JP2009026332A - 複数の権利関連者間の交渉支援サーバシステム及び方法 - Google Patents

複数の権利関連者間の交渉支援サーバシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】財産権に関わる権利関係者およびコンテンツに関する情報を把握できるようにする。全ての権利関連者が交渉を効率的に行えるようにする。
【解決手段】代表者端末3Aが、代表著作権関連者からの要求に応じて、サーバ5にアクセスし、著作物に関する著作物情報と、下位著作権関連者への交渉提示情報を含んだ著作権関連者情報とをサーバ5に入力する。サーバ5は、下位著作権関連者に対し、著作物情報及び著作権関連者情報の中から少なくとも交渉提示情報を含んだ情報を抽出してその情報を掲載したWebページを生成して提供し、回答を受け付ける。サーバ5は、否認回答が入力されたときは、所定の交渉方法で契約交渉を行わせ、契約交渉が終了したときは、承認回答と契約交渉終了時の契約内容との入力を受け付ける。サーバ5は、承認回答が得られたときは、承認回答の入力元を識別し、その入力元に承認回答が得られたことを登録する。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の財産権に関連する者(以下、権利関連者)が複数存在する場合に、それら複数の権利関連者間で種々の事柄について交渉することを支援するための技術に関する。
本発明は、権利関連者が複数存在し得る様々な種類の財産権に適用できるものであるが、そのうち、著作権を例にとり以下の説明を行う。尚、その例において、「著作権」とは、原則として著作者に与えられる著作権は勿論、著作物を利用する立場にある特定の者に与えられる著作隣接権を含む。また、「著作権関連者」とは、著作権者及び著作隣接権者は勿論、著作権者又は著作隣接権者からの許諾を受けて著作物を利用する者、その著作物を翻訳、編曲、映画化等した二次的著作物の著作者等を含む。著作権関連者は、個人であるか団体であるかを問わない。
著作物には、著作権法第10条に例示されているように、小説、脚本、音楽、舞踊、絵画、建築、映画など様々なものがあり、これら種々の著作物には、複数の著作権関連者が階層的に存在することが多い。例えば、著作物が音楽である場合には、著作権者を代表の著作権関連者とすると、その下位に、音楽をCD(Compact Disc)等の記録媒体に固定して販売することを著作権者から許諾された業者(以下、レコード製作業者)や、音楽をテレビジョン放送することを著作権者又は上記レコード製作業者から許諾された放送事業者等が存在し得る。
また、著作物の種類によっては、複数のサブ著作物が含まれているものがある。例えば、著作物が映画である場合は、脚本、映画の原作となった小説、映画に利用された音楽、美術品等である。
このような権利許諾の管理を行うシステムや、関係者に順に情報を送信してその可否を得るようなシステムが、以下の特許文献1〜2、非特許文献1に記載されている。
特開平11−250152号公報 特開2000−090181号公報 飯田尚一、その外4名、コンテンツ権利許諾情報管理システム「メロディーズ」&「メモリーズ」について,情報処理学会研究報告,社団法人情報処理学科,2000年 9月 2日,Vol.2000 No.7,P.19−31
上述したように、著作物には、著作権者、著作隣接権者、及び著作物の利用を許諾された者など、著作権関連者が複数存在する。また、著作物には、複数のサブ著作物が含まれている場合がある。著作物の流通の活発化の観点から、著作物に関わる全ての著作権関連者やサブ著作物が確実に管理されることが望ましい。同様に、著作物の流通の活発化の観点から、全ての著作権関連者が、著作物の利用条件、著作物の利用による収益の配分率など、種々の内容についての交渉(以下、契約交渉)を効率的に行えることが望ましい。
従って、本発明の目的は、所定の財産権に関わる全ての権利関連者を把握できるようにすることにある。
本発明の別の目的は、所定の財産権に関わるコンテンツに関する情報を把握できるようにすることにある。
本発明の更に別の目的は、全ての権利関連者が交渉を効率的に行えるようにすることにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、所定の財産権に関連する者である権利関連者が使用する著作権関連者端末が複数接続されるとともに、代表者端末がサーバに接続され、前記複数の権利関連者間の交渉を支援するためのサーバシステムであって、前記サーバは、著作物に関する情報である著作物情報と、前記複数の権利関連者の相互関係情報と交渉相手の著作関連者への交渉内容を含む交渉提示情報とを少なくとも含む著作権関連者情報とを前記代表者端末から受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段が著作物情報と著作権関連者情報とを受信すると、前記著作物を識別する著作物IDを発行してその著作物IDを著作物情報および著作権関係者情報にリンクさせ、著作物IDがリンクしている著作物情報を著作物情報記憶部に記憶し、著作権関連者情報を著作権関連者情報記憶部に記憶する手段と、承認できる交渉内容の許容範囲を示す情報である許容交渉情報の入力を交渉元の前記著作権関係者端末から受け付ける第1の受け付け手段と、前記第1の受信手段が受信した交渉提示情報と相互関係情報に従い、前記交渉相手の著作権関係者端末に提供する契約交渉支援ページを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された契約交渉支援ページを閲覧した前記交渉相手の著作関係者端末からの、前記交渉提示情報を承認するか否認するかの回答のデータ入力であって、承認回答である情報と、否認回答の場合に当該否認回答とともに前記交渉相手の著作関係者端末から入力される交渉提示情報と、のいずれかの回答入力を、前記生成手段によって生成された契約交渉支援ページを閲覧した前記交渉相手の著作関係者端末から受け付ける第2の受け付け手段と、前記第2の受け付け手段から入力された回答が否認回答である場合に、前記第1の受け付け手段が受け付けた許容交渉情報に基づいて、前記交渉相手の著作関係者端末から入力された交渉提示情報が示す値が、前記許容交渉情報が示す値の範囲内である場合には、交渉元が承認したとし、交渉を終了する手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、上述の交渉支援サーバシステムにおいて、前記相互関係情報に含まれる相互の関係とは、階層的な関係であり、前記第2の受け付け手段は、当該相互関係情報に基づき、(1)最上位の権利関連者を前記交渉元とし、全ての下位の権利関連者の各々を前記交渉相手とし、当該全ての下位の権利関連者の各々に対応する交渉相手の著作関係者端末から回答入力を受け付ける、(2)上位の権利関連者を前記交渉元、該上位の権利関連者の直近の下位の権利関連者のみを前記交渉相手とし、当該直近の下位の権利関係者の著作関係者端末から回答入力を受け付ける、(3)前記(2)において、交渉が終了した旨を示す情報の入力を受ける度に、順次に、前記交渉元及び前記交渉相手の階層を繰り下げて、当該繰り下げた階層における交渉元に対する交渉相手の著作関係者端末からの回答入力を受け付ける、(4)下位の権利関連者を前記交渉元、該下位の権利関連者の直近の上位の権利関連者のみを前記交渉相手とし、当該直近の上位の権利関係者の著作関係者端末から回答入力を受け付ける、(5)前記(4)において、交渉が終了した旨を示す情報の入力を受ける度に、順次に、前記交渉元及び前記交渉相手の階層を繰り上げて、当該繰り下げた階層における交渉元に対する交渉相手の著作関係者端末からの回答入力を受け付ける、の(1)〜(5)のうちの少なくともいずれか1つによって回答入力を受け付けることを特徴とする。
また、本発明は、上述の交渉支援サーバシステムにおいて、前記交渉提示情報は、著作権関係者間における収益配分率であり、前記サーバは、前記提供した交渉提示情報を基に交渉が終了したときに、その交渉において取決められた内容を示す情報である取決め内容情報を入力する手段と、前記入力した取決め内容情報を基に、前記交渉が終了していない他の交渉相手に提供する交渉提示情報の内容について、前記交渉提示情報で上位の著作権関連者から承認回答が得られず、交渉元から入力された交渉提示情報の収益配分率よりも前記交渉相手から入力された交渉提示情報の収益配分率が高い値で承認回答が得られたときは、前記交渉が終了していない他の交渉相手に提供する交渉提示情報の収益配分率を下げ、当該交渉が終了していない他の交渉相手の著作関係者端末に通知する手段とを更に備える。
また、本発明は、上述の交渉支援サーバシステムにおいて、前記所定の財産権に関わるコンテンツに関する情報の入力を受け付ける手段を備える。
また、本発明は、所定の財産権に関連する者である権利関連者が使用する著作権関連者端末が複数接続されるとともに、代表者端末がサーバに接続されるサーバシステムにおける、前記複数の権利関連者間の交渉を支援する交渉支援方法であって、前記サーバの第1の受信手段が、著作物に関する情報である著作物情報と、前記複数の権利関連者の相互関係情報と交渉相手の著作関連者への交渉内容を含む交渉提示情報とを少なくとも含む著作権関連者情報とを前記代表者端末から受信するステップ、前記サーバの記憶手段が、前記第1の受信手段が著作物情報と著作権関連者情報とを受信すると、前記著作物を識別する著作物IDを発行してその著作物IDを著作物情報および著作権関係者情報にリンクさせ、著作物IDがリンクしている著作物情報を著作物情報記憶部に記憶し、著作権関連者情報を著作権関連者情報記憶部に記憶するステップ、前記サーバの第1の受け付け手段が、承認できる交渉内容の許容範囲を示す情報である許容交渉情報の入力を交渉元の前記著作権関係者端末から受け付けるステップ、前記サーバの生成手段が、前記第1の受信手段が受信した交渉提示情報と相互関係情報に従い、前記交渉相手の著作権関係者端末に提供する契約交渉支援ページを生成するステップ、前記サーバの第2の受け付け手段が、前記生成手段によって生成された契約交渉支援ページを閲覧した前記交渉相手の著作関係者端末からの、前記交渉提示情報を承認するか否認するかの回答のデータ入力であって、承認回答である情報と、否認回答の場合に当該否認回答とともに前記交渉相手の著作関係者端末から入力される交渉提示情報と、のいずれかの回答入力を、前記生成手段によって生成された契約交渉支援ページを閲覧した前記交渉相手の著作関係者端末から受け付けるステップ、前記サーバの交渉を終了する手段が、前記第2の受け付け手段から入力された回答が否認回答である場合に、前記第1の受け付け手段が受け付けた許容交渉情報に基づいて、前記交渉相手の著作関係者端末から入力された交渉提示情報が示す値が、前記許容交渉情報が示す値の範囲内である場合には、交渉元が承認したとして交渉を終了するステップ、を実行する。
本発明に従う交渉支援サーバシステムによれば、複数の権利関連者の相互の関係を表す情報を含む相互関係情報を入力するので、所定の財産権に関わる全ての権利関連者を把握することができる。また、本発明に従う交渉支援サーバシステムによれば、相互関係情報に従って、交渉元となる権利関連者の端末から、交渉相手となる1又は複数の権利関連者へ提示する交渉内容を含んだ情報である交渉提示情報の入力を受け付け、その入力された交渉提示情報を交渉相手となる1又は複数の権利関連者の端末に提供することができるので、交渉相手が多い場合には一度に複数の交渉相手に交渉提示情報を提供することが可能になり、全ての権利関連者が交渉を効率的に行えるようにすることが図られる。
好適な実施形態では、交渉支援サーバシステムが、上記所定の財産権に関わるコンテンツに関する情報(コンテンツそのものに関する情報は勿論、コンテンツを構成するサブコンテンツに関する情報も含む)を入力する手段を備える。これにより、所定の財産権に関わるコンテンツに関する情報を(コンテンツを構成するサブコンテンツがあればサブコンテンツに関する情報も)把握することができるようになる。
本発明のシステムを構成する機能はコンピュータにより実施することができるが、そのためのコンピュータプログラムは、ディスク型ストレージ、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種媒体を通じてコンピュータにインストール又はロードすることができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。なお、本実施形態では、説明の便宜上、著作権関連者の数を6人とし、それら6人の著作権関連者が、図1に示すような階層的な関係にあるとする(勿論、著作権関連者の数が6より多く、著作権関連者間の関係が図示の関係よりも複雑であることは少なくない)。
具体的に言うと、6人の著作権関連者の中には代表の著作権関連者(以下、代表著作権関連者と言う)が存在し、代表著作権関連者の直近の下位の著作権関連者として、二次著作権関連者Aと二次著作権関連者Bとが存在するものとする。これらの二次著作権関連者A、Bには、それぞれ以下のように下位の著作権者が存在するものとする。
つまり、二次著作権関連者Aには、直近の下位の著作権関連者として、三次著作権関連者Aが存在するものとする。一方、二次著作権関連者Bには、直近の下位の著作権関連者として、三次著作権関連者Bが存在するものとし、更に、その三次著作権関連者Bの直近の下位の著作権関連者として、四次著作権関連者Bが存在するものとする。
以下、本実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、単に「下位著作権関連者」と表記したときは、二次著作権関連者A及びBと、三次著作権関連者A及びBと、四次著作権関連者Bとを包含していることとする。
図2は、本発明の一実施形態に係る全体構成を示す。
本実施形態では、図2に示すように、インターネット1のような通信ネットワークに、著作権関連者端末3A〜3Fと、契約交渉支援サーバシステム(以下、「サーバ」と略称する)5とが接続されている。
著作権関連者端末3A〜3Fは、著作権関連者が使用するパーソナルコンピュータ等のようなコンピュータシステムである。具体的には、著作権関連者端末3Aは、代表著作権関連者の端末(以下、代表者端末)3Aであり、著作権関連者端末3Bは、二次著作権関連者Aの端末(以下、二次者A端末)3Bであり、著作権関連者端末3Cは、三次著作権関連者Aの端末(以下、三次者A端末)3Cである。また、著作権関連者端末3Dは、二次者Bの端末(以下、二次者B端末)3Dであり、著作権関連者端末3Eは、三次著作権関連者Bの端末(以下、三次者B端末)3Eであり、著作権者端末3Fは、四次著作権関連者Bの端末(以下、四次者B端末)3Fである。
代表者端末3Aは、代表著作権関連者からの要求に応じて、サーバ5にアクセスし、著作物に関する情報である著作物情報と、各下位著作権関連者への交渉提示情報を含んだ著作権関連者情報とをサーバ5に入力する。著作物情報とは、著作物に関連した情報であり、例えば、インターネット1を通じて販売される著作物、その著作物の著作者、著作権者、概要、及び、著作物に利用された他の著作物(例えば、著作物が映画であれば、映画に利用された音楽、美術作品、及び脚本等、以下、サブ著作物)に関する情報などを含んだ情報である。また、著作権関連者情報とは、著作権関連者に関した情報であり、例えば、各著作権関連者に関する属性情報(例えば、各著作権関連者の名称、電子メールアドレス等)、各著作権関連者間の権利関係を示す情報(つまり図1に示した権利関係を示す情報)、及び、下位著作権関連者への交渉提示情報などを含んだ情報である。交渉提示情報とは、交渉元が交渉相手に対して希望する内容を示す情報であって、具体的には、著作物の利用条件や、著作物の利用による収益の配分率や、著作物の利用の対価金額(ロイヤリティー)などを含んだ情報である。
サーバ5は、著作物情報を格納するためのデータベース(以下、著作物情報DB)7と、著作権関連者情報を格納するためのデータベース(以下、著作権関連者情報DB)9とを備える。サーバ5は、著作物情報及び著作権関連者情報が代表者端末3Aから受信したときは、著作物を識別するためのID(以下、著作物ID)を発行してその著作物IDを著作物情報及び著作権関連者情報にリンクさせ、著作物IDがリンクしている著作物情報を著作物情報DB7に格納し、著作権関連者情報を著作権関連者情報DB9に格納する。
また、サーバ5は、各下位著作権関連者に対し、格納した著作物情報及び著作権関連者情報の中から少なくとも交渉提示情報を含んだ所定情報を抽出してその所定情報を掲載したWebページ(以下、契約交渉支援ページ)を生成する(つまり、例えば、二次著作権関連者Aには、二次著作権関連者Aに提供するための契約交渉支援ページを生成し、二次著作権関連者Bには、二次著作権関連者Bに提供するための契約交渉支援ページを生成する)。サーバ5は、生成する契約交渉支援ページに、掲載された交渉提示情報を承認するか否かの回答を入力するためのユーザインタフェース(例えば、所定のコマンドが埋め込まれた、「承認する」の文字が表示されているボタン及び「承認しない」が表示されているボタン)を備える。なお、上記所定情報には、代表著作権関連者からの交渉提示情報の他に、代表著作権関連者から他の下位著作権関連者への交渉提示情報が含まれていてもよい。これにより、下位著作権関連者は、他の下位著作権関連者への利用条件、収益配分率を参考に、代表著作権関連者からの交渉提示情報を承諾するか否かを決定することができる。
サーバ5は、各下位著作権関連者の端末3B〜3Fに、所定の契約交渉支援ページへアクセスすることを要求するためのコマンドと、そのページへのアクセスを認証するための情報(アクセスID及びパスワード等、以下、アクセス認証情報)とを含んだ電子メール(以下、支援ページ案内メール)を生成し送信する。サーバ5は、下位著作権関連者の端末3B〜3Fから、上記アクセス認証情報が正確に入力されたときは、その入力されたアクセス認証情報に対応する契約交渉支援ページを、アクセス元の端末3B〜3Fに提供する。サーバ5は、その端末3B〜端末3Fから、掲載した交渉提示情報に対する回答を受け付ける。
サーバ5は、下位著作権関連者の端末3B〜3Fから、上記掲載した交渉提示情報を承認する旨の回答(承認回答)が入力されたときは、それの入力元を識別し、識別した入力元に承認回答が入力されたことと、そのときの契約内容(つまり、利用条件、利用方法、収益配分率など)を著作権関連者情報DB9に記録する。反対に、サーバ5は、上記掲載した交渉提示情報を承認しない旨の回答(否認回答)が入力されたときは、所定の交渉方法(例えば、電話、FAX、又は電子メール等)で、代表著作権関連者と否認回答をした下位著作権関連者との間で契約交渉を行わせ、契約交渉が終了したときは、承認回答と契約交渉終了時の契約内容との入力を、上記否認回答をした下位著作権関連者から受け付ける(代表著作権関連者からも受け付けても良い)。サーバ5は、承認回答と契約交渉終了時の契約内容とが入力されたときは、それらの情報を著作権関連者情報DB9に登録する。
サーバ5は、全ての下位著作権関連者から承認回答が得られたときは、著作権関連者情報DB9から所定の情報を抽出してそれを所定の著作権関連者の端末に送信する。具体的に例を言うと、サーバ5は、代表著作権関連者と各下位著作権関連者との間で決定された各契約内容を著作権関連者情報DB9から抽出し、それを代表者端末3Aに送信して、代表著作権関連者に各交渉内容を確認させる。
以下、図3及び図4に示す流れ図を参照して、本実施形態において全ての著作権関連者から承認回答が得られるまでのサーバ5の流れを説明する。
図3に示すように、まず、サーバ5は、代表者端末3Aにアクセスされて、代表者端末3Aから、著作物情報及び著作権関連者情報とを受信する(ステップS1)。そして、サーバ5は、著作物IDを発行してその著作物IDを著作物情報及び著作権関連者情報にリンクさせ、著作物IDがリンクされた著作物情報を著作物情報DB7に、著作権関連者情報を著作権関連者情報DB9に格納する(S2)。
その後、サーバ5は、各下位著作権関連者に対し、格納した著作物情報及び著作権関連者情報から所定情報を抽出してその所定情報を掲載した契約交渉支援ページを生成し(S3)、生成した契約交渉支援ページへアクセスするための支援ページ案内メールを生成し送信する(S4)。
サーバ5は、下位著作権関連者の端末3B〜3Fから、アクセス認証情報が正確に入力されたときは(S5でYES)、その入力されたアクセス認証情報に対応する契約交渉支援ページを、アクセス元の端末3B〜3Fに提供する(S6)。サーバ5は、その端末3B〜端末3Fから、掲載した交渉提示情報に対する回答を受ける(S7)。
サーバ5は、下位著作権関連者の端末3B〜3Fから入力された回答が否認回答であるときは(S8でNO)、上記所定の交渉方法で、代表著作権関連者と否認回答をした下位著作権関連者との間で契約交渉を行わせ、契約交渉が終了したときは、承認回答と契約交渉終了時の契約内容との入力を、上記否認回答をした下位著作権関連者から受け付ける(S9)。サーバ5は、承認回答と契約交渉終了時の契約内容とが入力されたときは、それらの情報を著作権関連者情報DB9に登録する(S10、S11)。
一方、ステップS8において、サーバ5は、下位著作権関連者の端末3B〜3Fから入力された回答が承認回答であるときは(S8でYES)、それの入力元を識別し、識別した入力元に承認回答が入力された旨を著作権関連者情報DB9に登録する(S11)。
サーバ5は、全ての下位著作権関連者から承認回答が得られたときは(S12でYES)、著作権関連者情報DB9から所定の情報を抽出してそれを所定の著作権関連者の端末に送信する(S13)。
以上が、本実施形態についての説明である。
なお、本実施形態では、サーバ5は、全ての下位著作権関連者から承認回答が得られた時点で、インターネット1上で著作物を販売するようにしても良い。
また、本実施形態では、サーバ5は、定期的に、承認回答の集まり具合を示す情報を、所定の著作権関連者(例えば、代表著作権関連者)の端末に送信しても良い。また、サーバは、著作権関連者からの要求に応答して、承認回答の集まり具合を示す情報を、それの要求元の端末に送信しても良い。また、サーバ5は、特定の又は不特定のユーザからの要求に応答して、著作物情報及び著作権関連者情報の少なくともいずれか一方の情報の一部又は全部を、それの要求元の端末に送信するようにしても良い。
また、本実施形態では、サーバ5は、既に登録されている著作物(以下、原著作物と言う)を再利用(例えば、編集、翻訳等)した新たな著作物(以下、二次著作物と言う)が作成され販売対象とされる場合、既に登録されている著作物情報及び著作権関連者情報を利用して、二次著作物について著作物情報及び著作権関連者情報の入力を、二次著作物の代表著作権関連者から受けることができる。具体的に例を言うと、サーバ5は、原著作物の著作物IDを入力させて、入力された著作物IDにリンクした著作物情報及び著作権関連者情報を取得し、それを、二次著作物の代表著作権関連者の端末に送信して表示させ、表示させた著作物情報及び著作権関連者情報をその代表著作権関連者に編集させて、編集させた著作物情報及び著作権関連者情報を、二次著作物の著作物情報及び著作権関連者情報として登録する。これにより、二次著作物の著作物情報及び著作権関連者情報の登録の手間が減少するので、それらの情報を登録する者にとって便利である。
上述した本実施形態によれば、著作物情報及び著作権関連者情報がサーバ5において管理されるので、著作物に関わる全ての著作権関連者、サブ著作物等を把握することができ、以って、著作物の流通の活発化が図られる。
また、上述した実施形態によれば、代表著作権関連者は、サーバ5に予め著作物情報及び著作権関連者情報を登録するだけで、各下位著作権関連者へ交渉提示情報が送られ、契約交渉が行われるので、全ての権利関連者が交渉を効率的に行えるようにすることが図られる。
また、上述した実施形態によれば、サーバ5には、各著作権関連者間における契約内容が登録されるので、その契約内容を基に権利処理を容易に行なえることが図られる。一般に、多数の著作権関連者が関与する著作物は、利用条件、利用方法等に応じて権利処理が異なり複雑であるため流通が阻害されることがあるが、この実施形態により、権利処理の容易化が図られるので、多数の著作権関連者が関与する著作物であっても円滑に流通することが期待できる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
例えば、第1の別の実施形態では、著作物に利用された各サブ著作物において、サブ著作物に関係する所定の著作権関連者が、サブ著作物に関する著作物情報及び著作権関連者情報をサーバ5に入力し、サーバ5が、各サブ著作物について、サブ著作物の著作権関連者間の契約交渉支援を行う。サブ著作物に関する著作物情報及び著作権関連者の入力は、著作物の著作物IDをサーバ5に入力しそれにリンクした著作物情報及び著作権関連者情報を取得し編集することができる。
この第1の別の実施形態によれば、サブ著作物についての権利処理(つまり著作物の部分利用についての権利処理)を容易に行うことが図れる。
第2の別の実施形態では、サーバ5は、上位の下位著作権関連者から、順次に、承認回答を受け付ける。
これについて、二次著作権関連者Aに関する階層関係を例に具体的に言えば、二次著作権関連者Aから承認回答が得られるまでは、たとえ、三次著作権関連者Aから承認回答が得られても、その承認回答を受け付けないようにする。この場合において、最初の交渉提示情報で二次著作権関連者Aから承認回答が得られれば、サーバ5は、三次著作権関連者Aから承認回答を受け入れる。一方、最初の交渉提示情報で二次著作権関連者Aから承認回答が得られず、交渉提示情報が変更されたことによって承諾回答が得られたときは(例えば、代表著作権関連者が希望した収益配分率30%に対して、二次著作権関連者Aが収益配分率を35%と希望し、その収益配分率35%で承認回答が得られたときは)、自動的に或いは代表著作権関連者からの要求に応じて、三次著作権関連者Aへの交渉提示情報を調整し(例えば、上記例のように二次著作権関連者Aの収益配分率が上がったときは、三次著作権関連者Aへの収益配分率を下げる)、調整した交渉提示情報を、三次著作権関連者Aに通知する。サーバ5は、この調整した交渉提示情報について、三次著作権関連者Aから承認回答或いは否認回答を受け付ける。調整した交渉提示情報に対する回答が否認回答である場合は、サーバ5は、三次著作権関連者Aからの要求に応じて、代表著作権関連者及び二次著作権関連者Aの一方又は双方と契約交渉させる。
なお、この第2の別の実施形態では、サーバ5は、承認回答が得られる度に、承認回答が得られたときの契約内容におけるロイヤリティー及び収益配分率を加算し、その結果を、代表著作権関連者に通知するようにしても良い。
第3の別の実施形態では、サーバ5は、収益配分率の低い下位著作権関連者から、順次に承認回答を受け付け、承認回答が得られる度に、承認回答が得られたときの契約内容におけるロイヤリティー及び収益配分率を加算し、加算した結果を、代表著作権関連者に通知する。代表著作権関連者は、通知される結果に応じて、収益配分率の高い下位著作権関連者と交渉することができる。この第3の別の実施形態によれば、他の下位著作権関連者との収益配分率等の調整の容易化が図られる。
第4の別の実施形態では、サーバ5は、著作物が利用されてから所定期間が経過してまとまった収益が得られたときに、再度、各著作権関連者間における収益配分率等の契約交渉を支援する。
第5の別の実施形態では、サーバ5は、所定のWebページ上で、著作権関連者間における契約交渉を行なわせるようにする。
第6の別の実施形態では、サーバ5は、直近の下位著作権関連者とのみ順次に契約交渉を行わせるようにする。具体的に言えば、サーバ5は、代表著作権関連者の契約交渉の相手は二次著作権関連者A及びBのみであるようにし、それらの契約交渉が終了したときに、二次著作権関連者Aが三次著作権関連者Aのみと、二次著作権関連者Bが三次著作権関連者Bのみと契約交渉を行うようにする。そして、サーバ5は、二次著作権関連者Bと三次著作権関連者Bとの間における契約交渉が終了したときに、三次著作権関連者Bが四次著作権関連者Bのみと契約交渉を行うようにする。
これにおけるサーバ5の処理を具体的に説明すると、サーバ5は、二次著作権関連者Aから承認回答が得られたときは、三次著作権関連者Aに関する情報と、三次著作権関連者Aへの交渉提示情報を入力するための欄とを記載したWebページを、二次著作権関連者Aに提供する。そのWebページに交渉提示情報が入力されたときは、サーバ5は、その交渉提示情報を記載した契約交渉支援ページを生成し、そのページへ案内するための支援ページ案内メールを、三次著作権関連者Aの端末3Cに送信する。サーバ5は、以上のような処理を、二次著作権関連者Bに関する下位著作権関連者に対しても行う。
第7の別の実施形態では、代表著作権関連者は、各々の階層における下位著作権関連者に対する全体の収益配分率を入力しておき、サーバ5は、各々の下位著作権関連者との交渉の結果に応じて、他の下位著作権関連者に提示する収益配分率を自動的に調整する。具体的に例を挙げて説明すると、代表著作権関連者が、二次著作権関連者Bに係る階層における下位著作権関連者に対する全体の収益配分率を70%とし、その内訳として、二次著作権関連者Bに対する収益配分率を40%、三次著作権関連者Bに対する収益配分率を20%、四次著作権関連者Bに対する収益配分率を10%と入力した場合において、仮に、代表著作権関連者と二次著作権関連者Bとの間における交渉の結果、収益配分率が45%となったときは、サーバ5は、上記全体の収益配分率が70%に収まるように、三次著作権関連者Bに対する収益配分率を例えば18%、四次著作権関連者に対する収益配分率を例えば7%に調整する。
第8の別の実施形態では、末端の下位の著作権関連者から、順次に、著作物の利用に対するロイヤリティーの金額をサーバ5に入力していき、サーバ5は、入力されたロイヤリティーの金額を加算していき、加算した金額を基に所定の処理を行う。例えば、所定の上位著作権関連者(例えば、代表著作権関連者)は、自身が持つ権利のロイヤリティーの所望の金額をサーバ5に入力しておき、サーバ5は、各々の下位著作権関連者から入力されたロイヤリティー金額の合計が、上記所定の上位著作権関連者に入力された金額以上になったときに、上記所定の上位著作権関連者及び上記各々の下位著作権関連者から、承認回答がだされたとみなすようにする。
第9の別の実施形態では、サーバ5は、交渉元から交渉提示情報の入力を受けるときは、交渉相手から上記否認回答が入力されてその交渉相手から交渉提示情報が提示されたときに、承認できる交渉内容の許容範囲を示す情報(以下、許容交渉情報)の入力を受け付ける。許容交渉情報は、交渉相手の端末に表示されない。
これについて具体的に説明すると、例えば、サーバ5は、交渉元から、交渉提示情報として、「交渉相手への希望収益配分率:30%」を受けて、許容交渉情報として、「許容収益配分率:35%」を受けたとする。この場合、サーバ5は、交渉相手の端末に、交渉提示情報「交渉相手への希望収益配分率:30%」を表示するが、許容交渉情報「許容収益配分率:35%」は表示しない。
この後、サーバ5は、交渉相手の端末から否認回答を受けて、その交渉相手の端末から、交渉提示情報として、「交渉相手が要求する収益配分率:32%」を受けたとする。これにおいて、サーバ5は、「交渉相手が要求する収益配分率:32%」は、上記「許容収益配分率:35%」よりも低いので、交渉相手からの交渉提示情報「交渉相手が要求する収益配分率:32%」を交渉元が承認したとみなし、この交渉を終了するようにする。
本発明の一実施形態において存在する複数の著作権関連者、及びそれら複数の著作権関連者間の権利関係を示す図。 本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図。 本実施形態においてサーバが行なう処理の流れを示す図。 本実施形態においてサーバが行なう処理の流れを示す図。
符号の説明
1 インターネット
3A〜3F 著作権関連者端末
5 契約交渉支援サーバシステム
7データベース(著作物情報DB)
9 データベース(著作権関連者情報DB)

Claims (5)

  1. 所定の財産権に関連する者である権利関連者が使用する著作権関連者端末が複数接続されるとともに、代表者端末がサーバに接続され、前記複数の権利関連者間の交渉を支援するためのサーバシステムであって、
    前記サーバは、
    著作物に関する情報である著作物情報と、前記複数の権利関連者の相互関係情報と交渉相手の著作関連者への交渉内容を含む交渉提示情報とを少なくとも含む著作権関連者情報とを前記代表者端末から受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段が著作物情報と著作権関連者情報とを受信すると、前記著作物を識別する著作物IDを発行してその著作物IDを著作物情報および著作権関係者情報にリンクさせ、著作物IDがリンクしている著作物情報を著作物情報記憶部に記憶し、著作権関連者情報を著作権関連者情報記憶部に記憶する手段と、
    承認できる交渉内容の許容範囲を示す情報である許容交渉情報の入力を交渉元の前記著作権関係者端末から受け付ける第1の受け付け手段と、
    前記第1の受信手段が受信した交渉提示情報と相互関係情報に従い、前記交渉相手の著作権関係者端末に提供する契約交渉支援ページを生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された契約交渉支援ページを閲覧した前記交渉相手の著作関係者端末からの、前記交渉提示情報を承認するか否認するかの回答のデータ入力であって、承認回答である情報と、否認回答の場合に当該否認回答とともに前記交渉相手の著作関係者端末から入力される交渉提示情報と、のいずれかの回答入力を、前記生成手段によって生成された契約交渉支援ページを閲覧した前記交渉相手の著作関係者端末から受け付ける第2の受け付け手段と、
    前記第2の受け付け手段から入力された回答が否認回答である場合に、前記第1の受け付け手段が受け付けた許容交渉情報に基づいて、前記交渉相手の著作関係者端末から入力された交渉提示情報が示す値が、前記許容交渉情報が示す値の範囲内である場合には、交渉元が承認したとし、交渉を終了する手段と、
    を有することを特徴とする交渉支援サーバシステム。
  2. 前記相互関係情報に含まれる相互の関係とは、階層的な関係であり、前記第2の受け付け手段は、当該相互関係情報に基づき、
    (1)最上位の権利関連者を前記交渉元とし、全ての下位の権利関連者の各々を前記交渉相手とし、当該全ての下位の権利関連者の各々に対応する交渉相手の著作関係者端末から回答入力を受け付ける
    (2)上位の権利関連者を前記交渉元、該上位の権利関連者の直近の下位の権利関連者のみを前記交渉相手とし、当該直近の下位の権利関係者の著作関係者端末から回答入力を受け付ける
    (3)前記(2)において、交渉が終了した旨を示す情報の入力を受ける度に、順次に、前記交渉元及び前記交渉相手の階層を繰り下げて、当該繰り下げた階層における交渉元に対する交渉相手の著作関係者端末からの回答入力を受け付ける
    (4)下位の権利関連者を前記交渉元、該下位の権利関連者の直近の上位の権利関連者のみを前記交渉相手とし、当該直近の上位の権利関係者の著作関係者端末から回答入力を受け付ける
    (5)前記(4)において、交渉が終了した旨を示す情報の入力を受ける度に、順次に、前記交渉元及び前記交渉相手の階層を繰り上げて、当該繰り下げた階層における交渉元に対する交渉相手の著作関係者端末からの回答入力を受け付ける、
    の(1)〜(5)のうちの少なくともいずれか1つによって回答入力を受け付けることを特徴とする請求項1記載の交渉支援サーバシステム。
  3. 前記交渉提示情報は、著作権関係者間における収益配分率であり、
    前記サーバは、
    前記提供した交渉提示情報を基に交渉が終了したときに、その交渉において取決められた内容を示す情報である取決め内容情報を入力する手段と、
    前記入力した取決め内容情報を基に、前記交渉が終了していない他の交渉相手に提供する交渉提示情報の内容について、前記交渉提示情報で上位の著作権関連者から承認回答が得られず、交渉元から入力された交渉提示情報の収益配分率よりも前記交渉相手から入力された交渉提示情報の収益配分率が高い値で承認回答が得られたときは、前記交渉が終了していない他の交渉相手に提供する交渉提示情報の収益配分率を下げ、当該交渉が終了していない他の交渉相手の著作関係者端末に通知する手段と
    を更に備える請求項1記載の交渉支援サーバシステム。
  4. 前記所定の財産権に関わるコンテンツに関する情報の入力を受け付ける手段を備える請求項1記載の交渉支援サーバシステム。
  5. 所定の財産権に関連する者である権利関連者が使用する著作権関連者端末が複数接続されるとともに、代表者端末がサーバに接続されるサーバシステムにおける、前記複数の権利関連者間の交渉を支援する交渉支援方法であって、
    前記サーバの第1の受信手段が、著作物に関する情報である著作物情報と、前記複数の権利関連者の相互関係情報と交渉相手の著作関連者への交渉内容を含む交渉提示情報とを少なくとも含む著作権関連者情報とを前記代表者端末から受信するステップ、
    前記サーバの記憶手段が、前記第1の受信手段が著作物情報と著作権関連者情報とを受信すると、前記著作物を識別する著作物IDを発行してその著作物IDを著作物情報および著作権関係者情報にリンクさせ、著作物IDがリンクしている著作物情報を著作物情報記憶部に記憶し、著作権関連者情報を著作権関連者情報記憶部に記憶するステップ、
    前記サーバの第1の受け付け手段が、承認できる交渉内容の許容範囲を示す情報である許容交渉情報の入力を交渉元の前記著作権関係者端末から受け付けるステップ、
    前記サーバの生成手段が、前記第1の受信手段が受信した交渉提示情報と相互関係情報に従い、前記交渉相手の著作権関係者端末に提供する契約交渉支援ページを生成するステップ、
    前記サーバの第2の受け付け手段が、前記生成手段によって生成された契約交渉支援ページを閲覧した前記交渉相手の著作関係者端末からの、前記交渉提示情報を承認するか否認するかの回答のデータ入力であって、承認回答である情報と、否認回答の場合に当該否認回答とともに前記交渉相手の著作関係者端末から入力される交渉提示情報と、のいずれかの回答入力を、前記生成手段によって生成された契約交渉支援ページを閲覧した前記交渉相手の著作関係者端末から受け付けるステップ、
    前記サーバの交渉を終了する手段が、前記第2の受け付け手段から入力された回答が否認回答である場合に、前記第1の受け付け手段が受け付けた許容交渉情報に基づいて、前記交渉相手の著作関係者端末から入力された交渉提示情報が示す値が、前記許容交渉情報が示す値の範囲内である場合には、交渉元が承認したとして交渉を終了するステップ、
    を実行する交渉支援方法。
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