JP2009029639A - Iii族窒化物結晶の製造方法、iii族窒化物結晶基板およびiii族窒化物半導体デバイス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本III族窒化物結晶の製造方法は、液相法により少なくとも1種類の金属元素を含有する溶媒とIII族元素とを含む結晶成長用液体2を用いて第1のIII族窒化物結晶10を成長させる工程と、金属元素の少なくとも1種類を含む結晶処理用液体4中で第1のIII族窒化物結晶10を熱処理する工程と、熱処理がされた第1のIII族窒化物結晶10上に気相法により第2のIII族窒化物結晶20を成長させる工程とを含む。
【選択図】図1
Description
化物結晶を熱処理する工程と、熱処理がされた第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程とを含むIII族窒化物結晶の製造方法である。ここで、結晶処理用融液はさらにIII族元素を含むことができる。
であって、III族窒化物結晶基板上に少なくとも1層のIII族窒化物半導体層が形成されているIII族窒化物半導体デバイスである。
図1を参照して、本発明にかかるIII族窒化物結晶の製造方法の一実施形態は、図1(a)に示すように液相法により少なくとも1種類の金属元素を含有する溶媒とIII族元素とを含む結晶成長用液体2を用いて、第1のIII族窒化物結晶10を成長させる工程と、図1(b)に示すように上記の金属元素の少なくとも1種類を含む結晶処理用液体4中で第1のIII族窒化物結晶10を熱処理する工程と、図1(c)に示すように熱処理がされた第1のIII族窒化物結晶10上に気相法により第2のIII族窒化物結晶20を成長させる工程とを含む。
図1を参照して、本発明にかかるIII族窒化物結晶の製造方法の他の実施形態は、図1(a)に示すように液相法により少なくとも1種類の金属元素を含有する溶媒とIII族元素とを含む結晶成長用液体2を用いて、第1のIII族窒化物結晶10を成長させる工程と、図1(b)に示すように上記の金属元素の少なくとも1種類とIII族元素とを含む結晶処理用液体4中で第1のIII族窒化物結晶10を熱処理する工程と、図1(c)に示すように熱処理がされた第1のIII族窒化物結晶10上に気相法により第2のIII族窒化物結晶20を成長させる工程とを含む。本実施形態で用いられる液相法は、溶媒を用いる液相法であれば、特に制限はないが、転位密度が低いIII族窒化物結晶を液相法の中では比較的高速で成長させることができる、すなわち比較的低コストで製造できる観点から、フラックス法を用いることが好ましい。
図2を参照して、本発明にかかるIII族窒化物結晶の製造方法のさらに他の実施形態は、図2(a)に示すように液相法により第1のIII族窒化物結晶10を成長させる工程と、図2(b)に示すように第1のIII族窒化物結晶10の表面を、表面粗さRaが5nm以下かつ反りの曲率半径が2m以上になるように加工する工程と、図2(c)に示すように加工がされた第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程とを含む。
冷却して結晶成長させる融液成長法、および超臨界アンモニア中にGa(III族元素)あるいはGa(III族元素)の化合物を存在させておき、GaN(III族窒化物結晶)を成長させる安熱合成法、などを用いてもよい。しかし、これらの方法に比べて、III族元素とその溶媒として少なくとも1種類の金属元素を含む融液を用いて、その融液中のIII族元素とその融液に溶解させたN(窒素)とを反応させるフラックス法が、転位密度が低いIII族窒化物結晶を液相法の中では比較的高速に成長させることができる、すなわち比較的低コストで製造できる観点から好ましい。
図3を参照して、本発明にかかるIII族窒化物結晶の製造方法のさらに他の実施形態は、図3(a)に示すように液相法により第1のIII族窒化物結晶10を成長させる工程と、図3(b)に示すように第1のIII族窒化物結晶10の表面側領域10aの少なくとも一部を除去する工程と、図3(c)に示すように表面側領域10aの少なくとも一部が除去された第1のIII族窒化物結晶10上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程とを含む。本実施形態で用いられる液相法は、特に制限はないが、転位密度が低いIII族窒化物結晶を液相法の中では比較的高速に成長させることができる
、すなわち比較的低コストで製造できる観点から、フラックス法を用いることが好ましい。
図4を参照して、本発明にかかるIII族窒化物結晶の製造方法のさらに他の実施形態は、図4(a)に示すように液相法により第1のIII族窒化物結晶10を成長させる工程と、図4(b)に示すように第1のIII族窒化物結晶10上に気相法により第2のIII族窒化物結晶20を3500μmよりも厚く成長させる工程とを含む。本実施形態で用いられる液相法は、特に制限はないが、転位密度が低いIII族窒化物結晶を液相法の中では比較的高速に成長させることができる、すなわち比較的低コストで製造できる観点から、フラックス法を用いることが好ましい。
図5を参照して、本発明にかかるIII族窒化物結晶の製造方法のさらに他の実施形態は、図5(a)に示すように液相法により第1のIII族窒化物結晶10を成長させる工程と、図5(b)に示すように第1のIII族窒化物結晶10上に気相法により第2のIII族窒化物結晶20を成長させる工程と、図5(c)に示すように第2のIII族窒化物結晶20の表面側領域20aの少なくとも一部を除去する工程と、図5(d)に示すように表面側領域20aの少なくとも一部が除去された第2のIII族窒化物結晶20上に気相法により第3のIII族窒化物結晶を30成長させる工程とを含む。本実施形態で用いられる液相法は、特に制限はないが、転位密度が低いIII族を低コストで製造できる観点から、フラックス法を用いることが好ましい。
図4を参照して、本発明にかかるIII族窒化物結晶の製造方法のさらに他の実施形態は、図4(a)に示すように液相法により第1のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、図4(b)に示すように第1のIII族窒化物結晶10上に気相法により第2のIII族窒化物結晶20を成長させる工程と含むIII族窒化物結晶の製造方法であって、第2のIII族窒化物結晶20を成長させる工程は、第1の結晶成長温度で結晶成長させるサブ工程と第2の結晶成長温度で結晶成長させるサブ工程とを含み、第1の結晶成長温度は第2の結晶成長温度よりも低いことを特徴とする。本実施形態で用いられる液相法は、特に制限はないが、転位密度が低いIII族窒化物結晶を液相法の中では比較的高速に成長させることができる、すなわち比較的低コストで製造できる観点から、フラックス法を用いることが好ましい。
図4を参照して、本発明にかかるIII族窒化物結晶の製造方法のさらに他の実施形態は、図4(a)に示すように液相法により第1のIII族窒化物結晶10を成長させる工程と、図4(b)に示すように第1のIII族窒化物結晶10上に気相法により第2のIII族窒化物結晶20を成長させる工程と含むIII族窒化物結晶の製造方法であって、第2のIII族窒化物結晶20を成長させる工程は、第1の結晶成長速度で結晶成長させるサブ工程と第2の結晶成長速度で結晶成長させるサブ工程とを含み、第1の結晶成長速度は第2の結晶成長速度より大きいことを特徴とする。本実施形態で用いられる液相法は、特に制限はないが、転位密度が低いIII族窒化物結晶を液相法の中では比較的高速に成長させることができる、すなわち比較的低コストで製造できる観点から、フラックス法を用いることが好ましい。
図6を参照して、本発明にかかるIII族窒化物結晶の製造方法のさらに他の実施形態は、図6(a)に示すように液相法により第1のIII族窒化物結晶10を成長させる工程と、図6(c1)または(c2)に示すように第1のIII族窒化物結晶10上に気相法により第2のIII族窒化物結晶20を成長させる工程と含むIII族窒化物結晶の製造方法であって、第2のIII族窒化物結晶20を成長させる工程において、第1のIII族窒化物結晶10を含むIII族窒化物結晶をサセプタ9に接触させて、第1のIII族窒化物結晶10中の不純物をサセプタ9中に拡散させることを特徴とする。本実施形態で用いられる液相法は、特に制限はないが、転位密度が低いIII族窒化物結晶を液相法の中では比較的高速に成長させることができる、すなわち比較的低コストで製造できる観点から、フラックス法を用いることが好ましい。
の距離にある面でこの下地基板1の主面と平行にスライスすることにより、この下地基板1上に成長した第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)が得られる(図6(b)を参照)。また、厚く成長させた第1のIII族窒化物結晶をスライスすることにより自立基板となる第1のGaN結晶が得られる(図6(b)を参照)。
の結晶表面がGa面)と、その領域に比べて面方位が異なる高転位密度領域1h(その領域の結晶表面がN面)とを有するIII族窒化物結晶下地基板1を作製することができ、かかるIII族窒化物結晶下地基板1上にフラックス法により第1のIII族窒化物結晶基板10を成長させると、上記低転位密度領域1k上に転位密度が低い第1の領域10kが成長し、上記高転位密度領域1h上に転位密度が高い第2の領域10hが成長する。ここで、第1の領域10kは第2の領域10hに比べて結晶成長速度が高いため、図8(a)に示すように、第1の領域10kは第2の領域10hを覆うため、転位密度が低い第1のIII族窒化物結晶10が得られる。このため、図8(b)を参照して、かかる転位密度の低い第1のIII族窒化物結晶10上に気相法により第2のIII族窒化物結晶20を成長させることにより、転位密度が低いIII族窒化物結晶が得られる。
本発明にかかるIII族窒化物結晶基板の一実施形態は、実施形態1〜9の製造方法により得られた第1、第2または第3のIII族窒化物結晶を含む基板である。図1(d)、図2(d)、図3(d)、図4(c)、図5(e)、図6(d1)および(d2)ならびに図8(c)を参照して、かかるIII族窒化物結晶基板U1,V1〜V11,W1〜W5は、下地基板1上に形成された第1、第2または第3のIII族窒化物結晶10,20,30を平板状に加工して得られる。ここで、平板状に加工とは、第1、第2または第3のIII族窒化物結晶を、たとえば下地基板に平行に切削して、その主面を研削および/または研磨することをいう。また、III族窒化物結晶基板U1は第1のIII族窒化物結晶10を含み、III族窒化物結晶基板V1〜V11はいずれも第2のIII族窒化物結晶20を含み、III族窒化物結晶基板W1〜W5はいずれも第3の窒化物結晶30を含む。より具体的には、III族窒化物結晶基板U1は第1のIII族窒化物結晶10、または、第1のIII族窒化物結晶10および下地基板1で形成され、III族窒化物結晶基板V1〜V11はいずれも第2のIII族窒化物結晶20で形成され、III族窒化物結晶基板W1〜W5はいずれも第3の窒化物結晶30で形成されている。
。
本発明にかかるIII族窒化物半導体デバイスの一実施形態は、図9を参照して、実施形態10のIII族窒化物結晶基板90を含むIII族窒化物半導体デバイス900であって、III族窒化物結晶基板90上に少なくとも1層のIII族窒化物半導体層99が形成されている。
1.フラックス法による第1のIII族窒化物結晶の成長
図1を参照して、まず、下地基板1として、HVPE法により製造された直径50mm
×厚さ300μmで結晶成長面が(0001)面であるウルツ鉱型のGaN結晶下地基板を準備した。次に、図1(a)に示すように、このGaN結晶下地基板1上に、フラックス法により第1のGaN結晶10を厚さ100μmに成長させた。具体的には、反応容器7であるBN(窒化ホウ素)製の坩堝の底部に上記GaN結晶下地基板1をその(0001)面を上に向けて配置した。次いで、この反応容器7内に、20gの金属Gaと、10gの金属Naと、1gの金属Liとを入れてチャンバー内で875℃まで加熱して、結晶成長溶液2となるGa−Na−Li融液を形成した。このGa−Na−Li融液(結晶成長溶液2)中にガス分圧3.0MPaの窒素ガス(窒素含有ガス3)を30時間供給することにより、GaN結晶下地基板1上に第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)を成長させた。
次に、図1(b)に示すように、成長させた第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)と10gの金属Naを反応容器7に入れ、875℃まで加熱することにより、第1のGaN結晶に接触させる結晶処理液4であるNa融液を形成した。すなわち、結晶処理液4には、結晶成長液2に含まれるNaおよびLiのフラックスのうち、Naは含まれるがLiは含まれていない。このNa融液(結晶処理液4)中にガス分圧2.7MPaの窒素ガス(窒素含有ガス3)を250時間供給することにより、第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)の熱処理を行なった。この結果、結晶の表面に荒れが起こり、フラックス法により成長させた第1のGaN結晶の厚さが20μm低減し、GaN結晶下地基板1の厚さが15μm低減したが、結晶の破損には至らなかった。上記熱処理がされた第1のGaN結晶中の不純物の濃度は、SIMSにより評価したところ、Li原子の濃度が3.0×1016cm-3と大幅に低減していた。
次に、熱処理がされた第1のGaN結晶を塩酸でエッチングした後、純水で洗浄し、イソプロパノール液中で5分間の超音波洗浄を3回行ない、乾燥させるという洗浄を施した。
次に、図1(c)および(d)に示すように、GaN結晶下地基板1上に第1のGaN
結晶(第1のIII族窒化物結晶10)と第2のGaN結晶(第2のIII族窒化物結晶20)が一体化して形成されているIII族窒化物結晶を、その(0001)面に平行にスライスし、さらに表面の研磨加工を行ない、厚さが300μmで、表面粗さRaが0.01μmであるGaN結晶基板を6枚得た。これらのGaN結晶基板を、下地基板1側より、GaN結晶基板U1(A)、V1(A)、V2(A)、V3(A)、V4(A)およびV5(A)とする。ここで、基板U1(A)は第1のGaN結晶および下地基板1で形成され、基板V1(A)、V2(A)、V3(A)、V4(A)およびV5(A)はそれぞれ第2のGaN結晶20で形成されている。これらのGaN結晶基板中(基板U1(A)については第1のGaN結晶中)に含まれる不純物をSIMSにより評価した。結果を表1にまとめた。
次に、図9を参照して、上記の各GaN結晶基板90を洗浄した後、その一方の主面上に、MOCVD法により、III族窒化物半導体層99として厚さ1μmのn型GaN層91、厚さ10nmのAl0.3Ga0.7N層92、厚さ3nmのAl0.04Ga0.96N層93、厚さ3nmのAl0.08Ga0.92N層94、厚さ10nmのAl0.3Ga0.7N層95および厚さ10μmのp型GaN層96を順次エピタキシャル成長させた。次いで、このp型GaN層96上の一部には、直径が80μmでPd層(厚さ5nm)とAu層(厚さ5nm)による積層構造を持つp側電極97を形成した。また各GaN結晶基板90の他方の主面上には、Al層(厚さ10nm)とAu層(厚さ10nm)による積層構造を持つn側電極98を形成して、LEDデバイスを得た。これらのLEDデバイスの波長360nmにおける発光ピーク強度を測定し、GaN結晶基板V1(A)を含むLEDデバイスの発光ピーク強度を1.00としたときの各LEDデバイスの相対発光ピーク強度を表2にまとめた。
実施例1と同様にして、フラックス法により第1のGaN結晶を成長させた。次に、この第1のGaN結晶を、結晶処理用液体として20gの金属Gaと10gの金属Naから形成されるGa−Na融液を用いたこと以外は、実施例1と同様に熱処理した。この結果、実施例1に見られたような結晶の厚さの低減は認められなかった。この熱処理がされた第1のGaN結晶中の不純物の濃度は、SIMSにより評価したところ、実施例1の場合と同様にLi原子の濃度が3.0×1016cm-3と大幅に低減していた。
実施例1と同様にして、フラックス法により第1のGaN結晶を成長させた。次に、得られた第1のGaN結晶を、上記熱処理を行なうことなく、実施例1と同様の方法で洗浄し、その上に実施例1と同様にしてHVPE法により第2のGaN結晶を成長させた。得られた第2のGaN結晶の厚さは、最も厚い部分で3.0mm、最も薄い部分で2.9mmであった。次に、GaN結晶下地基板1上に第1のGaN結晶と第2のGaN結晶が一体化して形成されているIII族窒化物結晶を、実施例1と同様にして、その(0001)面に平行にスライスし、さらに表面の研磨加工を行ない、厚さが300μmで、表面粗さRaが0.01μmであるGaN結晶基板を6枚得た。これらのGaN結晶基板を、下地基板1側より、GaN結晶基板U1(C)、V1(C)、V2(C)、V3(C)、V4(C)およびV5(C)とする。ここで、基板U1(C)は第1のGaN結晶10および下地基板1で形成され、基板V1(C)、V2(C)、V3(C)、V4(C)およびV5(C)はそれぞれ第2のGaN結晶20で形成されている。これらのGaN結晶基板中(基板U1(C)については第1のGaN結晶中)に含まれる不純物をSIMSにより評価した。結果を表1にまとめた。
フラックスに含まれる少なくとも1種類の元素およびIII族元素を含む結晶処理用液体中で、フラックス法により成長させた第1のIII族窒化物結晶を熱処理することにより、第1のIII族窒化物結晶中および表面の不純物濃度を著しく低減することができた。また、不純物濃度が低減された第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させることにより、転位密度が低く、反りが少なく、かつ不純物濃度が低い第2のIII族窒化物結晶が得られる。また、表2から明らかなように、かかる第2のIII族窒化物結晶から得られるIII族窒化物結晶基板上に少なくとも1層以上のIII族窒化物半導体層を形成して得られる半導体デバイス(たとえばLEDデバイス)は、特性(たとえば発光強度)が高くなった。
1.フラックス法による第1のGaN結晶の成長
図2(a)を参照して、結晶成長溶液2として、20gの金属Gaと、10gの金属Naと、0.5gの金属Liから形成されるGa−Na−Li融液を用いたこと、結晶成長時間を150時間としたこと以外は、実施例1と同様にして、第1のGaN結晶を厚さ約500μmに成長させた。得られた第1のGaN結晶の表面には、不純物であるLi原子の濃度は5.0×1016cm-3と低かったが、大きな凹凸が見られ、第1のGaN結晶において、最も厚い部分の厚さは550μm、最も薄い部分の厚さは350μmであり、その高低差は200μmに及んだ。
次に、図2(b)を参照して、この第1のGaN結晶の表面を、ダイヤモンド砥粒を用いて、表面粗さRaが5nm以下になるように研磨加工した。次いで、表面を研磨した第1のGaN結晶の表面を、塩素ガスを用いたRIE(反応性イオンエッチング)により3μm程度エッチングすることにより、上記ダイヤモンド砥粒による研磨加工により導入された加工変質層を完全に除去した。
図2(c)を参照して、実施例1と同様にして、第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)を洗浄した後、その上にHVPE法により第2のGaN結晶(第2のIII族窒化物結晶20)を成長させた。具体的には第1のGaN結晶上に、1030℃および101kPaの結晶成長条件で、GaClガスとNH3ガスとH2ガス(キャリアガス)をモル比120:1000:7000で、全ガス量8120sccmで30時間供給することにより、第2のGaN結晶を成長させた。この第2のGaN結晶の厚さは3.0mmで、その表面は平坦であった。また、この第2のGaN結晶の反りは、下に凸であり、その曲率半径は5.5mであった。また、この第2のGaN結晶は、TEM分析による転位密度が1×107cm-2以下であり、EPD測定による転位密度が3.7×106cm-2であった。また、この第2のGaN結晶は、ラマン分光によっては結晶の歪みが観察されなかった。
実施例3と同様にして、フラックス法により第1のGaN結晶を厚さ約500μmに成長させた。得られた第1のGaN結晶の表面には、実施例3と同様に、不純物であるLi濃度は5.0×1016cm-3と低かったが、大きな凹凸が見られ、第1のGaN結晶において、最も厚い部分の厚さは550μm、最も薄い部分の厚さは350μmであった。
図3(a)を参照して、結晶成長時間を60時間としたこと以外は、実施例1と同様に、フラックス法により第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)を厚さ180μmに成長させた。この第1のGaN結晶は、その表面の凹凸は見られなかったが、その表面近傍に黒褐色の着色が見られた。表面から深さ方向にSIMS分析をしたところ、表面では不純物であるLi原子の濃度が1.0×1018cm-3と高濃度に含まれていたが、表面からの深さが20μmの位置ではLi原子の濃度は6.0×1016cm-3に低減していた。
で30時間供給することにより、第2のGaN結晶を成長させた。この第2のGaN結晶の厚さは、最も厚い部分で3.0mm、最も薄い部分で2.9mmであった。
図4(a)を参照して、実施例1と同様にして、フラックス法により第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)を厚さ100μmに成長させた。
晶の結晶成長開始面から3.5mm(3500μm)よりも大きい距離に位置する。
図5(a)を参照して、実施例1と同様にして、フラックス法により第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)を厚さ100μmに成長させた。
晶(第2のIII族窒化物結晶20)を成長させた。具体的には、第1のGaN結晶上に、1030℃および101kPaの結晶成長条件で、GaClガスとNH3ガスとH2ガス(キャリアガス)をモル比120:1000:7000で、全ガス量8120sccmで2時間供給することにより、厚さ約200μmの第2のGaN結晶を得た。
図4(a)を参照して、実施例1と同様にして、フラックス法により第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)を厚さ100μmに成長させた。
図4(a)を参照して、実施例1と同様にして、フラックス法により第1のGaN結晶
(第1のIII族窒化物結晶10)を厚さ100μmに成長させた。
図6(a)を参照して、実施例1と同様にして、フラックス法により第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)を厚さ100μmに成長させた。
図6(a)を参照して、結晶成長時間を130時間としたこと以外は実施例1と同様にして、フラックス法により第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)を厚さ450μmに成長させた。
図6(c1)を参照して、厚さ50μmの第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)が形成されているGaN結晶下地基板1を、結晶に接触する領域(結晶接触領域9a)がpBN(熱分解窒化ホウ素)でその表面が平坦になるようにコーティングされた厚さ1mmのカーボン製のサセプタ9に接触させて、第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)上にHVPE法により第2のGaN結晶(第2のIII族窒化物結晶20)を成長させた。結晶成長条件は、実施例1と同様とした。得られた第2のGaN結晶の厚さは、最も厚い部分で3.0mm、最も薄い部分で2.9mmであった。
の(0001)面に平行にスライスし、さらに表面の研磨加工を行ない、厚さが300μmで、表面粗さRaが0.01μmであるGaN結晶基板を5枚得た。これらのGaN結晶基板を、下地基板に近い側より、GaN結晶基板V1(J)、V2(J)、V3(J)、V4(J)およびV5(J)とする。このGaN結晶基板中に含まれる不純物をSIMSにより評価した。結果を表9にまとめた。
図6(c2)を参照して、厚さ300μmの第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)を、結晶に接触する領域(結晶接触領域9a)がpBN(熱分解窒化ホウ素)でその表面が平坦になるようにコーティングされた厚さ1mmのカーボン製のサセプタ9に接触させて、第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)上にHVPE法により第2のGaN結晶(第2のIII族窒化物結晶20)を成長させた。結晶成長条件は、実施例1と同様とした。得られた第2のGaN結晶の厚さは、最も厚い部分で3.0mm、最も薄い部分で2.9mmであった。
図6(a)を参照して、実施例1と同様にして、フラックス法により第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)を厚さ450μmに成長させた。
I族窒化物結晶10)との界面から第1のGaN結晶内に100μmの距離にある面で(0001)面に平行に第1のGaN結晶をスライスして、下地基板1上に形成された厚さ50μmの第1のGaN結晶と厚さ300μmの第1のGaN結晶とを得た。これらの第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶)の上記スライス面を研磨した後、実施例1と同様にして、第1のGaN結晶を洗浄した。
図6(c1)を参照して、厚さ50μmの第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)が形成されているGaN結晶下地基板1を、結晶に接触する領域(結晶接触領域9a)がpBN(熱分解窒化ホウ素)でその表面が平坦になるようにコーティングされた厚さ1mmのカーボン製のサセプタ9に接触させて、第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)上にMOCVD法により第2のGaN結晶(第2のIII族窒化物結晶20)を成長させた。具体的には、第1のGaN結晶上に、1100℃および101kPaの結晶成長条件で、TMG(トリメチルガリウム)ガスとNH3ガスとH2ガス(キャリアガス)とN2ガス(キャリアガス)をモル比1:2000:7000:9000で、全ガス量40000sccmで2時間供給することにより、厚さ6μmの第2のGaN結晶が得られた。第1のGaN結晶、第2のGaN結晶および第2のGa結晶成長前後のサセプタ表面における不純物濃度をSIMSにより評価した。結果を表10にまとめた。
図6(c2)を参照して、厚さ300μmの第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)を、結晶に接触する領域(結晶接触領域9c)がpBN(熱分解窒化ホウ素)でその表面が平坦になるようにコーティングされた厚さ1mmのカーボン製のサセプタ9に接触させて、第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶10)上にMOCVD法により実施例11−1と同様にして第2のGaN結晶(第2のIII族窒化物結晶20)を成長させた。これにより、厚さ6μmの第2のGaN結晶が得られた。第1のGaN結晶、第2のGaN結晶および第2のGaN結晶成長前後のサセプタ表面における不純物濃度をSIMSにより評価した。結果を表10にまとめた。
GaN結晶成長前は不純物であるLi原子が検出されなかったが、第2のGaN結晶(第2のIII族窒化物結晶)成長後はLi原子の濃度が3.0×1017cm-3または2.0×1017cm-3に増大した。また、これにより、第1のGaN結晶に比べて、不純物濃度が低減された第2のGaN結晶が得られることがわかった。
下地基板1として、HVPE法により製造された直径50mm×厚さ300μmで結晶成長面が(0001)面であるウルツ鉱型のGaN結晶下地基板に替えて、研磨された直径50mmのサファイア基板の(0001)面上にMOCVD法によりGaN結晶薄膜を3μm成長させた基板を用いたこと以外は、実施例1〜11と同様にしてGaN結晶基板およびLEDを作製したところ、実施例1〜11と同様の結果が得られた。
下地基板1として、以下の特許3788041号明細書の段落0051から0056に記載の方法によりGaAs基板上に作製したGaN結晶下地基板を用いたこと以外は実施例1〜11と同様にして気相法により成長させた第2または第3のGaN結晶からGaN結晶基板を作製したところ、この基板のEPD測定による転位密度は平均で1×106cm-2であり、実施例1〜11のGaN結晶基板に比べて結晶性がさらに向上していた。ここで、本実施例で用いた下地基板は、具体的には、図11〜14を参照して、以下の方法で作製した。
まず、図11および14を参照して、プラズマCVD装置を用いて、直径30mmのGaAs(111)A基板(結晶成長に用いる主面が(111)A面であるように切り出されたGaAs基板をいう、以下単にGaAs基板140という)上に、マスク層142としてSiN層を厚さ0.1μmになるように形成した。次いで、このマスク層142に規則的な分布をする窓142wをフォトリソグラフィによって開けた。窓142wは図11に示す千鳥ドット窓(この窓は、GaAs<11−2>に平行な直線上に並び隣接する窓群が半ピッチずれている。ここで、窓の幅Wは2μm角、窓のピッチPは4μm、窓列のピッチdは3.5μmとした。
次に、HVPE装置を用いて、図14(a)を参照して、周期的な窓142wを有するマスク層142によって覆われたGaAs基板140をHVPE装置の中に配置した。HVPE装置内でGaAs基板140を約500℃に加熱した。原料ガス導入口からH2ガスとHClガスの混合ガスを導入し、850℃に加熱されたGa溜内のGa融液に接触させて、GaClガスを合成した。別の原料ガス導入口からH2とNH3の混合ガスを導入し、500℃に加熱されたGaAs基板140の近傍でGaCl+NH3→GaNの反応を起こさせて、GaAs基板140にGaNを堆積させた。これによって、図14(b)を参照して、GaAs基板142上に厚さ約70nmのGaNバッファ層143bを形成させた。SiN層はGaN成長抑制作用があり、SiN層上にはGaNは堆積しない。ここで、GaNバッファ層143bの厚さは70nmであり、マスク層142の厚さ100nmより小さい。したがって、窓142wとなっているGaAs基板140上の部分だけにGaNバッファ層143bが形成された。
次に、HClの導入を停止して、基板温度を500℃から約1000℃まで上げた。再び、HClガスをGa溜に導入することにより、上記と同様にしてGaClガスを合成する。別の原料ガス導入口からH2とNH3の混合ガスを導入し、約1000℃に加熱されたGaAs基板140の近傍でGaCl+NH3→GaNの反応を起こさせて、GaAs基
板140にGaNを堆積させた。かかるGaNは窓142w中のGaNバッファ層143b上にエピタキシャル成長する。また、形成されていたGaNバッファ層143bも約1000℃に加熱されることにより結晶化する。したがって、窓142w内のGaAs基板140上にGaN結晶143が成長する。
次に、図14(d)および(e)を参照して、GaN結晶143が成長したGaAs基板140をエッチング装置の中に配置して、王水を用いて約10時間エッチングした。これにより、GaAs基板140が完全に除去されて、GaN結晶143が得られた。このGaN結晶143の両側の主面を研磨して、本実施例いで用いるGaN結晶下地基板とした。これは自立基板であった。
下地基板として、特開2003−183100号公報の段落0221から0271に記載のようにHVPE法により作製した転位密度が1×104cm-2の低転位密度領域と転位密度が1×108cm-2の高転位密度領域とを有するGaN結晶下地基板を用いて、実施例1〜11と同様にして、このGaN結晶下地基板上にフラックス法により第1のGaN結晶を成長させた。この第1のGaN結晶の結晶成長面におけるEPD測定による転位密度は、平均で1×106cm-2であった。この第1のGaN結晶上に気相法により成長させた第2または第3のGaN結晶を成長させた。この第2または第3のGaN結晶からGaN結晶基板を作製したところ、この基板のEPD測定による転位密度は、平均で5×105cm-2であり、実施例1〜11のGaN結晶基板に比べて結晶性がさらに向上していた。
ため、第1のGaN結晶は、結晶成長面の全面の転位密度が低減する。
図15(a)を参照して、GaN結晶下地基板を成長させるための基板として、たとえば、直径50mmのサファイアc面基板(結晶成長に用いる主面がc面({0001}面をいう)であるように切り出されたサファイア基板150をいう、以下同じ)を用いた。ここで、サファイア結晶は六方晶系であり、GaN結晶と同じ晶系に属する。
次に、図15(c)を参照して、上記GaN層151上に熱CVD法により厚さ100nmのSiO2層を形成した。次いで、フォトリソグラフィ法を用いて、ストライプ状のマスク152が等間隔に配置されたマスクパターンを形成した。マスクパターンは、マスク152の長手方向がGaN層151の<1−100>方向(すなわち、GaN層のa面({11−20}面)に平行)とした。マスク152の幅(ストライプ幅、以下同じ)M、GaN層151の露呈部幅Nおよびマスク152のピッチPは、それぞれM=50μm、N=350μmおよびP=400μmとした。なお、これらにはP=M+Nの関係がある。
次に、図15(d)を参照して、マスク152が形成されたGaN層151上にHVPE法によりGaN結晶153を成長させた。GaN結晶の成長条件は、成長温度(具体的には、サファイア基板温度)が1050℃、NH3ガス分圧が30kPa(0.3atm)、HClガス分圧(これが、GaClガス分圧に相当する)が2kPa(0.02atm)、Ga溜の温度が800℃以上、成長時間が10時間とした。こうして、厚さ約1250μmのGaN結晶153を成長させた。
Claims (13)
- 液相法により、少なくとも1種類の金属元素を含有する溶媒とIII族元素とを含む結晶成長用液体を用いて、第1のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、
前記金属元素の少なくとも1種類を含む結晶処理用液体中で前記第1のIII族窒化物結晶を熱処理する工程と、
前記熱処理がされた前記第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、を含むIII族窒化物結晶の製造方法。 - 前記結晶処理用液体はさらにIII族元素を含む請求項1に記載のIII族窒化物結晶の製造方法。
- 液相法により、III族元素と前記III族元素のフラックスとして少なくとも1種類の金属元素とを含む結晶成長用融液を用いて、第1のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、
前記金属元素の少なくとも1種類を含む結晶処理用融液中で前記第1のIII族窒化物結晶を熱処理する工程と、
前記熱処理がされた前記第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、を含むIII族窒化物結晶の製造方法。 - 前記結晶処理用融液はさらにIII族元素を含む請求項3に記載のIII族窒化物結晶の製造方法。
- 液相法により第1のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、前記第1のIII族窒化物結晶の表面を、表面粗さRaが5nm以下かつ反りの曲率半径が2m以上になるように加工する工程と、前記加工がされた前記第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程とを含むIII族窒化物結晶の製造方法。
- 液相法により第1のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、前記第1のIII族窒化物結晶の表面側領域の少なくとも一部を除去する工程と、前記表面側領域の少なくとも一部が除去された前記第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、を含むIII族窒化物結晶の製造方法。
- 液相法により第1のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、前記第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を3500μmよりも厚く成長させる工程と、を含むIII族窒化物結晶の製造方法。
- 液相法により第1のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、前記第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、前記第2のIII族窒化物結晶の表面側領域の少なくとも一部を除去する工程と、前記表面側領域の少なくとも一部が除去された前記第2のIII族窒化物結晶上に気相法により第3のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、を含むIII族窒化物結晶の製造方法。
- 液相法により第1のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、前記第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、を含むIII族窒化物結晶の製造方法であって、
前記第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程は、第1の結晶成長温度で結晶成長させるサブ工程と第2の結晶成長温度で結晶成長させるサブ工程とを含み、前記第1の結晶成長温度は前記第2の結晶成長温度よりも低いことを特徴とするIII族窒化物結晶の製造方法。 - 液相法により第1のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、前記第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、を含むIII族窒化物結晶の製造方法であって、
前記第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程は、第1の結晶成長速度で結晶成長させるサブ工程と第2の結晶成長速度で結晶成長させるサブ工程とを含み、前記第1の結晶成長速度は前記第2の結晶成長速度より大きいことを特徴とするIII族窒化物結晶の製造方法。 - 液相法により第1のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、前記第1のIII族窒化物結晶上に気相法により第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程と、を含むIII族窒化物結晶の製造方法であって、
前記第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程において、前記第1のIII族窒化物結晶を含むIII族窒化物結晶をサセプタに接触させて、前記第1のIII族窒化物結晶中の不純物を前記サセプタ中に拡散させることを特徴とするIII族窒化物結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項11までのいずれかの製造方法により得られた前記第1、第2または第3のIII族窒化物結晶を含むIII族窒化物結晶基板。
- 請求項12のIII族窒化物結晶基板を含むIII族窒化物半導体デバイスであって、
前記III族窒化物結晶基板上に少なくとも1層のIII族窒化物半導体層が形成されているIII族窒化物半導体デバイス。
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