JP2009027637A - 電子機器、遠隔操作装置、送受信システム、及び電子機器の制御方法 - Google Patents

電子機器、遠隔操作装置、送受信システム、及び電子機器の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力の増加を抑えつつ、簡単な操作でペアリングを行うことができる電子機器等の提供。
【解決手段】本発明の操作対象機器31は、受信した指示入力信号にペアリング信号がONであることを示す信号が含まれている場合に、リモコン11とのペアリングを行うペアリング処理部35と、ペアリング処理部35をペアリング実行可能にするための電流を供給する電源34と、時間間隔Tで電源34からペアリング処理部35に電流を供給する電源制御部40とを備えているので、消費電力の増加を抑えつつ、簡単な操作でペアリングを行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器を遠隔操作装置で遠隔操作する場合の誤操作を防ぐペアリングに関するものであり、具体的には、消費電力の上昇を抑えつつ、簡単な操作でペアリングを行うことができる電子機器等に関する。
テレビやビデオ、パソコンなどの電子機器は、当該電子機器を操作するためのリモコンを備えていることが多い。ここで、これらの電子機器が近接して配置されている場合に、近接して配置されている電子機器のうちのひとつをリモコンで操作しようとすると、ユーザが意図していない電子機器に対して操作を行ってしまうことがある。
これについて、図11に基づいて説明する。図11は、リモコンで電子機器を操作する場合に、誤った操作対象を操作してしまう現象を説明する図である。図示のように、リモコンAは電子機器Aを正しい操作対象としており、リモコンBは電子機器Bを正しい操作対象としている。
ここで、図示のように、電子機器Aと電子機器Bとが近接配置されている場合、リモコンAが送信する信号は電子機器Aと電子機器Bとの両方に受信されることがある。そのため、ユーザがリモコンAを用いて電子機器Aを操作しようとしているにも関わらず、電子機器Bに対する操作入力が行われてしまうことがある。
また、同様に、ユーザがリモコンBを用いて電子機器Bを操作しようとしているにも関わらず、電子機器Aに対する操作入力が行われてしまうこともある。このような誤操作は、リモコンが電波を送信して電子機器を動作させる場合に特に問題となる。すなわち、電波は、指向性がほとんどないので、リモコンを向けた方向以外にも命令が送信されることになるからである。
そこで、このような誤操作を防ぐために、ペアリングという操作を行うことが知られている。ペアリングとは、電子機器が該電子機器を操作するリモコン以外からの命令を受け付けないようにするための操作である。ペアリングについて、図12に基づいて説明する。図12は、ペアリングの概要を説明する図である。
図示のように、リモコンAと電子機器Aとに対してペアリング操作を行うことによって、電子機器Aは、リモコンAからの命令のみを受け付けるようになる。一方、リモコンAとペアリングされていない電子機器Bは、リモコンAからの命令を受け付けない。
すなわち、リモコンAと電子機器Aとをペアリングすることにより、リモコンAは、電子機器Aとは通信可能になり、電子機器Bとは通信不可となる。これにより、ユーザの意図していない電子機器が動作してしまうことがなくなる。例えば、下記の特許文献1では、床暖房の熱源機と該熱源機を操作するリモコンとの組合せをペアリングすることによって、誤操作を防いでいる。
ペアリングについてより詳細に説明する。ペアリングを行うためには、予めリモコンにID(IDentification)を割り当てておく必要がある。そして、リモコンで電子機器の操作を始める前に、リモコンのIDを操作対象となる電子機器に登録する。この、リモコンのIDを該リモコンで操作する電子機器に登録する操作が、ペアリング操作ということになる。
そして、リモコンは、電子機器に指示入力をするための指示入力信号に、該リモコンのIDを付して送信するように構成される。また、電子機器は、受信した指示入力信号に付加されているIDと、ペアリングによって登録されたIDとが一致した場合に、受信した指示入力信号に従って動作するように構成される。これにより、電子機器は、ペアリングしたリモコンからの命令のみを受け付けるようになる。
特開2003−214637号公報(2003年7月30日公開) 特開2003−284169号公報(2003年10月3日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、ペアリングを行う際にユーザが行う操作が煩雑であるという問題があった。これについて、図13に基づいて説明する。図13は従来のペアリング操作を説明する図である。なお、図13では、図11及び図12に示す電子機器AとリモコンAとをペアリングする場合の例を示している。
図示のように、従来のペアリング操作では、ユーザは、まず、電子機器Aが備えるペアリングボタンを押して、電子機器Aをペアリングモードにする必要がある。なお、ペアリングモードとは、ペアリングが可能な状態のことを指す。ペアリングボタンを押すことにより、電子機器Aは所定の時間だけペアリングモードとなる。
次に、ユーザは、リモコンAと電子機器Aとをペアリングするために、リモコンAが備えるペアリングボタンを押す必要がある。ユーザがリモコンAのペアリングボタンを押すと、ペアリングを要求するペアリング信号とリモコンAのIDとがリモコンAから電子機器Aへと送信される。
ここで、電子機器Aは、ペアリングモードになっているので、電子機器Aから送信されるペアリング信号及びIDを受け付け、受信したIDを登録する。これにより、ペアリング操作は終了する。
すなわち、従来のペアリング操作では、ユーザは、わざわざ電子機器まで足を運んでペアリングボタンを押すという操作が必要であり、この操作はユーザにとって煩わしいものであった。
特に、電子機器がテレビやビデオ、パソコン等のように、電子機器の本体に多数の操作ボタンを備えている場合には、電子機器本体に設けられたペアリングボタンを探し出すこと自体が困難である。また、エアコンなどの電子機器は、高所に設置されることが多いので、エアコン本体のペアリングボタンを押すことには困難を伴うことも考えられる。
さらに、上記引用文献1では、床暖房の熱源機にペアリングボタンが設けられているので、熱源機に衝撃が加わるなどして、熱源機に記憶されていたリモコンのIDが失われ、ペアリングが外れてしまった場合、床板をはがして熱源機のペアリングボタンを押し、再度ペアリングを行う必要が生じる。
そこで、上記の問題を解決するために、電子機器を常にペアリングモードにしておくことが考えられる。電子機器を常にペアリングモードにしておくことにより、ユーザは電子機器本体まで足を運ぶ必要がなく、リモコンからペアリング信号を電子機器に送信するだけでペアリングを行うことができる。
しかしながら、電子機器を常にペアリングモードにしておく場合、電子機器内部でIDの登録等のペアリングに関する処理を行うセクションに対し、常に給電しておく必要がある。すなわち、電子機器を常にペアリングモードにしておくことは、消費電力の観点から好ましくない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電力の増加を抑えつつ、簡単な操作でペアリングを行うことができる電子機器等を提供することにある。
本発明の電子機器は、上記課題を解決するために、遠隔操作装置から受信した無線信号に従って動作する電子機器であって、受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電流を供給する電源と、所定の時間間隔で上記電源からペアリング実行手段に電流を供給する電源制御手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明の電子機器の制御方法は、上記課題を解決するために、遠隔操作装置から受信した無線信号に従って動作する電子機器の制御方法であって、上記電子機器は、受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電流を供給する電源とを備え、所定の時間間隔で上記電源からペアリング実行手段に電流を供給する電源制御ステップを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、電源からペアリング実行手段に所定の時間間隔で電流が供給されるので、ペアリング実行手段に電流が供給されている時間帯に重なるように遠隔操作装置から電子機器へと無線信号を送ることでペアリングを行うことができる。すなわち、上記構成によれば、ユーザは、電子機器まで足を運ぶ必要がなく、遠隔操作装置で無線信号を送るだけでペアリングを行うことができる。
また、ペアリング実行手段へは、所定の時間間隔を空けて電流が供給されるので、常時ペアリング実行手段へ電流を供給する場合と比べて消費電力を抑えることができる。
したがって、上記電子機器または電子機器の制御方法によれば、電子機器の消費電力の増加を抑えつつ、遠隔操作装置から無線信号を送信するという簡単な操作でペアリングを行うことができる。
なお、ペアリングとは、電子機器を特定の遠隔操作装置からの指示入力のみを受け付けるようにする技術である。ペアリングを行うためには、予め遠隔操作装置にIDを割り当てておく必要がある。そして、遠隔操作装置のIDを操作対象となる電子機器に登録する。この、遠隔操作装置のIDを電子機器に登録する操作を上記ペアリング実行手段が行う。
そして、遠隔操作装置は、電子機器に送信する無線信号に、上記IDを付して送信する。また、電子機器は、受信した無線信号に付加されているIDと、ペアリングによって登録されたIDとが一致した場合に、受信した無線信号に従って動作するように構成される。これにより、電子機器は、ペアリングした遠隔操作装置からの無線信号のみを受け付けるようになる。
また、上記電源制御手段は、上記ペアリング実行手段がペアリングを実行するために必要とするペアリング所要時間だけ上記ペアリング実行手段に電流を供給することが好ましい。
上記の構成によれば、ペアリング実行手段に電流を供給する時間がペアリング所要時間になっているので、ペアリング実行手段に電流を供給する時間を必要最小限に留めることができ、電力の消費量を一層抑えることができる。なお、ペアリング所要時間は数十ミリ秒程度でよい。
また、上記電子機器は、上記ペアリング実行手段がペアリングを完了したときにペアリングが完了したことを示すペアリング完了信号を送信する送信部を備え、上記電源制御手段は、上記ペアリング実行手段がペアリングを完了したときに、上記送信部に電流を供給することが好ましい。
上記の構成によれば、ペアリングが完了したときに、電子機器から遠隔操作装置へとペアリング完了信号が送信されるので、遠隔操作装置は、ペアリングが完了したことを認識することができる。これにより、例えば電子機器が無線信号の受信に失敗した等の理由でペアリングが実行されなかった場合に、遠隔操作装置は再度無線信号を送信する等の対応をすることができ、無線信号の伝達の確実性を高めることができる。
また、送信部に電流が供給されるのは、ペアリングが完了したときのみである。すなわち、上記構成によれば、ペアリングを行うときには電子機器と遠隔操作装置とで双方向に通信を行い、ペアリングを行わないときには遠隔操作装置から電子機器への片方向で通信を行うことになる。
このように、送信部に電流を供給する時間をペアリングが完了したときのみに限定し、電子機器からの無線信号の送信回数を減らすことによって、電子機器の消費電力をさらに低減することができる。
また、上記遠隔操作装置は、上記ペアリング要求信号を、上記所定の時間間隔と上記ペアリング所要時間とを足し合わせた時間だけ連続して送信することが好ましい。
ペアリング要求信号を上記所定の時間間隔と上記ペアリング所要時間とを足し合わせた時間だけ連続して送信した場合、ペアリング要求信号は、ペアリング実行部に電流が供給されている期間に、ペアリング所要時間だけ重なることになる。したがって、この場合、確実にペアリングを行うことが可能になる。
また、本発明の送受信システムは、上記課題を解決するために、上記電子機器と上記遠隔操作装置とを含む送受信システムである。
したがって、電子機器の消費電力の増加を抑えつつ、遠隔操作装置から無線信号を送信するという簡単な操作でペアリングを行うことができる。
また、本発明の電子機器は、上記課題を解決するために、電子機器を遠隔操作するための遠隔操作装置が送信する無線信号を受信し、受信した無線信号に従って動作する電子機器であって、上記受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電源と、受信した無線信号に上記ペアリング要求信号が含まれているか否かを判定し、ペアリング要求信号が含まれていると判定した場合に、上記電源からペアリング実行手段に電流を供給するペアリング信号判定手段とを備えていることを特徴としている。
そして、本発明の電子機器の制御方法は、上記課題を解決するために、電子機器を遠隔操作するための遠隔操作装置が送信する無線信号を受信し、受信した無線信号に従って動作する電子機器の制御方法であって、上記電子機器は、上記受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電源とを備え、受信した無線信号に上記ペアリング要求信号が含まれているか否かを判定するペアリング信号判定ステップと、上記ペアリング信号判定ステップにて、ペアリング要求信号が含まれていると判定した場合に、上記電源からペアリング実行手段に電流を供給する電源制御ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、電子機器がペアリング要求信号を受信したときのみに、ペアリング実行手段に電流が供給されるので、電子機器の消費電力の増加を抑えつつ、遠隔操作装置から無線信号を送信するという簡単な操作でペアリングを行うことができる。
以上のように、本発明の電子機器は、受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電流を供給する電源と、所定の時間間隔で上記電源からペアリング実行手段に電流を供給する電源制御手段とを備えている構成である。
また、本発明の電子機器の制御方法は、上記電子機器は、受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電流を供給する電源とを備え、所定の時間間隔で上記電源からペアリング実行手段に電流を供給する電源制御ステップを含む構成である。
そして、本発明の送受信システムは、上記課題を解決するために、上記電子機器と上記遠隔操作装置とを含む構成である。
また、本発明の電子機器は、受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電源と、受信した無線信号に上記ペアリング要求信号が含まれているか否かを判定し、ペアリング要求信号が含まれていると判定した場合に、上記電源からペアリング実行手段に電流を供給するペアリング信号判定手段とを備えている構成である。
そして、本発明の電子機器の制御方法は、上記電子機器は、上記受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電源とを備え、受信した無線信号に上記ペアリング要求信号が含まれているか否かを判定するペアリング信号判定ステップと、上記ペアリング信号判定ステップにて、ペアリング要求信号が含まれていると判定した場合に、上記電源からペアリング実行手段に電流を供給する電源制御ステップとを含む構成である。
したがって、電子機器の消費電力の増加を抑えつつ、遠隔操作装置から無線信号を送信するという簡単な操作でペアリングを行うことができるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1ないし図7に基づいて説明すると以下の通りである。まず、本実施形態の送受信システム1の概要について図1に基づいて説明する。図1は、送受信システム1の要部構成を示すブロック図である。図示のように、送受信システム1は、リモコン(遠隔操作装置)11と操作対象機器(電子機器)31とからなる。ここでは、リモコン11と操作対象機器31とをペアリングし、リモコン11で操作対象機器31を操作する例について説明する。
リモコン11は、入力部12、リモコン送信部13、リモコン受信部14、及びリモコン制御部15を備え、リモコン制御部15は、入力信号判定部16、ペアリング信号制御部17、ID信号制御部18、コマンド信号制御部19、及び受信信号判定部20を備えている。
入力部12は、送受信システム1のユーザの指示入力を受け付けるものである。入力部12は、ユーザの指示入力を電気信号に変換してリモコン制御部15の入力信号判定部16に送出する。入力部12は、ユーザが指示入力できるものであれば特に限定されないが、ここでは、入力部12は、ユーザがボタンを押圧したことを検知して、押圧を受けたボタンに対応する電気信号を生成するボタン式であることを想定している。具体的には、入力部12は、操作対象機器31に指示する動作のそれぞれに対応する指示入力ボタンや、ペアリングを実行するためのペアリングボタンを備えている。
リモコン送信部13は、入力部12への指示入力に基づいてリモコン制御部15が生成した指示入力信号を操作対象機器31へと送信する。指示入力信号は、図示のように、ペアリング信号のON/OFF、ID信号、及びコマンド信号のON/OFFという3種類の信号を含んでいる。リモコン送信部13から送信される指示入力信号は、常にこの3種類の信号を含んでいる。なお、これらの各信号の詳細については後述する。さらに、リモコン送信部13は、指示入力信号を送信すると共に、指示入力信号を送信したことを受信信号判定部20に報告する。
また、詳細については後述するが、リモコン送信部13は、ペアリング信号がONであることを示す信号を含む指示入力信号を送信する場合、送信した指示入力信号によって操作対象機器31とのペアリングが完了するために十分な時間だけ指示入力信号を送信し続ける。
指示入力信号の送信は、例えば電波を用いた方式でもよいし、IR(Infrared Ray)を用いた方式でもよく、特に限定されない。ただし、本実施形態では、リモコン11と操作対象機器31とが双方向に通信を行うことを想定しているので、IRを用いる場合、IrSimpleなどの双方向通信が可能な技術を用いることが好ましい。
リモコン受信部14は、操作対象機器31が送信する信号を受信するものであり、リモコン受信部14は、受信した信号をリモコン制御部15の受信信号判定部20に送る。ここでは、操作対象機器31は、リモコン11が送信した指示入力信号を操作対象機器31が受信したことを報告する受信完了信号をリモコン11に送信することを想定しており、リモコン受信部14は、この受信完了信号を受信する。
なお、リモコン受信部14は、操作対象機器31が送信する信号の種類に応じた構成のものを用いればよい。例えば、操作対象機器31が電波で信号を送信する場合、リモコン受信部14は電波を受信できる構成のものを用いればよい。
リモコン制御部15は、リモコン11の各部の動作を統括して制御する。具体的には、入力部12への入力内容を判断し、該判断結果に基づいてリモコン送信部13から操作対象機器31へと送信する指示入力信号を作成する。また、リモコン受信部14が受信した信号の内容を確認し、確認した内容に対応する所定の処理を行う。これらの処理はリモコン制御部15が備える以下の構成によって実行される。
入力信号判定部16は、入力部12に指示入力が行われた場合に、入力部12から信号受け取り、受け取った信号を解析して、ユーザが入力部12にどのような指示入力を行ったかを判定し、判定結果をペアリング信号制御部17に送る。具体的には、入力信号判定部16は、ユーザが入力部12のペアリングボタンを押下したか、それ以外のボタンを押下したかを判定し、判定結果をペアリング信号制御部17に送る。
また、入力信号判定部16は、ペアリングボタン以外のボタンが押下されたと判定した場合、押下されたボタンに割り当てられた命令を図示しない記憶部から読み出してコマンド信号制御部19に送る。
ペアリング信号制御部17は、入力信号判定部16から送られる判定結果に応じて、操作対象機器31にペアリング信号を送信するか否かを決定する。具体的には、ペアリング信号制御部17は、入力信号判定部16からユーザがペアリングボタンを押下したことが伝達された場合、ペアリング信号をONとし、ペアリングボタン以外のボタンが押下されたことが伝達された場合、ペアリング信号をOFFとする。すなわち、指示入力信号に含まれる、ペアリング信号のON/OFFは、ペアリング信号制御部17によって決定される。
なお、ペアリング信号がOFFである場合、指示入力信号には、ペアリング信号が含まれていないことを示す信号が含まれることになり、ペアリング信号がONである場合、指示入力信号にはリモコン11とのペアリングを要求するペアリング信号が含まれることになる。このペアリング信号を操作対象機器31が受信することによってペアリングが行われる。
ID信号制御部18は、操作対象機器31に送信する指示入力信号にリモコン11のIDを付加する。すなわち、指示入力信号に含まれるID信号は、リモコン11に予め割り当てられたIDを示す信号であり、ID信号制御部18によって付加される。なお、リモコン11のIDは、リモコン11が備える図示しない記憶部に格納されているものとする。
コマンド信号制御部19は、入力信号判定部16が判定したユーザの指示入力に対応する命令を操作対象機器31に実行させるためのコマンド信号を生成する。すなわち、指示入力信号に含まれるコマンド信号は、コマンド信号制御部19によって付加される。
例えば、操作対象機器31がテレビであり、ユーザが入力部12に対してテレビのチャンネルを切り替えるという指示入力を行った場合、コマンド信号制御部19は、テレビにチャンネルを切り替えるように指示するコマンド信号を生成する。なお、ユーザがペアリングボタンを押下した場合、コマンド信号制御部19は、コマンド信号がOFFである旨のコマンド信号を生成する。
そして、コマンド信号制御部19は、ペアリング信号制御部17によって決定されたペアリング信号のON/OFFを示す信号と、ID信号制御部18が読み出したID信号と、コマンド信号制御部19が生成したコマンド信号とを指示入力信号としてリモコン送信部13に送る。この指示入力信号がリモコン送信部13から操作対象機器31へと送信されることになる。
受信信号判定部20は、リモコン送信部13が指示入力信号を送信するときに生成する指示入力信号の送信報告を受け取ると共に、操作対象機器31が送信し、リモコン受信部14が受信した受信完了信号を受け取る。すなわち、受信信号判定部20は、指示入力信号の送信報告を受け取ったあと、受信完了信号を受け取ることにより、指示入力信号が操作対象機器31に受信されたことを確認することができる。
続いて、操作対象機器31について説明する。操作対象機器31は、図示のように、受信部32、送信部33、電源34、ペアリング処理部(ペアリング実行手段)35、記憶部36、時計37、コマンド実行部38、及び操作対象機器制御部39を備え、操作対象機器制御部39は、電源制御部(電源制御手段)40、ID信号判定部41、及びコマンド信号判定部42を備えている。
受信部32は、リモコン11から送信される指示入力信号を受信し、受信した指示入力信号をペアリング処理部35に送る。また、送信部33は、リモコン11から送信される指示入力信号を操作対象機器31が受け取ったことを示す受信完了信号をリモコン11に送る。詳細については後述するが、送受信システム1では、ペアリングを行う場合のみ双方向の通信を行い、それ以外の指示入力を行う場合にはリモコン11から操作対象機器31への片方向で通信を行うことにより、操作対象機器31の消費電力を低く抑えている。
電源34は、操作対象機器31の各構成が動作するために必要な電流を供給するものである。図1では、図が煩雑になることを防ぐため、電源34がペアリング処理部35に給電している様子のみを示しているが、電源34は、受信部32や送信部33、操作対象機器制御部39、コマンド実行部38等にも給電している。
なお、詳細については後述するが、電源34からの送信部33及びペアリング処理部35への電流の供給は、操作対象機器制御部39の電源制御部40によって制御されている。
ペアリング処理部35は、受信部32から送られる指示入力信号に含まれるペアリング信号のON/OFFを判定する。そして、ペアリング処理部35は、ペアリング信号がONである場合に、ペアリング信号と共に送られてきたID信号からリモコン11のIDを抽出して記憶部36に記録する処理、すなわちペアリング処理を行う。
ただし、ペアリング処理部35に電源34から電流の供給がない場合には、受信部32から送られてきた指示入力信号は、そのまま操作対象機器制御部39のID信号判定部41に送られるようになっている。
記憶部36は、図示していないが、主記憶部と主記憶部の記憶容量を補う補助記憶部とからなり、補助記憶部には操作対象機器31で用いられるデータや、操作対象機器制御部39やペアリング処理部35で使用されるプログラム等が格納されており、主記憶部を用いて操作対象機器制御部39やペアリング処理部35等が動作している。また、補助記憶部には、ペアリング相手(この場合、リモコン11)のIDが格納される。
時計37は、時間の経過を計測するものであり、操作対象機器制御部39の電源制御部40に接続している。すなわち、操作対象機器31では、時計37が計測する時間の経過に従って、電源制御部40が電流の供給先を変化させるようになっている。時計37は、時間の経過を電源制御部40が読み取れるものであれば特に限定されないが、ここでは、時計37は、電源制御部40の指示により時間のカウントアップを開始し、電源制御部40の指示により、カウントをゼロに戻すことができる構成であることを想定している。
コマンド実行部38は、リモコン11から送られてくる指示入力信号に従って、操作対象機器31を動作させるものである。例えば、操作対象機器31がテレビであり、テレビのチャンネルを切り替える旨のコマンド信号を含む指示入力信号を受信した場合、コマンド実行部38は、チャンネルを切り替える処理を実行する。
操作対象機器制御部39は、操作対象機器31の各構成を統括して制御する。具体的には、操作対象機器制御部39は、電源34からペアリング処理部35への電流の供給や、電源34から送信部33への電流の供給を許可したり停止したりする。また、操作対象機器制御部39は、リモコン11から送られてくる指示入力信号に応じた動作の実行指示を行う。これらの処理は操作対象機器制御部39が備える以下の構成によって実行される。
電源制御部40は、時計37を参照しながら電源34からの電流の供給先の変更を行う。具体的には、電源制御部40は、時計37が計測する所定の時間間隔でペアリング処理部35への通電を開始または停止すると共に、ペアリング処理部35がペアリングを完了したときに送信部33に通電を開始し、送信部33から受信完了信号が送信された後、送信部33への通電を停止する。
ID信号判定部41は、リモコン11から送られてくる指示入力信号に含まれるID信号が、記憶部36に格納されているID信号と一致するか否かを調べることによって、受信した指示入力信号がペアリング相手(この場合リモコン11)からの信号であるか否かを調べる。そして、ID信号判定部41は、受信した指示入力信号がペアリング相手(リモコン11)からの信号であると確認した場合に、当該指示入力信号をコマンド信号判定部42に送る。
コマンド信号判定部42は、ID信号判定部41から受け取った指示入力信号に含まれるコマンド信号を抽出し、抽出したコマンド信号をコマンド実行部38が処理可能な命令形式に変換してコマンド実行部38に送る。これにより、コマンド実行部38は、コマンド信号に応じた動作を行うことができる。
以上の構成を備える送受信システム1の動作例について説明する。なお、ここでは、リモコン11にペアリングボタン以外のボタン入力を行った場合にリモコン11から送信される指示入力信号を通常コマンドとよび、リモコン11にペアリングボタンの入力を行った場合にリモコン11から送信される指示入力信号をペアリングコマンドとよぶ。すなわち、リモコン11が送信する指示入力信号はペアリングコマンドと通常コマンドとの2通りに分けることができる。
一方、リモコン11の操作対象である操作対象機器31には、リモコン11のIDが記憶部36に記憶されている状態とそうでない状態、すなわちリモコン11と操作対象機器31とがペアリングされている状態とペアリングされていない状態との2通りの状態がある。
ここでは、送受信システム1の動作例として、ペアリングされていない状態で操作対象機器31が通常コマンドを受信した場合、ペアリングされていない状態で操作対象機器31がペアリングコマンドを受信した場合、及びペアリングされている状態で操作対象機器31が通常コマンドを受信した場合について、図2(a)〜(c)に基づいて説明する。
同図(a)は、ペアリングを行う前の状態、すなわちリモコン11と操作対象機器31とがペアリングされていない状態で操作対象機器31が通常コマンドを受信した場合の動作例を説明する図である。図示のように、通常コマンドには、ペアリング信号OFF、ID信号、コマンド信号という3種類の信号が含まれている。
ここで、コマンド信号について説明する。上述のように指示入力信号には、コマンド信号のON/OFFが含まれている。ここで、コマンド信号がOFFの場合は、コマンド信号がOFFであることを示す信号が指示入力信号に含まれることになる。一方、コマンド信号がONの場合は、具体的な操作対象機器31への命令の内容が指示入力信号に含まれることになる。
例えば、図2(a)の例では、ペアリングボタン以外のボタンが押下されたことを想定しているので、押下されたボタンに対応付けられている命令の内容が指示入力信号に含まれることになる。例えば、操作対象機器31がテレビであり、リモコン11が備える、テレビのチャンネル切り替えボタンが押下された場合には、チャンネル切り替えを命令するコマンド信号が指示入力信号に含まれることになる。
図2(a)に示すように、通常コマンドではペアリング信号がOFFであるから、操作対象機器31ではペアリングは行われず、ID信号に含まれるIDが記憶部36に登録されているか否かの確認が行われる。ここでは、ペアリングを行う前の状態であることを想定しているので、記憶部36にはIDが登録されていない。したがって、操作対象機器31は、受信したID信号に含まれるIDは登録されていないと判断し、受信したコマンド信号を破棄する。すなわち、この状態では、リモコン11と操作対象機器31とは通信を行うことができない。
同図(b)は、ペアリングされていない状態で操作対象機器31がペアリングコマンドを受信した場合の動作例を説明する図である。図示のように、ペアリングコマンドには、ペアリング信号ON、ID信号、コマンド信号OFFという3種類の信号が含まれている。
図2(b)に示すように、ペアリングコマンドにはペアリング信号がONであることを示す信号が含まれているので、操作対象機器31ではペアリングが行われる。すなわち、操作対象機器31は、受信したペアリングコマンドのID信号に含まれるIDを記憶部36に記憶する。このようにしてペアリングを行うことにより、リモコン11と操作対象機器31とは通信を行うことが可能になる。なお、ペアリングコマンドでは、コマンド信号は、OFFになっているので、操作対象機器31は、ペアリング以外に実行すべき命令は受信していないと判断する。
同図(c)は、ペアリングをした後、すなわちペアリングされている状態で操作対象機器31が通常コマンドを受信した場合の動作例を示す図である。通常コマンドを入力すると、リモコン11からは、ペアリング信号がOFFであることを示す信号と、ID信号と、コマンド信号とが送信される。
通常コマンドを受信した操作対象機器31は、受信したID信号に含まれるIDが記憶部36に登録されているか否かを確認する。ここでは、ペアリング後の状態であることを想定しているので、操作対象機器31は、受信した信号に含まれるIDと登録されているIDとが一致すると判断し、受信したコマンド信号に対応する動作を実行する。すなわち、この状態では、リモコン11と操作対象機器31とは通信を行うことができる。
このように、送受信システム1では、リモコン11が送信する信号には、常にペアリング信号のON/OFFを示す信号、リモコン11のIDを示す信号、及びコマンドを示す信号の3種類が含まれている。そして、操作対象機器31は、これら3種類の信号を解析することによって所定の動作を行うようになっている。
なお、既にペアリングされている状態において操作対象機器31がペアリングコマンドを受信した場合、記憶部36に登録されているIDに、新たに受信したIDを上書きするようになっている。これにより、例えばリモコン11を新しいものに買い換えたような場合でも、新しいリモコンと操作対象機器31とを容易にペアリングすることが可能になる。
ところで、操作対象機器31では、電力の消費を抑えるために、ペアリングを行うことができるペアリングモードとペアリングを行うことができない非ペアリングモードとが周期的に切り替わるようになっている。そして、リモコン11によるペアリング信号がONであることを示す信号の送信時間は、操作対象機器31のペアリングモード中にペアリング信号を送ることができる長さに設定されている。
なお、ペアリングモードは、電源制御部40によって電源34からペアリング処理部35へと電流が供給されている状態を指す。
これについて、図3に基づいて説明する。図3は、操作対象機器31におけるペアリングモードの周期とリモコン11が送信するペアリング信号の送信時間との関係を示す図である。同図の斜線部は、操作対象機器31がペアリングモードである期間を示し、それ以外の期間は非ペアリングモードであることを示している。すなわち、操作対象機器31は、T秒周期でp秒間ペアリングモードとなる。ここでは、pをペアリングモード継続時間とよぶ。
ペアリングを行うためには、操作対象機器31のペアリングモード中にペアリング信号がONであることを示す信号を送る必要がある。そこで、リモコン11では、T+p秒の間、ペアリング信号がONであることを示す信号を送り続ける。この場合、図示のように、リモコン11から送信するペアリング信号がONであることを示す信号は、必ずペアリングモードに当たることになり、確実にペアリングを実行することができる。
なお、ペアリングモード継続時間pは、ペアリング処理を行うための必要最小限の時間であればよく、例えば数十ミリ秒とすることができる。このように、pはごく短い時間でよいので、送受信システム1では、常時ペアリングを可能にしながら、操作対象機器31の消費電力の増加を抑えることができる。
また、Tが長すぎると、ユーザがペアリングコマンドを入力した後、ペアリングが完了するまでの時間が長くなってしまうことがある。一方、Tが短すぎると操作対象機器31がペアリングモードとなっている時間が相対的に長くなり、電力消費量が上がってしまう。そこで、Tは、ユーザがペアリング終了までに要する時間の長さにストレスを感じない範囲内で、できるだけ長いことが好ましく、例えば3秒程度にすればよい。
また、図3では、説明のため、ペアリングが終了した後も、ペアリング信号がONであることを示す信号を送り続けるように記載している。しかしながら、ペアリングが終了すると、操作対象機器31からリモコン11へと、ペアリングの終了を告げる受信完了信号が送られるので、リモコン11は、この受信完了信号の受信を受けて、ペアリング信号の送信を停止するようにしてもよい。これにより、リモコン11の信号送信時間を短縮してリモコン11の消費電力を抑えることができる。
続いて、送受信システム1における処理の流れについて図4〜図6に基づいて説明する。図4は、リモコン11による信号送信処理の一例を示すフローチャートである。ユーザが入力部12に設けられたボタンを押すと(S1)、入力信号が入力部12から入力信号判定部16へと送られる。そして、入力信号判定部16は、受け取った入力信号を解析して、ユーザが押したボタンがペアリングボタンであるか否かを判定する(S2)。
ペアリングボタンである場合(S2でYES)、ペアリング信号制御部17は操作対象機器31に送信する指示入力信号のペアリング信号をONにし(S3)、ID信号制御部18は操作対象機器31に送信する指示入力信号にID信号を付加し(S4)、コマンド信号制御部19は操作対象機器31に送信する指示入力信号のコマンド信号をOFFにする(S5)。
そして、この指示入力信号は、リモコン送信部13に送られ、リモコン送信部13から操作対象機器31へと送信される(S6)。なお、この場合、ペアリング信号がONであるから、リモコン送信部13は、p+T秒間だけ指示入力信号を送信し続ける。また、リモコン送信部13は、指示入力信号を送信すると共に、指示入力信号を送信したことを受信信号判定部20に報告する。
受信信号判定部20は、指示入力信号の送信報告を受けると、ペアリングの完了を示す受信完了信号が操作対象機器31から送られてくるのを待ち受ける(S7)。受信信号判定部20が、所定の時間内に受信完了信号の受信を確認した場合(S7でYES)、操作対象機器31は、ユーザのボタン操作を待ち受ける状態に戻る。
一方、所定の時間が経過した後も受信完了信号が確認できない場合(S7でNO)、受信信号判定部20は、リモコン送信部13に指示して再度指示入力信号を送信させる。なお、指示入力信号を再送信する場合には、例えば指示入力信号を送信する際の周波数を変える等することで指示入力信号を操作対象機器31に伝達する成功率を高めることができる。
ここで、S2で入力信号判定部16が、ユーザが押したボタンがペアリングボタンではないと判断した場合(S2でNO)、ペアリング信号制御部17は指示入力信号のペアリング信号をOFFとし(S8)、ID信号制御部18は指示入力信号にID信号を付加し(S9)、コマンド信号制御部19は指示入力信号のコマンド信号をONにする(S10)。なお、コマンド信号をONにするとは、ユーザが押したボタンに対応する動作を操作対象機器31に実行させるための命令をコマンド信号として生成し、このコマンド信号を指示入力信号に付加する処理を指す。
そして、この指示入力信号は、リモコン送信部13に送られ、リモコン送信部13から操作対象機器31へと送信される(S11)。指示入力信号を送信した後、リモコン11はユーザのボタン操作を待ち受ける状態に戻る。
なお、図4のフローチャートでは、ペアリングを行う場合にのみ、受信完了信号の確認を行う例を示しているが、通常コマンドの送信を行う場合にも、受信完了信号の確認を行う構成としてもよい。この場合、図4のフローチャートにおけるS11の後に、受信完了信号を受信したか否かを確認するステップを設け、通常コマンドを送信した後、所定の時間内に受信完了信号が確認できない場合、操作対象機器31に上記通常コマンドを再送信するようにすればよい。
この場合、操作対象機器31が受信に失敗したときに通常コマンドが再送信されるので、確実に通常コマンドを操作対象機器31に伝達することができる。ただし、この場合、操作対象機器31において、通常コマンドの受信時にも送信部33に通電しておく必要があり、また送信部33から信号を送信する回数が増えるので消費電力は図4のフローチャートの例と比べて高くなってしまう。
続いて、操作対象機器31における処理の流れについて、図5に基づいて説明する。図5は、操作対象機器31における処理の一例を示すフローチャートである。操作対象機器31が処理を開始すると、まず、電源制御部40は、時計37が示す時間tを0に戻して時間のカウントアップを開始させると共に、電源34に指示を送り、ペアリング処理部35に通電する。これにより、操作対象機器31はペアリングモードとなる(S21)。
ペアリングモードにおいて、リモコン11から指示入力信号を受信した場合、ペアリングモードにおける信号受信処理である信号受信処理(1)が実行される(S22)。信号受信処理(1)の詳細については後述する。
そして、電源制御部40は、時計37を参照して、時間tがペアリングモード継続時間p以上であるか否かを確認する(S23)。時間tがペアリングモード継続時間pより小さい場合(S23でNO)、電源制御部40は、ペアリング処理部35及び送信部33への通電を維持する。すなわち、時間tがペアリングモード継続時間pより小さい期間は、信号受信処理(1)を行うようになっている。
一方、時間tがペアリングモード継続時間p以上となった場合(S23でYES)、電源制御部40は、電源34からペアリング処理部35への通電を停止する。これにより、操作対象機器31は、ペアリングを行うことができない非ペアリングモードへと移行する(S24)。
非ペアリングモードにおいて、リモコン11から指示入力信号を受信した場合、非ペアリングモードにおける信号受信処理である信号受信処理(2)が実行される(S25)。信号受信処理(2)の詳細については後述する。
そして、電源制御部40は、時計37を参照して、時間tがペアリング周期T以上であるか否かを確認する(S26)。時間tがペアリング周期Tより小さい場合(S26でNO)、電源制御部40は、ペアリング処理部35及び送信部33への通電を停止したままにしておく。すなわち、時間tがペアリング周期Tより小さい期間は、信号受信処理(2)を行うようになっている。
一方、時間tがペアリング周期T以上となった場合(S26でYES)、処理はS21に戻り、電源制御部40は、時計37が示す時間tを0に戻すと共に、電源34からペアリング処理部35への通電を再開する。これにより、操作対象機器31は、再びペアリングモードへと移行する。
続いて、図5のフローチャートにおける信号受信処理(1)の詳細について、図6に基づいて説明する。図6は、信号受信処理(1)の一例を示すフローチャートである。上述のように、信号受信処理(1)は、ペアリングモード時に指示入力信号を受信した場合の処理である。
まず、受信部32は、指示入力信号の受信の有無を確認する(S31)。受信部32が指示入力信号の受信を確認できない場合(S31でNO)、信号受信処理(1)は終了する。一方、受信部32が指示入力信号の受信を確認した場合(S31でYES)、受信部32は受信した指示入力信号をペアリング処理部35に送る。
ペアリングモード時には、ペアリング処理部35に電流が供給されており、電流が供給されているペアリング処理部35は、受け取った指示入力信号のペアリング信号がONであるか否かを確認する(S32)。
受け取った信号のペアリング信号がONであると判断した場合(S32でYES)、ペアリング処理部35は、受け取った指示入力信号のID信号に含まれるIDを読み取って記憶部36に格納し、リモコン11をペアリング相手として登録する(S33)。これにより、リモコン11と操作対象機器31とのペアリングが完了する。
続いて、ペアリング処理部35は、電源制御部40に指示して送信部33への通電を開始させると共に、送信部33に指示してペアリング信号の受信が完了したことを示す受信完了信号をリモコン11に送信させる(S34)。これにより、リモコン11はペアリングが無事に完了したことを認識することができる。そして、受信完了信号の送信が終了すると、ペアリング処理部35は、電源制御部40に指示して送信部33への通電を停止させ、信号受信処理(1)は終了する。
なお、受信完了信号を送信しない構成とすることもでき、受信完了信号を送信しない場合、操作対象機器31は、送信部33を備えている必要がなく、またリモコン11はリモコン受信部14を備えている必要がない。すなわち、この場合、操作対象機器31及びリモコン11の構成を簡略化できると共に、さらに省電力な構成とすることができる。
しかしながら、例えばリモコン11と操作対象機器31との間に障害物があるような場合、リモコン11が送信する信号が操作対象機器31に到達しないということも考えられ、この場合、ユーザはペアリングが実行されたかどうかを確認することが難しい。したがって、操作対象機器31は、ペアリング信号の受信が完了したことを示す受信完了信号をリモコン11に送信することが好ましい。
ここで、S32においてペアリング信号がONではない、すなわちペアリング信号がOFFであると判定した場合(S32でNO)、ペアリング処理部35は、受信した指示入力信号をそのままID信号判定部41に送る。ID信号判定部41は、記憶部36を参照し、受け取った信号に含まれるIDが、ペアリング対象として登録されたリモコン11のIDと一致するか否かを確認する(S35)。
一致しない場合(S35でNO)、そのまま信号受信処理(1)は終了し、この場合、受信したコマンド信号が示す命令は実行されない。一方、一致する場合(S35でYES)、ID信号判定部41は、受け取った信号をコマンド信号判定部42に送る。そして、コマンド信号判定部42は、コマンド実行部38に、上記指示入力信号に含まれるコマンド信号が示す命令を実行するように指示する。これにより、コマンド実行部38がコマンド信号に対応する動作を実行することになる(S36)。そして、コマンド実行部38がコマンドを実行した後、信号受信処理(1)は終了する。
次に、信号受信処理(2)について図7に基づいて説明する。図7は、信号受信処理(2)の一例を示すフローチャートである。上述のように、信号受信処理(2)は、非ペアリングモード時に指示入力信号を受信した場合の処理である。
まず、受信部32は、指示入力信号の受信の有無を確認する(S41)。受信部32が指示入力信号の受信を確認できない場合(S41でNO)、信号受信処理(2)は終了する。一方、受信部32が信号の受信を確認した場合(S41でYES)、受信部32は受信した指示入力信号をペアリング処理部35に送る。
非ペアリングモード時には、ペアリング処理部35に電流が供給されておらず、電流が供給されていないペアリング処理部35に送られた指示入力信号は、そのままID信号判定部41に送られる。そして、ID信号判定部41は、記憶部36を参照し、受け取った指示入力信号のID信号に含まれるIDが、ペアリング対象として登録されたリモコン11のIDと一致するか否かを確認する(S42)。
一致しない場合(S42でNO)、そのまま信号受信処理(2)は終了し、この場合、受信したコマンド信号が示す命令は実行されない。一方、一致する場合(S42でYES)、ID信号判定部41は、受け取った指示入力信号をコマンド信号判定部42に送る。コマンド信号判定部42は、コマンド実行部38に、上記指示入力信号に含まれるコマンド信号が示す命令を実行するように指示する。これにより、コマンド実行部38がコマンド信号に対応する動作を実行することになる(S43)。そして、コマンド実行部38がコマンドを実行した後、信号受信処理(2)は終了する。
以上のように、本実施形態の送受信システム1では、操作対象機器31が定期的にペアリングモードに移行する構成であり、また、指示入力信号は、操作対象機器31のペアリングモード中に受信されるような時間だけ送信される。したがって、上記送受信システム1では、リモコン11のペアリングボタンを押すだけでいつでも簡単にペアリングを行うことができると共に、常時ペアリングを受け付けることによる消費電力の増加を最小限に留めることができる。
〔実施の形態2〕
次に、本発明の他の実施形態について、図8〜図10に基づいて説明する。図8は、本実施形態の送受信システム51の要部構成を示すブロック図である。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図示のように、送受信システム51は、リモコン61と操作対象機器71とからなる。リモコン61は、図1に示すリモコン11と比べて、リモコン送信部13がリモコン送信部62に変わっている点が異なる。また、操作対象機器71は、図1に示す操作対象機器31と比べて、ペアリング信号判定部72を備えている点が異なり、またペアリング処理部35がペアリング処理部73に変わり、操作対象機器制御部39が操作対象機器制御部74に変わっている点が異なる。
リモコン送信部62は、リモコン11のリモコン送信部13と比べて、ペアリング信号がONの場合における指示入力信号の送信時間が異なる。すなわち、リモコン送信部13はT+pの期間信号を送信し続けていたが、リモコン送信部62はペアリング信号のON/OFFに関わらず、信号の送信時間は一定である。送受信システム51では、T+pの期間だけ指示入力信号を送信しなくてもペアリングが可能になっている。
ペアリング信号判定部72は、受信部32が受信した指示入力信号に含まれるペアリング信号がONであるか、OFFであるかを判定する。そして、ペアリング信号判定部72は、ペアリング信号がONであると判定した場合に、電源34からペアリング処理部73への通電を開始させ、ペアリングを行うために必要な所定の時間だけペアリング処理部73に通電させた後、再度ペアリング処理部73への通電を停止させる。
すなわち、操作対象機器71は、指示入力信号に含まれるペアリング信号がONである場合に、所定の時間だけペアリングモードに移行する構成である。
なお、ペアリング信号がOFFであると判定した場合には、ペアリング信号判定部72は、受信部32から受け取った指示入力信号をそのまま操作対象機器制御部74のID信号判定部41に送る。ペアリング処理部73は、ペアリング信号のON/OFFの判定を行わない点を除けばペアリング処理部35と同様の処理を行う。また、操作対象機器制御部74と、操作対象機器制御部39とは電源制御部40を備えていない点を除けば同様の構成であるから、ここでは説明を省略する。
このように、操作対象機器71では、指示入力信号に含まれるペアリング信号がONであると判定した場合にのみペアリングモードになるので、常時ペアリングを可能にすることによる消費電力の増加を抑えながら、リモコン61からの操作のみでいつでもペアリングを行うことができる。
送受信システム51における処理の流れについて、図9及び図10に基づいて説明する。図9は、リモコン61における信号送信処理の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートは、図4のフローチャートにおけるS6がS51に変わっている以外は同様の処理である。
S51では、ペアリング信号ON、ID信号、及びコマンド信号OFFの3種類の信号を含む指示入力信号がリモコン送信部62から操作対象機器71へと送信される。このときの指示入力信号の送信時間は、該指示入力信号を操作対象機器71が読み取れる時間以上であればよく、送受信システム1における通常コマンドの送信時間と同程度でよい。したがって、リモコン61ではリモコン11と比べてペアリングを行うときの指示入力信号の送信時間を短くすることができ、これにより消費電力を抑えることができる。
続いて、送受信システム51の操作対象機器71における信号受信処理の流れについて図10に基づいて説明する。図10は、操作対象機器71における信号受信処理の一例を示すフローチャートである。
まず、受信部32は、指示入力信号の受信を待ち受け、指示入力信号の受信を確認した場合(S61でYES)に、受信部32は受信した指示入力信号をペアリング信号判定部72に送る。そして、ペアリング信号判定部72は、受け取った指示入力信号のペアリング信号がONであるか否かを確認する(S62)。
受け取った信号のペアリング信号がONであると判断した場合(S62でYES)、ペアリング信号判定部72は、電源34からペアリング処理部73への通電を開始させる。これにより、操作対象機器71はペアリングモードに移行する(S63)。そして、ペアリング信号判定部72は、電流が供給されたペアリング処理部73に、上記受信した指示入力信号を送る。
ペアリング処理部73は、受け取った指示入力信号のID信号に含まれるIDを読み取って記憶部36に格納し、リモコン61をペアリング相手として登録する(S64)。これにより、リモコン61と操作対象機器71とのペアリングが完了する。
続いて、ペアリング処理部73は、送信部33に指示し、ペアリング信号の受信が完了したことを示す受信完了信号をリモコン61に送信させる(S65)。これにより、リモコン61はペアリングが無事に完了したことを認識することができる。そして、受信完了信号の送信が終了すると、S61の指示入力信号を待ち受ける処理に戻る。
ここで、S62においてペアリング信号がONではない、すなわちペアリング信号がOFFであると判定した場合(S62でNO)、ペアリング信号判定部72は、受信した指示入力信号をそのままID信号判定部41に送る。ID信号判定部41は、記憶部36を参照し、受け取った指示入力信号のID信号に含まれるIDが、ペアリング対象として登録されたIDと一致するか否かを確認する(S66)。
一致しない場合(S66でNO)、S61の指示入力信号を待ち受ける処理に戻り、この場合、受信したコマンド信号が示す命令は実行されない。一方、一致する場合(S66でYES)、ID信号判定部41は、受け取った指示入力信号をコマンド信号判定部42に送る。
そして、コマンド信号判定部42は、コマンド実行部38に、上記指示入力信号に含まれるコマンド信号が示す命令を実行するように指示する。これにより、コマンド実行部38がコマンド信号に対応する動作を実行することになる(S67)。そして、コマンド実行部38がコマンドを実行した後、S61の指示入力信号を待ち受ける処理に戻る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、リモコン11及びリモコン61、操作対象機器31及び操作対象機器71の各ブロック、特にリモコン制御部15、操作対象機器制御部39、操作対象機器制御部74、ペアリング処理部35、及びペアリング処理部73は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、リモコン11及びリモコン61、操作対象機器31及び操作対象機器71は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるリモコン11及びリモコン61、操作対象機器31及び操作対象機器71の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記リモコン11及びリモコン61、操作対象機器31及び操作対象機器71に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、リモコン11及びリモコン61、操作対象機器31及び操作対象機器71を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明の送受信システムは、消費電力を抑えながら簡単な操作でいつでもペアリングを行うことを可能にするので、テレビ、パソコン、ビデオ、DVDプレイヤー、エアコン等様々な電子機器とその電子機器を操作するリモコンとで構成される送受信システムに適用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、送受信システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、同図(a)は、ペアリングを行う前の状態で操作対象機器が通常コマンドを受信した場合の動作例を説明する図であり、同図(b)は、ペアリングされていない状態で操作対象機器がペアリングコマンドを受信した場合の動作例を説明する図であり、同図(c)は、ペアリングをした後に操作対象機器が通常コマンドを受信した場合の動作例を示す図である。 上記操作対象機器におけるペアリングモードの周期と本発明のリモコンが送信するペアリング信号の送信時間との関係を示す図である。 上記リモコンによる信号送信処理の一例を示すフローチャートである。 上記操作対象機器における処理の一例を示すフローチャートである。 上記操作対象機器における処理に含まれる信号受信処理(1)の一例を示すフローチャートである。 上記操作対象機器における処理に含まれる信号受信処理(2)の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、上記とは別のリモコンと操作対象機器とからなる送受信システムの要部構成を示すブロック図である。 上記リモコンにおける信号送信処理の一例を示すフローチャートである。 上記操作対象機器における信号受信処理の一例を示すフローチャートである。 リモコンで電子機器を操作する場合に、誤った操作対象を操作してしまう現象を説明する図である。 ペアリングの概要を説明する図である。 従来のペアリング操作を説明する図である。
符号の説明
1 送受信システム
11 リモコン(遠隔操作装置)
12 入力部
13 リモコン送信部
14 リモコン受信部
15 リモコン制御部
16 入力信号判定部
17 ペアリング信号制御部
18 ID信号制御部
19 コマンド信号制御部
20 受信信号判定部
31 操作対象機器(電子機器)
32 受信部
33 送信部
34 電源
35 ペアリング処理部(ペアリング実行手段)
36 記憶部
37 時計
39 操作対象機器制御部
40 電源制御部(電源制御手段)
41 ID信号判定部
42 コマンド信号判定部
51 送受信システム
61 リモコン(遠隔操作装置)
71 操作対象機器(電子機器)
72 ペアリング信号判定部
73 ペアリング処理部
74 操作対象機器制御部

Claims (8)

  1. 遠隔操作装置から受信した無線信号に従って動作する電子機器であって、
    受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、
    上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電流を供給する電源と、
    所定の時間間隔で上記電源からペアリング実行手段に電流を供給する電源制御手段とを備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 上記電源制御手段は、上記ペアリング実行手段がペアリングを実行するために必要とするペアリング所要時間だけ上記ペアリング実行手段に電流を供給することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記ペアリング実行手段がペアリングを完了したときにペアリングが完了したことを示すペアリング完了信号を送信する送信部を備え、
    上記電源制御手段は、上記ペアリング実行手段がペアリングを完了したときに、上記送信部に電流を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 請求項2に記載の電子機器を遠隔操作する遠隔操作装置であって、
    上記ペアリング要求信号を、上記所定の時間間隔と上記ペアリング所要時間とを足し合わせた時間だけ連続して送信することを特徴とする遠隔操作装置。
  5. 請求項2または3の何れかに記載の電子機器と請求項4に記載の遠隔操作装置とを含む送受信システム。
  6. 電子機器を遠隔操作するための遠隔操作装置が送信する無線信号を受信し、受信した無線信号に従って動作する電子機器であって、
    上記受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、
    上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電源と、
    受信した無線信号に上記ペアリング要求信号が含まれているか否かを判定し、ペアリング要求信号が含まれていると判定した場合に、上記電源からペアリング実行手段に電流を供給するペアリング信号判定手段とを備えていることを特徴とする電子機器。
  7. 遠隔操作装置から受信した無線信号に従って動作する電子機器の制御方法であって、
    上記電子機器は、受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電流を供給する電源とを備え、
    所定の時間間隔で上記電源からペアリング実行手段に電流を供給する電源制御ステップを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
  8. 電子機器を遠隔操作するための遠隔操作装置が送信する無線信号を受信し、受信した無線信号に従って動作する電子機器の制御方法であって、
    上記電子機器は、上記受信した無線信号に上記遠隔操作装置とのペアリングを要求するペアリング要求信号が含まれている場合に、上記遠隔操作装置とのペアリングを行うペアリング実行手段と、上記ペアリング実行手段をペアリング実行可能にするための電源とを備え、
    受信した無線信号に上記ペアリング要求信号が含まれているか否かを判定するペアリング信号判定ステップと、
    上記ペアリング信号判定ステップにて、ペアリング要求信号が含まれていると判定した場合に、上記電源からペアリング実行手段に電流を供給する電源制御ステップとを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
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