JP2009027519A - 監視システム及び監視方法 - Google Patents

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Ryuichi Kondo
隆一 近藤
Yusuke Katagiri
雄佑 片桐
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Abstract

【課題】善良な利用者には、各種情報、娯楽性の高い映像を表示し、不審者には、心理的に圧迫感を与える映像を表示するシステムを安価かつ簡単にを提供することを課題とする。
【解決手段】監視カメラの設置場所を往来する特定の人物の顔データを蓄積し、監視カメラで撮像された映像データから被監視者の顔を認識し、認識された顔データと前記蓄積されている顔データとの一致の有無を照合し、一致する顔データの有無により、監視度を演算して判定し、判定結果により、撮像された映像の加工の種類を選択して加工処理し、加工処理された映像を監視者用モニタに配信する監視サーバを有し、この配信映像を前記監視カメラから被監視者を撮像可能な場所に設置され、この被監視者が閲覧可能な被監視者用モニタにも配信する監視システム及び監視方法を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の場所に設置して映像を撮像する監視カメラと、監視者が閲覧可能な場所に設置し、前記撮像された映像を表示する監視者用モニタとを有する監視システム及び監視方法に関する。
近年、建物、施設の大型化、あるいは情報技術の発達に伴い不審者の侵入を牽制する監視システムの導入が重要視されている。
たとえば、エレベータの防犯を目的として、防犯カメラで撮影される映像から顔画像を抽出したか否かを判断し、抽出された場合には、行き先階登録許可信号を発生し、エレベータ制御盤は、この信号を受けた場合、行き先階登録処理を行なうエレベータ防犯システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
通常、監視カメラは、エレベータの天井付近に設置され、一方、エレベータ乗降の際、利用者は、足元を見るため、上記顔画像の抽出がスムーズにいかない場合がある。そこで、上記従来技術によれば、利用者に対して前記防犯カメラに顔を向けさせるようなメッセージを発生させる音声信号発生器を設けている。
特開2005−255274(請求項5の記載、6ページの記載)
しかし、防犯機能ひいては監視機能を優先させてシステムを構築すると、不審者以外の善良な利用者に対しても、監視システムを顕在化させ、監視されていることを認識させるため、違和感、嫌悪感を与えるという不都合があった。
特に、来訪者を歓迎する施設などでは、このような監視システムを設けると印象が悪くなり、マイナス効果を与える可能性があった。
また、監視カメラを使わずに高度のセキュリティをはかるためには、建物内に出入りする者にIDカードを付与し、建物内の随所にIDカードのリーダを設置する方法も考えられるが、設置コストと設置作業負担が増大するという問題があった。
ところで、近年、ワークスペース、パブリックスペース、ホテル、大型ビル内のエントランスなどに、情報配信用のモニタが設置され、ユビキタス環境が整備されてきている。このモニタには、各種情報や娯楽性の高い映像を表示することが多いが、このモニタを利用して、監視カメラで撮影した映像を表示すれば、比較的安価にセキュリティをはかることができる。
しかし、上記善良な利用者にとっては、自分の映像が表示されることにより、上記嫌悪感、忌避感に拍車がかかるおそれがあった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、被監視者を善良な利用者と不審者に分けて、上記モニタで、善良な利用者には、各種情報、娯楽性の高い映像を表示し、不審者には、心理的に圧迫感を与える映像を表示するシステムを安価かつ簡単に提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明にかかる監視システムは、所定の場所に設置して映像を撮像する監視カメラと、監視者が閲覧可能な場所に設置し、前記撮像された映像を表示する監視者用モニタとを有する監視システムであって、前記監視カメラで撮像された映像データの受信手段と、この映像データから被監視者の顔の認識処理手段と、前記監視カメラの設置場所を往来する特定の人物の顔データを蓄積する蓄積手段と、前記認識処理手段によって認識された顔データと前記蓄積手段に蓄積されている顔データとの一致の有無を照合する照合手段と、一致する顔データの有無により、監視度を演算する判定手段と、判定手段の判定結果に応じて、前記撮像された映像の加工の種類を選択し、加工処理する映像加工処理手段と、加工処理された映像をもとに配信用の映像を生成する配信映像生成手段と、この生成された配信映像を前記監視者用モニタに配信するとともに、前記監視カメラから被監視者を撮像可能な場所に設置され、この被監視者が閲覧可能な被監視者用モニタにも前記配信映像を配信する配信手段とを有する監視サーバを有することを特徴とする。
この構成によれば、予め特定人物の顔データと監視カメラで撮像された映像から認識される顔データとの比較により監視度を決定し、映像の加工の種類を変更するので、被監視者の監視度レベルに応じて、被監視者用モニタの映像を変更することができる。
前記監視者用モニタは、前記加工処理される前の映像も表示し、前記監視サーバは、この加工処理前の映像を過去ログデータとして格納する過去ログデータ格納手段を有するようにしてもよい。
前記認識処理手段は、前記映像データから読取可能なバイオメトリクス情報を利用した顔検出手段を有していてもよい。
前記被監視者用モニタは、表示する映像を切り替えるコンテンツ切換操作手段を有し、被監視者がコンテンツ切換え操作手段により所望のコンテンツの表示を要求すると、前記認識処理手段が起動するとともに、前記監視サーバは、インターネット網、LAN網、有線放送網等外部ネットワーク網を介して受信するコンテンツデータまたは監視サーバ内で記憶されているコンテンツデータを前記配信映像生成手段に転送するコンテンツ処理手段を有し、この配信映像生成手段では、前記加工処理された映像とともにコンテンツデータも配信映像として生成するようにしてもよい。
この場合、被監視者用モニタは、1台の場合は、マルチ画面(画面分割)にして各々加工処理された映像とコンテンツ映像を表示してもよく、また、複数台の場合には、各被監視者用モニタに対して各々異なる映像を表示してもよい。
前記蓄積手段は、前記被監視者の顔データに対応させてこの被監視者の過去データを蓄積し、前記判定手段は、前記照合手段により、前記認識された顔データと前記蓄積されている顔データとの一致の有無及び一致した場合には前記過去データの内容に応じて、予め設定された少なくとも2段階の監視度レベルを判定するようにしてもよい。
ここで「過去データ」とは、たとえば、過去に所定の段階以上の監視度レベルで監視されたことがあるという履歴や、過去に同じ被監視者用モニタを何回閲覧したかという閲覧累積回数などである。
前記監視サーバは、起動と同時に、前記認識処理手段で被監視者の顔を認識しない状態のときは、前記配信映像生成手段で生成した待ち受け映像を被監視者用モニタに配信するようにしてもよい。
前記監視サーバは、前記判定手段の監視度レベルを任意に設定することができるレベル設定手段を有するようにしてもよい。
上記課題を解決するため、本発明にかかる監視方法は、所定の場所に設置した監視カメラで、この場所近傍の映像を撮像し、この撮像した映像を監視者が監視者用モニタで閲覧可能なように表示させる監視方法であって、前記監視カメラの設置場所が、特定の者のみ通過する場所である場合、被監視者が閲覧可能な被監視者用モニタを前記監視カメラから被監視者を撮像可能な場所に設置するステップと、前記特定の者の顔データと過去の監視度レベルデータとを対応させたデータを予め登録して蓄積するステップと、前記監視カメラで撮像された映像を受信するステップと、撮像された映像データから被監視者の顔を顔データとして認識するステップと、前記認識された顔データと前記蓄積されている顔データとの一致の有無を照合するステップと、一致の有無及び一致した場合に過去の監視度のレベルから予め設定した少なくとも2段階の監視度レベルの判定を行なうステップと、この判定の結果に応じて前記撮像データに対して異なる加工処理を施した映像を生成するステップと、この生成された映像データを前記被監視者用モニタに配信し、表示させるステップとを備えたことを特徴とする。
この方法によれば、特定の者のみ通過する場所、たとえば、会社内の通路のように一般的に従業員のみが通るような場所において、無許可の者や過去に監視されるべき行動をとったことがある者が出入りすれば、直ちに監視レベルを上げることができる。
また、別の性質を有する場所、例えばパブリックスペースなど、前記監視カメラの設置場所が、不特定の者が通過する場所である場合、被監視者が閲覧可能な被監視者用モニタを前記監視カメラから被監視者を撮像可能な場所に設置するステップと、前記被監視者用モニタを閲覧した者の顔データと過去に閲覧した回数とを対応させたデータを登録して蓄積するステップと、前記監視カメラで撮像された映像を受信するステップと、撮像された映像データから被監視者の顔を顔データとして認識するステップと、前記認識された顔データと前記蓄積されている顔データとの一致の有無を照合するステップと、一致する場合には、閲覧回数を加算して登録し、一致しない場合には、顔データ及び閲覧回数を登録するとともに、一致の有無、さらに、一致した場合には過去に閲覧した回数に応じて少なくとも2段階の監視度レベルの判定を行なうステップと、この判定の結果に応じて前記撮像データに対して異なる加工処理を施した映像を生成するステップと、この生成された映像データを前記被監視者用モニタに配信し、表示させるステップとを備えた方法にすればよい。
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる監視システム及び監視方法は、被監視者を善良な利用者と不審者に分けて、上記モニタで、善良な利用者には、各種情報、娯楽性の高い映像を表示し、不審者には、心理的に圧迫感を与える映像を表示するという背反する処理を両立させることにより、善良な利用者にとっては、快適かつ有用な情報を提供し、ユビキタス環境の整備、利用促進をはかることができ、不審者に対しては、監視体制が整備されていることを知らしめることができるという効果を奏する。 また、既存のモニタを利用することにより、安価かつ簡単にシステムを設置することができるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる監視システムのハードウェア構成図である。1は、監視サーバシステムである。監視サーバシステム1は、監視サーバ11と監視者用モニタ13と入力装置14と認識情報データベースサーバ12とから構成されている。ただし、認識情報データベースサーバ12は、監視サーバ11内に設置するものであってもよい。
監視者用モニタ13は、適宜監視ポイントに設置された監視カメラ2で撮像された被監視者の映像を表示する。
なお、本実施の形態では、監視カメラ2を3つ設置するもの示したが、設置環境に応じて監視カメラ2の数は、単数、複数、いずれでもよく、また、一箇所に複数設置するマルチモニタ、一つのモニタを複数の画面に分割するマルチ画面のモニタであってもよい。
また、監視カメラ2で撮像された被監視者の映像は、監視サーバ11で、顔データとして認識され、この認識情報と予め認識情報データベースサーバ12に蓄積された顔データとを照合し、監視度レベルを判定し、判定結果に応じた加工映像を被監視者用モニタ3に配信する。
この被監視者用モニタ3は、上記配置された各監視カメラ2と同じ場所に設置されているため、被監視者用モニタ3を閲覧する者の顔は、被監視者を音声その他の手段より、認識できるような手法で誘導しなくても、監視カメラ2で撮像することができる。
また、この被監視者用モニタ3は、上記設置環境内において設置されている各種情報や娯楽性の高い映像を配信する既存のモニタを使用すればよい。
なお、被監視者用モニタ3の設置場所としては、オフィスのエントランス、オフィスのワークスペース、エレベータ内などの建造物内のほか、屋外、地下街、地下道などのパブリックスペース、さらには、広告掲示板の前や自動販売機などの物、機器などに設置してもよい。
図2は、監視サーバ11の機能ブロック構成図である。なお、図1の監視システムと同じものについては、同じ番号を付しており、詳細な説明は省略する。
監視カメラ2で撮像された映像は、映像データとして監視サーバ11の受信部111で受信される。監視カメラ2は、たとえば、撮像された映像を電気信号に変換する光電変換素子を利用して光から発生した電荷を読み出すものを使用すればよい。この光電変換素子としては、例えば、電荷結合素子(CCD)やCMOS素子などがある。
受信部111で受信された映像データは、監視者用モニタ13でリアルタイムに表示されるとともに、過去ログデータ格納部112に、たとえば時系列に格納される。
さらに、上記映像データから、被監視者の顔を認識する処理を行なう認識部114に転送される。
顔の認識処理は、上記映像データから顔のバイオメトリクス情報を利用して顔を検出するものであればよい。
そこで、認識部114は、公知の技術、たとえば、予め3D技術によって、あらゆる角度の顔データを蓄積させておいて、顔の向きに関わらず認識ができるようにするもの、顔の映像を細分化し、細分化したパーツごとの照合により認識ができるようにするもの、などであればよい。
認識部114で映像データから顔が認識されると、顔データを照合部114に転送し、認識情報データベースサーバ12に蓄積されている顔データの中から一致する顔データがあるか否かの照合を行なう。
照合部115の一致または不一致の照合結果に基づいて、判定部116で当該被監視者の監視度を演算する。
この監視度の演算条件によって、被監視者の監視度レベルが決定される。この監視度レベルを決定する演算条件は、監視カメラ2の設置環境、監視者の要求等に応じて、入力装置14から任意に変更することができる。
たとえば、照合部115で認識された顔データが、認識情報データベースサーバ12に蓄積されている顔データと一致するデータがある場合には、監視度レベルを低く判定し、蓄積されている顔データと一致するデータがない場合には、監視度レベルを高く判定するようにしてもよい。
また、前記認識された顔データが、前記蓄積されている顔データと一致するデータがない場合には、監視度レベルを低く設定し、前記認識された顔データが、前記蓄積されている顔データと一致するデータがある場合には、予め設定した回数を閾値として、過去にこの顔データが撮像された回数がこの閾値以上になった場合には、監視度を高く判定するように構成してもよい。
判定部116により、監視度レベルが決定されると、映像加工処理部117で、監視度レベルに応じた加工の種類を選択し、選択された種類の加工方法によって前記撮像された映像を加工処理する。
加工処理された映像を配信映像生成部118で配信用に生成し、配信部119から被監視者用モニタ3に配信される。
ところで、被監視者用モニタ3は、ワークスペース、パブリックスペース、ホテル、大型ビル内のエントランスなどに設置され、各種情報配信や娯楽性の高い映像など、各種コンテンツを表示する既存のものを利用してもよい。
この場合、監視サーバ11は、コンテンツ処理部113から、コンテンツ映像を配信映像生成部118に転送し、前記加工映像と合成等の処理をして、配信部119から被監視者用モニタ3に配信すればよい。上述のように、被監視者用モニタ3として、マルチモニタ、マルチ画面対応のものを使用した場合は、一部のモニタ、または一部の画面に前記加工画像を表示し、他方のモニタ、または残部の画面にコンテンツ映像を表示するようにしてもよい。
なお、被監視者から、能動的に所望のコンテンツを切り替えることができるように、被監視者用モニタ3にコンテンツ切換操作部を設けてもよい(図示せず)。
このように、被監視者の興趣をそそる構成にすれば、監視カメラ2を設置した近傍を通過する多くの被監視者の映像を被監視者に対して強制することなく撮像することが可能になるため、セキュリティ精度を向上させるということと、被監視者に対して無差別に監視状態であることを認識させ、違和感、嫌悪感を感じさせるという不都合を排除するという背反する要請を両立させることができる。
上記コンテンツ映像は、監視サーバ11内に記憶させたものでもよいが、インターネット網、LAN網、有線放送網等外部ネットワーク網Nを介して受信するコンテンツ映像であってもよい。
被監視者が、被監視者モニタ3の前で前記コンテンツ切換操作部を操作する場合、コンテンツ切換操作部の設置位置にもよるが、比較的被監視者モニタ3の正面を向く可能性が高いため、監視カメラ2で撮像するポジションとしては、比較的良好である。そこで、被監視者による前記コンテンツ切換操作部の操作を認識部114の起動のトリガにしてもよい。
また、監視サーバ11は、起動と同時に、認識部114で被監視者の顔を認識しない状態のときは、配信映像生成部118で生成した待ち受け映像を被監視者用モニタ3に配信するようにしてもよい。
図3は、顔認識された映像の判定及び映像加工処理のフロー図を示したものである。使用する機器、機能については、図1、図2で示したものをそのまま利用して説明する。図3(a)は、原則として特定の許可された者のみエントリーできる建物等において、これら許可された者の顔データを予め登録し、この登録データとのマッチングによって監視度を決定する方法によるものである。従って、監視カメラ2の設置場所は、この特定の者のみ通過する場所に設置されること、前記許可された者の顔データを予め登録し、蓄積することが前提条件となる。
一方、図3(b)は、例えばパブリックスペースなど、監視カメラ2の設置場所が、不特定の者が通過する場所である場合、通過する回数(頻度)を計数し、計数値によって監視度を決定する方法によるものである。従って、監視カメラ2の設置場所は、この不特定の者が通過する場所に設置されること、被監視者用モニタを閲覧した者の顔データと閲覧した回数とを対応させたデータを登録して蓄積することが前提条件となる。
以下、まず、図3(a)の登録データとのマッチング型の方法について説明する。
監視サーバ11が、監視カメラ2で撮像された撮像画像データを受信すると(S1)、認識部114で顔認識処理を行なう(S2)。次に、顔認識処理された顔データと、認識情報データベースサーバ12に登録された顔データとが一致するか否か、照合処理を行なう(S3)。
前記照合処理で、認識情報データベースサーバ12に一致する顔データがあると判断し(S4)、さらに、過去に高監視度レベルまたは中監視度レベルの監視を必要とする履歴がないと判断した場合(S41)、低監視度レベルと判断し(S42)、通常のエフェクト加工処理を選択する(S43)。
前記照合処理で、認識情報データベースサーバ12に一致する顔データがあると判断し(S4)、過去に監視を必要とする履歴があり、過去の履歴から中監視度レベルと高監視度レベルのいずれが該当するかを判定し(S44)、中監視度レベルと判定した場合は(S45)、間接的に被監視者に対して圧迫感を与えるような加工処理を選択する(S46)。一方、S44で高監視度レベルと判定した場合は(S47)、直接的に被監視者に対して圧迫感を与えるような加工処理を選択する(S48)。
前記照合処理で、認識情報データベースサーバ12に一致する顔データがないと判断した場合(S4)、レベルは高監視度レベルと判定され(S47)、直接的に被監視者に対して圧迫感を与えるような加工処理を選択する(S48)。
S43、S46、S48で選択された加工処理に基づいて各々映像加工処理を行なう(S5)。
次に、以下、図3(b)の閲覧頻度計数型の方法について説明する。
S1からS4までの処理は、図3(a)と同じなので、説明は省略する。ただし、上述の通り、S3の認識情報データベースサーバ12に蓄積されている顔データは、閲覧回数データが対応付けられている。
前記照合処理で、認識情報データベースサーバ12に一致する顔データがないと判断した場合(S4)、認識情報データベースサーバ12に顔データを登録するとともに、閲覧回数として1を登録する(S’40)。この場合、低監視度レベルと判定し(S’41)、通常のエフェクト加工処理を選択する(S’42)。
前記照合処理で、認識情報データベースサーバ12に一致する顔データがあると判断した場合(S4)、まず、閲覧した回数として加算し(S’43)、この加算後の閲覧した回数が予め設定した所定の回数を第1閾値として、この第1閾値未満と判断した場合は(S’44)、低監視度レベルと判定し(S’41)、通常のエフェクト映像処理を選択する(S’42)。
前記加算後の閲覧した回数が第1閾値以上であると判断した場合(S’44)、さらに、予め設定した第1閾値以上の所定の回数を第2閾値として、この第2閾値未満と判断した場合は(S’45)、中監視度レベルと判定し(S46)、間接的に被監視者に対して圧迫感を与えるような加工処理を選択する(S’47)。
閲覧した回数がこの第2閾値以上と判断した場合は(S’45)、高監視度レベルと判定し(S’48)、直接的に被監視者に対して圧迫感を与えるような加工処理を選択する(S’49)。
S’42、S’47、S’49で選択された加工処理に基づいて各々映像加工処理を行なう(S5)。
なお、本実施の形態では、監視度のレベルを低監視度、中監視度、高監視度の3段階に分けたが、これに限定する趣旨ではなく、低監視度と高監視度の2段階にしてもよく、また、前記3段階以上に細分化してもよい。
また、図3(b)の閲覧頻度計数型は、閲覧した間の期間、または時間の長短も計測し、時間の長短によって点数化して、監視度レベルを判断する要素にしてもよい。
図4は、加工処理された映像の例を示したものである。(a)は、低監視度レベルの加工処理映像例、(b)は、中監視度レベルの加工処理映像例、(c)は、高監視度レベルの加工処理映像例である。いずれも、来訪者(被監視者)が、電話をかけている映像である。
(a)では、被監視者用モニタの画面を4分割し、各々分割画面に、実映像I1と、左右反転の映像I2、白黒反転映像I3、ぼかし映像I4を表示したものである。実映像I1に対して3つのバリエーションで加工映像を表示することにより、被監視者の興趣を引く効果が期待できる。また、エンターテインメント性を重視した単なる加工映像の表示という印象を与えるため、被監視者にとっては、監視されているという印象を与えない。
本実施の形態で示した加工映像は、一例に過ぎず、上記趣旨に合致する加工処理であれば、(a)に限定されるものでない。例えば、変色加工、フィルター加工、同一画像の複数配置などでもよい。
(b)では、被監視者用モニタの画面を3分割し、電話をかけるまでの動作を時系列に表示したものである。I5は、電話番号を確認する動作、I6は、受話器を持つ動作、I7は、受話器を耳元にかざす動作を示してる。
このような映像表示とすることにより、一方で、エンターテインメント性のある映像が表示されているという印象を与え、他方で、リアルタイムで逐一動作が監視されていることを間接的に被監視者に伝達する効果を与えることができる。
この中監視度レベルの加工映像としては、他に、所定のタイミングで、周辺の警備されている映像を順次表示し、間接的に随所で警備体制が整備されていることを示すようにしてもよい。
(c)では、画面には、映像としては実映像のみを表示し、あわせて、当該被監視者の訪問回数及び訪問履歴データI8を表示するようにしたものである。
このような映像表示とすることにより、自分の過去データが記録されていることを見ることになるため、高監視度レベルの被監視者に対しては、強度の牽制力を有する。
(c)では、訪問回数及び訪問履歴データを表示したが、これに限定する趣旨ではなく、強度の牽制力を有する表示であれば他の表示に変更し、または他の表示を追加してもよい。さらに、映像表示のほか、音声を追加してもよい。
なお、図6では、いずれも被監視者用モニタに被監視者の映像のみを表示した例を示したが、マルチ画面の一部に、例えば、公告映像、ニュース映像、会社案内映像などを表示させてもよい。
本発明にかかる監視システムのハードウェア構成図 監視サーバの機能ブロック構成図 (a)登録データとのマッチング型の判定及び映像加工処理フロー図、(b)閲覧頻度計数型の判定及び映像加工処理フロー図 (a)低監視度レベルの加工処理映像例、(b)中監視度レベルの加工処理映像例、(c)高監視度レベルの加工処理映像例
符号の説明
1 監視サーバシステム
2 監視カメラ
3 被監視者用モニタ
11 監視サーバ
12 認識情報データベースサーバ
13 監視者用モニタ
14 入力装置

Claims (9)

  1. 所定の場所に設置して映像を撮像する監視カメラと、監視者が閲覧可能な場所に設置し、前記撮像された映像を表示する監視者用モニタとを有する監視システムであって、
    前記監視カメラで撮像された映像データの受信手段と、この映像データから被監視者の顔の認識処理手段と、前記監視カメラの設置場所を往来する特定の人物の顔データを蓄積する蓄積手段と、前記認識処理手段によって認識された顔データと前記蓄積手段に蓄積されている顔データとの一致の有無を照合する照合手段と、一致する顔データの有無により、監視度を演算する判定手段と、判定手段の判定結果に応じて、前記撮像された映像の加工の種類を選択し、加工処理する映像加工処理手段と、加工処理された映像をもとに配信用の映像を生成する配信映像生成手段と、この生成された配信映像を前記監視者用モニタに配信するとともに、前記監視カメラから被監視者を撮像可能な場所に設置され、この被監視者が閲覧可能な被監視者用モニタにも前記配信映像を配信する配信手段とを有する監視サーバを有することを特徴とする監視システム。
  2. 前記監視者用モニタは、前記加工処理される前の映像も表示し、前記監視サーバは、この加工処理前の映像を過去ログデータとして格納する過去ログデータ格納手段を有することを特徴とする請求項1記載の監視システム。
  3. 前記認識処理手段は、前記映像データから読取可能なバイオメトリクス情報を利用した顔検出手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の監視システム。
  4. 前記被監視者用モニタは、表示する映像を切り替えるコンテンツ切換操作手段を有し、被監視者がコンテンツ切換え操作手段により所望のコンテンツの表示を要求すると、前記認識処理手段が起動するとともに、前記監視サーバは、インターネット網、LAN網、有線放送網等外部ネットワーク網を介して受信するコンテンツデータまたは監視サーバ内で記憶されているコンテンツデータを前記配信映像生成手段に転送するコンテンツ処理手段を有し、この配信映像生成手段では、前記加工処理された映像とともにコンテンツデータも配信映像として生成することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の監視システム。
  5. 前記蓄積手段は、前記被監視者の顔データに対応させてこの被監視者の過去データを蓄積し、前記判定手段は、前記照合手段により、前記認識された顔データと前記蓄積されている顔データとの一致の有無及び一致した場合には前記過去データの内容に応じて、予め設定された少なくとも2段階の監視度レベルを判定するように構成されたものであることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の監視システム。
  6. 前記監視サーバは、起動と同時に、前記認識処理手段で被監視者の顔を認識しない状態のときは、前記配信映像生成手段で生成した待ち受け映像を被監視者用モニタに配信することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の監視システム。
  7. 前記監視サーバは、前記判定手段の監視度レベルを任意に設定することができるレベル設定手段を有することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の監視システム。
  8. 所定の場所に設置した監視カメラで、この場所近傍の映像を撮像し、この撮像した映像を監視者が監視者用モニタで閲覧可能なように表示させる監視方法であって、
    前記監視カメラの設置場所が、特定の者のみ通過する場所である場合、被監視者が閲覧可能な被監視者用モニタを前記監視カメラから被監視者を撮像可能な場所に設置するステップと、前記特定の者の顔データと過去の監視度レベルデータとを対応させたデータを予め登録して蓄積するステップと、前記監視カメラで撮像された映像を受信するステップと、撮像された映像データから被監視者の顔を顔データとして認識するステップと、前記認識された顔データと前記蓄積されている顔データとの一致の有無を照合するステップと、一致の有無及び一致した場合に過去の監視度のレベルから予め設定した少なくとも2段階の監視度レベルの判定を行なうステップと、この判定の結果に応じて前記撮像データに対して異なる加工処理を施した映像を生成するステップと、この生成された映像データを前記被監視者用モニタに配信し、表示させるステップとを備えたことを特徴とする監視方法。
  9. 前記監視カメラの設置場所が、不特定の者が通過する場所である場合、被監視者が閲覧可能な被監視者用モニタを前記監視カメラから被監視者を撮像可能な場所に設置するステップと、前記被監視者用モニタを閲覧した者の顔データと過去に閲覧した回数とを対応させたデータを登録して蓄積するステップと、前記監視カメラで撮像された映像を受信するステップと、撮像された映像データから被監視者の顔を顔データとして認識するステップと、前記認識された顔データと前記蓄積されている顔データとの一致の有無を照合するステップと、一致する場合には、閲覧回数を加算して登録し、一致しない場合には、顔データ及び閲覧回数を登録するとともに、一致の有無、さらに、一致した場合には過去に閲覧した回数に応じて少なくとも2段階の監視度レベルの判定を行なうステップと、この判定の結果に応じて前記撮像データに対して異なる加工処理を施した映像を生成するステップと、この生成された映像データを前記被監視者用モニタに配信し、表示させるステップとを備えたことを特徴とする監視方法。
JP2007189492A 2007-07-20 2007-07-20 監視システム及び監視方法 Pending JP2009027519A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105723699A (zh) * 2015-12-23 2016-06-29 张北江 监控系统的摄像头管理方法及系统
CN112231173A (zh) * 2020-09-29 2021-01-15 厦门卫星定位应用股份有限公司 原始数据流转的实时监控方法及装置
JP2021141449A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びシステム

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