JP2009029305A - 車両用ホイール - Google Patents

車両用ホイール Download PDF

Info

Publication number
JP2009029305A
JP2009029305A JP2007196456A JP2007196456A JP2009029305A JP 2009029305 A JP2009029305 A JP 2009029305A JP 2007196456 A JP2007196456 A JP 2007196456A JP 2007196456 A JP2007196456 A JP 2007196456A JP 2009029305 A JP2009029305 A JP 2009029305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim
tire
bead
air chamber
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007196456A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Ishida
雅巳 石田
Satoshi Kawamata
智 川眞田
Hisafumi Kurokawa
尚史 黒川
Shinya Katai
伸哉 片井
Tomoyasu Yamaguchi
友康 山口
Yoshifumi Kubota
義史 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Asahi Tec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp, Asahi Tec Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2007196456A priority Critical patent/JP2009029305A/ja
Publication of JP2009029305A publication Critical patent/JP2009029305A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】リム着脱の作業効率を大幅に向上させることができ、また、リム着脱作業において気室破損の危険性を大幅に低減することができる車両用ホイールを提供する。
【解決手段】車両用ホイールには、リム11に設けられたウエル部13に、タイヤの空洞共鳴音を低減させる気室12が、周方向に間隔を開けながら複数個配置されている。タイヤビード部を落とし込むためのスペースをウエル部13に確保するために、気室12同士の間隔を開け、または、気室12の周方向端部の形状を、ビードブレーカーの差し入れによるリム幅方向のビード変化量相当分を除去した形状とし、前記スペースが確保された範囲に対応するリム11の表面であってタイヤ装着時に外部から見える位置に、タイヤビード部をウエル部13に落とし込むためのビードブレーカーを差し入れることができる範囲を示すマーキング16が施されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、タイヤを取り付ける車両用ホイールに関し、特にタイヤの空洞共鳴音を低減することができる車両用ホイールに関する。
車両の走行により発生するロードノイズを低減するために、リムの外周面に複数個の気室を形成して、タイヤの空洞共鳴音を低減させる車両用ホイールが知られている(例えば、特許文献1参照)。図7は、リム上に気室を備える従来の車両用ホイールの部分斜視図である。リム上には、リム11の外周面に沿って複数個の気室(ヘルムホルツ共鳴吸音器)12が形成されており、また、リム11には凹状のウエル部13が形成されている。
特開2004−306760号公報
上述したホイールでは、タイヤの空洞共鳴音を低減させるという効果を最大限に発揮させるためには、気室の容積をある程度以上大きくする必要があるが、この気室の容積が大きいと、タイヤ交換の際のリム解き時に、気室を破損する可能性が高くなる。
リム解きを行う場合、内圧低下後の最初の作業であるビードブレーカーによるビード落とし作業があるが、この時に、図8に示すように、ビードブレーカー14が気室12に接触し、もしくはビードブレーカー14に押されてタイヤビード部15が気室12に接触することにより気室12を破損させてしまうことがある。最悪の場合では、リム着脱作業中にホイールと気室の結合部に欠陥が生じ、これが原因で走行中に気室が外れ、タイヤホイールが破損したり、外れた気室が異音を発生したりすることも考えられる。
したがって、気室を破損しないように慎重にリムの着脱作業を行わなければならないため、リムの着脱作業の面から見ると、この気室は、リム着脱の作業効率を低下させる要因になる。
また、逆に、気室が丈夫である場合においても、ビード落としの際に、タイヤビード部15が気室12に接触してタイヤビード部が破損することがあるため、リムの着脱作業を慎重に行わなければならなず、リム着脱の作業効率を低下させる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、リム着脱の作業効率を大幅に向上させることができ、また、リム着脱作業において気室破損、タイヤビード部破損の危険性を大幅に低減することができる車両用ホイールを提供することにある。
本発明は、リムに設けられたウエル部に、タイヤの空洞共鳴音を低減させる気室を、周方向に複数個配置した車両用ホイールであって、前記気室同士の間隔を開けて、タイヤビード部を落とし込むためのスペースを前記ウエル部に確保したことを特徴とする。
また、本発明は、リムに設けられたウエル部に、タイヤの空洞共鳴音を低減させる気室を、周方向に複数個配置した車両用ホイールであって、前記気室の周方向端部の形状を、ビードブレーカーの差し入れによるリム幅方向のビード変化量相当分を除去した形状として、タイヤビード部を落とし込むためのスペースを前記ウエル部に確保したことを特徴とする。
前記スペースが確保された範囲に対応する前記リムの表面であってタイヤ装着時に外部から見える位置に、タイヤビード部を前記ウエル部に落とし込むためのビードブレーカーを差し入れることができる範囲を示すマーキングが施されていることが好ましい。
本発明は、気室によるタイヤの空洞共鳴音の吸音効果を確保しながらも、リム着脱の作業効率を大幅に向上させることができ、また、リム着脱作業において気室破損、タイヤビード部破損の危険性を大幅に低減することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る車両用ホイールの軸直角断面図であり、図2は、車両用ホイールの部分斜視図である。リム11に設けられたウエル部13には、タイヤの空洞共鳴音を低減させる気室12が、周方向に間隔を開けながら複数個配置されている。この実施の形態では、図1に示すように、気室12が4個周方向に配置されているが、気室の数は2〜4個が好ましい。気室12の天井部には、気室12と、ホイールにタイヤを装着することにより形成されるタイヤ空気室とを連通するための連通孔17が設けられている。この連通孔17と気室12とでヘルムホルツ共鳴吸音器が構成され、このヘルムホルツ共鳴吸音器により発生された共鳴周波数で、特定の周波数(タイヤの気柱共鳴周波数)の振動を吸収して、タイヤの空洞共鳴音(気柱共鳴音)を低減させることができる。
図3は、気室のリム幅方向の断面図である。気室12は、ホイール本体と同じ金属の板材(厚さ0.5〜4mm、特に2mm程度のアルミニウム板)をプレス成型して天井部が略矩形状となった上蓋18と、ホイール本体と同じ金属の板材(厚さ0.5〜4mm、特に1mm程度のアルミニウム板)の下蓋19とをシール材20で密着したものであり、リム11に溶接にて固着されている。気室12は、上蓋18をリム11に直接固着させて形成するようにしても良い。また、気室12は、合成樹脂等の他の材質であっても良い。固着方法は、接着、ネジ止め等の他の方法でも良い。
また、図2に示すように、リム11のタイヤ装着時に外部から見える位置には、リムの着脱作業時にタイヤビード部をウエル部13に落とし込むためのビードブレーカーを差し入れることができる範囲を示すためのマーキング(記号、文字など)16が施されている。マーキングが施された位置では、タイヤビード部を落とし込むためのスペースをウエル部13に確保するために、気室12同士の間隔が周方向に開けられており、または、気室12の周方向端部の形状が、ビードブレーカーの差し入れによるリム幅方向のビード変化量相当分を除去した形状とされている。この時、気室12の容積に関しては、タイヤの空洞共鳴音の吸音効果が最大限、かつ効率的に発揮できるように最適化を行い、また、気室12の配置についても空洞共鳴音の吸音効果が最大限発揮できるように最適化を行い、かつ重量バランスの最適化を行うことで、リムの着脱作業のためのスペースを確保し、かつユニフォミティの悪化を招かないホイールが実現できる。
図4は、気室同士の間隔を周方向に開けて、タイヤビード部を落とし込むためのスペースをウエル部に確保した状態で、気室をリムの周方向に展開したときの図である。図4(a)は、気室12を2個備えたときの展開図であり、気室12は、2回回転対称の位置に配置されている。図4(b)は、気室12を3個備えたときの展開図であり、気室12は、3回回転対称の位置に配置されている。図4(c)は、気室12を4個備えたときの展開図であり、気室12は、4回回転対称の位置に配置されている。このように、気室12を回転対称の位置に配置することで、重量バランスの最適化が図られている。
図5は、本発明の車両用ホイールの正面図である。リム11のタイヤ装着時に外部から見える位置には、マーキング16が施されており、リム11のマーキング16の位置では、タイヤビード部を落とし込むためのスペースがウエル部に確保されているので、ビードブレーカーが差し入れられても、ビードブレーカー14が気室12に接触し、もしくはビードブレーカー14に押されてタイヤビード部15が気室12に接触する可能性を減らすことができる。
図6は、マーキングの位置にビードブレーカーが差し入れられたときの状態を説明する図であり、図6(a)は、気室12と気室12との間隔を開けて、気室12が配置されていない位置にビードブレーカー14が差し入れられて、タイヤビード部15がウエル部13に落とし込まれるときの状態を示す。気室12と気室12との間隔Wは、180〜350mmとする。図6(b)および図6(c)は、天井部が略矩形状の箱状体である気室12の角部を切り欠いて、気室12の周方向端部の形状を、ビードブレーカー14の差し入れによるリム幅方向のビード変化量相当分を除去した形状として、リムの着脱作業のためのスペースが確保された位置にビードブレーカー14が差し入れられて、タイヤビード部15がウエル部13に落とし込まれたときの状態を示している。図6(b)において、角度αは、60°〜160°である。角度αは、60°以下であると、気室そのものの容積を確保できなくなり、160°以上であると、ビード変化量相当分を除去した形状とならず、タイヤビード部を落とし込むためのスペースをウエル部に確保できなくなる。図6(c)において、角度βは、30°〜80°である。角度αは、30°以下であると、気室そのものの容積を確保できなくなり、80°以上であると、ビード変化量相当分を除去した形状とならず、タイヤビード部を落とし込むためのスペースをウエル部に確保できなくなる。
上述のように本発明は、マーキングの位置では、気室が配置されていない、もしくは気室の周方向端部の形状を、ビードブレーカーの差し入れによるリム幅方向のビード変化量相当分を除去した形状としているので、マーキング位置でビードブレーカーが差し入れられても、タイヤビード部が気室を干渉しない。したがって、気室によるタイヤの空洞共鳴音の吸音効果を確保しながらも、リム着脱の作業効率を大幅に向上させることができ、また、着脱作業において気室破損の危険性を大幅に低減することができる。
本発明の実施の形態に係る車両用ホイールの軸直角断面図である。 車両用ホイールの部分斜視図である。 気室のリム幅方向の断面図である。 気室をリムの周方向に展開したときの図である。 本発明の車両用ホイールの正面図である。 マーキングの位置にビードブレーカーが差し入れられたときの状態を説明する図である。 従来の車両用ホイールの部分斜視図である。 ビードブレーカーが気室を破損させてしまうときの状態を示す図である。
符号の説明
11 リム
12 気室
13 ウエル部
14 ビードブレーカー
15 タイヤビード部
16 マーキング
17 連通孔
18 上蓋
19 下蓋
20 シール材

Claims (3)

  1. リムに設けられたウエル部に、タイヤの空洞共鳴音を低減させる気室を、周方向に複数個配置した車両用ホイールであって、
    前記気室同士の間隔を開けて、タイヤビード部を落とし込むためのスペースを前記ウエル部に確保したことを特徴とする車両用ホイール。
  2. リムに設けられたウエル部に、タイヤの空洞共鳴音を低減させる気室を、周方向に複数個配置した車両用ホイールであって、
    前記気室の周方向端部の形状を、ビードブレーカーの差し入れによるリム幅方向のビード変化量相当分を除去した形状として、タイヤビード部を落とし込むためのスペースを前記ウエル部に確保したことを特徴とする車両用ホイール。
  3. 前記スペースが確保された範囲に対応する前記リムの表面であって、タイヤ装着時に外部から見える位置に、タイヤビード部を前記ウエル部に落とし込むためのビードブレーカーを差し入れることができる範囲を示すマーキングが施されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ホイール。
JP2007196456A 2007-07-27 2007-07-27 車両用ホイール Withdrawn JP2009029305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007196456A JP2009029305A (ja) 2007-07-27 2007-07-27 車両用ホイール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007196456A JP2009029305A (ja) 2007-07-27 2007-07-27 車両用ホイール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009029305A true JP2009029305A (ja) 2009-02-12

Family

ID=40400297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007196456A Withdrawn JP2009029305A (ja) 2007-07-27 2007-07-27 車両用ホイール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009029305A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4830014B2 (ja) 車両用ホイール
JP2006298231A (ja) 車両用ホイール
EP1990213A1 (en) Vehicle wheel
JP2009051304A (ja) 車両用ホイール
JP5566187B2 (ja) レゾネータ
EP2906436B1 (en) Tyre cavity noise absorber
KR20180013177A (ko) 멀티 공명기
JP2008120222A (ja) 車両用ホイール
JP2006273182A (ja) 車両用ホイール
US7445034B1 (en) Bicycle wheel without an inner tire
JP2006256535A (ja) 車両用ホイール
JP2008120306A (ja) 車両用ホイールおよび車両用ホイールの製造方法
WO2007010001A3 (fr) Appui de soutien de bande de roulement comportant un logement pour un module electronique, module electronique adapte
JP2009029305A (ja) 車両用ホイール
JP2008143285A (ja) Macホイールとその製造方法
JP2009029304A (ja) 車両用ホイール
JP6908574B2 (ja) 車両用ホイール
JP2006231966A (ja) リムホイール及びその製造方法
JP2009040109A (ja) 車両用ホイール
JP2007137393A (ja) 車両用ホイールとその製造方法
JP2011173479A (ja) 車両用ホイール
JP2012245837A (ja) 車両用ホイール構造
US10315468B2 (en) Resonance noise reduction tire having sound absorbing material mounted therein
JP2008022174A (ja) 吸音部材
JP4986969B2 (ja) 副気室部材の組付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20101005