を用い、離型剤分散液のワックスとしてカルナウバワックス(日本精鑞社製)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
樹脂粒子分散液(2)を用い、着色剤分散液の顔料としてカーボンブラック(R330、キャボット社製)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
環状シリコーンオイル1重量部(シクロポリジメチルシロキサン、重量平均分子量4000、粘度50cs)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
環状シリコーンオイル1重量部(シクロポリジメチルシロキサン、重量平均分子量200、粘度1cs)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
環状シリコーンオイル1重量部(シクロポリジメチルシロキサン、重量平均分子量4500、粘度60cs)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
環状シリコーンオイル1重量部(シクロポリジメチルシロキサン、重量平均分子量150、粘度>1cs)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
環状シリコーンオイル5重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
環状シリコーンオイル0.8重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
環状シリコーンオイル7重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
環状シリコーンオイル0.4重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
鎖状シリコーンオイル1重量部(ジメチルシリコーンオイル、重量平均分子量20000、粘度20000cs)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
鎖状シリコーンオイル1重量部(ジメチルシリコーンオイル、重量平均分子量500、粘度10cs)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
鎖状シリコーンオイル1重量部(ジメチルシリコーンオイル、重量平均分子量25000、粘度25000cs)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
鎖状シリコーンオイル1重量部(ジメチルシリコーンオイル、重量平均分子量400、粘度2cs)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
鎖状シリコーンオイル7重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
鎖状シリコーンオイル0.7重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
鎖状シリコーンオイル12重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
鎖状シリコーンオイル0.4重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
鎖状シリコーンオイルを用いなかった以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
環状シリコーンオイル1重量部(シクロポリジメチルシロキサン、重量平均分子量3000、粘度40cs)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
環状シリコーンオイル3重量部(シクロポリジメチルシロキサン、重量平均分子量4000、粘度50cs)及び鎖状シリコーンオイル3重量部(ジメチルシリコーンオイル、重量平均分子量7000、粘度100cs)を用い、洗浄液100重量部に混合する方法で表面に環状シリコーンオイル及び鎖状シリコーンオイルが存在するトナーを得た。実施例1と同様にして現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
フィルタプレスによる処理において環状シリコーンオイル及び鎖状シリコーンオイルを用いなかったこと以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
トナーの添加剤として酸化チタンの代わりにシリコーンオイル処理シリカ(デグサ社製、TS720)を用いたこと以外は比較例1と同様にした。
フィルタプレスによる処理において環状シリコーンオイル及び鎖状シリコーンオイルを用いなかったこと以外は実施例3と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
フィルタプレスによる処理において環状シリコーンオイルを用いなかったこと以外は実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を調整した。評価結果を表1に示す。
Claims (7)
- 表面に環状シリコーンオイルを含有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- さらに鎖状シリコーンオイルを含有することを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記環状シリコーンオイルの重量平均分子量が200以上4000以下、前記鎖状シリコーンオイルの重量平均分子量が500以上20000以下であることを特徴とする請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
- ICP発光分析により測定した前記環状シリコーンオイルの含有量が10−8重量%以上10−5重量%以下、前記鎖状シリコーンオイルの含有量が10−8重量%以上10−4重量%以下であることを特徴とする請求項2または3に記載の静電荷像現像用トナー。
- 樹脂粒子を分散した樹脂粒子分散液及び着色剤を分散した着色剤分散液を混合し、前記樹脂粒子及び前記着色剤を凝集させて凝集粒子を生成する凝集工程と、
加熱して前記凝集粒子を融合する融合工程と、
前記融合したトナー粒子を濾過により固液分離する固液分離工程と、
を含み、
前記固液分離工程において、少なくとも環状シリコーンオイルが塗布されている濾過材を用いることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーと、キャリアとを含有することを特徴とする静電荷像現像用現像剤。
- 像保持体と、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、前記現像されたトナー画像を被転写体に転写する転写手段と、を含み、
前記現像剤は、請求項6に記載の静電荷像現像用現像剤であることを特徴とする画像形成装置。
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