JP2009030311A - 掘削装置用油圧システム及び掘削装置用汲上ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】
作業室への電気の供給が不要で火花等の引火を考慮する必要がなく、安全性の向上が図られる掘削装置用油圧システム及び掘削装置用汲上ポンプを提供することにある。
【解決手段】
作業室に設けられ、掘削装置から排出される油を汲み上げる汲上ポンプと、汲上ポンプを駆動するための油圧供給経路を切り替える汲上ポンプ用切替弁と、モータで駆動され汲上ポンプ用切替弁に油を供給する駆動用ポンプと、汲上ポンプ用切替弁及び駆動用ポンプを制御する制御手段とを備え、汲上ポンプ用切替弁、モータ、駆動用ポンプ及び制御手段からなる駆動手段が、作業室から離間して設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、掘削装置を駆動するための掘削装置用油圧システム及び掘削装置用汲上ポンプに関する。
従来より、地下のケーソンの下部に作業室が形成され、作業室の地面を掘削する掘削装置を駆動するための駆動装置として、モータ等の電動機で動作する油圧ポンプが用いられてきた。例えば、特許文献1に示す液圧ピストンポンプである。従来の液圧ピストンポンプは、ピストンポンプ部分とピストンモータとが一体で設けられ、液圧ピストンポンプに電気を供給することにより、動作するものである。
特開2005−172019号公報
しかしながら、作業室内部の圧力を高くして掘削作業を行うため、掘削時に地下よりガスが噴出した場合に、液圧ピストンポンプのモータ回動部分や電線接続部分で生じた火花が噴出ガスに引火する可能性がある等、取り扱いにかなりの注意を要した。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、作業室への電気の供給が不要で火花等の引火を考慮する必要がなく、安全性の向上が図られる掘削装置用油圧システム及び掘削装置用汲上ポンプを提供することにある。
請求項1記載の掘削装置用油圧システムは、作業室に設けられ、掘削装置から排出される油を汲み上げる汲上ポンプと、汲上ポンプを駆動するための油圧供給経路を切り替える汲上ポンプ用切替弁と、モータで駆動され汲上ポンプ用切替弁に油を供給する駆動用ポンプと、汲上ポンプ用切替弁及び駆動用ポンプを制御する制御手段とを備え、汲上ポンプ用切替弁、モータ、駆動用ポンプ及び制御手段からなる駆動手段が、作業室から離間して設けられていることを特徴とする。
請求項2記載の掘削装置用油圧システムは、汲上ポンプが、掘削装置から排出される油を汲み上げる側のシリンダである汲上シリンダと、汲上シリンダの内部の汲上ピストンと、一端が汲上ピストンに接続されたピストンロッドと、ピストンロッドが密着して突出し、汲上ピストンを汲上シリンダ内に密封する隔壁と、隔壁の汲上ピストンとは反対側に設けられたシリンダである駆動シリンダと、駆動シリンダ内のピストンロッドの他端に設けられた駆動ピストンとを備え、汲上シリンダのヘッド側端部の吸入口に汲上ピストン方向に油を吸入可能な逆止弁を有し、汲上ピストンに隔壁方向に油を汲上可能な逆止弁を有し、隔壁に駆動シリンダの外周方向に油を吐出可能な逆止弁を有する往復動ポンプであることを特徴とする。
請求項3記載の掘削装置用油圧システムは、汲上ポンプが、掘削装置から排出される油を汲み上げる側のシリンダである汲上シリンダと、汲上シリンダの内部の汲上ピストンと、一端が汲上ピストンに接続された駆動シリンダと、駆動シリンダの内部の駆動ピストンと、一端が駆動ピストンに接続された駆動ピストンロッドと、駆動ピストンロッドが突出し、汲上ピストン及び駆動シリンダを汲上シリンダ内に封印する隔壁とを備え、汲上シリンダのヘッド側端部の吸入口に汲上ピストン方向に油を吸入可能な逆止弁を有し、汲上ピストンに隔壁方向に油を汲上可能な逆止弁を有し、隔壁に汲上シリンダの外部方向に油を吐出可能な逆止弁を有する往復動ポンプであることを特徴とする。
請求項4記載の掘削装置用油圧システムは、汲上ポンプ用切替弁が、駆動シリンダのロッド側油室に油を供給する油圧供給経路と、駆動シリンダのヘッド側油室に油を供給する油圧供給経路とを交互に切り替えることを特徴とする。
請求項5記載の掘削装置用汲上ポンプは、往復動ポンプで、掘削装置から排出される油を汲み上げる側のシリンダである汲上シリンダと、汲上シリンダの内部の汲上ピストンと、一端が汲上ピストンに接続されたピストンロッドと、ピストンロッドが密着して突出し、汲上ピストンを汲上シリンダ内に密封する隔壁と、隔壁の汲上ピストンとは反対側に設けられたシリンダである駆動シリンダと、駆動シリンダ内のピストンロッドの他端に設けられた駆動ピストンとを備え、汲上シリンダのヘッド側端部の吸入口に汲上ピストン方向に油を吸入可能な逆止弁を有し、汲上ピストンに隔壁方向に油を汲上可能な逆止弁を有し、隔壁に駆動シリンダの外周方向に油を吐出可能な逆止弁を有することを特徴とする。
請求項6記載の掘削装置用汲上ポンプは、往復動ポンプで、掘削装置から排出される油を汲み上げる側のシリンダである汲上シリンダと、汲上シリンダの内部の汲上ピストンと、一端が汲上ピストンに接続された駆動シリンダと、駆動シリンダの内部の駆動ピストンと、一端が駆動ピストンに接続された駆動ピストンロッドと、駆動ピストンロッドが突出し、汲上ピストン及び駆動シリンダを汲上シリンダ内に封印する隔壁とを備え、汲上シリンダのヘッド側端部の吸入口に汲上ピストン方向に油を吸入可能な逆止弁を有し、汲上ピストンに隔壁方向に油を汲上可能な逆止弁を有し、隔壁に汲上シリンダの外部方向に油を吐出可能な逆止弁を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、汲上ポンプが作業室に設けられ、汲上ポンプ用切替弁、モータ、駆動用ポンプ及び制御手段からなる駆動手段が、作業室から離間して設けられていることから、作業室への電気の供給が不要で火花等の引火を考慮する必要がなく、安全性の向上が図られる。
請求項2の発明によれば、汲上シリンダ内に駆動シリンダが収められていることから、ポンプの大きさを抑えることができる。また、汲上ポンプと一体で設けられた駆動系に油圧を用いることから、作業室への電気の供給が不要で火花等の引火を考慮する必要がなく、安全性の向上が図られる。
請求項3の発明によれば、汲上シリンダ内に駆動シリンダが収められていることから、ポンプの大きさを抑えることができる。また、汲上ポンプと一体で設けられた駆動系に油圧を用いることから、作業室への電気の供給が不要で火花等の引火を考慮する必要がなく、安全性の向上が図られる。
請求項4の発明によれば、汲上ポンプ用切替弁が、駆動シリンダのロッド側油室に油を供給する油圧供給経路と、駆動シリンダのヘッド側油室に油を供給する油圧供給経路とを交互に切り替えるだけの容易な構造であることから、制御手段のコストを抑えることができる。
請求項5の発明によれば、汲上シリンダ内に駆動シリンダが収められていることから、ポンプの大きさを抑えることができる。また、汲上ポンプと一体で設けられた駆動系に油圧を用いることから、作業室への電気の供給が不要で火花等の引火を考慮する必要がなく、安全性の向上が図られる。
請求項5の発明によれば、汲上シリンダ内に駆動シリンダが収められていることから、ポンプの大きさを抑えることができる。また、汲上ポンプと一体で設けられた駆動系に油圧を用いることから、作業室への電気の供給が不要で火花等の引火を考慮する必要がなく、安全性の向上が図られる。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。本発明の形態における掘削装置用油圧システムは、地下に埋設された刃口躯体の下部に作業室が形成され、作業室の地面を掘削する掘削装置を駆動するためのものである。
図1は、本発明の掘削装置用油圧システムの使用状態の一例を示す説明図である。図2は、同掘削装置用油圧システムの汲上ポンプユニットの一例を示す説明図である。図3は、同掘削装置用油圧システムの汲上ポンプの一例を示す断面図である。図4は、同掘削装置用油圧システムの油圧回路の一例を示す説明図である。図5、同掘削装置用油圧システムの汲上ポンプの他の例を示す断面図である。
図1において、掘削装置用油圧システム1は、地下にケーソン3の下部に作業室G2が形成され、作業室G2の地面G1を掘削する掘削装置6を駆動するためのものである。掘削装置6は、油圧により動作するものであり、例えば図1に示すように、作業室G2の天井壁にH鋼レールを配設し、このH鋼レールに移動可能に設けられたケーソンショベルである。掘削装置用油圧システム1は、この掘削装置6に油圧を供給し、掘削装置6を駆動するためのものであり、作業室G2に設けられた汲上ポンプユニット10と、作業室G2とは離間して例えば地上に面する場所に設けられた駆動ユニット8と、掘削装置6、駆動ユニット8及び汲上ポンプユニット10とを連結して油圧を循環させるパイプとで構成されている。
汲上ポンプユニット10は、図2に示すように、汲上ポンプ20の下部にタンク14が設けられ、フィルタ12を介してタンク14に入ってくる油を、汲上ポンプ20で地上に汲み上げる構成である。また、駆動ユニット8は、図4に示す汲上ポンプ20用の切替弁54、モータ58、駆動用のポンプ56及び掘削装置用油圧システム1の全体の制御を行う制御手段(図示せず)等から構成されている。
次に、掘削装置6、汲上ポンプユニット10及び駆動ユニット8の接続を説明する。掘削装置6からの上り側は、まず汲上ポンプユニット10のフィルタ12を介してタンク14に流れ込む。タンク14の油16は、汲上ポンプ20の下端の吸入口22から吸い上げられ、汲上ポンプ20の上端の上り口24を介して、図示しないドレンに汲み上げられる。汲上ポンプ20の駆動側の油圧回路は、駆動用の油が、タンク60からフィルタ60aを介して、モータ58により駆動されるポンプ56により切替弁54に供給されるようになっている。切替弁54は、2つのソレノイドを電磁的に切り替えて駆動することで、ポンプ56からの油圧をAポート又はBポートに切り替えて供給するものであり、切替弁54のAポートが汲上ポンプ20のAポート口26に、Bポートが汲上ポンプ20のBポート口28にそれぞれ接続されている。切替弁54とポンプ56との間には、過剰圧を逃がすリリーフ弁62が設けられている。また、Tポートには、フィルタ64a及びタンク64が設けられている。尚、制御手段は、例えばシーケンサーで構成され、モータ58の駆動の制御や、切替弁54のそれぞれのソレノイドのオン/オフの制御を電気的に行うことになる。
次に、汲上ポンプ20の構造を説明する。汲上ポンプ20は、往復動ポンプで、掘削装置6から排出される油を汲み上げる側のシリンダである汲上シリンダ30と、汲上シリンダ30の内部の汲上ピストン34と、一端が汲上ピストン34に接続されたピストンロッド38と、ピストンロッド38が密着して突出し、汲上ピストン34を汲上シリンダ30内に密封する隔壁36と、汲上シリンダ30の他端を密閉するマニホルド31とから構成されている。また、隔壁36の汲上ピストン34とは反対側には、駆動シリンダ40が設けられ、隔壁36から突出するピストンロッド38の他端部分が密封されている。また、ピストンロッド38の他端には、駆動シリンダ40で往復動する駆動ピストン42が設けられている。
汲上シリンダ30のヘッド側端部の汲上シリンダヘッド32には、吸入口22が穿設され、汲上シリンダ30の汲上シリンダヘッド32と汲上ピストン34との間の吸入室30a方向に油を吸入可能な逆止弁32aを有している。また、汲上ピストン34には、吸入室30aから、汲上ピストン34と隔壁36との間の汲上室30b方向に油を汲上可能な逆止弁34aを有している。さらに、隔壁36には、汲上室30bから駆動シリンダ40の外周の吐出室30c方向に油を吐出可能な逆止弁36aを有している。尚、マニホルド31には、吐出室30cの油を吐き出す上り口24が設けられている。また、駆動シリンダ40の隔壁36と駆動ピストン42との間のBポート室40aに油圧を供給するBポートパイプ44が、Bポート室40aとマニホルド31との間に設けられ、マニホルド31には、Bポートパイプ44と切替弁54のBポートとを連通するBポート口28が穿設されている。さらに、マニホルド31には、駆動ピストン42との間のAポート室40bと切替弁54のAポートとを連通するAポート口26が穿設されている。
次に、本実施例の掘削装置用油圧システム1の動作を説明する。まず、図3(a)に示す汲上ポンプ20の状態で、切替弁54をBポートにして、油圧を汲上ポンプ20のBポート室40aに供給する。すると、駆動ピストン42がマニホルド31方向に押し上げられると共に、ピストンロッド38が上昇する。そのピストンロッド38の上昇に合わせて、汲上ピストン34が上昇する。汲上ピストン34が上昇すると、汲上室30bの油が、逆止弁36aを介して吐出室30cに移動し、吐出室30cから上り口24を介して汲み上げられることになる。また、吸入室30aが負圧になることから、吸入室30aには、逆止弁32aを介して吸入口22から油が吸入されることになる。
次に、汲上ポンプ20が図3(b)のような状態になったところで、切替弁54をBポートからAポートに切り替えて、油圧を汲上ポンプ20のAポート室40bに供給する。すると、駆動ピストン42が隔壁36方向に押し下げられると共に、ピストンロッド38が下降する。そのピストンロッド38の下降に合わせて、汲上ピストン34も下降する。汲上ピストン34が下降すると、吸入室30aの油が、逆止弁34aを介して汲上室30bに移動し、吸入室30aから汲上室30b汲み上げられることになる。以後、切替弁54のAポートとBポートを交互に切り替えることにより、連続的に油が汲み上げられることになる。
以上のように、本実施例の掘削装置用油圧システム1によれば、汲上ポンプ20が作業室G2に設けられ、切替弁54、モータ58、ポンプ56及び制御手段からなる駆動手段が、作業室G2から離間して設けられていることから、作業室G2への電気の供給が不要で火花等の引火を考慮する必要がなく、安全性の向上が図られる。
また、汲上ポンプ20は、汲上シリンダ30内に駆動シリンダ40が収められていることから、ポンプの大きさを抑えることができる。また、汲上ポンプ20と一体で設けられた駆動系に油圧を用いることから、作業室G2への電気の供給が不要で火花等の引火を考慮する必要がなく、安全性の向上が図られる。
さらに、切替弁54が、駆動シリンダ40のロッド側油室であるAポート室40bに油を供給する油圧供給経路と、駆動シリンダ40のヘッド側油室であるBポート室40aに油を供給する油圧供給経路とを交互に切り替えるだけの容易な構造であることから、制御手段のコストを抑えることができる。
また、汲上ポンプ20の構造としては、図3に示すものの他、図5に示すものもある。図5の汲上ポンプ70は、往復動ポンプで、掘削装置6から排出される油を汲み上げる側のシリンダである汲上シリンダ80と、汲上シリンダ80の内部の汲上ピストン84と、一端が汲上ピストン84に接続された駆動シリンダ90と、駆動シリンダ90の内部の駆動ピストン92と、一端が駆動ピストン92に接続された駆動ピストンロッド94と、駆動ピストンロッド94が突出し、汲上ピストン84及び駆動シリンダ90を汲上シリンダ80内に封印する隔壁86とから構成されている。
汲上シリンダ80のヘッド側端部の汲上シリンダヘッド82には、吸入口72が穿設され、汲上シリンダ80の汲上シリンダヘッド82と汲上ピストン84との間の吸引室80a方向に油を吸入可能な逆止弁82aを有している。また、吸引ピストン84には、吸入室80aから、汲上ピストン84と隔壁86との間の汲上室80b方向に油を汲上可能な逆止弁84aを有している。さらに、隔壁86はマニホルド81で覆われ、汲上室80bからマニホルド81の吐出室80c方向に油を吐出可能な逆止弁86aを有している。尚、マニホルド81には、吐出室80cの油を吐き出す上り口74が設けられている。また、駆動ピストン92の先端から駆動ピストンロッド94を介して隔壁86のAポート口76に連通する流路92aが穿設され、汲上室80bから駆動ピストンロッド94を介して隔壁86のBポート口78に連通する流路92bが穿設されている。尚、油圧回路の接続は、図3の汲上ポンプ20の場合と同様である。
このように構成された汲上ポンプ70の動作を説明する。まず、図5(a)に示す汲上ポンプ70の状態で、切替弁54をBポートにして、油圧を汲上ポンプ70のBポート室90bに供給する。すると、駆動シリンダ90が隔壁86方向に押し上げられる。その駆動シリンダ90の上昇に合わせて、汲上ピストン84が上昇する。汲上ピストン84が上昇すると、汲上室80bの油が、逆止弁86aを介して吐出室80cに移動し、吐出室80cから上り口74を介して汲み上げられることになる。また、吸入室80aが負圧になることから、吸入室80aには、逆止弁82aを介して吸入口72から油が吸入されることになる。
次に、汲上ポンプ70が図5(b)のような状態になったところで、切替弁54をBポートからAポートに切り替えて、油圧を汲上ポンプ70のAポート室90aに供給する。すると、駆動シリンダ90が押し下げられる。その駆動シリンダ90の下降に合わせて、汲上ピストン84も下降する。汲上ピストン84が下降すると、吸入室80aの油が、逆止弁84aを介して汲上室80bに移動し、吸入室80aから汲上室80b汲み上げられることになる。以後、切替弁54のAポートとBポートを交互に切り替えることにより、連続的に油が汲み上げられることになる。
以上のように、汲上ポンプ70は、汲上シリンダ80内に駆動シリンダ90が収められていることから、ポンプの大きさを抑えることができる。また、汲上ポンプ80と一体で設けられた駆動系に油圧を用いることから、作業室G2への電気の供給が不要で火花等の引火を考慮する必要がなく、安全性の向上が図られる。
以上のように、本発明によれば、作業室への電気の供給が不要で火花等の引火を考慮する必要がなく、安全性の向上が図られる掘削装置用油圧システム及び掘削装置用汲上ポンプを提供することができる。
本発明の掘削装置用油圧システムの使用状態の一例を示す説明図である。 同掘削装置用油圧システムの汲上ポンプユニットの一例を示す説明図である。 同掘削装置用油圧システムの汲上ポンプの一例を示す断面図である。 同掘削装置用油圧システムの油圧回路の一例を示す説明図である。 同掘削装置用油圧システムの汲上ポンプの他の例を示す断面図である。
符号の説明
1・・・・・掘削装置用油圧システム
3・・・・・ケーソン
4・・・・・螺旋階段
5・・・・・シャフト
6・・・・・掘削装置
8・・・・・駆動ユニット
10・・・・汲上ポンプユニット
12・・・・フィルタ
14・・・・タンク
20・・・・汲上ポンプ
22・・・・吸入口
24・・・・上り口
26・・・・Aポート口
28・・・・Bポート口
30・・・・汲上シリンダ
30a・・・吸入室
30b・・・汲上室
30c・・・吐出室
31・・・・マニホルド
32・・・・汲上シリンダヘッド
32a・・・逆止弁
34・・・・汲上ピストン
34a・・・逆止弁
36・・・・隔壁
36a・・・逆止弁
38・・・・ピストンロッド
40・・・・駆動シリンダ
40a・・・Bポート室
40b・・・Aポート室
42・・・・駆動ピストン
44・・・・Bポートパイプ
54・・・・切替弁
56・・・・ポンプ
58・・・・モータ
60・・・・タンク
60a・・・フィルタ
62・・・・リリーフ弁
64・・・・タンク
64a・・・フィルタ
70・・・・汲上ポンプ
72・・・・吸入口
74・・・・上り口
76・・・・Aポート口
78・・・・Bポート口
80・・・・汲上シリンダ
80a・・・吸入室
80b・・・汲上室
80c・・・吐出室
81・・・・マニホルド
82・・・・汲上シリンダヘッド
82a・・・逆止弁
84・・・・汲上ピストン
84a・・・逆止弁
86・・・・隔壁
86a・・・逆止弁
90・・・・駆動シリンダ
90a・・・Aポート室
90b・・・Bポート室
92・・・・駆動ピストン
92a・・・流路
92b・・・流路
94・・・・駆動ピストンロッド
96・・・・駆動シリンダヘッド

Claims (6)

  1. 地下に埋設されたケーソンの下部に作業室が形成され、該作業室の地面を掘削する掘削装置を駆動するための掘削装置用油圧システムにおいて、
    該作業室に設けられ、該掘削装置から排出される油を汲み上げる汲上ポンプと、
    該汲上ポンプを駆動するための油圧供給経路を切り替える汲上ポンプ用切替弁と、
    モータで駆動され該汲上ポンプ用切替弁に油を供給する駆動用ポンプと、
    該汲上ポンプ用切替弁及び駆動用ポンプを制御する制御手段とを備え、
    該汲上ポンプ用切替弁、該モータ、該駆動用ポンプ及び該制御手段からなる駆動手段が、該作業室から離間して設けられていることを特徴とする掘削装置用油圧システム。
  2. 前記汲上ポンプが、
    前記掘削装置から排出される油を汲み上げる側のシリンダである汲上シリンダと、
    該汲上シリンダの内部の汲上ピストンと、
    一端が該汲上ピストンに接続されたピストンロッドと、
    該ピストンロッドが密着して突出し、該汲上ピストンを該汲上シリンダ内に密封する隔壁と、
    該隔壁の該汲上ピストンとは反対側に設けられたシリンダである駆動シリンダと、
    該駆動シリンダ内の該ピストンロッドの他端に設けられた駆動ピストンとを備え、
    該汲上シリンダのヘッド側端部の吸入口に汲上ピストン方向に油を吸入可能な逆止弁を有し、
    該汲上ピストンに該隔壁方向に油を汲上可能な逆止弁を有し、
    該隔壁に該駆動シリンダの外周方向に油を吐出可能な逆止弁を有する往復動ポンプであることを特徴とする請求項1記載の掘削装置用油圧システム。
  3. 前記汲上ポンプが、
    前記掘削装置から排出される油を汲み上げる側のシリンダである汲上シリンダと、
    該汲上シリンダの内部の汲上ピストンと、
    一端が該汲上ピストンに接続された駆動シリンダと、
    該駆動シリンダの内部の駆動ピストンと、
    一端が該駆動ピストンに接続された駆動ピストンロッドと、
    該駆動ピストンロッドが突出し、該汲上ピストン及び駆動シリンダを該汲上シリンダ内に封印する隔壁とを備え、
    該汲上シリンダのヘッド側端部の吸入口に汲上ピストン方向に油を吸入可能な逆止弁を有し、
    該汲上ピストンに該隔壁方向に油を汲上可能な逆止弁を有し、
    該隔壁に該汲上シリンダの外部方向に油を吐出可能な逆止弁を有する往復動ポンプであることを特徴とする請求項1記載の掘削装置用油圧システム。
  4. 前記汲上ポンプ用切替弁が、
    前記駆動シリンダのロッド側油室に油を供給する油圧供給経路と、該駆動シリンダのヘッド側油室に油を供給する油圧供給経路とを交互に切り替えることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の掘削装置用油圧システム。
  5. 地下に埋設されたケーソンの下部に作業室が形成され、該作業室の地面を掘削する掘削装置から排出される油を汲み上げるための掘削装置用汲上ポンプにおいて、
    往復動ポンプで、
    該掘削装置から排出される油を汲み上げる側のシリンダである汲上シリンダと、
    該汲上シリンダの内部の汲上ピストンと、
    一端が該汲上ピストンに接続されたピストンロッドと、
    該ピストンロッドが密着して突出し、該汲上ピストンを該汲上シリンダ内に密封する隔壁と、
    該隔壁の該汲上ピストンとは反対側に設けられたシリンダである駆動シリンダと、
    該駆動シリンダ内の該ピストンロッドの他端に設けられた駆動ピストンとを備え、
    該汲上シリンダのヘッド側端部の吸入口に汲上ピストン方向に油を吸入可能な逆止弁を有し、
    該汲上ピストンに該隔壁方向に油を汲上可能な逆止弁を有し、
    該隔壁に該駆動シリンダの外周方向に油を吐出可能な逆止弁を有することを特徴とする掘削装置用汲上ポンプ。
  6. 地下に埋設されたケーソンの下部に作業室が形成され、該作業室の地面を掘削する掘削装置から排出される油を汲み上げるための掘削装置用汲上ポンプにおいて、
    往復動ポンプで、
    該掘削装置から排出される油を汲み上げる側のシリンダである汲上シリンダと、
    該汲上シリンダの内部の汲上ピストンと、
    一端が該汲上ピストンに接続された駆動シリンダと、
    該駆動シリンダの内部の駆動ピストンと、
    一端が該駆動ピストンに接続された駆動ピストンロッドと、
    該駆動ピストンロッドが突出し、該汲上ピストン及び駆動シリンダを該汲上シリンダ内に封印する隔壁とを備え、
    該汲上シリンダのヘッド側端部の吸入口に汲上ピストン方向に油を吸入可能な逆止弁を有し、
    該汲上ピストンに該隔壁方向に油を汲上可能な逆止弁を有し、
    該隔壁に該汲上シリンダの外部方向に油を吐出可能な逆止弁を有することを特徴とする掘削装置用汲上ポンプ。
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