JP2009025301A5

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Publication number: JP2009025301A5
Application number: JP2008177266A
Authority: JP
Filing date: 2008-07-07
Publication date: 2010-10-21
Anticipated expiration: 2028-07-07

Claims

−基材（１１）、
−カバー（１２）、および
−基材（１１）とカバー（１２）の間に形成された少なくとも１つのチャンバ（２０）であって、該チャンバ（２０）は、２つの対向する表面を備え、１つは基材（１１）上、１つはカバー（１２）上にそれぞれあり、各表面は、親水性領域（７０）および疎水性領域（６０）を備え、基材（１１）上の親水性領域は第１の液体によって濡らされるためのものであり、カバー（１２）上の親水性領域は第２の液体によって濡らされるためのものである、チャンバ
を備える、液体（９０、１００）を混合するためのミクロ流体工学的デバイス（１０）であって、
前記チャンバが、チャンバ（２０）を通気するため、ならびに第１および第２の液体を閉じ込めるための、該デバイスの外部と連絡する疎水性領域（６０）をさらに備えること、ならびに
独立して対向する表面上の親水性領域（７０）を濡らして、対向する液体と一体化することにより互いに混合される別の液体が提供されるまで、対向する表面と接触することなく、液体がチャンバ（２０）の１つの表面上の親水性領域（７０）を濡らすことが可能なように、チャンバ（２０）が設計され、前記親水性領域（７０）および疎水性領域（６０）に通じる表面エネルギーが、前記のことが可能なものであること
を特徴とする、デバイス。
液体を少なくとも1つのチャンバに導く側方親水性領域、および側方疎水性領域をさらに備える、請求項１記載のデバイス。
前記側方親水性領域が、基材もしくはカバーのいずれかに、または基材およびカバーの両方にあることを特徴とする、請求項２記載のデバイス。
チャンバの容積が、チャンバの２つの対向する表面上の親水性領域の間の容積によって定められることを特徴とする、請求項１〜３いずれか記載のデバイス。
デバイスが、マイクロチャンバのアレイおよび側方親水性領域のアレイを備え、少なくとも２つの側方親水性領域が液体を同じチャンバに導くことを特徴とする、請求項１〜４いずれか記載のデバイス。
ａ） −基材、
−カバー、および
−基材とカバーの間に形成された少なくとも１つのチャンバであって、該チャンバは、２つの対向する表面を備え、１つは基材上、１つはカバー上にそれぞれあり、各表面は、親水性領域および疎水性領域を備える、チャンバ
を備えるミクロ流体工学的デバイスを提供する工程を含む、少なくとも２つの液体を混合する方法であって、
ｂ）カバー上の対向する表面に接触することなく基材上の親水性領域を濡らす第１の液体を提供する工程、
ｃ）カバー上の親水性領域を濡らす第２の液体を提供する工程、
それにより第１の液体および第２の液体を一体化して互いに混合する工程をさらに含むことを特徴とする、方法。
毛管力によって液体を少なくとも１つのチャンバに導く工程を含む、請求項６記載の方法。
少なくとも２つの液体が混合されるかまたは反応された後、非混和性有機液体をチャンバに導入し、それにより別個の液滴またはプラグとしてチャンバの外に反応した試料を輸送する工程を含む、請求項６または７記載の方法。
２つの液体が一体化する時間が、反応速度論的研究のために、パルス化され、かつ十分に定められた開始時間として同定されることを特徴とする、請求項６〜８いずれか記載の方法。
親水性領域および疎水性領域がガス化学およびプラズマ重合を使用して生成されることを特徴とする、請求項１〜５いずれか記載のデバイスを製造する方法であって、ここで疎水性プラズマ重合工程は、まず、使用されるポリマー材料の天然の疎水性より疎水性である表面を生成するために、親水性にパターン形成されるように表面上で一様に実施され、その後、疎水性表面の上面にマスキングおよび親水性パターン形成を実行する、方法。