JP2009024582A - ガス圧縮装置及びガス圧縮装置の制御方法 - Google Patents

ガス圧縮装置及びガス圧縮装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガスの流れ方向に対して直列に複数配列された圧縮手段によってガスを圧縮するガス圧縮装置において、圧縮手段におけるサージングの発生を抑制しつつ駆動手段の負荷を十分に低減させることにより、エネルギの消費量を低減させる。
【解決手段】需要先のガスの需要量に応じてガス圧縮部2に吸入するガスの流量を制御し、各圧縮手段21,22の流量がサージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、ガス圧縮部2から排出されたガスの少なくとも一部を、圧縮手段21,22のディフューザ21h,22hに循環供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、単一の駆動手段によって駆動される複数の圧縮手段を備えるガス圧縮装置及びガス圧縮装置の制御方法に関するものである。
従来から、単一のモータ(駆動手段)によって回転駆動されるシャフトに連結される複数の遠心圧縮機(圧縮手段)を備えるターボ圧縮装置(ガス圧縮装置)が用いられている。
このようなターボ圧縮装置においては、各遠心圧縮機がガスの流れ方向に対して直列に配列されており、各遠心圧縮機においてガスが徐々に圧縮される。
ところで、一般工場ではターボ圧縮装置から圧縮されたガス(以下、圧縮ガスと称する)が供給される装置(需要先)においては、必要となる圧縮ガスの量(需要量)が時間と伴に変化する。すなわち、ターボ圧縮装置から需要先の装置に供給される圧縮ガスの量が時間とともに変化する。
そして、圧縮ガスの需要量の減少に対しては、ターボ圧縮装置へのガスの吸入量を減少させることによって圧縮ガスの量を減少させる方法や、一定量のガスを常に圧縮して必要な分だけ需要先の装置に供給すると共に残りを排気する方法にて対応することが考えられるが、ターボ圧縮装置におけるエネルギ消費量を低減可能(すなわちモータへの負荷を低減可能)な、圧縮ガスの量を減少させる方法にて対応することが好ましい。
ところが、圧縮ガスの量を減少するためには、ターボ圧縮装置において流れるガスの流量を減少させる必要があり、遠心圧縮機においては限界以上減少させるとサージングが発生する。より詳細には、遠心圧縮機のインペラによって加速されたガスがディフューザにおいて減速される際に当該ガスの流れが失速し、これによってサージングの発生の引金となる。
そこで、従来のターボ圧縮装置においては、例えば、特許文献1〜3に開示されるような遠心圧縮機におけるサージングを回避する方法を用いることによって、遠心圧縮機におけるサージングを抑制しながらモータへの負荷を低減させている。
特公平2−61640号公報 特公平2−59317号公報 実開昭59−99196号公報 特開平10−252696号公報
しかしながら、従来の遠心圧縮機においては、特許文献1〜3に開示された技術を用いても、遠心圧縮機に吸入されるガスの流量が少ない環境において十分にサージングを抑止することが難しく、遠心圧縮機に吸入されるガスの流量は、60〜70%以下に減少させることができなかった。このため、モータへの負荷も60〜70%以下に低減させることができなかった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ガスの流れ方向に対して直列に複数配列された圧縮手段によってガスを圧縮するガス圧縮装置において、圧縮手段におけるサージングの発生を抑制しつつ駆動手段の負荷を十分に低減させることにより、エネルギの消費量を低減させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のガス圧縮装置は、ガスに対して速度エネルギを与えるインペラと、上記速度エネルギを圧力エネルギに変換するディフューザとを備える圧縮手段をガスの流れ方向に対して直列に複数配列し、複数の上記圧縮手段を介して圧縮されたガスを所定の需要先に供給するガス圧縮装置であって、上記インペラに動力を供給する駆動手段と、上記ガスの流れ方向に対して最上流に位置する圧縮手段に吸入されるガスの流量を調整する流量調整手段と、上記ガスの流れ方向に対して最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの少なくとも一部を、各圧縮手段の上記ディフューザあるいは該ディフューザと上記インペラとの間に循環供給可能な循環供給手段と、少なくとも上記駆動手段、上記流量調整手段及び上記循環供給手段を制御する制御手段とを備え、上記制御手段が、上記需要先の上記ガスの需要量に応じて上記流量調整手段を制御し、各圧縮手段において、吸入される上記ガスの流量が当該圧縮手段におけるサージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、上記循環供給手段を制御して当該圧縮手段に上記ガスの一部を循環供給することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明のガス圧縮装置によれば、需要先のガスの需要量に応じて流量調整手段が制御される。すなわち、需要先のガスの需要量が減少した場合には、この減少量に応じてガス圧縮装置に吸入されるガスの流量が低減される。
そして、各圧縮手段において、吸入されるガスの流量が当該圧縮手段におけるサージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、当該圧縮手段にガスの一部が、各圧縮手段のディフューザあるいは該ディフューザとインペラとの間に循環供給される。
また、本発明のガス圧縮装置においては、最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの圧力を検出する圧力検出手段と、最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの流量を検出する流量検出手段とを備え、上記制御手段は、上記圧力検出手段及び上記流量検出手段のうち、少なくとも上記圧力検出手段の検出結果を上記需要先の上記ガスの需要量として上記流量調整手段の制御を行うという構成を採用する。
また、本発明のガス圧縮装置においては、上記制御手段は、最下流に位置する圧縮手段から上流の圧縮手段に向けて段階的に上記循環供給手段による上記ガスの循環供給を開始するという構成を採用する。
また、本発明のガス圧縮装置においては、上記設定値は、上記圧縮手段におけるサージング限界の流量と所定のマージンを合わせた値であるという構成を採用する。
また、本発明のガス圧縮装置においては、上記制御手段は、上記需要先の上記ガスの需要量がゼロである場合に、上記ガスの流れ方向に対して最上流に位置する圧縮手段における上記ガスの吸入を維持すると共に、上記ガスの流れ方向に対して最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの一部を上記需要先へ供給することなく排気するという構成を採用する。
次に、本発明のガス圧縮装置の制御方法は、ガスに対して速度エネルギを与えるインペラと、上記速度エネルギを圧力エネルギに変換するディフューザとを備える圧縮手段をガスの流れ方向に対して直列に複数配列し、複数の上記圧縮手段を介して圧縮されたガスを所定の需要先に供給するガス圧縮装置の制御方法であって、上記需要先の上記ガスの需要量に応じて、上記ガスの流れ方向に対して最上流に位置する圧縮手段に吸入されるガスの流量を調整し、各圧縮手段において、吸入される上記ガスの流量が当該圧縮手段におけるサージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、上記ガスの流れ方向に対して最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの少なくとも一部を、各圧縮手段のディフューザあるいは該上記ディフューザと上記インペラとの間に循環供給することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明のガス圧縮装置の制御方法によれば、需要先のガスの需要量に応じて、ガス圧縮装置に吸入されるガスの流量が制御される。すなわち、需要先のガスの需要量が減少した場合には、この減少量に応じてガス圧縮装置に吸入されるガスの流量が低減される。
そして、各圧縮手段において、吸入されるガスの流量が当該圧縮手段におけるサージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、当該圧縮手段に最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの一部が各圧縮手段のディフューザあるいは該ディフューザとインペラとの間に循環供給される。
また、本発明のガス圧縮装置の制御方法においては、最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの圧力及び流量を検出し、当該検出結果うち、少なくとも上記圧力を上記需要先の上記ガスの需要量として、最上流に位置する圧縮手段に吸入されるガスの流量を制御するという構成を採用する。
また、本発明のガス圧縮装置の制御方法においては、最下流に位置する圧縮手段から上流の圧縮手段に向けて段階的に上記ガスの循環供給を開始するという構成を採用する。
また、本発明のガス圧縮装置の制御方法においては、上記設定値は、上記圧縮手段におけるサージング限界の流量と所定のマージンを合わせた値であるという構成を採用する。
また、本発明のガス圧縮装置の制御方法においては、上記需要先の上記ガスの需要量がゼロである場合に、上記ガスの流れ方向に対して最上流に位置する圧縮手段における上記ガスの吸入を維持すると共に、上記ガスの流れ方向に対して最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの一部を上記需要先へ供給することなく排気するという構成を採用する。
本発明のガス圧縮装置及びガス圧縮装置の制御方法によれば、需要先のガスの需要量に応じて、ガス圧縮装置に吸入されるガスの流量が制御される。すなわち、需要先のガスの需要量が減少した場合には、この減少量に応じてガス圧縮装置に吸入されるガスの流量が低減される。
そして、各圧縮手段において、吸入されるガスの流量が当該圧縮手段におけるサージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、当該圧縮手段に最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの一部が各圧縮手段のディフューザあるいは該ディフューザとインペラとの間に循環供給される。
ここで、循環供給されるガスは、インペラに供給されることなくディフューザに流れ込む。このため、インペラへの負荷を増加させることなく、ディフューザに十分な流量のガスを供給することができ、駆動手段への負荷を増加させることなくストールの発生及びサージングの発生を抑制することができる。つまり、各圧縮手段に吸入されるガスの流量がどれだけ少ない場合であっても、圧縮手段のディフューザにサージングを抑制可能な流量のガスを流れ込ませることが可能となる。
したがって、本発明によれば、ガスの流れ方向に対して直列に複数配列された圧縮手段によってガスを圧縮するガス圧縮装置において、圧縮手段におけるサージングの発生を抑制しつつ駆動手段の負荷を十分に低減させることにより、エネルギの消費量を低減させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係るガス圧縮装置及びガス圧縮装置の制御方法の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態のターボ圧縮装置S(ガス圧縮装置)の概略構成を示すブロック図である。
この図に示すように、本実施形態のターボ圧縮装置Sは、インレットガイドベーン1(流量調整手段)、ガス圧縮部2、第1循環供給制御バルブ3(循環供給手段)、第2循環供給制御バルブ4(循環供給手段)、排気制御バルブ5、流量検出器6(流量検出手段)、圧力検出器7(圧力検出手段)及び制御装置8(制御手段)を備えている。
インレットガイドベーン1は、ガス圧縮部2に吸入されるガスの流量を調整するためのものであり、制御装置8によって制御される。なお、後に詳説するが、ガス圧縮部2は、2つ(複数)の遠心圧縮機21,22(圧縮手段)をガスの流れ方向に直列に配列した構成を有している。そして、インレットガイドベーン1を介してガス圧縮部2に吸入されるガスは、まずガスの流れ方向に対して上流側(最上流)に位置する遠心圧縮機21に吸入される。つまり、インレットガイドベーン1は、ガスの流れ方向に対して最上流に位置する遠心圧縮機21に吸入されるガスの流量を調整するものである。
このインレットガイドベーン1は、遠心圧縮機21が備えるインペラ21a(図2参照)の回転方向と同じ方向に、ガスに対してひねりを与える。これによって、遠心圧縮機21のインペラの仕事量が減少される。
なお、インレットガイドベーン1の代用として、バタフライバルブを使用することもできる。この場合はガスにひねりを与えることなくガスに抵抗を与えることで吸入されるガスの流量を調整する。
ガス圧縮部2は、ガスの流れ方向に配列される2つの遠心圧縮機21,22(圧縮手段)と、遠心圧縮機21,22が備えるインペラ21a,22aに回転動力を供給するモータ23(駆動手段)と、ガスの流れ方向に対して上流側に位置する遠心圧縮機21(以下、第1遠心圧縮機21と称する)から排出されるガスを冷却するインタクーラ24と、ガスの流れ方向に対して下流側に位置する遠心圧縮機22(以下、第2遠心圧縮機22と称する)から排出されるガスを冷却するアフタクーラ25とを備えている。
第1遠心圧縮機21及び第2遠心圧縮機22は、吸入するガスを圧縮して排出するものである。図2は、第1遠心圧縮機21及び第2遠心圧縮機22の概略構成を説明するための断面図である。なお、第1遠心圧縮機21と第2遠心圧縮機22とは、同一の構成を有しているため、図2においては、単一の遠心圧縮機を示している。また図2において、括弧なしの符号が第1遠心圧縮機21に対応し、括弧つきの符号が第2遠心圧縮機22に対応している。
図2に示すように、遠心圧縮機21(22)は、一側が開口しかつ内方周縁近傍部分に周方向に延びるスクロール流路21b(22b)を有するケーシング本体21c(22c)と、スクロール流路21b(22b)に連なるようにケーシング本体21c(22c)の所定箇所に設けたガス吐出管21d(22d)と、ケーシング本体21c(22c)の他側壁部中央に設けたシール部材21e(22e)を回転可能に貫通するロータ軸21f(22f)と、ケーシング本体21c(22c)の内部中央に位置しかつロータ軸21f(22f)に連結されたインペラ21a(22a)と、該インペラ21a(22a)を覆うようにケーシング本体21c(22c)の開口部分に嵌合しかつ外部からインペラ21a(22a)の先端へ向かうガス流入口21g(22g)及びインペラ21a(22a)の周縁部からスクロール流路21b(22b)へ連なるディフューザ21h(22h)を形成する環状のケーシング蓋21i(22i)と、ディフューザ21h(22h)に周方向に等間隔に配置される多数のディフューザベーン21j(22j)とを備えている。
そして、第1遠心圧縮機21のロータ軸21fと、第2遠心圧縮機22のロータ軸22fとは、各々が歯車増速機構を介してモータ23と接続されている。そして、インペラ21a(22a)は、モータ23の出力に応じた回転速度にて回転する。
また、ディフューザベーン21j(22j)は、ケーシング本体21c(22c)の内部にインペラ21a(22a)を囲むように設けた凹陥部21k(22k)に設置された環状のベーン支持座21l(22l)に対して一体的に形成されている。
また、スクロール流路21b(22b)の流路断面形状は、ガス吐出管21d(22d)に近接するほど大きくなるように形成されている。
さらに遠心圧縮機21(22)においては、ケーシング蓋21i(22i)には、インペラ21a(22a)とディフューザベーン21j(22j)との間に位置するバイパス流路孔21m(22m)が複数形成されている。このバイパス流路孔21m(22m)は、遠心圧縮機21(22)の外部からディフューザ21h(22h)のディフューザベーン21j(22j)の前縁側へ向かってガスを流すための流路である。なお、バイパス流路孔21m(22m)は、インペラ21a(22a)の回転方向に複数形成されている。すなわち、ディフューザ21h(22h)と外部とは複数のバイパス流路21m(22m)によって接続されている。
このような遠心圧縮機21(22)においては、ガス流入口21g(22g)から流入したガスに対して、回転駆動されるインペラ21a(22a)によって速度エネルギが付与される。そして、ガスに付与された速度エネルギは、ガスがディフューザベーン21j(22j)によって圧力エネルギに変換される。これによってガスが圧縮され、圧縮されたガスは、スクロール流路21b(22b)を介して遠心圧縮機21(22)の外部に排出される。そして、バイパス流路孔21m(22m)を介して流入するガスは、インペラ21a(22a)に供給されることなく、インペラ21a(22a)によって速度エネルギが付与されたガスと共にディフューザベーン21j(22j)に供給される。
なお、図1においては、便宜上、ディフューザベーン21j(22j)及びスクロール流路21b(22b)をインペラ21a(22a)の片方側にしか図示していないが、実際には、全周に亘って存在している。そして、バイパス流路孔21m(22m)は、インペラ21a(22a)と全周に亘って存在するディフューザベーン21j(22j)との間に等間隔で形成されており、各バイパス流路孔21m(22m)に対してガスが均等に供給される構成となっている。
図1に戻り、モータ23は、インペラ21a及びインペラ22aと接続されており、インペラ21aとインペラ22aとは一定の回転数にて回転駆動させる。このようなモータ23としては、例えば誘導モータを用いることができる。
第1循環供給制御バルブ3は、ガス圧縮部2から排出されたガスの一部あるいは全部を第1遠心圧縮機21のバイパス流路孔21m(すなわち、インペラ21aとディフューザベーン21jとの間)に循環供給可能とするためのものである。
この第1循環供給制御バルブ3は、制御装置8によって開度が制御可能とされている。そして、第1循環供給制御バルブ3の開度が調整されることによって、バイパス流路孔21mに供給されるガスの流量が調整される。
第2循環供給制御バルブ4は、ガス圧縮部2から排出されたガスの一部あるいは全部を第2遠心圧縮機22のバイパス流路孔22m(すなわち、インペラ22aとディフューザベーン22jとの間)に循環供給可能とするためのものである。
この第2循環供給制御バルブ4は、制御装置8によって開度が制御可能とされている。そして、第2循環供給制御バルブ4の開度が調整されることによって、バイパス流路孔22mに供給されるガスの流量が調整される。
排気制御バルブ5は、ガス圧縮部2から排出されたガスの一部あるいは全部をターボ圧縮装置Sの外部に排気するためのものであり、制御装置8によって開閉が制御可能とされている。
流量検出器6は、ガス圧縮部2から排出されたガスの流量を計測する計測器と、該計測器の計測結果を、ガス圧縮部2から排出されたガスの流量(すなわち、第2遠心圧縮機22から排出されたガスの流量)を示す信号として出力する発信器とを有する。
圧力検出器7は、ガス圧縮部2から排出されたガスの圧力(すなわち、第2遠心圧縮機22から排出されたガスの圧力)を計測する計測器と、該計測器の計測結果を、ガス圧縮部2から排出されたガスの圧力を示す信号として出力する発信器とを有する。
制御装置8は、インレットガイドベーン1(あるいはバタフライバルブ)、ガス圧縮部2のモータ23、第1循環供給制御バルブ3、第2循環供給制御バルブ4、排気制御バルブ5、流量検出器6及び圧力検出器7と電気的に接続されている。
このような本実施形態のターボ圧縮装置Sにおいては、外部からフィルタF等を介して吸入されたガスがガス圧縮部2によって圧縮されて排出される。そして、ガス圧縮部2から排出されたガスのうち、第1循環供給制御バルブ3を介して第1遠心圧縮機21に供給されるガスと、第2循環供給制御バルブ4を介して第2遠心圧縮機22に供給されるガスと、排気制御バルブ5を介して外部に排気されるガスとを除いたガスが、需要先の装置に供給される。
そして、制御装置8は、まず圧力検出器7の検出結果と予め定められた設定値とを比較して、インレットガイドベーン1を制御する。
より詳細に説明すると、ガス圧縮部2より後のガスの圧力が予め設定された所望の圧力設定値である場合には、ターボ圧縮装置Sから需要先の装置に供給するガスの流量と、需要先の装置が必要とするガスの流量とが等しいことを示す。そして、需要先の装置が必要とするガスの流量が変化した場合には、ターボ圧縮装置Sから需要先の装置に供給するガスの流量と、需要先の装置が必要とするガスの流量とのバランスが崩れ、ガス圧縮部2から排出されたガスの圧力が変化する。
このため、制御装置8は、圧力検出器7の検出結果と予め定められた設定値とを比較して、上記所望の圧力となるようにインレットガイドベーン1を制御する。この結果、ターボ圧縮装置Sから需要先の装置に供給するガスの流量を、需要先の装置が必要とするガスの流量に合わせることができる。
このようにガス圧縮部2より後のガスの圧力(最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの圧力)は、ターボ圧縮装置Sから需要先の装置に供給するガスの流量に関連する。つまり、圧力検出器7の検出結果に基づいてインレットガイドベーン1を制御するということは、ターボ圧縮装置Sから需要先の装置に供給するガスの流量に基づいてインレットガイドベーン1を制御することである。
続いて、制御装置8は、圧力検出器7の検出結果が所望の圧力となった場合において、流量検出器6の検出結果から、ガス圧縮部2から排出されるガスの流量を確認する。なお、圧力検出器7の検出結果に加え、流量検出器6の検出結果も用いてインレットガイドベーン1の制御を行っても良い。
なお、インレットガイドベーン1の素早い制御を必要としない場合には、需要先の装置に供給されるガスの流量を直接計測し、当該計測結果を圧力検出器7の検出結果に換えることも可能である。
そして、制御装置8は、インレットガイドベーン1の制御の結果、各遠心圧縮機21,22に吸入されるガスの流量が、予め記憶する遠心圧縮機21,22におけるサージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、第1循環供給制御バルブ3あるいは/及び第2循環供給制御バルブ4を制御することによって、第1遠心圧縮機21あるいは/及び第2遠心圧縮機22に、ガス圧縮部2から排出されたガスの一部を循環供給する。
なお、制御装置8は、まず、第2遠心圧縮機22において、第1遠心圧縮機21を介して吸入されるガスの流量が、サージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、第2循環供給制御バルブ4を制御して、ガス圧縮部2から排出されたガスの一部を、第2遠心圧縮機22のインペラ22aとディフューザベーン22jとの間(すなわちディフューザ21h(22h))に循環供給する。そして、制御装置8は、さらに、第1遠心圧縮機21において、インレットガイドベーン1を介して吸入されるガスの流量が、サージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、第1循環供給制御バルブ3を制御して、ガス圧縮部2から排出されたガスの一部を、第1遠心圧縮機21のインペラ21aとディフューザベーン21jとの間(すなわちディフューザ21h(22h))に循環供給する。
なお、本実施形態のターボ圧縮装置Sにおいて、サージング限界に基づいて設定される設定値とは、サージング限界の流量と所定のマージンとを合わせた値である。また、サージング限界の流量とは、各遠心圧縮機Sにおいて、サージングが発生しない最小限界のガスの流量を示す。
なお、第1遠心圧縮機21に吸入されるガスの流量は、インレットガイドベーン1の開度に対応する。また、第2遠心圧縮機22に吸入されるガスの流量は、インレットガイドベーン1の開度及び第1循環供給制御バルブ3の開度に応じる。そして第1循環供給制御バルブ3の開度は、インレットガイドベーン1の開度に基づいて制御される。このため、遠心圧縮機21,22に吸入されるガスの流量は、インレットガイドベーン1の開度に応じて一義的に決定される。
また、制御装置8は、需要先の装置のガスの需要量がゼロである場合には、インレットガイドベーン1を介してのガス圧縮部2におけるガスの吸入を維持しつつ排気制御バルブ5を開放することによって、ガスを外部に排気する。
すなわち、制御装置8は、需要先の装置のガスの需要量がゼロである場合であっても、インレットガイドベーン1を完全に閉塞させることなく、ターボ圧縮装置Sの動作を最低限のエネルギ消費にて維持する。
このように構成された本実施形態のターボ圧縮装置Sにおいては、外部から吸入されるガスは、インレットガイドベーン1を介してターボ圧縮装置Sに吸入し、ガス圧縮部2に吸入される。ガス圧縮部2において、ガスは、第1遠心圧縮機21において圧縮され、その後インタクーラ24によって冷却され、さらに第2遠心圧縮機22において圧縮され、その後アフタクーラ25によって冷却されて排出される。
ガス圧縮部2から排出されたガスは、第1循環供給制御バルブ3、第2循環供給制御バルブ4及び排気制御バルブ5の開度に応じて分配され、残りが需要先の装置に供給される。
そして、第1循環供給制御バルブ3によって分配されたガスは、必要に応じて第1遠心圧縮機21のインペラ21aとディフューザベーン21jとの間に供給される。また、第2循環供給制御バルブ4によって分配されたガスは、第2遠心圧縮機22のインペラ22aとディフューザベーン22jとの間に供給される。また、排気制御バルブ5によって分配されたガスは、外部に排気される。
次に、このように構成された本実施形態のターボ圧縮装置Sの具体的な動作(制御方法)について、図3及び図4を参照して説明する。なお、以下の説明において、(流量%)とは、ガスの重量流量%を示すものであり、インレットガイドベーン1の開度を最大とした場合における各場所での流量を100流量%とするものである。
また、図3は、需要先の装置に供給するガスの(流量%)に対応付けて、各位置A〜Iにおける(流量%)を示す表である。図4は、需要先の装置への需要流量とモータ負荷との関係を示したグラフである。モータのなお、図1に示すように、図3におけるAがインレットガイドベーン1の上流側位置であり、Bがインレットガイドベーン1と第1遠心圧縮機21との間の位置であり、Cが第1遠心圧縮機21と第2遠心圧縮機22との間の位置であり、Dが第2遠心圧縮機22の下流側位置であり、Eが第2遠心圧縮機22の下流側位置であって排気制御バルブ5を介して排気されるガスが除かれた後の位置であり、Fが第2遠心圧縮機22の下流側位置であって第1循環供給制御バルブ3及び第2循環供給制御バルブ4側に分離された位置であり、Gが排気制御バルブの下流側位置であり、Hが第1循環供給制御バルブ3と第1遠心圧縮機21との間の位置であり、Iが第2循環供給制御バルブ4と第2遠心圧縮機22との間の位置であり、Jが需要先の直前の位置である。
また、本実施形態において、第1遠心圧縮機21のサージング限界に基づく設定値が60流量%であるものとし、第2遠心圧縮機22のサージング限界に基づく設定値が70流量%であるものとする。
まず、需要先の装置の需要流量が100流量%である場合(すなわち、Jにおける流量が100流量%である場合)には、インレットガイドベーン1の開度は最大とされ、これによってA〜Dにおける流量は100流量%となる。そして、制御装置8は、需要先の装置の需要流量が100流量%である場合には、モータ23の出力を100%とすると共に、第1循環供給制御バルブ3、第2循環供給制御バルブ4及び排気制御バルブ5を閉塞した状態に制御する。この結果、Eにおける流量が100流量%、F〜Iにおける流量が0流量%となる。すなわち、需要先の装置の需要流量が100流量%である場合には、全てのガスが需要先の装置に供給され、第1遠心圧縮機21、第2遠心圧縮機22に循環供給されることはない。
そして、需要先の装置の需要流量が100流量%である場合には、第1遠心圧縮機21に吸入されるガスの流量及び第2遠心圧縮機22に供給されるガスの流量が100流量%となるため、モータ23の負荷も図4に示すように100%となる。
需要先の装置の需要流量が70流量%である場合(すなわち、Jにおける流量が70流量%である場合)には、制御装置8は、インレットガイドベーン1の開度を絞り、Aにおける流量が70流量%となるようにする。この場合には、B〜Dにおける流量も70流量%となる。そして、制御装置8は、需要先の装置の需要流量が70流量%である場合には、第1循環供給制御バルブ3、第2循環供給制御バルブ4及び排気制御バルブ5を閉塞した状態に制御する。この結果、Eにおける流量が70流量%、F〜Iにおける流量が0流量%となる。すなわち、需要先の装置の需要流量が70流量%である場合には、全てのガスが需要先の装置に供給され、第1遠心圧縮機21、第2遠心圧縮機22に循環供給されることはない。
そして、需要先の装置の需要流量が70流量%である場合には、第1遠心圧縮機21に吸入されるガスの流量及び第2遠心圧縮機22に吸入されるガスの流量が70流量%となるため、モータ23の負荷も図4に示すように約70%となる。
需要先の装置の需要流量が60流量%である場合(すなわち、Jにおける流量が60流量%である場合)には、制御装置8は、インレットガイドベーン1の開度を絞り、Aにおける流量が60流量%となるようにする。この場合には、第2循環供給制御バルブ4が閉められたままであると、第2遠心圧縮機22へ吸入されるガスの流量が設定値である70流量%を下回るため、制御装置8は、ガス圧縮部2から排出されたガスのうち10流量%分が第2遠心圧縮機22に循環供給されるように第2循環供給制御バルブ4を開放する。なお、第1循環供給制御バルブ3と排気制御バルブ5は閉塞したままである。この結果、B,Cにおける流量が60流量%、D,Eにおける流量が70流量%、F,Iにおける流量が10流量%、G,Hにおける流量が0流量%となる。
そして、第2遠心圧縮機22においては、ディフューザ22hにおける流量は70流量%となるため、第2遠心圧縮機22におけるサージングの発生を抑制することができる。
一方、インペラ22aにおける流量及び第1遠心圧縮機21のインペラ21aの流量は60流量%であるため、モータ23の負荷を図4に示すように約60%にまで低減させることができる。
需要先の装置の需要流量が50流量%である場合(すなわち、Jにおける流量が50流量%である場合)には、制御装置8は、インレットガイドベーン1の開度を絞り、Aにおける流量が50流量%となるようにする。この場合には、第1循環供給制御バルブ3及び第2循環供給制御バルブ4が閉められたままであると、第1遠心圧縮機21及び第2遠心圧縮機22へ吸入されるガスの流量が各々の設定値である、60流量%及び70流量%を下回るため、制御装置8は、ガス圧縮部2から排出されたガスのうち、10流量%が第1遠心圧縮機21に、10流量%分が第2遠心圧縮機22に循環供給されるように第1循環供給制御バルブ3及び第2循環供給制御バルブ4を開放する。なお、排気制御バルブ5は閉塞したままである。この結果、Bにおける流量が50流量%、Cにおける流量が60流量%、D,Eにおける流量が70流量%、Fにおける流量が20流量%、Gにおける流量が0流量%、H,Iにおける流量が10流量%となる。
そして、第1遠心圧縮機21においては、ディフューザ21hにおける流量が60流量%となり、第2遠心圧縮機22においては、ディフューザ22hにおける流量は70流量%となるため、第1遠心圧縮機21及び第2遠心圧縮機22におけるサージングの発生を抑制することができる。
一方、インペラ21aにおける流量は50流量%となり、インペラ22aにおける流量は60流量%となるため、モータ23への負荷は、図4に示すように需要先の装置の需要流量が60流量%である場合と比較してさらに低減される。
需要先の装置の需要流量が10流量%である場合(すなわち、Jにおける流量が10流量%である場合)には、制御装置8は、インレットガイドベーン1の開度を絞り、Aにおける流量が10流量%となるようにする。この場合には、第1循環供給制御バルブ3及び第2循環供給制御バルブ4が閉められたままであると、第1遠心圧縮機21及び第2遠心圧縮機22へ吸入されるガスの流量が各々の設定値である、60流量%及び70流量%を下回るため、制御装置8は、ガス圧縮部2から排出されたガスのうち、50流量%が第1遠心圧縮機21に、10流量%分が第2遠心圧縮機22に循環供給されるように第1循環供給制御バルブ3及び第2循環供給制御バルブ4を開放する。なお、排気制御バルブ5は閉塞したままである。この結果、Bにおける流量が10流量%、Cにおける流量が60流量%、D,Eにおける流量が70流量%、Fにおける流量が60流量%、Gにおける流量が0流量%、Hにおける流量が50流量%、Iにおける流量が10流量%となる。
そして、第1遠心圧縮機21においては、ディフューザ21hにおける流量が60流量%となり、第2遠心圧縮機22においては、ディフューザ22hにおける流量は70流量%となるため、第1遠心圧縮機21及び第2遠心圧縮機22におけるサージングの発生を抑制することができる。
一方、インペラ21aにおける流量は10流量%となり、インペラ22aにおける流量は60流量%であるため、モータ23への負荷は、図4に示すように需要先の装置の需要流量が50流量%である場合と比較してさらに低減される。
需要先の装置の需要流量が0流量%である場合(すなわち、Jにおける流量が0流量%である場合)には、制御装置8は、需要先の装置の需要流量が10流量%である場合と同様に、ガス圧縮部2から排出されたガスのうち、50流量%が第1遠心圧縮機21に、10流量%分が第2遠心圧縮機22に循環供給されるように第1循環供給制御バルブ3及び第2循環供給制御バルブ4を開放する。そして、排気制御バルブ5を介して開放し、モータ23の出力を10%に維持する。この結果、Bにおける流量が10流量%、C,Eにおける流量が60流量%、Dにおける流量が70流量%、Fにおける流量が60流量%、Gにおける流量が10流量%、Hにおける流量が50流量%、Iにおける流量が10流量%となる。
このように本実施形態のターボ圧縮装置Sにおいては、最下流に位置する第2遠心圧縮機22から上流の第1遠心圧縮機21に向けて段階的にガスの循環供給を開始して行く。
このような本実施形態のターボ圧縮装置及びターボ圧縮装置の制御方法によれば、需要先の装置のガスの需要流量(需要量)に比例して、ターボ圧縮装置Sが吸入するガスの流量が制御される。すなわち、需要先の装置のガスの需要流量が減少した場合には、この減少量に応じてターボ圧縮装置Sが吸入するガスの流量が低減される。
そして、各遠心圧縮機21,22において、吸入されるガスの流量が当該遠心圧縮機21,22におけるサージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、当該遠心圧縮機21,22にガス圧縮部2から排出されたガスの一部が各遠心圧縮機21,22のディフューザ21h,22hに、サージングが抑制されるように循環供給される。
ここで、循環供給されるガスは、インペラ21a,22aに供給されることなくディフューザ21h,22hに流れ込む。このため、インペラ21a,22aへの負荷を増加させることなく、ディフューザ21h,22hに十分な流量のガスを供給することができ、モータへの負荷を増加させることなくサージングの発生を抑制することができる。つまり、第1遠心圧縮機21に吸入されるガスの流量がどれだけ少ない場合であっても、各遠心圧縮機21,22のディフューザ21h,22hにサージングを抑制可能な流量のガスを流れ込ませることが可能となる。
したがって、本実施形態によれば、ガスの流れ方向に対して直列に複数配列された遠心圧縮機21,22によってガスを圧縮するターボ圧縮装置において、遠心圧縮機21,22におけるサージングの発生を抑制しつつモータの負荷を十分に低減させることにより、エネルギの消費量を低減させることが可能となる。
また、本実施形態のターボ圧縮装置及びターボ圧縮装置の制御方法によれば、需要先の装置のガスの需要流量がゼロである場合に、ガス圧縮部2におけるガスの吸入を維持すると共に、ガス圧縮部2から排出されたガスの一部(ガス圧縮部2から排出されたガスのうち循環供給されないガス)を需要先の装置へ供給することなく排気する。このため、需要先の装置のガスの需要量がゼロである場合であっても、インレットガイドベーン1を完全に閉塞させることなく、ターボ圧縮装置Sの動作を最低限のエネルギ消費にて維持することができる。よって、再度需要先の装置へのガスの供給が必要となった場合にすばやく供給を再開することができる。
また、本実施形態のターボ圧縮装置及びターボ圧縮装置の制御方法によれば、予め制御装置8に記憶される、第1遠心圧縮機21及び第2遠心圧縮機22に関する設定値が遠心圧縮機21,22におけるサージング限界の流量と所定のマージンを合わせた値であるという構成とした。このため、サージング限界の流量に対して余裕を持った上で、各遠心圧縮機21,22に対してガスが循環供給されるため、確実にサージングの発生を抑制させることができる。
また、一般的にガス圧縮部2においては、ガスの流れ方向に対して下流側に位置される遠心圧縮機の方が流量係数が小さいため、先に下流側に位置する遠心圧縮機にガスを循環供給することとなる。しかしながら、例えば、第1遠心圧縮機21に関する設定値におけるマージンを、第2遠心圧縮機22に関する設定値におけるマージンよりも大きく設定することによって、各遠心圧縮機21,22に対するガスの循環供給を同時に開始することが可能となり、制御を簡素化することが可能となる。
以上、図面を参照しながら本発明に係るガス圧縮装置及びガス圧縮装置の制御方法の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、ターボ圧縮装置が備える遠心圧縮機が2つの場合について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、遠心圧縮機が3つ以上の場合であっても良い。このような場合には、例えば、各遠心圧縮機に関する上記設定値におけるマージンを適切に設定することによって、いくつかの遠心圧縮機に対して同時にガスを循環供給させる構成を採用しても良い。
遠心圧縮機を3つ備える場合には、具体的には、図5の模式図に示すように、最下流の遠心圧縮機X3、中流の遠心圧縮機X2、最上流の遠心圧縮機X1の順に段階的にガスの循環供給を開始しても良いし、図6の模式図に示すように、最下流の遠心圧縮機X3及び中流の遠心圧縮機X2に対して同時に循環供給を開始し、その後最上流の遠心圧縮機X1に対して循環供給を開始しても良いし、図7の模式図に示すように、最下流の遠心圧縮機X3に対して循環供給を開始した後、中流の遠心圧縮機X2及び最上流の遠心圧縮機X1に対して同時に循環供給を開始しても良い。
なお、最終下流の圧縮段が流量係数が小さくて先にサージに入るゆえ、いずれの場合であっても、先に下流側に位置する遠心圧縮機への循環供給が開始され、その後上流側に位置する遠心圧縮機への循環供給が開始される。
また、上記実施形態においては、流量検出器6によってガス圧縮部2から排出されたガスの流量を直接計測し、当該計測結果に基づいて制御装置8が需要先の装置のガスの需要量を取得する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、流量検出器6に換えてモータ23の消費電流あるいは消費電力を計測し、これによって間接的にガス圧縮部2から排出されたガスの流量を計測しても良い。このような構成によっても、計測結果に基づいて需要先の装置のガスの需要量を取得することができる。
また、上記実施形態においては、本発明の圧縮手段として遠心圧縮機21,22を備える構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の圧縮手段として軸流圧縮機を用いることもできる。
また、上記実施形態においては、本発明の駆動手段としてモータを備える構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の駆動手段として、ディーゼルエンジン等のエンジンや、スチームタービン等のタービンを用いることもできる。なお、このような場合には、流量検出器6に換えてエンジンやタービンのトルクを検出することによって需要先の装置のガスの需要量を取得することができる。
また、上記実施形態においては、モータ23の回転数が一定である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばモータ23の回転数をガス圧縮部2のガスの吸入量に応じて変化させるようにしても良い。このような場合には、モータ23としてインバータモータが用いられることが多い。
また、上記実施形態においては、インペラ21a,22aの直後にディフューザ21h,22hが配置される構成を採用したため、ガスをディフューザ21h,22hに循環供給する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、インペラ21a,22aとディフューザ21h,22hとの間に絞り流路等が存在する場合には、ディフューザ21h,22hあるいは該ディフューザ21h,22hとインペラ21a,22aとの間(すなわち絞り流路)に循環供給させることができる。
また、本発明は、複数の遠心圧縮機が一軸に多段に配置された、いわゆる一軸多段の多段圧縮機、及び、複数の軸の各軸に歯車増速機構を介して遠心圧縮機が配置された、いわゆる複数軸多段の多段圧縮機に適用することもできる。
また、本発明のガスとしては、例えば空気、窒素、酸素あるいは炭酸ガスを用いることができる。
本発明の一実施形態であるターボ圧縮装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態であるターボ圧縮装置が備える遠心圧縮機の断面図である。 本発明の一実施形態であるターボ圧縮装置における、ガスの流量分布を示す表である。 本発明の一実施形態であるターボ圧縮装置が備えるモータの負荷変化を示すグラフである。 本発明の一実施形態であるターボ圧縮装置の変形例を示す模式図である。 本発明の一実施形態であるターボ圧縮装置の変形例を示す模式図である。 本発明の一実施形態であるターボ圧縮装置の変形例を示す模式図である。
符号の説明
1……インレットガイドベーン(流量調整手段)、2……ガス圧縮部、21……第1遠心圧縮機(圧縮手段)、22……第2遠心圧縮機(圧縮手段)、23……モータ(駆動手段)、3……第1循環供給制御バルブ(循環供給手段)、4……第2循環供給制御バルブ(循環供給手段)、5……排出バルブ、6……流量検出器(流量検出手段)、7……圧力検出器(圧力検出手段)、8……制御装置(制御手段)、21a,22a……インペラ、21h,22h……ディフューザ、S……ターボ圧縮装置(ガス圧縮装置)

Claims (10)

  1. ガスに対して速度エネルギを与えるインペラと、前記速度エネルギを圧力エネルギに変換するディフューザとを備える圧縮手段をガスの流れ方向に対して直列に複数配列し、複数の前記圧縮手段を介して圧縮されたガスを所定の需要先に供給するガス圧縮装置であって、
    前記インペラに動力を供給する駆動手段と、
    前記ガスの流れ方向に対して最上流に位置する圧縮手段に吸入されるガスの流量を調整する流量調整手段と、
    前記ガスの流れ方向に対して最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの少なくとも一部を、各圧縮手段の前記ディフューザあるいは該ディフューザと前記インペラとの間に循環供給可能な循環供給手段と、
    少なくとも前記駆動手段、前記流量調整手段及び前記循環供給手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記需要先の前記ガスの需要量に応じて前記流量調整手段を制御し、
    各圧縮手段において、吸入される前記ガスの流量が当該圧縮手段におけるサージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、前記循環供給手段を制御して当該圧縮手段に前記ガスの一部を循環供給する
    ことを特徴とするガス圧縮装置。
  2. 最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの圧力を検出する圧力検出手段と、最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの流量を検出する流量検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記圧力検出手段及び前記流量検出手段のうち、少なくとも前記圧力検出手段の検出結果を前記需要先の前記ガスの需要量として前記流量調整手段の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のガス圧縮装置。
  3. 前記制御手段は、最下流に位置する圧縮手段から上流の圧縮手段に向けて段階的に前記循環供給手段による前記ガスの循環供給を開始することを特徴とする請求項1または2記載のガス圧縮装置。
  4. 前記設定値は、前記圧縮手段におけるサージング限界の流量と所定のマージンを合わせた値であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のガス圧縮装置。
  5. 前記制御手段は、前記需要先の前記ガスの需要量がゼロである場合に、前記ガスの流れ方向に対して最上流に位置する圧縮手段における前記ガスの吸入を維持すると共に、前記ガスの流れ方向に対して最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの一部を前記需要先へ供給することなく排気することを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のガス圧縮装置。
  6. ガスに対して速度エネルギを与えるインペラと、前記速度エネルギを圧力エネルギに変換するディフューザとを備える圧縮手段をガスの流れ方向に対して直列に複数配列し、複数の前記圧縮手段を介して圧縮されたガスを所定の需要先に供給するガス圧縮装置の制御方法であって、
    前記需要先の前記ガスの需要量に応じて、前記ガスの流れ方向に対して最上流に位置する圧縮手段に吸入されるガスの流量を調整し、
    各圧縮手段において、吸入される前記ガスの流量が当該圧縮手段におけるサージング限界に基づいて設定される設定値を下回る場合に、前記ガスの流れ方向に対して最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの少なくとも一部を、各圧縮手段のディフューザあるいは該前記ディフューザと前記インペラとの間に循環供給する
    ことを特徴とするガス圧縮装置の制御方法。
  7. 最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの圧力及び流量を検出し、当該検出結果うち、少なくとも前記圧力を前記需要先の前記ガスの需要量として、最上流に位置する圧縮手段に吸入されるガスの流量を制御することを特徴とする請求項6記載のガス圧縮装置の制御方法。
  8. 最下流に位置する圧縮手段から上流の圧縮手段に向けて段階的に前記ガスの循環供給を開始することを特徴とする請求項6または7記載のガス圧縮装置の制御方法。
  9. 前記設定値は、前記圧縮手段におけるサージング限界の流量と所定のマージンを合わせた値であることを特徴とする請求項6〜8いずれかに記載のガス圧縮装置の制御方法。
  10. 前記需要先の前記ガスの需要量がゼロである場合に、前記ガスの流れ方向に対して最上流に位置する圧縮手段における前記ガスの吸入を維持すると共に、前記ガスの流れ方向に対して最下流に位置する圧縮手段から排出されたガスの一部を前記需要先へ供給することなく排気することを特徴とする請求項6〜9いずれかに記載のガス圧縮装置の制御方法。



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