JP2009030879A - 空気調和装置の室外ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユニットケース11内に熱交換器21と、この熱交換器21に風を送風するプロペラファン27を駆動するファンモータ26と、このファンモータ26を支持する左右一対の支柱24L、24Rとを備える空気調和装置の室外ユニット10において、ファンモータ26は、モータハウジング61の周囲にフランジ部62を備え、このフランジ部62に防振ゴム65を設け、この防振ゴム65を介して当該ファンモータ26を一対の支柱24L、24R間に跨る幅を有する台座25に固定し、この台座25を介して当該台座25に固定されたファンモータ26を一対の支柱24L、24Rに取り付けた。
【選択図】図4
Description
しかしながら、支持板は、熱交換器の前面側に配置されるため、送風の邪魔とならないように幅狭に形成する必要がある。このため、幅狭に形成された支持板とファンモータのフランジとの間に防振ゴムを介在させ、このファンモータを支持板に固定することは難しい。
特に、ファンモータは重量が重いため(例えば、約5kg)、このファンモータのフランジと支持板との間に、防振ゴムを介在させ、さらに、フランジ、防振ゴム、支持板の各固定用孔にボルトを通す作業が煩わしく、取り付けが容易にできないといった問題があった。
この構成によれば、ファンモータは、防振ゴムを介して台座に固定されることにより、この台座に固定されたファンモータを1つのユニットとして取り扱うことができる。このユニットは、例えば、作業机の上で事前に組み付けることができるため、当該ユニットの組み付け作業の効率の向上を図ることができる。更に、この組み付けられたユニットを支持板に取り付けることにより、ファンモータのフランジと支持板との間に防振ゴムを介在させながら取り付けを行う必要がなくなるため、ファンモータの支持板への取り付けを容易に行うことができる。また、ファンモータは、防振ゴムを介して台座に固定され、この台座が支持板に取り付けられるため、ファンモータの運転時に、このファンモータから発生する振動や異音を抑制することができ、室外ユニットの低騒音化を図ることができる。
本実施形態に係る空気調和装置は、室外ユニット10と室内ユニット(図示せず)とから構成されており、冷媒配管により接続された冷媒回路に冷媒を流して、冷房運転および暖房運転を行う。室外ユニット10は、室外に設置され、室外空気と熱交換して冷房運転時には冷媒を凝縮させて外気に熱を放出し、暖房運転時には冷媒を蒸発させて外気から熱を取り込むものである。なお、以下に述べる上下および左右といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
ファンモータ26によりプロペラファン27が回転駆動されると、室外ユニット10の周囲、より具体的には、熱交換器21の背面側および左側面側から外気が熱交換室R1内に吸い込まれ、熱交換器21の略前面を通過した後に、熱交換室R1前面のファン覆い部28を通って外に排出される。つまり、この室外ユニット10は、前面から熱交換後の空気を吹き出す前面吹き出しタイプに構成されている。
上述のように、ファンモータ26は、台座25を介して左右一対の支柱24L、24Rに支持されている。これら支柱24L、24Rは、金属板を折り曲げ加工して略同一形状に形成されているため、区別する必要が無い場合には、単に支柱24と表示する。
支柱24は、図3に示すように、底板12に固定される下部41と、台座25が固定される支持部43と、熱交換器21の上端部21Aに支持される上部45とを備えて構成されている。下部41は、前面側に向けて曲げられ底板12に係止される舌片47を備え、この舌片47には、支柱24を底板12に、ねじ止めするねじ孔49が形成されている。
この仮止め用爪44は、支柱24を熱交換室R1の左右いずれに配置しても、当該仮止め用爪44の一方が上記係止孔54に引っ掛かるように、支持部43の両側面部43B、43Cに沿って形成されている。また、前面部43Aには、台座25に形成された固定用孔(固定部)55を通じて、この台座25を支柱24にねじ止めするためのねじ孔(不図示)が形成されている。このねじ孔は、前面部43Aの幅方向の略中央に高さを変えて2つ形成されている。
また、フランジ部62には、このフランジ部62の外周面から軸26Aに向けて切り欠き62Aが形成されており、この切り欠き62Aに防振ゴム65が取り付けられている。この防振ゴム65は、両端に円形のつばを持ったボビン状に形成されるとともに、中央部にねじが貫通する固定用孔(不図示)が形成されている。本構成では、フランジ部62に切り欠き62Aが形成されているため、この切り欠き62Aを通じて防振ゴム65を容易にフランジ部62に着脱することができる。
ファンモータ26を支柱24L,24Rに固定する場合には、まず、支柱24L、24Rを底板12に取付ける。この時、支柱24L、24Rは左右どちらに取付けても構わない。つまり、支柱24の上部45に形成された折曲部48を熱交換器21の上端部21Aに引っ掛けた後、支柱24の下部41に形成された舌片47を底板12に係合させねじ孔49にねじを通し軽く締め付ける。
この組み付け作業は、例えば、作業机など、生産ラインでなくても行うことができるため、事前に実施しておくと効率的である。具体的には、まずファンモータ26のフランジ部62に防振ゴム65を取り付ける。この場合、フランジ部62には、切り欠き62Aが形成されているため、この切り欠き62Aを通すことにより、防振ゴム65をフランジ部62に容易に取り付けることができる。次に、ファンモータ26のモータハウジング61を台座25の開口部53に嵌め、防振ゴム65及び台座25にそれぞれ形成された固定用孔の位置を合わせ、各固定用孔を貫通するようにねじを挿し込む。そして、このねじをナットに締結させることにより、ファンモータ26を台座25に組み付ける作業が終了する。これにより、防振ゴム65を介して台座25に固定されたファンモータ26を1つのユニットとして取り扱うことができ、後の組み付け作業の効率の向上を図ることができる。
更に、台座25を介して、この台座25に固定されたファンモータ26を支柱24L,24Rに取り付けることにより、従来のように、ファンモータのフランジと支持板との間に防振ゴムを介在させながら取り付けを行う必要がなくなり、ファンモータ26の支柱24L,24Rへの取り付けを容易に行うことができる。また、ファンモータ26は、防振ゴム65を介して台座25に固定され、この台座25が支柱24L,24Rに取り付けられるため、ファンモータ26の運転時に、このファンモータ26から発生する振動や異音を抑制することができ、室外ユニット10の低騒音化を図ることができる。
11 ユニットケース
12 底板
21 熱交換器
24 支柱
24L 支持板
24L 支柱
24L,24R 支柱
25 台座
26 ファンモータ
27 プロペラファン
41 下部
43 支持部
44 仮止め用爪
45 上部
46 位置決め片
47 舌片
48 折曲部
51 ベース部
52 縁部
53 開口部
54 係止孔
55 固定用孔(固定部)
61 モータハウジング
62 フランジ部
65 防振ゴム
Claims (3)
- 筐体内に熱交換器と、この熱交換器に風を送風するファンを駆動するファンモータと、このファンモータを支持する左右一対の支持板とを備える空気調和装置の室外ユニットにおいて、
前記ファンモータは、モータハウジングの周囲にフランジ部を備え、このフランジ部に防振ゴムを設け、この防振ゴムを介して当該ファンモータを前記一対の支持板間に跨る幅を有する台座に固定し、この台座を介して当該台座に固定された前記ファンモータを前記一対の支持板に取り付けたことを特徴とする空気調和装置の室外ユニット。 - 前記一対の支持板は、いずれも前記台座を仮止めする仮止め用爪を備え、前記台座には前記支持板に固定される固定部と、前記仮止め用爪が係止される係止孔とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室外ユニット。
- 前記一対の支持板は、略同一形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置の室外ユニット。
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