JP2009025548A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パネル温度が変動しても対向電圧を最適値に設定することのできる液晶表示装置を実現する。
【解決手段】データバスラインに絵素の選択素子を介して接続された絵素電極と、絵素電極との間に液晶層が配置された対向電極とを備えたアクティブマトリクス型の液晶表示装置において、パネル温度を検出する温度検出手段(31)と、対向電極に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、電圧印加手段は、温度検出手段(31)により検出されたパネル温度に応じた電圧(Vcom)を出力して対向電極に印加する。
【選択図】図1
【解決手段】データバスラインに絵素の選択素子を介して接続された絵素電極と、絵素電極との間に液晶層が配置された対向電極とを備えたアクティブマトリクス型の液晶表示装置において、パネル温度を検出する温度検出手段(31)と、対向電極に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、電圧印加手段は、温度検出手段(31)により検出されたパネル温度に応じた電圧(Vcom)を出力して対向電極に印加する。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶表示装置が備える絵素電極電圧の引き込み現象に関するものである。
アクティブマトリクス型の液晶表示装置においては、図3に示すように、ゲートバスラインGLとソースバスラインSLとの各交差部に対応して絵素PIXが設けられる。絵素PIXをソースバスラインSLと接続するTFT11は、ゲートバスラインGLを介してゲートGに絵素PIXを選択期間とするゲート電圧Vgが印加された場合に導通状態となり、ゲートバスラインGLを介してゲートGに絵素PIXを非選択期間とするゲート電圧Vgが印加された場合に遮断状態となる。TFT11の導通期間には、ソースバスラインSLからTFT11のソースSおよびドレインDを介して絵素にデータ信号が供給され、TFT11の遮断期間には、絵素PIXは前回の導通期間に供給されたデータ信号が書き込まれた状態を保持する。
絵素PIXは、液晶容量CLおよび補助容量Ccsを備えている。液晶容量CLは、絵素電極12と対向電圧Vcomに保持された対向電極13との間に形成される容量であり、補助容量Ccsは、絵素電極12と対向電圧Vcomなどの補助容量電圧が印加された電極14との間に形成される容量である。また、絵素PIXには、その他に、絵素電極12とゲートバスラインGLとの間に形成された寄生容量Cgdが存在する。
図4に、1本のゲートバスラインGLに対するゲート電圧Vgの波形と、絵素PIXの絵素電極電圧Vpixの波形とを示す。ゲート電圧Vgは、絵素の選択期間t1にハイレベルVghとなり絵素の非選択期間t2にローレベルVglとなるパルスが1フレーム期間Tごとに繰り返される波形を有する。絵素電極電圧Vpixは、選択期間t1にソースバスラインSLから供給されるデータ信号の電圧値に向けて変化し、選択期間t1が終了してTFT11が遮断されると、選択期間t1の終了時点での電圧値を保持しようとする。しかし、絵素PIXには上述した寄生容量Cgdが存在するため、選択期間t1の終了後の絵素電極電圧Vpixは、終了直前よりも、次式で表される電圧ΔVdだけ低下する。
この絵素電極電圧Vpixが電圧ΔVdだけ低下する現象は引き込み現象、また、電圧ΔVdは引き込み電圧と呼ばれる。データ信号が1フレーム期間Tごとに対向電圧Vcomに対する極性を変えて供給される交流駆動の液晶表示装置では、引き込み現象はデータ信号が正極性である期間と負極性である期間との両方で起こる。このような現象は例えば特許文献1に記載されている。
特開2005−292493号公報(2005年10月20日公開)
特開2003−330413号公報(2003年11月19日公開)
特開2004−264828号公報(2004年9月24日公開)
上述したように液晶表示装置では引き込み現象が起こるために、交流駆動を行う場合には、データ信号の極性に関わらず絵素電極電圧Vpixが常に減少する側にずれることとなって、絵素電極電圧Vpixの正極性範囲と負極性範囲とが対向電圧Vcomに対して互いに対称な位置とならない。そこで、液晶TVなどの製造工程においては、引き込み現象を考慮して、対向電圧Vcomを絵素電極電圧Vpixの範囲の中央値であるVcom’に一致させる調整を行う。図4に、このような対向電圧Vcom’を破線で示した。
しかしながら、パネル温度が変動すると各容量CL・Ccs・Cgdが変動するために、数1で表される引き込み電圧ΔVdも変動する。従って、液晶TVなどのように対向電圧Vcomを調整した後にパネルを装置セットに組み込む場合には、組み込まれた状態でのパネル温度が組み込まれる前の状態から変動しやすいので、対向電圧Vcomは、調整工程を経たにも関わらず、絵素電極電圧Vpixの範囲の中央値からずれてしまう。対向電圧Vcomが中心からずれると、液晶に印加される電圧の実効値が正極性と負極性とで等しくならないため、フリッカや液晶劣化などによる表示品位が悪化する。
このように、従来は、パネル温度の変動によって対向電圧Vcomの最適値が変動するという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、パネル温度が変動しても対向電圧を最適値に設定することのできる液晶表示装置を実現することにある。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、データバスラインに絵素の選択素子を介して接続された絵素電極と、前記絵素電極との間に液晶層が配置された対向電極とを備えたアクティブマトリクス型の液晶表示装置において、パネル温度を検出する温度検出手段と、前記対向電極に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、前記電圧印加手段は、前記温度検出手段により検出された前記パネル温度に応じた電圧を出力して前記対向電極に印加することを特徴としている。
上記の発明によれば、電圧印加手段は温度検出手段により検出されたパネル温度に応じた電圧を出力して対向電極に印加するので、パネルを装置セットに組み込んだ後にパネル温度が変動して引き込み電圧が変動することにより、対向電極に印加する電圧が最適値からずれたとしても、該電圧をパネル温度に応じて最適化することができる。
以上により、パネル温度が変動しても対向電圧を最適値に設定することのできる液晶表示装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、前記電圧印加手段は、検出された前記パネル温度に応じた電圧を、予め定めたパネル温度範囲ごとに1つの電圧が対応するように生成した複数通りの電圧の中から前記パネル温度に応じて選択して出力することを特徴としている。
上記の発明によれば、電圧印加手段が出力する電圧は、予め定めたパネル温度範囲ごとに1つの電圧が対応するように生成した複数通りの電圧の中から、検出されたパネル温度に応じて選択するだけであるので、対向電極に印加する電圧の設定が容易であるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、前記電圧印加手段は、前記複数通りの電圧を入力とするセレクターを備えており、前記セレクターに前記パネル温度に応じた電圧を選択出力させるために入力される選択制御信号として、オーバーシュート駆動を行うために設定されたオーバーシュートパラメータを前記パネル温度に応じて選択するための選択用信号が用いられることを特徴としている。
上記の発明によれば、液晶表示装置はオーバーシュート駆動を行うように設定されており、セレクターがパネル温度に応じた電圧を選択出力するためにセレクターに入力される選択制御信号として、オーバーシュートパラメータを前記パネル温度に応じて選択するための選択用信号を用いる。すなわち、オーバーシュートパラメータの選択用信号の、オーバーシュートパラメータの種別を行う温度情報が、対向電極に印加する電圧の種別を行う温度情報としても適用可能なようにする。従って、検出したパネル温度に応じて、オーバーシュートパラメータの選択用信号を共通の信号としてオーバーシュートパラメータと対向電極に印加する電圧との両方を選択することができ、回路構成を簡略化することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、前記電圧印加手段は、前記パネル温度に応じて選択された電圧が入力されるボルテージフォロワを備えており、前記ボルテージフォロワの出力が前記電圧印加手段の出力であることを特徴としている。
上記の発明によれば、パネル温度に応じて選択された電圧はボルテージフォロワに入力され、当該ボルテージフォロワの出力が対向電極に接続されるので、パネル温度に応じて選択された電圧を出力する回路の出力インピーダンスは小さい必要がなく、電圧を選択出力する回路の構成が容易になるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、前記温度検出手段は、温度センサーとしてサーミスタまたはサーマルダイオードを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、温度検出手段は温度センサーとしてサーミスタまたはサーマルダイオードを備えているので、容易にパネル温度を検出することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、前記電圧印加手段は、前記複数通りの電圧を、基準電圧から抵抗分割法によって生成することを特徴としている。
上記の発明によれば、電圧印加手段は複数通りの電圧を基準電圧から抵抗分割法によって生成するので、複数通りの電圧を容易に生成することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、前記絵素電極との間で補助容量を形成するための電極を備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、絵素電極と、補助容量を形成するための電極との間で補助容量が形成されるが、絵素電極の電圧変動分として、寄生容量による引き込み電圧以外に、補助容量を介した電圧変動分がさらに加わる場合にも、対向電極に印加する電圧をパネル温度に応じて最適化することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、以上のように、パネル温度を検出する温度検出手段と、前記対向電極に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、前記電圧印加手段は、前記温度検出手段により検出された前記パネル温度に応じた電圧を出力して前記対向電極に印加する。
以上により、パネル温度が変動しても対向電圧を最適値に設定することのできる液晶表示装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1および図2に基づいて説明すると以下の通りである。
図2に、本実施形態に係る液晶表示装置1の構成を示す。
液晶表示装置1はアクティブマトリクス型の表示装置であり、表示部2と、走査信号線駆動回路としてのゲートドライバ3と、データ信号線駆動回路としてのソースドライバ4と、ゲートドライバ3およびソースドライバ4を制御するための表示制御回路5と、電源回路6とを備えている。
表示部2は、複数本(m本)の走査信号線としてのゲートバスラインGL1〜GLmと、それらのゲートバスラインGL1〜GLmのそれぞれと交差する複数本(n本)のデータ信号線としてのソースバスラインSL1〜SLnとを含む。ゲートバスラインGLi(1≦i≦m)はゲートドライバ3の出力端子G(i)に接続されており、ソースバスラインSLj(1≦j≦n)はソースドライバ4の出力端子S(j)に接続されている。
また、表示部2は、ゲートバスラインGL1〜GLmとソースバスラインSL1〜SLnとの交差点にそれぞれ対応して設けられた複数個(m×n個)の絵素PIX…とを含む。また、ここでは図示しないが、表示部2は、ゲートバスラインGL1〜GLmと平行に補助容量バスラインCSL…を備えており、当該方向に並んだn個の絵素PIX…からなる各絵素行に1本の補助容量バスラインCSLが割り当てられている。前述の図3では、この補助容量バスラインCSLが電極14に接続されていて、対向電圧Vcomと同じ電圧に設定されている状態が示されている。
複数の絵素PIX…はマトリクス状に配置されて絵素アレイを構成し、各絵素PIXは、絵素PIXの選択素子としてのTFT11と、液晶容量CLと、補助容量Csとを備えている。液晶容量CLは、前述の図3に示したように、絵素電極12と、絵素電極12に対向する対向電極13と、それらの間に配置された液晶層とから構成されている。対向電極13には電源回路6から対向電圧Vcomが印加される。補助容量バスラインCSLには電源回路6から一般には補助容量電圧Vcsが印加される。液晶容量CLと補助容量Csとは絵素容量を構成しているが、絵素容量を構成する他の容量として、絵素電極12と周辺配線との間に形成される寄生容量も存在する。
表示制御回路5からゲートドライバ3へはゲートスタートパルスGSPおよびゲートクロックGCKが供給され、表示制御回路5からソースドライバ4へはソーススタートパルスSSP、ソースクロックSCK、および、表示データDAが供給される。ここで、表示データDAはアナログ信号であってもよいし、デジタル信号であってもよい。すなわち、ソースドライバ4はアナログドライバであってもよいし、デジタルドライバであってもよい。
電源回路(電圧印加手段)6は、ソースドライバ4がソースバスラインSLに出力する各データ信号を構成する基準階調電圧、対向電極51に印加する対向電圧Vcom、および、補助容量バスラインCSLに出力する補助容量電圧Vcsなどの各種電源電圧を生成する。電源回路6は、対向電圧Vcomを生成する回路として、図1の回路を備えている。図1においては、図示しない基準電圧発生回路から出力された基準電圧Vrefを基に、対向電圧生成部20が、予め定めたパネル温度範囲ごとに1つの対向電圧Vcomが対応するように複数通りの対向電圧Vcomを生成するようになっている。複数通りの対向電圧Vcomは、例えば抵抗分割法によって生成することができる。複数通りの対向電圧Vcomを基準電圧から抵抗分割法によって生成するようにすれば、これらの対向電圧Vcomを容易に生成することができる。対向電圧生成部20の各対向電圧Vcomに対応する出力端子はセレクター21の入力端子に接続されている。
セレクター21は、外部に設けられた温度検出部(温度検出手段)31から入力される選択制御信号aによって、入力のうちの所定のものを出力端子から出力する。温度検出部31は、パネル温度を検出して、検出温度に応じた選択制御信号aを出力する。選択制御信号aには、例えば液晶表示装置をオーバーシュート駆動するときのOSパラメータ(オーバーシュートパラメータ)を選択するのに用いる選択用信号を用いることができる。オーバーシュート駆動は、液晶の応答を速めるために、各フレームの絵素の選択期間において最終的に絵素電極12に与える対向電圧Vcomとの差分電圧よりも大きい値の差分電圧を、データ信号の供給初期に絵素電極に与える技術である。このような技術については例えば特許文献3に記載されている。
OSパラメータ選択用信号は、パネル温度によって最適なOSパラメータ、すなわち絵素PIXに最初に供給すべき電圧の最適値が変化することに対処するために、予めパネル温度ごとに用意したOSパラメータの中からパネル温度に応じたものを選択するための信号であり、例えば2値で表される信号である。このOSパラメータ選択用信号のOSパラメータの種別を行う温度情報が、対向電圧Vcomの種別を行う温度情報としても適用可能なようにしておけば、検出したパネル温度に応じて、OSパラメータ選択用信号を共通の信号としてOSパラメータと対向電圧Vcomとの両方を選択することができる。セレクター21の内部のスイッチを、OSパラメータ選択用信号の各ビット、例えば図1のセレクター21では6ビットの各ビットの値に応じてON/OFFすることにより、所望の入力を選択することができる。
また、温度検出部31の温度センサーには、サーミスタやサーマルダイオードなどを用いることができる。サーミスタを用いる場合には、パネル温度によってサーミスタの抵抗値が変化することを利用して、サーミスタ自身やサーミスタに接続される回路の所定箇所の電圧降下を検出し、その検出電圧を検出温度として取得すればよい。サーマルダイオードは、ダイオードの電流−電圧特性(静特性)が温度に応じて変化することを利用して自身の電圧降下を温度検出に用いる場合のダイオードを指す。サーマルダイオードを用いる場合には、パネル温度によってサーマルダイオード自身やサーマルダオードに接続される回路の所定箇所の電圧降下を検出し、その検出電圧を検出温度として取得すればよい。また、パネル温度を検出するには、パネルの温度を直接測定するようにしてもよいし、パネル温度に対応した周囲の温度を測定することにより検出してもよい。このように温度検出手段が温度センサーとしてサーミスタまたはサーマルダイオードを備えていれば、容易にパネル温度を検出することができる。
また、検出温度から選択制御信号aを生成するには、上記の検出電圧をアナログ電圧のまま、あるいはA/D変換して得たデジタル電圧として用いればよい。デジタル電圧の場合には、量子化の精度を設定することにより、各温度範囲の大きさを任意に設定することが可能である。また、選択制御信号aは、検出温度に基づき、予めテーブルとして作成してメモリに記憶しておいた信号を読み出したものでもよい。
セレクター21の出力端子は、ボルテージフォロワ(バッファ)として構成されたOPアンプ回路22の入力端子、すなわちOPアンプの非反転入力端子に接続されている。パネル温度に応じて選択された対向電圧Vcomがボルテージフォロワに入力され、当該ボルテージフォロワの出力が対向電極に接続されるので、パネル温度に応じて選択された対向電圧Vcomを出力する回路(すなわちセレクター21の出力から対向電圧生成部20側を見た回路)の出力インピーダンスは小さい必要がなく、対向電圧Vcomを選択出力する回路の構成が容易になる。OPアンプ回路22からインピーダンス変換を経て最終的に出力された対向電圧Vcomが対向電極13に印加される。
この対向電圧Vcomは、前述した図4のVcom’のように、引き込み電圧ΔVdによる変動分を考慮したデータ信号書き込み後(絵素PIXの非選択期間)の絵素電極12の電圧レベル範囲の中央値に等しくなるように設定してもよいが、これに限らず、補助容量電圧Vcsを対向電圧Vcom以外の値に設定したり交流的に変化させたりすることにより絵素電極12の電圧レベル範囲がさらにずれるときには、対向電圧Vcomを、これらのさらなる変動分を考慮したデータ信号書き込み後(絵素PIXの非選択期間)の絵素電極12の電圧レベル範囲の中央値に等しくなるように設定してもよい。いずれにしても、対向電圧Vcomを、パネル温度に応じて最適値に設定することが可能である。
本実施形態によれば、電源回路6は温度検出部31により検出されたパネル温度に応じた電圧を出力して対向電極12に印加するので、パネルを装置セットに組み込んだ後にパネル温度が変動して引き込み電圧が変動することにより、対向電極12に印加する電圧が最適値からずれたとしても、該電圧をパネル温度に応じて最適化することができる。
以上により、パネル温度が変動しても対向電圧を最適値に設定することのできる液晶表示装置を実現することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、筐体の中でパネル温度が変動するTV装置などに用いられる液晶表示装置に好適に使用することができる。
1 液晶表示装置
6 電源回路(電圧印加手段)
21 セレクター
22 ボルテージフォロワ
31 温度検出部(温度検出手段)
12 絵素電極
13 対向電極
a 選択制御信号
LC 液晶層
Vcom 対向電圧
6 電源回路(電圧印加手段)
21 セレクター
22 ボルテージフォロワ
31 温度検出部(温度検出手段)
12 絵素電極
13 対向電極
a 選択制御信号
LC 液晶層
Vcom 対向電圧
Claims (7)
- データバスラインに絵素の選択素子を介して接続された絵素電極と、前記絵素電極との間に液晶層が配置された対向電極とを備えたアクティブマトリクス型の液晶表示装置において、
パネル温度を検出する温度検出手段と、前記対向電極に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、
前記電圧印加手段は、前記温度検出手段により検出された前記パネル温度に応じた電圧を出力して前記対向電極に印加することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記電圧印加手段は、検出された前記パネル温度に応じた電圧を、予め定めたパネル温度範囲ごとに1つの電圧が対応するように生成した複数通りの電圧の中から前記パネル温度に応じて選択して出力することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記電圧印加手段は、前記複数通りの電圧を入力とするセレクターを備えており、前記セレクターに前記パネル温度に応じた電圧を選択出力させるために入力される選択制御信号として、オーバーシュート駆動を行うために設定されたオーバーシュートパラメータを前記パネル温度に応じて選択するための選択用信号が用いられることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
- 前記電圧印加手段は、前記パネル温度に応じて選択された電圧が入力されるボルテージフォロワを備えており、前記ボルテージフォロワの出力が前記電圧印加手段の出力であることを特徴とする請求項2または3に記載の液晶表示装置。
- 前記温度検出手段は、温度センサーとしてサーミスタまたはサーマルダイオードを備えていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記電圧印加手段は、前記複数通りの電圧を、基準電圧から抵抗分割法によって生成することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記絵素電極との間で補助容量を形成するための電極を備えていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007188538A JP2009025548A (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | 液晶表示装置 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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-
2007
- 2007-07-19 JP JP2007188538A patent/JP2009025548A/ja active Pending
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