JP2009025971A - 情報処理装置、ログデータ収集システム - Google Patents

情報処理装置、ログデータ収集システム Download PDF

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Abstract

【課題】 端末部と端末部を制御する制御部を備える情報処理装置において、制御部上の記憶領域を効率的に使用することができる。
【解決手段】 本発明の情報処理装置は、端末部と、上記端末部を制御する制御部とを備えた情報処理装置において、端末部が、当該端末部の状況に応じてログデータを生成する手段と、制御部にログデータを与える手段とを有し、制御部が、端末部から与えられたログデータを、制御部の外部に転送するログデータ転送手段を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理装置、ログデータ収集システムに関し、例えば、金融機関における現金自動預払機などの、装置の状態の情報収集を必要とする情報処理装置に適用し得る。
従来、装置状態の情報収集を必要とする情報処理装置(例えば、金融機関における現金自動預払機)において、その動作の履歴を記録したログファイルを保存するためのシステムとして、特許文献1のようなファイル管理システムがあった。
特許文献1のファイル管理システムは、ログファイルの生成時に、ログファイルを保存するための記憶領域に空きがなくなったときに、既に保存してあるログファイルの中でファイル生成時間の最も古いファイルを消去するようにしている。
特開2000−267902号公報
しかしながら特許文献1に記載のファイル管理システムでは、ログ削除の判断をログファイル生成時間の最も古いものとしている。従って、このような条件では、仮に最も古いログファイルに障害解析に必要な情報が存在していた場合、障害解析において有用な情報が失われることにかなり支障があった。
また、ログファイルの保存には情報処理装置上の有限な記憶領域を使用するため、効率的に記憶領域を使用できるような取得手段が必要であった。
又、更なる課題として、一台のコンピュータ(制御部)に複数の端末(ユニット)を接続する形態でユニット固有の問題が発生した場合、制御部に障害のログを他のユニットのログと合わせて保存するために、該当ユニットの識別に手間がかかる問題があった。即ち、ユニットの障害解析においては、該当ユニットの状態を把握することが優先的に実施されるため、他のユニットの情報が必要になる場合は稀である。障害解析時に該当ユニットの情報と他のユニットの情報が同一ログファイルに混在している中で不要な情報を除外すること、また、限られたファイルサイズの中で不要な情報が保存されているのは冗長的であった。
そこで、端末部と端末部を制御する制御部を備える情報処理装置において、制御部上の記憶領域を効率的に使用することができる、情報処理装置、ログデータ収集システムが望まれている。
第1の本発明の情報処理装置は、(1)端末部と、上記端末部を制御する制御部とを備えた情報処理装置において、(2)上記端末部が、(2−1)当該端末部の状況に応じてログデータを生成するログデータ生成手段と、(2−2)上記制御部に上記ログデータを与えるログデータ送信手段とを有し、(3)上記制御部が、上記端末部から与えられた上記ログデータを、上記制御部の外部に転送するログデータ転送手段を有することを特徴とする。
第2の本発明のログデータ収集システムは、(1)端末部と、上記端末部を制御する制御部とを備える情報処理装置と、上記情報処理装置において生成されたログデータを収集するログデータ収集装置とを備え、上記情報処理装置において生成されたログデータを収集するログ収集システムであって、(2)上記端末部が、(2−1)当該端末部の状況に応じてログデータを生成するログデータ生成手段と、(2−2)上記制御部に上記ログデータを与えるログデータ送信手段とを有し、(3)上記制御部が、上記端末部から与えられた上記ログデータを上記ログデータ収集装置に転送するログデータ転送手段を有し、(4)上記ログデータ収集装置が、上記制御部から与えられた上記ログデータを保存するログデータ保存手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、端末部と端末部を制御する制御部を備える情報処理装置において、制御部上の記憶領域を効率的に使用することができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による情報処理装置、ログデータ収集システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、この実施形態のログデータ収集システム10の全体構成を示すブロック図である。
ログデータ収集システム10は、保守監視装置11、情報処理装置12を有している。
保守監視装置11は、情報処理装置12を保守監視するものであり、ここでは、情報処理装置12から、情報処理装置12において、動作の状況などに応じて生成されたログデータを取得し、保存する手段を有しているものとする。保守監視装置11は、パソコンなどの情報を処理する装置(1台に限定されず、複数台を分散処理し得るようにしたものであっても良い。)上に構築されるものであるが、機能的には図1のように表すことができる。
保守監視装置11は、ログデータ保存部111、ログデータ管理部112、ログデータ取得判断部113、通信部114を有している。又、保守監視装置11は、複数の情報処理装置12を監視するものであっても良いが、ここでは、説明を簡易にするため、ログデータ収集システム10が有する情報処理装置12は1つであるものとして説明する。
ログデータ保存部111は、情報処理装置12から与えられたログデータなどを記憶する記憶手段であり、例えば、ハードディスクドライブなどの磁気ディスク記憶装置や、DVDドライブ等の光ディスク記憶装置などの記憶装置により構築されるものである。
ログデータ管理部112は、ログデータ保存部111に記憶されるログデータを管理する手段であり、例えば、ログデータ保存部111にログデータを記憶させる。
ログデータ取得判断部113は、後述する制御部13のログデータ取得要求通知部131から、保守監視装置11によるログデータの取得を要求する通知があった場合に、保守監視装置11におけるログデータ取得の可否を判断し、判断結果を、制御部13(ログデータ取得要求通知部131)に通知するものである。
通信部114は、情報処理装置12とデータの送受信をするものである。通信部114は、例えば、LANなどによって通信するものであっても良い。
情報処理装置12は、制御部13、ユニット14を有している。情報処理装置12は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成、及び、他の通信装置と通信をするためのインターフェースを有する装置(1台に限定されず、複数台により構成されるものであっても良い)上に構築されるものであるが、機能的には図1のように表すことができる。なお、制御部13と各ユニット14は、それぞれ別の装置として構成し、接続されるものであっても良い。例えば、情報処理装置12が金融機関に設置されている現金自動預払機である場合には、ユニット14は現金自動預払機の端末(例えば、紙幣入出金機)、制御部13は現金自動預払機全体を制御する装置として構成されるものであっても良い。なお、上述の図1において、図示は省略されているが、例えば、ユニット14は、情報処理装置12のユーザに情報の入出力を提供する手段や、紙幣の取出し・投入・保管など、情報処理装置12の端末として必要な他の手段を有していても良い。
制御部13は、情報処理装置12内の各部の動作を制御し、ユニット14からのログデータの収集などを行うものであり、ログデータ取得要求通知部131、ログデータ仮保存部132、ログデータ管理部133、通信部134、通信部135を有している。
ログデータ取得要求通知部131は、ユニット14又は、制御部13において生成されるログデータを、保守監視装置11のログデータ取得判断部113への問い合わせの結果に基づいて、保守監視装置11に取得させるか否か判断するものである。なお、ログデータ取得要求通知部131は、保守監視装置11から、問い合わせの結果の返答が無い場合、例えば通信障害などの場合には、ログデータを保守監視装置11に取得させないと判断しても良い。
ログデータ仮保存部132は、ユニット14から通知されるログデータ、又は、制御部13で生成されるログデータについて一時的に記憶する記憶手段である。
ログデータ管理部133は、ログデータ仮保存部132に記憶されるログデータを管理するものであり、例えば、ユニット14から通知されるログデータ、又は、制御部13で生成されるログデータについて、ログデータ仮保存部132に記憶させるものである。
通信部134は、保守監視装置11と通信しデータの送受信をするための手段である。通信部135は、ユニット14と通信してデータの送受信をするための手段である。
ユニット14(14−1、14−2、…)は、それぞれ通信部141(141−1、141−2、…)、ログデータ保存部142(142−1、142−2、…)、ログデータ管理部143(143−1、143−2、…)を有している。ここでは、情報処理装置12は複数のユニット14(14−1、14−2、…)を有しているものとするが、単数であっても良い。
通信部141は、制御部13と通信しデータの送受信をするための手段である。
ログデータ保存部142は、当該ユニット14で生成されたログデータを一時的に記憶するための記憶手段である。
ログデータ管理部143は、当該ユニット14で発生する稼動状態の変化や障害発生時の状態に関する情報などを取得してログデータを生成する。又、ログデータ管理部143は、ログデータ保存部142に記憶されたログデータを管理する機能も担っている。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態のログデータ収集システム10におけるログ収集の動作を説明する。
(A−2−1)ユニットにおけるログデータの生成
図2は、各ユニット14において、ログ取得条件が発生した際の動作について説明したフローチャートである。
ユニット14においてログデータ管理部143では、当該ユニット14におけるログ取得条件について監視がされ、ログ取得条件の発生が検知された場合、後述のステップS2の処理が動作し、ログ取得条件の発生が検知されない場合は、そのままログ取得条件について監視がされる。ログ取得条件としては、例えば、ユニット14において障害が発生した場合などが挙げられる(S1)。
次に、ログデータ管理部143では、上述のステップS1において検知したログ取得条件に基づいてログデータが生成される(S2)。
次に、ログデータ管理部143では、制御部13に対してログデータを送信可能か否か判定され(例えば、通信部141において通信障害を検知していれば送信が不可と判定される)、送信可能と判定された場合は後述のステップS4の処理から動作し、通信不可であれば後述するステップS7の処理から動作する(S3)。
上述のステップS3において、制御部13との通信が不可と判定された場合には、上述のステップS2で生成されたログデータが、ログデータ管理部143から、ログデータ保存部142に与えられて保存され(S7)、再び前述のステップS1の処理から動作する。
上述のステップS3において、制御部13との通信が可能と判定された場合には、ログデータ管理部143により、ログデータ保存部142に未送信のログデータが記憶されているか否か確認され、未送信のログデータが記憶されている場合には後述するステップS5の処理から動作し、未送信のログデータが記憶されていない場合は後述するステップS6から動作する(S4)。
上述のステップS4において、ログデータ保存部142に未送信のログデータが記憶されていると判定された場合には、ログデータ管理部143において、上述のステップS2で生成されたログデータに、ログデータ保存部142に記憶された未送信のログデータが付加される(S5)。
そして、上述のステップS2において生成されたログデータ、又は、ログデータ保存部142に未送信のログデータが記憶されていた場合には上述のステップS5で生成されたログデータが、ログデータ保存部142により、通信部141を介して、ユニット14から、制御部13に送信され(S6)、再び上述のステップS1の処理から動作する。
(A−2−2)制御部におけるログデータの処理
図3は、制御部13において、ログ取得条件が発生した場合の動作について説明したフローチャートである。
まず、制御部13のログデータ管理部133では、ログ取得条件について監視がされ、ログ取得条件が検知された場合には、後述するステップS22の処理から動作し、ログ取得条件が検知されない場合はログ取得条件の発生を監視し続ける。例えば、上述の図2のステップS6において、ユニット14からログデータが与えられた場合や、制御部13で障害が発生した場合には、それらがログ取得条件として検知される(S21)。
そして、ログデータ管理部133では、上述のステップS21においてログ取得条件が検知された場合には、そのログ取得条件の内容に応じて、ログデータが生成される(S22)。
次に、ログデータ取得要求通知部131により、制御部13から、保守監視装置11に対して、ログデータ取得要求が通知される(S23)。
そして、保守監視装置11では、上述のステップS23において通知されたログデータ取得要求に基づいて、ログデータの取得が可能か否か判断され(判断処理の詳細については後述する)、ログデータの取得が可能と判断された場合には、保守監視装置11から、情報処理装置12(制御部13)に、取得可能である旨の通知がされ、ログデータの取得が不可と判断された場合には取得不可である旨の通知がされる(S24)。
次に、ログデータ管理部133では、上述のステップS24で、保守監視装置11から、通知された内容について分析され、ログデータが取得可能である旨の通知であった場合には、後述するステップS26から動作し、ログデータが取得不可である旨の通知であった場合には、後述するステップS29から動作する(S25)。
上述のステップS25において、ログデータ管理部133において、保守監視装置11から、通知された内容が、ログデータを取得不可である旨の通知であると判断された場合には、上述のステップS22で生成されたログデータが、ログデータ仮保存部132に与えられ、一時的に保存されて、処理が終了し、再び上述のステップS21の処理から動作する(S29)。
ログデータ管理部133では、上述のステップS25において、保守監視装置11から、通知された内容が、ログデータを取得可能である旨の通知であると判断された場合には、さらに、ログデータ仮保存部132に未送信のログデータが存在するか否か確認され、未送信のログデータが存在すると判断された場合には後述のステップS27の処理から動作し、未送信のログデータが存在しないと判断された場合には後述のステップS28の処理から動作する(S26)。
ログデータ管理部133では、上述のステップS26において、ログデータ仮保存部132に未送信のログデータが存在すると判断された場合には、上述のステップS22で生成されたログデータに、ログデータ仮保存部132に記憶された未送信のログデータが付加される(S27)。
そして、上述のステップS22において生成されたログデータ、又は、ログデータ仮保存部132に未送信のログデータが記憶されていた場合には上述のステップS27で生成されたログデータが、制御部13から、保守監視装置11に送信され(S28)、再び上述のステップS21の処理から動作する。
(A−2−3)保守監視装置におけるログデータ取得可否の判断
図4は、上述の図3のステップS24の保守監視装置11におけるログデータ取得可否の判断の処理について説明したフローチャートである。
保守監視装置11のログデータ取得判断部113では、ログ取得要求の発生について監視され、ログ取得要求の発生を検知した場合には、後述するステップS32の処理から動作し、ログ取得要求の発生が検知できない場合には、引き続きログ取得要求の発生について監視される。例えば、上述の図3のステップS23において、制御部13から、保守監視装置11にログ取得要求が通知された場合には、保守監視装置11において、ログ取得要求が発生したと検知される(S31)。
そして、ログデータ取得判断部113では、上述のステップS31においてログ取得要求の発生が検知された場合には、当該保守監視装置11のログデータの保存が可能か否かセルフチェックが行われ、正常又は異常が確認される。例えば、ログデータ保存部111の余剰の記憶容量が所定の量よりも少なかった場合や、保守監視装置11自体のハードウェア障害などが検知された場合には異常と判断される(S32)。
次に、ログデータ取得判断部113では、上述のステップS32における、保守監視装置11のセルフチェックの結果について確認され(S33)、セルフチェックの結果が正常であった場合には、情報処理装置12(制御部13)にログ取得可能である旨が応答され(S34)、セルフチェックの結果が異常であった場合には、情報処理装置12(制御部13)にログ取得不可である旨が応答され(S34)、再び上述のステップS31の処理から動作する。
(A−2−4)保守監視装置におけるログデータ取得可否の判断
図5は、上述の図3のステップS28において、情報処理装置12(制御部13)から、保守監視装置11にログデータが送信された場合の、保守監視装置11における動作を示したフローチャートである。
保守監視装置11のログデータ管理部112では、情報処理装置12(制御部13)からの、ログデータの送信について監視され、ログデータの送信が検知された場合には、後述のステップS42の処理から動作し、ログデータの送信が検知されない場合には引き続きログデータの送信について監視される(S41)。
上述のステップS41においてログデータの送信が検知された場合には、情報処理装置12(制御部13)から与えられたログデータが、ログデータ保存部111に記憶され、(S42)、再び上述のステップS41の処理から動作する。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することが可能となる。
第1の実施形態では、情報処理装置12(制御部13、ユニット14)で生成されたログデータを、生成後即座に保守監視装置11に送信しログデータ保存部111に記憶するようにした。これにより、情報処理装置12固有の限られたシステムリソース(ログデータを記憶するための記憶容量等)を長期保存のために多く専有する必要が無くなり、情報処理装置12におけるシステムリソースを効率よく利用することが可能となる。
又、保守監視装置11上(ログデータ保存部111)にログデータを記憶するため、保守者等が、情報処理装置12の設置されている場所へ、直接ログデータを取得しに行く必要がなくなる。これにより、時間経過と共に失われる生成時間の古いログデータや、リアルタイムなログデータの保存が容易となる。
又、ユニット14にログデータ保存部142、ログデータ管理部143を設けて、制御部13とユニット14間の通信が不可の場合でも、その間に発生したログデータはログデータ保存部142に一時的に保存して後に送信するため、ユニット14と制御部13との間が、常に通信可能でない環境であっても送信必要なログデータを、漏れなく送信することができる。
又、保守監視装置11にログデータ取得判断部113、制御部13にログデータ仮保存部132、ログデータ管理部133を設けて、制御部13から保守監視装置11にログデータが送信できない場合でも、その間に発生したログデータはログデータ仮保存部132に一時的に保存して後に送信するため、制御部13から保守監視装置11に、常にログデータが送信できる環境でない場合であっても、制御部13から保守監視装置11に送信必要なログデータを、漏れなく送信することができる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による情報処理装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(B−1)第2の実施形態の構成
図6は、この実施形態の情報処理装置22の全体構成を示すブロック図である。
第1の実施形態の情報処理装置12の制御部13は、ユニット14から与えられたログデータを、即座に保守監視装置11に転送していたが、第2の実施形態の情報処理装置22の制御部23は、ユニット24から与えられたログデータを、制御部23自身が記憶、又は、ユニット24に退避させる点で、第1の実施形態の情報処理装置12と異なっている。
第2の実施形態の、情報処理装置22は、制御部23、ユニット24(24−1、24−2、…)を有している。
制御部23は、ログデータ仮保存部232、ログデータ管理部233、通信部235、ログデータ保存部236、ログデータ退避判断部237、付帯情報記憶部238を有している。
通信部235は、第1の実施形態の通信部135と同様のものであるのでその説明を省略する。
ログデータ退避判断部237は、ユニット24から通知されるログデータ、又は、制御部23で生成されるログデータを、ユニット24に退避してユニット24に記憶させるか、後述するログデータ保存部236に記憶させるかを、後述する付帯情報記憶部238に記憶された情報などに基づいて判断するものである。
付帯情報記憶部238は、ログデータ退避判断部237が、ログデータをユニット24に退避させるか否か判断するために用いられる情報を記憶する記憶手段である。
図7は、付帯情報記憶部238に記憶された情報の構成を説明した説明図である。
付帯情報記憶部238は、情報番号301、ログ取得条件302、閾値303、ログ退避要否304の情報を有している。
情報番号301は、付帯情報記憶部238に記憶された各情報を識別するための情報である。
ログ取得条件302は、ログデータの内容に関する情報を有する。ログ取得条件302には、例えば、ユニット24におけるエラーの名称やエラーコードの情報などが記憶される。例えば、上述の図7に示すように、ログ取得条件302には、「ユニットメカエラー:0A−0000」という情報を記憶しても良い。ここでは、「ユニットA」は、ユニット24−1を識別するための情報であるものとし、上述の図7では、説明を簡易にするため、付帯情報記憶部238に記憶された情報のうち、ユニットA(ユニット14−1)に関する情報のみを記載している。又、ここでは、「ユニットAメカエラー:0A−0000」において、「0A−0000」はエラーコードを示しており、さらに、エラーコードうちの「0A」はユニットA(ユニット14−1)に関するエラーであることを示している。又、ログ取得条件302に記憶される情報としては、ユニット24から与えられたログデータの内容を特定できる条件であれば、その情報の内容は上述の例に限定されないものであり、例えば、上述のエラーコードのみであっても良い。例えば、ログ取得条件302に記憶される情報が、上述のエラーコードのみであった場合には、ユニット24から与えられたログデータが、同一のエラーコードの情報を有するものであったときに、ログ取得条件302に該当する情報としても良い。
ログ退避要否304は、ログ取得条件302の内容のログデータについて、ユニット24への退避の必要又は不要の情報を有し、退避が必要な場合は「必要」という情報が記憶され、退避が不要な場合は「不要」という情報が記憶される。なお、付帯情報記憶部23においては、ログ退避要否304の情報を有さずに退避が必要なログ取得条件302についてのみの情報を有する構成としても良い。
閾値303は、ログ退避要否304が「必要」となっている場合に、ログ取得条件302の内容のログデータが、何回発生した場合にユニット24へ退避するかを決定する閾値の情報を有する。
例えば、図7において、情報番号301が「1」のログ取得条件302は「ユニットAメカエラー:0A−0000」、閾値303は「なし」、ログ退避要否304は「不要」となっているため、「ユニットメカエラー:0A−0000」という情報を有するログデータがあったとしても、ログデータ退避判断部237において、そのログデータは、ユニット24へは退避されない。又、例えば、図7において、情報番号301が「3」のログ取得条件302は、「ユニットAメカエラー:0A−1111」、閾値303は「2」、ログ退避要否304は「必要」となっているため、「ユニットAメカエラー:0A−1111」という情報を有するログデータが2回以上発生した場合には、当該ログデータは、ログデータ退避判断部237により、当該ログデータが生成されたユニット24に退避すると判断される。
なお、ログデータ退避判断部237において、ログ取得条件302に関するログデータが発生した回数が、閾値303に達したと判断する方法としては、図示は省略しているが、ユニット24から、制御部23に、ログ取得条件302に該当するログデータが与えられる都度集計して、集計した結果を記憶する手段を有し、集計した結果の値と該当する閾値303の値とを比較することにより判断しても良い。
ログデータ仮保存部232、ログデータ管理部233は、第1の実施形態のログデータ仮保存部132、ログデータ管理部133とほぼ同様のものであるので詳しい説明を省略する。第1の実施形態のログデータ仮保存部132、ログデータ管理部133は、保守監視装置11にログデータを送信する際に一時的に、送信対象のログデータを保存していたが、第2の実施形態のログデータ仮保存部232、ログデータ管理部233は、ユニット24にログデータを送信する際に一時的に、送信対象のログデータを保存する点で異なっている。 ログデータ保存部236は、ユニット24から通知されるログデータ、又は、制御部23で生成されるログデータを記憶する記憶手段である。
ユニット24(24−1、24−2、…)については、第1の実施形態のユニット14(14−1、14−2、…)とほぼ同様のものであるので詳しい説明を省略するが、制御部23に送信したログデータが、制御部23から退避されて戻ってきた場合に、更にそのログデータを記憶する点において、第1の実施形態のユニット14と異なっている。
ユニット24は、通信部241、ログデータ保存部242、ログデータ管理部243を有している。通信部241、ログデータ保存部242は、それぞれ、第1の実施形態の通信部141、ログデータ保存部142と同様のものであるので説明を省略する。
ログデータ管理部243は、第1の実施形態のログデータ管理部143とほぼ同様のものであるが、制御部23に送信したログデータが、制御部23から退避されて戻ってきた場合に、更にそのログデータを、ログデータ保存部242に記憶させる点において異なっている。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の情報処理装置22におけるログ収集の動作を説明する。
(B−2−1)ユニットにおけるログデータの生成
図8は、各ユニット24において、ログ取得条件が発生した際の処理について説明したフローチャートである。
ユニット24においてログデータ管理部243では、当該ユニット24におけるログ取得条件について監視がされ、ログ取得条件の発生が検知された場合、後述のステップS2の処理が動作し、ログ取得条件の発生が検知されない場合は、そのままログ取得条件について監視がされる。ログ取得条件としては、例えば、ユニット24において障害が発生した場合や、制御部23からのログ保存要求があった場合が挙げられる(S51)。
次に、ログデータ管理部243では、上述のステップS51で検知されたログ取得条件が、ユニット24の内部的な要因なのか、制御部23からのログ保存要求があったことなのか、について判断され、ユニット24の内部的な要因であると判断された場合には後述するステップS52の処理から動作し、制御部23からのログ保存要求があったと判断された場合には後述するステップS59の処理から動作する(S58)。
ログデータ管理部243では、上述のステップS58において、制御部23からのログ保存要求があったと判断された場合には、更に、制御部23からのログデータが受信され(S59)、受信されたログデータが、ログデータ保存部242に保存される(S57)。
そして、上述のステップS58において、検知されたログ取得条件が、ユニット24の内部的な要因と判断された場合には、上述のステップS51において検知したログ取得条件に基づいてログデータが生成される(S52)。
次に、ログデータ管理部243では、制御部23に対してログデータを送信可能か否か判定され(例えば、通信部241において通信障害を検知していれば送信が不可と判定される)、送信可能と判定された場合は後述のステップS54の処理から動作し、通信不可であれば後述するステップS57の処理から動作する(S53)。
上述のステップS53において、制御部23との通信が不可と判定された場合には、上述のステップS52で生成されたログデータが、ログデータ管理部243から、ログデータ保存部242に与えられて一時的に保存され(S57)、再び前述のステップS51の処理から動作する。
上述のステップS53において、制御部23との通信が可能と判定された場合には、ログデータ管理部243により、ログデータ保存部242に、上述のステップS57において、制御部23と通信できないため一時的に保存された未送信のログデータが記憶されているか否か確認され、未送信のログデータが記憶されている場合には後述するステップS55の処理から動作し、未送信のログデータが記憶されていない場合は後述するステップS56から動作する(S54)。
上述のステップS54において、ログデータ保存部242に未送信のログデータが記憶されていると判定された場合には、ログデータ管理部243において、上述のステップS2で生成されたログデータに、ログデータ保存部242に記憶された未送信のログデータが付加される(S55)。
そして、上述のステップS52において生成されたログデータ、又は、ログデータ保存部242に未送信のログデータが記憶されていた場合には上述のステップS55で生成されたログデータが、ログデータ保存部242により、通信部241を介して、ユニット24から、制御部23に送信され(S56)、再び上述のステップS51の処理から動作する。
(B−2−2)制御部におけるログデータの処理
図9は、制御部23においてログ取得条件が発生した際の動作について説明したフローチャートである。
制御部23のログデータ管理部233では、ログ取得条件について監視がされ、ログ取得条件が検知された場合には、後述するステップS62の処理から動作し、ログ取得条件が検知されない場合はログ取得条件の発生を監視し続ける。例えば、上述の図9のステップS56において、ユニット24からログデータが与えられた場合や、制御部23で障害が発生した場合には、それらがログ取得条件として検知される(S61)。
そして、ログデータ管理部233では、上述のステップS61においてログ取得条件が検知された場合には、そのログ取得条件の内容に応じて、ログデータが生成される(S62)
次に、ログデータ管理部233では、上述のステップS62において生成されたログデータについて、ユニット24に退避させるか否かについて判断される(S63)。なお、判断する動作の詳細については後述する。
次に、ログデータ管理部233において、上述のステップS63で判断された内容に基づいて、生成されたログデータを、ログデータ保存部236に保存させるか、ユニット24に退避させるか否かについて判断され、ユニット24に退避させると判断された場合には後述するステップS66の処理から動作し、ユニット24に退避させないと判断された場合には後述するステップS65の処理から動作する(S64)。
上述のステップS64において、生成されたログデータを、ユニット24に退避させないと判断された場合には、上述のステップS62において生成されたログデータが、ログデータ保存部236により保存され(S65)処理が終了する。
上述のステップS64において、生成されたログデータを、ユニット24に退避させると判断された場合には、ログデータ管理部233では、ユニット24に対してログデータを送信可能か否か判定され(例えば、通信部235において通信障害を検知していれば送信が不可と判定される)、送信可能と判定された場合は後述のステップS69の処理から動作し、通信不可であれば後述するステップS67の処理から動作する(S66)。
上述のステップ66において、ユニット24との通信が不可と判定された場合には、上述のステップS62で生成されたログデータが、ログデータ管理部233から、ログデータ仮保存部232に与えられて、一時的に保存され、処理が終了し、再び上述のステップS61の処理から動作する(S67)。
上述のステップS66において、ユニット24との通信が可能と判定された場合には、ログデータ管理部233により、ログデータ仮保存部232に、当該ユニット24について未送信のログデータが記憶されているか否か確認され、未送信のログデータが記憶されている場合には後述するステップS69の処理から動作し、未送信のログデータが記憶されていない場合は後述するステップS70から動作する(S68)。
上述のステップS68において、ログデータ仮保存部232に、当該ユニット24について未送信のログデータが記憶されていると判定された場合には、ログデータ管理部233において、上述のステップ62で生成されたログデータに、ログデータ仮保存部232に記憶された、当該ユニット24についての、未送信のログデータが付加される(S69)。
そして、上述のステップS62において生成されたログデータ、又は、ログデータ仮保存部232に未送信のログデータが記憶されていた場合には上述のステップS69で生成されたログデータが、制御部23から、ユニット24に送信され、再び上述のステップS61の処理から動作する(S70)。
(B−2−3)制御部におけるログ退避判断
図10は、上述の図9のステップS63の、制御部23(ログデータ退避判断部237)における、ユニット24へのログデータ退避の判断処理について説明したフローチャートである。
まず、上述の図7に示すような、ログデータを退避するための条件のうちいずれかと一致したか否かが確認される。例えば、上述の図9のステップS62において生成されたログデータが、付帯情報記憶部238に記憶されたログ取得条件302に該当するログデータであり、上記ログデータの発生により、同様のログデータが閾値303の値以上の回数発生したと判定された場合には、ログデータを退避するための条件のうちいずれかと一致したと判定される(S71)。
そして、上述のステップS71において、付帯情報記憶部238に記憶されたログデータを退避する条件と一致すると判断された場合には、上述の図9のステップS62において生成されたログデータは、ユニット24へ退避必要と判断され(S72)、一致しないと判断された場合には、ユニット24へ退避は不要と判断され(S73)処理は終了する。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、以下のような効果を奏することが可能となる。
第2の実施形態の情報処理装置22では、付帯情報記憶部238に記憶された特定のログデータについて、ユニット24へ退避し、ユニット24において保存される。これにより、例えば、発生頻度の低いエラーを内容とするログデータを付帯情報記憶部238におけるログ退避条件に設定すれば、制御部23のログデータ保存部236に保存するログデータの量を低減することができ、従来のログ収集方法と比べて、ログデータが時間経過により失われることが少なくなる。
又、ユニット24に、各ユニット24において生成されたログデータを保存させている。これにより、例えば、各ユニット24において生成されたログデータのうち障害情報に関するものを、当該ユニット24に保存させることができ、ユニット24において障害が発生した場合でも、障害の発生したユニット24を正常なものと交換すれば、制御部23に保存されたログデータを取得しなくても、障害の発生したユニット24についてログデータの調査をすることができる。例えば、市場での迅速なユニット24の障害復旧を要求される場面で、制御部23のログデータの取得漏れをなくすことができる。
又、ユニット24にログデータ保存部242、ログデータ管理部243を設けて、制御部23とユニット24間の通信が不可の場合でも、その間に発生したログデータはログデータ保存部242に一時的に保存して後に送信するため、ユニット24と制御部23との間が、常に通信可能でない環境であっても送信必要なログデータを、漏れなく送信することができる。
(C)第3の実施形態
以下、本発明による情報処理装置、ログデータ収集システムの第3の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(C−1)第3の実施形態の構成
図11は、この実施形態のログデータ収集システム10Aの全体構成を示すブロック図であり、上述した図1との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
第3の実施形態の実施形態のログデータ収集システム10Aは、第1の実施形態のログデータ収集システム10における、情報処理装置12について、第2の実施形態の情報処理装置22の構成と組み合わせたものである。第1の実施形態においては、情報処理装置12の制御部13は、ユニット14から与えられたログデータを全て、保守監視装置11に転送している。又、第2の実施形態の情報処理装置22では、ユニット24から与えられたログデータを、所定の条件に基づいて判定し、ユニット24に退避、又は、制御部23(ログデータ保存部236)に保存している。第3の実施形態では、情報処理装置32は、ユニット34から与えられたログデータを、所定の条件に基づいて判定し、ユニット34に退避、又は、保守監視装置11に転送する点において、第1の実施形態及び第2の実施形態と異なっている。
ログデータ収集システム10Aは、保守監視装置11、情報処理装置32を有している。
保守監視装置11は、第1の実施形態と同様のものであるので説明を省略する。
情報処理装置32は、制御部33、ユニット34を有している。ユニット34は、第2の実施形態のユニット24と同様のものであるので説明を省略する。
制御部33は、ログデータ取得要求通知部331、ログデータ仮保存部332、ログデータ管理部333、通信部334、通信部335、ログデータ保存部336、ログデータ退避判断部337、付帯情報記憶部338を有している。
ログデータ仮保存部332、ログデータ管理部333は、第1の実施形態のログデータ仮保存部132、ログデータ管理部133(第2の実施形態のログデータ仮保存部232、ログデータ管理部233)とほぼ同様のものであるので詳しい説明を省略する。第1の実施形態のログデータ仮保存部132、ログデータ管理部133は、保守監視装置11にログデータを送信する際に一時的に、送信対象のログデータを保存していた、又、第2の実施形態のログデータ仮保存部232、ログデータ管理部233は、ユニット24にログデータを送信する際に一時的に、送信対象のログデータを保存していた。第3の実施形態のログデータ仮保存部332、ログデータ管理部333は、保守監視装置11、ユニット34のいずれにログデータを送信する際にも、一時的に送信対象のログデータを保存する点で、第1の実施形態及び第2の実施形態と異なっている。
ログデータ退避判断部337、付帯情報記憶部338は、第2の実施形態のログデータ退避判断部237、付帯情報記憶部238と同様のものであるので説明を省略する。
ログデータ取得要求通知部331は、第1の実施形態のログデータ取得要求通知部131とほぼ同様のものであるので詳しい説明を省略する。第1の実施形態においては、ログデータ取得要求通知部131は、ユニット14から与えられたログデータを全て保守監視装置11に転送するために、保守監視装置11にログデータ取得要求を通知していたが、第3の実施形態のログデータ取得要求通知部331は、ログデータ退避判断部337により、ユニット34に退避が不要と判断されたログデータについてのみ保守監視装置11にログデータ取得要求を通知する点において異なっている。
通信部334、通信部335は、第1の実施形態の通信部134、通信部135と同様のものであるので説明を省略する。
(C−2)第3の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第3の実施形態のログデータ収集システム10Aにおけるログ収集の動作を説明する。
(C−2−1)ユニットにおけるログデータの生成
ユニット34において、ログ取得条件が発生した際の、ログデータ管理部343における動作は、第2の実施形態のユニット24(ログデータ管理部243)と同様に上述の図8により示すことができるので説明を省略する。
(C−2−2)制御部におけるログデータの処理
図12は、制御部33においてログ取得条件が発生した場合の、ログデータ管理部333の動作について説明したフローチャートである。図12におけるステップS81〜S90の動作は、それぞれ上述の図9におけるステップS61〜S70とほぼ同様の動作であるので詳しい説明を省略し、上述の図9のフローチャートとの差異について説明する。
図12におけるステップS81〜S84の動作は、それぞれ上述の図9におけるステップS61〜S64と同様の動作であるので説明を省略する。
上述の図9におけるステップS65においては、上述のステップS64において、生成されたログデータを、ユニット24に退避させないと判断された場合には、ログデータ管理部233により、上述のステップS62において生成されたログデータが、ログデータ保存部236に保存されるが、図12のステップS85においては、ログデータを制御部33内には保存せずに、保守監視装置11に転送するため、後述する図13に示すフローチャートの動作が行われる。
図12におけるステップS86〜S90の動作は、それぞれ上述の図9におけるステップS66〜S70と同様の動作であるので説明を省略する。
(C−2−3)保守監視装置におけるログデータ取得可否の判断
図13は、上述の図12のステップS85の、ログデータを制御部33内には保存せずに、保守監視装置11に転送する動作について説明したフローチャートである。
まず、ログデータ取得要求通知部331により、制御部33から、保守監視装置11に対して、ログデータ取得要求が通知され(S91)、その後のステップS92〜S96の動作は、それぞれ上述の図3におけるステップS24〜S28と同様の動作であるので、説明を省略する。
(C−2−4)保守監視装置におけるログデータ取得可否の判断
上述の図13のステップS92の保守監視装置11におけるログデータ取得可否の判断の動作は、上述の図4に示すフローチャートと同様の動作であるのでその説明を省略する。
(C−2−5)保守監視装置におけるログデータ取得可否の判断
上述の図13のステップS96において、制御部333から、保守監視装置11にログデータが送信される場合の、保守監視装置11における動作は、上述の図5に示すフローチャートと同様の動作であるのでその説明を省略する。
(C−3)第3の実施形態の効果
第3の実施形態によれば、以下のような効果を奏することが可能となる。
第3の実施形態の情報処理装置32では、第2の実施形態の情報処理装置22と同様に、付帯情報記憶部338に記憶された特定のログデータについて、制御部33からユニット34へ退避し、ユニット34において保存する。これにより、第2の実施形態と同様の効果を奏することができる。
又、第3の実施形態では、制御部33からユニット34へ退避しないと判定されたログデータについては、制御部33内で保存せずに、第1の実施形態の制御部13と同様に、即座に保守監視装置11に送信しログデータ保存部111に記憶するようにした。これにより、情報処理装置32固有の限られたシステムリソース(ログデータを記憶するための記憶容量等)を長期保存のために多く専有する必要が無くなり、情報処理装置32におけるシステムリソースを効率よく利用することが可能となる。
又、保守監視装置11にログデータ取得判断部113、制御部33にログデータ仮保存部332、ログデータ管理部333を設けて、制御部33から保守監視装置11にログデータが送信できない場合でも、その間に発生したログデータはログデータ仮保存部332に一時的に保存して後に送信するため、制御部33から保守監視装置11に、常にログデータが送信できる環境でない場合であっても、制御部13から保守監視装置11に送信必要なログデータを、漏れなく送信することができる。
(D)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(D−1)第1の実施形態において、制御部13は、ユニット14から与えられたログデータについて、即座に保守監視装置11に転送しているが、ログデータが与えられる都度転送せずに、所定の時間間隔、又は、所定の量のログデータが蓄積した場合に、保守監視装置11にログデータを転送するようにしても良い。
(D−2)第2の実施形態において、制御部23は、ユニット24から与えられたログデータについて、即座に、ユニット24に退避させるか否か判断を開始しているが、ログデータが与えられる都度判断を開始せずに、所定の時間間隔、又は、所定の量のログデータが累積した場合に、判断を開始するようにしても良い。
(D−3)第1の実施形態及び第3の実施形態においては、情報処理装置から保守監視装置にログデータを転送しているが、ログデータの転送先は、情報処理装置からログデータを収集して保存する手段を有する装置であれば、保守監視装置に限られないものである。
第1の実施形態のログデータ収集システムの全体構成を示すブロック図である。 第1の実施形態において各ユニットでログ取得条件が発生した際の動作について説明したフローチャートである。 第1の実施形態において制御部でログ取得条件が発生した際の動作について説明したフローチャートである。 第1の実施形態における保守監視装置のログデータ取得判断部の動作について説明したフローチャートである。 第1の実施形態における保守監視装置のログデータ管理部の動作を説明したフローチャートである。 第2の実施形態の情報処理装置の全体構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の付加情報記憶部に記憶された情報の構成を説明した説明図である。 第2の実施形態において各ユニットでログ取得条件が発生した際の動作について説明したフローチャートである。 第2の実施形態において制御部でログ取得条件が発生した際の動作について説明したフローチャートである。 第2の実施形態における制御部のログデータ退避判断部の動作について説明したフローチャートである。 第3の実施形態のログデータ収集システムの全体構成を示すブロック図である。 第3の実施形態において制御部で、ログ取得条件が発生した際の動作について説明したフローチャートである。 第3の実施形態における制御部で、保守監視装置にログデータを転送する際の動作について説明したフローチャートである。
符号の説明
10…ログデータ収集システム、11…保守監視装置、111…ログデータ保存部、112…ログデータ管理部、113…ログデータ取得判断部、114…通信部、12…情報処理装置、13…制御部、131…ログデータ取得要求通知部、132…ログデータ仮保存部、133…ログデータ管理部、134…通信部、135…通信部、14…ユニット、141…通信部、142…ログデータ保存部、143…ログデータ管理部。

Claims (6)

  1. 端末部と、上記端末部を制御する制御部とを備えた情報処理装置において、
    上記端末部が、
    当該端末部の状況に応じてログデータを生成するログデータ生成手段と、
    上記制御部に上記ログデータを与えるログデータ送信手段とを有し、
    上記制御部が、上記端末部から与えられた上記ログデータを、上記制御部の外部に転送するログデータ転送手段を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記制御部が、
    上記端末部から与えられた上記ログデータを、上記端末部に転送する条件に関する情報を有する退避条件情報を記憶する退避条件情報記憶手段と、
    少なくとも上記退避条件情報と、上記端末部から与えられた上記ログデータの内容とに基づいて、上記端末部から与えられた上記ログデータを、上記端末部に転送するか否かを判定する受信ログデータ退避判定手段と、
    上記受信ログデータ退避判定手段により、上記端末部に転送しないと判定された上記ログデータを、記憶するログデータ記憶手段とをさらに有し、
    上記ログデータ転送手段は、上記受信ログデータ退避判定手段により、上記端末部に転送すると判定された上記受信ログデータのみを上記端末部に転送し、
    上記端末部が、上記制御部から与えられた上記ログデータを記憶する、退避ログデータ記憶手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記ログデータ転送手段は、上記端末部から与えられた上記ログデータを、上記ログデータを収集するログデータ収集装置に与えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 上記ログデータ収集装置は、上記情報処理装置を監視する監視装置に搭載されていることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 端末部と、上記端末部を制御する制御部とを備える情報処理装置と、上記情報処理装置において生成されたログデータを収集するログデータ収集装置とを備え、
    上記情報処理装置において生成されたログデータを収集するログ収集システムであって、
    上記端末部が、
    当該端末部の状況に応じてログデータを生成するログデータ生成手段と、
    上記制御部に上記ログデータを与えるログデータ送信手段とを有し、
    上記制御部が、上記端末部から与えられた上記ログデータを上記ログデータ収集装置に転送するログデータ転送手段を有し、
    上記ログデータ収集装置が、上記制御部から与えられた上記ログデータを保存するログデータ保存手段を有する
    ことを特徴とするログデータ収集システム。
  6. 上記ログデータ収集装置は、上記情報処理装置を監視する監視装置に搭載されていることを特徴とする請求項5に記載のログデータ収集システム。
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